JPH0841930A - 設置物用溝の施工方法及びその施工機械 - Google Patents

設置物用溝の施工方法及びその施工機械

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JPH0841930A
JPH0841930A JP17536594A JP17536594A JPH0841930A JP H0841930 A JPH0841930 A JP H0841930A JP 17536594 A JP17536594 A JP 17536594A JP 17536594 A JP17536594 A JP 17536594A JP H0841930 A JPH0841930 A JP H0841930A
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JP
Japan
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ground
attached
groove
work
vehicle body
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JP17536594A
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English (en)
Inventor
Satoru Nishimura
悟 西村
Takashi Otsu
隆 大津
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管や住宅基礎コンクリートを設置する溝を簡
単に施工できるようにする。 【構成】 地盤10を掘削して溝11とし、その溝11
の底部13に地盤固化材14を散布して掘削及び掘削し
た土砂と地盤固化材14を混合攪拌して均質土質15と
し、その表面を平滑化した後に養生することで硬質地盤
で平坦なる設置面16を有する設置物用溝17とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管・上下水道管等
の管や住宅基礎コンクリート等の設置物を設置するため
の溝を施工する方法及びその施工機械に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス管・上下水道管等の管は地盤に溝を
掘削し、その溝底部に設置して埋め戻しすることで地中
に敷設され、住宅基礎コンクリートは地盤に溝を掘削
し、その溝内に型枠を組んでコンクリートを注入して現
場打ちしたり、溝内にあらかじめ成形した住宅基礎コン
クリートを設置したりしている。
【0003】しかしながら、地盤が水分を多く含んだ軟
弱地盤であると管や住宅基礎コンクリートが自重等によ
って沈下することがあるので、従来は図1、図2に示す
ように地盤1に溝2を掘削し、その溝2の底部3にぐり
石、砕石等の補強用小石4を敷設し、その補強用小石4
を締固めして強固な設置面5とし、その設置面5上に管
6や住宅基礎コンクリート7を設置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、管や住
宅基礎コンクリート等の設置物用溝を施工するには、溝
掘削作業、補強用小石の投入作業、その投入した補強用
小石を敷均しする作業、敷均した後に補強用小石を締固
める作業が必要であるから、その設置物用溝の施工が大
変面倒で長時間かかるので管や住宅基礎コンクリート等
の設置作業の作業効率が悪いものとなる。
【0005】また、補強用小石は重量物であるし、掘削
した溝の底部に多量に投入するので、重量物である補強
用小石を多量に設置現場まで運搬することになり、その
運搬に多大な費用がかかるし、その補強用小石の投入、
敷均し、締固め作業に多大な労力が必要となって設置コ
ストが高いものとなっている。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした設置物用溝の施工方法及びその施工機械を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】地盤10に所定の幅と深
さの溝11を掘削した後に、その溝11の底部13を所
定の幅と深さで掘削すると共に、その掘削した土砂と地
盤固化材14を混合攪拌し、その表面を平滑化して平坦
な設置面16とし、養生して硬質地盤で平坦な設置面1
6を有する設置物用溝17とする設置物用溝の施工方
法。
【0008】車体にバケット式掘削作業機25を上下揺
動自在に取付け、この車体に掘削混合攪拌機34を上下
動機構により上下動自在に取付け、その掘削混合攪拌機
34の掘削混合攪拌幅をを前記バケット式掘削作業機2
5のバケット幅より小さくした設置物用溝施工機械。
【0009】
【作 用】溝掘り作業と地盤固化材散布作業と掘削混
合攪拌作業と平滑化作業により管や住宅基礎コンクリー
トを設置する溝を施工でき、その施工が簡単で短時間に
できるから、管や住宅基礎コンクリートを効率良く設置
できる。しかも、軽量なる地盤固化材を少量散布すれば
良いから、地盤固化材を設置現場まで運搬する費用が安
く、しかも地盤固化材の散布作業の労力が低減し、設置
コストを安くできる。
【0010】1台の施工機構で溝の掘削積込、整地作業
及び埋め戻し作業と溝底部の掘削及びその掘削した土砂
と地盤固化材の混合攪拌ができる。
【0011】
【実 施 例】管を設置する作業を説明する。図3
(a)に示すように、地盤10に所定の幅と深さの溝1
1を所定の方向に沿って連続して掘削し、その溝11の
側部に掘削した土砂を盛土12とする。
【0012】図3(b)に示すように、溝11の底部1
3にセメント等の地盤固化材14を所定の厚さに散布す
る。
【0013】図3(c)に示すように、溝11の底部1
3を所定の深さに掘削しながら地盤固化材14と掘削し
た土砂を混合攪拌して溝11の底部13を所定深さまで
均質土質15とする。
【0014】図3(d)に示すように、掘削混合攪拌し
均質土質15の表面を平滑化して平坦な設置面16とし
た後に養生して硬質地盤で平坦な設置面16を有する設
置用溝17とし、後図3(e)に示すように設置面16
上に管18を設置して前述の盛土12を埋戻して管18
を地中に敷設する。
【0015】なお、均質土質15の表面の平滑化とは表
面の凹凸を掻き均して平坦面とすること、及び表面を締
固めして凹凸を平坦とすると同時に圧密することであ
り、この作業は掘削・混合・攪拌した部分が十分に硬化
する以前に行う。
【0016】住宅基礎コンクリートを設置する作業を説
明する。図4(a)に示すように、地盤10に所定の幅
と深さの溝11を所定の方向に沿って連続して掘削し、
その溝11の側部に掘削した土砂を盛土12とする。
【0017】図4(b)に示すように、溝11の底部1
3にセメント等の地盤固化材14を所定の厚さに散布す
る。
【0018】図4(c)に示すように、溝11の底部1
3を所定の深さに掘削しながら地盤固化材14と掘削し
た土砂を混合攪拌して溝11の底部13を所定深さまで
均質土質とする。
【0019】図4(d)に示すように、掘削混合攪拌し
た均質土質15の表面を平滑化して平坦な設置面16と
し、養生して硬質地盤で平坦な設置面16を有する設置
用溝17とし、その設置面16上に型枠を組んでコンク
リートを注入し、凝固後に解枠して図4(e)に示すよ
うに設置面16上に住宅基礎コンクリート19を設置し
て前述の盛土12を埋戻して住宅基礎コンクリート19
の下部を地中に敷設する。なお、あらかじめ成形した住
宅基礎コンクリートを直接設置面16上に設置しても良
い。
【0020】以上の各実施例では溝11の底部13に地
盤固化材14を散布した後に掘削・混合・攪拌したが、
溝11の底部13の掘削・混合・攪拌と同時に地盤固化
材14を散布するようにしても良い。
【0021】以上のように、掘削した溝の底部を掘削す
ると共に、地盤固化材14と掘削した土砂を混合・攪拌
して均質土質15とし、その表面を平滑化して平坦な設
置面16とした後に養生して硬質地盤で平坦な設置面1
6を有する設置用溝17としたので、溝掘削作業、地盤
固化材散布作業、掘削・攪拌・混合作業、平滑化作業に
よって管や住宅基礎コンクリートを設置する設置用溝を
施工でき、その施工が簡単で短時間にできるために管や
住宅基礎コンクリートを効率良く設置できる。
【0022】また、地盤固化材は軽量で、しかも散布量
が少くとも良いから、地盤固化材を設置現場まで運搬す
る費用が安くなるし、その地盤固化材の散布作業の労力
が低減し、設置コストが安いものとなる。
【0023】次に施工機械の実施例を説明する。図5と
図6に示すように、下部車体20の左右には走行体21
が取付けてあり、この下部車体20の上部には上部旋回
体22が旋回機構23により水平面方向に旋回自在に取
付けられて車体を構成し、その上部旋回体には運転席2
4が設けてあると共に、バケット式掘削作業機25が設
けてある。
【0024】前記バケット式掘削作業機25は上部旋回
体22に第1ブームシリンダ26により上下揺動自在に
連結した第1ブーム27と、この第1ブーム27の先端
部に第2ブームシリンダ28で左右揺動自在に連結した
第2ブーム29と、この第2ブーム29に装着された揺
動ブラケット29aにアームシリンダ30で上下揺動自
在に連結したアーム31と、このアーム31にバケット
シリンダ32で上下揺動自在に連結したバケット33よ
り成る。
【0025】前記下部車体20の左右の走行体21間に
は掘削混合攪拌機34が上下方向と左右方向に移動自在
に取付けてある。つまり、車体1に固定した縦板35に
固着した左右の突出片36,36間に上下一対の横ガイ
ド杆37,37を相互に平行で左右方向に向けて横架
し、この横ガイド杆37,37に沿って取付ブラケット
38を左右摺動自在に設け、その取付ブラケット38と
縦板35に亘ってスライド用シリンダ39を連結して左
右移動機構40を構成している。
【0026】前記取付ブラケット38には取付アーム4
1がピン42で上下揺動自在に連結され、この取付アー
ム41と取付ブラケット38に亘って上下揺動用シリン
ダ43が連結され、この取付アーム41の先端部にハウ
ジング44の上横板44aに固着したブラケット45が
ピン46で連結してあり、そのブラケット45にピン4
7で連結した連結杆48と取付アーム41に枢着した格
納用シリンダ49がピン50で連結され、このピン50
に連結したリンク51が取付アーム41にピンで連結さ
れて上下方向に円弧状に移動する上下動機構52を構成
し、これにより掘削混合攪拌機34を跳ね上げ格納でき
るようにしてある。
【0027】前記ハウジング44は図8に示すように、
上横板44aと両側縦板44bにより下方が開口した門
形フレームとなり、その両側縦板44b間に回転横軸5
3が回転自在に横架支承され、この回転横軸53にはプ
レート54が軸方向に間隔を置いて複数固着してあり、
その各プレート54に掘削・攪拌・混合用のビット55
が周方向に間隔を置いて複数固着されて掘削混合攪拌ロ
ータ56を構成し、この掘削混合攪拌ロータ56の幅は
前記バケット33の幅よりも若干小さくしてある。
【0028】前記一方の縦板44bには伝動ケース57
が固着され、この伝動ケース57の上端部に駆動モータ
58が取付けてあり、この駆動モータ58の出力軸58
aに設けた駆動スプロケット59と前記回転横軸53に
設けた従動スプロケット60に亘ってチェーン61が巻
掛けられて駆動モータ57を駆動すると回転横軸53が
回転するようにして掘削混合攪拌機34としてある。
【0029】次に施工機械により管を地中に敷設する作
業を説明する。まず、上下揺動用シリンダ43を伸ばし
て取付アーム41を上方に揺動しかつ格納用シリンダ4
9を縮めて掘削混合攪拌ロータ56を上方位置まで揺動
格納し走行姿勢とする。左右の走行体21を走行させる
と共に、上部旋回体23を旋回させながらバケット33
を上下に揺動して第1ブーム27を左右の走行体21の
中間部に位置して地盤に溝を所定の幅と深さで連続して
掘削し、掘削した土砂を溝の側部に盛土として堆積す
る。
【0030】地盤固化材を溝の底部に散布する。この作
業は作業者の手作業でも良いし、地盤固化材がつまった
袋をバケット33で吊り下げ、走行体21を走行しなが
ら散布しても良い。
【0031】格納用シリンダ49を伸ばして掘削混合攪
拌ロータ56を下方へ揺動し、上下揺動用シリンダ43
を縮めて取付アーム41を下方に揺動すると共に、スラ
イドシリンダ39を伸び、縮みして取付ブラケット38
を左右に移動して掘削混合攪拌ロータ56を溝の幅方向
中央部に位置決めし、駆動モータ58を駆動して掘削混
合攪拌ロータ56を回転させながら取付アーム41を更
に下方に移動して溝底部を掘削しながら地盤固化材と掘
削した土砂を混合攪拌して均質土質し、この状態で走行
体21を走行する。この作業は溝を掘削後に上部旋回体
22を180度旋回して実施しても良いし、掘削開始前
の位置まで走行して実施しても良い。
【0032】この時、上下揺動用シリンダ43を伸び、
縮みすることで掘削混合攪拌ロータ56が取付ブラケッ
ト38に対して上下に揺動するから、その硬化地盤の深
さを調整できる。
【0033】格納用シリンダ49を縮めて掘削混合攪拌
ロータ56を上方に揺動して溝の底部より上方位置と
し、バケット33によって均質化した土質の表面を平坦
に掘削して平坦なる設置面とする。この作業も前述と同
様に上部旋回体23を180度旋回して実施しても良い
し、元の位置まで復帰して実施しても良い。なお、バケ
ット33の背面によって、均質化した土質の表面を締固
めて平坦面としても良いし、掘削後に締固めしても良
い。
【0034】この後養生して土質改良され硬化地盤と
し、その表面である設置面に管を順次設置して接合し、
盛土となった掘削した土砂をバケット33によって埋め
戻して管を地中に敷設する。
【0035】また、第2ブーム29を第1ブーム27に
対して揺動することでバケット33を第1ブーム27に
対して左右方向に平行移動することで、掘削する溝を左
右方向に位置調整することができ、この場合にはスライ
ド用シリンダ39を伸び・縮みして掘削混合攪拌ロータ
56を左右に移動して掘削した溝の幅方向中央部に位置
決めする。
【0036】次にバケット式掘削機25の他の実施例を
説明する。 (第2実施例)図9に示すように、上部旋回体22にブ
ラケット70を縦軸71で左右揺動自在に連結し、この
ブラケット70と上部旋回体22に亘って揺動用シリン
ダ(図示せず)を連結し、そのブラケット70にブーム
72をブームシリンダ73で上下揺動自在に連結し、そ
のブーム72にアーム31をアームシリンダ30で上下
揺動自在に連結し、このブーム31にバケット33をバ
ケットシリンダ32で上下揺動自在に連結してある。
【0037】このようにすれば、ブラケット70ととも
にブーム72を揺動すると共に、上部旋回体22をブラ
ケット70と左右反対方向に旋回することでバケット3
3を左右の走行体21間の中央よりも左右にずらして掘
削できる。
【0038】(第3実施例)図10に示すようにブラケ
ット70を上部旋回体22に固定しても良い。
【0039】なお、図10においてはブームシリンダ7
3の伸び側と縮み側に油圧ポンプからの圧油を供給す
る。
【0040】このようにすれば、ブームシリンダ73の
伸縮により、バケット33の底面33aによって硬化地
盤の表面を締固めできる。
【0041】掘削混合攪拌機34の他の実施例 (第2実施例)図11と図12に示すように、下部車体
20に支持フレーム80をほぼ水平に固定し、この支持
フレーム80に取付用ブラケット81をピン82で上下
揺動自在に連結し、この取付用ブラケット81に前記ハ
ウジング44を固定すると共に、連結杆83をピン84
で連結し、下部車体20に連結した格納用シリンダ85
を前記連結杆83にピン86で連結し、このピン86に
連結したリンク87を支持フレーム80に連結して円弧
状に上下動する上下動機構88としてある。
【0042】このようにすれば、格納用シリンダ85を
伸ばすことでリンク87、連結杆83を介して掘削混合
攪拌ロータ56が図11に示すように下方に揺動し、上
下揺動用シリンダ85を縮めることで図13に示すよう
に掘削混合攪拌ロータ56が上方に揺動し、格納用シリ
ンダ85の伸び、縮みストロークで掘削混合攪拌ロータ
56を大きく上下に揺動でき、上方へ跳ね上げ格納で
き、又この格納用シリンダ85により掘削混合攪拌の深
さ調整をやらせることができる。
【0043】(第3実施例)図14と図15に示すよう
に、前記取付用ブラケット81にガイドフレーム89を
取付け、このガイドフレーム89のガイド孔90にスラ
イドロッド91を左右摺動自在に嵌挿し、そのガイドロ
ッド91の両端に固着した縦板92を前記ハウジング4
4に固着し、その縦板92とガイドフレーム89に亘っ
てスライド用シリンダ93を連結して左右移動機構94
としてある。
【0044】このようにすれば、スライド用シリンダ9
3を伸び、縮みすることで掘削混合攪拌ロータ56を左
右に移動できる。
【0045】(上下動機構の他の実施例)図16に示す
ように、下部車体20に支持フレーム117を固着し、
この支持フレーム117に固定マスト118を固定し、
その固定マスト118に沿って可動マスト119を昇降
用シリンダ120で昇降自在に設けて直線的に上下動す
る上下動機構121とし、その可動マスト119にブラ
ケット122を取付けると共に、このブラケット122
に掘削混合攪拌機34が取付けてある。
【0046】このようにすれば、掘削混合攪拌機34を
直線的に上下動できるから、短時間に効率良く上下に移
動できるので、掘削混合攪拌深さを精度良く制御でき
る。
【0047】以上説明した各バケット式掘削作業機25
と左右移動機構、上下動機構、掘削混合攪拌機34は任
意に組み合わせて使用することができる。
【0048】次に第2実施例を図17、図18、図1
9、図20に基づいて説明する。前記下部車体20に旋
回自在に設けた上部旋回体22の後部には掘削混合攪拌
機34が取付けられ、前部にはホッパー125が取付け
てある。上部旋回体22に固定した縦板95に固着した
左右の突出片96,96間に上下一対の横ガイド杆9
7,97を相互に平行で左右方向に向けて横架し、この
上下横ガイド杆97,97に沿って取付ブラケット98
を左右摺動自在に設け、その取付ブラケット98と縦板
95に亘ってスライド用シリンダ99が連結されて左右
移動機構100としてある。
【0049】前記取付ブラケット98にはブーム101
がピン102で上下揺動自在に連結され、このブーム1
01と取付ブラケット99に亘ってブームシリンダ10
3が連結され、このブーム101の先端部にアーム10
4がピン105で上下揺動自在に連結され、そのアーム
104がハウジング44の上横板44aに固着したブラ
ケット106にピン107で連結してあり、そのハウジ
ング44の上横板44aに固着したブラケット108に
ピン109で連結した連結杆110とアーム104に枢
着したロータ用シリンダ111がピン112で連結さ
れ、このピン112に連結したリンク113が第2取付
アーム104にピン114で連結してあり、前記ブーム
101とアーム104に亘ってアームシリンダ115が
連結されて円弧状に上下動する上下動機構116を構成
している。
【0050】前記ハウジング44は、上横板44aと両
側縦板44bと下横板44cにより前後が開口した門形
フレームとなっている。
【0051】このようにすれば、ブーム、アームシリン
ダ103,115でブーム、アーム101,104を上
下に揺動することで掘削混合攪拌ロータ56を大きく上
下に揺動でき、図17に仮想線で示すような格納姿勢を
とることができる。また、ブーム、アームシリンダ10
3,115を動かすことにより掘削混合攪拌ロータ56
を後方へ張出すことにより、掘削混合攪拌機34が可変
位置カウンタウエイトの機能を果すからバケット33に
より掘削する時の車体安定性が向上する。
【0052】前記ホッパー125は上部旋回体22にお
けるブラケット70の近傍に取付けられて上面に蓋12
6で開閉される入口127が設けられ、ブーム72に固
着したフック128で地盤固化材を封入した袋129を
図20に示すように吊り上げてホッパー125の上方と
し、蓋126を外して袋129内の地盤改良材を入口1
27よりホッパー125内に投入できるようにしてあ
る。
【0053】前記ホッパー125の底部には粉体供給機
構130が設けられ、ホッパー125内の地盤固化材を
供給管131より掘削した溝の底部に散布できるように
してある。なお、粉体供給機構130はオーガーを用い
たもの、流体圧シリンダで加圧して圧送するもの等の粉
末供給ポンプが用いられる。
【0054】次に第3実施例を図21に基づいて説明す
る。下部車体20に左右一対のブラケット135を介し
てホッパー136が取付けられ、このホッパー136の
出口137は左右の走行体21間に位置し、かつ排出用
ロータ138を設け、この排出用ロータ138を回転す
ることでホッパー136内の地盤固化材を左右の走行体
21間より地盤上に落下できるようにしてあり、掘削し
た溝の底部に地盤固化材を散布できるようにしてある。
【0055】前記ホッパー136の一側縦面136aは
上部旋回体22が360度旋回しても干渉しないような
形状としておき、これによりバケット式掘削作業機25
を上部に上げた状態で360度全旋回できる。
【0056】次に第4実施例を図22に基づいて説明す
る。車体の前後一方20aに掘削混合攪拌機34が上下
動機構88で上下動自在に取付けられ、車体の前後他方
20bに取付ブラケット139が左右揺動自在に取付け
てあり、その取付ブラケット139にバケット式掘削作
業機25が上下揺動自在に取付けてある。
【0057】
【発明の効果】溝掘り作業と地盤固化材散布作業と掘削
混合攪拌作業と平滑化作業により管や住宅基礎コンクリ
ートを設置する溝を施工でき、その施工が簡単で短時間
にできるから、管や住宅基礎コンクリートを効率良く設
置できる。しかも、軽量なる地盤固化材を少量散布すれ
ば良いから、地盤固化材を設置現場まで運搬する費用が
安く、しかも地盤固化材の散布作業の労力が低減し、設
置コストを安くできる。1台の施工機械で溝の掘削と溝
底部の掘削及びその掘削した土砂と地盤固化材の混合攪
拌ができ、作業員による手作業が廃止されて苦渋作業か
ら解放される。砕石、栗石等を基礎下部に投入する必要
がなく、少量の固化材と土を混合攪拌により改良地盤と
なすので、埋め戻し後の土砂の搬出の必要がないので工
事費用を削減できる。上部旋回体22にバケット式掘削
作業機25を取付け、下部車体20に掘削混合攪拌機3
4を取付けたので、車体重心位置が下方となって安定し
て走行できるし、掘削混合攪拌機34で掘削・混合・攪
拌作業する時に上部旋回体22を旋回してオペレータが
その作業部分を目視できるから作業効率が向上する。上
部旋回体22の前後方向一側部にバケット式掘削作業機
25を取付け、その前後方向他側部に掘削混合攪拌機3
4を取付けたので、一方が単独で作業する際に他方がカ
ウンターウエイトの役目を果たすことができる。更に、
バケット式掘削機を地上に押しつけて車体の一方を浮か
した状態で、掘削混合攪拌機を地上に押しつけて他方を
浮かせると車体全体が浮き上がり、この状態で旋回する
と下部走行体が回転し任意方向に下部走行体を向けるこ
とができ、狭隘地での小回り性を大幅に改善することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の管設置作業の説明図である。
【図2】従来の住宅基礎コンクリート設置作業の説明図
である。
【図3】本発明の管を設置する施工方法を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の住宅基礎コンクリートを設置する施工
方法を示す説明図である。
【図5】施工機械の第1実施例を示す正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図6の一部拡大図である。
【図8】掘削混合攪拌機の断面図である。
【図9】バケット式掘削作業機の第2実施例例を示す正
面図である。
【図10】バケット式掘削作業機の第3実施例例を示す
正面図である。
【図11】掘削混合攪拌機の第2実施例を示す正面図で
ある。
【図12】図11の一部平面図である。
【図13】動作説明図である。
【図14】掘削混合攪拌機の第3実施例を示す正面図で
ある。
【図15】図14の一部平面図である。
【図16】掘削混合攪拌機の第4実施例を示す正面図で
ある。
【図17】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図17の側面図である。
【図20】ホッパーに地盤固化材を投入する作業を示す
斜視図である。
【図21】本発明の第3実施例を示す正面図である。
【図22】本発明の第4実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
10…地盤、11…溝、13…底部、14…地盤固化
材、15…均質土質、16…設置面、17…設置物用
溝、25…バケット式掘削作業機、34…掘削混合攪拌
機、40…左右動機構、52…上下動機構。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤10に所定の幅と深さの溝11を掘
    削した後に、その溝11の底部13を所定の幅と深さで
    掘削すると共に、その掘削した土砂と地盤固化材14を
    混合攪拌し、その表面を平滑化して平坦な設置面16と
    した後に養生して硬質地盤で平坦な設置面16を有する
    設置物用溝17とすることを特徴とする設置物用溝の施
    工方法。
  2. 【請求項2】 車体にバケット式掘削作業機25を上下
    揺動自在に取付け、この車体に掘削混合攪拌機34を上
    下動機構により上下動自在に取付け、この掘削混合攪拌
    機34の掘削混合攪拌幅を、前記バケット式掘削作業機
    25のバケット幅と同等以下としたことを特徴とする設
    置物用溝施工機械。
  3. 【請求項3】 車体にバケット式掘削作業機25を上下
    揺動自在に取付け、この車体に掘削混合攪拌機34を左
    右動機構と上下動機構により左右移動及び上下移動自在
    に取付け、この掘削混合攪拌機34の掘削混合攪拌幅を
    を前記バケット式掘削作業機25のバケット幅と同等以
    下とした設置物用溝施工機械。
  4. 【請求項4】 走行体21を備えた下部車体20に上部
    旋回体22を旋回機構23により旋回自在に取付けて車
    体とし、その上部旋回体22にバケット式掘削作業機2
    5を上下揺動自在に取付けると共に、運転席24を取付
    け、下部車体20に掘削混合攪拌機34を上下動機構に
    より上下動自在に取付けた請求項2又は3記載の設置物
    用溝施工機械。
  5. 【請求項5】 走行体21を備えた下部車体20に上部
    旋回体22を旋回機構23により旋回自在に取付けて車
    体とし、その上部旋回体22の前後方向一側部にバケッ
    ト式掘削作業機25を上下揺動自在に取付け、その上部
    旋回体22の前後方向他側部に掘削混合攪拌機34を上
    下動機構により上下動自在に取付けた請求項2又は3記
    載の設置物用溝施工機械。
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