JPH0839970A - 通知情報管理方法及び通知情報管理に用いる控片付き通知情報所持体用シート - Google Patents
通知情報管理方法及び通知情報管理に用いる控片付き通知情報所持体用シートInfo
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- JPH0839970A JPH0839970A JP6193598A JP19359894A JPH0839970A JP H0839970 A JPH0839970 A JP H0839970A JP 6193598 A JP6193598 A JP 6193598A JP 19359894 A JP19359894 A JP 19359894A JP H0839970 A JPH0839970 A JP H0839970A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少量の通知情報の管理に適した通知情報管理
方法を提供する。 【構成】 右紙片部4,中紙片部3,左紙片部2からな
る重ね合わせ用紙と控片8とを切り用ミシン目7を介し
て連接し、重ね合わせ面である中紙片部3と右紙片部4
の表面側には剥離可能な感圧性接着剤を塗布し、同じく
重ね合わせ面である中紙片部3と左紙片部2の裏面側に
は剥離困難な感圧性接着剤を塗布し、差出人表示等の固
定通知情報があらかじめ印刷された控片付き通知情報所
持体用シート1の、重ね合わせ用紙と控片8に隠蔽情報
20を含む可変通知情報14,18,23を印字したう
え、控片8を切り用ミシン目7から切り離し、各重ね合
わせ面をそれぞれ接着して、中紙片部3と右紙片部4の
剥離可能な重ね合わせ接着面に表示した隠蔽情報20,
23等の通知情報は隠蔽状態で発送する一方、控片8は
通知情報管理部門で保管して通知情報を管理する。
方法を提供する。 【構成】 右紙片部4,中紙片部3,左紙片部2からな
る重ね合わせ用紙と控片8とを切り用ミシン目7を介し
て連接し、重ね合わせ面である中紙片部3と右紙片部4
の表面側には剥離可能な感圧性接着剤を塗布し、同じく
重ね合わせ面である中紙片部3と左紙片部2の裏面側に
は剥離困難な感圧性接着剤を塗布し、差出人表示等の固
定通知情報があらかじめ印刷された控片付き通知情報所
持体用シート1の、重ね合わせ用紙と控片8に隠蔽情報
20を含む可変通知情報14,18,23を印字したう
え、控片8を切り用ミシン目7から切り離し、各重ね合
わせ面をそれぞれ接着して、中紙片部3と右紙片部4の
剥離可能な重ね合わせ接着面に表示した隠蔽情報20,
23等の通知情報は隠蔽状態で発送する一方、控片8は
通知情報管理部門で保管して通知情報を管理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重ね合わせ用紙と控紙
とが切り部を介して連接されてなり、前記重ね合わせ用
紙は折り重ね、あるいは切り重ねされる複数の紙片部か
らなるとともに、少なくとも一対の重ね合わせ面の所定
部分には、剥離可能で、かつ通常では接着せず、一定の
条件が付与されると接着可能な接着剤を塗布するととも
に、宛名人に固有の情報等の隠蔽すべき可変通知情報
(以下隠蔽情報という)を印字するための隠蔽情報記入
部を設けた控片付き通知情報所持体用シートを用いて行
う通知情報管理方法及び前記控片付き通知情報所持体用
シートに関し、必要な情報が印刷、印字された控片は通
知情報管理に利用される一方、必要な情報が印刷、印字
された重ね合わせ用紙は、折り重ね、あるいは切り重ね
され、重ね合わせ面が剥離可能に接着されて、葉書や通
知カードとして使用されるものである。なお、本明細書
においては、固定通知情報と可変通知情報を包括した概
念として通知情報なる用語を用いる。
とが切り部を介して連接されてなり、前記重ね合わせ用
紙は折り重ね、あるいは切り重ねされる複数の紙片部か
らなるとともに、少なくとも一対の重ね合わせ面の所定
部分には、剥離可能で、かつ通常では接着せず、一定の
条件が付与されると接着可能な接着剤を塗布するととも
に、宛名人に固有の情報等の隠蔽すべき可変通知情報
(以下隠蔽情報という)を印字するための隠蔽情報記入
部を設けた控片付き通知情報所持体用シートを用いて行
う通知情報管理方法及び前記控片付き通知情報所持体用
シートに関し、必要な情報が印刷、印字された控片は通
知情報管理に利用される一方、必要な情報が印刷、印字
された重ね合わせ用紙は、折り重ね、あるいは切り重ね
され、重ね合わせ面が剥離可能に接着されて、葉書や通
知カードとして使用されるものである。なお、本明細書
においては、固定通知情報と可変通知情報を包括した概
念として通知情報なる用語を用いる。
【0002】
【従来の技術】従来における葉書や通知カードで通知す
る宛名人に固有の情報等の可変通知情報、特に他人には
知られたくないローン残高、預金残高等の各種の隠蔽情
報の管理は、あらかじめ通知先毎の隠蔽情報を含む通知
情報を一括してコンピュータにデータ入力しておき、こ
のコンピュータの出力装置であるプリンタによって、入
力済の通知情報を葉書や通知カードに印字して発送する
一方、前記入力済の通知情報に基づいて管理用ファイル
を作成し、この管理用ファイルをコンピュータで管理し
ているのが一般的である。
る宛名人に固有の情報等の可変通知情報、特に他人には
知られたくないローン残高、預金残高等の各種の隠蔽情
報の管理は、あらかじめ通知先毎の隠蔽情報を含む通知
情報を一括してコンピュータにデータ入力しておき、こ
のコンピュータの出力装置であるプリンタによって、入
力済の通知情報を葉書や通知カードに印字して発送する
一方、前記入力済の通知情報に基づいて管理用ファイル
を作成し、この管理用ファイルをコンピュータで管理し
ているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、大量の通知情報を管理するには適しているが、少
量の通知情報を管理するには、管理用ファイルを作成し
なければならないので、この作成作業が煩雑で作業効率
が悪いという不都合があった。また、通知情報を管理す
るために控を必要とする場合は、控紙を葉書や通知カー
ドとは別に用意して、通知情報と同一内容を各別に印字
しなければならなかったので、印字に時間を費やすとと
もに、いちいち控紙を用意することは煩雑であった。本
発明は、このような従来例における不都合を解消した通
知情報管理方法及び通知情報管理に用いる控片付き通知
情報所持体用シートを提供することを目的とする。
ては、大量の通知情報を管理するには適しているが、少
量の通知情報を管理するには、管理用ファイルを作成し
なければならないので、この作成作業が煩雑で作業効率
が悪いという不都合があった。また、通知情報を管理す
るために控を必要とする場合は、控紙を葉書や通知カー
ドとは別に用意して、通知情報と同一内容を各別に印字
しなければならなかったので、印字に時間を費やすとと
もに、いちいち控紙を用意することは煩雑であった。本
発明は、このような従来例における不都合を解消した通
知情報管理方法及び通知情報管理に用いる控片付き通知
情報所持体用シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、複数の紙片部からなる重ね合わせ用紙
と控片とが切り部を介して連接されてなり、前記重ね合
わせ用紙の重ね合わせ面には、剥離可能で、かつ通常で
は接着せず、一定の条件が付与されると接着可能な接着
剤が塗布され、差出人表示、見出し等の所望の固定通知
情報があらかじめ印刷された控片付き通知情報所持体用
シートの、前記重ね合わせ用紙と前記控片に、宛名人情
報や宛名人に固有の通知情報等の所望の可変通知情報を
印字したうえ、前記控片を前記切り部から切り離し、前
記重ね合わせ用紙は、その重ね合わせ面を重ねて塗布さ
れている接着剤の接着条件を付与し、剥離可能に接着し
て、前記重ね合わせ面に表示した通知情報は隠蔽状態で
発送する一方、前記控片は通知情報管理部門で保管して
通知情報を管理することを特徴とする通知情報管理方法
である。
達成するために、複数の紙片部からなる重ね合わせ用紙
と控片とが切り部を介して連接されてなり、前記重ね合
わせ用紙の重ね合わせ面には、剥離可能で、かつ通常で
は接着せず、一定の条件が付与されると接着可能な接着
剤が塗布され、差出人表示、見出し等の所望の固定通知
情報があらかじめ印刷された控片付き通知情報所持体用
シートの、前記重ね合わせ用紙と前記控片に、宛名人情
報や宛名人に固有の通知情報等の所望の可変通知情報を
印字したうえ、前記控片を前記切り部から切り離し、前
記重ね合わせ用紙は、その重ね合わせ面を重ねて塗布さ
れている接着剤の接着条件を付与し、剥離可能に接着し
て、前記重ね合わせ面に表示した通知情報は隠蔽状態で
発送する一方、前記控片は通知情報管理部門で保管して
通知情報を管理することを特徴とする通知情報管理方法
である。
【0005】また、この通知情報管理に用いる控片付き
通知情報所持体用シートは、複数の紙片部からなる重ね
合わせ用紙と控片とを切り部を介して連接してなり、前
記重ね合わせ用紙の各紙片部は折り部を介して連接し、
前記折り部で折り重ねられる少なくとも一対の重ね合わ
せ面の所定部分には、剥離可能で、かつ通常では接着せ
ず、一定の条件が付与されると接着可能な接着剤を塗布
するとともに、隠蔽すべき可変通知情報を印字するため
の隠蔽情報記入部を設ける一方、前記控片には前記隠蔽
すべき可変通知情報の全部もしくは一部を含む所望の通
知情報と同一内容を印字するため通知情報控記入部を設
けたものである。
通知情報所持体用シートは、複数の紙片部からなる重ね
合わせ用紙と控片とを切り部を介して連接してなり、前
記重ね合わせ用紙の各紙片部は折り部を介して連接し、
前記折り部で折り重ねられる少なくとも一対の重ね合わ
せ面の所定部分には、剥離可能で、かつ通常では接着せ
ず、一定の条件が付与されると接着可能な接着剤を塗布
するとともに、隠蔽すべき可変通知情報を印字するため
の隠蔽情報記入部を設ける一方、前記控片には前記隠蔽
すべき可変通知情報の全部もしくは一部を含む所望の通
知情報と同一内容を印字するため通知情報控記入部を設
けたものである。
【0006】さらに、この通知情報管理に用いる控片付
き通知情報所持体用シートは、重ね合わせ用紙の各紙片
部を、折り部に換えて、切り部を介して連接するよう構
成してもよい。
き通知情報所持体用シートは、重ね合わせ用紙の各紙片
部を、折り部に換えて、切り部を介して連接するよう構
成してもよい。
【0007】控片は、重ね合わせ用紙の長辺方向に延び
るようその上下端のいずれか一方に、切り用ミシン目や
切り取り線からなる切り部を介して連接したり、前記重
ね合わせ用紙の短辺方向に延びるようその側端のいずれ
か一方に、切り用ミシン目や切り取り線からなる切り部
を介して連接するもので、前記重ね合わせ用紙の各紙片
部の折り重ねや切り重ねは控片の切り取り後になされる
ので、この控片には、これを重ね合わせ用紙の長辺方向
に延びるよう設ける場合にも折り部を設ける必要はな
い。
るようその上下端のいずれか一方に、切り用ミシン目や
切り取り線からなる切り部を介して連接したり、前記重
ね合わせ用紙の短辺方向に延びるようその側端のいずれ
か一方に、切り用ミシン目や切り取り線からなる切り部
を介して連接するもので、前記重ね合わせ用紙の各紙片
部の折り重ねや切り重ねは控片の切り取り後になされる
ので、この控片には、これを重ね合わせ用紙の長辺方向
に延びるよう設ける場合にも折り部を設ける必要はな
い。
【0008】剥離可能で、かつ通常では接着せず、一定
の条件が付与されると接着可能な接着剤としては、非剥
離性接着剤基剤に、この非剥離性接着剤基剤に対し非親
和性を示す微粒状充てん剤を配合してなる接着剤が好適
である。
の条件が付与されると接着可能な接着剤としては、非剥
離性接着剤基剤に、この非剥離性接着剤基剤に対し非親
和性を示す微粒状充てん剤を配合してなる接着剤が好適
である。
【0009】非剥離性接着剤基剤としては、通常では接
着せず、一定の条件が与えられると接着可能となり、接
着後には剥離不能な感圧性接着剤、感熱性接着剤あるい
は再湿性接着剤が好適であり、例えば感圧性接着剤とし
ては天然ゴム、合成ゴム等の従来一般に使用されている
ものの中から任意に選択することができるが、特に、天
然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルをグラフト共重
合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキン
グ性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適である。また、感
熱性接着剤としては、同じく従来一般に使用されている
ものの中から任意に選択し得るが、特に、酢酸ビニル系
重合体が好適である。さらに、再湿性接着剤としては、
通常、水容性高分子化合物が用いられる。この水容性高
分子化合物については特に制限はなく、従来一般的に使
用されているもの、例えば、ポリビニルアルコールやポ
リエチレンオキシド等が好適である。
着せず、一定の条件が与えられると接着可能となり、接
着後には剥離不能な感圧性接着剤、感熱性接着剤あるい
は再湿性接着剤が好適であり、例えば感圧性接着剤とし
ては天然ゴム、合成ゴム等の従来一般に使用されている
ものの中から任意に選択することができるが、特に、天
然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルをグラフト共重
合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキン
グ性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適である。また、感
熱性接着剤としては、同じく従来一般に使用されている
ものの中から任意に選択し得るが、特に、酢酸ビニル系
重合体が好適である。さらに、再湿性接着剤としては、
通常、水容性高分子化合物が用いられる。この水容性高
分子化合物については特に制限はなく、従来一般的に使
用されているもの、例えば、ポリビニルアルコールやポ
リエチレンオキシド等が好適である。
【0010】また、前記非剥離性接着剤基剤に対して非
親和性を示す微粒状充てん剤としては、前記非剥離性接
着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば酸化亜鉛、酸
化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状
アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉末、シラス
バルーン等が用いられる。これらの材料は単独で用いて
もよいし(特にシリカの場合好適である)、2種以上を
組み合わせてもよい。また、粒径の異なる2種以上を組
み合わせて用いると接着剤層の表面を凹凸状に形成しや
すいので、剥離性能の向上に有利である。シリカを添加
した場合には、接着剤基剤の塗膜を強化しうるととも
に、シリカの多孔質性に起因して接着剤が表面に付着し
やすく、接着力や剥離力を調節しやすいうえ、シリコー
ンオイルを用いているプリンタにより、ノンインパクト
プリンタ方式で印字した場合でも、シリカがシリコーン
オイルを吸収するので、接着剤層がシリコーンにより接
着しなくなることもない。これらの微粒状充てん剤は、
平均粒径が5μm〜30μm、好ましくは7μm〜20
μm、より好ましくは10μm〜15μmの範囲にある
ものが好適であるが、5μm以下あるいは30μm以上
のものが存在していてもよく、この場合はトナー、イン
キの定着性が向上するものである。
親和性を示す微粒状充てん剤としては、前記非剥離性接
着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば酸化亜鉛、酸
化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状
アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉末、シラス
バルーン等が用いられる。これらの材料は単独で用いて
もよいし(特にシリカの場合好適である)、2種以上を
組み合わせてもよい。また、粒径の異なる2種以上を組
み合わせて用いると接着剤層の表面を凹凸状に形成しや
すいので、剥離性能の向上に有利である。シリカを添加
した場合には、接着剤基剤の塗膜を強化しうるととも
に、シリカの多孔質性に起因して接着剤が表面に付着し
やすく、接着力や剥離力を調節しやすいうえ、シリコー
ンオイルを用いているプリンタにより、ノンインパクト
プリンタ方式で印字した場合でも、シリカがシリコーン
オイルを吸収するので、接着剤層がシリコーンにより接
着しなくなることもない。これらの微粒状充てん剤は、
平均粒径が5μm〜30μm、好ましくは7μm〜20
μm、より好ましくは10μm〜15μmの範囲にある
ものが好適であるが、5μm以下あるいは30μm以上
のものが存在していてもよく、この場合はトナー、イン
キの定着性が向上するものである。
【0011】さらに、前記微粒状充てん剤は、前記非剥
離性接着剤基剤が感圧性接着剤、感熱性接着剤、再湿性
接着剤のいずれにも使用することができるが、その配合
量は微粒状充てん剤の平均粒径及び重ね合わせ用紙への
塗布量に関係して決定するものであって、シリカ等の多
孔質性物質の割合によっても左右されるものであり、多
孔質性物質が主体となる場合と、他の物質が主体となる
場合において、配合量が異なっても同程度の効果を奏す
るものである。前記非剥離性接着剤基剤が感圧性接着剤
及び再湿性接着剤の場合には、非剥離性接着剤基剤成分
100重量部に対し、前記微粒状充てん剤を20〜13
0重量部が好ましく、シリカ等の多孔質性物質を中心と
した場合は、好ましくは40〜80重量部、より好まし
くは50〜60重量部の割合で配合するのが望ましい。
一方、感熱性接着剤の場合には、非剥離性接着剤基剤成
分100重量部に対し、前記微粒状充てん剤を45〜1
00重量部、好ましくは55〜90重量部、より好まし
くは60〜80重量部の割合で配合するのが望ましい。
この微粒状充てん剤の配合量が前記配合量よりも少ない
と耐ブロッキング性に劣り、かつ接着力が高くなり過ぎ
る傾向がみられる。また、前記配合量よりも多いと接着
力が低くなり過ぎる傾向がみられ、好ましくない。
離性接着剤基剤が感圧性接着剤、感熱性接着剤、再湿性
接着剤のいずれにも使用することができるが、その配合
量は微粒状充てん剤の平均粒径及び重ね合わせ用紙への
塗布量に関係して決定するものであって、シリカ等の多
孔質性物質の割合によっても左右されるものであり、多
孔質性物質が主体となる場合と、他の物質が主体となる
場合において、配合量が異なっても同程度の効果を奏す
るものである。前記非剥離性接着剤基剤が感圧性接着剤
及び再湿性接着剤の場合には、非剥離性接着剤基剤成分
100重量部に対し、前記微粒状充てん剤を20〜13
0重量部が好ましく、シリカ等の多孔質性物質を中心と
した場合は、好ましくは40〜80重量部、より好まし
くは50〜60重量部の割合で配合するのが望ましい。
一方、感熱性接着剤の場合には、非剥離性接着剤基剤成
分100重量部に対し、前記微粒状充てん剤を45〜1
00重量部、好ましくは55〜90重量部、より好まし
くは60〜80重量部の割合で配合するのが望ましい。
この微粒状充てん剤の配合量が前記配合量よりも少ない
と耐ブロッキング性に劣り、かつ接着力が高くなり過ぎ
る傾向がみられる。また、前記配合量よりも多いと接着
力が低くなり過ぎる傾向がみられ、好ましくない。
【0012】また、本発明における接着剤の塗布量は、
非剥離性接着剤基剤の種類及び微粒状充てん剤の種類並
びに配合量に応じて決定されるが、例えば非剥離性接着
剤基剤として感圧性接着剤を使用し、非剥離性接着剤基
剤成分100重量部当たり、微粒状充てん剤を20〜1
30重量部を配合した場合には、0.5g/m2 〜5.
0g/m2 の塗布量が好適である。塗布量が0.5g/
m2 以下であると通常の取扱中に剥がれ易く、実用上問
題があり、5.0g/m2 以上であると用紙にカール等
が生じ易く、また、印刷、印字適性にも問題が生じ易
く、0.5g/m2 〜5.0g/m2 の範囲が用紙本来
の性質を変化させることなく、平滑度もJISP−81
19で20〜150秒、透気度もJISP−8117で
500秒以下であり、プリント適性に合致したものであ
る。
非剥離性接着剤基剤の種類及び微粒状充てん剤の種類並
びに配合量に応じて決定されるが、例えば非剥離性接着
剤基剤として感圧性接着剤を使用し、非剥離性接着剤基
剤成分100重量部当たり、微粒状充てん剤を20〜1
30重量部を配合した場合には、0.5g/m2 〜5.
0g/m2 の塗布量が好適である。塗布量が0.5g/
m2 以下であると通常の取扱中に剥がれ易く、実用上問
題があり、5.0g/m2 以上であると用紙にカール等
が生じ易く、また、印刷、印字適性にも問題が生じ易
く、0.5g/m2 〜5.0g/m2 の範囲が用紙本来
の性質を変化させることなく、平滑度もJISP−81
19で20〜150秒、透気度もJISP−8117で
500秒以下であり、プリント適性に合致したものであ
る。
【0013】さらに、用紙に塗布した接着剤層表面に約
1Kg/cm2 〜10Kg/cm2 の圧力を加えて、接着剤層表
面の過度の出っ張りを押圧し、ブロッキング特性、印字
定着適性をより向上させることが好ましい。
1Kg/cm2 〜10Kg/cm2 の圧力を加えて、接着剤層表
面の過度の出っ張りを押圧し、ブロッキング特性、印字
定着適性をより向上させることが好ましい。
【0014】
【作用】あらかじめ固定情報が印刷されている重ね合わ
せ用紙と控片に隠蔽情報を含む可変通知情報を印字し、
控片を切り取った後、重ね合わせ用紙の隠蔽情報記入部
を設けた重ね合わせ面を折り重ね、あるいは切り重ね
し、塗布した接着剤の所定の接着条件を与えると、前記
重ね合わせ面が所定の重ね合わせ状態で剥離可能に接着
され、重ね合わせ用紙は隠蔽情報を有する葉書や通知カ
ードとして使用できる。そして、切り取った控片を情報
管理部門で保管して、この控片に印字あるいは印刷され
た通知情報に基づき情報管理を行う一方、葉書や通知カ
ードの重ね合わせ接着面を剥離すると、隠蔽されていた
隠蔽情報を視認することができる。
せ用紙と控片に隠蔽情報を含む可変通知情報を印字し、
控片を切り取った後、重ね合わせ用紙の隠蔽情報記入部
を設けた重ね合わせ面を折り重ね、あるいは切り重ね
し、塗布した接着剤の所定の接着条件を与えると、前記
重ね合わせ面が所定の重ね合わせ状態で剥離可能に接着
され、重ね合わせ用紙は隠蔽情報を有する葉書や通知カ
ードとして使用できる。そして、切り取った控片を情報
管理部門で保管して、この控片に印字あるいは印刷され
た通知情報に基づき情報管理を行う一方、葉書や通知カ
ードの重ね合わせ接着面を剥離すると、隠蔽されていた
隠蔽情報を視認することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を銀行の自動融資通知用の葉書
に適用した場合の好適な実施例を添付図面に基づいて説
明する。ここにおいて、図1〜図5は第1実施例を示
し、図1は控片付き葉書用シートの表面側を示す平面
図、図2はその裏面側を示す平面図、図3は図1のA−
A線断面図、図4は印字状態を示す控片付き葉書用シー
トの表面側の平面図、図5は控片を切り離して重ね合わ
せ用紙を折り重ねて接着し葉書とした状態の断面図、図
6〜図10は第2実施例を示し、図6は控片付き葉書用
シートの表面側を示す平面図、図7はその裏面側を示す
平面図、図8は図6のB−B線断面図、図9は印字状態
を示す控片付き葉書用シートの表面側の平面図、図10
は控片を切り離して重ね合わせ用紙を折り重ねて接着し
葉書とした状態の断面図、図11〜図14は第3実施例
を示し、図11は控片付き葉書用シートの表面側を示す
平面図、図12はその裏面側を示す平面図、図13は図
11のC−C線断面図、図14は控片を切り離して重ね
合わせ用紙を切り重ねて接着し葉書とした状態の断面図
である。
に適用した場合の好適な実施例を添付図面に基づいて説
明する。ここにおいて、図1〜図5は第1実施例を示
し、図1は控片付き葉書用シートの表面側を示す平面
図、図2はその裏面側を示す平面図、図3は図1のA−
A線断面図、図4は印字状態を示す控片付き葉書用シー
トの表面側の平面図、図5は控片を切り離して重ね合わ
せ用紙を折り重ねて接着し葉書とした状態の断面図、図
6〜図10は第2実施例を示し、図6は控片付き葉書用
シートの表面側を示す平面図、図7はその裏面側を示す
平面図、図8は図6のB−B線断面図、図9は印字状態
を示す控片付き葉書用シートの表面側の平面図、図10
は控片を切り離して重ね合わせ用紙を折り重ねて接着し
葉書とした状態の断面図、図11〜図14は第3実施例
を示し、図11は控片付き葉書用シートの表面側を示す
平面図、図12はその裏面側を示す平面図、図13は図
11のC−C線断面図、図14は控片を切り離して重ね
合わせ用紙を切り重ねて接着し葉書とした状態の断面図
である。
【0016】まず、図1〜図5に基づいて控片付き通知
情報所持体用シートに関する第1実施例を説明する。図
1及び図2に示すように、単片状態の控片付き通知情報
所持体用シートたる控片付き葉書用シート1は、葉書と
なるべき重ね合わせ用紙たる左紙片部2、中紙片部3、
右紙片部4が、それぞれ折り用ミシン目5,6を介して
連接され、前記各紙片部2,3,4の上端には切り用ミ
シン目7を介して控片8が連接されている。前記控片付
き葉書用シート1の大きさはA4判大であり、長辺方向
に三等分して葉書大に対応する前記各紙片部2,3,4
を設け、残部を控片8としたものである。
情報所持体用シートに関する第1実施例を説明する。図
1及び図2に示すように、単片状態の控片付き通知情報
所持体用シートたる控片付き葉書用シート1は、葉書と
なるべき重ね合わせ用紙たる左紙片部2、中紙片部3、
右紙片部4が、それぞれ折り用ミシン目5,6を介して
連接され、前記各紙片部2,3,4の上端には切り用ミ
シン目7を介して控片8が連接されている。前記控片付
き葉書用シート1の大きさはA4判大であり、長辺方向
に三等分して葉書大に対応する前記各紙片部2,3,4
を設け、残部を控片8としたものである。
【0017】図1及び図2に示すように、左紙片部2の
表面側が宛名記入面で可変通知情報である宛名情報を記
入する宛名記入部9が設けられ、また、中紙片部3と右
紙片部4の表面側が剥離可能に接着される重ね合わせ接
着面で、ここには可変通知情報である自動融資発生に関
する隠蔽情報を印字する隠蔽情報記入部10が設けられ
ている。一方、前記右紙片部4の裏面側には自動融資発
生に関する案内文11と、差出人である銀行支店の住
所、名称を表示した差出人表示12及び接着された重ね
合わせ接着面の剥離動作を指示する剥離開始端指示表示
13の各固定通知情報があらかじめ印刷されている。ま
た、前記中紙片部3と前記左紙片部2の裏面側は、剥離
困難に接着される重ね合わせ接着面である。
表面側が宛名記入面で可変通知情報である宛名情報を記
入する宛名記入部9が設けられ、また、中紙片部3と右
紙片部4の表面側が剥離可能に接着される重ね合わせ接
着面で、ここには可変通知情報である自動融資発生に関
する隠蔽情報を印字する隠蔽情報記入部10が設けられ
ている。一方、前記右紙片部4の裏面側には自動融資発
生に関する案内文11と、差出人である銀行支店の住
所、名称を表示した差出人表示12及び接着された重ね
合わせ接着面の剥離動作を指示する剥離開始端指示表示
13の各固定通知情報があらかじめ印刷されている。ま
た、前記中紙片部3と前記左紙片部2の裏面側は、剥離
困難に接着される重ね合わせ接着面である。
【0018】一方、控片8は、図1に示すように、その
表面側には、宛名記入部9に印字される宛名情報と同一
内容が印字される通知先控記入部14が設けられるとと
もに、隠蔽情報控記入部10に印字される隠蔽情報と同
一内容が記入される隠蔽情報記入控部15が設けられ、
これら各記入部10,15が通知情報控記入部を構成し
ている。また、控片8の表裏面には、控片8を切り用ミ
シン目7から切り取って保管するにあたり、バインダー
等に綴じ込む際に透設する透孔の設定位置を示す指示表
示24a,24bが印刷されている。
表面側には、宛名記入部9に印字される宛名情報と同一
内容が印字される通知先控記入部14が設けられるとと
もに、隠蔽情報控記入部10に印字される隠蔽情報と同
一内容が記入される隠蔽情報記入控部15が設けられ、
これら各記入部10,15が通知情報控記入部を構成し
ている。また、控片8の表裏面には、控片8を切り用ミ
シン目7から切り取って保管するにあたり、バインダー
等に綴じ込む際に透設する透孔の設定位置を示す指示表
示24a,24bが印刷されている。
【0019】図3で理解できるように、重ね合わせ接着
面である中紙片部3と右紙片部4の表面側には、非剥離
性接着剤基剤に、この非剥離性接着剤基剤に対し非親和
性を示す微粒状充てん剤を配合してなる感圧性接着剤1
6が塗布されている。この感圧性接着剤16は、天然ゴ
ム100重量部に対し、スチレン2重量部とメタクリル
酸メチル10重量部とをグラフト共重合させて得られた
天然ゴムラテックスに、テルペン樹脂系粘着付与剤5重
量部を添加して感圧性のベース接着剤とし、このベース
接着剤100重量部に対し、平均粒径5μmのシリカゲ
ル20重量部を添加したものである。そして、前記感圧
性接着剤16の上から、隠蔽情報記入部10を印刷した
ものである。一方、剥離困難な重ね合わせ接着面である
中紙片部3と左紙片部2の裏面側には、通常の非剥離性
の感圧性接着剤17が塗布されている。
面である中紙片部3と右紙片部4の表面側には、非剥離
性接着剤基剤に、この非剥離性接着剤基剤に対し非親和
性を示す微粒状充てん剤を配合してなる感圧性接着剤1
6が塗布されている。この感圧性接着剤16は、天然ゴ
ム100重量部に対し、スチレン2重量部とメタクリル
酸メチル10重量部とをグラフト共重合させて得られた
天然ゴムラテックスに、テルペン樹脂系粘着付与剤5重
量部を添加して感圧性のベース接着剤とし、このベース
接着剤100重量部に対し、平均粒径5μmのシリカゲ
ル20重量部を添加したものである。そして、前記感圧
性接着剤16の上から、隠蔽情報記入部10を印刷した
ものである。一方、剥離困難な重ね合わせ接着面である
中紙片部3と左紙片部2の裏面側には、通常の非剥離性
の感圧性接着剤17が塗布されている。
【0020】続いて、上述した控片付き葉書用シート1
を使用した通知情報管理方法を、図4及び図5に基づい
て説明する。単片状態の前記控片付き葉書用シート1
を、コンピュータの出力装置であるノンインパクトタイ
プの片面プリンタにかけて、図4に示すように、表面側
における、左紙片部2の宛名記入部9には通知先である
宛名人の住所、氏名を示す宛名情報18を印字し、中紙
片部3及び右紙片4の隠蔽情報記入欄10には、「自動
融資発生のお知らせ」というタイトル19と、自動融資
発生に関する発生日、口座番号、金額たる隠蔽情報20
を印字し、同時に控片8の通知先控記入部14には通知
先である前記宛名情報18と同一内容の通知先控情報2
1を印字し、隠蔽情報控記入部15には「自動融資」と
いうタイトル22と前記隠蔽情報20と同一内容の隠蔽
控情報23を印字する。
を使用した通知情報管理方法を、図4及び図5に基づい
て説明する。単片状態の前記控片付き葉書用シート1
を、コンピュータの出力装置であるノンインパクトタイ
プの片面プリンタにかけて、図4に示すように、表面側
における、左紙片部2の宛名記入部9には通知先である
宛名人の住所、氏名を示す宛名情報18を印字し、中紙
片部3及び右紙片4の隠蔽情報記入欄10には、「自動
融資発生のお知らせ」というタイトル19と、自動融資
発生に関する発生日、口座番号、金額たる隠蔽情報20
を印字し、同時に控片8の通知先控記入部14には通知
先である前記宛名情報18と同一内容の通知先控情報2
1を印字し、隠蔽情報控記入部15には「自動融資」と
いうタイトル22と前記隠蔽情報20と同一内容の隠蔽
控情報23を印字する。
【0021】次に、公知の用紙処理装置によって、前記
控片付き葉書用シート1を移送しながら、切り用ミシン
目7から控片8を切り取った後、左紙片部2の宛名情報
18を印字した表面側が表出するように、この左紙片部
2と中紙片部3の裏面側同士を折り用ミシン目5から折
り重ねるとともに、前記中紙片部3と右紙片部2の表面
側同士を重ね合わせ、さらに移送しながら各感圧性接着
剤16,17の接着条件である所定の圧を加えて重ね合
わせ面どうしを接着する。これによって、図5に示すよ
うに、隠蔽情報20が被覆隠蔽されて外部からは視認不
可能なZ字状に三つ折りされた葉書25が作成される。
控片付き葉書用シート1を移送しながら、切り用ミシン
目7から控片8を切り取った後、左紙片部2の宛名情報
18を印字した表面側が表出するように、この左紙片部
2と中紙片部3の裏面側同士を折り用ミシン目5から折
り重ねるとともに、前記中紙片部3と右紙片部2の表面
側同士を重ね合わせ、さらに移送しながら各感圧性接着
剤16,17の接着条件である所定の圧を加えて重ね合
わせ面どうしを接着する。これによって、図5に示すよ
うに、隠蔽情報20が被覆隠蔽されて外部からは視認不
可能なZ字状に三つ折りされた葉書25が作成される。
【0022】この葉書25は投函されて宛名人に郵送さ
れる一方、切り離した控片8は情報管理部門で保管し
て、郵送した宛名人とこの宛名人に関する隠蔽情報20
の管理を、前記控片8に印字された通知先控情報21と
隠蔽控情報23に基づいて行う。なお、控片8の白紙状
態である裏面、あるいは表面の余白部分には、適宜管理
情報を追加記入することができる。一方、葉書25を受
け取った宛名人は、剥離開始端指示表示13にしたがっ
て、右紙片部4の左下コーナー部に指を掛けて、この右
紙片部4と中紙片部3との重ね合わせ接着面を剥離すれ
ば、隠蔽されていた隠蔽情報20が露出し、読み取るこ
とができる。
れる一方、切り離した控片8は情報管理部門で保管し
て、郵送した宛名人とこの宛名人に関する隠蔽情報20
の管理を、前記控片8に印字された通知先控情報21と
隠蔽控情報23に基づいて行う。なお、控片8の白紙状
態である裏面、あるいは表面の余白部分には、適宜管理
情報を追加記入することができる。一方、葉書25を受
け取った宛名人は、剥離開始端指示表示13にしたがっ
て、右紙片部4の左下コーナー部に指を掛けて、この右
紙片部4と中紙片部3との重ね合わせ接着面を剥離すれ
ば、隠蔽されていた隠蔽情報20が露出し、読み取るこ
とができる。
【0023】上述した第1実施例の変化例としては、宛
名記入部9を右紙片部4の表面側に設けて、隠蔽情報記
入部10を中紙片部3と左紙片部2の表面側に設けるこ
ともできる。この第1実施例によれば、印字面は同一面
側のみにあるので、片面プリンタですべての印字が可能
となり、また、隠蔽情報記入部10は2紙片部3,4の
折り重ね接着面に設けられているので、隠蔽情報20の
記入スペースを充分確保できるという利点がある。
名記入部9を右紙片部4の表面側に設けて、隠蔽情報記
入部10を中紙片部3と左紙片部2の表面側に設けるこ
ともできる。この第1実施例によれば、印字面は同一面
側のみにあるので、片面プリンタですべての印字が可能
となり、また、隠蔽情報記入部10は2紙片部3,4の
折り重ね接着面に設けられているので、隠蔽情報20の
記入スペースを充分確保できるという利点がある。
【0024】次に、図6〜図10に基づいて控片付き通
知情報所持体用シートに関する第2実施例を説明する。
図6及び図7に示すように、単片状態の控片付き通知情
報所持体用シートたる控片付き葉書用シート31は、葉
書となるべき重ね合わせ用紙たる左紙片部32、中紙片
部33、右紙片部34が、それぞれ折り用ミシン目3
5,36を介して連接され、各紙片部32,33,34
の下端には切り用ミシン目37を介して控片38が連接
されている。前記控片付き葉書用シート31の大きさは
A4判大であり、長辺方向に三等分して葉書大に対応す
る前記各紙片部32,33,34を設け、残部を控片3
8としたものである。
知情報所持体用シートに関する第2実施例を説明する。
図6及び図7に示すように、単片状態の控片付き通知情
報所持体用シートたる控片付き葉書用シート31は、葉
書となるべき重ね合わせ用紙たる左紙片部32、中紙片
部33、右紙片部34が、それぞれ折り用ミシン目3
5,36を介して連接され、各紙片部32,33,34
の下端には切り用ミシン目37を介して控片38が連接
されている。前記控片付き葉書用シート31の大きさは
A4判大であり、長辺方向に三等分して葉書大に対応す
る前記各紙片部32,33,34を設け、残部を控片3
8としたものである。
【0025】図6及び図7に示すように、左紙片部32
の表面側が宛名記入面で可変通知情報である宛名情報を
記入する宛名記入部39が設けられるとともに、接着さ
れた重ね合わせ接着面の剥離動作を指示する固定通知情
報である剥離開始端指示表示40が下端縁に沿ってあら
かじめ印刷されている。また、中紙片部33の表面側に
は、自動融資発生に関する案内文41と、差出人である
銀行支店の住所、名称を表示した差出人表示42の各固
定通知情報があらかじめ印刷されている。さらに、右紙
片部34の表面側は、前記左紙片部32の裏面側と剥離
可能に接着される重ね合わせ接着面で、ここには可変通
知情報である自動融資発生に関する隠蔽情報を印字する
隠蔽情報記入部43が設けられている。一方、前記右紙
片部34と前記中紙片部33の裏面側同士は、剥離困難
に接着される重ね合わせ接着面である。
の表面側が宛名記入面で可変通知情報である宛名情報を
記入する宛名記入部39が設けられるとともに、接着さ
れた重ね合わせ接着面の剥離動作を指示する固定通知情
報である剥離開始端指示表示40が下端縁に沿ってあら
かじめ印刷されている。また、中紙片部33の表面側に
は、自動融資発生に関する案内文41と、差出人である
銀行支店の住所、名称を表示した差出人表示42の各固
定通知情報があらかじめ印刷されている。さらに、右紙
片部34の表面側は、前記左紙片部32の裏面側と剥離
可能に接着される重ね合わせ接着面で、ここには可変通
知情報である自動融資発生に関する隠蔽情報を印字する
隠蔽情報記入部43が設けられている。一方、前記右紙
片部34と前記中紙片部33の裏面側同士は、剥離困難
に接着される重ね合わせ接着面である。
【0026】一方、控片38は、図6に示すように、そ
の表面側には、宛名記入部39に印字される宛名情報と
同一内容が印字される通知先控記入部44が設けられる
とともに、隠蔽情報記入部43に印字される隠蔽情報と
同一内容が記入される隠蔽情報控記入部45が設けら
れ、これら各記入部44,45が通知情報控記入部を構
成している。また、控片38の表裏面には、控片38を
切り用ミシン目37から切り取って保管するにあたり、
バインダー等に綴じ込む際に透設する透孔の設定位置を
示す指示表示46a,46bが印刷されている。
の表面側には、宛名記入部39に印字される宛名情報と
同一内容が印字される通知先控記入部44が設けられる
とともに、隠蔽情報記入部43に印字される隠蔽情報と
同一内容が記入される隠蔽情報控記入部45が設けら
れ、これら各記入部44,45が通知情報控記入部を構
成している。また、控片38の表裏面には、控片38を
切り用ミシン目37から切り取って保管するにあたり、
バインダー等に綴じ込む際に透設する透孔の設定位置を
示す指示表示46a,46bが印刷されている。
【0027】図8で理解できるように、剥離可能に接着
される重ね合わせ接着面である左紙片部32の裏面側と
右紙片部34の表面側には、第1実施例の感圧性接着剤
16と同一の感圧性接着剤47が塗布されている。そし
て、この感圧性接着剤47の上から、隠蔽情報記入部4
3を印刷したものである。一方、剥離困難な重ね合わせ
接着面である中紙片部33と右紙片部34の裏面側に
は、第1実施例の感圧性接着剤17と同一の感圧性接着
剤48が塗布されている。
される重ね合わせ接着面である左紙片部32の裏面側と
右紙片部34の表面側には、第1実施例の感圧性接着剤
16と同一の感圧性接着剤47が塗布されている。そし
て、この感圧性接着剤47の上から、隠蔽情報記入部4
3を印刷したものである。一方、剥離困難な重ね合わせ
接着面である中紙片部33と右紙片部34の裏面側に
は、第1実施例の感圧性接着剤17と同一の感圧性接着
剤48が塗布されている。
【0028】続いて、上述した控片付き葉書用シート3
1を使用した通知情報管理方法を、図9及び図10に基
づいて説明する。単片状態の前記控片付き葉書用シート
31を、コンピュータの出力装置であるノンインパクト
タイプの片面プリンタにかけて、図9に示すように、表
面側における、左紙片部32の宛名記入部39には通知
先である宛名人の住所、氏名を示す宛名情報49を印字
し、右紙片34の隠蔽情報記入欄43には、「自動融資
発生通知」というタイトル50と、自動融資発生に関す
る発生日、口座番号、金額たる隠蔽情報51を印字し、
同時に控片38の通知先控記入部44には通知先である
前記宛名情報49と同一内容の通知先控情報52を印字
し、隠蔽情報控記入部45には「自動融資」というタイ
トル53と前記隠蔽情報51と同一内容の隠蔽控情報5
4を印字する。
1を使用した通知情報管理方法を、図9及び図10に基
づいて説明する。単片状態の前記控片付き葉書用シート
31を、コンピュータの出力装置であるノンインパクト
タイプの片面プリンタにかけて、図9に示すように、表
面側における、左紙片部32の宛名記入部39には通知
先である宛名人の住所、氏名を示す宛名情報49を印字
し、右紙片34の隠蔽情報記入欄43には、「自動融資
発生通知」というタイトル50と、自動融資発生に関す
る発生日、口座番号、金額たる隠蔽情報51を印字し、
同時に控片38の通知先控記入部44には通知先である
前記宛名情報49と同一内容の通知先控情報52を印字
し、隠蔽情報控記入部45には「自動融資」というタイ
トル53と前記隠蔽情報51と同一内容の隠蔽控情報5
4を印字する。
【0029】次に、公知の用紙処理装置によって、前記
控片付き葉書用シート31を移送しながら、切り用ミシ
ン目37から控片38を切り取った後、左紙片部32の
宛名情報49を印字した表面側が表出するように、右紙
片部34と中紙片部33の裏面側同士を折り用ミシン目
36から折り重ねたうえ、前記右紙片部34の表面側に
前記左紙片部32の裏面側を重ね合わせ、さらに移送し
ながら各感圧性接着剤47,48の接着条件である所定
の圧を加えて重ね合わせ面どうしを接着する。これによ
って、図10に示すように、隠蔽情報51が被覆隠蔽さ
れて外部からは視認不可能な巻き込み状に三つ折りされ
た葉書55が作成される。
控片付き葉書用シート31を移送しながら、切り用ミシ
ン目37から控片38を切り取った後、左紙片部32の
宛名情報49を印字した表面側が表出するように、右紙
片部34と中紙片部33の裏面側同士を折り用ミシン目
36から折り重ねたうえ、前記右紙片部34の表面側に
前記左紙片部32の裏面側を重ね合わせ、さらに移送し
ながら各感圧性接着剤47,48の接着条件である所定
の圧を加えて重ね合わせ面どうしを接着する。これによ
って、図10に示すように、隠蔽情報51が被覆隠蔽さ
れて外部からは視認不可能な巻き込み状に三つ折りされ
た葉書55が作成される。
【0030】この葉書55は投函されて宛名人に郵送さ
れる一方、切り離した控片38は情報管理部門で保管し
て、郵送した宛名人とこの宛名人に関する隠蔽情報51
の管理を、前記控片38に印字された通知先控情報52
と隠蔽控情報54に基づいて行う。なお、控片38の白
紙状態である裏面、あるいは表面の余白部分には、適宜
管理情報を追加記入することができる。一方、葉書55
を受け取った宛名人は、剥離開始端指示表示40にした
がって、左紙片部32の左下コーナー部に指を掛けて、
この左紙片部32と右紙片部34との重ね合わせ接着面
を剥離すれば、隠蔽されていた隠蔽情報51が露出し、
読み取ることができる。
れる一方、切り離した控片38は情報管理部門で保管し
て、郵送した宛名人とこの宛名人に関する隠蔽情報51
の管理を、前記控片38に印字された通知先控情報52
と隠蔽控情報54に基づいて行う。なお、控片38の白
紙状態である裏面、あるいは表面の余白部分には、適宜
管理情報を追加記入することができる。一方、葉書55
を受け取った宛名人は、剥離開始端指示表示40にした
がって、左紙片部32の左下コーナー部に指を掛けて、
この左紙片部32と右紙片部34との重ね合わせ接着面
を剥離すれば、隠蔽されていた隠蔽情報51が露出し、
読み取ることができる。
【0031】この第2実施例の変化例としては、中紙片
部33または右紙片部34の表面側を宛名記載面とし、
残りの2紙片部32,34または32,33に隠蔽情報
記入部43と差出人表示42とを相対的に設けてもよ
い。そして、第2実施例によれば、印字面は同一面側の
みにあるので、片面プリンタですべての印字が可能とな
るという利点がある。
部33または右紙片部34の表面側を宛名記載面とし、
残りの2紙片部32,34または32,33に隠蔽情報
記入部43と差出人表示42とを相対的に設けてもよ
い。そして、第2実施例によれば、印字面は同一面側の
みにあるので、片面プリンタですべての印字が可能とな
るという利点がある。
【0032】続いて、図11〜図14に基づいて控片付
き通知情報所持体用シートに関する第3実施例を説明す
る。図11及び図12に示すように、単片状態の控片付
き通知情報所持体用シートたる控片付き葉書用シート6
1は、葉書となるべき重ね合わせ用紙たる左紙片部62
と右紙片部63とが、切り用ミシン目64を介して連接
され、前記右紙片部63の側端には切り用ミシン目65
を介して控片66が連接されている。
き通知情報所持体用シートに関する第3実施例を説明す
る。図11及び図12に示すように、単片状態の控片付
き通知情報所持体用シートたる控片付き葉書用シート6
1は、葉書となるべき重ね合わせ用紙たる左紙片部62
と右紙片部63とが、切り用ミシン目64を介して連接
され、前記右紙片部63の側端には切り用ミシン目65
を介して控片66が連接されている。
【0033】図11に示すように、左紙片部62の表面
側が宛名記入面で可変通知情報である宛名情報を記入す
る宛名記入部67が設けられるとともに、接着された重
ね合わせ接着面の剥離動作を指示する固定通知情報であ
る剥離開始端指示表示68が下端縁に沿ってあらかじめ
印刷されている。また、右紙片部63の表面側には、自
動融資発生に関する案内文69と、差出人である銀行支
店の住所、名称を表示した差出人表示70との各固定通
知情報があらかじめ印刷されている。一方、図12に示
すように、右紙片部63と左紙片部62の裏面側同士
は、互いに剥離可能に接着される重ね合わせ接着面で、
前記右紙片部63の裏面側には可変通知情報である自動
融資発生に関する隠蔽情報を印字する隠蔽情報記入部7
1が設けられている。
側が宛名記入面で可変通知情報である宛名情報を記入す
る宛名記入部67が設けられるとともに、接着された重
ね合わせ接着面の剥離動作を指示する固定通知情報であ
る剥離開始端指示表示68が下端縁に沿ってあらかじめ
印刷されている。また、右紙片部63の表面側には、自
動融資発生に関する案内文69と、差出人である銀行支
店の住所、名称を表示した差出人表示70との各固定通
知情報があらかじめ印刷されている。一方、図12に示
すように、右紙片部63と左紙片部62の裏面側同士
は、互いに剥離可能に接着される重ね合わせ接着面で、
前記右紙片部63の裏面側には可変通知情報である自動
融資発生に関する隠蔽情報を印字する隠蔽情報記入部7
1が設けられている。
【0034】また、控片66は、図11及び図12に示
すように、その表面側には、宛名記入部67に印字され
る宛名情報と同一内容が印字される通知先控記入部72
が設けられる一方、その裏面側には、隠蔽情報記入部7
1に印字される隠蔽情報と同一内容が記入される隠蔽情
報控記入部73が設けられ、これら各記入部72,73
が通知情報控記入部を構成している。また、控片66の
表裏面には、控片66を切り用ミシン目65から切り取
って保管するにあたり、バインダー等に綴じ込む際に透
設する透孔の設定位置を示す指示表示74a,74bが
印刷されている。
すように、その表面側には、宛名記入部67に印字され
る宛名情報と同一内容が印字される通知先控記入部72
が設けられる一方、その裏面側には、隠蔽情報記入部7
1に印字される隠蔽情報と同一内容が記入される隠蔽情
報控記入部73が設けられ、これら各記入部72,73
が通知情報控記入部を構成している。また、控片66の
表裏面には、控片66を切り用ミシン目65から切り取
って保管するにあたり、バインダー等に綴じ込む際に透
設する透孔の設定位置を示す指示表示74a,74bが
印刷されている。
【0035】図13で理解できるように、剥離可能に接
着される重ね合わせ接着面である左紙片部62と右紙片
部63の裏面側には、第1実施例の感圧性接着剤16と
同一の感圧性接着剤75が塗布されている。そして、こ
の感圧性接着剤75の上から、前記右紙片部63の裏面
側に隠蔽情報記入部71を印刷したものである。
着される重ね合わせ接着面である左紙片部62と右紙片
部63の裏面側には、第1実施例の感圧性接着剤16と
同一の感圧性接着剤75が塗布されている。そして、こ
の感圧性接着剤75の上から、前記右紙片部63の裏面
側に隠蔽情報記入部71を印刷したものである。
【0036】続いて、上述した控片付き葉書用シート6
1を使用した通知情報管理方法を、図11〜図14に基
づいて説明する。単片状態の前記控片付き葉書用シート
61を、コンピュータの出力装置であるノンインパクト
タイプの両面プリンタにかけて、図11に示すように、
表面側における、左紙片部62の宛名記入部67には通
知先である宛名人の住所、氏名を示す宛名情報76を印
字し、同時に控片66の通知先控記入部72には通知先
である前記宛名情報76と同一内容の通知先控情報77
を印字する。
1を使用した通知情報管理方法を、図11〜図14に基
づいて説明する。単片状態の前記控片付き葉書用シート
61を、コンピュータの出力装置であるノンインパクト
タイプの両面プリンタにかけて、図11に示すように、
表面側における、左紙片部62の宛名記入部67には通
知先である宛名人の住所、氏名を示す宛名情報76を印
字し、同時に控片66の通知先控記入部72には通知先
である前記宛名情報76と同一内容の通知先控情報77
を印字する。
【0037】一方、裏面側における右紙片63の隠蔽情
報記入欄71には、「自動融資発生通知」というタイト
ル78と、自動融資発生に関する発生日、口座番号、金
額たる隠蔽情報79を印字し、同時に控片66の隠蔽情
報控記入部73には「自動融資」というタイトル80と
前記隠蔽情報79と同一内容の隠蔽控情報81を印字す
る。
報記入欄71には、「自動融資発生通知」というタイト
ル78と、自動融資発生に関する発生日、口座番号、金
額たる隠蔽情報79を印字し、同時に控片66の隠蔽情
報控記入部73には「自動融資」というタイトル80と
前記隠蔽情報79と同一内容の隠蔽控情報81を印字す
る。
【0038】次に、公知の用紙処理装置によって、前記
控片付き葉書用シート61を移送しながら、切り用ミシ
ン目65から控片66を切り取るとともに、左紙片部6
2と右紙片部63を切り用ミシン目64で切り離し、分
離した左紙片部62と右紙片部63の裏面側同士を重ね
たうえ、さらに移送しながら感圧性接着剤75の接着条
件である所定の圧を加えて重ね合わせ面どうしを接着す
る。これによって、図14に示すように、隠蔽情報79
が被覆隠蔽されて外部からは視認不可能な2紙片部6
2,63が切り重ねされた葉書82が作成される。
控片付き葉書用シート61を移送しながら、切り用ミシ
ン目65から控片66を切り取るとともに、左紙片部6
2と右紙片部63を切り用ミシン目64で切り離し、分
離した左紙片部62と右紙片部63の裏面側同士を重ね
たうえ、さらに移送しながら感圧性接着剤75の接着条
件である所定の圧を加えて重ね合わせ面どうしを接着す
る。これによって、図14に示すように、隠蔽情報79
が被覆隠蔽されて外部からは視認不可能な2紙片部6
2,63が切り重ねされた葉書82が作成される。
【0039】この葉書82は投函されて宛名人に郵送さ
れる一方、切り離した控片66は情報管理部門で保管し
て、郵送した宛名人とこの宛名人に関する隠蔽情報79
の管理を、前記控片66に印字された通知先控情報77
と隠蔽控情報81に基づいて行う。なお、控片66の表
裏面の余白部分には、適宜管理情報を追加記入すること
ができる。一方、葉書82を受け取った宛名人は、剥離
開始端指示表示68にしたがって、左紙片部62の左下
コーナー部に指を掛けて、この左紙片部62と右紙片部
63との重ね合わせ接着面を剥離すれば、隠蔽されてい
た隠蔽情報79が露出し、読み取ることができる。
れる一方、切り離した控片66は情報管理部門で保管し
て、郵送した宛名人とこの宛名人に関する隠蔽情報79
の管理を、前記控片66に印字された通知先控情報77
と隠蔽控情報81に基づいて行う。なお、控片66の表
裏面の余白部分には、適宜管理情報を追加記入すること
ができる。一方、葉書82を受け取った宛名人は、剥離
開始端指示表示68にしたがって、左紙片部62の左下
コーナー部に指を掛けて、この左紙片部62と右紙片部
63との重ね合わせ接着面を剥離すれば、隠蔽されてい
た隠蔽情報79が露出し、読み取ることができる。
【0040】上述した第3実施例の変化例としては、左
紙片部62または右紙片部63の表裏面のいずれか一方
を宛名記載面とし、残りの紙片部63または62の前記
宛名記載面とは反対側の面に差出人表示70を設け、左
紙片部62または右紙片部63の残った面の少なくとも
一方に隠蔽情報記入部71を設けてもよい。そして、こ
の第3実施例の印字は、両面プリンタで行うほか、片面
プリンタを用いて一面ずつ印字してもよい。この第3実
施例のように、重ね合わせ用紙を2紙片部で構成する
と、重ね合わせ面は一対のみとなる。
紙片部62または右紙片部63の表裏面のいずれか一方
を宛名記載面とし、残りの紙片部63または62の前記
宛名記載面とは反対側の面に差出人表示70を設け、左
紙片部62または右紙片部63の残った面の少なくとも
一方に隠蔽情報記入部71を設けてもよい。そして、こ
の第3実施例の印字は、両面プリンタで行うほか、片面
プリンタを用いて一面ずつ印字してもよい。この第3実
施例のように、重ね合わせ用紙を2紙片部で構成する
と、重ね合わせ面は一対のみとなる。
【0041】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えば、控片付き葉書用シート1,3
1,61は単片状に限らず、当初は連続用紙状態にあっ
て、差出人表示12,42,70等の固定通知情報の事
前印刷後あるいは宛名情報9,39,76、隠蔽情報2
0,51,79等の可変通知情報の印字後に単片化して
もよい。また、重ね合わせ用紙は、三つ折りや2紙片部
の切り重ねのほか、2紙片部の折り重ねでもよい。さら
に、隠蔽情報20,51,79としては自動融資発生に
関する情報に限らず、ローン残高や預金残高をはじめと
する各種の他人に知られると不都合な情報や、秘匿性を
必要としない情報であってもよく、特に限定されるもの
ではない。
るものではなく、例えば、控片付き葉書用シート1,3
1,61は単片状に限らず、当初は連続用紙状態にあっ
て、差出人表示12,42,70等の固定通知情報の事
前印刷後あるいは宛名情報9,39,76、隠蔽情報2
0,51,79等の可変通知情報の印字後に単片化して
もよい。また、重ね合わせ用紙は、三つ折りや2紙片部
の切り重ねのほか、2紙片部の折り重ねでもよい。さら
に、隠蔽情報20,51,79としては自動融資発生に
関する情報に限らず、ローン残高や預金残高をはじめと
する各種の他人に知られると不都合な情報や、秘匿性を
必要としない情報であってもよく、特に限定されるもの
ではない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、隠蔽情報をはじめとする可変通知情報
を重ね合わせ用紙と同時に控片にも印字可能であり、こ
の可変通知情報を印字した控片を利用して、通知した情
報の管理を容易かつ確実に行うことができ、少量の通知
情報の管理に適するという効果を奏する。
本発明によれば、隠蔽情報をはじめとする可変通知情報
を重ね合わせ用紙と同時に控片にも印字可能であり、こ
の可変通知情報を印字した控片を利用して、通知した情
報の管理を容易かつ確実に行うことができ、少量の通知
情報の管理に適するという効果を奏する。
【図1】第1実施例の控片付き葉書用シートの表面側を
示す平面図。
示す平面図。
【図2】同じく裏面側を示す平面図。
【図3】同じく図1のA−A線断面図。
【図4】同じく印字状態を示す控片付き葉書用シートの
表面側の平面図。
表面側の平面図。
【図5】同じく控片を切り離し重ね合わせ用紙を折り重
ねて接着し葉書とした状態の断面図。
ねて接着し葉書とした状態の断面図。
【図6】第2実施例の控片付き葉書用シートの表面側を
示す平面図。
示す平面図。
【図7】同じく裏面側を示す平面図。
【図8】同じく図6のB−B線断面図。
【図9】同じく印字状態を示す控片付き葉書用シートの
表面側の平面図。
表面側の平面図。
【図10】同じく控片を切り離し重ね合わせ用紙を折り
重ねて接着し葉書とした状態の断面図。
重ねて接着し葉書とした状態の断面図。
【図11】第3実施例の控片付き葉書用シートの印字状
態を示す表面側の平面図。
態を示す表面側の平面図。
【図12】同じく裏面側を示す平面図。
【図13】同じく図11のC−C線断面図。
【図14】同じく控片を切り離し重ね合わせ用紙を切り
重ねて接着し葉書とした状態の断面図。
重ねて接着し葉書とした状態の断面図。
1,31,61 控片付き葉書用シート 2,32,62 左紙片部 3,33 中紙片部 4,34,63 右紙片部 5,6,35,36 折り用ミシン目 7,37,64,65 切り用ミシン目 8,38,66 控片 9,39,67 宛名情報記入部 10,43,71 隠蔽情報記入部 14,44,72 通知先控記入部 15,45,73 隠蔽情報控記入部 16,17,47,48,75 感圧性接着剤 18,39,76 宛名情報 20,51,79 隠蔽情報 21,52,77 通知先控情報 23,54,81 隠蔽控情報 25,55,82 葉書
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の紙片部からなる重ね合わせ用紙と
控片とが切り部を介して連接されてなり、前記重ね合わ
せ用紙の重ね合わせ面には、剥離可能で、かつ通常では
接着せず、一定の条件が付与されると接着可能な接着剤
が塗布され、差出人表示、見出し等の所望の固定通知情
報があらかじめ印刷された控片付き通知情報所持体用シ
ートの、前記重ね合わせ用紙と前記控片に、宛名情報や
宛名人に固有の情報等の所望の可変通知情報を印字した
うえ、前記控片を前記切り部から切り離し、前記重ね合
わせ用紙は、その重ね合わせ面を重ねて塗布されている
接着剤の接着条件を付与し、剥離可能に接着して、前記
重ね合わせ面に表示した通知情報を隠蔽状態で発送する
一方、前記控片は通知情報管理部門で保管して通知情報
を管理することを特徴とする通知情報管理方法。 - 【請求項2】 複数の紙片部からなる重ね合わせ用紙と
控片とを切り部を介して連接してなり、前記重ね合わせ
用紙の各紙片部は折り部を介して連接し、前記折り部で
折り重ねられる少なくとも一対の重ね合わせ面の所定部
分には、剥離可能で、かつ通常では接着せず、一定の条
件が付与されると接着可能な接着剤を塗布するととも
に、隠蔽すべき可変通知情報を印字するための隠蔽情報
記入部を設ける一方、前記控片には前記隠蔽すべき可変
通知情報を含む所望の通知情報と同一内容を印字するた
め通知情報控記入部を設けたことを特徴とする通知情報
管理に用いる控片付き通知情報所持体用シート。 - 【請求項3】 複数の紙片部からなる重ね合わせ用紙と
控片とを切り部を介して連接してなり、前記重ね合わせ
用紙の各紙片部は切り部を介して連接し、前記切り部で
切り重ねられる少なくとも一対の重ね合わせ面の所定部
分には、剥離可能で、かつ通常では接着せず、一定の条
件が付与されると接着可能な接着剤を塗布するととも
に、隠蔽すべき可変通知情報を印字するための隠蔽情報
記入部を設ける一方、前記控片には前記隠蔽すべき可変
通知情報を含む所望の通知情報と同一内容を印字するた
め通知情報控記入部を設けたことを特徴とする通知情報
管理に用いる控片付き通知情報所持体用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6193598A JPH0839970A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 通知情報管理方法及び通知情報管理に用いる控片付き通知情報所持体用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6193598A JPH0839970A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 通知情報管理方法及び通知情報管理に用いる控片付き通知情報所持体用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839970A true JPH0839970A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16310624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6193598A Pending JPH0839970A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 通知情報管理方法及び通知情報管理に用いる控片付き通知情報所持体用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839970A (ja) |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6193598A patent/JPH0839970A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030924 |