JPH0841629A - セルシャッターおよびその使用方法 - Google Patents

セルシャッターおよびその使用方法

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JPH0841629A
JPH0841629A JP17685994A JP17685994A JPH0841629A JP H0841629 A JPH0841629 A JP H0841629A JP 17685994 A JP17685994 A JP 17685994A JP 17685994 A JP17685994 A JP 17685994A JP H0841629 A JPH0841629 A JP H0841629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell shutter
shutter
metal
cell
crucible
Prior art date
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Pending
Application number
JP17685994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Noumai
雅信 能米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 分子線結晶成長装置の分子線の通過および遮
蔽に用いるセルシャッター29において、自動的にセル
シャッター29の閉状態時にセルシャッター29を加熱
せず、開状態時に加熱する加熱用ヒータ34を具備した
ことを特徴とするセルシャッター29から成る。 【効果】 本発明によれば、セルシャッターの開状態時
に、セルシャッターのヒータに通電し、セルシャッター
の温度を上げ、付着金属を蒸発させ、シャッターの開閉
の動作での付着金属の落下を防ぐ。このことにより、セ
ルシャッターの熱反射板の反射効果の低減の防止、坩堝
内の金属の汚染を防止する。また、シャッター閉時の蒸
発金属をセルシャッターに付着させ、反射による坩堝内
の蒸発金属の汚染を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分子線結晶成長装置の
セルシャッターおよびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の一例の分子線結晶成長装置
のクヌードセンセルの断面図である。1はクヌードセン
セルで、坩堝2の円周方向を加熱用ヒータ3で囲み、さ
らに、一般的に高温での熱反射に優れた表面が鏡面のタ
ンタルで作られた熱反射板4で囲んでいる。5は熱反射
板4の外部に接して、熱反射板4を保持する外套であ
る。6は坩堝2と外套5の接合面のカバ−である。7は
外套5とカバー6を接続する接続子である。8は坩堝2
の底面に接触している温度測定用熱電対である。9は分
子線の通過および遮蔽をするセルシャッターである。1
0はセルシャッター9の支柱である。11はクヌードセ
ンセル1と支柱10を保持しているベース板である。ま
た、加熱用ヒータ3のリードおよび熱電対8は気密端子
(図示せず)を通して外部にリードを出している。12
はセルシャッター9に付着した金属を示す。13は坩堝
2内の蒸着用金属(例えばガリウム)である。加熱用ヒ
ータ3が坩堝2の上部にあるのは、ガリウムの融点が2
9.8℃と低いために、加熱時の突沸を防ぐために上部
から加熱している。この装置の使用方法は、熱電対8で
コントロールしながらヒータ3で坩堝2を加熱し、蒸着
用金属13を溶融する。この時、基板(図示せず)への
結晶成長を開始するまでは、セルシャッター9は坩堝2
上の位置に置き(閉じる)、結晶成長時にセルシャッタ
ー7を図1の点線部に置く(開く)。また、他の例とし
て公開特許公報(平4−198091号)に記載の装置
では、セルシャッター9への付着金属12の発生防止の
ため、セルシャッター9にヒータを設置し、セルシャッ
ター9が開時も、閉時もヒータに通電してセルシャッタ
ーの温度を高め、付着金属12の発生を防止しているも
のもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第一例の分子線結晶装
置のセルシャッター9は、結晶成長時以外は閉じてい
る。一方、坩堝2内の金属13は結晶成長時以外の準備
段階、終了直後は溶融状態にあるために、セルシャッタ
ー9の下面に、蒸発により付着金属12が発生する。坩
堝2内の蒸着用金属13が溶融している状態で、結晶を
成長しない時間が長くなったり、蒸着のサイクルが多く
なるとセルシャッター9の下面の付着金属12が蓄積さ
れる。この時、坩堝2からの輻射熱により付着金属12
は低融点金属(ガリウムの融点は29.8℃)の場合溶
融状態である。そのために、付着金属12が多くなる
と、付着金属12がセルシャッター9から落下する。特
に、セルシャッター9の移動時にシャッター7の振動に
より落下することが多くなる。この落下した金属(図示
せず)が熱反射板4の鏡面に付着し、反射効率が低下し
たり、セルシャッター9に付着することによって汚染さ
れた付着金属12が坩堝2に入り、坩堝2内の金属が汚
染されると言う問題があった。他例の上記公開特許公報
(閉4−198091号)に記載の装置では、セルシャ
ッター9を高温にすることにより、セルシャッター9へ
の付着金属の発生を防止し、付着金属12の落下を防止
している。しかし、セルシャッター9が閉時に蒸発した
金属がセルシャッター9で反射して、一部が坩堝2に戻
る。この時、セルシャッター9の不純物が坩堝2に入り
蒸着用金属13が汚染されると言う問題が残されてい
る。本発明が課題とするのは、蒸着用金属13が蒸発
し、セルシャッター9へ付着した付着金属12が落下
し、坩堝2内の蒸着用金属13が汚染したり、熱反射板
の反射効率が低下したり、あるいは蒸着用金属13がセ
ルシャッター9で反射し、坩堝2内の蒸着用金属が汚染
したりすることを防止する装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を全て
解決するために提案されたもので、分子線結晶成長装置
の分子線の通過および遮蔽に用いるセルシャッターにお
いて、自動的に前記セルシャッターの閉状態時に前記セ
ルシャッターを加熱せず、開状態時に加熱する加熱用ヒ
ータを具備したことを特徴とするセルシャッターを提供
する。
【0005】
【作用】本発明によれば、セルシャッターを閉じた時は
セルシャッタ−を加熱せず、蒸着用用金属をセルシャッ
ターに付着させ、セルシャッタ−を開いた時にセルシャ
ッター用ヒータに通電、加熱し、セルシャッターに付着
した付着金属を蒸発させることにより、セルシャッター
に付着した付着金属が蓄積することがなくなり、セルシ
ャッターからの付着金属の落下による坩堝内の蒸着用金
属の汚染の防止および熱反射板の反射効率の低下の防止
をする。また、セルシャッターの閉時セルシャッターを
加熱しないので、セルシャッターで反射した金属による
坩堝内の蒸着用金属の汚染もない。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図1から説明す
る。21はクヌードセンセルで、坩堝22の円周方向を
加熱用ヒータ23で囲み、さらに、一般的に高温での熱
反射に優れた表面が鏡面のタンタルで作られた熱反射板
24で囲んでいる。25は熱反射板24の外部に接し
て、熱反射板24を保持する外套25である。26は坩
堝22と外套25の接合面のカバーである。27は外套
25とカバー26を接続する接続子である。28は坩堝
22の底面に接触している温度測定用熱電対である。2
9は分子線の通過および遮断をするセルシャッタ−であ
る。30はセルシャッタ−の支柱である。31はクヌー
ドセンセル21とセルシャッター支柱30を保持してい
るベース板である。また、加熱用ヒータ23のリードお
よび熱電対28は気密端子(図示せず)を通して外部に
リードを出している。32はセルシャッター29に付着
した金属を示す。33は坩堝22内の蒸着用金属(例え
ばガリウム)である。32は本発明の特徴であるセルシ
ャッター27上面に設けられたセルシャッター用ヒータ
である。このセルシャッター用ヒータ32には自動的に
閉時は通電せず、開時は通電する。開時には必ず通電し
ても、間歇に通電してもよい。1サイクルの付着量と、
蒸発量により決める。加熱用ヒータ23が坩堝22の上
部にあるのは、ガリウムの融点が29.8℃と低いため
に、加熱時の突沸を防ぐために上部から加熱している。
この装置の使用方法は、熱電対28でコントロールしな
がらヒータ23で坩堝22を加熱し、金属33を溶融す
る。この時、基板(図示せず)への結晶成長を開始する
までは、セルシャッター29は坩堝22上の位置に置き
(閉じる)、結晶成長時にセルシャッター29を図1の
点線部に置く(開く)。このセルシャッター29が開状
態にした時に、本発明のセルシャッター用ヒータ34に
自動的に通電し、セルシャッター29の下面の付着金属
32を加熱し蒸発させる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、セルシャッターの開状
態時に、セルシャッターのヒータに通電し、セルシャッ
ターの温度を上げ、付着金属を蒸発させ、シャッターの
開閉の動作での付着金属の落下を防ぐ。このことによ
り、セルシャッターの熱反射板の反射効果の低減の防
止、坩堝内の金属の汚染を防止する。また、シャッター
閉時の蒸発金属をセルシャッターに付着させ、反射によ
る坩堝内の蒸発金属の汚染を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分子線結晶装置のクヌードセンセル
の断面図
【図2】 従来の分子線結晶装置のクヌードセンセルの
断面図
【符号の説明】
29 セルシャッター 34 加熱用ヒータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 セルシャッターおよびその使用方法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子線結晶成長装置の分子線の通過および
    遮蔽に用いるセルシャッターにおいて、自動的に前記セ
    ルシャッターの閉状態時に前記セルシャッターを加熱せ
    ず、開状態時に加熱する加熱用ヒータを具備したことを
    特徴とするセルシャッター。
  2. 【請求項2】分子線結晶成長装置の分子線の通過および
    遮蔽に用いる加熱用ヒータを具備したセルシャッターの
    使用方法において、前記セルシャッターの閉状態時に前
    記加熱用ヒータに通電せず、開状態時に前記加熱用ヒ−
    タに通電することを特徴とするセルシャッターの使用方
    法。
JP17685994A 1994-07-28 1994-07-28 セルシャッターおよびその使用方法 Pending JPH0841629A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206996A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Jfe Steel Kk 焼結機原料装入装置の付着物除去方法および焼結鉱の製造方法
JP2013147422A (ja) * 2013-03-25 2013-08-01 Ricoh Co Ltd 結晶製造方法
WO2014046455A1 (ko) * 2012-09-20 2014-03-27 한국에너지기술연구원 소스 잔류물 배출형 셔터를 구비한 진공 증발원 및 이를 포함하는 증착 장비

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