JPH0839371A - 型枠締結ボルトの自動締緩装置、及びその運転方法 - Google Patents

型枠締結ボルトの自動締緩装置、及びその運転方法

Info

Publication number
JPH0839371A
JPH0839371A JP6179265A JP17926594A JPH0839371A JP H0839371 A JPH0839371 A JP H0839371A JP 6179265 A JP6179265 A JP 6179265A JP 17926594 A JP17926594 A JP 17926594A JP H0839371 A JPH0839371 A JP H0839371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastening
fastening bolt
nut runner
loosening
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6179265A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Hashimoto
良一 橋元
Ichiro Honma
一郎 本間
Nobuhiko Nishiwaki
信彦 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JOBAN ENG KK
Joban Engineering Co Ltd
Original Assignee
JOBAN ENG KK
Joban Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JOBAN ENG KK, Joban Engineering Co Ltd filed Critical JOBAN ENG KK
Priority to JP6179265A priority Critical patent/JPH0839371A/ja
Publication of JPH0839371A publication Critical patent/JPH0839371A/ja
Priority to US08/644,711 priority patent/US5730034A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/0002Auxiliary parts or elements of the mould
    • B28B7/0014Fastening means for mould parts, e.g. for attaching mould walls on mould tables; Mould clamps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/06Screw or nut setting or loosening machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】形枠に多数配置された締結ボルトを自動的に締
緩作業を行いって、生産効率向上を図り、かつ障害物接
触時の回避手段を設ることにより、より安全性を高め
た。 【構成】軌道(9)上を型枠(80)に沿って移動する
装置基台(7)と、これに取付けられた昇降支持体
(6)と、これに支持された水平支持体(5)と、これ
に支持されたナットランナー支持体(3)と、さらにこ
れに取付けらた締結フランジに当接するように配置され
たフランジ倣部(4)と、前記ナットランナー支持体に
昇降自在に支持されたナットランナー(2)と、前記水
平支持体に取付けられ、次の締緩対象である締結ボルト
(83b)を撮影対象とするように配置された画像計測
演算手段(53)と、これらを制御する制御装置と、か
ら構成されており、その撮影画像から次の締結予定の締
結ボルトまでの距離を演算し、その距離情報を基に装置
基台を移動させようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、型枠締結ボルトの自
動締結装置に関し、特に、コンクリ−トパイルなど、コ
ンクリ−ト製柱状成形体の長尺状型枠において、型合わ
せした分割型枠の締結フランジに一定の間隔で多数配列
された締結ボルト群を、順次締め付け、又は緩め(以
下、「締緩」と略称する。)を自動的に行うための型枠
締結ボルトの自動締緩装置、及びこの自動締緩装置の運
転方法に関する。
【0002】
【発明の背景】コンクリ−トパイルやコンクリ−ト電柱
などのコンクリ−ト製柱状体を製造するためのコンクリ
−ト製柱状体成形型枠(以下「型枠」と略称する。)8
0は、略円筒形長尺状をなしている。かかる型枠80
は、通常、軸方向(長手方向)に延びる接合部81をも
って上下に二分割され、互いに型合わせされる断面半円
形の下型枠体80dと上型枠体80uとから構成され
て、基台(図示省略)上に水平横置きに載置されている
ものである。この接合部81には、型枠80の幅方向
(長手方向と直角方向)に張り出し、かつ軸方向に沿っ
て連続した平板状の上型フランジ82u、及び下型フラ
ンジ82dが、各上下型枠体80u、80dに互いに適
合するように形成されている。該締結フランジ82に
は、多数の締結ボルト83、83、・・・が一定の間隔
で一列に取付けられている。
【0003】かかる構成により、この型枠80を用いた
コンクリ−ト成形品の製造は、先ず、芯材となる鉄筋
(図示省略)が下型枠体80d内に配置され、これにコ
ンクリ−ト液を充填した後、型合わせが行われ、多数の
締結ボルト83、83、・・・の締結によって型枠80
を固着保持される。そして、養生成形後、今度は逆に締
結ボルト83を緩めて、下型枠体80dと上型枠体80
uとを分離させ、成形製品を脱型するものである。
【0004】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ところ
で、このように多数配置された締結ボルトを一々手作業
で締緩することは、非常に煩雑で作業に過度の負担を強
い、生産効率向上の障害となるものであり、この締緩作
業の改善は従来から大きな課題となっていた。
【0005】かかる見地から、本願出願人は、先に、こ
の締結ボルトの締緩工程について、作業効率向上を図
り、かつ簡易確実な構造の締緩装置として、特許出願平
成2年第34491号で既に提案している。詳細はかか
る出願を参照されたい。本願発明の課題は、上記のよう
に特に長尺状型枠(これに限定するものではない。)の
両側に列状に配置された多数の締結ボルトの締緩作業
を、如何に効率良く、かつ自動的に行うかについてであ
る。
【0006】ところで、従来から、かかる課題の解決を
目的とする自動締緩装置は、各種構成のものが提案され
ていた。例えば、特許公告昭和55年第4531号の
「自動ボルト締緩装置」がある。しかし、これはボルト
締緩作業装置(当該明細書では、「マニピュレ−タ」と
称している。)と共に、これと同期させたコンクリ−ト
成形型枠本体をも移動させる方式のものであるため、い
きおい装置が大型になってしまう欠点があった。また、
このマニピュレータと型枠位置とを同期させるための同
期制御装置が複雑であるため、実際の現場では故障が多
く、作業効率、及び経済効率から見て好ましい結果が得
られていないのが現状であった。
【0007】また、別な構成装置としては、コンクリ−
ト成形型枠に取付けられた多数の締結ボルトの全てを同
時に、又は何本かをまとめて同時に締緩する目的で、そ
れぞれに対応させた多数のマニピュレ−タを、型枠上部
に配置した門型の支持体に、保持させた構造のものも存
在していた。
【0008】しかし、この装置においても、支持体が大
型になってしまうと言う、前述と同様の欠点がある他
に、多数のマニピュレ−タを同時に位置決めする複雑な
制御を必要とする問題点があった。さらには、位置決め
が不完全なままマニピュレ−タを嵌合させて、ボルトを
破損してしまうと言う障害も多々発生していた。
【0009】ところで、本願出願人には、これを解消す
るものとして、先に、コンクリ−ト成形型枠本体は固定
したまま、マニピュレ−タのみを各締結ボルトの締緩毎
に順次移動させる方式を採ることによって、迅速確実に
締緩させることができると共に、より小型で制御が簡易
な型枠締結ボルトの自動締緩装置を、平成4年特許願第
322122号で既に提案している。
【0010】本願発明は、かかる自動締緩装置をさらな
る改良を加えたもので、型枠の締結ボルトの位置変化に
的確に対応することができると共に、ナットランナー、
フランジ倣部の障害物接触時の回避手段を設けることに
より、より安全性を高めた型枠締結ボルトの自動締緩装
置と、及びその運転方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願発明にかかる型枠締結ボルトの自動締緩装置は以下
のように構成されている。すなわち、軌道上を型枠の締
結フランジに沿って移動する装置基台と、該装置基台上
に取付けられ、昇降移動手段を備えた昇降支持体と、該
昇降移動手段に支持され、前記型枠方向に水平移動させ
る水平移動手段を備えた水平支持体と、該水平支持体の
前記型枠側に配置されたナットランナー支持体と、該ナ
ットランナー支持体に取付けられ、前記締結フランジの
フランジ縁端部に当接するように配置されたフランジ倣
部と、前記ナットランナー支持体に昇降自在に支持さ
れ、かつ下端部に締結ボルトの頭部ナットに嵌合するソ
ケットを備えたナットランナーと、前記水平支持体に取
付けられ、次の締緩対象である締結ボルトを撮影対象と
するように配置された画像計測演算手段と、前記装置基
台、昇降支持体、水平支持体、ナットランナー支持体、
及びナットランナーの各動作をそれぞれ制御する制御装
置と、から構成されている。
【0012】なお、前記軌道は型枠方向へ、及び(又
は)上下方向への平行移動が可能に支持するようにして
も良い。また、前記ナットランナー支持体を、適宜微調
移動させる水平微動手段を介して水平支持体へ取付け
る。
【0013】前記フランジ倣部に、障害物接触時にフラ
ンジ当接体を装置基台の移動方向と反対方向へ作動させ
る回避手段と、該回避作動を検出する検出手段と、を備
えたことを特徴とする。さらに、ナットランナー支持体
のナットランナー支持においては、障害物接触時に該ナ
ットランナーを装置基台の移動方向と反対方向へ作動さ
せる回避手段と、その回避作動を検出する検出手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0014】次に、本願発明にかかる型枠締結ボルトの
自動締緩装置の運転方法は、画像計測演算手段により次
の締緩作業予定の締結ボルトを撮影し、その撮影画像か
ら現在締結作業中の締結ボルトと次の締結予定の締結ボ
ルトとの間の距離を演算し、その距離情報を基に装置基
台を移動させることを特徴とする。
【0015】特に、ナットランナーによる締結ボルトの
緩め作業は、所定数の緩め回転後、ナットランナーを上
昇させながら、さらに緩め回転を行うことを特徴として
いる。また、運転に異常が発生した場合には、それぞれ
記憶しておいた原点位置から各締結ボルト位置までの距
離を基に、その異常発生時の締結ボルトの1つ前の締結
ボルト位置まで戻って、再び次の締結予定の締結ボルト
との間の距離を演算し、締緩作業を開始するようにして
いる。
【0016】
【実施例】次に、本願発明にかかる型枠締結ボルトの自
動締緩装置の具体的実施の一例として、コンクリ−ト製
柱状体成形型枠に適用した場合を、図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0017】図1は、本実施例の自動締緩装置1の全体
を示す斜視図であり、図2はその平面図、図3はその側
面図を表したものである。図4は型枠80全体への自動
締緩装置1の配置状態を示す平面図である。図5は要部
を拡大して示した側面図である。
【0018】なおここで、以下の本明細書記載において
用いるX、Y、Z方向は、図1中に表示したように、水
平に配置された型枠80の軸方向(又は長手方向)をX
方向、このX方向と直角水平方向(型枠80の幅方向)
をY方向、及び垂直方向(又は上下方向)をZ方向とそ
れぞれ定義する。
【0019】本実施例の自動締緩装置1の主な構成部位
は、ナットランナー2、ナットランナー支持体3、フラ
ンジ倣部4,水平支持体5、昇降支持体6、及び装置基
台7とからなる。以下に、これら各構成部位について、
順次説明する。ナットランナー2は、前記締結ボルト8
3の頭部ナット84を正逆方向へ適宜軸回転させるもの
であり、垂直に配置された駆動軸20の下端部に前記頭
部ナット84に嵌合するソケット21が取付けられてい
る(図5参照)。該駆動軸20は、シリンダー22を介
してサーボモータ23に連結されており、その外周には
スプリング24が環装されてソケット21とシリンダー
22との間に拡張付勢力が付加されている。このスプリ
ング24の作用によりソケット21は、一定の押圧力を
もって頭部ナット84に嵌合される。
【0020】そして、ナットランナー2は、回動ジョイ
ント25を介して取付ベース26に回動可能に取付けら
れている。取付ベース26は、ナットランナー支持体3
の前面(型枠80に面した面)に取付けられたスライド
ガイド30に従って昇降移動(Z方向の上下移動)が可
能にされて保持されている。
【0021】また、ナットランナー2と取付ベース26
との間の下方部間には、回動ジョイント25を回転中心
25cとしてナットランナー2が回転(図6において右
回転;矢印a)した場合(図6の二点鎖線表示)に、そ
の回転を阻止する付勢力(引張力)をもったスプリング
27が架け渡されている。
【0022】一方、ナットランナー2と取付ベース26
との間の上方部間には、ナットランナー2の垂直より逆
側に回転(図6において左回転;矢印b)することを阻
止するストッパー28が配置されている。さらに、ナッ
トランナー2と取付ベース26との間には、近接スイッ
チ29が配置されており、ナットランナー2が回転した
場合、取付ベース26側に取付けたセンサー部29a
と、ナットランナー2側に取付けた近接板29bとの離
隔によりこれを検知するように構成している。
【0023】なお、図6の参照において、自動締緩装置
1の作業移動方向は矢印Cに示す方向である。このよう
に構成することにより、ナットランナー2のソケット2
1付近が、長尺筒状の型枠80の保形のために所定間隔
で環状に取付けられるタイヤ85等の障害物に、何らか
の制御障害によって衝突してしまった場合、ナットラン
ナー2はスプリング27の付勢力に反発して回転中心2
5cをもって回転することにより(矢印a)、その損傷
を回避することができる。
【0024】なお、通常、締緩作業中のタイヤ85の接
近は、ナットランナー2に取付けられた超音波センサー
86によって検知するようにされている。次に、ナット
ランナー支持体3は、略矩形箱形状をなし、前面に前記
ナットランナー2の昇降をガイドする2本のスライドガ
イド30が取付けられており、後面側(反型枠側)に
は、ナットランナー支持体3と直角かつ水平に延出した
箱形の取付部材31が一体的に形成されている(図8、
図9参照)。この取付部材31の水平支持体5側の面に
は、スライドベース32が取付けられ、このスライドベ
ース32が水平支持体5の側面に設けられたスライドガ
イド50に係合して水平移動する。この移動手段は、取
付部材31の後端部にロッド33を介して連結されたエ
アーシリンダ34によって行われ、後述するエアーシリ
ンダ34の作動により適宜微小移動(微動)させるもの
である。かかる水平微動手段は、主に水平方向(Y方
向)の微調節移動を目的とするもので、ナットランナー
2のソケット21と締結ボルト83との嵌合ずれ(いわ
るに芯ずれ)に対応するためのものであると共に、後述
するガイトローラ41と型枠80の締結フランジ82と
の当接押圧力を一定に保持するためのものである。
【0025】すなわち、締結フランジ82に多数配列さ
れた締結ボルト83は、ナットランナー2のソケット2
1の移動軌跡と正確に一致して一直線状に並ぶものでは
なく、多少のバラツキがあり、前後左右に僅かのズレが
発生しているが通常である。また、繰り返しの締緩作業
によっても多少のズレが生じてくるものである。
【0026】そこで、本願発明ナットランナー22のソ
ケット21は、図10、図11に示すように、下面開放
筒状のソケット21の内径を、締結ボルト83の頭部ナ
ット84の直径より大きく成形し、一定の間隙をもって
ソケット21が頭部ナット84に嵌合するようにされて
いる。そして、ソケット21のリング状の下端面21e
には、対向する2個の突起部21t、21tが下方に向
かって凸出形成されており、その突出範囲は、ソケット
回転中心21cからそれぞれ中心角が90°以下の範囲
に設定されている。
【0027】一方、締結ボルト83の頭部ナット84に
は、対向して左右に張り出した掛合部84k、84kが
形成されている。このように締結ボルト83とソケット
21とを構成することにより、図11(A)に示すよう
に、ソケット21の回転中心21cと締結ボルト83の
芯83cとが、ズレ(δ)た状態でも嵌合させることが
でき、ソケット21を回転させると突起部21tが掛合
部84kに引っ掛かり、締結ボルト83を回転させるこ
とになる。この時、ズレた状態で回転させた場合には、
ソケット21の偏心回転による負荷が発生する。そし
て、前述のようにナットランナー支持体3はエアーシリ
ンダ33により水平位置を微動可能に支持されているた
め、この負荷によるエアーシリンダ33内のエアー圧変
化を感知すると共に、これを所定圧になるようにエアー
シリンダ33を作動させる。これにより、ナットランナ
ー支持体3、及びナットランナー2が微小量移動して、
締結ボルト芯83cとソケット回転中心21cとが一致
する(芯合わせする)ことになる(図11(B)参
照)。
【0028】なお、ここで上記のように微動移動させる
ためのエアーシリンダ33のエアー回路構成は、その例
を図12に示すように、三方電磁弁、減圧弁、等の組合
わせによって行われるが、かかる構成は一般的な技術で
あるためその詳細な説明は省略する。
【0029】次に、フランジ倣部4の構成について説明
する。かかるフランジ倣部4は、ナットランナー支持体
3の下端部に配置されて、締結フランジ82の縁端部8
2eに当接し、装置1の移動に従って縁端部82eに接
触しながら滑走するように移動させるものである。かか
るフランジ倣部4の機構は、ナットランナー支持体3の
下端部の型枠80側の面に固定された取付けベース40
に、回動自在に軸支された円柱状のガイドローラ41
が、リンク42に介して回動自在に軸支することによっ
て構成されている(図5、図6参照)。
【0030】また、上方に延出したガイドローラ41の
回転軸43の上端と、取付ベース40との間には、収縮
付勢力(引張力)をもったスプリング44が牽架され、
ガイドローラ41を自動締緩装置1の移動方向(矢印
c)の方向に引っ張った状態を通常状態として保持して
いる。この通常状態の時の、ガイドローラ41の回転軸
43は、平面図(図13)において、リンク支点軸45
を通るフランジ縁端部82e側への直交線より、わずか
に移動方向(矢印c)にオフセット(γ)されている。
さらに、リンク42の移動方向(矢印c)側にはストッ
パー46が設けられていると共に、近接スイッチ47が
配置されている。
【0031】かかるフランジ倣部4は、ガイドローラ4
1を締結フランジ端縁部82eに接触させながら移動
(滑走)させることにより、作業移動中において、締結
ボルト83のY方向(型枠80の幅方向)位置とナット
ランナー2のY方向位置との位置決めの役目をなすもの
である。
【0032】フランジ倣部4を上記のように構成するこ
とにより、ガイドローラ41は、フランジ端縁部82e
に接触しながら移動すると共に、図13に示すように、
ガイドローラ41が、何らかの制御障害で型枠80に環
状に取付けられるタイヤ85等に衝突してしまった場合
に、スプリング44の付勢力に反発して支点軸45をも
ってタイヤ85に乗り揚げるようにして回転し(矢印
d)、ガイドローラ41の損傷を回避することができる
(2点鎖線表示)。なお、タイヤ85を通過後はスプリ
ング44の引っ張り力とストッパー46の作用により、
通常状態に復帰する。なお、本実施例では、ガイドロー
ラ41は、回動自在に軸支されているが、これに限定す
るものではなく、回転せずに接触移動(摺動)するよう
に構成してもよい。
【0033】次に、水平支持体5は、矩形筒状をなし、
その側面に配置されたスライドガイド50によって上記
ナットランナー支持体3を微小水平移動(Y方向移動)
が可能にして支持すると共に、昇降支持体6の昇降ベー
ス60に水平移動可能(Y方向移動)にして支持されて
いる。この水平移動手段は、水平支持体5内に配置され
たサ−ボモ−タ51により行われている。
【0034】また、かかる水平支持体5は、昇降支持体
6によって昇降自在に支持されている。この昇降移動
は、水平支持体5を支持する昇降ベース60と噛合する
ボールネジ61の作動によって行われる。かかるボ−ル
ネジ61は、昇降支持体6の側面に配置されたギャ−ド
モ−タ62、タイミングベルト63、及びタイミングプ
−リ64の機構によって駆動されている。
【0035】昇降支持体6は、略テーブル状をなす装置
基台7上に載置固定されている。すなわち、この装置基
台7が、上述したナットランナー2、ナットランナー支
持体3、フランジ倣部4、水平支持体5、及び昇降支持
体6から構成される自動締結装置1の全体の保持基台と
なるものであると共に、その全体を軌道9に沿って適宜
水平(X方向)に移動させるためのものである。
【0036】かかる装置基台7の駆動機構は、その上面
に配置されたサ−ボモ−タ70を駆動源とし、装置基台
7の下面に延出した回転軸71に取付けられたピニオン
ギア72と、これに噛合するラック73との係合作動に
よって構成されている。ラック73を、軌道9のベース
90の側面に取付けられている(図3参照)。
【0037】なお、本実施例においては、この軌道ベー
ス90に直接軌道9を取付け固定しているが、該軌道9
の配置はこれに限定するものでなく、図示は省略する
が、軌道ベース90のY方向に延びる適宜の長さのサブ
軌道(図示省略。)を配置し、このサブ軌道上を軌道9
自体がY方向に移動するようにしてもよい。このように
した場合は、自動締緩装置1の全体を軌道9に沿ったX
方向の移動の他に、Y方向へもその全体を移動させるこ
とができる。これにより、水平支持体5の移動のみでは
対応しきれない大口径、又は小口径の型枠80、または
他の形状の型枠にも、本願自動締緩装置1を用いること
ができる。
【0038】次に、前記の水平支持体5の下面には、装
置基台7の移動方向(X方向)に沿って延びる所定長さ
の腕部材52が取付けられおり、その先端部には、画像
計測演算手段としての工業用テレビカメラ(以下「CC
D」と略称する。)53が取付けられている。このCC
D53は、フランジ縁端部52eとの距離を一定にして
保持されており、その撮影範囲(又はフレーム)Fは、
ナットランナー22が一つの締結ボルト83aを締緩操
作しているとき、次に締緩操作する対象である締結ボル
ト83bを含む領域であり、かつこの締結ボルト83b
に焦点を合わせるように設定されている(図1参照)。
【0039】ここで、CCD53は、配列された締結ボ
ルト83を結んだ配列線Sとの距離Lを一定に保つよう
に設置されている。これは、図14(A)(B)の作図に
よって示すように、型枠80の径の変化により、距離L
が変化して距離L’なった場合、撮影範囲fがf’とな
り、計測基準から締結ボルト83までの距離もBXからB
X’に変化してしまい、計測、演算、に不都合が生じて
しまうからである。また、距離Lが変化すると、CCD
53のピントにもズレも生じてしまい正確な計測ができ
ないからである。
【0040】ところで、CCD53で締結ボルト83を
撮影した場合、その締結ボルトが画像の中心線C上にあ
るときは問題ないが、図15の作図に示すように、中心
線Cからズレて撮影された場合は、実際の距離l1 と計
測距離l2 との間には、誤差σが生じてしまう。
【0041】しかし、前述したのようにナットランナー
2のソケット21の内径は、締結ボルト83の頭部ナッ
ト84の外径より大径に成形されているため、この誤差
σを吸収して芯がズレた状態で嵌合しても、ナットラン
ナー2を回転させることにより、ナットランナー支持体
3のエアーシリンダ34が作動して水平方向に微動し、
芯合わせを行うことができる。
【0042】
【本実施例の運転方法】次に、本願発明にかかる自動締
緩装置1の運転方法をフローチャート図に基づいて説明
する。図16は装置の運転フロー図であり、図17はそ
の運転における計測データチェックを主に示す運転フロ
ー図である。図18は計測方法を示す概略図であり、図
19は型枠に対する移動量を示す平面図である。
【0043】先ず初めに、装置基台7のサーボモータ7
0を駆動して、自動締緩装置1を型枠80の締緩開始位
置(原点位置O)に移動させ停止させる。〔ステップ1
(「S1」と略称。)〕。ここで型枠サイズを入力し、
かつ当該型枠の締緩フランジ82に配列された各締結ボ
ルト83、83、・・・のピッチPnを予め読込み記憶
させる(S2)。
【0044】次に、入力した型枠サイズに従って、昇降
支持体6、水平支持体5、及びフランジ倣部4が締結フ
ランジ82に当接するようにナットランナー支持体3の
それぞれを適宜移動させる。ここで、視覚センサーたる
CCD53によって締結予定の締緩ボルト83までの移
動量L1を計測する。この計測は、図18にその概略を
示すように、先ず、CCD53の撮影範囲(フレーム)
Fの左端(計測基準)から次の締結予定の締結ボルト位
置83bまでの距離BXを計測する(S3)。
【0045】そして、この計測値BXを、比較値BSと
比較チェックする(S4)。この比較値BSの±10mm
の範囲内であれば、適値として採用する(BS−10<B
X<BS+10)(S31,S32)。この比較値BS
は、締結中の締結ボルト83aからCCD53のフレー
ムFの計測基準までの距離Aから、予め読み込ませてお
いたボルトピッチPnを差し引いた値である(BS=A
−Pn)。このとき、距離Aは、ナットランナー2から
CCD53までの距離が一定に保たれているため、定数
値となる。
【0046】ここで、比較値BSとの比較チェック(S
4)において、所定の範囲内に入らないときは、再びB
Xの計測し直して比較チェックを行い、これを3回繰り
返してもチェックエラーとなったときは、計測不可能と
して、後述の再起動運転の対象としている(S33,S
34,S35)。
【0047】最初の測定値であるBXが確定したところ
で、ナットランナー2の最初の移動量L1が、演算式:
L1=A−BXで確定される。この最初の移動量L1
は、スタート位置から最初の締緩予定の締結ボルト83
aまでの距離となる(図19参照)(S5)。
【0048】次に、この移動量L1に従って、装置基台
7のサーボモータ70を駆動させ、ナットランナー2を
最初の締結ボルト83aの位置まで移動させて停止させ
(S6)、この実際の移動量と演算により算出した移動
量とを比較する(S7)。ここで、実際に移動した原点
Oから第1番目までの移動距離L1を制御装置に記憶し
保存し(S8)、ナットランナー2の運転を開始する。
ナットランナー2を下降させ、ソケット21を締結ボル
ト83aの頭部ナット84に嵌合させると共に、サーボ
モータ23を起動させてソケット21を回転駆動(締結
するときは正回転、緩めるときは逆回転)させる。この
場合、スプリング24の付勢力により一定の押圧力が作
用することになる(S9)。
【0049】そして、このナットランナー2の締緩作動
中に、次に締緩予定の締結ボルト83bの位置BXを、
前述と同様の方法で測定する(S10)と共に、その計
測値BXをチェックする(S11)。この計測値BXか
ら、演算:Dn=A−BXにより、第2番目までのナッ
トランナー2の移動量D2を算出する(S12)。
【0050】この移動量D2に前回の第1番目までの移
動距離L1を加えて、第2番目までの移動距離L2(演
算:L2=L1+Dn)を算出する。(S13)。この
距離情報を基に、ナットランナー2を第1番目の締結ボ
ルト83aから上昇させて離隔させた後、第2番目の締
結ボルト83bまで移動させ、再び下降して締緩作業を
行う。
【0051】このように、各ボルト毎に次の締結予定の
ボルト位置の計測、ナットランナー2の移動、ナットラ
ンナー2の運転、を順次繰り返して行くことにより、自
動的に締緩作業を行うものである(S14)。なおここ
で、ナットランナー2の移動量Dnは、各ピッチ毎に計
測し演算されるが、実際の移動においては、原点から各
締結ボルトまでの各移動距離Lnのデータに基づいて走
行するようにされている。したがって、制御装置に記憶
される距離情報は、図19に示すように、原点Oからの
各締結ボルト83毎の移動距離Lnが記憶されている。
このようにすることにより、ナットランナー2の停止位
置の比較チェックが、各ピッチことに行われるため、誤
差の累積が生じない効果がある。さらに、後述の再起動
運転の場合の時間短縮にも役立つものである。
【0052】最後に、締結完了後にその締結ボルト83
が最終位置であるか否かを判定し(S15)、最終位置
でないときは上記作動を繰り返し、最終位置であるとき
は原点Oに戻って、停止し、型枠80全体の締緩作業が
完了することになる(S16)。
【0053】次に上記運転フローは、締結ボルト83の
締結作業工程と緩め作業工程とにおいて、基本的運転工
程は同じであるが、本願発明自動締緩装置では、特に緩
め作業工程において、さらなる改良を加えている。従
来、ナットランナー2で締結ボルト83を緩める時に
は、ボルト自重及びナットランナー2のスプリング24
の付勢力で押し付けながら緩め回転をさせているため、
緩め終わった場合でもボルト83の先端部のネジ溝とナ
ットのネジ溝とが引っ掛かったままの状態となって、完
全に分離できないことが多かった。
【0054】そこで、本願発明装置1は、図20の動作
フローに示す、作業工程を採っている。すなわち、ナッ
トランナー2を下降させてソケット21を頭部ナットに
嵌合させた後(S40)、締結ボルト83が固く固着し
ているため回し初めは低速でナットランナー2を逆回転
(緩める方向の回転)させる(S41)。そして、この
低速回転を所定時間行った後(S42)、今度はナット
からの引き出しを素早く行うため、動き初めた締結ボル
ト83を高速で逆回転させる(S43)。
【0055】この時、ナットランナー2の回転トルクを
検知し(S44)、所定のトルク以下となったときは、
ナットから締結ボルトが螺旋回転して引き出されている
と判断し、所定の回数だけ回転させた後(S45,S4
6)、今度はナットランナー2を上昇させながら、高速
で逆回転(緩め回転)させる工程を採っている(S4
7)。そして、予め定めた上昇限までナットランナー2
が上昇したところでナットランナー2の回転を停止させ
るものである(S48,S49)。
【0056】以上の緩め作業工程を採ることにより、締
結ボルト83とナットとの螺合を確実に分離させること
ができる。次に、上記締緩作業中に異常が発生した場合
の対処法についても、本願自動締結装置1は、迅速に復
帰し得る運転法を採っている。
【0057】自動運転中に異常が発生する場合として
は、(イ)ナットランナー2が移動中、又はその移動し
て位置決め動作中の状態の時、又は(ロ)ナットランナ
ー2が締結ボルト83を締結作動中、又は緩め作動中の
状態の時、の2つの場合に分けられる。そこで、上記
(イ)の場合は、図21にその動作フローを示すよう
に、Ln-1 〜Ln間の移動中に異常が発生した場合には
(S51)、自動的にナットランナー2の移動を停止さ
せる(S52)。ここで手動で再起動の押釦スイッチを
押すと(S53)、ナットランナー2は、移動開始前の
締結ボルト83の位置Ln まで戻る(S54)。この
時、制御装置には、各締緩ボルト83の位置情報は原点
Oからの距離Lnとして記憶されているため、異常時毎
に一々原点Oまで戻る必要がなく、異常発生直前の締結
ボルト83まで戻るように設定している。
【0058】そして、ここで再びCCD53によってフ
レームF内の距離BXを計測して、次の締結ボルト83
まで移動量Dnを演算し、新たな移動距離Lnを算出し
て(S55)、ナットランナー2を移動させるようにし
ている(S56)。この後、前記の運転フローに従っ
て、ナットランナー2を運転し(S57)、自動運転を
継続させる(S57)。
【0059】また、上記(ロ)の場合は、異常の発生に
よりナットランナー2の運転が停止する。ここで再起動
の押釦スイッチを押すと、ナットランナー2は上昇して
ソケット21から離隔して停止する。再び押釦スイッチ
を押すと、今度はナットランナー2は下降し締緩作業を
継続して行うようにされている。
【0060】
【効果】上記構成により、本願発明は次の列挙する効果
を奏する。 (1)コンクリ−ト成形型枠本体を移動させることな
く、また全体の締結ボルトを同時に締結するものでない
ため、小型で簡易な構造とすることができると共に一々
を確実にまた頭部ナットを破損することなく締緩するこ
とができる。 (2)軌道ベ−ス上を自動締結装置を移動させ、自ら締
結ボルトの位置を認識する構成であるため、段取時間を
少なくして各種長さの型枠に迅速に対応することができ
る効果が期待できる。軌道自体も軌道ベース上を直角方
向(Y方向)に移動できるようにした場合は、こられに
適用型枠の範囲が広まる効果がある。 (3)一つ一つ締結する方法では、型枠にゆがみが生じ
やすくなる恐れがあるが、複数の本自動締結装置を軌道
ベ−スに配置することにより、これを解消できると共
に、多数の締結ボルトの締緩を短時間で行うことができ
る利点がある。 (4)ナットランナー支持体、フランジ倣部のそれぞれ
に障害物回避手段を設けているため、何らかの制御異常
によって障害物と接触しても、機器及び型枠の損傷を回
避でき、安全性が図れる効果がある。 (5)ナットランナー支持体3に水平微動手段を取付け
ているため、ソケットとボルトとの芯ズレによる嵌合を
吸収することができると共に、自動締緩装置の移動方向
と締結ボルトの配列方向とが正確に平行を保っていない
場合でも、この誤差を吸収できる効果がある。 (6)CCDを用いて、1つの締結ボルトを締緩してい
る間に、次に操作する予定の締結ボルトを画像認識し、
この画像フレームから次の締結ボルトまでの距離情報
を、サーボモータ等のスライドベースの駆動手段に送る
ようにしているため、高精度にかつ高速度に位置決め移
動を行うことができ、著しく作業効率の向上に寄与する
ものである。 (7)フランジ当接部を配置し、ガイドローラ等の当接
体でフランジ縁端部に当接移動(又は滑走)するように
しているため作業の確実性と、CCDとフランジ縁端
部、すなわちCCDと締結ボルトとの距離を型枠の径の
大きさにかかわらず常に一定に保つことができる効果が
ある。これにより、CCDに撮影される締結ボルトをピ
ントの合った明確な像とすることができ、正確な距離情
報の演算を行うことができる。 (8)各締結ボルトの距離情報を型枠の原点位置を基準
として記憶させているため、何らかの障害によって再起
動させた場合、原点に戻るのではなく、障害発生の直前
の締結ボルトまで戻って、自動締緩作業を再開するよう
にしているため、作業効率の向上が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の自動締緩装置の全体を示す斜視図で
ある。
【図2】本実施例の自動締緩装置の平面図である。
【図3】本実施例の自動締緩装置の側面図である。
【図4】型枠への自動締緩装置の配置状態を示す平面図
である。
【図5】本実施例の自動締緩装置の要部を拡大して示し
た側面図である。
【図6】本実施例の自動締緩装置の要部を拡大して示し
た正面図である。
【図7】図6のAーA線断面図である。
【図8】ナットランナー支持体の水平支持体への取付状
態を示す側面図である。
【図9】ナットランナー支持体の水平支持体への取付状
態を示す平面図である。
【図10】ソケット形状と頭部ナットとの関わりを示す
斜視図である。
【図11】ソケットと頭部ナットとの嵌合状況を示す平
面図である。
【図12】微動手段に用いるエアーシリンダのエアー回
路構成図である。
【図13】図6のAーA線断面図である。
【図14】CCDの撮影状況の相違を示す説明図であ
る。
【図15】CCDの撮影状況を示す説明図である。
【図16】本願自動締緩装置の運転フロー図である。
【図17】本願自動締緩装置の運転における計測データ
チェックを主に示す運転フロー図である。
【図18】本願自動締緩装置の計測方法を示す概略図で
ある。
【図19】本願自動締緩装置の運転において記憶される
締結ボルトの距離情報を示した平面図である。
【図20】本願自動締緩装置の運転において、特に適用
される締結ボルトの緩め作業の運転フロー図である。
【図21】本願自動締緩装置の運転において、特に適用
される再起動運転の運転フロー図である。
【符号の説明】
1・・・・自動締結装置2・・・・ナットランナー 2
0・・・駆動軸 21・・・ソケット 22・・・シリンダー 23・・・サーボモータ
24・・・スプリング 25・・・回動ジョイント 26・・・取付ベース
27・・・取付ベース 28・・・ストッパー 29・・・近接スイッチ 3・・・・ナットランナー支持体 30
・・・スライドガイド 31・・・取付部材 32・・・スライドベース 33・・・ロッド 34・・・エアーシリンダ 4・・・・フランジ倣部 40・・・取付ベース
41・・・ガイドローラ 42・・・リンク 43・・・回転軸
44・・・スプリング 45・・・支持軸 46・・・ストッパー
47・・・近接スイッチ 5・・・・水平支持体 50・・・スライドガイド 51・・・サーボモータ 52・・・腕部材
53・・・CCD 6・・・・昇降支持体 60・・・昇降ベース
61・・・ボールネジ 62・・・ギヤードモータ 63・・・タイミングベル
ト 64・・・タイミングベルト 7・・・・装置基台 70・・・サーボモータ
71・・・回転軸 72・・・ピニオンギア 73・・・ラック 80・・・型枠 81・・・接合部
82・・・締結フランジ 83・・・締結ボルト 84・・・頭部ナット
85・・・タイヤ 86・・・超音波センサ 9・・・・軌道 90・・・ベース
91・・・スタート位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道(9)上を型枠(80)の締結フラ
    ンジ(82)に沿って移動する装置基台(7)と、 該装置基台(7)上に取付けられ、昇降移動手段(62
    〜65)を備えた昇降支持体(6)と、 該昇降移動手段に支持され、前記型枠(80)方向に水
    平移動させる水平移動手段(51)を備えた水平支持体
    (5)と、 該水平支持体(5)の前記型枠(80)側に配置された
    ナットランナー支持体(3)と、 該ナットランナー支持体(3)に取付けられ、前記締結
    フランジ(82)のフランジ縁端部(82e)に当接す
    るように配置されたフランジ倣部(4)と、 前記ナットランナー支持体(3)に昇降自在に支持さ
    れ、かつ下端部に締結ボルト(83)の頭部ナット(8
    4)に嵌合するソケット(21)を備えたナットランナ
    ー(2)と、 前記水平支持体(5)に取付けられ、次の締緩対象であ
    る締結ボルト(83b)を撮影対象とするように配置さ
    れた画像計測演算手段(53)と、 前記装置基台(7)、昇降支持体(6)、水平支持体
    (5)、ナットランナー支持体(3)、及びナットラン
    ナー(2)の各動作をそれぞれ制御する制御装置と、 から成ることを特徴とする型枠締結ボルトの自動締緩装
    置。
  2. 【請求項2】 前記軌道(9)の取付けにおいて、 型枠方向へ、及び(又は)上下方向への平行移動が可能
    になるように支持されていることを特徴とする請求項1
    記載の型枠締結ボルトの自動締緩装置。
  3. 【請求項3】 前記水平支持体(5)のナットランナー
    支持体(3)の支持において、 適宜微調移動させる水平微動手段(34)を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の型枠締結ボ
    ルトの自動締緩装置。
  4. 【請求項4】 前記フランジ倣部(4)において、 障害物接触時にフランジ当接体(41)を装置基台
    (7)の移動方向と反対方向へ作動させる回避手段と、 該回避作動を検出する検出手段(47)と、 を備えたことを特徴とする請求1、2、3又は4記載の
    型枠締結ボルトの自動締緩装置。
  5. 【請求項5】 ナットランナー支持体(3)のナットラ
    ンナー(2)の支持において、 障害物接触時に該ナットランナー(2)を装置基台
    (7)の移動方向と反対方向へ作動させる回避手段と、 その回避作動を検出する検出手段(29)と、 を備えたことを特徴とする請求1、2、3、4又は5記
    載の型枠締結ボルトの自動締緩装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の型枠締結ボルトの自動締
    緩装置(1)の運転方法において、 画像計測演算手段(53)により次の締緩作業予定の締
    結ボルト(83b)を撮影し、その撮影画像から現在締
    結作業中の締結ボルト(83a)と次の締結予定の締結
    ボルト(83b)との間の距離を演算し、その距離情報
    を基に装置基台(7)を移動させることを特徴とする型
    枠締結ボルトの自動締緩装置の運転方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の演算において、 その撮影画像の計測基準から次の締結予定の締結ボルト
    (83b)までの距離(BX)を計測し、 この計測値(BX)が、その撮影画像の計測基準から現
    在締結作業中の締結ボルト(83a)までの距離(A)
    から予め記憶されたボルトピッチ(Pn)を引いて求め
    られた比較値(BS)との誤差が、所定の範囲内である
    ときのみ距離情報として採用し、 この採用した距離(BX)を上記距離(A)から引いた
    値をナットランナー(2)の移動量(Dn)とすること
    を特徴とする請求項6記載の型枠締結ボルトの自動締緩
    装置の運転方法。
  8. 【請求項8】 ナットランナー(2)の各締結ボルト
    (83)毎の移動距離(Ln)は、原点位置(O)から
    の距離としてそれぞれ記憶しておくことを特徴とする請
    求項6、又は7記載の型枠締結ボルトの自動締緩装置の
    運転方法。
  9. 【請求項9】 運転に異常が発生した場合には、原点位
    置(O)からの距離としてそれぞれ記憶しておいた移動
    距離(Ln)を基に、その異常発生時の締結ボルトの1
    つ前の締結ボルト位置まで戻って、再び次の締結予定の
    締結ボルトとの間の距離を計測演算し、締緩作業を開始
    するようにしたことを特徴とする請求項6、7又は8記
    載の自動締緩装置の運転方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の型枠締結ボルトの自動
    締緩装置(1)の運転方法において、 ナットランナー(2)による締結ボルト(83)の緩め
    作業を、所定数の緩め回転後、ナットランナー(2)を
    上昇させながら、さらに緩め回転を行うことを特徴とす
    る自動締緩装置の運転方法。
JP6179265A 1994-07-29 1994-07-29 型枠締結ボルトの自動締緩装置、及びその運転方法 Pending JPH0839371A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6179265A JPH0839371A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 型枠締結ボルトの自動締緩装置、及びその運転方法
US08/644,711 US5730034A (en) 1994-07-29 1996-05-10 Automatic bolt driving apparatus for driving bolts to secure elongated concrete molding frame segments

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6179265A JPH0839371A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 型枠締結ボルトの自動締緩装置、及びその運転方法
US08/644,711 US5730034A (en) 1994-07-29 1996-05-10 Automatic bolt driving apparatus for driving bolts to secure elongated concrete molding frame segments

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0839371A true JPH0839371A (ja) 1996-02-13

Family

ID=26499178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6179265A Pending JPH0839371A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 型枠締結ボルトの自動締緩装置、及びその運転方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5730034A (ja)
JP (1) JPH0839371A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970033666A (ko) * 1995-12-20 1997-07-22 와타나베 미노루 형틀 체결보울트의 자동체결/분리장치 및 그 운전방법
CN104227393A (zh) * 2014-07-17 2014-12-24 苏州博众精工科技有限公司 一种锁螺丝及螺丝对位检测机构
CN104260053A (zh) * 2014-09-03 2015-01-07 国家电网公司 变电站设备的水平螺丝带电紧固工具
CN107932046A (zh) * 2017-11-21 2018-04-20 湖北工业大学 一种管桩模螺栓拧紧系统
CN114571208A (zh) * 2022-03-29 2022-06-03 河北广通路桥集团有限公司 一种混凝土浇筑模板的自动拆装方法
CN114571208B (zh) * 2022-03-29 2024-06-11 河北广通路桥集团有限公司 一种混凝土浇筑模板的自动拆装方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094366A (ja) * 1998-09-28 2000-04-04 Nitto Seiko Co Ltd 動力工具保持具
JP5748884B1 (ja) * 2014-05-15 2015-07-15 内田工機株式会社 マグネット固定式コンパクトフライス及び移動式加工法
CN104128794B (zh) * 2014-07-17 2017-01-18 苏州博众精工科技有限公司 一种流水线式锁螺丝及点胶双工位作业装置
TWI568546B (zh) * 2016-03-07 2017-02-01 國瑞汽車股份有限公司 緊固裝置
CN206677527U (zh) * 2017-01-20 2017-11-28 上海蔚来汽车有限公司 自动加解锁装置
CN109202400B (zh) * 2018-10-12 2020-07-21 四川长虹电器股份有限公司 用于压缩机缸头组件阀板的装配装置
CN109986337B (zh) * 2019-03-25 2020-07-03 诸暨市尚瑞机械配件经营部 一种大型材新能源汽配高导热散热器自动化控制加工装置
CN110076900B (zh) * 2019-05-27 2024-01-23 东岳机械股份有限公司 一种生产加气混凝土砌块用自动拔钎机构
CN114888947B (zh) * 2022-04-28 2024-04-12 江苏东浦管桩有限公司 一种混凝土桩材制作设备及其制备方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3886821A (en) * 1974-07-19 1975-06-03 Nippon Concrete Ind Co Ltd Automatic fastening device with bolts for concrete molds
JPH07186126A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Toyota Kihan:Kk 型枠締結用ねじ部材の締緩装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970033666A (ko) * 1995-12-20 1997-07-22 와타나베 미노루 형틀 체결보울트의 자동체결/분리장치 및 그 운전방법
CN104227393A (zh) * 2014-07-17 2014-12-24 苏州博众精工科技有限公司 一种锁螺丝及螺丝对位检测机构
CN104260053A (zh) * 2014-09-03 2015-01-07 国家电网公司 变电站设备的水平螺丝带电紧固工具
CN104260053B (zh) * 2014-09-03 2016-05-11 国家电网公司 变电站设备的水平螺丝带电紧固工具
CN107932046A (zh) * 2017-11-21 2018-04-20 湖北工业大学 一种管桩模螺栓拧紧系统
CN114571208A (zh) * 2022-03-29 2022-06-03 河北广通路桥集团有限公司 一种混凝土浇筑模板的自动拆装方法
CN114571208B (zh) * 2022-03-29 2024-06-11 河北广通路桥集团有限公司 一种混凝土浇筑模板的自动拆装方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5730034A (en) 1998-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0839371A (ja) 型枠締結ボルトの自動締緩装置、及びその運転方法
JP6174906B2 (ja) 機械の自己診断及び機械精度の補正方法
JP5554228B2 (ja) 基板加工方法
US8121732B2 (en) Target position detection apparatus for robot
DE102011009379B4 (de) Punktschweisssystem und Positionserkennungsverfahren für ein zu schweißendes Werkstück
KR100751695B1 (ko) 세라믹 그린 블록의 커트장치 및 커트방법
JP6500246B2 (ja) 電子機器組立装置および電子機器組立方法
JP2010284931A (ja) 成形装置および成形装置の歯飛び検出方法
JP6450275B2 (ja) ネジ孔検査装置およびネジ孔検査方法
JPH05343495A (ja) 被処理物の移載装置
JP2007290001A (ja) ウォーム用平ダイス転造盤
JP2002035951A (ja) 被溶接部材位置検出方法およびその装置
JP4371313B2 (ja) 生産装置及び生産方法
JP2637345B2 (ja) コンクリ−ト製柱状体成形型枠の自動締緩装置、及び自動締緩装置の移動方法
KR100893665B1 (ko) 패널 접합 방법 및 장치
JP4118428B2 (ja) 電動式樹脂成形機の制御方法
JPH04367400A (ja) プレス制御方法及びその装置
JP3226944B2 (ja) ボートの設置状態検出方法及び半導体製造装置
JP2001096495A (ja) プレス加工方法及びプレス機械
JP2555866Y2 (ja) 自動ねじ締め機
JP3824038B2 (ja) 電動式ベンダの原点復帰方法およびその装置
US20220176596A1 (en) Control system for apparatus for taking out molded product
KR102050105B1 (ko) 로봇 주행부 정위치 확인장치
TW202218833A (zh) 控制複數承接件間距之機械手臂
JP2011083801A (ja) プレス機及びプレス機の下死点位置補正方法