JPH0840185A - 衝突検知装置のケーシング構造 - Google Patents

衝突検知装置のケーシング構造

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JPH0840185A
JPH0840185A JP19768794A JP19768794A JPH0840185A JP H0840185 A JPH0840185 A JP H0840185A JP 19768794 A JP19768794 A JP 19768794A JP 19768794 A JP19768794 A JP 19768794A JP H0840185 A JPH0840185 A JP H0840185A
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JP
Japan
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cover
collision
detection device
housing
fitting
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Pending
Application number
JP19768794A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Kuwabara
貞之 桑原
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】衝突検知装置の分解防止機能及び衝撃吸収機能
を備えること。 【構成】ハウジング1には衝突検知装置10を車両に設
置する機能を有するブラケット1a〜1bがあり、ハウ
ジング1の中央部に車両衝突時の衝撃を検知する機能を
有するセンサユニット3が設置されている。ハウジング
1にはカバー2との嵌め合いを可能とする溝6a〜6d
が設けられ、合成樹脂系の材質のカバー2にはテーパ部
のある爪7a〜7dが設けられている。ハウジング1の
溝6a〜6dとカバー2の爪7a〜7dとが嵌め合うこ
とにより、衝突検知装置10のケーシングが構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両衝突時において衝
撃を検知する衝突検知装置のケーシング構造に関する。
特に、衝突検知装置の分解防止機能及び誤動作防止のた
めの衝撃吸収機能を備えたケーシング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示されるように衝突検知装
置において、センサユニット3が取り付けられたハウジ
ング1にカバー2をネジ締めすることによってケーシン
グを構成し、車両に設置していた。また、衝突検知装置
へのハンマリング等による車両衝突時以外の衝撃に対す
る誤動作防止として、高性能アルゴリズムや判定処理回
路等を用いる方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、衝突検
知装置においてカバーをネジ締めするケーシング構造で
は、簡単に分解することができるためにいたずら等によ
る品質の低下がもたらされる。この分解防止対策の一つ
としてネジ頭部にペンキを塗布するという方法が考えら
れるが、ネジ頭部のペンキ除去後に分解が可能であるた
めに衝突検知装置の分解防止に対し十分な効果が得られ
ないという問題がある。また、衝突検知装置へのハンマ
リング等による車両衝突時以外の衝撃に対する誤動作防
止として、高性能アルゴリズムや判定処理回路等を用い
る方法は適用に限界があり、コストが高いということも
あって実行化が困難である。
【0004】従って本発明の目的は、衝突検知装置の分
解防止機能及び車両衝突時以外の衝撃に対する誤動作防
止のための衝撃吸収機能を備えたケーシング構造を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成は、車両衝突時に衝撃を検知するセンサ
ユニットを有し、車両に設置される衝突検知装置におい
て、ケーシングの嵌め合いを行う第一嵌め合い手段と、
その第一嵌め合い手段を有しセンサユニットを取り付け
ることができ、衝突検知装置を車両に設置する機能を有
するハウジングと、そのハウジングの第一嵌め合い手段
と嵌め合うことのできる第二嵌め合い手段と、その第二
手段を有するカバーとを備え、第一嵌め合い手段と第二
嵌め合い手段とを用いてハウジングとカバーとの嵌め合
いを行い、センサユニットを覆うことによってケーシン
グを構成することを特徴とする。
【0006】また、第二の発明の構成は、ハウジングと
ともに衝突検知装置のケーシングを構成するカバーは、
合成樹脂系の材質からなり、衝突検知装置に対し車両衝
突時以外の衝撃力が作用するとその衝撃力を吸収して弾
性的に撓む肉厚であり、ハウジングに対し嵌着すること
を特徴とする。
【0007】第三の発明の構成は、第一嵌め合い手段及
び第二嵌め合い手段はともにケーシング構造の内側に位
置し、第一嵌め合い手段及び第二嵌め合い手段の存在に
よってカバーの表面に凹凸がないことを特徴とする。
【0008】
【作用】衝突検知装置のハウジングとカバーとは、それ
ぞれが互いに嵌め合うことができる第一嵌め合い手段及
び第二嵌め合い手段を有しており、第一嵌め合い手段及
び第二嵌め合い手段を用いてハウジングとカバーとの嵌
め合いを行うことにより衝突検知装置のケーシングを構
成する。また、衝突検知装置に対しハンマリング等の車
両衝突時以外の衝撃力が作用した場合には、材質が合成
樹脂系のカバーは衝撃力を受けて撓み、その撓みによっ
て衝撃力はカバーに吸収される。
【0009】
【発明の効果】カバーとハウジングとの嵌め合いによっ
て衝突検知装置のケーシングが構成されているために、
従来のように容易に分解できるネジ締めによる組付けと
は異なり、破壊以外の手段では分解することが不可能で
あり、ハウジングとカバーとの嵌め合いによるケーシン
グの構成は、いたずら等による分解を防止するために十
分な効果を発揮する。また、衝突検知装置に対し外部か
らハンマリング等による車両衝突時以外の衝撃力が作用
した場合には、合成樹脂系の材質のカバーが撓むことに
よって外部からの衝撃力を吸収するためにセンサユニッ
トへの衝撃が抑えられ、車両衝突時以外の衝撃に対して
衝突検知装置が作動することはなく誤動作を防止するこ
とができる。ここで、車両衝突時における衝撃のセンサ
ユニットへの伝播経路はブラケット→ハウジング→セン
サユニットであり、この伝達経路のなかにカバーは含ま
れないので、カバーによって車両衝突時の衝撃が抑えら
れることはなく、衝突検知装置が車両衝突時の衝撃を検
知することに関しては何ら影響はない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は、本実施例装置の構成を示した説明図で
ある。ハウジング1には、衝突検知装置10を車両に設
置する機能を有するブラケット1a〜1bがあり、ハウ
ジング1の中央部には車両衝突時の衝撃を検知する機能
を有するセンサユニット3が取り付けられている。ま
た、ハウジング1にはカバー2との嵌め合いを可能とす
る溝6a〜6dが設けられている。合成樹脂系の材質の
カバー2には、ハウジング1との嵌め合いを可能とする
テーパ部のある爪7a〜7dが設けられ、カバー2の爪
7a〜7dとハウジング1の溝6a〜6dとが嵌め合う
ことにより衝突検知装置10のケーシングを構成してい
る。
【0011】カバー2の爪7a〜7dとハウジング1の
溝6a〜6dとが嵌め合うことにより衝突検知装置10
のケーシングを構成しているために、図2に示される従
来技術に見られるような分解が容易に行えるネジ締めに
よる組付けではないので、衝突検知装置10の分解は容
易にはできず、衝突検知装置10のいたずら等による分
解防止に十分な効果がある。本実施例の場合において衝
突検知装置10を分解するとしたらカバー2を破壊する
以外に方法はない。
【0012】また、従来のようにカバー2とハウジング
1とがネジ締めによる組付けではなく、嵌め合いによる
組付けであるために衝突検知装置10の組付け作業が簡
易化される。さらに、カバー2とハウジング1との組付
けにネジ4が不要であるため衝突検知装置10の部品点
数を抑えることができるという利点がある。本実施例に
おいては、カバー2に爪7a〜7dを設けハウジング1
に溝6a〜6dを設けたが、カバー2に溝6a〜6dを
設けハウジング1に爪7a〜7dを設けてもよい。ま
た、溝6a〜6dは、爪7a〜7dとの嵌め合いが可能
な切り欠きであってもよい。
【0013】図3は衝突検知装置10の外部から車両衝
突時以外の衝撃力を加えた場合において、カバー2上に
おいて発生した加速度の値とセンサユニット3上におい
て発生した加速度の値との比較を示した図である。図中
の●印はカバー2上に発生した加速度の値を示し、○印
はセンサユニット3上に発生した加速度の値を示す。
【0014】図3より、衝突検知装置10の外部から車
両衝突時以外の衝撃力を加えることによって、カバー2
上において約1200Gの加速度が発生した場合であっ
ても、センサユニット3上においては約200G程度の
加速度に減衰し、センサユニット3上においてはカバー
2上における加速度の約20%に抑えることができると
いうことがわかる。図3の結果から合成樹脂系の材質の
カバー2は、外部からのハンマリング等による車両衝突
時以外の衝撃に対して、十分な衝撃吸収機能を有し、衝
突検知装置10の誤動作防止として十分な効果があるこ
とがわかる。
【0015】ここで、衝突検知装置10のケーシングの
構成上、車両衝突時において衝撃力の伝達経路はブラケ
ット1a→ハウジング1→センサユニット3であること
が明らかである。よって、この伝達経路のなかにカバー
2は含まれていないため、車両衝突時の衝撃の検知に関
しては何ら問題がない。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例装置における衝突検知装置のケーシン
グ構造を示した構造図。
【図2】従来の衝突検知装置のケーシング構造を示した
構造図。
【図3】本実施例装置における衝撃吸収効果を示した説
明図。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a〜1b ブラケット 2 カバー 3 センサユニット 4 ネジ 5 ペンキ 6a〜6d 溝(第一嵌め合い手段) 7a〜7d 爪(第二嵌め合い手段) 10 衝突検知装置 11 ハウジング 11a〜11b ブラケット 20 カバー ● カバー2上に発生した加速度 ○ センサユニット3上に発生した加速度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両衝突時に衝撃を検知するセンサユニッ
    トを有し、車両に設置される衝突検知装置において、 ケーシングの嵌め合いを行う第一嵌め合い手段と、 前記第一嵌め合い手段を有し、前記センサユニットを取
    り付けることができ、前記衝突検知装置を車両に設置す
    る機能を有するハウジングと、 前記ハウジングの前記第一嵌め合い手段と嵌め合うこと
    のできる第二嵌め合い手段と、 前記第二嵌め合い手段を有し、前記ハウジングを覆うカ
    バーとを備え、前記第一嵌め合い手段と前記第二嵌め合
    い手段とを用い前記ハウジングと前記カバーとの嵌め合
    いを行い、前記センサユニットを覆うことによってケー
    シングを構成することを特徴とする衝突検知装置のケー
    シング構造。
  2. 【請求項2】前記カバーは、合成樹脂系の材質からな
    り、 前記衝突検知装置に対し車両衝突時以外の衝撃力が作用
    すると、その衝撃力を吸収して弾性的に撓む肉厚であ
    り、 前記ハウジングに対し嵌着することを特徴とする請求項
    1に記載の衝突検知装置のケーシング構造。
  3. 【請求項3】前記第一嵌め合い手段及び前記第二嵌め合
    い手段はともに前記ケーシング構造の内側に位置し、前
    記第一嵌め合い手段及び前記第二嵌め合い手段の存在に
    よって前記カバーの表面に凹凸がないことを特徴とする
    請求項1及び請求項2に記載の衝突検知装置のケーシン
    グ構造。
JP19768794A 1994-07-29 1994-07-29 衝突検知装置のケーシング構造 Pending JPH0840185A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8096576B2 (en) 2008-09-30 2012-01-17 Fujitsu Ten Limited Housing fixing structure
WO2021261885A1 (ko) 2020-06-25 2021-12-30 한국단자공업 주식회사 압력식 에어백 센서 설치용 고정 장치
WO2021261888A1 (ko) 2020-06-25 2021-12-30 한국단자공업 주식회사 압력식 에어백 센서 설치용 고정 장치

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US8096576B2 (en) 2008-09-30 2012-01-17 Fujitsu Ten Limited Housing fixing structure
WO2021261885A1 (ko) 2020-06-25 2021-12-30 한국단자공업 주식회사 압력식 에어백 센서 설치용 고정 장치
WO2021261888A1 (ko) 2020-06-25 2021-12-30 한국단자공업 주식회사 압력식 에어백 센서 설치용 고정 장치

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