JP4134459B2 - 構造物用管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物の部材を構成する管(以下、構造物部材管という)を組み上げる際に用いる構造物用の管継手、とくに鋼管を主要部材とする送電鉄塔、橋梁などに用いられる構造物用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
管材を主要部材とする送電鉄塔や橋梁は通常、山岳部あるいは河川、海峡など険しい地形の環境で建設作業が行われることが多い。また、構造物部材管同士を接続する作業、構造物部材管とトラスの結節部などの構造物とを接続する作業、または構造物同士を接続する作業についても高所で行うことが多い。このため、予め工場で構造物部材管の両端または構造物自体にフランジを取り付け、建設現場においてフランジ同士を突き合わせてボルトとナットで締結する方法が広く用いられている。以下、構造物部材管同士の接続を例にして説明する。
【0003】
図9は一般的な従来技術のリブ付きフランジ継手の構造を示す概要図であり、同図(a1)は8個のボルト穴を円周方向1列に有するリブ付きフランジ継手の側面図、同図(a2)はその平面図であり、同図(b1)は16個のボルト穴を円周方向2列に有するリブ付きフランジ継手の側面図、同図(b2)はその平面図である。
【0004】
同図は片側の継手を示している。同図(a1)、(a2)のように、フランジ18と構造物部材管1とをリブ20で補強し、フランジ18の周囲1列のフランジボルト穴19にボルト(図示せず)を6本以上、さらに強度を確保する場合には同図(b1)、(b2)のようにボルトを2列に配して構造物部材管1同士を締結する。
【0005】
この方式の管継手のフランジ構造にはさまざまなものがあり、例えば特開昭55−95750号公報には、一体型フランジ継手が開示されている。
図10は、同公報に開示された一体型フランジ継手の構造を示す概要図であり、同図(a)は側面図、同図(b)は平面図である。
【0006】
同図(a)、(b)に示すように、この管継手はフランジ18に続く管端部を厚肉にした一体物管継手であり、フランジ18の反対側の端部で構造物部材管1を接合する構造を有する。
【0007】
これらの継手に共通する構造は、フランジ同士を突き合わせ、フランジ部全周にわたり均等に配置されたボルト孔を通してボルト、ナットで締結することにより管同士を接続するところにある。また、これらのフランジ継手はいずれも継手に作用する引張および曲げ荷重をすべてボルト・ナットで負担する構造になっている。
【0008】
この構造は送電鉄塔や橋梁のような大型構造物では自重に耐える静的強度と、強風、構造物の固有振動、送電鉄塔にあっては電線の振動、または橋梁にあっては車両の通行による振動などの低サイクルの繰り返し引張荷重ないし曲げ荷重に耐える疲労強度とを確保するため、多くのボルトが必要となり、締結作業に多大な工数が必要となる。すなわち、送電鉄塔や橋梁では上記締結作業は高所あるいは足場の悪い場所での手作業であるため、締結に多数のボルト、ナットを使用すると、著しく施工能率が低下し、施工費用の増大を招くことになる。
【0009】
管同士を接続する他の方法として、ねじ継手がある。ねじ継手は片方の管端外周面に雄ねじを設け、相対する管端あるいはカップリングの内面に雌ねじを設けて、両者を締め付けることにより管を接続するものであり、特に油井管用のねじ継手には管と同等以上の強度性能を有するものもある。
【0010】
しかし、ねじ継手は接続する際に管本体を回転させなければならず、かつその締め付け作業が人力のみでは不可能であるため、現場の手作業が必須要件である構造物用継手には適用できない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、送電鉄塔等の大型構造物の施工コストを低減できる簡便かつ安全な継手が要望されているにもかかわらず、その要望を満たすような構造物用管継手は実用化されていない。
【0012】
本発明の目的は、強度を確保しつつ、高い施工能率で構造物部材管同士、構造物と構造物部材管、または構造物同士を接続できる安価な管継手を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、従来型のボルト・ナット接続によるフランジ継手の問題点を検討した。構造物用のフランジ継手には強度上の制約があるためボルト本数が多い。すなわち、前記のように静的圧縮荷重および低サイクルの繰り返し引張荷重ないしは曲げ荷重が作用するが、従来のフランジ継手では引張荷重および曲げ荷重はすべてボルト・ナットが負担する構造になっている。この引張あるいは曲げ荷重の設計荷重値は個々の構造物により異なるが、送電鉄塔の例ではおおむね接続する構造物部材管の降伏荷重(降伏応力×構造物部材管の断面積)の2/3〜1.0倍程度までの荷重に耐えなければならないため、特に大径の構造物部材管を接続するフランジ継手においてはボルト本数が多くなる。
【0014】
さらに、ボルトはスパナ等の工具で締結を行う必要があるため、ボルト穴とボルト穴との間やボルト穴と構造部材との間に締結作業を行うためのスペースを確保する必要があり、ボルト本数が多い場合には前記締結作業のためにフランジ外径を大きくせざるを得ない場合が生じる。このようにフランジ外径を大きくすることはフランジ継手の重量増加に繋がるため、材料費および運送費などのコスト増加を招くとともに、ハンドリング性が悪くなるため作業効率を低下させるなどの問題を生じる。
【0015】
本発明者らは、継手に作用する引張荷重および曲げ荷重を、ボルト、ナット以外の継手構造で負担するようにすればボルト・ナット本数を大幅に削減することができ、さらには高所における人力締結作業の効率を格段に向上させることができるとの着想を得た。
【0016】
本発明者らは管継手を、1対の管端部材とカップリング部材の2種の部材で構成し、1対の管端部材を突き合わせた状態で、カップリング部材でこれを覆い、管端部材を強固に接続する構造を検討した。本発明の構造では、管端部材にかかる引張荷重、曲げ荷重またはせん断荷重はカップリング部材が負担する構造とし、カップリング部材を締め付けるボルト等の部品は管軸方向に作用する引張、曲げ荷重を直接負担しないため、締め付けのボルトは小さなボルトでよく、本数も少なくできることをねらっている。
【0017】
本発明の管継手の基本的構造は、外周面に複数の山部を配置した1対の管端部材と、該山部と嵌め合う溝部を内面に有するカップリング部材とで構成し、カップリング部材で管端部材の外周を覆う構造である。
【0018】
本発明者らは更に以下の検討を行って本発明を完成した。
山部の接合面側の側面と管継手軸とのなす角度を、全ての山部について同一とすると、管端部材については接合面側の山部に応力が集中し、カップリング部材については突き合わせ面側の溝部に応力が集中する。このような応力集中が生じると、繰り返しの引張あるいは曲げ荷重により、応力集中部において疲労によるき裂が発生する恐れがあり、さらに高応力により山部が塑性変形し、山部が溝部の側面を乗り越えて管端部材がカップリング部材から抜け落ちる、いわゆるジャンプアウトが発生し易くなり好ましくない。これを防止するため、山部の接合面側の側面と管継手軸とのなす角度を、接合面側および突き合わせ面側で小さくして中央側で大きくする。
【0019】
さらに発明者らは、管継手の剛性を損なわずに管継手重量の増加を抑制することを検討した。
肉厚を増加させることなく管継手の剛性を高めるには管継手の径を増大させればよい。しかし、このことは管継手の重量および体積の増加に繋がるため、材料費および運搬費のコスト増加を招くとともに作業効率を低下させる。一方、管継手の肉厚を増加させることにより剛性を高めることは可能であるが、肉厚中心位置を変更せずに肉厚を増加させた場合にも、管継手の外径が増加するため前記問題が生じる。そこで、管継手の重量および体積の増加を極力抑制しながら剛性を高めるために、肉厚を増加させる方向を管継手内部方向とした。
【0020】
本発明は上記した技術思想に基づき完成されたもので、下記の構造物用管継手をその要旨とする。
【0021】
(1)1対の管端部材とカップリング部材とで構成された構造物用管継手であって、
前記管端部材は、一端に構造物部材と接合する接合面を、他端に他方の管端部材と向き合う突き合わせ面を、外周面に複数の山部を有し、さらに前記山部の前記接合面側の側面と管継手軸とのなす角度について、中央側の山部の角度が接合面側および突き合わせ面側の山部の角度よりも大であり、
前記カップリング部材は、円周方向に分割した複数個の分割体で構成され、内面には管端部材が組み立てられ分割体間が締め付けられた状態で管端部材の山部と嵌め合う溝部を有し、かつ前記分割体間を締め付ける手段を有することを特徴とする構造物用管継手。
【0022】
(2)1対の管端部材とカップリング部材とで構成された構造物用管継手であって、
前記管端部材は、一端に構造物部材と接合する接合面を、他端に他方の管端部材と向き合う突き合わせ面を、外周面に複数の山部を有し、さらに前記管端部材の肉厚中心位置と管継手軸との距離が、接合面の肉厚中心位置と管継手軸との距離よりも小さく、
前記カップリング部材は、円周方向に分割した複数個の分割体で構成され、内面には管端部材が組み立てられ分割体間が締め付けられた状態で管端部材の山部と嵌め合う溝部を有し、かつ前記分割体間を締め付ける手段を有することを特徴とする構造物用管継手。
【0023】
(3)1対の管端部材とカップリング部材とで構成された構造物用管継手であって、
前記管端部材は、一端に構造物部材と接合する接合面を、他端に他方の管端部材と向き合う突き合わせ面を、外周面に複数の山部を有し、さらに前記山部の前記接合面側の側面と管継手軸とのなす角度について、中央側の山部の角度が接合面側および突き合わせ面側の山部の角度よりも大であり、さらに前記管端部材の肉厚中心位置と管継手軸との距離が、接合面の肉厚中心位置と管継手軸との距離よりも小さく、
前記カップリング部材は、円周方向に分割した複数個の分割体で構成され、内面には管端部材が組み立てられ分割体間が締め付けられた状態で管端部材の山部と嵌め合う溝部を有し、かつ前記分割体間を締め付ける手段を有することを特徴とする構造物用管継手。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の管継手の構造の一実施形態を示す部分断面斜視図である。
同図において、上下の管端部材2、2は上下の構造物部材管1、1と接合面3を介してそれぞれ接合されている。管端部材2の端部には突き合わせ面10があり、上下の管端部材2、2は突き合わせ面10を介して向き合っている。1対の管端部材2、2の外周はカップリング部材4で覆われ、管端部材2の山部8とカップリング部材4の内面の溝部9とが嵌め合って、管端部材2、2同士が離間しないようになっている。
【0025】
一方の管端部材2の突き合わせ面10には凹部11が、他方の管端部材2の突き合わせ面10には凸部12が形成されている。同図では接合面3から山部にかけての部分はテーパーを有する筒状となっており、この部分を管部分13という。同図の管端部材2の山部8およびカップリング部材4の溝部9の形状については後述する。
【0026】
図2は本発明の管継手のカップリング部材4の傾視図であり、カップリング部材4の締め付ける手段を説明する図である。同図(a)は2つの分割体の両端をボルト取り付け部5の締結ボルト穴6を介してボルト留めとする場合、同図(b)は2つの分割体14の一端をヒンジ15による結合、他端をボルト留めとする場合である。
【0027】
図2(a)、(b)に示すように、カップリング部材4は複数個の分割体14に分割される。部品点数を少なくするためには2分割とするのが望ましいが、分割体14の加工性、ハンドリング性などを考慮して分割数を決める。
【0028】
分割体14は図2(a)のように、締結ボルト穴6を分割体14の両端に設けた構造としてもよいし、図2(b)のように、分割体14の片端または両端をヒンジまたはピン構造とし、1箇所のみをボルト・ナットで締結する構造としてもよい。強度的に許容する範囲で、ピンやヒンジ構造を用いる方が作業性がよい。
本発明の構造物用管継手の各部材の形状と寸法の限定理由について以下に説明する。なお、図1〜4および図6〜8においては、同一部品には同一符号を付す。
【0029】
図1に示す管端部材2は、構造物部材管1と一体物としてもよいし、構造物部材管1に接合面3を介して接合される単一部材の構造でもよい。ここでいう「接合」とは、溶接、拡散接合、圧接などの溶融接合、ネジ接合または嵌合や突き合わせ後のボルト、リベット留め等である。また構造物部材管1の管軸と管端部材2の軸は必ずしも合っていなくてもよく、構造物の施工の形態に応じて必要な角度だけ傾けて接合してもよい。
【0030】
管端部材2は構造物部材管1と接合されるほか、例えばトラス構造の結節部の構造物や基礎構造物などの管以外の構造物と接合される場合もある。また、図1、図2、図4および図8の管端部材2は中心が貫通した管形状となっているが、内面にリブ、竹の節状の部材などの補強部材が設けられていてもよい。これらを総称して便宜上管端部材という。
【0031】
図1に示すように、管端部材2の外周面に山部8を設ける。管軸方向の断面における山部8の数は2以上とする。管軸方向の断面における山部が1本のみでは十分な引張強度を確保できないからである。管軸方向の断面における山部の数の上限は特に定めないが、加工コストおよびカップリング部材4が不必要に長くならないように、上限を片側の管端部材で50本とするのが好ましい。
【0032】
山部の外周面上の形状としては以下の種々の態様にできる。
(イ)山部8を円環状に全周に配置する場合、(ロ)山部8を円弧状に断続的に配置する場合、(ハ)継手軸方向に傾斜した山部8を断続的に配置する場合がある。
(イ)の形状は最も加工がしやすく、(ロ)および(ハ)は継手軸回りの回転に対する耐力を得られる特徴がある。山部形状を(ロ)または(ハ)とした場合、これに対応するカップリング部材4の溝部9は貫通穴とすることもできる。
【0033】
図3は本発明の管端部材2の山部8の断面形状を示す断面図であり、同図(a)は三角形、同図(b)は台形の場合である。
このように、管端部材の山部の断面形状は、荷重が作用する傾斜面を確保できる形状であれば特に限定しない。
【0034】
図4は管端部材の山部8の断面形状の主要部を示す断面模式図である。
同図において、αは管端部材2の山部8の接合面側の側面と管継手軸とのなす傾斜角(以下、αともいう)を、βは山部8の突き合わせ面側の側面と管継手軸とのなす傾斜角(以下、βともいう)を表す。ここでiは接合面3側からの山の番号を表し、接合面3側からi番目の山を第i山、第i山のαおよびβを夫々α(i)およびβ(i)として表す。山の数がNである場合には、i=1は接合面3にもっとも近い山を、i=Nは突き合わせ面10にもっとも近い山を指す。
【0035】
このように傾斜を設けるのは、図1に示すように、カップリング部材4を締め付けたときに、カップリング部材4の溝部9を管端部材2の山部8に嵌合させ、強固に結合するためである。
【0036】
αについては45〜87°とすることが好ましい。45°未満では、引張荷重や曲げ荷重が負荷されたときに山部が溝の側壁を乗り越えて管端部材がカップリングから抜け落ちる、いわゆるジャンプアウトが発生し易くなり、また87°を超えると、山部8と溝部9の製造精度が厳しくなり、加工コストが上昇するからである。
【0037】
さらに、αについては、接合面側および突き合わせ面側の山部よりも中央部側の山部の方が大きくなるようにする。ここで、接合面側および突き合わせ面側の山部のαよりも中央部側の山部のαを大きくするというのは、接合面側および突き合わせ面側から中央側へかけて連続的にαを増加させる場合のみでなく、接合面側および突き合わせ面側の幾つかの山部についてのみ中央側へかけてαを増加させ、中央側の残りの山部のαを一定とする場合も含む。
【0038】
全ての山部についてαを同一にすると、管端部材については接合面側の山部に応力が集中し、カップリング部材については突き合わせ面側の溝部に応力が集中する。このような応力集中が生じると、繰り返しの引張あるいは曲げ荷重により、応力集中部において疲労によるき裂が発生する恐れがあり、さらに高応力により山部が塑性変形し、山部が溝部の側面を乗り越えて管端部材がカップリング部材から抜け落ちる、いわゆるジャンプアウトが発生し易くなり好ましくない。
【0039】
このような応力集中を抑制するために、接合面側および突き合わせ面側でαを小さく、中央側でαを大きくする。これにより、第1山の基部および第N山に嵌合する溝底に加わる応力が他の山部の基部および他の溝部の溝底に分散され、応力集中が緩和される。
【0040】
図5は管端部材の山部およびカップリング部材の溝部に作用する応力分布を示す概要図であり、同図(a)は管端部材の各山部の基部面コーナー部に発生する最大主応力の分布を、同図(b)はカップリング部材の各溝部の溝底コーナー部に発生する最大主応力の分布を示す。
【0041】
同図は山数を16とした場合についての応力分布を示し、図中Aはαを一定(α=70°)とした場合、図中Bはα(1)=α(16)=45°、α(2)=α(15)=50°、α(3)=α(14)=55°、α(4)〜α(13)=80°とした場合の応力分布を示す。同図より、接合面側および突き合わせ面側のαより中央側のαを大きくすることにより、最大主応力の最大値を低減することができ、応力集中を抑制できることがわかる。
【0042】
αの最大値は50°以上とすることが好ましい。全ての山部のαを50°未満とした場合には、管端部材2およびカップリング部材4の変形が過大となるので、これを抑制するために管端部材2およびカップリング部材4の肉厚を増加させて剛性を高める必要が生じ、その結果重量増加を招くからである。
【0043】
βは特に限定しないが、93〜135°とすることが好ましい。93°未満とすると、山部8と溝部9の製造精度が厳しくなり、加工コストが嵩むからである。135°超とすると山数を確保するために継手が長大化し、加工コストが嵩むからである。より好ましくは、95〜120°である。
【0044】
図6は管端部材およびカップリング部材の断面模式図であり、同図(a)は管端部材の断面模式図、同図(b)はカップリング部材の断面模式図である。
【0045】
なお、同図(a)において、破線で示すF1は管端部材2の山部8の基部面を、F3は管端部材の内周面を、F4は管端部材の肉厚中心位置を、F5は接合面の肉厚中心位置を夫々表し、同図(b)において、破線で示すF2はカップリング部材9の溝縁面を表す。
【0046】
ここで、接合面の肉厚中心位置F5と管継手軸との距離よりも、管端部材の肉厚中心位置F4と管継手軸との距離が小さくなるようにする。管端部材の肉厚中心位置F4とは、山部8の基部面F1を外周面とし、管端部材の内周面を内周面とする仮想管体の肉厚中心位置である。
【0047】
管端部材の肉厚中心位置F4と管継手軸との距離を、接合面の肉厚中心位置F5と管継手軸との距離よりも大きくなるようにすると、管端部材に剛性を付与するための継手重量の増加量が大きくなるからである。
【0048】
管端部材2の山部8の基部面F1は管部分13の外径と等しくすることが好ましい。管端部材の山部8の基部面F1を管部分13の外径よりも小さくすると、第1山の接合面側の基部16に作用する応力が大きくなるからであり、また、管端部材の山部8の基部面F1を管部分13の外径よりも大きくすると、同一の剛性を得るのに重量の増加を招くからである。
【0049】
また、山部および溝部のコーナー部には、同図に示すように適度の面取り(R:0.2〜10.0mm)を施し、応力集中を回避することが望ましい。
【0050】
本発明の管継手について、管端部材の各部の寸法範囲は、接続する管の外径、肉厚および材料強度に依存するため一概には言えない。構造物部材管と管継手の部材が同強度の材料から構成されているとして、おおむね下記の範囲にあることが望ましい。
【0051】
(a)管端部材山部高さ
管端部材山部8の高さHは構造物部材管1の肉厚tの1/8〜4/5倍とするのが好ましい。1/8倍より小さいとジャンプアウトが生じやすくなり、4/5倍より大きいと管端部材2およびカップリング部材が過度に大きくなり、重量増加およびコスト増加をまねく。
【0052】
(b) 管端部材山部幅
図4に示すように山部幅Dを定義すると、Dは構造部材管1の肉厚tの0.2〜1.5倍とするのが好ましい。0.2倍より小さいと十分な剛性が得られないために、引張あるいは曲げ荷重が負荷された場合に圧潰する可能性がある。1.5倍より大きいと剛性が過剰となり、さらに管端部材2が長大化し、重量増加とともにコスト増加をまねく。
【0053】
(c) 管端部材山部間隔
図4に示すように隣接する管端部材山部間隔dを定義すると、dは山部幅Dの0.5〜5倍とするのが好ましい。0.5倍未満では、山部に対応するカップリング部材の溝部の間隔が狭くなり強度が不足する。5倍超とすると、管端部材2およびカップリング部材4が長大化し、重量増加とコスト増加につながる。
【0054】
(d) 管端部材の山部8とカップリング部材の溝部9の隙間GAP1、GAP2
図7は管端部材2の山部8とカップリング部材4の溝部9の嵌合状態を示す断面図である。
【0055】
同図に示すようにカップリング部材溝部幅Dcは管端部材山部幅D(図4参照)より小さくするのが望ましい。換言すれば、カップリング部材を締め付けたとき、山部8の基部とカップリング部材の溝部9の溝縁との間に隙間GAP1、山部8の頂上面と溝部8の溝底との間に隙間GAP2があるようにするのが望ましい。
【0056】
GAP1またはGAP2は、図4に示す山部高さHの0.01〜0.5倍であるのが望ましい。0.01倍未満では管端部材およびカップリング部材の製作誤差等により、カップリング部材を締め付けたとき山部の頂上面と溝部の溝底面、または山部の基部面と溝部の溝縁面が当接し、山部および溝部の側面で十分な面圧が得られないおそれがある。0.5倍を越えると、山部および溝部の側面を有効に使うことができず、山部および溝部の側面において局部的に過大な面圧が作用するとともに、山部基部面および溝底面から接触位置までの距離が長くなることにより、山部基部面および溝底面にかかる曲げモーメントが大きくなり高い応力が発生するからである。
図8は本発明の管継手の主要部を示す断面図である。
同図に示した各種寸法の範囲を以下に示す。
【0057】
(e) 管端部材肉厚
管端部材の山部基部面を外周面とし管端部材の内周面を内周面とした仮想管体の肉厚を管端部材肉厚tpと定義すると、tpは構造物部材管1の肉厚tの1〜4倍とするのが好ましい範囲である。1倍よりも小さいと引張あるいは曲げ荷重に対する剛性が十分でなく、4倍よりも大きいと重量増加とコスト増加を招くからである。
【0058】
(f) 管内側テーパー角
管内側テーパー角θについては、継手の強度性能の観点からは上限の制約がなく、また、テーパー角θの値も必ずしも一定値である必要はないので、管端部材2を製造する上で製造しやすいテーパー角θとすればよい。しかしながら、フランジを溶接した後に耐食性を付与するために溶融亜鉛メッキ処理を行う場合には、鋼管内部へのメッキ溜まりを防止するために、テーパー角θの値をメッキ処理時の鋼管部材の浸漬角度以下とすることが好ましい。
【0059】
(g) 管端部材長さ
管端部材2の長さLpは構造物部材管の肉厚tの5〜20倍とするのが望ましい。5倍以下であると管端部材山部の個数、大きさが制限され、必要な強度性能が得られず、20倍以上であると重量増加およびコストの増加を招くからである。
【0060】
(h) カップリング部材肉厚
カップリング部材4の肉厚tcは、構造物部材管肉厚の1.0〜4.0倍とするのが望ましい。1.0倍未満であるとカップリング部材に十分な強度を付与することができないからである。また、4.0倍超とするとカップリング部材の剛性が過剰となり、重量増加とコスト増加を招くからである。
【0061】
(i) カップリング部材長さ
カップリング部材の長さLcは構造物部材管の肉厚tの8〜38倍とするのが望ましい。8倍未満であるとカップリング部材の溝部の個数および大きさが制限され、十分な強度を得ることができず、38倍超とすると重量およびコストが増大するからである。
【0062】
(j) カップリング部材リップ部長さ
図8に示すカップリング部材のリップ部7は、管端部材山部8の第1山に対応する溝の強度を確保するとともに、構造物部材に引張あるいは曲げ荷重が加わったとき、過度に開口するのを防止するため必要である。リップ部7の長さLclは、構造物部材管の肉厚tの0.5〜5倍が好ましい範囲である。0.5倍より小さいと管端部材山部8の第1山に対応する溝部の強度が確保できず、カップリング部材リップ部の開口が大きくなり、管端部材2がジャンプアウトする可能性がある。5倍超とすると剛性が過剰となり、重量とコスト増大につながる。
【0063】
なお、芯出し作業の効率を向上させるため、図1および図8に示すように、管端部材の突き合わせ面の一方に凸部を設け、他方の管端部材の突き合わせ面には、前記凸部と雄雌をなすような凹部を設け、凸部を案内にして管端部材をはめ合わせるようにするとよい。管端部同士を突き合わせたとき、凸部と凹部がちょうど嵌合する構造とすれば、継手に作用するせん断荷重を凸部と凹部が分担し、せん断強度が飛躍的に向上する効果も得られる。
【0064】
本発明の管継手は主に送電鉄塔や橋梁などの鋼構造物を想定したもので、「構造物部材管」、「管端部材」および「カップリング部材」の材料にも鋼が用いられるが、非鉄金属でもよく、ポリアセタールやポリアミドなどのエンジニアリングプラスチックや、カーボン繊維、ガラス繊維などで強化された繊維強化樹脂などであってもよい。構造物部材管、管端部材およびカップリング部材は同じ材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。
【0065】
【実施例】
本発明の効果を実証するために、本発明の管継手(請求項3に係る本発明例、識別A)および従来技術のフランジボルト留め型(比較例、識別BおよびC)の管継手を施工試験および引張の疲労試験に供し比較した。
【0066】
表1に試験に供した構造物部材管のサイズ、材料種類を示す。本発明例および比較例の管継手の材料は構造物部材管の材料と同程度のものを使用した。
【0067】
【表1】
Figure 0004134459
【0068】
本発明の構造物用管継手のカップリングは2分割でかつヒンジ式のものを使用した。
表2に供試した構造物用管継手の仕様を示す。
【0069】
【表2】
Figure 0004134459
【0070】
表2に示すように、本発明の継手は、既存の継手と比べて大幅に軽量化できており、製造コストおよび運搬費を低減でき、取り扱い容易で作業性に優れるものとなった。
表2に示す継手を以下の試験に供試した。
【0071】
(a)締結試験
上側の管端部材を溶接した構造物部材管をクレーンで吊るし、地上で、地面に水平に据えられた下側の管端部材の上部にクレーンを操作して設置し、芯合わせ後に専用のレンチにてボルトを締結する試験を行った。作業員2名にてこの作業を行い、芯合わせからボルト締結完了までの時間を測定した。
【0072】
(b)繰り返し引張試験
上記の締結試験にて締結した供試材を繰り返し引張り試験に供試し、ボルトあるいは継手部材(カップリング部材および管端部材)に回復不可能な損傷(破損、欠損あるいは過度の塑性変形)が生じるまでの荷重の繰り返し数を記録した。試験は、構造物部材管に降伏強度の2/3の応力が発生する荷重Po(=3.107×103 kN)を平均荷重とし、1.0Po±0.5Poの繰り返し引張荷重を負荷した。
表3に締結試験および繰り返し引張試験の結果を示す。
【0073】
【表3】
Figure 0004134459
【0074】
表3に示すように、本発明の継手は既存の継手と比べ、必要な継手強度を保持しつつ飛躍的に作業時間を短縮することができた。
【0075】
本施工試験は地上にて行ったが、実際の施工現場では高所あるいは足場の悪い場所での作業になるため、本発明の管継手の作業性は従来品に比べ、一層向上すると考えられる。また、従来のボルト・ナット接続のフランジ継手では、1組の継手を締結するのに必要なボルトを一度に作業現場まで持って上がることができないため、本発明の管継手の場合より締結作業時間は多くなる。したがって、本発明は一層有利なものとなる。
【0076】
【発明の効果】
本発明の管継手を適用することにより、従来のフランジ継手と同等以上の強度性能を有しつつ、かつ締結作業効率を格段に向上させることができることから、鋼管を主体にした構造物を簡便かつ短期間で建造でき、経済効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手の構造を示す部分断面斜視図である。
【図2】本発明の管継手のカップリング部材の斜視図であり、同図(a)は2つの分割体の両端をボルト留めとする場合、同図(b)は2つの分割体の1個所をヒンジ結合、1個所をボルト留めとする場合である。
【図3】本発明の山部の断面形状を示す断面図であり、同図(a)は三角形、同図(b)は台形の場合である。
【図4】本発明の管端部材山部の断面形状の主要部を示す断面模式図である。
【図5】管端部材の山部およびカップリング部材の溝部に作用する応力分布を示す概要図であり、同図(a)は管端部材の各山部の基部面コーナー部に発生する最大主応力の分布を、同図(b)はカップリング部材の各溝部の溝底コーナー部に発生する最大主応力の分布を示す。
【図6】本発明の管端部材およびカップリング部材の断面模式図であり、同図(a)は管端部材の断面模式図、同図(b)はカップリング部材の断面模式図である。
【図7】本発明の管端部材の山部とカップリング部材の溝部の嵌合状態を示す断面図である。
【図8】本発明の管継手の主要部を示す断面図である。
【図9】従来技術のリブ付きフランジ継手の構造を示す概要図であり、同図(a1)は8個のボルト穴を円周方向1列に有するリブ付きフランジ継手の側面図、同図(a2)はその平面図であり、同図(b1)は16個のボルト穴を円周方向2列に有するリブ付きフランジ継手の側面図、同図(b2)はその平面図である。
【図10】従来技術の一体型フランジ継手の構造を示す概要図であり、同図(a)は側面図、同図(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 構造物部材管 2 管端部材
3 接合面 4 カップリング部材
5 ボルト取り付け部 6 ボルト穴
7 リップ部 8 山部
9 溝部 10 突き合わせ面
11 凹部 12 凸部
13 管部分 14 分割体
15 ヒンジ 16 第1山基部面
17 第N溝底面 18 フランジ
19 フランジボルト穴 20 リブ
F1 基部面 F2 溝縁面
F3 管端部材内周面 F4 管端部材肉厚中心位置
F5 接合面肉厚中心位置
α 山部の接合面側側面と管継手軸とのなす角度
β 山部の突き合わせ面側側面と管継手軸とのなす角度
t 構造物部材肉厚 tp 管端部材肉厚
tc カップリング部材肉厚 θ 管内側テーパー角
H 山部高さ D 山部幅
d 山部間隔 N 山個数
Dc 溝部幅 Lp 管端部材長さ
Lc カップリング部材長さ Lc1 リップ部長さ
GAP1 山部基部面と溝縁面とのギャップ
GAP2 山部頂上面と溝底面とのギャップ

Claims (3)

  1. 1対の管端部材とカップリング部材とで構成された構造物用管継手であって、
    前記管端部材は、一端に構造物部材と接合する接合面を、他端に他方の管端部材と向き合う突き合わせ面を、外周面に複数の山部を有し、さらに前記山部の前記接合面側の側面と管継手軸とのなす角度について、中央側の山部の角度が接合面側および突き合わせ面側の山部の角度よりも大であり、
    前記カップリング部材は、円周方向に分割した複数個の分割体で構成され、内面には管端部材が組み立てられ分割体間が締め付けられた状態で管端部材の山部と嵌め合う溝部を有し、かつ前記分割体間を締め付ける手段を有することを特徴とする構造物用管継手。
  2. 1対の管端部材とカップリング部材とで構成された構造物用管継手であって、
    前記管端部材は、一端に構造物部材と接合する接合面を、他端に他方の管端部材と向き合う突き合わせ面を、外周面に複数の山部を有し、さらに前記管端部材の肉厚中心位置と管継手軸との距離が、接合面の肉厚中心位置と管継手軸との距離よりも小さく、
    前記カップリング部材は、円周方向に分割した複数個の分割体で構成され、内面には管端部材が組み立てられ分割体間が締め付けられた状態で管端部材の山部と嵌め合う溝部を有し、かつ前記分割体間を締め付ける手段を有することを特徴とする構造物用管継手。
  3. 1対の管端部材とカップリング部材とで構成された構造物用管継手であって、
    前記管端部材は、一端に構造物部材と接合する接合面を、他端に他方の管端部材と向き合う突き合わせ面を、外周面に複数の山部を有し、さらに前記山部の前記接合面側の側面と管継手軸とのなす角度について、中央側の山部の角度が接合面側および突き合わせ面側の山部の角度よりも大であり、さらに前記管端部材の肉厚中心位置と管継手軸との距離が、接合面の肉厚中心位置と管継手軸との距離よりも小さく、
    前記カップリング部材は、円周方向に分割した複数個の分割体で構成され、内面には管端部材が組み立てられ分割体間が締め付けられた状態で管端部材の山部と嵌め合う溝部を有し、かつ前記分割体間を締め付ける手段を有することを特徴とする構造物用管継手。
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