JPH083968Y2 - フレキシブル基板の端子構造 - Google Patents

フレキシブル基板の端子構造

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JPH083968Y2
JPH083968Y2 JP1991025717U JP2571791U JPH083968Y2 JP H083968 Y2 JPH083968 Y2 JP H083968Y2 JP 1991025717 U JP1991025717 U JP 1991025717U JP 2571791 U JP2571791 U JP 2571791U JP H083968 Y2 JPH083968 Y2 JP H083968Y2
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metal terminal
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JP1991025717U
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Inventor
信行 八木
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帝国通信工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、樹脂フイルム上に形成
した導電体パターンに金属端子を接続したフレキシブル
基板の端子構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年電子機器に使用される電子部品は、小
型化・薄型化が図られ、これに伴って、空間の有効利用
が図れるフレキシブル基板が多く利用されるようになっ
た。
【0003】上記フレキシブル基板は、いわゆる可撓性
を有する絶縁フイルム上に導電体パターンを形成したも
のである。そしてこのフレキシブル基板を他の電子部品
に接続するには、該フレキシブル基板の端部の導電体パ
ターン上に金属端子を取り付け、該金属端子を他の電子
部品に接続することによって行なう。このような端子構
造として出願人は例えば特開昭63−158711号公
報記載の端子構造を提案している。
【0004】ところで従来の電子部品の中には該電子部
品の両側からそれぞれ複数本の端子を突出させた構造の
ものがある。図7はこのような構造のコネクタ90にフ
レキシブル基板80,81を接続する方法を示す図であ
る。同図に示すようにコネクタ90は箱体の上面を開放
した形状に構成され、その内部に多数のピン91を立設
させるとともに、その下側辺近傍から各ピン91の端子
93を突出させて構成されている。そしてこのコネクタ
90は硬質の基板95上に載置され、各端子93は基板
95上に設けられた各導体パターン96に接続されてい
る。これら各導体パターン96は、スルーホール97に
よって該基板95の裏面側のパターン(図示せず)に接
続される。そしてこの裏面側のパターンには2枚のフレ
キシブル基板80,81のそれぞれの端部に取り付けた
金属端子83,84がハンダ等によって接続固定され
る。
【0005】ここで2枚のフレキシブル基板80,81
を用いたのは、コネクタ90の端子93がその両側辺か
ら突出しているためであり、またコネクタ90を基板9
5に取り付けたのは、フレキシブル基板80,81に取
り付けるそれぞれ複数本の金属端子83,84の端子間
隔は狭くするのに限界があり、コネクタ90に設けた端
子93の間隔を金属端子83,84の端子間隔まで導電
体パターン96で広くするためである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記フレ
キシブル基板の端子構造にあっては、以下のような問題
点があった。
【0007】フレキシブル基板80,81を2枚用い
なければならず、部品点数が増加する。また、2枚のフ
レキシブル基板80,81の金属端子83,84を基板
95裏面のパターンに接続するには、まずフレキシブル
基板80の金属端子83の方を接続した後にフレキシブ
ル基板81の金属端子84を接続しなければならず、そ
の接続作業が煩雑になる。
【0008】上記従来例に示すように、コネクタ90
の小型化が図られてその端子93の間隔がフレキシブル
基板80,81の金属端子83,84の端子間隔よりも
狭くなった場合、両者の間に基板95を介在させなけれ
ばならず、部品点数が増加するばかりか、接続作業が煩
雑になる。
【0009】本考案は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、1枚のフレキシブル基板に取り付けた金属端子を
電子部品の両側辺から突出する全ての端子に接続でき、
その接続作業も容易なフレキシブル基板の端子構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本考案は、樹脂フイルム端部の上下面の対向する位置
にそれぞれ複数本の導電体パターン11,12を形成し
たフレキシブル基板1を具備し、該フレキシブル基板1
の上下面の導電体パターン11,12上にそれぞれ細長
形状の金属板からなる金属端子2,3の一端を接合・固
定し、一方の面側に固定した金属端子3の先端は他方の
面側に固定した金属端子2の先端よりも前方に突出さ
せ、且つ該突出させた方の金属端子3の先端部分はその
面が他方の金属端子2の先端部分の面と同一面上となる
ように所定部分で折り曲げられた構造に構成した。
【0011】また本考案は、前記フレキシブル基板1端
部の上下面に固定されたそれぞれ複数本の金属端子2,
3のそれぞれ相隣り合う金属端子間の間隔が平行に狭く
なるように金属端子2,3をそれぞれ内側に絞って構成
した。
【0012】
【作用】上記の如く構成したので、両側辺から端子を突
出させた構造の電子部品の一方の側の端子はフレキシブ
ル基板1の一方の面側に固定した金属端子2に接続さ
れ、他方の側の端子はフレキシブル基板1の他方の面側
に固定した金属端子3に接続される。従ってフレキシブ
ル基板1は1枚だけでよく、またフレキシブル基板1の
上下面に設けた金属端子2,3と電子部品の両側辺から
突出する端子との接続は、一度のハンダ付けで行なえる
ので、その接続作業は容易になる。
【0013】また金属端子2,3の先端部分を内側に絞
った場合は、電子部品が小型化されても、該金属端子
2,3を該電子部品の端子に直接接続できる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案の1実施例にかかるフレキ
シブル基板の端子構造を示す図であり、同図(a)はそ
の斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A線上断側面
図である。
【0015】同図に示すように本考案においては、可撓
性を有するフレキシブル基板1の端部の上下面にそれぞ
れ5本ずつの金属端子2,3を固定して構成されてい
る。ここで金属端子2の一端はフレキシブル基板1上に
直線状に印刷された5本の導電体パターン11上にそれ
ぞれ載置され、その上に補強フイルム4を取り付けるこ
とによって固定されている。また金属端子3の一端も、
同様にフレキシブル基板1の下面に直線状に印刷された
5本の導電体パターン12上にそれぞれ載置され、その
上に補強フイルム5を取り付けることによって固定され
ている。ここで下側の金属端子3は、その先端部分の面
が金属端子2の面と同一となるように、そのほぼ中央部
が折り曲げられている。以下各構成部品について説明す
る。
【0016】図2は図1に示すフレキシブル基板の端子
構造の分解斜視図である。また図3は上記フレキシブル
基板1を示す図であり、同図(a)は表面図、同図
(b)は裏面図である。
【0017】フレキシブル基板1は図3に示すように、
ポリエステル等の熱可塑性を有する合成樹脂フイルムで
構成されており、その上面と下面にはそれぞれ直線状の
5本ずつの導電体パターン11,12が設けられてい
る。同図に示すようにこれら導電体パターン11,12
は、フレキシブル基板1の上下面の対向する位置に設け
られている。
【0018】次に金属端子2は、図2に示すように、細
長形状の金属板で構成され、フレキシブル基板1上に固
定される部分の両側面には凹凸部21が設けられてい
る。
【0019】次に金属端子3は、図2に示すように、前
記金属端子2の2倍以上の長さの金属板で構成され、前
記金属端子2と同様に、そのフレキシブル基板1に固定
される部分の両側面には凹凸部31が設けられている。
またこの金属端子3のほぼ中央部には、折り曲げ部32
が設けられ、これによって該折り曲げ部32の両側の部
分が平行で所定距離(前記フレキシブル基板1の厚みと
金属板2の厚みを加えた分程度の距離)ずれるように構
成される。
【0020】次に補強フイルム4,5は、図2に示すよ
うに、いずれもポリエステル等の前記フレキシブル基板
1と同質の熱可塑性を有する合成樹脂フイルムで構成さ
れ、いずれも前記5本の金属端子2,3の凹凸部21,
31上に被せられる大きさに構成されている。
【0021】そしてこの端子構造を組み立てるには、図
2に示すようにまずフレキシブル基板1上に設けた5本
の導電体パターン11のそれぞれの上に金属端子2の凹
凸部21を設けた部分を載置する。なおこのとき導電体
パターン11と金属端子2の間に導電性接着剤を介在さ
せてもよい。
【0022】そしてその上に補強フイルム4を被せ、補
強フイルム4とフレキシブル基板1が直接接する部分
(図1に示す融着部41の部分)を超音波融着すれば、
図1に示すように金属端子2はフレキシブル基板1の導
電体パターン11に強固に接続される。なお導電体パタ
ーン11と金属端子2の間に導電性接着剤(ホットメル
トタイプのもの)を介在させた場合は、次に該接続部分
に熱を加え、該導電性接着剤を溶かして両者間を確実に
導通させる。
【0023】次に金属端子3をフレキシブル基板1上に
固定する方法もこれと同様である。即ち、フレキシブル
基板1上に設けた5本の導電体パターン12のそれぞれ
の上に金属端子3の凹凸部31を設けた部分を載置す
る。
【0024】そしてその上に補強フイルム5を被せ、補
強フイルム5とフレキシブル基板1が直接接する部分を
超音波融着すれば、金属端子3はフレキシブル基板1の
導電体パターン12に強固に接続される。なお導電体パ
ターン11と金属端子3の間に導電性接着剤(ホットメ
ルトタイプのもの)を介在させた場合は、同様に該導電
性接着剤を溶かして両者間を確実に導通させる。
【0025】以上のように構成すれば、図1(b)に示
すように、金属端子3の先端部分は金属端子2の先端部
分よりも前方に突出し、その折り曲げ部32よりさらに
先端側の部分の面は前記金属端子2の面と同一平面上と
なる。
【0026】ここで図4は金属端子2,3の上面に、前
記図7に示す基板95とコネクタ90を取り付けた状態
を示す概略側断面図である。同図に示すように、金属端
子2,3の上面には基板95が載置され、該基板95の
裏面にスルーホールを介して設けた回路パターン98に
それぞれの金属端子2,3がハンダ付け等することによ
って接続される。即ち、金属端子2は前記図7に示す従
来のフレキシブル基板80の金属端子83に相当し、金
属端子3は従来のフレキシブル基板81の金属端子84
に相当するものであり、本考案の場合はコネクタ等の電
子部品との接続が1枚のフレキシブル基板で行なえるも
のである。
【0027】なおフレキシブル基板1の厚みはかなり薄
い。このため図1(b)又は図4に示す状態で金属端子
2,3がたわんだとき、両金属端子2,3間が接触して
しまう恐れがある。このためフレキシブル基板1を金属
端子2の先端付近まで(例えば図4の点線で示す位置ま
で)伸ばしておくことが望ましい。
【0028】次に図5は本考案の他の実施例を示す斜視
図である。この実施例の場合もフレキシブル基板1の上
下面に導電体パターン11,12(導電体パターン12
は図示せず)を形成し、それぞれその上に金属端子
2′,3′を補強フイルム4,5で固定する構造は上記
実施例と全く同一である。本実施例において上記実施例
と相違する点は、金属端子2′,3′のフレキシブル基
板1から突出した部分の途中を内側に絞って、相隣り合
う5本の金属端子2′,3′間の間隔を平行に狭くする
ようにした点である。このように構成すれば、図6に示
すように、金属端子2′,3′上に直接コネクタ90等
の電子部品を接続することができる。即ち図4に示す基
板95は不要になる。
【0029】なお金属端子をフレキシブル基板に固定す
る構造は、上記実施例の構造のものに限定されるもので
はなく、他のどのような接続構造のものを用いてもよ
い。
【0030】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かるフレキシブル基板の端子構造によれば、以下のよう
な優れた効果を有する。
【0031】両側辺から多数の端子を突出させた構造
の電子部品をフレキシブル基板の金属端子に接続する場
合でも、該フレキシブル基板は1枚でよく、部品点数の
削減が図れ、またフレキシブル基板の上下面に設けた金
属端子と電子部品の両側辺から突出する端子との接続
は、一度のハンダ付けで行なえるので、その接続作業は
容易になる。
【0032】また金属端子の先端部分を内側に絞った
場合は、該金属端子を小型化された電子部品の端子に直
接接続でき、両者間に基板を設ける必要がなく、部品点
数が削減され、しかも両者の接続作業が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例にかかるフレキシブル基板の
端子構造を示す図であり、同図(a)はその斜視図、同
図(b)は同図(a)のA−A線上断側面図である。
【図2】図1に示すフレキシブル基板の端子構造の分解
斜視図である。
【図3】フレキシブル基板1を示す図であり、同図
(a)は表面図、同図(b)は裏面図である。
【図4】金属端子2,3の上面に、図7に示す基板95
とコネクタ90を取り付けた状態を示す概略側断面図で
ある。
【図5】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】金属端子2′,3′上に直接コネクタ90を接
続した状態を示す斜視図である。
【図7】コネクタ90にフレキシブル基板80,81を
接続する従来の方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,12 導電体パターン 1 フレキシブル基板 2,3 金属端子 4,5 補強フイルム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂フイルム端部の上下面の対向する位置
    にそれぞれ複数本の導電体パターンを形成したフレキシ
    ブル基板を具備し、該フレキシブル基板の上下面の導電
    体パターン上にそれぞれ細長形状の金属板からなる金属
    端子の一端を接合・固定し、一方の面側に固定した金属
    端子の先端は他方の面側に固定した金属端子の先端より
    も前方に突出させ、且つ該突出させた方の金属端子の先
    端部分はその面が他方の金属端子の先端部分の面と同一
    面上となるように所定部分で折り曲げられたことを特徴
    とするフレキシブル基板の端子構造。
  2. 【請求項2】前記フレキシブル基板端部の上下面に固定
    されたそれぞれ複数個の金属端子の相隣り合う金属端子
    間の間隔が平行に狭くなるように金属端子を内側に絞っ
    たことを特徴とする請求項1記載のフレキシブル基板の
    端子構造。
JP1991025717U 1991-03-25 1991-03-25 フレキシブル基板の端子構造 Expired - Lifetime JPH083968Y2 (ja)

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