JPH0839708A - 非粘着性表面を有する物品およびその製造方法 - Google Patents
非粘着性表面を有する物品およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0839708A JPH0839708A JP19912994A JP19912994A JPH0839708A JP H0839708 A JPH0839708 A JP H0839708A JP 19912994 A JP19912994 A JP 19912994A JP 19912994 A JP19912994 A JP 19912994A JP H0839708 A JPH0839708 A JP H0839708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coat layer
- adhesive
- article
- coating
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い非粘着性能を発現させたり、非粘着性の
度合を任意に又は精密に調整したりすることができる非
粘着性表面を有する物品、及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 基材2表面に、粒状の突起材料3を含有した
コート材4を塗布して、突起材料3に基づく小突起を表
面に有する第1コート層Aを形成し、その表面に、非粘
着性を有するコート材5を塗布して小突起に基づく小突
起を表面に有する第2コート層Bを形成する。
度合を任意に又は精密に調整したりすることができる非
粘着性表面を有する物品、及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 基材2表面に、粒状の突起材料3を含有した
コート材4を塗布して、突起材料3に基づく小突起を表
面に有する第1コート層Aを形成し、その表面に、非粘
着性を有するコート材5を塗布して小突起に基づく小突
起を表面に有する第2コート層Bを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非粘着性表面を有する
物品及びその製造方法に関する。
物品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非粘着性表面を有する物品として
は、例えば電柱に貼紙などの粘着体が不法に掲示される
のを防止するため電柱に巻き付けて使用される保護シー
トがある。かかる保護シートは、表面全域に設けられた
大きな突起により、粘着体の粘着性能を低下させるよう
になっている。また、近時では粘着剤に対して親和性の
小さいポリ四フッ化エチレン重合体のような材料、例え
ばポリ四フッ化エチレン、シリコン樹脂などが知られて
おり、かかる材料を基体にコートすれば非粘着性表面を
有する物品を得ることができる。
は、例えば電柱に貼紙などの粘着体が不法に掲示される
のを防止するため電柱に巻き付けて使用される保護シー
トがある。かかる保護シートは、表面全域に設けられた
大きな突起により、粘着体の粘着性能を低下させるよう
になっている。また、近時では粘着剤に対して親和性の
小さいポリ四フッ化エチレン重合体のような材料、例え
ばポリ四フッ化エチレン、シリコン樹脂などが知られて
おり、かかる材料を基体にコートすれば非粘着性表面を
有する物品を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た保護シートにあっては、高い非粘着性能を発現しよう
とすると、突起の高さを異常に高くする必要があるが、
その場合には製作上の問題、あるいは突起間に汚れがた
まる等の問題があるため、高い非粘着性能を発現させる
ことが困難であった。一方、四フッ化エチレン共重合体
のような材料をコートした物品では、上記問題は生じな
いものの、非粘着性表面における非粘着性の度合を任意
に又は精密に調整することが困難であり、さらに、これ
らの物質を密着性良くコートできる基材が少なく、多種
の基材に対して非粘着特性を付与することは困難であっ
た。
た保護シートにあっては、高い非粘着性能を発現しよう
とすると、突起の高さを異常に高くする必要があるが、
その場合には製作上の問題、あるいは突起間に汚れがた
まる等の問題があるため、高い非粘着性能を発現させる
ことが困難であった。一方、四フッ化エチレン共重合体
のような材料をコートした物品では、上記問題は生じな
いものの、非粘着性表面における非粘着性の度合を任意
に又は精密に調整することが困難であり、さらに、これ
らの物質を密着性良くコートできる基材が少なく、多種
の基材に対して非粘着特性を付与することは困難であっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、高い非粘着性能を発現させたり、
非粘着性の度合を任意に又は精密に調整したりすること
ができる非粘着性表面を有する物品、及びその製造方法
を提供することを目的としている。
なされたものであり、高い非粘着性能を発現させたり、
非粘着性の度合を任意に又は精密に調整したりすること
ができる非粘着性表面を有する物品、及びその製造方法
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明にあっては、基材表面に、粒状の突起材料を含有
するとともに該突起材料に基づく小突起が表面側に形成
された第1コート層と、前記小突起に基づく新たな小突
起が表面側に形成された非粘着性を有する第2コート層
とを順次積層したものであることを要旨としている。
本発明にあっては、基材表面に、粒状の突起材料を含有
するとともに該突起材料に基づく小突起が表面側に形成
された第1コート層と、前記小突起に基づく新たな小突
起が表面側に形成された非粘着性を有する第2コート層
とを順次積層したものであることを要旨としている。
【0006】第1コート層に使用されるコート材として
は、物品表面に対して密着性に優れた材料が使用でき
る。例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル
樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ット樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂などがあげられ
る。また、第1コート層に含有させる突起材料は、含有
させる突起材料の80%以上が5〜200μの粒径を有
するものが望ましく、特に望ましくは5〜60μの粒径
を有するものであり、第1コート層が厚い場合は大粒
子、薄い場合は小粒子が使われる。
は、物品表面に対して密着性に優れた材料が使用でき
る。例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル
樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ット樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂などがあげられ
る。また、第1コート層に含有させる突起材料は、含有
させる突起材料の80%以上が5〜200μの粒径を有
するものが望ましく、特に望ましくは5〜60μの粒径
を有するものであり、第1コート層が厚い場合は大粒
子、薄い場合は小粒子が使われる。
【0007】また、第2コート層においては、第1コー
ト層と親和性のあるコート材が使用され、なおかつ、粘
着剤に対して剥離性を発揮する物質が使用される。たと
えば、シリコン樹脂、フッ素系樹脂(ルミフロン、旭硝
子(株)製など)である。
ト層と親和性のあるコート材が使用され、なおかつ、粘
着剤に対して剥離性を発揮する物質が使用される。たと
えば、シリコン樹脂、フッ素系樹脂(ルミフロン、旭硝
子(株)製など)である。
【0008】第1コート層と第2コート層との密着性を
向上させるためには、 (1)第1コート層として第2コート層に親和性のある
ものを選ぶ方法 (2)第1コート層と第2コート層との間に化学結合を
作る方法 (3)第2コート層に使用する溶剤で第1コート層を膨
潤させて親和性を発揮させる方法などがある。
向上させるためには、 (1)第1コート層として第2コート層に親和性のある
ものを選ぶ方法 (2)第1コート層と第2コート層との間に化学結合を
作る方法 (3)第2コート層に使用する溶剤で第1コート層を膨
潤させて親和性を発揮させる方法などがある。
【0009】これらのことを考慮して、第1コート層、
第2コート層の材料が選択される。第2コート層の厚み
は第1コート層の表面側に生じた小突起を埋めつくすこ
とのない程度に薄いことが必要である。
第2コート層の材料が選択される。第2コート層の厚み
は第1コート層の表面側に生じた小突起を埋めつくすこ
とのない程度に薄いことが必要である。
【0010】第1コート層を構成する塗料の配合組成の
一例を表1に、第2コート層を構成する塗料の配合組成
の一例を表2に示した。
一例を表1に、第2コート層を構成する塗料の配合組成
の一例を表2に示した。
【0011】
【表1】
【表2】
【0012】基材に密着する樹脂としては、アクリル樹
脂、塩化ビニル樹脂、塩化酢酸ビニル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ニトロ
セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、メラニン樹
脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂、エチ
レンビニルアルコール樹脂、ポリプロピレン樹脂、紫外
線硬化型プレポリマーなどの樹脂が用いられる。
脂、塩化ビニル樹脂、塩化酢酸ビニル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ニトロ
セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、メラニン樹
脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂、エチ
レンビニルアルコール樹脂、ポリプロピレン樹脂、紫外
線硬化型プレポリマーなどの樹脂が用いられる。
【0013】非粘着特性所有樹脂としては、シリコン樹
脂、四化エチレン、共重合体、シリコンアクリレート、
離型剤含有樹脂混合物などがある。
脂、四化エチレン、共重合体、シリコンアクリレート、
離型剤含有樹脂混合物などがある。
【0014】溶剤、希釈剤には、ケント系溶剤、エステ
ル系溶剤、エーテル系溶剤、芳香族系溶剤、石油系樹
脂、アルコール系溶剤、光反応性モノマーなどが用いら
れる。印刷適正付与剤には、シリコン樹脂、シリコン樹
脂、水酸基を付加したシリコン、ポリシロキサン化合
物、アクリルオリゴマーなよる界面活性剤、フッ素系界
面活性剤などが用いられる。
ル系溶剤、エーテル系溶剤、芳香族系溶剤、石油系樹
脂、アルコール系溶剤、光反応性モノマーなどが用いら
れる。印刷適正付与剤には、シリコン樹脂、シリコン樹
脂、水酸基を付加したシリコン、ポリシロキサン化合
物、アクリルオリゴマーなよる界面活性剤、フッ素系界
面活性剤などが用いられる。
【0015】突起材料としての小粒子粉末には、ガラス
ビーズ、ガラス中空粉、粉末シリカ、パール粉、プロテ
インパウダー、メタリック粉などが用いられる。
ビーズ、ガラス中空粉、粉末シリカ、パール粉、プロテ
インパウダー、メタリック粉などが用いられる。
【0016】
【作用】前記構成において、物品表面に形成された新た
な表面、すなわち第2コート層の表面における非粘着性
能の度合は、第1コート層における突起材料の含有量、
突起材料の粒径、およびその粒径の分布度合、第2コー
ト層の厚みによって決まる。したがって、これらを適宜
調整すれば、高い非粘着性能を発現させたり、非粘着性
の度合を任意に又は精密に調整したりすることができ
る。
な表面、すなわち第2コート層の表面における非粘着性
能の度合は、第1コート層における突起材料の含有量、
突起材料の粒径、およびその粒径の分布度合、第2コー
ト層の厚みによって決まる。したがって、これらを適宜
調整すれば、高い非粘着性能を発現させたり、非粘着性
の度合を任意に又は精密に調整したりすることができ
る。
【0017】また、第2のコート層を構成するコート材
は比較的高価なものであるが、突起材料を第1のコート
層に含有させるため、第2のコート層の厚みを薄くする
ことができる。このため、第2のコート層を構成するコ
ート材の使用量が少なくて済む。
は比較的高価なものであるが、突起材料を第1のコート
層に含有させるため、第2のコート層の厚みを薄くする
ことができる。このため、第2のコート層を構成するコ
ート材の使用量が少なくて済む。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1は本発明に係る非粘着性表面を有する物品
1を示す模式断面図である。この物品1は、基材2の表
面に、スクリーン印刷によって、粒状の突起材料3を含
有したコート材4を塗布して、突起材料3に基づく小突
起を表面に有する第1コート層Aを形成し、該第1コー
ト層Aの表面に、非粘着性を有するコート材5を塗布し
て前記小突起に基づく小突起を表面に有する第2コート
層Bを形成したものである。なお、突起材料3は、スク
リーン印刷に適するように、第1コート層Aにおける含
有量の80%以上のものが5〜60μの粒径を有するも
のが用いられている。
明する。図1は本発明に係る非粘着性表面を有する物品
1を示す模式断面図である。この物品1は、基材2の表
面に、スクリーン印刷によって、粒状の突起材料3を含
有したコート材4を塗布して、突起材料3に基づく小突
起を表面に有する第1コート層Aを形成し、該第1コー
ト層Aの表面に、非粘着性を有するコート材5を塗布し
て前記小突起に基づく小突起を表面に有する第2コート
層Bを形成したものである。なお、突起材料3は、スク
リーン印刷に適するように、第1コート層Aにおける含
有量の80%以上のものが5〜60μの粒径を有するも
のが用いられている。
【0019】かかる構成では、物品1の表面、すなわち
第2コート層Bの表面における非粘着性能の度合は、第
1コート層Aにおける突起材料3の含有量、突起材料3
の粒径、およびその粒径の分布度合、第2コート層Bの
厚みを調整することにより任意の度合に設定されてい
る。物品1の用途としては、非粘着性を著しく大きくし
ておくことによって貼紙防止材料として用いることがで
き、また、表粘着性を適当にコントロールすることによ
り粘着剤を備えたマーキングシート、ステッカー、貼紙
などの粘着体に対する剥離が容易な保持材料として用い
ることができる。さらに、第2コート層Bの厚みを薄く
することができるため、それを形成する非粘着性を有し
たコート材5の使用量を少なくして物品1の製造コスト
を下げることができる。加えて、非粘着性を有したコー
ト材5を直接基材2に塗布させない構成であるため、基
材2の選択範囲が極めて広いという利点もある。
第2コート層Bの表面における非粘着性能の度合は、第
1コート層Aにおける突起材料3の含有量、突起材料3
の粒径、およびその粒径の分布度合、第2コート層Bの
厚みを調整することにより任意の度合に設定されてい
る。物品1の用途としては、非粘着性を著しく大きくし
ておくことによって貼紙防止材料として用いることがで
き、また、表粘着性を適当にコントロールすることによ
り粘着剤を備えたマーキングシート、ステッカー、貼紙
などの粘着体に対する剥離が容易な保持材料として用い
ることができる。さらに、第2コート層Bの厚みを薄く
することができるため、それを形成する非粘着性を有し
たコート材5の使用量を少なくして物品1の製造コスト
を下げることができる。加えて、非粘着性を有したコー
ト材5を直接基材2に塗布させない構成であるため、基
材2の選択範囲が極めて広いという利点もある。
【0020】なお、前記基材2をアクリル樹脂版、ガラ
ス板とした場合における第1コート層A及び第2コート
層Bの配合例を下記表3に示す。
ス板とした場合における第1コート層A及び第2コート
層Bの配合例を下記表3に示す。
【0021】
【表3】
【0022】ここで第1コート層A及び第2コート層B
において不飽和水酸基を有する樹脂を用いた場合には、
イソシアネートを架橋剤として併用すれば、耐水性、耐
油性、耐圧性などの種々の耐性を向上させることもでき
る。
において不飽和水酸基を有する樹脂を用いた場合には、
イソシアネートを架橋剤として併用すれば、耐水性、耐
油性、耐圧性などの種々の耐性を向上させることもでき
る。
【0023】一方、例えば図2及び図3に示すように、
基材2の表面に、部分的に第1コート層A及び第2コー
ト層Bからなるコート領域を設けるようにしてもよい。
すなわち基材2の表面の周縁部に非コート領域11を設
定し、それ以外をコート領域12とするとともに、コー
ト領域12の非粘着性を著しく大きく設定しておけば、
非コート領域11のみによって、裏面に粘着剤を有する
広告の印刷されたマーキングシート20を強く保持する
屋外看板として使用することができる。この場合には、
長年の使用に耐え、しかも、マーキングシート20の貼
り替え作業が容易な屋外看板となる。なお、物品1の形
態は、使用目的に応じて任意の形態にできる。
基材2の表面に、部分的に第1コート層A及び第2コー
ト層Bからなるコート領域を設けるようにしてもよい。
すなわち基材2の表面の周縁部に非コート領域11を設
定し、それ以外をコート領域12とするとともに、コー
ト領域12の非粘着性を著しく大きく設定しておけば、
非コート領域11のみによって、裏面に粘着剤を有する
広告の印刷されたマーキングシート20を強く保持する
屋外看板として使用することができる。この場合には、
長年の使用に耐え、しかも、マーキングシート20の貼
り替え作業が容易な屋外看板となる。なお、物品1の形
態は、使用目的に応じて任意の形態にできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、物品表面に形成された新たな表面、すなわち第2コ
ート層の表面における非粘着性能の度合が、第1コート
層における突起材料の含有量、突起材料の粒径、および
その粒径の分布度合、第2コート層の厚みによって決ま
る構成としたことから、高い非粘着性能を発現させた
り、非粘着性の度合を任意に又は精密に調整したりする
ことが可能な、非粘着性表面を有する物品を得ることが
できる。
は、物品表面に形成された新たな表面、すなわち第2コ
ート層の表面における非粘着性能の度合が、第1コート
層における突起材料の含有量、突起材料の粒径、および
その粒径の分布度合、第2コート層の厚みによって決ま
る構成としたことから、高い非粘着性能を発現させた
り、非粘着性の度合を任意に又は精密に調整したりする
ことが可能な、非粘着性表面を有する物品を得ることが
できる。
【0025】また、第2のコート層の厚みを薄くするこ
とができるため、第2のコート層を構成する非粘着性を
有するコート材の使用量が少なくてすむ。よって、前述
した非粘着性表面を有する物品を低コストなものとする
ことができる。しかも、非粘着性を有するコート材を直
接基材に塗布しなくてよいため、物品を構成する基材の
選択範囲が広いという利点もある。
とができるため、第2のコート層を構成する非粘着性を
有するコート材の使用量が少なくてすむ。よって、前述
した非粘着性表面を有する物品を低コストなものとする
ことができる。しかも、非粘着性を有するコート材を直
接基材に塗布しなくてよいため、物品を構成する基材の
選択範囲が広いという利点もある。
【図1】本発明の一実施例を示す模式断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図3】図2のC−C線に沿う模式断面図である。
1 物品 2 基材 3 突起材料 4 コート材 5 コート材 A 第1コート層 B 第2コート層
Claims (5)
- 【請求項1】 基材表面に、粒状の突起材料を含有する
とともに該突起材料に基づく小突起が表面側に形成され
た第1コート層と、前記小突起に基づく新たな小突起が
表面側に形成された非粘着性を有する第2コート層とを
順次積層したことを特徴とする非粘着性表面を有する物
品。 - 【請求項2】 前記第1コート層が含有する前記突起材
料の80%以上が、5〜200μの粒径を有するもので
あることを特徴とする請求項1記載の非粘着性表面を有
する物品。 - 【請求項3】 前記第2コート層の表面に、粘着体に対
する所定の粘着性を確保したことを特徴とする請求項1
又は2記載の非粘着性表面を有する物品。 - 【請求項4】 前記基材表面に、部分的に前記第1コー
ト層と前記第2コート層とを順次積層したことを特徴と
する請求項1,2又は3記載の非粘着性表面を有する物
品。 - 【請求項5】 基材表面に、粒状の突起材料を含有した
コート材を塗布して、前記突起材料に基づく小突起を表
面に有する第1コート層を形成し、該第1コート層の表
面に、非粘着性を有するコート材を塗布して前記小突起
に基づく小突起を表面に有する第2コート層を形成する
ことを特徴とする非粘着性表面を有する物品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19912994A JPH0839708A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 非粘着性表面を有する物品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19912994A JPH0839708A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 非粘着性表面を有する物品およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839708A true JPH0839708A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16402628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19912994A Pending JPH0839708A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 非粘着性表面を有する物品およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839708A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011033621A1 (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-24 | 株式会社吉田エス・ケイ・テイ | 非粘着性基材及びその製造方法 |
JP5892679B1 (ja) * | 2014-10-06 | 2016-03-23 | 株式会社 34 | 釣具ケースならびに釣具付着防止方法 |
JP2016119905A (ja) * | 2016-02-20 | 2016-07-07 | 株式会社 34 | 釣具付着防止部材,ならびに釣具付着防止部材を用いた釣具ケース |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5350240A (en) * | 1976-10-19 | 1978-05-08 | Kansai Paint Co Ltd | Coating method for preventing application of patches of paper |
JPS5714227A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-25 | Fujitsu Ltd | Analog-to-digital converter for pcm circuit |
JPS606980A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-14 | 名立産業株式会社 | 凹凸表示面を有する表示体 |
JPS6132075A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 非磁性一成分現像装置 |
JPS6316120B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1988-04-07 | Takeda Chemical Industries Ltd | |
JPH0231191A (ja) * | 1988-07-20 | 1990-02-01 | Nippon Atom Ind Group Co Ltd | 燃料集合体 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP19912994A patent/JPH0839708A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5350240A (en) * | 1976-10-19 | 1978-05-08 | Kansai Paint Co Ltd | Coating method for preventing application of patches of paper |
JPS6316120B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1988-04-07 | Takeda Chemical Industries Ltd | |
JPS5714227A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-25 | Fujitsu Ltd | Analog-to-digital converter for pcm circuit |
JPS606980A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-14 | 名立産業株式会社 | 凹凸表示面を有する表示体 |
JPS6132075A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 非磁性一成分現像装置 |
JPH0231191A (ja) * | 1988-07-20 | 1990-02-01 | Nippon Atom Ind Group Co Ltd | 燃料集合体 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011033621A1 (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-24 | 株式会社吉田エス・ケイ・テイ | 非粘着性基材及びその製造方法 |
JP5892679B1 (ja) * | 2014-10-06 | 2016-03-23 | 株式会社 34 | 釣具ケースならびに釣具付着防止方法 |
JP2016119905A (ja) * | 2016-02-20 | 2016-07-07 | 株式会社 34 | 釣具付着防止部材,ならびに釣具付着防止部材を用いた釣具ケース |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4546411B2 (ja) | 位置決め及び位置換え可能な接着物品 | |
US6641270B2 (en) | Retroreflective sheeting containing a validation image and methods of making the same | |
US3554835A (en) | Slidable adhesive laminate and method of making | |
TWI358442B (en) | Self-adhesive film | |
JPH06510554A (ja) | 型押した感圧接着剤転写テープ | |
EP1502130A1 (en) | Removable antireflection film | |
EP1502734A4 (en) | LAMINATED FILM FOR USE IN THE OPTICS | |
JP2005350650A (ja) | 剥離ライナー及びそれを用いた感圧性接着テープ又はシート | |
KR101067519B1 (ko) | 표면보호용 점착시트 및 그 제조방법 | |
US3494056A (en) | Display device | |
JPH06503587A (ja) | パターン化されたシリコーン剥離剤被覆品 | |
JPH0839708A (ja) | 非粘着性表面を有する物品およびその製造方法 | |
KR20150092919A (ko) | 재부착 방지 테이프 | |
JP2005288780A (ja) | 防眩性ハードコート転写材 | |
JP2009256609A (ja) | 粘着シート及びその製造方法 | |
JP3879284B2 (ja) | 表面処理を施された樹脂板 | |
JP2964590B2 (ja) | 離型紙 | |
US4820559A (en) | Graphics transfer medium | |
JP4401091B2 (ja) | 粘着シート及びその製造方法 | |
JP2007331136A (ja) | 化粧シート | |
JPH06238842A (ja) | 新規なる表面硬度改質板とその製法 | |
WO2024162235A1 (ja) | 着色粘着テープ | |
JP2019116040A (ja) | 筆記シート | |
JP2004077781A (ja) | 拡散フィルム | |
JPH03216718A (ja) | 感圧入力タブレット |