JPH0842248A - 重量扉の開閉方法およびその開閉装置 - Google Patents

重量扉の開閉方法およびその開閉装置

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JPH0842248A
JPH0842248A JP6200174A JP20017494A JPH0842248A JP H0842248 A JPH0842248 A JP H0842248A JP 6200174 A JP6200174 A JP 6200174A JP 20017494 A JP20017494 A JP 20017494A JP H0842248 A JPH0842248 A JP H0842248A
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JP
Japan
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door
opening
door body
closing
elevating means
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JP6200174A
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English (en)
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Hakushin Arikawa
博進 有川
Takumi Tomijima
工 富島
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NABUKODOAA ENGINE KK
Nabco Ltd
Original Assignee
NABUKODOAA ENGINE KK
Nabco Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は扉本体の開閉移動に支障をきたすこ
となく、容易にすることができる重量扉の開閉方法及び
開閉装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、建物1の開口部2を開閉する扉本
体3、扉本体3を開閉移動させる駆動機構5、扉本体3
の開閉位置において重量を受けるべく形成された支持体
4、扉本体3を昇降移動させる昇降手段6とを備え、扉
本体3が支持体4に設けられる重量扉の開閉装置で、扉
本体3の開閉時に、昇降手段6で支持体4から扉本体3
から離間させ、昇降手段6とともに移動させたのち、昇
降手段6により扉本体3を支持体4に設けることによ
り、扉本体3の開閉をするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、原子力施設等
の出入口に設置する重量扉の開閉方法及び開閉装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の重量扉の開閉構造には、実開平5
─032672号公報に記載されたものがある。この従
来の重量扉の開閉構造は、扉本体Aの下部に形成されて
いるピット3内に多数の搬送用ローラ5と揺動規制ロー
ラ6とを有する移動補助機構Bを設置し、この移動補助
機構Bにより扉本体Aの底面を直接支持、案内する構造
としたものである。そして、扉本体Aの後側端面下部に
設けられた駆動機構2の駆動により、扉本体Aが移動補
助機構Bで支持、案内されながら開閉移動するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の重量扉の開閉構造においては、扉本体の下部に当該
扉本体を直接支持、案内する移動補助機構を設置したも
のであるので、扉本体を一定位置(開位置又は閉位置)
に長時間放置すると、移動補助機構にかかる扉本体の重
量、あるいは、屋外に設置した場合の雨水、埃等により
該移動補助機構を構成する各種ローラが故障し、扉本体
の開閉移動に支障ときたすという問題があった。
【0004】また、上記に記載したように、一旦、移動
補助機構を構成する各種ローラが故障すると、当該移動
補助機構が狭い場所に取付けられた場合や扉本体の重量
が極めて大きい(例えば、放射線の遮蔽扉では、コンク
リート製で100トンのものが使用される。)場合等に
至っては、この扉本体を移動するのに困難が伴い、ま
た、相当な手間がかかるので、その修理が困難となると
いう問題があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、扉本体の開閉移動に支障をきたすこ
となく、容易にすることができる重量扉の開閉方法およ
び開閉装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の重量扉の開閉方法および開閉装置は、請求
項1においては、建物の開口部を開閉する扉本体と、前
記扉本体を開閉移動させる駆動機構と、前記開口部の床
面もしくは上方側に前記扉本体の開又は閉位置において
重量を受けるべく形成された支持体と、前記扉本体を昇
降移動させる昇降手段とを備え、前記扉本体が前記支持
体に載置もしくは支持されるもので、(1)前記扉本体
の開閉時に、前記昇降手段によって前記扉本体を該支持
体から離間して支持し、(2)前記駆動機構を駆動して
前記扉本体とともに前記昇降手段を開閉移動させたの
ち、(3)前記昇降手段によって前記扉本体を前記支持
体に載置または支持することにより、当該扉本体を開閉
する方法である。
【0007】請求項2においては、請求項1記載の重量
扉の開閉方法において、前記昇降手段が、圧力流体を供
給して前記扉本体を浮上させ、前記扉本体の自重により
前記圧力流体を排出して当該扉本体を下降させる多数の
浮上装置と、当該浮上装置を載置された台車とで構成さ
れるたものである。
【0008】請求項3においては、請求項2の浮上装置
において、前記多数の浮上装置を載置した台車が、互い
に或いは複数単位で結合/分離可能とされてなっている
ものである。
【0009】請求項4においては、建物の開口部を開閉
する複数枚の扉本体と、前記複数枚の扉本体を開閉移動
させる駆動機構と、前記開口部の床面もしくは上方側に
前記複数枚の扉本体の開又は閉位置において重量を受け
るべく形成された支持体と、前記一の扉本体を昇降移動
させる昇降手段とを備え、前記複数枚の扉本体が前記支
持体に載置もしくは支持されるもので、(1)前記複数
枚の扉本体の開閉時に、前記複数枚の扉本体のうち開閉
が必要な扉本体下に配置される前記昇降手段によって当
該扉本体を該支持体から離間して支持し、(2)前記駆
動機構を駆動して前記支持体から離間された扉本体とと
もに前記昇降手段を開閉移動させたのち、(3)前記昇
降手段によって前記扉本体を前記支持体に載置または支
持する行程を順次行うことにより、前記複数枚の扉本体
を開閉する方法である。
【0010】請求項5においては、請求項4記載の重量
扉の開閉方法において、前記昇降手段が、圧力流体を供
給して前記扉本体を浮上させ、前記扉本体の自重により
前記圧力流体を排出して当該扉本体を下降させる多数の
浮上装置と、当該浮上装置を載置された台車とで構成さ
れるたものである。
【0011】請求項6においては、請求項5の浮上装置
において、前記多数の浮上装置を載置した台車が、互い
に或いは複数単位で結合/分離可能とされてなっている
ものである。
【0012】請求項7においては、建物の開口部を開閉
する扉本体と、前記扉本体を開閉移動させる駆動機構
と、前記開口部の床面もしくは上方側に前記扉本体の開
又は閉位置において重量を受けるべく形成された支持体
と、開閉時に前記扉本体を昇降移動させる昇降手段とを
備えものである。
【0013】請求項8においては、請求項7における重
量扉の開閉装置において、前記支持体が、前記扉本体に
形成されたものである。
【0014】請求項9においては、請求項7または請求
項8に記載の前記支持体は、前記扉本体の開閉移動方向
に延在して形成されている断面凹状部材であって、当該
凹状体内に着脱可能な前記扉本体を昇降移動させる昇降
手段が配置されるものである。
【0015】請求項10においては、請求項7または請
求項8に記載の前記支持体が、当該扉本体の開閉移動直
交方向に伸びて形成された1又は2以上の断面凹状部材
であって、当該凹状体内に着脱可能に当該扉本体を昇降
移動させる昇降手段が配置されるものである。
【0016】請求項11においては、請求項7、請求項
9又は請求項10それぞれに記載される 前記昇降手段
が、圧力流体を供給して前記扉本体を浮上させ、前記扉
本体の自重により前記圧力流体を排出して当該扉本体を
下降させる1又は2以上の浮上装置と、当該浮上装置が
載置された台車とで構成されたものである。
【0017】請求項12においては、請求項11に記載
の浮上装置において、前記多数の浮上装置を載置した台
車が、互いに或いは複数単位で結合/分離可能とされて
いるものである。
【0018】請求項13においては、請求項7、請求項
9、請求項10又は請求項11それぞれ記載の前記昇降
手段には、駆動走行する牽引車が連結されており、遠隔
操作により前記牽引車を走行/停止して前記昇降手段を
前記支持体内に着脱するようにしたものである。
【0019】請求項14においては、請求項7、請求項
9、請求項11乃至請求項13それぞれ記載の前記昇降
手段に、当該昇降手段と当該昇降手段により前記支持体
から離間された前記扉本体とを開閉移動させる駆動装置
を連結したものである。
【0020】請求項15においては、請求項7、請求項
9又は請求項10記載の前記昇降手段が、前記凹状体内
に配置される多数の台車と、当該各台車に載置され前記
扉本体を昇降移動する1または2以上のシリンダとから
構成されたものである。
【0021】
【作用】本発明の重量扉の開閉方法及び開閉装置では、
支持体に載置又は支持された扉本体を開閉移動する際に
は、当該支持体内の扉本体下方に昇降手段を位置させ
て、当該昇降手段により扉本体を支持体から離間して支
持して開閉移動可能とでき、また、当該扉本体の開閉移
動の後には、昇降手段により支持体に載置又は支持する
こよとにより、重量扉を開閉することができる。
【0022】また、本発明の重量扉の開閉方法及び開閉
装置では、昇降手段が台車と多数の浮上装置とで構成さ
れているので、扉本体の支持体内に着脱可能とできると
ともに、圧力流体の給排によって浮上する容易な構造に
より、当該扉本体を昇降移動することができる。
【0023】更に、本発明の重量の開閉方法及び装置で
は、前記多数の浮上装置を載置した台車が、互いに或い
は複数単位で結合/分離可能とされているので、浮上装
置を分離して容易に持ち運び、保管ができるとともに、
重量扉の巾が異なる場合又は台車の挿入スペースが狭い
場合には、台車を結合/分離して、重量扉又は挿入スペ
ースに合った長さに調整することができる。
【0024】本発明の重量扉の開閉方法および開閉装置
では、支持体に載置又は支持され複数の扉本体を移動す
る際には、この一の扉本体の下方の支持体内に昇降手段
を位置させて、当該昇降手段により扉本体を支持体から
離間して支持して開閉移動可能とでき、また、当該一の
扉本体の開閉移動の後には、昇降手段により支持体に載
置又は支持することにより、当該一の扉本体を開閉移動
して、順次これらの行程繰り返すことにより、複数枚の
扉本体を開閉することがでる。
【0025】本発明の重量扉の開閉装置では、扉本体
が、当該扉本体の開閉移動方向又は直交方向に伸びて形
成された1又は2以上の断面凹状部材に載置または支持
されるので、凹状部材内に着脱される昇降手段の着脱作
業が簡単にできる。
【0026】本発明の重量扉の開閉装置では、支持体が
扉本体に形成されているので、別途の部材を設ける必要
がない。
【0027】本発明の重量扉の開閉装置では、昇降手段
に遠隔操作により走行/停止する牽引車が連結されてい
るので、昇降手段を扉本体の下方の支持体内に容易に着
脱できるとともに、正確に配置することができる。
【0028】本発明の重量扉の開閉装置では、昇降手段
に連結した駆動装置により昇降手段と当該昇降手段で支
持体から離間して支持された扉本体を同時に開閉移動す
ることができる。
【0029】本発明の重量扉の開閉装置では、昇降手段
が、前記凹状体内に配置された多数の台車と、当該各台
車に載置され前記扉本体を昇降する1または2以上のシ
リンダとから構成されるようにしたので、扉本体の支持
体内に着脱可能とできるとともに、シリンダの伸縮によ
る容易な構造で扉本体を昇降移動することができる。
【0030】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の実施例1である重量扉の開閉方法および
開閉装置を、原子力施設等の出入口に適用した場合につ
いて、図面を参照して説明する。
【0031】図1は本実施例1の重量扉の開閉装置の構
成を示す概略斜視図、図2は図1におけるA−A断面
図、図3は図1におけるB−B矢視図、図4は本実施例
1における昇降手段の平面図、図5(a)は本実施例1
における昇降手段の詳細を説明するための内部透観斜視
図、図5(b)は本実施例1における昇降手段の詳細を
説明するための断面構成図、図5(c)は本実施例1に
おける昇降手段の作動を説明するための断面構成図であ
る。
【0032】図1乃至図3において、実施例1における
重量扉の開閉装置は、建物1の壁体1A、1A間に形成
された開口部2を開閉する扉本体3と、建物1の床面1
Bに設けられた支持体4と、扉本体3を開閉移動する駆
動機構5と、扉本体3を昇降させる昇降手段6とによっ
て構成されている。
【0033】扉本体3は、鉄板その他の金属厚板によっ
て箱状に形成された扉枠の内部に補強用の鉄筋とともに
コンクリート等の充填材を充填して製造されるもので、
放射線を遮閉する構造となっている。
【0034】また、扉本体3は、この上端面3aの2か
所に設けられた案内機構7により、その開閉移動が案内
されるようになっている。案内機構7は、扉本体3の上
端面3aから建物1の天井面1Cに向かって突出する回
転軸8と該回転軸8端に回転可能に設けられた案内輪9
とで構成されており、この案内輪9が建物1の天井面1
Cの凹所10内に設けられた案内溝11内に、天井面1
Cに対して所定間隔を隔てて回転可能に嵌合されてい
る。尚、この案内溝11は、凹所10とともに建物1の
一方の壁体1Aから他方の壁体1Aに向かう方向に、開
口部2を横切るように伸びている。
【0035】支持体4は、建物1の床面1Bに形成され
た凹所15の底15Aに配設されており、鉄板その他の
金属厚板によって、床面1B側開口で断面凹状の枠体4
Aとこの枠体4Aの両開口端から折れ曲がり、凹所15
の側面15Bに向かって、それぞれ突出する支持部4B
が一体形成されている。
【0036】また、この支持体4は、凹所15とともに
建物1の一方の壁体1Aから他方の壁体1Aに向かう方
向に、開口部2を横切るように伸びている。そして、扉
本体3は、支持体4の支持部4B上に載置されて、この
枠体4Aとと扉本体3によって当該扉本体3の下方に中
空間Aを形成している。
【0037】駆動機構5は、建物1の天井面1Cに取り
付けられた減速機構を備えた電動モータ20と該電動モ
ータ20によって回転駆動する駆動歯車21と、該駆動
歯車21に噛合し扉本体2に取り付けられた帯状の歯状
体22から構成され、電動モータ20を駆動すると、当
該駆動歯車21の回転がこの駆動歯車21と歯状体22
とにより、直線運動に変換されて扉本体3が建物1の開
口部2を開閉するように直線移動される。
【0038】昇降手段6は、図1及び図4に示すよう
に、下面(図1では枠体4A底側)に開口して、所定長
さ(扉本体3の巾と略同長)を有する断面凹状の台車6
Aと、この台車6B内に、この長手方向に順次、取り付
けられた複数の浮上装置25A〜25Lとから構成され
ており、この台車6Aは複数の車輪6Bにより走行可能
とされている。また、この昇降手段6には、台車6Aの
長手方向に延びる供給管26が配置されており、可搬式
の圧力流体源装置27からの圧力流体(空気又は水)を
各浮上装置25A〜25Lに給排して台車6Aを昇降さ
せる。
【0039】そして、この台車6Bを中空間A内に走行
させて開又は閉移動が必要な扉本体3の下方に配置した
後、浮上装置25を作動して当該扉本体3を昇降移動さ
せるものである。
【0040】浮上装置25は、図5(a)に示すよう
に、台車6Aの内側の上面に取り付けられた円形状の本
体28を有しており、この本体28には、この外周から
支持体4の底(枠体4A底)側に突出する周壁28Aが
一体形成されているとともに、供給管26が接続する供
給通路29が開口して形成されている。
【0041】また、本体28の周壁28A端と下面中央
壁28Bとの間には、図5(b)に示すように、周壁2
8Aから中央壁28Bに向かって段々に縮径する円錐状
のダイヤフラム30が取り付けられており、このダイヤ
フラム30により本体28との間に供給室Cを区画され
ている。また、ダイヤフラム30には、供給室Cと圧力
室Dとを連通する小径孔31が設けられている。
【0042】そして、浮上装置25は、供給通路29か
らの圧力流体が供給室Cに供給されていない場合には、
図5(b)に示すように、台車6Aが車輪6Bを介して
支持体4上に走行可能とされており、ダイヤフラム30
は縮んだ状態(以下、初期状態という)になっている。
【0043】また、浮上装置25は、可搬式の圧力流体
源装置27からの圧力流体が供給通路29を介して供給
室Cに供給されると、図5(c)に示すように、ダイヤ
フタム30が圧力流体により膨張されて支持体4の底面
に当接して、ダイヤフラム30と支持体4の底面との間
に圧力室Dを区画するとともに、小径孔31を通って圧
力空気の一部が圧力室D内に流入する。この圧力室D内
に流入した圧力流体は、ダイヤフラム30と支持体4の
底面との隙間を通って大気中に少量づつ漏れることにな
るが、この際、圧力流体がダイヤフラム30を本体28
側に押圧するので、本体28とともに台車6Aが上昇し
ていき、ダイヤフラム30と支持体4の底面との間に流
体膜が形成されるまで上昇される。そして、可搬式の圧
力流体源装置27からの圧力流体の供給が停止すると台
車6A及び本体28の自重により、供給室C内に存在す
る圧力流体が小径孔31を介してダイヤフラム30と支
持体4の底面との間から大気中に放出されて、当該台車
6Aは、図5(b)に示すように、初期状態にまで下降
する。
【0044】32は、リモコン等の遠隔操作により走行
/停止する牽引車であり、昇降手段6の台車6Aに連結
されている。また、この牽引車32には供給管26が貫
通しており、この供給管26は配管26Aを介して可搬
式の圧力流体源装置27に接続されている。
【0045】このように、本実施例1における重量扉の
開閉装置は、以上のように構成されるが、次に、本実施
例1の重量扉の開閉装置を使って、扉本体3を開閉する
方法について説明する。尚、建物1の開口部2は、図1
乃至図3に示すように、扉本体3で閉状態にされている
ものとする。
【0046】(1)まず、開口部2を開閉しようとする
扉本体3の支持体4内に、昇降手段6とこの昇降手段6
に連結された牽引車32を配置したのち、遠隔操作によ
り牽引車32を走行させて昇降手段6を牽引して中空間
A内にもぐり込ませて、当該昇降手段6が当該扉本体3
の下方に位置すると、牽引車32を停止する。これによ
り、昇降手段6が扉本体3の下方に配置される。
【0047】(2)そして、昇降手段6が開閉する扉本
体3に配置されたのち、可搬式の圧力流体源装置27か
ら供給管26を通して、昇降手段6の各浮上装置25A
〜25Lの供給室C内に圧力流体を供給すると、上記説
明した図5(c)のように、各浮上装置25の本体28
が台車6Aとともに上昇していき、この台車6Aが扉本
体3の下面に当接し、当該扉本体3を持ち上げる結果、
扉本体3が支持体4の支持部4Bから離間して昇降手段
6により支持され、開移動可能な状態とされる。
【0048】(3)次いで、駆動機構5の電動モータ2
0を回転駆動して、扉本体3を当該扉本体3が支持され
ている昇降手段6とともに、凹所15(支持体4)が伸
びる方向に開移動させて、建物1の開口部2を開状態に
する。
【0049】(4)そして、扉本体3が開移動される
と、各浮上装置25A〜25Lの供給室Cへの圧力流体
の供給を停止することにより、当該扉本体3、本体2
8、台車6Aの自重により供給室C内の圧力流体が大気
中に放出されるので、当該扉本体3が浮上装置25A〜
25L、台車6Aとともに下降して、支持体4の支持部
4B上に載置されて、扉本体3の開移動が終了する。
【0050】(5)次いで、遠隔操作により牽引車32
を走行させて、昇降手段6を中空間Aから取り外して、
例えば、倉庫等に保管する。
【0051】(6)また、上記(1)〜(4)の手順に
より開状態にされた扉本体3によって開口部2を閉状態
にするためには、上記(1)と(2)の手順と同様に、
昇降手段6で扉本体3を昇降したのち、駆動機構5の電
動モータ20を上記とは逆回転駆動することにより、扉
本体3が開口部2を閉状態まで移動し、上記(4)と同
様な手順で扉本体3を支持体4上に載置することにより
行うことができる。
【0052】このように本実施例1の重量扉の開閉方法
および開閉装置及び開閉方法によれば、扉本体3を開閉
する時には、この扉本体3が載置されている支持体4内
に着脱可能とされる昇降手段6により扉本体3を支持体
4から離間して支持して、駆動機構5によりこの昇降手
段6とともに、扉本体3を開閉移動した後、昇降手段6
により支持体4上に扉本体3を載置されるので、扉本体
3を開閉移動しない時、昇降手段6には扉本体3の荷重
が作用しないため、扉本体3を開閉位置に長期間放置し
た場合でも、昇降手段6が故障せず、また、支持体4内
に着脱可能とされた昇降手段6の修理が簡単に行うこと
ができる。
【0053】実施例2 以下、本発明の実施例2である重量扉の開閉方法および
開閉装置について、図面を参照して説明する。
【0054】図6は本実施例2の重量扉の開閉装置を示
す概略構成斜視図、図7は本実施例2の重量扉の開閉装
置を示す断面図、図8は本施例2の支持体4の断面図で
ある。
【0055】なお、図6、図7及び図8において、上記
に説明した実施例1と同一のものは、同一の符号を付す
ものとして、その詳細な説明は省略する。
【0056】図6及び図7において、建物1の開口部2
の上方側には、凹所15と同方向に伸びる支持梁35が
設けられており、この支持梁35上には当該支持梁30
の長手方向に伸びる凹状の支持体4が設けられている。
この支持体4は、図8に示すように、枠体4Aと支持部
4Bが一体形成されたものに、当該両支持部4B端から
折れ曲がって建物1の天井面1に向かって、それぞれ突
出する案内部4Cが形成されたものである。
【0057】扉本体3は、図8に示すように、この上端
面3aに設けられた断面略コ字形の支持部材36に形成
された取付部37を、支持体4の案内部4C内に嵌合し
て、支持部4B上に載置することにより、該支持梁35
に支持されているとともに、この取付部37と支持体4
の枠体4Aで昇降手段5が配置される中空間Aを形成し
ている。
【0058】このように、本実施例2における重量扉の
開閉装置は、以上のように構成されるが、次に、本実施
例2の重量扉の開閉装置を使って、扉本体3を開閉する
方法ついては、上記実施例1の(1)から(6)に記載
と同様な手順、即ち、昇降手段6を開閉する必要がある
扉本体3の支持体4内に牽引車32とともに配置し、こ
の牽引車32を走行して、扉本体3の取付部37下方に
昇降手段6を配置することにより行うことができる。
【0059】このような本実施例2においても、実施例
1に示したのと同様の効果、すなわち、扉本体3を開閉
する時には、この扉本体3が支持されている支持体4内
に着脱可能とされる昇降手段6により扉本体3を支持体
4から離間して支持して、駆動機構5によりこの昇降手
段6とともに、扉本体3を開閉移動した後、昇降手段6
により支持体4で扉本体3を支持されるので、扉本体3
を開閉移動しない時、昇降手段6には扉本体3の荷重が
作用しないため、扉本体3を開閉位置に長期間放置した
場合でも、昇降手段6が故障せず、また、支持体4内に
着脱可能とされた昇降手段6の修理が簡単に行うことが
できる。
【0060】実施例3 以下、本発明の実施例3である重量扉の開閉方法および
開閉装置について、図面を参照して説明する。
【0061】図9は本実施例3の重量扉の開閉装置を示
す概略構成斜視図、図10(a)、(b)は本実施例3
における重量扉の開閉方法の手順を示す図9のA−A矢
視図である。
【0062】なお、図9及び図10において、上記に説
明した実施例1と同一のものは、同一の符号を付すもの
として、その詳細な説明は省略する。
【0063】図9において、本実施例3は、支持体4に
複数枚の扉本体3A、3B、3C、3Dが載置される重
量扉の開閉装置を示したもので、以下、支持体4に複数
枚の扉本体3A、3B、3C、3Dが載置された場合の
開閉方法を説明する。尚、建物1の開口部2は、図9に
示すように、扉本体3A〜3Dで閉状態にされているも
のとする。
【0064】(1′)まず、開口部2を開閉しようとす
る扉本体3A、3Bの凹状体4内に、昇降手段6とこの
昇降手段6に連結された牽引車32を配置したのち、遠
隔操作により牽引車32を走行させて昇降手段6を牽引
して中空間A内にもぐり込ませて、当該昇降手段6が当
該扉本体3Aの下方に位置すると、牽引車32を停止す
る。これにより、昇降手段6が扉本体3Aの下方に配置
される。
【0065】(2′)そして、昇降手段6が開閉する扉
本体3Aに配置されたのち、可搬式の圧力流体源装置2
7から供給管26を通して、上記説明した図5(c)の
ように、各浮上装置25A〜25Lの本体28が台車6
Aとともに上昇していき、この台車6Aが扉本体3Aの
下面に当接し、当該扉本体3Aを持ち上げる結果、扉本
体3Aが支持体4の支持部4Bから離間して昇降手段6
により支持され、開移動可能な状態とされる。
【0066】(3′)次いで、駆動機構5の電動モータ
20を駆動して、図10(a)に示すように、扉本体3
Aを当該扉本体3Aが支持されている昇降手段6ととも
に、凹所15(支持体4)が伸びる方向で壁体1Aに重
なり、かつ当該扉本体3Aと建物開口部2との間に扉本
体3Bを配置可能なスペースを残す状態になるまで開閉
移動させて、開口部2の壁本体1Aと扉本体3Bとの間
を開状態にする。
【0067】(4′)そして、扉本体3Aが開閉移動さ
れると、昇降手段6の各浮上装置25A〜25Lの供給
室Cへの圧力流体の供給を停止することにより、当該扉
本体3A、本体28、台車6Aの自重により供給室C内
の圧力流体が大気中に放出されるので、当該扉本体3が
昇降板28、台車6Aとともに下降して、支持体4の支
持部4B上に載置されて、扉本体3Aの開移動が終了す
る。
【0068】(5′)この扉本体3Aの開閉移動が終了
すると、次に、扉本体3Bを上記(1′)から(4′)
に記載すると同様の手順で、図10(b)に示すよう
に、扉本体3Aに隣接するように開閉移動させて、開口
部2の壁体1Aと扉本体3Cとの間を開状態にする。
【0069】(6′)そして、扉本体3A、3Bの開閉
移動が終了すると、扉本体3C、3Dを上記(1′)か
ら(4′)に記載すると同様の手順で、例えば、扉本体
3A、3Bが開閉移動された反対側の壁体1A側に(同
じ壁体1Aであってもよい。)開閉移動させて、建物1
の開口部2を開状態にする。
【0070】(7′)そして、扉本体3A〜3Dの開閉
が終了すると、遠隔操作により牽引車32を走行させ
て、昇降手段6を中空間Aから取り外して、例えば、倉
庫等に保管する。
【0071】(8′)また、上記(1′)〜(6′)の
手順により開状態にされた扉本体3A〜3Dの開口部2
を閉状態にするためには、上記(1′)と(2′)の手
順と同様に、昇降手段6で扉本体3A〜3Dを順次、昇
降したのち、駆動機構5の電動モータ20を上記とは逆
回転駆動することにより、扉本体3A〜3Dを建物開口
部2を閉状態まで順次、移動し、上記(4′)と同様な
手順で扉本体3を支持体4上に載置することにより行う
ことができる。
【0072】なお、複数枚の扉本体3A、3B、3C、
3Dのうち一部の扉本体、例えば、扉本体3Aのみを開
閉する場合には、上記(A)から(C)に記載する手順
に従って、行うことができる。
【0073】このように本実施例3による重量扉の開閉
方法によれば、複数枚の扉本体3A、3B、3C、3D
を開閉移動するには、複数枚の扉本体3A、3B、3
C、3Dのうち、一つの扉本体3A下方の支持体4内に
昇降手段6を配置して、この扉本体3Aを凹状体4から
離間して支持し、駆動機構5により昇降手段6と扉本体
3とを開閉移動した後、昇降手段6により支持体4に載
置するという、これらの行程を順次行うことにより複数
枚の扉本体3A、3B、3C、3Dを開閉するようにし
ているので、上記実施例1に記載しと同様な効果を得る
ことができるとともに、扉本体3を昇降移動する昇降手
段6を各扉本体3A、3B、3C、3D下方に設ける必
要がなく、一つの昇降手段6で行うことができる。
【0074】実施例4 以下、本発明の実施例4である重量扉の開閉方法及び開
閉装置について、図面を参照して説明する。
【0075】図11は重量扉の開閉装置を示す概略構成
斜視図、図12は図11に断面図である。
【0076】尚、図11及び図12において、上記に説
明した実施例1と同一のものは、同一の符号を付すもの
として、その詳細な説明は省略する。
【0077】図11において、扉本体3は凹所15の底
15Aに載置されており、この下端面3bから下方に突
出するガイド3dが一体形成されている。扉本体3のガ
イド3dは一端側面3c(この下端面3bと直交する
面)に開口して、凹所15が延在する方向と直交方向に
伸びているとともに、扉本体3の下端面3bに開口して
いる。
【0078】更に、各浮上装置25A〜25Lは、各々
に分離された別体となっており、配管35を介して可搬
式の圧力流体源装置27に接続されている。
【0079】このように、本実施例4における重量扉の
開閉装置は、上記のように構成されるが、次に本実施例
4の重量扉の開閉装置を使って、扉本体3を開閉する方
法については、上記実施例1の(1)から(6)に記載
と同様な手順、即ち、昇降手段6の各浮上装置25A〜
25Lを開閉するに必要な扉本体3に形成された各支持
体4内にそれぞれ配置することにより行うことができ
る。
【0080】このように本実施例4においても、上記実
施例1に示したと同様の効果を得ることができるととも
に、昇降手段6を扉本体3の各支持体4内に配置する作
業が簡単に行える。
【0081】実施例5 以下、本発明の実施例5を図面を参照して説明する。
【0082】本実施例5は、実施例1から実施例4に用
いられる昇降手段6の変形例であり、図13(a)、
(b)は本実施例5における昇降手段6の概略構成図、
図14は本実施例5における昇降手段6の配置状況を示
した図である。
【0083】尚、図13(a)、(b)及び図14にお
いて、上記に説明した実施例1と同一のものは、同一の
符号を付すものとして、その詳細な説明は省略する。
【0084】図13(a)及び図13(b)において、
昇降手段6は、ローラ40により走行可能とされた多数
の台車41と、この各台車41上に載置された油圧シリ
ンダ42とで構成されている。
【0085】油圧シリンダ42は、この本体42A先端
に取付り付けられた昇降台43を介して扉本体3を昇降
移動するように載置されており、図示しない油圧供給回
路からの圧力液の供給により、ロッド42aが伸縮す
る。また、昇降台43には、回転軸45により回転可能
に台車41に取付られているとともに、この各台車41
を連結する昇降板44が固定されている。また、昇降台
43と台車41間にはばね46が張設されている。
【0086】このように構成される実施例5における昇
降手段6は、図14に示すように、各台車41が支持体
4の延在方向に伸びる昇降板44に、この支持体4の巾
方向に二列に配置して取り付けられているとともに、支
持体4が延在する前記配列位置の延長線Z上に、順次位
置するように配置する。
【0087】そして、開閉が必要な扉本体3を昇降移動
するためには、昇降手段6を支持体4内に配置したの
ち、各台車41により走行させて中空間A内にもぐり込
ませて、開閉が必要な扉本体3の下方に位置すると、上
記油圧供給回路から各台車41の油圧シリンダ42に圧
力液を供給することにより、この油圧シリンダ42のロ
ッド42aがばね45のバネ力に抗して伸びて、昇降板
44を介して扉本体3を支持体4から離間させて支持
し、圧力液を油圧シリンダ42から排出することによ
り、このロッド42aが縮むとともに、ばね45のバネ
力及び扉本体3の自重により、昇降板44を介して扉本
体3を支持体4上に載置することができる。
【0088】また、本実施例5における昇降手段6を使
用して、開閉が必要な扉本体3を開閉移動するには、上
記実施例1の(1)から(6)又は上記実施例3の
(1′)から(8′)に記載と同様な手順で行うことが
できる。
【0089】このような本実施例5によれば、上記実施
例1と同様な効果を得ることができるとともに、凹状体
4内に配置された多数の台車41とこの各台車41に載
置され扉本体3を昇降する油圧シリンダ42とで構成さ
れる昇降手段6としたので、この昇降手段6が、扉本体
3の支持体4内に着脱可能とできるとともに、シリンダ
42の伸縮による容易な構造で扉本体3を昇降移動する
ことができ、また、昇降手段6の油圧シリンダ42、ロ
ーラ40等が故障しても簡単に修理することができる。
【0090】実施例6 以下、本発明の実施例6を図面を参照して説明する。
【0091】本実施例6は、実施例1から実施例3に用
いられる昇降手段6の変形例であり、図15(a)、
(b)は本実施例6における昇降手段6の概略構成図、
図16は本実施例6における昇降手段6の配置状況を示
した図である。尚、図15(a)、(b)及び図16に
おいて、上記に説明した実施例1と同一のものは、同一
の符号を付すものとして、その詳細な説明は省略する。
【0092】図15(a)、(b)において、昇降手段
6は、多数の搬送用ローラ50により走行可能とされた
多数の台車51と、この各台車51上に載置された2つ
の油圧シリンダ52、52とで構成されている。
【0093】油圧シリンダ52、52は、この本体52
A先端に取付り付けられた昇降台53を介して扉本体3
を昇降移動するように載置されており、図示しない油圧
供給回路からの圧力液の供給により、ロッド52aが伸
縮する。また、昇降台53と台車51間にはばね55、
55が張設されているとともに、この各台車51を連結
する昇降板56が固定されている。
【0094】このように構成される実施例6における昇
降手段6は、図16に示すように、各台車51が支持体
4の延在方向に伸びる昇降板56に、この支持体4の巾
方向に二列に配置して取り付けられているとともに、支
持体4が延在する前記配列位置の延長線Z上に、順次位
置するように配置する。
【0095】そして、開閉が必要な扉本体3を昇降移動
するためには、昇降手段6を支持体4内に配置したの
ち、各台車41により走行させて中空間A内にもぐり込
ませて、開閉が必要な扉本体3の下方に位置すると、上
記油圧供給回路から各台車51の油圧シリンダ52に圧
力液を供給することにより、この油圧シリンダ52のロ
ッド52aがばね55、55のバネ力に抗して伸びて、
昇降板56を介して扉本体3を支持体4から離間させて
支持し、圧力液を油圧シリンダ52から排出することに
より、このロッド52aが縮むとともに、ばね55、5
5のバネ力及び扉本体3の自重により、昇降板56を介
して扉本体3を支持体4上に載置することができる。
【0096】また、本実施例6における昇降手段6を使
用して、開閉が必要な扉本体3を開閉移動するには、上
記実施例1の(1)から(6)又は上記実施例3の
(1′)から(8′)に記載と同様な手順で行うことが
できる。
【0097】このような本実施例6によれば、上記実施
例1と同様な効果を得ることができるとともに、支持体
4内に配置された多数の台車51とこの各台車51に載
置され扉本体3を昇降する2つの油圧シリンダ52とで
構成される昇降手段6としたので、この昇降手段6が、
扉本体3の支持体4内に着脱可能とできるとともに、シ
リンダ52の伸縮による容易な構造で扉本体3を昇降移
動することができ、また、昇降手段6の油圧シリンダ5
2、搬送用ローラ50等が故障しても簡単に修理するこ
とができる。
【0098】実施例7 以下、本発明の実施例7を図面を参照して説明する。
【0099】図17は本実施例7の重量扉の開閉装置を
示す概略構成斜視図である。なお、図17において、上
記に説明した実施例1と同一のものは、同一の符号を付
すものとして、その詳細な説明は省略する。
【0100】図17において、60は自走式の牽引車3
2に連結可能とされて支持体4内が延在する端部に配置
された駆動装置であって、図示しない回転機構により回
転駆動される牽引車用給電線リール61と配管リール6
2とで構成されている。牽引車用給電線リール61は、
所定長さを有する給電線63を巻回して牽引車32の駆
動モータ32Aに連結され、配管リール62は所定長さ
を有する、例えばビニール管64を巻回して供給管26
に接続されており、牽引車32の走行/停止に追従し
て、給電線63とビニール管64を巻取り/巻外しする
ものである。また、給電線リール61と配管リール62
は可搬式の圧力流体源装置27に接続されている。33
は、リモコン操作用の操作盤で、牽引車32、圧力流体
源装置27、給電線リール61、配管リール62を遠隔
操作する。
【0101】このように、本実施例7における重量扉の
開閉装置は、以上のように構成されるが、次に、本実施
例7の重量扉の開閉装置を使って、扉本体3を開閉する
方法について説明する。尚、建物1の開口部2は図17
に示すように、扉本体3で閉状態にされているものとす
る。
【0102】(A)まず、開口部2を開状態する扉本
体3の支持体4内に、昇降手段6とこの昇降手段6に連
結された牽引車32を配置したのち、操作盤33からの
遠隔操作により牽引車32を走行させて昇降手段6を牽
引して中空間A内にもぐり込ませて、当該昇降手段6が
当該扉本体3の下方に位置すると、牽引車32を停止す
る。これにより、昇降手段6が扉本体3の下方に配置さ
れる。
【0103】(B)そして、昇降手段6が開状態にする
扉本体3に配置されたのち、可搬式の圧力流体源装置2
7から配管リール62、ビニール管64、供給管26を
通して、昇降手段6の各浮上装置25A〜25Lの供給
室C内に圧力流体を供給すると、上記説明した図5
(c)のように、各浮上装置25A〜25Lの本体28
が台車6Aとともに上昇していき、この台車6Aが扉本
体4の下面に当接し、当該扉本体を持ち上げる結果、扉
本体3が支持体4の支持部4Bから離間して 昇降手段
6により支持され、開移動可能な状態とされる。
【0104】(C)次いで、操作盤33からの遠隔操作
により牽引車32を逆に走行させて、この牽引車用給電
線リール61と配管リール62とを回転して、給電線6
3とともに、ビニール管64を巻取りながら、牽引車3
2、昇降手段6およびこの昇降手段6により支持された
扉本体3とともに、凹所15(支持体4)が伸びる方向
に開閉移動させて、建物1の開口部2を開状態にする。
【0105】(D)そして、扉本体3が開移動される
と、操作盤33からの遠隔操作により昇降手段6の各浮
上装置25の供給室Cへの圧力流体の供給を停止するこ
とにより、当該扉本体3、本体28、台車6Aの自重に
より供給室C内の圧力流体が大気中に放出されるので、
当該扉本体3が各浮上装置25、台車6Aとともに下降
して、支持体4の支持部4B上に載置されて、扉本体3
の開移動が終了する。
【0106】(E)また、上記(A)〜(D)の手順に
より開状態にされた扉本体3の建物開口部2を閉状態に
するためには、支持体4の他方端にある駆動装置60に
より上記(A)から(D)に記載されたと同様な手順
で、扉本体3を上記とは逆に移動させることにより行う
ことができる。
【0107】このように本実施例7によれば、上記実施
例1と同様な効果を得ることができるとともに、駆動装
置60が昇降手段6とこの昇降手段6に支持された扉本
体3を開閉移動することができるので、別途に扉本体3
を開閉移動するための、実施例1におけるような駆動機
構5を設置する必要がなく、重量扉の開閉装置自体も小
型にできる。
【0108】尚、本実施例7においては、昇降手段6と
して浮上措装置25A〜25Lを用いた場合を説明した
が、これに限定されるものでなく実施例5及び実施例6
に示された昇降手段6を用いたものであっても、同様な
効果を有することができる。
【0109】実施例8 以下、本発明の実施例8を図面を参照して説明する。
【0110】図18は本実施例8の重量扉の開閉装置を
示す概略構成斜視図、図19(a)、(b)は本実施例
8における重量扉の開閉方法を示す図18のB−B矢視
図である。
【0111】なお、図18において、上記に説明した実
施例1及び実施例7と同一のものは、同一の符号を付す
ものとして、その詳細な説明は省略する。
【0112】図18における本実施例8は、上記実施例
7の開閉装置の構成を、支持体4に複数枚の扉本体3A
〜3Cが連続的に載置されたものであって、それぞれの
扉本体は各開口部2A〜2Cを閉状態としている。以
下、扉本体3A〜3Cを開閉する方法について説明す
る。
【0113】(a)まず、開口部2Aを開閉しようとす
る扉本体3Aの支持体4内に、昇降手段6とこの昇降手
段6に連結された牽引車32を配置したのち、図19
(a)に示すよに、操作盤33からの遠隔操作により牽
引車32を走行させて昇降手段6を牽引して中空間A内
にもぐり込ませて、当該昇降手段6が当該扉本体3Aの
下方に位置すると、牽引車32を停止する。これによ
り、昇降手段6が扉本体3Aの下方に配置される。
【0114】(b)そして、昇降手段6が開閉する扉本
体3Aに配置されたのち、可搬式の圧力流体源装置27
から配管リール62、ビニール管64、供給管26を通
して、昇降手段6の各浮上装置25A〜25Lの供給室
C内に圧力流体を供給すると、上記説明した図5(c)
のように、各浮上装置25A〜25Lの昇降板28が台
車6Aとともに上昇していき、この台車6Aが扉本体3
Aの下面に当接し、当該扉本体を持ち上げる結果、扉本
体3が支持体4の支持部4Bから離間して 昇降手段6
により支持され、開閉移動可能な状態とされる。
【0115】(c)次いで、操作盤33からの遠隔操作
により牽引車32を逆に走行させて、牽引車用給電線リ
ール61と配管リール62とを回転して、給電線63と
ともに、ビニール管64を巻取りながら、図19(b)
に示すよに、牽引車32、昇降手段6およびこの昇降手
段6により支持された扉本体3とともに、凹所15(支
持体4)が伸びる方向に開閉移動させて、建物1の建物
開口部2Aが開状態になると、牽引車32の走行を停止
する。
【0116】(d)そして、扉本体3Aが開閉移動され
ると、昇降手段6の各浮上装置25の供給室Cへの圧力
流体の供給を停止することにより、当該扉本体3A、本
体28、台車6Aの自重により供給室C内の圧力流体が
大気中に放出されるので、当該扉本体3Aが昇降板2
8、台車6Aとともに下降して、支持体4の支持部4B
上に載置されて、扉本体3Aの開移動が終了する。
【0117】(e)次いで、開口部2Bを開状態にする
には、再び、牽引車32を走行させて、扉本体3Aの下
面にある昇降手段6を走行させて、図19(c)に示す
よに、扉本体3Bの中空間A内にもぐり込ませて、当該
扉本体3Bの下面に配置したのち、上記(b)及び
(c)と同様の手順により、牽引車用給電線リール61
と配管リール62を回転して、図19(d)に示すよ
に、開口部2Aを閉状態をする位置(扉本体3Bが扉本
体3Aに当接する位置)まで移動させることにより、開
口部2Bを開状態とする。
【0118】(f)そして、上記(d)と同様にして、
扉本体3Bを支持体4の支持部4B上に載置して、扉本
体3Bの開移動が終了する。
【0119】(g)また、扉本体3Cについても、同様
な手順により各扉本体3Cの開口2Cを開状態にする。
【0120】(h)そして、上記(a)〜(g)の手順
により開状態にされた各扉本体3A〜3Cの建物開口部
2A〜2Cを閉状態にするためには、支持体4の他方端
にある駆動装置60により上記(a)から(g)に記載
されたと同様な手順で、各扉本体3A〜3Cを上記とは
逆に移動させることにより行うことができる。
【0121】(i)各扉本体3A〜3Cの開状態が終了
すると、牽引車32を逆に走行させて、昇降手段6とと
もに各扉本体3A〜3Cの中空間Aを走行させ、扉本体
3の下面から抜き取って所定の支持体4の位置に移動さ
せたのち、この支持体4から昇降手段6を取り外し、例
えば、倉庫に保管する。
【0122】このような本実施例8による重量扉の開閉
方法によれば、上記実施例3と同様な効果を得ることが
できるとともに、駆動装置60が昇降手段6とこの昇降
手段6に支持された扉本体3A〜3Cを開閉移動するこ
とができるので、別途に扉本体3を開閉移動するため
の、実施例3におけるような駆動機構5を設置する必要
がなく、重量扉の開閉装置自体も小型にできる。
【0123】尚、本実施例8においては、昇降手段6と
して浮上装置25A〜25Lを用いた場合を説明した
が、これに限定されるものでなく実施例5及び実施例6
に示された昇降手段6を用いたものであっても、同様な
効果を有することができる。
【0124】実施例9 以下、本発明の実施例9を図面を参照して説明する。
【0125】図20(a)、(b)は本実施例1乃至実
施例3、実施例7、8に用いられた浮上装置25A〜2
5Lを有する昇降手段6の変形例を示す平面図である。
尚、図20において、実施例1の図3と同一のものは、
同一の符号を付すものとして、その詳細な説明は省略す
る。
【0126】図20(a)において、昇降手段6は、台
車6Aaに載置された浮上装置25A〜25Fと、台車
6Abに載置された浮上装置25G〜25Lに2分割さ
れており、この各台車6Aaと6Abとは、この各供給
管26、26にカップリング構造70を有しており、相
互に分離/連結可能とされている。また、浮上装置25
A〜25Fを、図20(b)に示すように、互いに分割
したものでもよく、その分割数は任意である。
【0127】このような本実施例9によれば、多数の浮
上装置25A〜25Lが、結合/分離可能に2分割以上
にされているので、浮上装置25A〜25Lを分離して
容易に持ち運び、保管ができるとともに、重量扉の巾が
異なる場合又は浮上装置の挿入スペースが狭い場合に
は、浮上装置25A〜25Lを結合/分離して、重量扉
又は挿入スペースに合った長さに調整することができ
る。
【0128】尚、実施例1乃至実施例3、実施例7及び
実施例8において、図21に示すように、支持体4を扉
本体3に直接形成したものであってもく、また、図22
(a)に示すように、扉本体3の端部を床面1Bに載置
して凹状部15内に中空間Aを区画し、中空間A内に配
置した昇降手段6によって扉本体3を昇降させるよにし
たものでもよく、更に、図22(b)に示すように、床
1Bに直接、支持体4たる底側に開口する凹状の枠体8
0を、支持体4として設置して中空間Aを区画したもの
であってもよい。
【0129】
【発明の効果】このように本発明の重量扉の開閉方法お
よび開閉装置によれば、扉本体を開閉する時には、この
扉本体が載置または支持されている支持体内に着脱可能
とされる昇降手段により扉本体を支持体から離間して支
持して、駆動機構によりこの昇降手段とともに、扉本体
を開閉移動した後、昇降手段により支持体上に扉本体を
載置又は支持されるので、扉本体を開閉移動しない時、
昇降手段には扉本体の荷重が作用しないため、扉本体を
開又は閉位置に長期間放置した場合でも、昇降手段が故
障せず、また、支持体内に着脱可能とされた昇降手段の
修理が簡単に行うことができる。
【0130】また、複数枚の扉本体を開閉移動するに
は、複数枚の扉本体のうち、一つの扉本体下方の凹状体
内に昇降手段を配置して、この扉本体を支持体から離間
して支持し、駆動機構により昇降手段と扉本体とを開閉
移動した後、昇降手段により支持体に載置するという、
これらの行程を順次行うことにより複数枚の扉本体を開
閉するようにしているので、扉本体を昇降移動する昇降
手段を各扉本体下方に設けるる必要がなく、一つの昇降
手段で行うことができる。
【0131】更に、重量扉の開閉方法および開閉装置に
よれば、多数の浮上装置が、結合/分離可能にされてい
るので、浮上装置を分離して容易に持ち運び、保管がで
きるとともに、重量扉の巾が異なる場合又は浮上装置の
挿入スペースが狭い場合には、浮上装置を結合/分離し
て、重量扉又は挿入スペースに合った長さに調整するこ
とができる。
【0132】更に、昇降手段が台車と多数の浮上装置と
で構成されているので、扉本体の支持体内に着脱可能と
できるとともに、圧力流体の給排により浮上する容易な
構造により、当該扉本体を昇降移動することができると
ともに、台車の走行抵抗が小さく、扉本体の開閉移動に
際して簡単な振れ止めで当該扉本体を防止することがで
きる。
【0133】また、扉本体が、当該扉本体の移動直交方
向に伸びて形成された1又は2以上の凹状体に載置され
ているので、支持体内に着脱される昇降手段の着脱作業
が簡単にでき、扉本体の開閉作業が短時間で完了させる
ことができる。
【0134】更に、支持体を扉本体に形成しているの
で、別途の部材を設ける必要がなく、経済的である。
【0135】また、昇降手段には、遠隔操作により走行
/停止する牽引車が連結されているので、昇降手段を扉
本体の下方の支持体内に容易に着脱できるとともに正確
に配置することができる。
【0136】更に、昇降手段と当該昇降手段で支持体か
ら離間して支持された扉本体を同時に開閉移動すること
ができ、別途、扉本体または昇降手段を開閉移動させる
ための駆動機構を設ける必要がく、開閉装置自体も小型
化することができる。
【0137】また、昇降手段が、前記支持体内に配置さ
れた多数の台車と、当該各台車に載置され前記扉本体を
昇降する1または2以上のシリンダとから構成されるよ
うにしたので、扉本体の支持体内に着脱可能とできると
ともに、シリンダの伸縮による容易な構造で扉本体を昇
降移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における重量扉の開閉装置の
構成を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の実施例1の図1におけるA−A断面図
である。
【図3】本発明の実施例1の図1におけるB−B矢視図
である。
【図4】本発明の実施例1における昇降手段の平面図で
ある。
【図5】本発明の実施例1における昇降手段を示す図で
あって、(a)は昇降手段の詳細を説明するための外観
斜視図、(b)は昇降手段の詳細を説明するための断面
構成図、(c)は昇降手段の作動を説明するための断面
構成図である。
【図6】本発明の本実施例2における重量扉の開閉装置
を示す概略構成斜視図である。
【図7】本発明の本実施例2における重量扉の開閉装置
を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例2における支持体4の断面図で
ある。
【図9】本発明の実施例3における重量扉の開閉装置を
示す概略構成斜視図である。
【図10】(a)及び(b)は本発明の実施例3におけ
る重量扉の開閉方法の手順を示す図9のA−A矢視図で
ある。
【図11】本発明の実施例4における重量扉の開閉装置
を示す概略構成斜視図である。
【図12】本発明の実施例4における図11の断面図で
ある。
【図13】(a)及び(b)は本発明の実施例5におけ
る昇降手段6の概略構成図である。
【図14】本発明の実施例5における昇降手段6の配置
状況を示した平面図である。
【図15】(a)、(b)は本発明の実施例6における
昇降手段の概略構成図である。
【図16】本発明の実施例6における昇降手段の配置状
況を示した図である。
【図17】本発明の実施例7における重量扉の開閉装置
を示す概略構成斜視図である。
【図18】本発明の実施例8における重量扉の開閉装置
を示す概略構成斜視図である。
【図19】(a)〜(c)は、本発明の実施例8におけ
る重量扉の開閉方法の手順を示す図18のB−B矢視図
である。
【図20】(a)及び(b)は、本発明の実施例3、7
及び8に用いた昇降手段の変形例を示す平面図である。
【図21】実施例1乃至実施例3、実施例7及び実施例
8における支持体を扉本体に設けた断面図である。
【図22】実施例1乃至実施例3、実施例7及び実施例
8における支持体の変形例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 建物 2 開口部 3 扉本体 4 支持体 5 駆動機構 6 昇降手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部を開閉する扉本体と、前記
    扉本体を開閉移動させる駆動機構と、前記開口部の床面
    もしくは上方側に前記扉本体の開又は閉位置において重
    量を受けるべく形成された支持体と、前記扉本体を昇降
    移動させる昇降手段とを備え、前記扉本体が前記支持体
    に載置もしくは支持されるもので、(1)前記扉本体の
    開閉時に、前記昇降手段によって前記扉本体を該支持体
    から離間して支持し、(2)前記駆動機構を駆動して前
    記扉本体とともに前記昇降手段を開閉移動させたのち、
    (3)前記昇降手段によって前記扉本体を前記支持体に
    載置または支持することにより、当該扉本体を開閉する
    ことを特徴とする重量扉の開閉方法。
  2. 【請求項2】 前記昇降手段が、圧力流体を供給して前
    記扉本体を浮上させ、前記扉本体の自重により前記圧力
    流体を排出して当該扉本体を下降させる多数の浮上装置
    と、当該浮上装置を載置された台車とで構成されること
    を特徴とする請求項1記載の重量扉の開閉方法。
  3. 【請求項3】 前記多数の浮上装置を載置した台車が、
    互いに或いは複数単位で結合/分離可能とされてなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の重量扉の開閉方法。
  4. 【請求項4】 建物の開口部を開閉する複数枚の扉本体
    と、前記複数枚の扉本体を開閉移動させる駆動機構と、
    前記開口部の床面もしくは上方側に前記複数枚の扉本体
    の開又は閉位置において重量を受けるべく形成された支
    持体と、前記一の扉本体を昇降移動させる昇降手段とを
    備え、前記複数枚の扉本体が前記支持体に載置もしくは
    支持されるもので、(1)前記複数枚の扉本体の開閉時
    に、前記複数枚の扉本体のうち開閉が必要な扉本体下に
    配置される前記昇降手段によって当該扉本体を該支持体
    から離間して支持し、(2)前記駆動機構を駆動して前
    記支持体から離間された扉本体とともに前記昇降手段を
    開閉移動させたのち、(3)前記昇降手段によって前記
    扉本体を前記支持体に載置または支持する行程を順次行
    うことにより、前記複数枚の扉本体を開閉することを特
    徴とする重量扉の開閉方法。
  5. 【請求項5】 前記昇降手段を、圧力流体を供給して前
    記複数枚の扉本体のうち開閉が必要な扉本体を浮上さ
    せ、前記扉本体の自重により前記圧力流体を排出して当
    該扉本体を下降させる多数の浮上装置と、当該浮上装置
    を載置された台車とで構成されることを特徴とする請求
    項4記載の重量扉の開閉方法。
  6. 【請求項6】 前記多数の浮上装置を載置した台車が、
    互いに或いは複数単位で結合/分離可能とされてなるこ
    とを特徴とする請求項5記載の重量扉の開閉方法。
  7. 【請求項7】 建物の開口部を開閉する扉本体と、前記
    扉本体を開閉移動させる駆動機構と、前記開口部の床面
    もしくは上方側に前記扉本体の開又は閉位置において重
    量を受けるべく形成された支持体と、開閉時に前記扉本
    体を昇降移動させる昇降手段とを備えてなることを特徴
    とする重量扉の開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記支持体が、前記扉本体に形成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の重量扉の開閉装
    置。
  9. 【請求項9】 前記支持体は、前記扉本体の開閉移動方
    向に延在して形成されている断面凹状部材であって、当
    該凹状体内に着脱可能な前記扉本体を昇降移動させる昇
    降手段が配置されることを特徴とする請求項7又は請求
    項8記載の重量扉の開閉装置。
  10. 【請求項10】 前記支持体が、当該扉本体の開閉移動
    直交方向に伸びて形成された1又は2以上の断面凹状部
    材であって、当該凹状体内に着脱可能に当該扉本体を昇
    降移動させる昇降手段が配置されることを特徴とする請
    求項7又は請求項8記載の重量扉の開閉装置。
  11. 【請求項11】 前記昇降手段が、圧力流体を供給して
    前記扉本体を浮上させ、前記扉本体の自重により前記圧
    力流体を排出して当該扉本体を下降させる1又は2以上
    の浮上装置と、当該浮上装置が載置された台車とで構成
    されることを特徴とする請求項7、請求項9又は請求項
    10それぞれ記載の重量扉の開閉装置。
  12. 【請求項12】 前記多数の浮上装置を載置した台車
    が、互いに或いは複数単位で結合/分離可能とされてな
    ることを特徴とする請求項11記載の重量扉の開閉方
    法。
  13. 【請求項13】 前記昇降手段には、駆動走行する牽引
    車が連結されており、遠隔操作により前記牽引車を走行
    /停止して前記昇降手段を前記支持体内に着脱すること
    を特徴とする請求項7、請求項9、請求項10又は請求
    項11それぞれ記載の重量扉の開閉装置。
  14. 【請求項14】 前記昇降手段に、当該昇降手段と当該
    昇降手段により前記支持体から離間された前記扉本体と
    を開閉移動させる駆動装置を連結したことを特徴とする
    請求項7、請求項9、請求項11乃至請求項13それぞ
    れ記載の重量扉の開閉装置。
  15. 【請求項15】 前記昇降手段が、前記凹状体内に配置
    される多数の台車と、当該各台車に載置され前記扉本体
    を昇降移動する1または2以上のシリンダとから構成さ
    れてなることを特徴とする請求項7、請求項9又は請求
    項10記載の重量扉の開閉装置。
JP6200174A 1994-08-01 1994-08-01 重量扉の開閉方法およびその開閉装置 Pending JPH0842248A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7620829B2 (en) 2004-09-06 2009-11-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus having power saving mode function and method for controlling power saving mode

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7620829B2 (en) 2004-09-06 2009-11-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus having power saving mode function and method for controlling power saving mode

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