JPH0840681A - マグネットを備えた建設機械の把持装置 - Google Patents

マグネットを備えた建設機械の把持装置

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JPH0840681A
JPH0840681A JP19753994A JP19753994A JPH0840681A JP H0840681 A JPH0840681 A JP H0840681A JP 19753994 A JP19753994 A JP 19753994A JP 19753994 A JP19753994 A JP 19753994A JP H0840681 A JPH0840681 A JP H0840681A
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magnet
grapple
bracket
tip
construction machine
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Yoshihiro Sugano
芳弘 菅野
Noriaki Hattori
憲明 服部
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MARUMA JUSHARYO KK
Maruma Tractor & Equip
Komatsu Ltd
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MARUMA JUSHARYO KK
Maruma Tractor & Equip
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械のアーム先端等に装着可能に形成し
たブラケットに、マグネットさらにはマグネットカバー
等を配設し、かつ、該マグネットあるいはマグネットカ
バーを枢支点として開閉動自在に形成したグラップルを
配設することにより、マグネットとグラップルを単独使
用または併用し、不定形の被把持物品等を確実に把持可
能とする。 【構成】 建設機械のアームAに装着可能に形成したブ
ラケット1aと、該ブラケット1aの下部に取り付けた
マグネット本体部21aおよびその外周に延設した十字
形の張出部22、励磁部24等でなるマグネット2a
と、該張出部22間に十字形に開閉動自在に配設したグ
ラップル3aにより構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械のアーム先端
等に装着可能に形成して、産業廃棄物における不定形の
物品等を確実に把持可能としたマグネットを備えた建設
機械の把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業廃棄物等における再使用可能
な物品等を吊り上げて移送するには、建設機械のアーム
先端等に、該物品を把持可能に形成したグラップルある
いは吸着可能に形成したマグネットを取り付け、該物品
の種類に応じて使い分けているが、別々の設備にすると
設備費が高くなり、また、両者を取り替えて使用すると
取替時間を要し作業費用が高くなる等の問題を生じてい
る。このため、マグネットの外周にグラップルを開閉動
自在に取り付けたものもあるが、グラップルの開閉作動
域内にマグネット装置が設けられているため、グラップ
ルのみで使用する場合にはマグネット装置が支障とな
り、また、マグネット装置のみで使用する場合にはグラ
ップルが支障となって、被把持物品の大きさ、形状、材
質等が制限されることもあり、種々なる問題を生じてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述した従来の欠点を除去するためになされたものであっ
て、建設機械のアーム先端等に装着可能に形成したブラ
ケットに、マグネットさらにはマグネットカバー等を配
設し、かつ、該マグネットあるいはマグネットカバーを
枢支点として開閉動自在に形成したグラップルを配設す
ることにより、グラップルとマグネットを互いに支障な
く単独使用または併用して、不定形の物品等を確実に把
持させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、第一
に、建設機械のアーム先端等に装着可能に設けた上部ブ
ラケットと、該上部ブラケットの下部に360度旋回可
能に設けた下部ブラケットと、該下部ブラケット設けた
マグネット本体部と張出部とよりなるマグネットと、前
記下部ブラケットに備えた上下動機構により、前記張出
部間において、該マグネット本体部を枢支点として開閉
動自在に配設されたグラップルとよりなり、該グラップ
ルの開作動時における先端部間の距離が前記張出部の先
端部間の距離以下に作動可能で、かつ、該グラップルの
閉作動時に先端部を当接可能に形成してなるものとする
ことによる。さらに、第二に、建設機械のアーム先端等
に装着可能に設けた上部ブラケットと、該上部ブラケッ
トの下部に360度旋回可能に設けた下部ブラケット
と、該下部ブラケットに設けたマグネットカバーと、該
下部ブラケットに備えた上下動機構により、該マグネツ
トカバーを枢支点として開閉動自在に配設され、かつ、
先端部を当接可能に形成したグラップルと、前記下部ブ
ラケットに備えた上下動機構により、前記マグネットカ
バーに収納された状態から前記グラップルの先端部によ
り繋着された状態まで上下動自在に配設されたマグネッ
トよりなり、該マグネットが該グラップルで係止可能に
形成されたストッパを設けてなるものとすることによ
り、上記目的を達成しようとするものである。
【0005】
【作用】上記構成によりなる本発明において、マグネッ
トを単独使用する場合は、マグネット本体部を枢支点と
して開閉動自在に配設したグラップルを、先端部間の距
離が張出部の先端部間の距離以下となるまで開作動可能
に形成したり、あるいは、マグネット本体部を上下動自
在として、その上部外周にグラップルの先端部を係止可
能なストッパを設けたことにより、グラップルに邪魔さ
れることもなく、不定形の被把持物品等を安定して吸
着、把持しうるとともに、マグネット本体部に張出部を
設けたものは、トラックの荷台等の隅部の小物まで該張
出部により吸着して確実に把持することができる。ま
た、グラップルを単独使用する場合は、グラップルをマ
グネット本体あるいはマグネットカバーを枢支点として
開閉動自在に形成したことにより、マグネット本体とグ
ラップルとの空間領域を変化させて、被把持物品の種々
の大きさに対応し、かつ、グラップルをマグネットの下
方で当接可能に形成したことにより、不定形の被把持物
品等を確実に把持しうるとともに、マグネットカバーを
設けたものは、これによりマグネット本体の損傷を防止
して、屋外使用時の耐久性と保護効果を向上させること
ができる。さらに、グラップルとマグネットを併用する
場合は、被把持物品の大きさに応じて、建設機械のアー
ムあるいはマグネットを下降させて、被把持物品を吸着
して把持し、かつ、該マグネットの下方にグラップルの
先端部を接近して、被把持物品の大きさに応じた空間を
確保し、被把持物品をつかんで把持することにより、不
定形の被把持物品等を一層確実に、かつ、安定して把持
することができる。
【0006】
【実施例】以下引き続き、本発明のマグネットを備えた
建設機械の把持装置(以下本発明把持装置とのみいう)
の要旨をさらに明確にするため、図面を利用して一実施
例および一使用例を説明する。図1ないし図4を用いて
第一実施例の構成を説明する。G1は本発明把持装置を
示すものであり、ブラケット1aは、建設機械のアーム
Aに装着可能に形成した吊下部11aを有する上部ブラ
ケット12aと、該上部ブラケット12aの下部に取り
付け、油圧モータ10aにより360度旋回可能な下部
ブラケット13aにより構成している。また、マグネッ
ト2aは、下部ブラケット13aの下部に取り付けた円
形のマグネット本体部21aと、該マグネット本体部2
1aの外周に延設した十字形の張出部22により構成さ
れていて、マグネット本体部21aの中央部には、励磁
用電線23aを接続した励磁部24を設けている。さら
に、マグネット本体部21aの外周における張出部22
の中間位置には接続用ブラケット25を設けて、後記す
る油圧シリンダ31aのロッド側にリンク32を介して
爪ブラケット33を連結し、該爪ブラケット33は、前
記下部ブラケット13aの側部に揺動可能に取り付けた
油圧シリンダ31aの伸縮により、前記接続用ブラケッ
ト25に回動自在に取り付けられている。また、グラッ
プル3aは、十字状に配設した爪刃34aと、該爪刃3
4aの先端部35aにより構成されていて、該爪刃34
aは、前記爪ブラケット33に揺動可能に取り付けた油
圧シリンダ36の伸縮により、該爪ブラケット33を支
点として開閉動可能となっており、図1に示すように、
開作動終了時に、該爪刃34aの先端部35a間の距離
が、前記張出部22の先端部間の距離以下に作動可能
で、かつ、図4に示すように、閉作動時には、該先端部
35aが当接可能となっている。
【0007】次に、図1ないし図4を用いて、本実施例
の作用を説明する。まず、マグネット2aを単独使用す
るには、図4に示す状態で、油圧シリンダ31a、36
を作動し、接続用ブラケット25、爪ブラケット33、
リンク32等を介して爪刃34aを回転し、図1ないし
図2に示すように、爪刃34aの先端部35aがマグネ
ット2aの上方で開作動して、先端部35a間の距離が
張出部22の先端部間の距離以下となる状態とし、次
に、励磁用電線23aに通電して、励磁部24によりマ
グネット本体部21a、張出部22を励磁し、マグネッ
ト2aにより、被把持物品を安定して吸着しうるととも
に、該張出部22の先端部により、トラックの荷台Wの
四角形の隅部W1にある小物Bまで確実に吸着して把持
することができる。
【0008】また、グラツプル3aを単独使用するに
は、図4に示す状態で、油圧シリンダ31a、36を作
動し、接続ブラケット25、爪ブラケット33、リンク
32等を介して爪刃34aを回転し、図3に示すよう
に、該爪刃34aの先端部35aが十分開いた状態と
し、次に、油圧シリンダ31a、36を再び作動し、爪
刃34aを回転して、図4に示すように、マグネット2
aの下方でグラップル3aを閉じた状態とし、グラップ
ル3aの内側に被把持物品B2をつかんで確実に把持す
ることができる。
【0009】さらに、グラップル3aとマグネット2a
を併用するには、同じく、図4に示す状態で、油圧シリ
ンダ31a、36を作動し、接続ブラケット25、爪ブ
ラケット33、リンク32等を介して爪刃34aを回転
し、図2に示すように、爪刃34aの先端部35aが十
分開いた状態とし、次に、励磁用電線23aに通電し
て、励磁部24によりマグネット本体部21a、張出部
22により被把持物品を吸着した後、油圧シリンダ31
a、36を再び作動して爪刃34aを回転し、図4に示
すように、グラップル3aをマグネット本体部21aの
下方で閉じた状態とし、グラップル3aとマグネット2
aを併用して、被把持物品を確実に把持することができ
る。
【0010】図4ないし図5を用いて、前記第一実施例
の本発明把持装置の第一使用例を説明する。本使用例は
マグネット2aを単独使用して地上等に載置した磁気で
吸着可能な不定形の物品B1を吸着して把持し移動する
場合を示したものであり、建設機械KのアームAに装着
した本発明把持装置G1を図4に示す状態で該物品B1
の上方に移動して、油圧シリンダ31a、36を作動
し、グラップル3aをマグネツト2aの上方に開作動し
て、図5に示すように、爪刃34aの先端部35a間の
距離がマグネット2aの張出部22の先端部間の距離以
下になる状態とし、励磁用電線23aに通電して、励磁
部24によりマグネット本体部21a、張出部22を励
磁し、該物品B1を吸着して把持し、アームAを上昇さ
せて、建設機械Kにより所望の場所に移動した後、アー
ムAを下降させて、励磁用電線23aの通電を停止し、
マグネット本体部21a、張出部22の励磁を解消する
ことにより、該物品B1を地上等に載置することができ
る。
【0011】図4および図6を用いて、前記第一実施例
の本発明把持装置の第二使用例を説明する。本使用例は
グラップル3aを単独使用して地上に載置した不定形の
物品B2を把持し、移動する場合を示したものであり、
建設機械KのアームAに装着した本発明把持装置G1を
図4に示す状態で該物品B2の上方に移動して、油圧シ
リンダ31a、36を作動しグラップル3aの爪刃34
aを開閉作動して、該被把持物品B2をつかむことによ
り把持し、アームAを上昇させて、建設機械Kにより所
望の場所に移動した後、アームAを下降させて、再び油
圧シリンダ31a、36を作動しグラップル3aを開作
動して把持を解消させることにより、該物品B2を地上
等に載置することができる。
【0012】図4および図7を用いて、前記第一実施例
の本発明把持装置の第三使用例を説明する。本使用例は
マグネット2aおよびグラップル3aを併用して地上等
に載置した磁気で吸着可能な不定形の物品B3を把持し
移動する場合を示したものであり、建設機械Kのアーム
Aに装着した本発明把持装置G1を図4に示す状態で該
物品B3の上方に移動して、油圧シリンダ31a、36
を作動し、グラップル3aの爪刃34aを十分開いた状
態として、次に、励磁用電線23aに通電し、励磁部2
4によりマグネット本体部21a、張出部22を励磁し
て、該物品B3を吸着して把持し、さらに、油圧シリン
ダ31a、36を作動してグラップル3aの爪刃34a
を回転し、マグネット本体部21aの下方で該物品B3
を把持し、アームAを上昇させて、建設機械Kを所望の
場所に移動した後、アームAを下降させて、再び油圧シ
リンダ31a、36を作動し、グラップル3aを開作動
させて把持を解消し、かつ、励磁用電線23aの通電を
停止してマグネット本体部21a、張出部22の励磁を
解消することにより、該物品B3を地上等に載置するこ
とができる。
【0013】図8を用いて第二実施例の構成を説明す
る。G2は本発明把持装置を示すものであり、ブラケッ
ト1bは、建設機械のアームAに装着可能に形成した吊
下部11bを有する上部ブラケット12bと、該上部ブ
ラケット12bの下部に取り付け、油圧モータ10bに
より360度旋回可能な下部ブラケット13bにより構
成されている。また、マグネット2bは、下部ブラケッ
ト13bに設けた油圧ウインチ26、ウインチドラム2
7およびワイヤ28により上下動自在に形成され、上面
外周に後記するグラップル3bの爪刃34bの先端部3
5bを係止可能なストッパ20を設け、励磁用電線23
bを接続したマグネット本体部21bにより構成されて
いる。さらに、マグネットカバー4は、マグネット本体
部21bの上昇時にこれを収納可能に下部ブラケット1
3bの下部に設けられており、また、グラップル3b
は、該下部ブラケット13bの側面に直交状に配設した
二対の油圧シリンダ31bと、該マグネットカバー4の
側面に配設した二対の枢支点40を中心とし、油圧シリ
ンダ31bにより開閉動自在に形成されて、直交状に配
設した二対の爪刃34bと、該爪刃34bの先端部35
bにより構成されている。
【0014】次に、図8ないし図12を用いて、本実施
例の作用を説明する。まず、マグネット2bを単独使用
するには、図8に示す状態から、油圧シリンダ31bを
作動し、枢支点40を中心として爪刃34bを回転し、
図9に示すように、爪刃34bの先端部35bが十分開
いた状態とし、次に、油圧ウインチ26を作動してワイ
ヤ28を巻き戻し、マグネット本体部21bをマグネッ
トカバー4内より下降させるとともに、油圧シリンダ3
1bを再び作動し、枢支点40を中心とて爪刃34bを
回転し、該爪刃34bの先端部35bによりマグネット
本体部21bのストッパー20を係止しうる位置まで、
マグネット本体部21bを移動して、図10に示すよう
に、グラップル3bによりマグネット本体部21bを固
定した後、励磁用電線23bに通電して、マグネット本
体部21bを励磁し、マグネット2bにより被把持物品
B1’を安定して吸着させることができる。
【0015】また、グラツプル3bを単独使用するに
は、同じく、図8に示す状態から、油圧シリンダ31b
を作動し、枢支点40を中心として爪刃34bを回転
し、図9に示すように、該爪刃34bの先端部35bが
十分開いた状態とし、次に、油圧シリンダ31bを再び
作動し、枢支点40を中心として爪刃34bを回転させ
ることによって、図11に示すように、マグネットカバ
ー4の下方でグラップル3bを閉じた状態として、グラ
ップル3bの内側に被把持物品B2’をつかんで把持す
ることができる。
【0016】さらに、グラップル3bとマグネット2b
を併用するには、同じく、図8に示す状態から、油圧シ
リンダ31bを作動し、枢支点40を中心として爪刃3
4bを回転し、図9に示すように、爪刃34bの先端部
35bが十分開いた状態とし、次に、油圧ウインチ26
を作動してワイヤ28を巻き戻し、マグネット本体部2
1bをマグネットカバー4内より下降し、励磁用電線2
3bに通電して、被把持物品を吸着した後、油圧シリン
ダ31bを再び作動し、枢支点40を中心として爪刃3
4bを回転し、図12に示すように、グラップル3bを
マグネット本体部21bの下方で閉じた状態とし、グラ
ップル3bとマグネット2bを併用して、被把持物品B
3’を確実に把持することができる。
【0017】図8および図10を用いて、前記第二実施
例の本発明把持装置の第一使用例を説明する。本使用例
はマグネット2bを単独使用して地上等に載置した磁気
で吸着可能な不定形の物品B1’を吸着して把持し移動
する場合を示したものであり、建設機械KのアームAに
装着した本発明把持装置G2を図8に示す状態で該物品
B1’の上方に移動して、油圧ウインチ26を作動し、
マグネット本体部21bをマグネットカバー4内より下
降させるとともに、油圧シリンダ31bを作動し、グラ
ップル3bの爪刃34bを開閉して、該爪刃34bの先
端部35bによりマグネット本体部部21bのストッパ
ー20を係止しうる位置まで、マグネット本体部21b
を移動して、油圧シリンダ31bを作動させてグラップ
ル3bによりマグネット本体21bを固定し、励磁用電
線23bに通電してマグネット本体部21bを励磁し、
該物品B1’を吸着して把持し、アームAを上昇させ
て、建設機械Kにより所望の場所に移動した後、ア−ム
Aを下降させて、励磁用電線23bの通電を停止し、マ
グネット本体部21bの励磁を解消することにより、該
物品B1’を地上等に載置することができる。
【0018】図8および図11を用いて、前記第二実施
例の本発明把持装置の第二使用例を説明する。本使用例
はグラップル3bを単独使用して地上に載置した不定形
の物品B2’を把持し移動する場合を示したものであ
り、建設機械KのアームAに装着した本発明把持装置G
2を図8に示す状態で該物品B2’の上方に移動して、
油圧シリンダ31bを作動しグラップル3bの爪刃34
bを開閉作動して、該被把持物品B2’をつかむことに
より把持し、アームAを上昇させて、建設機械Kにより
所望の場所に移動した後、アームAを下降させて、再び
油圧シリンダ31bを作動しグラップル3bを開作動し
て把持を解消させることにより、該物品B2’を地上等
に載置することができる。
【0019】図8および図12を用いて、前記第二実施
例の本発明把持装置の第三使用例を説明する。本使用例
はマグネット2bおよびグラップル3bを併用して地上
等に載置した磁気で吸着可能な不定形の物品B3’を把
持し移動する場合を示したものであり、建設機械Kのア
ームAに装着した本発明把持装置G2を図8に示す状態
で該物品B3’の上方に移動して、油圧シリンダ31b
を作動し、グラップル3bの爪刃34bを十分開いた状
態として、次に、油圧ウインチ26を作動し、マグネッ
ト2bのマグネット本体部21bをマグネットカバー4
内より下降させて、励磁用電線23bに通電しマグネッ
ト本体部21bを励磁して、該物品B3’を吸着して把
持し、さらに、油圧シリンダ31bを作動してグラップ
ル3bの爪刃34bを回転し、マグネット本体部21b
の下方で該物品B3’を把持し、アームAを上昇させ
て、建設機械Kを所望の場所に移動した後、アームAを
下降させて、再び油圧シリンダ31bを作動し、グラッ
プル3bを開作動させて把持を解消し、かつ、励磁用電
線23bの通電を停止してマグネット本体部21bの励
磁を解消することにより、該物品B3’を地上等に載置
することができる。
【0020】なお、前記第二実施例では、マグネット本
体部は油圧ウインチにより上下動させるものとしたが油
圧シリンダによるものとしてもよいなど、本発明に係わ
るマグネット装置を備えた建設機械の把持装置の各構成
要素の個数、形状、大きさ、材質および作動方法等は、
前記した目的、作用および後記する発明の効果が達成さ
れる範囲内においてそれぞれ任意に定められてよく、こ
れらの変更はいずれも本発明の要旨を何ら変更するもの
でないことは申すまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
マグネットを単独使用する場合は、マグネットの張出部
間に開閉動自在に配設したグラップルを、先端部の距離
が張出部の先端部間の距離以下となる位置まで、マグネ
ットの上方に開作動可能としたり、あるいは、マグネッ
トを上下動自在として、該マグネットの上部外周にグラ
ップルの先端部により係止可能なストッパーを設けたり
しているため、グラップルに邪魔されずに、不定形の物
品等を安定して把持し、さらに、マグネット本体部に張
出部を設けたものは、トラックの荷台等の隅部の小物ま
で該張出部により吸着して、作業効率を向上しうる効果
がある。また、グラップルを単独使用する場合は、マグ
ネット本体あるいはマグネツトマグネットカバーを枢支
点として開閉動自在に配設したグラップルの先端部をマ
グネット本体の下方で当接可能に形成しているため、該
マグネット本体とクラップルとの空間領域を変化させ
て、不定形の物品を確実に把持し、さらに、マグネット
カバーを備えたものは、マグネットの損傷を防止して、
屋外使用時の耐久性と保護効果を向上しうる効果があ
る。さらに、グラップルとマグネットを併用する場合
は、被把持物品の大きさに応じて、建設機械のアームあ
るいはマグネットを下降させて被把持物品を吸着して把
持し、かつ、該マグネットの下方にグラップルの先端部
を接近させて、被把持物品をつかんで把持可能に形成し
ているため、不定形の物品等をより安定して把持し、作
業効率を一層向上しうる効果がある。以上、本発明は、
独特の効果を奏し、まことに優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の第一実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の第一実施例を示す正面図である。
【図4】本発明の第一実施例を示す正面図である。
【図5】本発明の第一実施例の第一使用例を示す説明図
である。
【図6】本発明の第一実施例の第二使用例を示す説明図
である。
【図7】本発明の第一実施例の第三使用例を示す説明図
である。
【図8】本発明の第二実施例を示す正面図である。
【図9】本発明の第二実施例を示す正面図である。
【図10】本発明の第二実施例の第一使用例を示す説明
図である。
【図11】本発明の第二実施例の第二使用例を示す説明
図である。
【図12】本発明の第二実施例の第三使用例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1a、1b ブラケット 12a、12b 上部ブラケット 13a、13b 下部ブラケット 2a、2b マグネット 21a、21b マグネット本体部 22 張出部 3a、3b グラップル 35a、35b 先端部 4 マグネットカバー A アーム G1、G2 マグネットを備えた建設機械の把持装置 K 建設機械

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のアーム先端等に装着可能に設
    けた上部ブラケットと、該上部ブラケットの下部に36
    0度旋回可能に設けた下部ブラケットと、該下部ブラケ
    ットに設けたマグネット本体部と張出部とよりなるマグ
    ネットと、前記下部ブラケットに備えた上下動機構によ
    り、前記張出部間において、該マグネット本体部を枢支
    点として開閉動自在に配設されたグラップルよりなり、
    該グラップルの開作動時における先端部間の距離が前記
    張出部間の距離以下に作動可能で、かつ、該グラップル
    の閉作動時に先端部を当接可能に形成してなることを特
    徴とするマグネットを備えた建設機械の把持装置。
  2. 【請求項2】 建設機械のアーム先端等に装着可能に設
    けた上部ブラケットと、該上部ブラケットの下部に36
    0度旋回可能に設けた下部ブラケットと、該下部ブラケ
    ットに設けたマグネットカバーと、該下部ブラケットに
    備えた上下動機構により、該マグネットカバーを枢支点
    として開閉動自在に配設され、かつ、先端部を当接可能
    に形成したグラップルと、前記下部ブラケットに備えた
    上下動機構により、前記マグネットカバーに収納された
    状態から前記グラップルの先端部により繋着された状態
    まで上下動自在に配設されたマグネットよりなり、該マ
    グネットが該グラップルで係止可能に形成されたストッ
    パを設けてなることを特徴とするマグネットを備えた建
    設機械の把持装置。
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