JPH0840048A - 車両用空調装置のインテークドア制御装置 - Google Patents

車両用空調装置のインテークドア制御装置

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JPH0840048A
JPH0840048A JP19903494A JP19903494A JPH0840048A JP H0840048 A JPH0840048 A JP H0840048A JP 19903494 A JP19903494 A JP 19903494A JP 19903494 A JP19903494 A JP 19903494A JP H0840048 A JPH0840048 A JP H0840048A
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air
switch
introduction
intake
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JP19903494A
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Katsumi Iida
克己 飯田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員の操作をもって使用環境を予測し、その
環境に合った導入空気モードを設定する。 【構成】 インテークドア切替スイッチによって導入空
気モードが外気導入モード若しくは内気導入モードに設
定され、このインテークドア切替スイッチによって設定
された導入空気モードが外気導入モードか内気導入モー
ドかを導入空気モード判定手段によって判定する。これ
によって、デフロストスイッチによってデフロストモー
ドが設定された場合、若しくはオフスイッチによって停
止モードが設定された場合、前記導入空気モード判定手
段によって判定された導入空気モードが設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、導入空気モードとし
て、外気導入モードと内気循環モードを設定できる切替
スイッチと、デフロストモードを設定できるデフロスト
スイッチと、空調を停止させる停止モードを設定するオ
フスイッチを有し、オフスイッチ若しくはデフロストス
イッチの投入により自動的に所定の導入空気モードに切
り替える車両用空調装置のインテークドア制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置、例えば特公昭6
2−30934号公報に開示されるものは、操作者が一
度操作した操作内容を予め定めた条件を満足する運転環
境の時に記憶する記憶手段を有し、再運転時において前
記記憶手段に記憶したときと同一の運転環境条件が具現
した時に記憶手段に記憶した内容で制御するようにした
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この引
例においては、マニュアル選択がなされた時にその環境
状態を毎回記憶し、この記憶した環境条件と、現環境条
件との合致するか否かを演算する必要があるために、莫
大なメモリ量が必要となるばかりでなく、演算用のメモ
リもかなり必要となることから現状では現実的でない。
さらに、演算処理時間中は制御が停止することから、良
好な空調状態を得ることができないという問題点があ
る。
【0004】また、オートエアコン制御時におけるデフ
ロストモードは、曇り晴らし能力を向上させる目的でコ
ンプレッサを強制的に駆動させると共にインテークドア
を外気導入モードに設定させ、また停止モードにおいて
は送風機の停止と同時にコンプレッサも停止することか
ら曇り防止のためにインテークドアを外気導入モードに
設定することが一般的である。
【0005】しかしながら、上記条件において外気導入
モードが設定された場合、外気に車の排気ガス等により
悪臭や有害ガスが含まれていると、乗員により即座に内
気循環モードに導入空気モードが設定する必要があるた
めに、インテークドアの制御は必ずしも乗員の要求に即
したものではないと言える。
【0006】このために、この発明は、乗員の操作をも
って使用環境を予測し、その環境に合った導入空気モー
ドを設定することのできる車両用空調装置のインテーク
ドア制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明は、
空調ダクトの最上流側に内気導入口及び外気導入口を有
し、この内気導入口を開口する内気循環モードと、前記
外気導入口を開口する外気導入モードとを有し、前記空
調ダクト内に、送風機と、冷房サイクルの一部を構成す
るエバポレータと、加熱手段としてのヒータコア及びこ
のヒータコアを通過する空気の量を調節するミックスド
アとを有する車両用空調装置において、前記インテーク
ドアを外気導入モードと内気循環モードに切り替えるイ
ンテークドア切替スイッチと、空調モードをデフロスト
モードに設定するデフロストスイッチと、空調モードを
停止モードに設定するオフスイッチと、前記インテーク
ドア切替スイッチによって切り替えられた導入空気モー
ドが、外気導入モードか内気循環モードかを判定する導
入空気モード判定手段と、前記デフロストスイッチによ
ってデフロストモードが設定されるか、前記オフスイッ
チによって停止モードが設定されるかを判定する制御モ
ード判定手段と、この制御モード判定手段によって、デ
フロストモード若しくは停止モードが設定されたと判定
された場合、前記導入空気モード判定手段によって判定
された導入空気モードになるようにインテークドアを制
御するインテークドア制御手段とを具備することにあ
る。
【0008】
【作用】したがって、この発明においては、インテーク
ドア切替スイッチによって導入空気モードが外気導入モ
ード若しくは内気導入モードに設定され、このインテー
クドア切替スイッチによって設定された導入空気モード
が外気導入モードか内気導入モードかを導入空気モード
判定手段によって判定する。これによって、デフロスト
スイッチによってデフロストモードが設定された場合、
若しくはオフスイッチにおいて停止モードが設定された
場合、前記導入空気モード判定手段によって判定された
導入空気モードが設定されるために、外気の悪臭等によ
り乗員が内気循環モードを設定した場合には、デフロス
トモード若しくは停止モード時には内気循環モードが優
先され、また外気導入モードが設定された場合には、デ
フロストモード若しくは停止モード時には外気導入モー
ドが優先されることから、乗員の要求を優先してインテ
ークドア制御を行うことができるために、上記課題を達
成できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0010】図1に示す車両用空調装置1は、空調ダク
ト2の最上流側にインテークユニット3を有する。この
インテークユニット3には、図示しない車室内と連通す
る内気導入口4と車室外と連通する外気導入口5とが開
口し、この内気導入口4と外気導入口5を選択的に開口
するインテークドア6が設けられている。
【0011】このインテークユニット3の下流側にはブ
ロア7が配される。このブロア7は、送風用のファン8
とこのファン8を駆動するモータ9によって構成される
もので、通常ファン8としてはシロッコファンを、モー
タ9としてはブラシレスモータを使用するが、本発明の
実施例においては前記内気導入口4若しくは外気導入口
5から空気を吸引して空調ダクト2の下流側に空気を送
風するものであれば、その形状及び種類は限定しない。
【0012】このブロア7の下流側には、冷却用熱交換
器として冷房サイクル10の一部を構成するエバポレー
タ11が配される。この冷房サイクル10は、少なくと
もエバポレータ11、レシーバドライヤ12、コンプレ
ッサ13、コンデンサ14、膨張弁15が直列に配管結
合されて構成されたもので、コンプレッサ13で圧縮し
た冷媒を、コンデンサ14で凝縮し、膨張弁にて断熱膨
張させた後、エバポレータ11で蒸発させることで、エ
バポレータ11を通過する空気の熱を、冷媒を介してコ
ンデンサ14から車外に放出できるために、エバポレー
タ11を通過する空気を冷却することができる。尚、本
実施例のコンプレッサ13は、電磁クラッチ43を介し
て図示しない走行用エンジンと連結されることで駆動す
るものであるが、外設された電動機によって駆動しても
よく、またコンプレッサ内部に電動機を内設してもよい
もので、その駆動方式は特に限定しない。
【0013】このエバポレータ11の下流にはミックス
ドア16が配され、このミックスドア16で開閉される
通路の一方には加熱用熱交換器としてのヒータコア17
が配され、前記通路の他方はこのヒータコア17をバイ
パスするバイパス通路18となる。これによって、前記
エバポレータ11を通過して冷却された空気は、ミック
スドア16の開度によりヒータコア17を通過する空気
と、バイパスする空気とに分割されることとなる。尚、
本実施例においては、一枚のミックスドア16によって
通路を開閉するようにしたが、空調ダクト2の形状若し
くはヒータコア17の配置によって複数枚のミックスド
アを連動させることで実質的に、ヒータコア17を通過
する空気とバイパスする空気に分割するものもあるが、
特に限定されるものではない。また、ヒータコア17の
後流側にサブミックスドアを設けてヒータコア17の熱
影響を防止するタイプをあるが、このサブミックスドア
を設けているか否かについても特に限定するものではな
い。
【0014】前記空調ダクト2の最下流側には、車室内
に開口する3つの吹出口19,20,21が開口してお
り、モードドア22によって選択的に開閉するようにな
っている。尚、吹出口19ははデフ吹出口と連通し、吹
出口20はベント吹出口と連通し、吹出口21はフット
吹出口と図示しないダクトを介して連通するものであ
る。
【0015】以上の構成の車両用空調装置1において、
ブロア7の稼働によりインテークドア6によって選択さ
れた内気、外気若しくはそれらの混合気は、先ずエバポ
レータ11を通過することで冷却される。この冷却され
た空気は、ミックスドア16によってヒータコア17を
通過する空気とバイパスする空気に分割され、ヒータコ
ア17の下流側空間で、ヒータコア17を通過して加熱
された空気とヒータコア17をバイパスした冷却された
ままの空気が混合され、所望の温度に温調された空気と
なり、モードドア22によって選択された吹出口19,
20,21を介して車室内に吹き出すものである。
【0016】また、この車両用空調制御装置1には各制
御機器を駆動するためにマイクロコンピュータ23が設
けられている。このマイクロコンピュータ23は、中央
演算処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、
ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力ポート(I
/O)等を有するそれ自体公知のもので、少なくともエ
バポレータ11の温度若しくはエバポレータ11の吹出
空気温度(Te )を検出する温度センサ24、外気温度
(Ta )を検出する温度センサ25、車室内の温度(内
気温度)(Tr )を検出する温度センサ26、及び日射
量(Qsun )を検出する日射センサ27からの信号がマ
ルチプレクサ(MPX)28及びA/D変換器29を介
して入力され、さらに下記する操作パネル28からの各
種設定信号が入力され、所定のプログラムに従って処理
された後、各制御機器に制御信号を出力するものであ
る。具体的には、インテークドア6は、このインテーク
ドア6を駆動するアクチュエータ40aを制御する制御
信号によって、ミックスドア16はこのミックスドアド
ア16を駆動するアクチュエータ40bを制御する制御
信号によって、モードドア22はこのモードドア22を
駆動するアクチュエータ40cを制御する制御信号によ
って制御され、ファン8を駆動するモータ9は駆動回路
41を介して、電磁クラッチ43は駆動回路42を介し
て制御されるものである。
【0017】前記操作パネル30は、コンプレッサ13
を稼働させるA/Cスイッチ31、空調制御を省動力モ
ードに設定するECOスイッチ32、送風量を設定する
FANスイッチ33、吹出モードを設定するMODEス
イッチ34、車室内温度を設定するアップスイッチ35
a及びダウンスイッチ35bからなる温度設定器35、
空調制御を停止させるOFFスイッチ36、空調制御を
自動モードに設定するAUTOスイッチ37、吹出モー
ドをデフ吹出モードに設定するDEFスイッチ38、及
び導入空気モードを外気導入モード及び内気循環モード
に繰り返し設定するモーメンタリー方式のRECスイッ
チ39を有し、表示部50にはその設定状況が表示され
るようになっている。具体的には、吹出モードは吹出モ
ード表示51に表示され、自動モードの場合にはAUT
O表示52が表示され、A/Cスイッチが投入された場
合にはA/C表示53が表示され、さらに温度設定器3
5によって設定温度は温度表示54に表示されるように
なっている。
【0018】上記マイクロコンピュータ23で実行され
る制御を図2の機能ブロック図によって説明すると、ブ
ロック100においては、熱負荷検出手段によって熱負
荷信号が検出される。具体的には温度設定器35による
設定温度Tset 、前記内気温度Tr 、前記外気温度Ta
及び前記日射量Qsun が検出され、次なるブロック11
0の総合信号(T)演算手段において、総合的熱負荷信
号として総合信号Tが下記する数式1により演算され
る。
【0019】
【数1】T=A(Tr −25)+B(Ta −25)+C
sun −D(Tset −25)+E
【0020】尚、A,B,C,Dは演算ゲインであり、
Eは補正項である。
【0021】これによって求められた総合信号Tに基づ
いて、ブロック120のブロア電圧演算手段においては
送風量に見合うブロア7の電圧が演算され、この演算結
果に従ってブロア7が制御される。具体的には、総合信
号Tによって冷房要求若しくは暖房要求が高ければ高い
ほど送風量を多くするように制御される。また、ブロッ
ク130のミックスドア開度演算手段においては、最適
な吹出空気温度に見合うミックスドア開度が演算されて
ミックスドア16が制御される。具体的には、総合信号
Tが大きい程冷房要求が高いためのミックスドア開度は
小さくしてバイパス量を多くし、総合信号が低い程暖房
要求が高いためにミックスドア開度を大きくしてヒータ
コア17を通過する空気量を増やすものである。さらに
ブロック140の吹出口決定手段において、空調制御に
見合ういずれかの吹出口19,20,21が決定され
る。具体的には、冷房要求が高い場合にはベント吹出口
から多く吹き出すようにし、暖房要求が高い場合にはフ
ット吹出口から多く吹き出すようにするものである。
【0022】また、ブロック150の吸込口決定手段に
おいては、冷房要求が高い場合には内気循環モード(R
EC)となり、暖房要求が高い場合には外気循環モード
(FRE)となるようにインテークドイア6を制御する
もので、本実施例においては特に外気導入モードと内気
循環モードとの間に混合モード(MIX)が設定できる
ようになっているものである。
【0023】さらにまた、本発明に係るインテークドア
制御装置は、前記インテークドアを外気導入モードと内
気循環モードに切り替えるRECスイッチ39と、空調
モードをデフロストモードに設定するDEFスイッチ3
8と、空調モードを停止モードに設定するOFFスイッ
チ36と、前記インテークドア切替スイッチによって切
り替えられた導入空気モードが、外気導入モードか内気
循環モードかを判定する導入空気モード判定手段160
と、前記デフロストスイッチによってデフロストモード
が設定されるか、前記オフスイッチによって停止モード
が設定されるかを判定する制御モード判定手段170
と、この制御モード判定手段によって、デフロストモー
ド若しくは停止モードが設定されたと判定された場合、
前記導入空気モード判定手段によって判定された導入空
気モードにしたがってインテークドアを制御するインテ
ークドア制御手段180とを具備するものである。
【0024】以下、このインテークドア制御装置におけ
る制御を図3乃至図5に示すフローチャート図において
説明する。
【0025】空調制御を行うための図示しないメイン制
御ルーチンから、ジャンプ命令若しくはタイマの割り込
み等によって、ステップ200から開始されるインテー
クドア制御において、ステップ210において前述の熱
負荷信号が入力され、ステップ220において前述した
総合信号Tが演算される。
【0026】その後、ステップ230において、空調モ
ードがデフロストモード(DEFMODE)であるか否
かの判定を行う。この判定において、デフロストモード
であると判定された場合、ステップ280に進んでイン
テークドア6を外気導入モード(インテークFRES
H)又は内気循環モード(インテークREC)に設定す
るか決定する。尚、このデフロストモードは通常DEF
スイッチ38の投入よって設定されるものでこのデフロ
ストモードにおいては、空気導入モードを初回は外気導
入モード設定するほかに、コンプレッサ13を強制的に
作動させて、さらに曇り晴らし能力を向上させるもので
ある。
【0027】また、前記ステップ230の判定において
デフロストモードが設定されていないと判定された場合
にはステップ240に進み、このステップ240におい
て、空調モードがオフモード(OFF MODE)であ
るか否かの判定を行う。この判定においてオフモードで
あると判定された場合には、ステップ280に進んでイ
ンテークドア6を外気導入モード(インテークFRES
H)又は内気循環モード(インテークREC)に設定す
るか決定する。これによって、特に初回のOFFモード
(初回OFFスイッチ投入時)の場合、ブロア7及びコ
ンプレッサ13が停止することから生じる窓曇りを防止
するために、導入空気モードは外気導入モード(インテ
ークFRESH)に設定する。尚、このオフモードはO
FFスイッチ36の投入により設定されるものである。
【0028】さらに、前記ステップ240の判定におい
てオフモードが設定されていないと判定された場合には
ステップ240に進み、このステップ250において、
A/Cスイッチの投入状況が判定される。この判定にお
いてA/CスイッチがOFFの場合には、コンプレッサ
13の停止による窓曇りを防止するために、ステップ3
00に進んで導入空気モードが外気導入モード(インテ
ークFRESH)に設定される。
【0029】前記ステップ250において、A/Cスイ
ッチ31がOFFでないと判定された場合にはステップ
260に進んで、インテークドア6の設定がマニュアル
モードで行われたか否かの判定を行う(インテーク M
AN?)。この判定において、マニュアルモードでない
場合、言い換えると自動モード(AUTO)である場合
には、図4のフローチャートで示すステップ310に進
む。このステップ310において総合信号Tの値によっ
て外気導入モード(FRE)、混合モード(MIX)、
内気循環モード(REC)の3つのモードが設定され
る。
【0030】この場合、総合信号Tの値Bにおいて内気
循環モード(REC)から混合気モード(MIX)へ、
値Aにおいて混合気モード(MIX)から内気循環モー
ド(REC)へ、値Dにおいて混合気モード(MIX)
から外気導入モード(FRE)へ、値Cにおいて外気導
入モード(FRE)から混合気モード(MIX)へと制
御が移行するように設定してあり、値AおよびB、C及
びDにおいてヒステリシスが形成されているものであ
る。
【0031】これによって、ステップ310の判定にお
いて外気導入モード(FRE)が選択された場合には、
ステップ320において外気導入モード(INTAKE
FRE)が設定され、混合気モード(MIX)の場合
にはステップ330において混合気モード(INTAK
E MIX)が設定され、内気循環モード(REC)の
場合にはステップ340において内気循環モード(IN
TAKE REC)が設定される。これによって、ステ
ップ350から図示しないメイン制御ルーチンに回帰す
るものである。
【0032】また、前記ステップ260の判定におい
て、インテークドア6の設定がマニュアルにより行われ
ていると判定された場合、ステップ270に進んでRE
Cスイッチ(REC SW)39によって導入空気モー
ドが内気循環(REC)モードに設定されたかどうかの
判定を行う。この判定において、RECスイッチ39が
RECである場合には、ステップ290に進んでインテ
ークドア6を内気循環モード(REC)に設定し、RE
Cスイッチ39がRECでない場合には、ステップ27
5に進んで、前記RECスイッチ39によって設定され
た導入空気モードが外気導入(FRE)モードであるか
否かの判定を行う。この判定において、外気導入モード
に設定されたと判定された場合にはステップ300に進
んで、インテークドア6を外気導入モード(FRE)に
設定し、前記RECスイッチ39により外気導入モード
が設定されたいない場合にはステップ280に進んで、
図5で示すフローチャートにおいてデフロストモード若
しくはOFFモード時(DEF,OFF時)外気導入モ
ード(FRE)が設定されているか否かの判定を行う。
【0033】この判定において、DEF,OFF時外気
導入モードが設定されたと判定された場合には、ステッ
プ300に進んで導入空気モードを外気導入モード(イ
ンテークFRESH)に設定し、外気導入モードでない
と判定された場合には、ステップ290にすすんで内気
循環モード(インテークREC)が設定される。
【0034】この後、図5で示すステップ360に進ん
で、ステップ360以下で実施される前記インテークド
ア制御の学習部が実行される。先ずステップ360にお
いて、デフロストモード時若しくはオフモード時(DE
F,OFF時)において、外気導入モード(FRE)が
設定されているか否かの判定を行う。この判定におい
て、DEF,OFF時に外気導入モード(FRE)が設
定されていると判定された場合(従来と同様の場合で、
車両空調制御実行初期時における設定の場合)、ステッ
プ370に進んで前記RECスイッチ39によって外気
導入モード(FRE)から内気循環モード(REC)に
設定変更が成立したが否かの判定が行われる。この実施
例においては、この設定変更の成立は、RECスイッチ
39の操作後、その設定が所定時間経過したか否かによ
って行われる。また、この設定変更の成立として、数度
に渡るRECスイッチ39の設定変更後の経過時間を加
算し、その加算時間が所定時間に到達したか否かによっ
て判定してもよいものである。
【0035】このステップ370の判定において、DE
F,OFF時にRECスイッチ39によって外気導入モ
ード(FRE)から内気循環モード(REC)に導入空
気モードが切替設定が成立したと判定した場合には、ス
テップ380に進んでDEF,OFF時の設定を外気導
入モードから内気循環モードに修正するものである。こ
れによって、従来はデフロストモード若しくはOFFモ
ード時において、窓曇り防止のために設定された外気導
入モードを、排気ガスによる大気汚染等の条件により乗
員が内気循環モード(REC)に切り替える傾向にある
ことが判別できるために、デフロストモード若しくはO
FFモード時において、導入空気モードが内気循環モー
ドとなるように設定が修正されるものである。
【0036】これによって、次回からは前記ステップ2
80の判定において、ステップ2190に進むために、
内気循環モードが設定されるものである。尚、前記ステ
ップ370において、RECスイッチ39によって内気
循環モードへの切替が成立しないと判定された場合に
は、ステップ410からメイン制御ルーチンへ回帰する
ために、現行の空気導入モードが維持できるものであ
る。
【0037】また、前記ステップ360の判定により、
DEF,OFF時において導入空気モードが外気導入モ
ードが設定されていない場合、言い換えれば内気循環モ
ードに設定されている場合には、ステップ390に進ん
でRECスイッチ39によって内気循環モード(RE
C)から外気導入モード(FRE)への切り替えが成立
したか否かが判定される。尚、この成立条件は、前述の
ステップ370の成立条件と同じである。
【0038】このステップ390の判定において、内気
循環モード(REC)から外気導入モード(FRE)へ
の切り替えが成立したと判定された場合には、ステップ
400に進んで、DEF,OFF時のインテークドア9
の設定を内気循環モード(REC)から外気導入モード
(FRE)へ修正するものである。
【0039】これによって、前記ステップ280の判定
によって、DEF,OFF時に外気導入モード(FRE
SH)が設定されたことが判定され、ステップ300に
進んで外気導入モード(インテークFRESH)が設定
され、窓曇り等を防止することができるものである。ま
た、前記ステップ390において、RECスイッチ39
によって外気導入モードへの切替が成立しないと判定さ
れた場合には、ステップ410からメイン制御ルーチン
へ回帰するために、現行の空気導入モードが維持できる
ものである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来強制的に外気導入モードが設定されていたデフ
ロスト(DEF)モード時、若しくはオフ(OFF)モ
ード時において、乗員により設定された導入空気モード
によって次回からのDEF,OFF時の導入空気モード
を設定できるために、乗員の要求にあった導入空気モー
ドを設定することができるために、排気ガス等により大
気汚染が著しい場所を通過する場合、DEFモード若し
くはOFFモードを設定する度、導入空気モードを内気
循環モードに切り替える手間が省けるために、安全運行
を達成することができる。また、内気循環モードから外
気導入モードへの切り替えも行うことができるために、
導入空気モードを乗員の要求に合致させることができ
る。
【0041】また、特に制御値等を記憶させておく必要
がないので、大幅なメモリを確保する必要がないため
に、演算部分に多くのメモリを割り当てることができ、
また制御値の演算時間を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る車両用空調装置の概略構
成図である。
【図2】本発明の実施例に係る車両用空調装置のマイク
ロコンピュータで実行される制御の機能ブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係るインテークドア制御に関
する前半部分のフローチャート図である。
【図4】本発明の実施例に係るインテークドア制御に関
する自動モード部分のフローチャート図である。
【図5】本発明の実施例に係るインテークドア制御に関
する学習部分のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 空調ダクト 6 インテークドア 7 ブロア 11 エバポレータ 13 コンプレッサ 16 ミックスドア 17 ヒータコア 22 モードドア 23 マイクロコンピュータ 36 オフスイッチ(OFF SW) 38 デフスイッチ(DEF SW) 39 RECスイッチ 160 導入空気モード判定手段 170 制御モード判定手段 180 インテークドア制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクトの最上流側に内気導入口及び
    外気導入口を有し、この内気導入口を開口する内気循環
    モードと、前記外気導入口を開口する外気導入モードと
    を有し、前記空調ダクト内に、送風機と、冷房サイクル
    の一部を構成するエバポレータと、加熱手段としてのヒ
    ータコア及びこのヒータコアを通過する空気の量を調節
    するミックスドアとを有する車両用空調装置において、 前記インテークドアを外気導入モードと内気循環モード
    に切り替えるインテークドア切替スイッチと、 空調モードをデフロストモードに設定するデフロストス
    イッチと、 空調モードを停止モードに設定するオフスイッチと、 前記インテークドア切替スイッチによって切り替えられ
    た導入空気モードが、外気導入モードか内気循環モード
    かを判定する導入空気モード判定手段と、 前記デフロストスイッチによってデフロストモードが設
    定されるか、前記オフスイッチによって停止モードが設
    定されるかを判定する制御モード判定手段と、 この制御モード判定手段によって、デフロストモード若
    しくは停止モードが設定されたと判定された場合、前記
    導入空気モード判定手段によって判定された導入空気モ
    ードになるようにインテークドアを制御するインテーク
    ドア制御手段とを具備することを特徴とする車両用空調
    装置のインテークドア制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030564A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
JP2018144813A (ja) * 2018-06-27 2018-09-20 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置

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JP2016030564A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
JP2018144813A (ja) * 2018-06-27 2018-09-20 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置

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