JPH083898Y2 - 氷垂直搬送装置の放出部構造 - Google Patents

氷垂直搬送装置の放出部構造

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JPH083898Y2
JPH083898Y2 JP1340991U JP1340991U JPH083898Y2 JP H083898 Y2 JPH083898 Y2 JP H083898Y2 JP 1340991 U JP1340991 U JP 1340991U JP 1340991 U JP1340991 U JP 1340991U JP H083898 Y2 JPH083898 Y2 JP H083898Y2
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ice
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利枝 北埜
隆志 渡邊
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、比較的狭い空間で、角
氷等の氷を下方から上方へ搬送する氷垂直搬送装置に関
し、特にその放出部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的各辺の寸法が均一な直方体もしく
は立方体形状の角氷を製造する自動製氷機には、製造し
た多数の角氷を下部にある貯氷庫に一旦貯留しておき、
消費者もしくは使用者のニーズに応じ、上部の放出口か
ら所望量の角氷を放出すものがある。また、自動製氷機
により製造された角氷を別の位置にある別体の貯氷庫内
に運び入れ、同貯氷庫内の角氷を上述のように放出する
ものもある。このような限られた容積の貯氷庫において
用いられる氷垂直搬送装置はコンパクトなものが要求さ
れる。
【0003】本出願人は、2本の無端帯と、これ等に架
橋し且つ相互の間に氷収納空間を形成する多数の横バー
とを有するコンパクトな氷垂直搬送装置を先に出願した
(実願平1−142040号及び実願平1−14204
1号参照)。更に、氷放出部における氷がみを防止する
ため、水平な上部案内板を有する氷放出部を備えた氷垂
直搬送装置についても出願した(特願平2−66142
号)。
【0004】図4は、その要部である氷放出部を概念的
に示したものであり、一対の無端帯即ちチェーン1と多
数の横バー2とからなる無端搬送部材によって垂直方向
に下方から搬送されてきた氷aは、前カバー3と後側の
固定案内部材4との間を図示の屈曲部を経て、前カバー
3の水平な上端部の放出端3aから落下し、放出され
る。
【0005】図5は、図4に示した氷放出部に側部カバ
ー等を取り付けたものを図4の矢印Vの方向からみた部
分正面図であり、図6は、図5のVIーVI線に沿って若干
拡大して示す図である。両図において、前カバー3の水
平な上端部の両側には一対の側方ガイド板7が互いに平
行に設けられているが、同側方ガイド板7は、前カバー
3の放出端3aを越えてスプロケット5の近傍まで延
び、側方からの氷aの脱落を防止している。
【0006】放出部前方にあるガイドスプロケット5
は、軸6を介してフレーム9(図6)に支持され、チェ
ーン1の回転を案内している。隣接する横バー2、2の
間に入り横バー2に押されて前カバー3の水平な上端部
上を滑動してきた角氷aは、前述のように放出端3aか
ら落下する筈である。図5から分かるように、側方ガイ
ド板7の間隔Wは、所定の大きさの角氷aが例えば2個
並んで搬送されてきても、角氷aとの間に所定の隙間t
が残るように設定されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前述した先行技術の氷
垂直搬送装置において、搬送される角氷が所定の形状及
び大きさを保持している場合は、角氷aと側方ガイド板
7との間に上述の間隔もしくは隙間tが保たれて、問題
を生じない。しかし、角氷aは、温度や圧力の変化を受
けて融解もしくは崩壊し、元の形状を保持できず、異形
氷或は小片氷となったりすることがある。このような異
形氷や小片氷は、隣接する横バー2間において、例えば
図7に示すような状態で側方ガイド板7間に挟まる可能
性がある。このようになると、氷から側方ガイド板7に
大きな力が作用したり、この力により氷が融解して生じ
た水によって表面張力が生ずる場合がある。このような
場合には、氷は、放出端3aに達しても自重によっては
そこから落下放出されず、側方ガイド板7間を更に滑動
してスプロケット5の部分へ入り、氷がみを起こした
り、スプロケット5からのチェーン1の脱離を生じさせ
たりする不具合を生じやすい。
【0008】本考案は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、搬送した氷の放出が完全に行われ、氷がみ等の不
具合を起こさない氷垂直搬送装置の放出部構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の本考案によれば、循環走行自在に
配設された無端搬送部材と、同無端配設部材の長手方向
に沿って、その走行方向に交叉するように、互いに所定
の間隔で配設された多数の横バーとを有し、前記無端搬
送部材の走行経路の上方部位に氷放出部を形成した氷垂
直搬送装置は、その氷放出部が、無端搬送部材の下側走
行路の下方を同下側走行路に沿って延びると共に、氷の
落下を許容する放出端を有する放出案内板と、同放出案
内板の両側を無端搬送部材の下側走行路の側方に沿って
少なくとも前記放出端の近傍まで延びる先端部を有する
対の側方案内板とから構成されており、該側方案内板
の相互間隔がそれ等の前記先端部で拡大していることを
特徴としている。
【0010】また、上述の目的を達成するために、請求
項2に記載の本考案によれば、循環走行自在に配設され
た無端搬送部材と、同無端配設部材の長手方向に沿っ
て、その走行方向に交叉するように、互いに所定の間隔
で配設された多数の横バーとを有し、前記無端搬送部材
の走行経路の上方部位に氷放出部を形成した氷垂直搬送
装置は、その氷放出部が、無端搬送部材の下側走行路の
下方を同下側走行路に沿って延びると共に、氷の落下を
許容する放出端を有する放出案内板と、同放出案内板の
両側を無端搬送部材の下側走行路の側方に沿って平行に
延びる一対の側方案内板とから構成されており、該側方
案内板の先端は、放出案内板の放出端と実質的に同一位
置で終端していることを特徴としている。
【0011】
【作用】隣接する横バーの間に入った氷は、放出案内板
上に乗りながら且つ両側方案内板により案内されなが
ら、横バーに押されて放出案内板の先端にある放出端に
向かって搬送されてくるが、その際、氷が一ぱいに入っ
て両側方案内板間に挟持されてきても、放出案内板の放
出端で一対の側方案内板の先端部が外方に拡がっている
ので、或は放出端の位置で側方案内板の先端が終端して
いるので(換言すれば、放出端で側方案内板が外方に無
限大に拡大しているので)、氷は、確実に側方案内板か
ら離れ、従って自重で放出端から落下し、放出される。
【0012】
【実施例】次に、本考案の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。
【0013】図1は、本考案による氷垂直搬送装置の全
体構成を示す図であり、この氷垂直搬送装置は、下部の
水平搬氷部Aと、同水平搬氷部Aから上方に垂直(直角
である必要はない)に延びる垂直搬氷部Bと、若干上向
きに傾斜していてよい放出部Cとを有する。
【0014】上述の各部A、B、Cに沿って循環走行す
る無端帯即ちチェーン1、1は、搬送すべき氷の形状寸
法を考慮して定めた所定間隔の多数の横バー2により連
結されている。これ等のチェーン1及び横バー2からな
る無端搬送部材は、カバーを兼ねたフレーム9で囲ま
れ、同フレーム9の適所に支持されたガイドスプロケッ
ト5や、駆動歯車10a、10bにより駆動されるスプ
ロケット(図示せず)等や、その他のスプロケットや、
適宜なレール、ガイド8等により周回自在に支承されて
いる。駆動モータ11が駆動歯車10a、10bを回転
せしめ、これによりチェーン1及び横バー2が上述の各
部を周回して氷を搬送する。また、チェーン1、1の内
側には、横バー2を両側から挟んで、側方案内板7が向
き合って幅W1で設けられている。
【0015】図2は、氷放出部におけるチェーン1の下
側走行路を上から見て部分的に示す平面図で、同下側走
行路においてチェーン1は矢印の方向に進む。前カバー
3により画定される放出部の放出端3aは図示の位置に
あり、横バー2がチェーン1に取着される部分は、図示
のように小径部2aとなっており、側方案内板7には、
図5から諒解されるように、同小径部2aの走行を許容
するスリット(図示せず)が形成されている。
【0016】本考案の第1実施例によると、チェーン1
の内側にある側方案内板7は、図2の放出端3aの後側
(紙面で上側)の所定位置でその先端部が外側に階段状
に折れ曲がって巾W2 の拡大部7aを形成している。前
カバー3は、垂直搬氷部Bの上部から氷放出部Cにわた
ってチェーン1に沿って延び(図1)、氷放出部Cにお
いて実施例では水平な放出案内板となり、側方案内板7
の拡大部7aの先端の若干手前で放出端3aとなって終
端している。
【0017】尚、実施例では側方案内板7が上述のよう
に階段状に折れ曲がって拡大部7aを形成しているが、
側方案内板7の先端部に末広がり状にテーパを付けるこ
とにより拡大部7aを形成しても、また、アール部を付
けることにより拡大部7aを形成してもよく、これ等は
当業者が図2の実施例から容易に想到しうるので図示を
省略する。但し、最も好適な形態は階段状に形成するこ
とであり、かかる形態を選択することにより、放出端3
aにおける氷離れを良好にすることができる。また、側
方案内板7の双方に拡大部7aを形成しているが、どち
らか一方に形成するだけでもよい。
【0018】側方案内板7の先端は第1実施例では放出
端3aよりも前方即ち図2の紙面の下方に稍々延出して
いるが、このように延出しなければならない理由はな
く、例えば実質的に放出端3aの位置で終端していても
よいし、また、図6の従来例に示すようにスプロケット
5に向かって更に延びていてもよい。また、前述の所定
位置とは、例えば本実施例のように、側方案内板7間に
正常な角氷が最大2個入るような場合、1個の角氷の一
辺の寸法より若干大きい距離だけ放出端3aから奥に入
った位置でよいが、このような位置に限定されるもので
はなく、適宜変更可能である。
【0019】即ち、図3に示した本考案の第2実施例に
おいては、側方案内板7は、その先端が前カバー3の放
出端3aの位置で実質的に終端すると共に、同放出端3
aまで幅W1 で平行に延びており、かかる構成によって
も同様の作用効果を奏しうることは明らかである。ま
た、第1実施例と第2実施例とを組み合わせても実質的
に同様の作用効果が得られる。
【0020】上述の構成において、水平搬氷部Aで横バ
ー2、2の間に受け入れられた氷は、駆動モータ11に
よって駆動されるチェーン1及び横バー2によって、垂
直搬氷部Bを通って、氷放出部Cに至り、放出案内板3
の先端にある放出端3aから落下し、放出される。側方
案内板7に圧接していた氷a1、a2、a3、a4も、その
拡大部7aで離れ、或は放出端3aに対応する位置にあ
るその先端で離れ、放出端3aで落下する。
【0021】
【考案の効果】横バー2、2間に入る氷が、異形氷、小
片氷であって互いにせめぎ合い、側方案内板7に圧接
し、これに横力を作用していても、その拡大部7aで離
れるので、或は放出端3aの位置にある側方案内板先端
で離れ、放出端3aから完全に落下、放出され、氷がみ
やこれに起因する種々の不具合を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る氷垂直搬送装置の全体構成を示す
斜視図。
【図2】図1の氷垂直搬送装置の要部を示す本考案の第
1実施例の部分平面図。
【図3】本考案の第2実施例の図2に相当する部分平面
図。
【図4】先行技術の氷垂直搬送装置の放出部を一部断面
で示す部分側面図。
【図5】図4の放出部を線Vに沿って見た矢視図。
【図6】図5のVIーVI線に沿って見た拡大部分側面図。
【図7】先行技術の不具合を説明するための図5に相当
する図。
【符号の説明】
1 チェーン(無端搬送部材) 2 横バー(無端搬送部材) 3 前カバー(放出案内板) 3a 放出端 7 側方案内板 7a 拡大部(側方案内板の先端部) C 氷放出部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環走行自在に配設された無端搬送部材
    と、同無端配設部材の長手方向に沿って、その走行方向
    に交叉するように、互いに所定の間隔で配設された多数
    の横バーとを有し、前記無端搬送部材の走行経路の上方
    部位に氷放出部を形成した氷垂直搬送装置において、前
    記氷放出部が、前記無端搬送部材の下側走行路の下方を
    同下側走行路に沿って延びると共に、氷の落下を許容す
    る放出端を有する放出案内板と、同放出案内板の両側を
    前記無端搬送部材の下側走行路の側方に沿って少なくと
    も前記放出端の近傍まで延びる先端部を有する一対の側
    方案内板とから構成されており、前記側方案内板の相互
    間隔がそれ等の前記先端部で拡大していることを特徴と
    する氷垂直搬送装置の放出部構造。
  2. 【請求項2】循環走行自在に配設された無端搬送部材
    と、同無端配設部材の長手方向に沿って、その走行方向
    に交叉するように、互いに所定の間隔で配設された多数
    の横バーとを有し、前記無端搬送部材の走行経路の上方
    部位に氷放出部を形成した氷垂直搬送装置において、前
    記氷放出部が、前記無端搬送部材の下側走行路の下方を
    同下側走行路に沿って延びると共に、氷の落下を許容す
    る放出端を有する放出案内板と、同放出案内板の両側を
    前記無端搬送部材の下側走行路の側方に沿って平行に延
    びる一対の側方案内板とから構成されており、該側方案
    内板の先端は、前記放出案内板の放出端と実質的に同一
    位置で終端していることを特徴とする氷垂直搬送装置の
    放出部構造。
JP1340991U 1991-03-11 1991-03-11 氷垂直搬送装置の放出部構造 Expired - Lifetime JPH083898Y2 (ja)

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