JPH0839838A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0839838A
JPH0839838A JP6177291A JP17729194A JPH0839838A JP H0839838 A JPH0839838 A JP H0839838A JP 6177291 A JP6177291 A JP 6177291A JP 17729194 A JP17729194 A JP 17729194A JP H0839838 A JPH0839838 A JP H0839838A
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JP
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recording medium
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erasing
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JP6177291A
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Inventor
Hisatoshi Tanaka
久年 田中
Tadayoshi Ono
忠義 大野
Takashi Yamaguchi
隆 山口
Shinichi Ito
進一 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像記録時のサーマルヘッドによる保護層へ
の熱ストレスを解消し、記録媒体の長寿命化を図ること
ができるとともに、記録画像の信頼性の向上を図ること
のできる記録装置を提供する。 【構成】 記録媒体20に画像記録を行うための加圧記
録手段であるワイヤを複数内部に備えた記録ヘッド1
と、記録媒体20全面を加熱する消去手段であるヒート
ローラ2、ヒートローラ2の温度検知を行うためのサー
ミスタ3、記録媒体20の搬送を行いヒートローラ2に
対向する第1のプラテンローラ4、記録ヘッド1に対向
する第2のプラテンローラ5、記録媒体20の位置を検
出するための第1のセンサ6、第2のセンサ7を具備し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に係り、特
に、各種プリベイドカード等に対する履歴情報の記録等
に好適な記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年多用されているテレフォンカードや
各種のプリベイドカードにおいては、使用者の利便を図
るため、使用者が目視可能なように、残高や使用金額等
の履歴情報をカードに記録することが行われている。
【0003】例えば、テレフォンカード等では、使用度
数に対応したパンチ穴を空け、残り度数を表示すること
が行われている。しかしながら、このようにパンチ穴に
より残り度数等を表示する場合、大まかな情報しか示す
ことができず、正確な情報を示すことができないという
問題がある。
【0004】また、感熱記録紙のようにカード自体に記
録層を設け、サーマルヘッド等によって履歴情報の記録
を行うことも行われている。しかしながら、この場合で
も、多数の情報を記録するためには1つの情報の印字領
域が限定されるため、履歴情報の文字を小さくしなくて
はならず、このため、情報が読み難くなって読み違い等
が発生し易くなるという問題がある。
【0005】この課題に対して画像の記録、消去を繰り
返し行える記録材料が注目されている。
【0006】この様な特性を持つ記録材料としては、与
えられる温度により透明と白濁の両状態を可逆的に変換
できる低分子/高分子複合膜記録材料(白濁/透明タイ
プ記録材料)が、例えば、特開昭55−154198号
等に開示されている。
【0007】この記録材料は、例えば図11に示すよう
に透明状態において、その温度を常温T1 からT4 〜T
5 (以下、第1の温度という。)に上昇させたとき、透
明状態から白濁状態となり、その温度がT1 に戻っても
そのまま白濁状態を保持する。そして、記録材料の温度
をT1 からT2 〜T3 (以下、第2の温度とする)に上
昇させ、再びT1 に戻すと白濁状態から透明状態とな
り、そのまま透明状態を保持する。
【0008】一般に、第1の温度は約140℃〜190
℃、第2の温度はこれよりも低い約100℃〜130℃
である。この可逆変化を、記録、消去に応用した場合、
記録材料を第1の温度に加熱し白濁状態にして画像の記
録を行い、白濁した部分を第2の温度に再加熱し透明状
態に戻すことによって消去を行う。この可逆変化は安定
しており繰り返し再現可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した白濁/透明タ
イプ記録材料を記録層として用いた記録媒体は、基材上
に、着色層、記録層、保護層をこの順で形成して構成さ
れている。そして、この記録媒体に対しての画像記録、
消去は、例えば記録の場合サーマルヘッドを用い、消去
の場合はヒートローラ、ホットプレート等を用いて行
う。
【0010】サーマルヘッドによる記録は、サーマルヘ
ッドの発熱抵抗体を加熱駆動して、記録媒体の保護層を
介して記録層を第1の温度に加熱し、白濁状態にさせて
画像の記録を行う。
【0011】また、ヒートローラ、ホットプレートによ
る消去は、ヒートローラ等の加熱面で記録媒体の保護層
を介して記録層を第2の温度に加熱し、透明状態にさせ
て画像の消去を行う。
【0012】以上のような加熱処理は、画像記録、消去
毎に行っており、記録媒体の保護層には、これに伴う熱
ストレスが繰り返しかかる。この熱ストレスの繰り返し
により、記録層の寿命の前に保護層自体が劣化し、破壊
もしくは記録層と保護層の膨脹率の違いによる剥離が発
生してしまうという問題があった。
【0013】上記のような熱ストレスによる保護層への
負担は、ヒートローラ、ホットプレートによる消去加熱
では広範囲にわたって記録媒体を加熱するためあまり大
きくないが、記録の際のサーマルヘッドによる加熱で
は、微小な領域を急加熱するため大きくなり、保護層の
寿命を縮めてしまう原因となっている。
【0014】また、白濁/透明タイプ記録材料は、記
録、消去を繰り返し行うことはできるものの、画像の安
定性に問題があるため堅牢な画像を得ることができず、
記録画像の信頼性が低いという問題もある。
【0015】この発明は、かかる従来の事情に対処して
なされたもので、画像記録時のサーマルヘッドによる保
護層への熱ストレスを解消し、記録媒体の長寿命化を図
ることができるとともに、記録画像の信頼性の向上を図
ることのできる記録装置を提供しようとするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像を繰り返し記録及び消去できるリライタブルな記録
媒体の記録装置であって、前記録媒体を加熱して当該記
録媒体に記録された画像を消去する消去手段と、前記消
去手段を通過した前記記録媒体を、記録信号に応じて押
圧し、画像を記録する記録手段と、前記記録媒体を、前
記消去手段から前記記録手段へ搬送する搬送手段とを具
備したことを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の記
録装置において、前記記録手段は、前記記録媒体ととも
に、画像を押圧転写可能な転写手段を押圧し、この転写
手段によって画像を被転写部材に転写するよう構成され
たことを特徴とする。
【0018】
【作用】上述したように、熱によって白濁、透明状態へ
可逆変化させる白濁/透明タイプ記録材料において、最
近、白濁状態から透明状態への変化は、圧力によっても
行えることが報告され、これを利用してバリ検出を行う
ことが、例えば特開平6−18405号公報等で提案さ
れている。
【0019】この提案は、白濁/透明タイプ記録材料を
用いてバリ検出用カードを構成し、このカードを、予め
加熱して全面白濁させておき、カード搬送機構に通すと
いうもので、搬送系にバリが発生していた場合、カード
表面に圧力がかかり、白濁状態から透明状態に変化する
ため、容易にバリ検出を行える。
【0020】本発明者等は、この現象について種々の実
験を行った結果、白濁状態にある記録媒体の透明化と印
加圧力の間に相関があることを見出した。
【0021】実験に用いた記録媒体の構成を図2に示
す。
【0022】この記録媒体20は、厚さ188μmで8
5mm×57mmのカード状の基材21上に、記録画像
と下地部の濃度のコントラストを高めるための厚さ0.
05μmのA1蒸着層22を形成し、このA1蒸着層2
2の上に画像情報の記録を行う厚さ6.5μmの記録層
23を形成し、最上層に記録層23を保護するための厚
さ1.5μmの保護層24を形成して構成されている。
【0023】上記の記録層23は、ベヘン酸、特殊有機
低分子物質等の低級有機物物質とマトリクス材となる塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体を均一に混合、分散した
ものである。この記録層23は、約120℃に加熱され
ると白濁状態となる。
【0024】圧力と記録材料の状態変化の関係を図3に
示す。圧力が全くかかっていないときは白濁状態であ
り、状態変化は起こらない。圧力を次第に上げていき、
ある圧力を境に白濁状態から透明状態に急激に変化す
る。この時の圧力は0.4Kg/mm2 前後であり、さ
らに圧力を上げても透明状態は保持されたままである。
【0025】この発明は、上記の知見に基づいてなされ
たもので、白濁状態と透明状態を可逆的に示す有機低分
子物質を、高分子マトリクスに分散させたリライタブル
な記録媒体等を、加熱により一様に白濁状態とし、選択
的に押圧し透明状態にすることによって画像を記録す
る。これによって、画像記録時のサーマルヘッドによる
保護層への熱ストレスを解消し、記録媒体の長寿命化を
図ることができる。
【0026】また、上記記録媒体とともに、画像を押圧
転写可能ないわゆる感圧紙等の転写手段を押圧し、この
転写手段によって記録媒体に記録する画像を紙等の被転
写部材に転写することにより、記録画像の信頼性の向上
を図ることができる。例えば、ロイコ染料からなる発色
剤を一様に塗布した記録媒体と、紙に発色剤を吸収した
後に酸化して着色状態になる顕色材を塗布した紙等を当
接させて記録画像の複製を得ることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の詳細を、図面を参照して実施
例について説明する。
【0028】本実施例の記録装置は、記録媒体20に画
像記録を行うための加圧記録手段であるワイヤを複数内
部に備えた記録ヘッド1と、記録媒体20全面を加熱す
る消去手段であるヒートローラ2、ヒートローラ2の温
度検知を行うためのサーミスタ3、記録媒体20の搬送
を行いヒートローラ2に対向する第1のプラテンローラ
4、記録ヘッド1に対向する第2のプラテンローラ5、
記録媒体20の位置を検出するための第1のセンサ6、
第2のセンサ7を具備している。なお、記録媒体20
は、図2に示した記録媒体20と同様に構成されてい
る。
【0029】記録ヘッド1内の構造を図4に示す。記録
ヘッド1は、記録媒体20を加圧するためのワイヤ4
1、ワイヤ41を支える支持体42、支持体42を上下
動させるためのバネ43と電磁石44の構成を副走査方
向に複数個備えたラインヘッドである。
【0030】また、ワイヤ41の動きを上下動だけに制
限するよう、ワイヤ41の周辺はガイド45で囲まれて
いる。さらに、支持体42は、支点46を中心に回転運
動可能に構成され、この回転運動にともない支持体42
に支持されたワイヤ45が上下動するようになってい
る。
【0031】電磁石44は、金属棒にコイルを巻回して
構成されており、通電を行うことにより磁力を発生し支
持体42を引きつける。
【0032】バネ43は支持体42と接続されており、
支持体42の回転運動に応じてバネ43が伸縮するよう
構成されている。
【0033】次に、図5を用いて記録ヘッドの一連の動
作を説明する。
【0034】図5(A)において、記録媒体20は、記
録層23全面が第1の温度に加熱されて白濁状態になっ
ており、記録面側を記録ヘッド1に向けて配置される。
記録ヘッド1は、直接記録媒体20には接触してはおら
ず、初期状態では記録ヘッド1内のワイヤ41も記録媒
体20に接触していない。
【0035】次に図5(B)に示すように、記録ヘッド
1内の電磁石44に通電することにより磁力が発生し、
支持体42は支点46を中心に回転運動し、電磁石44
側へ引き寄せられる。これによって、支持体42に支持
されているワイヤ41が持ち上がる。この時、支持体4
2に接続されたバネ43は、支持体42によって引っ張
られ、伸びた状態となる。
【0036】そして、図5(C)に示すように、電磁石
44への通電を止めることにより、磁力が消滅し、バネ
43の弾性力により支持体42が引き寄せられ、これに
伴ってワイヤ41が下降し、記録ヘッド1から飛び出し
記録媒体20を押圧する。すなわち、ワイヤ41は、記
録媒体20の保護層24を介して記録層23を加圧し、
記録層23を白濁状態から透明状態とする。
【0037】以上の動作を記録する画像データに基づい
て行う。本実施例の場合、記録ヘッド1の解像度は8d
ot/mmであり、ワイヤ41が記録媒体20にかけら
れる圧力は約0.5Kg/mm2 である。
【0038】次に、本実施例の記録装置の制御機構部の
構成について、図6を参照して説明する。
【0039】同図に示すように、制御機構部は、CPU
60、RAM61、ROM62、記録制御部63、温度
制御部64、搬送制御部65等を具備し、第1のセンサ
(センサ1)6、第2のセンサ(センサ2)7、サーミ
スタ3等のセンサからの信号に基づき、記録ヘッド1、
ヒートローラ2、第1のモータ(モータ1)66、第2
のモータ(モータ2)67等を制御するよう構成されて
いる。
【0040】CPU60は制御部全体の制御を行うもの
で、RAM61は作業領域などに用いられ、ROM62
は制御プログラムやデータ等が格納されている。
【0041】記録制御部63は、第2のセンサ7が記録
媒体20を検出した時の信号を取り込み、それに基づい
て記録すべき位置に記録媒体20が到達したタイミング
で、画像データに従った記録動作を行うように、記録手
段である記録ヘッド1に信号を送る。
【0042】温度制御部64は、サーミスタ3の温度検
知信号を取り込み、フィードバック制御をかけヒートロ
ーラ2の温度を約120℃に制御している。
【0043】搬送制御部65は、第1のセンサ6、第2
のセンサ7が記録媒体20を検出した時の信号を取り込
み、これに基づいて第1のプラテンローラ4、第2のプ
ラテンローラ5を駆動するための第1のモータ66、第
2のモータ67に駆動信号を送る。
【0044】上記構成のこの実施例の記録装置では、記
録媒体20が投入され、第1のセンサ6によりこの記録
媒体20が検出されると、この検出信号は搬送制御部6
5に送られる。そして、この検出信号に基づき、搬送制
御部65は、第1のプラテンローラ4に接続されている
第1のモータ66に駆動信号を送る。これによって第1
のモータ66による第1のプラテンローラ4の回転駆動
が開始し、記録媒体20を、回転する第1のプラテンロ
ーラ4と消去手段であるヒートローラ2で挟み込みなが
ら搬送する。この時、記録媒体20の記録層23を、ヒ
ートローラ2によって保護層24を介して120℃に加
熱する。これにより記録媒体20全面は白濁状態とな
り、以前に記録されていた画像の消去が完了する。
【0045】次に、このようにして画像消去を行った記
録媒体20が、第2のセンサ7上を通過すると、第2の
センサ7はこれを検知して検出信号を発生し、この検出
信号をCPU60に送る。
【0046】記録動作は上記第2のセンサ7の検出信号
から始まる。この記録動作のタイミングを図7に示す。
【0047】第2のセンサ7の検出信号に基づいたCP
U60の指示により、搬送制御部64は第2のプラテン
ローラ25に接続された第2のモータ67に駆動信号を
送る。これにより第2のモータ67による第2のプラテ
ンローラ25の回転駆動が開始され、記録媒体20が搬
送される。記録ヘッド1は、前述したように記録画像の
データに基づき通電をON、OFFしながら内部に備え
られたワイヤ41を上下動させ、記録媒体20の記録層
23を加圧する。これによりワイヤ41によって加圧さ
れた部分は選択的に透明化される。
【0048】そして、図7に示されるように、1ライン
記録が終わるごとに第2のモータ67が駆動され、次の
ラインに記録媒体20を移動させ再び記録動作が行われ
る。この動作を全ラインに繰り返し行い、白濁下地に透
明画像を記録する。
【0049】以上がこの実施例の記録装置を使った一連
の記録動作であり、再度画像情報の記録を行う際も上記
手順と同様にして記録が行われる。
【0050】ここで、従来の記録装置におけるサーマル
ヘッド記録、ヒートローラ消去で繰り返し記録、消去を
行った場合と、図1に示す本実施例の記録装置で繰り返
し記録、消去を行った場合とで記録媒体の繰り返し寿命
を比較した結果を図8に示す。同図に示すように、従来
の方式では、サーマルヘッドによって記録媒体20の保
護層24にかなりの熱ストレスがかかるため、回を重ね
る度に白濁、透明特性が減少し、画像コントラストが低
下する。これに対して、本実施例の記録装置を用いた場
合では、画像記録時のサーマルヘッドによる保護層24
への熱ストレスが解消されるため、記録媒体の繰り返し
寿命が飛躍的に向上する。
【0051】次に、他の実施例について説明する。
【0052】この実施例では、記録ヘッドに公知の24
ピンワイヤドットプリントヘッドを用い、図9に示す記
録媒体20a及び被転写体90により画像情報の記録及
び消去を行う。
【0053】記録媒体20aは、前述した実施例で用い
た記録媒体20の基材21の裏面に発色剤25からなる
層を形成したもので、この実施例では、発色剤をゼラチ
ンに包ませてカプセル化したものを一様に塗布したもの
である。この実施例では、発色剤25として、クリスタ
ル・バイオレット・ラクトンとベンジルメチレンブルー
を混合したものを用い、記録媒体20としては、基材2
1の厚さが50μmのものを使用した。
【0054】また、被転写体90は、紙91上に、上記
発色剤25を吸収した後に酸化して着色状態になる活性
白土の活性剤92を塗布したものである。
【0055】このような記録媒体20aおよび被転写体
90を用いて次のようにして記録を行う。
【0056】すなわち、記録媒体20aの記録層23
を、120℃に加熱して白濁状態とし、この後、図10
に示すように、記録媒体20aと被転写体90とを当接
させた状態で、画像データに基づいて、記録ヘッド内の
ワイヤ100によって記録媒体20a側から加圧を行
う。
【0057】ワイヤ100によって記録媒体20aの記
録層23は、保護層24を介して加圧され、白濁状態か
ら選択的に透明状態に変化し画像が記録される。この
時、基材21にたわみが発生し、発色剤25のカプセル
は、基材21と、被転写体90の活性剤92に間に挟ま
れ破裂する。
【0058】これによりカプセル内部の発色剤25が活
性剤92に吸着され、同時に酸化し色素が形成されて記
録画像の複製が行われる。このように、本実施例では、
被転写体90に、消失し難い記録画像の複製を得ること
ができる。また、記録媒体20aは再びヒートローラな
どの加熱手段により記録層23を全面白濁させリサイク
ル使用ができる。
【0059】白濁/透明タイプ記録材料は不安定である
ため、記録した画像が消えてしまうトラブルも有り得る
ので、上記のように記録画像の複製を取っておけば記録
画像の信頼性の向上を図ることができる。
【0060】なお、上記実施例では、発色剤25を記録
媒体20a側に配設した場合について説明したが、例え
ば、この発色剤25を被転写体90側に配設したり、発
色剤25のみをシート状にして別体に構成し、記録媒体
20aと被転写体90との間に介在させて記録を行うよ
うにしてもよい。このようにすれば、繰り返し、新しい
発色剤25を使用することができるので、記録媒体20
aに記録を行う度に、繰り返し、鮮明な複製を得ること
ができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像記録時のサーマルヘッドによる保護層への熱ストレ
スを解消し、記録媒体の長寿命化を図ることができると
ともに、記録画像の信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の記録装置の概略構成を示す
図。
【図2】記録媒体の構成を示す図。
【図3】記録媒体の圧力による状態変化の様子を示す
図。
【図4】記録ヘッドの構成を示す図。
【図5】図4の記録ヘッドの動作を説明するための図。
【図6】図1の記録装置の制御部の概略構成を示す図。
【図7】図1の記録装置の動作を説明するための図。
【図8】記録媒体の繰り返し寿命を比較した結果を示す
図。
【図9】他の実施例の記録媒体の構成を示す図。
【図10】図9の記録媒体を用いた記録工程を説明する
ための図。
【図11】白濁/透明タイプ記録材料の特性を説明する
ための図。
【符号の説明】
1………記録ヘッド 2………ヒートローラ 3………サーミスタ 4………第1のプラテンローラ 5………第2のプラテンローラ 6………第1のセンサ 7………第2のセンサ 20……記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/10 551 C G06K 19/077 7267−2H B41M 5/26 102 G06K 19/00 K (72)発明者 伊藤 進一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を繰り返し記録及び消去できるリラ
    イタブルな記録媒体の記録装置であって、 前記録媒体を加熱して当該記録媒体に記録された画像を
    消去する消去手段と、 前記消去手段を通過した前記記録媒体を、記録信号に応
    じて押圧し、画像を記録する記録手段と、 前記記録媒体を、前記消去手段から前記記録手段へ搬送
    する搬送手段とを具備したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、 前記記録手段は、前記記録媒体とともに、画像を押圧転
    写可能な転写手段を押圧し、この転写手段によって画像
    を被転写部材に転写するよう構成されたことを特徴とす
    る記録装置。
JP6177291A 1994-07-28 1994-07-28 記録装置 Withdrawn JPH0839838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6177291A JPH0839838A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6177291A JPH0839838A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 記録装置

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JPH0839838A true JPH0839838A (ja) 1996-02-13

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ID=16028459

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JP6177291A Withdrawn JPH0839838A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 記録装置

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JP (1) JPH0839838A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024632A3 (de) * 1996-12-02 1998-10-15 Ewald Ulrich Vorrichtung zum thermischen einbringen von informationen und informationsträger

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024632A3 (de) * 1996-12-02 1998-10-15 Ewald Ulrich Vorrichtung zum thermischen einbringen von informationen und informationsträger

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