JPH084125A - 鋼管継手及びこれを使用した鋼管の継手部構造 - Google Patents

鋼管継手及びこれを使用した鋼管の継手部構造

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JPH084125A
JPH084125A JP14860094A JP14860094A JPH084125A JP H084125 A JPH084125 A JP H084125A JP 14860094 A JP14860094 A JP 14860094A JP 14860094 A JP14860094 A JP 14860094A JP H084125 A JPH084125 A JP H084125A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼管継手を精度良く製作し、また鋼管の継手
部構造の組立て施工が容易にでき、荷重のスムーズな伝
達が図れるようにすることにある。 【構成】 一側が鋼管1,2の端部に溶接される略円筒
形の基部7の中心部に放射状の連結板部9を介して連結
筒体8を同心に連設すると共に、連結筒体8及び連結板
部9を鋼管1,2側の反対側に延在させ、連結板部9の
延在部を継手部10としてなる鋼管継手3,4の継手部
10を互いに突き合わせ、両継手部10に各々これを跨
ぐ継手板5を添接させ、継手板5に継手部10を各々ボ
ルト締結してなる鋼管の継手部構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送電用鉄塔や鋼管構
造物の骨組に使用する鋼管継手及びこれを使用した鋼管
の継手部構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来、送電用鉄塔や鋼管構造物の構築現場
において、図6に示すように、対向する一対の鋼管20
の端部同士を溶接継手21により接合する場合には、予
め工場において両鋼管20の端部の外面に各々エレクシ
ョンピース22を周方向に等間隔で溶接により取り付
け、これを建設現場において対向するエレクションピー
ス22間に各々スプライスプレート23を架け渡しボル
ト締結することで、両鋼管20の端部同士を仮付けす
る。次いで、鋼管接合部の開先内を一次溶接(スプライ
スプレート23を取り外して全周溶接するまで仮付け状
態を保持するための溶接)を行う。この溶接は足場が悪
い高所での作業となり、溶接環境が悪く、作業能率も悪
かった。また、一次溶接の後、スプライスプレート23
を取り外し、開先内を全周溶接する。しかる後、エレク
ションピース22を除去し、除去跡をグラインダーで平
滑に仕上げなければならない。更に、使用する鋼管20
の板厚が厚い場合には、鋼管20の端部の溶接を多層盛
り溶接で行わなければならず、その溶接管理も非常に厳
しいものがある。従って、鋼管接合作業の能率が悪く
て、送電用鉄塔や鋼管構造物の構築工期の長期化を招い
ていた。
【0003】そこで、従来、対向する一対の鋼管の端部
に各々継手部を設け、これら継手部を互いに突き合わ
せ、これら継手部に各々これらを跨ぐ継手板を添接し、
該継手板に前記継手部をボルト締結することにより両鋼
管の端部同士を互いに接合することが考えられている。
【0004】前記継手部の設け方としては、鋼管の端部
に取付プレートを溶接し、該取付プレートに継手部を設
ける方法と、鍛造等で製作されて一側が鋼管の端部に溶
接される基部を備え、該基部の他側に継手部を設けてな
る鋼管継手を予め製作しておき、該鋼管継手の基部を鋼
管の端部に溶接する方法とがある。前者の方法では、鋼
管の端部に取付プレートを溶接した後、該取付プレート
に継手部を設ける作業が一々必要となることから、作業
能率が悪い。このため、最近では、鋼管の端部に鋼管継
手を取り付けるだけで済む後者の方法が採用されてい
る。
【0005】前記鋼管継手には、実公平1−13128
号公報に記載されたものがある。この鋼管継手は、図7
に示すように、円盤状の厚板部24(基部)の一面に厚
板部24と直角に複数枚の羽根板25(継手部)を放射
状に溶接して構成している。そして、対向する一対の鋼
管20を接合する場合には、これら鋼管20の端部に各
々厚板部24の他面を溶接し、厚板部24の一面に設け
た羽根板25を互いに突き合わせ、これら羽根板25に
各々これを跨ぐ図示しない添設板(継手板)を添接さ
せ、該添設板に羽根板25をボルト締結することにより
両鋼管20の端部同士を互いに接合している。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の鋼管継手及びこれを使用した鋼管の継手部構造にあ
っては、厚板部24の一面に放射状の突出部26を形成
し、これら突出部26に各々羽根板25を添接させて、
厚板部24の中心に羽根板25の中心を合わせた状態で
溶接することが必要となる。このように突出部26と羽
根板25間の溶接箇所等多くの溶接箇所が存在している
上に、溶接方向が放射状であるために、溶接作業は溶接
欠陥が生じないように細心の注意と作業管理をもって行
うことが必要となる。また、突出部26に各々羽根板2
5を添接させているに過ぎないため、溶接時に厚板部2
4の中心に羽根板25の中心を合わせることは容易でな
い。従って、鋼管継手の製作能率が悪く、製作コストの
上昇を招く。
【0007】また、鋼管継手の製作ミスで厚板部24の
中心に羽根板25の中心が合っていない場合に、厚板部
24を鋼管20の端部に取り付け、羽根板25とこれを
跨ぐ添設板とボルト締結して、鋼管20の端部同士を接
合したときには、これら両鋼管20間に芯ずれが生じる
こととなり、この結果、両鋼管20間の荷重の伝達が不
確実なものとなる。
【0008】この発明は上記課題を解決するためになし
たもので、その第1の目的は、鋼管継手を精度良く製作
できるようにすることにある。
【0009】また、この発明の第2の目的は、組立て施
工が容易にできると共に、荷重のスムーズな伝達が図れ
るようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、請求項1に記載されているように、一
側が鋼管の端部に溶接接合される略円筒形の基部を備
え、該基部の中心部に放射状の連結板部を介して連結筒
体を同心に連設すると共に、前記連結筒体及び連結板部
を前記鋼管側の反対側に延在させて、該連結板部の延在
部を継手部としたものである。
【0011】また、この発明は、請求項2に記載されて
いるように、一対の鋼管の端部を対向して配置し、これ
ら鋼管の端部に各々略円筒形の基部の一側を溶接接合
し、該基部の中心部に各々放射状の連結板部を介して連
結筒体を同心に連設すると共に、前記連結筒体及び連結
板部を各々互いに突き合わせる側に延在させて、該連結
板部の延在部を継手部とし、これら継手部を互いに突き
合わせ、両継手部に各々これを跨ぐ継手板を添接させ、
該継手板に前記継手部を各々ボルト締結してなるもので
ある。
【0012】
【作用】上記請求項1に記載の構成によれば、基部の中
心部に連結筒体を同心に連設した放射状の連結板部の延
在部を継手部として、継手部の中心を基部の中心に合致
させて、基部を鋼管の端部に溶接接合したときに、継手
部の中心を鋼管の端部の中心に合致させる。
【0013】上記請求項2に記載の構成によれば、組立
て施工は、一対の鋼管の端部を対向して配置し、これら
鋼管の端部に各々基部を全周溶接等で溶接接合して継手
部を互いに突き合わせ、これら継手部に各々これを跨ぐ
継手板を添接させ、該継手板に前記継手部をボルト締結
することで行う。この場合、基部の中心部に連結筒体を
同心に連設した放射状の連結板部の延在部を継手部とし
て、継手部の中心を基部の中心、しいては基部を設けた
鋼管の端部の中心に合致させて、両鋼管同士を同心に接
合する。
【0014】このような鋼管の継手部構造において、一
方の鋼管から他方の鋼管への荷重の伝達は、一方の鋼管
側の鋼管継手(基部,連結筒体,連結板部及び継手部)
と継手板と他方の鋼管側の鋼管継手(基部,連結筒体,
連結板部及び継手部)とを経て順次行われる。この場
合、鋼管接合側の基部と連結筒体と連結板部の全断面
と、ボルト継手部側の連結筒体と継手部と継手板の全断
面とを略同一の断面にすることが可能である。略同一断
面とした場合には、一方の鋼管から鋼管継手及び継手板
を介して他方の鋼管に軸力がスムーズに伝達される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0016】図1はこの発明の一実施例になる鋼管の継
手部構造を示す斜視図、図2(1)は図1のP矢視側面
図、(2)は(1)のA−A線に沿う縦断面図、図3は
図2(2)のB−B線に沿う断面図、図4は同鋼管の継
手部構造の変形例を示す図3に対応した断面図である。
【0017】鋼管の継手部構造は、一対の鋼管1,2を
対向して配置し、これら鋼管1,2の端部に各々鋼管継
手3,4を取り付け、これら鋼管継手3,4を継手板5
を介して接合してなるものであり、筒状のカバー部材6
により覆われている。
【0018】鋼管継手3,4は同一の構造を有するもの
であるため、一方の鋼管継手3だけについてその構造を
説明すると、鋼管継手3は一側が鋼管1の端部に溶接接
合される略円筒形の基部7を備えている。この基部7の
中心部には放射状の連結板部9を介して連結筒体8が同
心に連設されている。連結筒体8及び連結板部9は鋼管
1側の反対側に延在していて、連結板部9の延在部は継
手部10とされている。この放射状の継手部10にはボ
ルト穴11が形成されている。12は連結板部9間に形
成された開口部である。このような鋼管継手3,4はそ
の製作性を向上させるために鋳鋼で一体に製作されてい
て、製作後にボルト穴11が形成されている。尚、連結
筒体8の径は、継手部10の必要な大きさを確保した状
態において適宜設定され、例えば図3に示すように連結
筒体8が大径に形成されていても良いことは言うまでも
ない。
【0019】鋼管継手3,4は鋳造により製作されてい
る。鋼管継手3,4の構造上、各構成部分(基部7,連
結筒体8,連結板部9,継手部10)の板厚を同じ厚さ
とすることが可能である。同じ板厚として鋳造により鋼
管継手3,4を製作すれば、板厚の変化で生じる応力集
中や不均一な熱収縮を防いで、精度の良い鋼管継手3,
4が得られるという利点がある。
【0020】鋼管継手3,4を使用して鋼管の継手部構
造が次のように組み立てられている。つまり、両鋼管
1,2の端部には各々鋼管継手3,4の基部7の一側が
全周溶接で接合されていて、これら基部7の中心部には
各々放射状の連結板部9を介して連結筒体8が同心に連
設されている。連結筒体8及び連結板部9は各々鋼管
1,2を互いに突き合わせる側に延在していて、連結板
部9の延在部は各々継手部10とされている。これら継
手部10には各々ボルト穴11が穴明け加工で形成され
ると共に、継手部10を接合する継手板5には各々ボル
ト穴14が形成されている。そして、対向する継手部1
0の一方の継手部10に継手板5の一側を添接させ、継
手板5の他側を他方の継手部10に添接させて、突き合
わせた継手部10の両側に各々継手板5を配置した後、
これら継手板5のボルト穴14及び継手部10のボルト
穴11に高力ボルト15を挿通させ、高力ボルト15に
ナット16を螺合して締め付けることによって、継手部
10及び継手板5が各々ボルト締結されている。
【0021】前記鋼管の継手部構造における基部7間に
は、その外観体裁を良くするカバー部材6が取り付けら
れ、カバー部材6により、ボルト継手部を構成する継手
部10及び継手板5が覆われている。このカバー部材6
は2つ割り構造のもので、円弧状断面を有する2つの分
割体6a、6bから構成されている。カバー部材6は鋼
管の継手部構造の組立て後、基部7間に介装して互いに
対向して配置されて、シーリングビード溶接により組み
立てられ、かつ基部7に各々シーリングビード溶接によ
り接合されている。このカバー部材6は荷重の伝達には
一切関与しないものである。
【0022】以上の構成において、鋼管継手3,4の基
部7の中心部に連結筒体8を同心に連設した放射状の連
結板部9の延在部を継手部10として、継手部10の中
心を基部7の中心に合致させて、基部7を各々鋼管1,
2の端部に溶接接合したときに、継手部10の中心を各
々鋼管1,2の端部の中心に合致させる。
【0023】送電用鉄塔や鋼管構造物の構築現場におい
て、鋼管継手3,4を使用して組立て施工を行うに当た
っては、前記構造物の骨組を構成する一対の鋼管1,2
のうち、鋼管1の両端部に各々鋼管継手3を溶接し、鋼
管2の両端部に各々鋼管継手4を溶接した後、前記鋼管
1,2に溶融亜鉛めっきを施しておく。鋼管継手3が取
り付けられた鋼管1に溶融亜鉛めっきを施す場合には、
鋼管1を傾斜状態のままめっき槽内の溶融亜鉛めっき液
に浸漬し、めっき完了後再び傾斜状態で取り出す。この
とき、鋼管1の上位端部に取り付けた鋼管継手3の開口
部12を介して鋼管1内の空気が外部に排出されること
から、鋼管1の下位端部に取り付けた鋼管継手3の開口
部12を介して鋼管1内にまで溶融亜鉛めっき液が出入
りする。このようにして、前記鋼管継手3及び鋼管1に
溶融亜鉛めっきを施す。
【0024】鋼管継手4が取り付けられた鋼管2に溶融
亜鉛めっきを施す場合も同様に行って、鋼管継手4及び
鋼管2に溶融亜鉛めっきを施す。
【0025】このように構成した鋼管継手3,4は各構
成部分を同一の板厚とすることができる。同一の板厚と
した場合には、各々の加熱温度が同じとなり、それだけ
めっき時間を短縮して、めっき作業が能率良く行えるこ
ととなる。また、鋼管継手3,4の構成上、鋼管継手3
の基部7と鋼管1の端部との溶接継手部、及び、鋼管継
手4の基部7と鋼管2の端部との溶接継手部に極めて大
きな板厚差を生じさせないようにできることから、上記
溶融亜鉛めっき時に溶接部に割れが生じることはない。
【0026】また、組立て施工は、鋼管1,2の端部を
対向して配置し、これら鋼管1,2の端部に各々設けた
鋼管継手3,4の継手部10を互いに突き合わせ、これ
ら継手部10に各々これを跨ぐ継手板5を添接させ、該
継手板5に前記継手部10をボルト締結することで行
う。
【0027】このようにして得られた鋼管の継手部構造
においては、鋼管継手3,4の基部7の中心部に各々連
結筒体8を同心に連設した放射状の連結板部9の延在部
を継手部10として、継手部10の中心を各々基部7の
中心、しいてはこれら基部7を各々設けた鋼管1,2の
端部の中心に合致させていることから、鋼管1,2同士
は同心に接合されることとなる。
【0028】また、一方の鋼管1から他方の鋼管2への
荷重の伝達は、鋼管1側の鋼管継手3と継手板5と鋼管
2側の鋼管継手4とを経て順次行われる。この場合、鋼
管接合側の基部7と連結筒体8と連結板部9の全断面
と、ボルト継手部側の連結筒体8と継手部10と継手板
5の全断面とを略同一の断面にすることが可能である。
略同一断面とした場合には、鋼管継手3,4及び継手板
5を介して鋼管1,2同士を接続して構築した送電用鉄
塔や鋼管構造物が架線荷重や風力等の外力を受けて鋼管
1,2に軸力が作用したときには、一方の鋼管1から鋼
管継手3,4及び継手板5を介して他方の鋼管2に前記
軸力がスムーズに伝達される。
【0029】尚、上記実施例では、鋼管の継手部構造
を、鋼管継手3,4を使用して鋼管1,2同士を接合す
る場合について説明したが、鋼管継手3を使用して鋼管
17等に設けたガセットプレート18と接合する場合に
も適用しても良い。
【0030】この鋼管の継手部構造においては、一方の
鋼管1と他方の鋼管17等との間の荷重の伝達は、一方
の鋼管1側の鋼管継手3(基部7,連結筒体8,連結板
部9及び継手部10)と継手板5と他方の鋼管17等側
のガセットプレート18とを経て順次行われる。この場
合、鋼管接合側の基部7と連結筒体8と連結板部9の全
断面と、ボルト継手部側の連結筒体8と継手部10と継
手板5の全断面とを略同一の断面にすることが可能であ
る。略同一断面とした場合には、一方の鋼管1から鋼管
継手3、継手板5及びガセットプレート18を介して他
方の鋼管17等に軸力がスムーズに伝達される。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、この発明は、請求項1記載
のものにおいては、基部の中心部に放射状の連結板部を
介して連結筒体を同心に連設して、該連結筒体の外周部
に設けた継手部の中心を前記基部の中心に合致させた精
度の良い鋼管継手を製作することができる。この鋼管継
手はその構成部分の板厚を同じ厚さとすることが可能で
あり、同じ板厚とした場合には、鋳物の製作時に板厚の
変化で生じる応力集中や不均一な熱収縮を防ぐことがで
きることから、鋳造による一体製作ができることとな
り、従来に比べて製作能率の向上及び製作精度の向上並
びに製作コストの低減が図れる。また、鋼管継手の基部
を鋼管の端部に溶接接合したときには、継手部の中心は
鋼管の端部の中心に合致するから、鋼管の継手部構造の
組立てが有効に行われる。
【0032】また、この発明は、請求項2記載のものに
おいては、対向する一対の鋼管の端部に各々基部を全周
溶接等で溶接接合して継手部を互いに突き合わせ、これ
ら継手部に各々これを跨ぐ継手板を添接させ、該継手板
に前記継手部をボルト締結することで、組立て施工を容
易に行うことができ、その際、鋼管の端部の中心に各々
継手部の中心が合致することから、従来のような心ずれ
を生じることなく鋼管同士を容易に接合することができ
る。従って、従来に比べて組立て施工の能率の向上が図
れる。
【0033】また、鋼管接合側の基部と連結筒体と連結
板部の全断面と、ボルト継手部側の連結筒体と継手部と
継手板の全断面とを略同一の断面にすることが可能であ
り、略同一断面とした場合には、一方の鋼管から鋼管継
手及び継手板を介して他方の鋼管に軸力をスムーズに伝
達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である鋼管の継手部構造を
示す斜視図である。
【図2】(1) 図1のP矢視側面図である。 (2) (1)のA−A線に沿う縦断面図である。
【図3】図2(2)のB−B線に沿う断面図である。
【図4】同鋼管の継手部構造の変形例を示す図3に対応
した断面図である。
【図5】(1) この発明の他の実施例である鋼管の継
手部構造を示す正面図である。 (2) (1)のC−C線に沿う断面図である。
【図6】(1) 従来例の鋼管の継手部構造を示す正面
図である。 (2) (1)のD−D線に沿う断面図である。
【図7】(1) 別の従来例の鋼管の継手部構造を示す
左側面図である。 (2) (1)のE−E線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1,2 鋼管 3,4 鋼管継手 5 継手板 6 カバー部材 7 基部 8 連結筒体 9 連結板部 10 継手部 11 ボルト穴 14 ボルト穴 15 高力ボルト 16 ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側が鋼管の端部に溶接接合される略円
    筒形の基部を備え、該基部の中心部に放射状の連結板部
    を介して連結筒体を同心に連設すると共に、前記連結筒
    体及び連結板部を前記鋼管側の反対側に延在させて、該
    連結板部の延在部を継手部としたことを特徴する鋼管継
    手。
  2. 【請求項2】 一対の鋼管の端部を対向して配置し、こ
    れら鋼管の端部に各々略円筒形の基部の一側を溶接接合
    し、該基部の中心部に各々放射状の連結板部を介して連
    結筒体を同心に連設すると共に、前記連結筒体及び連結
    板部を各々互いに突き合わせる側に延在させて、該連結
    板部の延在部を継手部とし、これら継手部を互いに突き
    合わせ、両継手部に各々これを跨ぐ継手板を添接させ、
    該継手板に前記継手部を各々ボルト締結してなることを
    特徴する鋼管の継手部構造。
  3. 【請求項3】 前記基部間に、前記継手部及び継手板を
    覆う筒状のカバー部材を取り付けたことを特徴とする請
    求項2記載の鋼管継手。
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