JPH083877Y2 - 高温さし湯機能を有する給湯器 - Google Patents

高温さし湯機能を有する給湯器

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JPH083877Y2
JPH083877Y2 JP1989080100U JP8010089U JPH083877Y2 JP H083877 Y2 JPH083877 Y2 JP H083877Y2 JP 1989080100 U JP1989080100 U JP 1989080100U JP 8010089 U JP8010089 U JP 8010089U JP H083877 Y2 JPH083877 Y2 JP H083877Y2
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hot water
water supply
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control valve
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清 福沢
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株式会社ガスター
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高温さし湯機能を有する給湯器に係り、特
に、高温さし湯状態から通常の給湯状態に移行する作動
が迅速にかつ安定して行われるように改良した高温さし
湯機能つき給湯器に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は高温さし湯機能つき給湯器の従来例を示す水
系統図である。
1は給水を供給する給水管であり、2は給湯栓やシャ
ワーなど(図示せず)に接続された給湯管である。
説明の便宜上、給水管1の下流端に当たる点aを分流
点と呼び、給湯管2の上流端に当たる点bを合流点と呼
ぶ。
上記分流点aと合流点bとの間に、熱交換器3と三方
弁4とをシリーズに接続した加熱回路cが設けられ、か
つ、上記加熱回路cとパラレルに、分流点aと合流点b
との間に第1の電磁弁(I)5を有するバイパス管路d
が設けられている。
T1は給水温度検出用のセンサ、T2は出湯温度検出用の
センサであり、F1は前記加熱回路cの流量を検出するフ
ローセンサ、F2は給湯管2内の流量を検出するフローセ
ンサである。
8は風呂の浴槽(図示せず)に高温さし湯を供給する
ための浴槽配管で、三方弁4から分岐し、第2の電磁弁
(II)6と逆止弁7とが設けられている。
Mは三方弁4を駆動するギャーモーターである。
前記の各センサの出力信号は図示しないマイクロコン
ピュータよりなる自動制御装置に入力され、該自動制御
装置は第1の電磁弁(I)5、及び第2の電磁弁(II)
6、並びに三方弁4を次のように開閉作動させる。
第6図は高温さし湯状態を示す。三方弁4は浴槽配管
8と熱交換器3とを連通させ、電磁弁(II)6は開かれ
ている。
給水は熱交換器3で加熱されて熱湯となり、三方弁4,
電磁弁(II)6を経て浴槽配管8に送出され、高温(例
えば80℃)のさし湯が風呂の浴槽に供給される。太細で
描いた管路は通水している管路を表わしている。
第7図は給湯状態を示し、前記の高温さし湯状態(第
6図)から給湯状態に移行して安定した後の状態を描い
てある。
給水は熱交換器3,三方弁4を通って給湯管2に送出さ
れる。該給湯管2内の流量はフローセンサF1,F2で検出
されて図示しない自動制御装置に入力され、該自動制御
装置は図示しないバーナの燃焼状態を制御して、出湯温
度センサT2の出力信号が設定温度(例えば40℃)となる
ように制御する。
第6図の高温さし湯状態において、例えば給湯管2の
末端に接続されているシャワーのバルブ(図示せず)が
開かれると、給湯管2に設けられているフローセンサF2
がこれを検知する。
上記フローセンサF2の出力信号を受けた自動制御装置
(図示せず)は、第8図に示すような過渡状態となるよ
うに各弁を作動させる。即ち、熱交換器3で加熱され、
三方弁4を通った高温の湯と、電磁弁(I)5をバイパ
スした低温の水とを合流点bで混合させて給湯管2に送
出する。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上に説明した従来例の高温さし湯機能を有する給湯
器においては、高温さし湯状態から給湯状態に移行する
途中の過渡状態で、熱湯と冷水とを混合させて給湯管に
送出するが、高温さし湯状態から給湯状態への切替えを
迅速,円滑に移行させることが困難であった。
その理由は次の如くである。
熱交換器3は相当の熱容量を有しているので、バーナ
の燃焼状態を抑制しても出湯温度が直ちには低下しな
い。
このため、フローセンサF2が通水を検知してから三方
弁4を給湯管2側に切り替えるまでの間に、バイパス管
路dの電磁弁(I)5を流通した冷水が給湯管2に送出
される。
こうした理由により、第6図に示した高温さし湯状態
から第7図に示した給湯状態に切り替って安定するまで
の間に、例えば60秒移間程度の不安定な時期があり、こ
の時期には使用者にとって冷た過ぎる水が出て不快感を
与える虞が有る。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、高温さ
し湯状態から給湯状態への移行を速やかに行うことがで
き、しかも移行の過渡期においても適温の湯を給湯管に
供給することができ、特に該過渡期に冷水のみが給湯管
に送出される虞の無い高温さし湯機能つきの給湯器を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための構成について、本考案の
一実施例に対応する第1図を参照しつつ次に述べる。
給水管1と給湯管2との間に熱交換器3と制御弁12と
をシリーズに接続した加熱回路cが設けられている。上
記の制御弁12は、最小流量が零にならない構造の流量制
御弁である。
浴槽配管8は、第2の電磁弁(II)6を介して流量制
御弁12の下流側に接続される。
前記の流量制御弁12及び電磁弁(II)6に対してパラ
レルに、熱交換器3と浴槽配管8との間に第3の電磁弁
(III)9を接続する。
この電磁弁(III)は、図示しない自動制御装置によ
って、高温さし湯状態で閉じられ、過渡状態で開かれ、
給湯状態で閉じられる。
そして、前記の流量制御弁12に対してパラレルに、熱
交換器3と給湯管2との間に第4の電磁弁(IV)10及び
逆止弁11を接続する。
上記の電磁弁(IV)と逆止弁とは相互にシリーズに接
続されるとともに、これら電磁弁(IV)10と逆止弁11と
を含む管路は流量制御弁12に対してパラレルに熱湯補充
用のバイパス回路hを形成している。
前記の電磁弁(IV)は図示しない自動制御装置によ
り、高温さし湯状態で閉じられ、過渡状態で開かれる。
〔作用〕
上記の手段によれば、高温さし湯状態から過渡状態に
なったとき、第3の電磁弁(III)が開かれるので熱交
換器3に大量の水が流通する。このため該熱交換器3の
温度が急速に低下し、給湯状態への移行が促進される。
また、流量制御弁12は最小流量が零にならない構造で
あり、かつ浴槽配管8は第2の電磁弁(II)を介して流
量制御弁12の下流側に接続されているので、高温さし湯
状態において該流量制御弁12の下流側まで熱湯が来てい
る。このため、過渡状態になった直後に給湯管2から冷
水が出るという不具合が緩和される。
さらに、過渡状態になると第4の電磁弁(IV)が開か
れて熱湯が流れ、合流点bでバイパス回路dからの冷水
と混合して適温の温湯となり、給湯管2に送り出される
ので、上記の過渡状態における流量制御弁の作動遅れに
相当する期間も、冷水のみが給湯管に送出されることが
無い。
このようにして、高温さし湯状態から速やかに給湯状
態に移行し、しかも移行中の過渡状態においても給湯管
に適温の温湯が供給される。
〔実施例〕
第1図は本考案の高温さし湯機能を有する給湯器の一
実施例を示す系統図である。
この実施例は第5図に示した従来例に本考案を適用し
て改良した1例であって、第5図と同じ図面参照番号を
付したものは前記従来例におけると同様の構成部分であ
る。
次に、本考案を適用した構成部分について説明する。
給水管1と給湯管2との間に、熱交換器3と流量制御
弁12とをシリーズに接続した加熱回路cを設ける。上記
の流量制御弁12は、最小流量が零にならない構造であ
る。
浴槽配管8は、第2の電磁弁(II)6を介して上記流
量制御弁12の下流側に接続する。
図示しない自動制御装置により、高温さし湯状態のと
きは閉じられ、過渡状態では開かれ、給湯状態になると
閉じられる第3の電磁弁(III)9を、熱交換器3の下
流側と浴槽配管8との間に接続する。これにより上記の
電磁弁(III)は、前記の流量制御弁12および電磁弁(I
I)とパラレルになり、この電磁弁(III)を含む放熱回
路g(太線で示す)が構成される。
さらに、図示しない自動制御装置により、高温さし湯
状態では閉じられ、過渡状態で開かれる第4の電磁弁
(IV)10と、逆止弁11とをシリーズに接続した熱湯補充
回路hを構成し、この熱湯補充回路h(太線で示す)を
前記の流量制御弁12に対してパラレルに接続する。
第2図は高温さし湯状態を示し、通水している管路を
太線で描いてある。
給水管1から供給された水は熱交換器3を通って加熱
され、流量制御弁12および電磁弁(II)6を通って浴槽
配管8に送出される。
上記の通水の温度は温度センサT1,T2によって検出さ
れ、流量はフローセンサF1によって検出され、これらの
検出信号は図示しない自動制御装置に入力される。
該自動制御装置は、出湯側の温度センサT2の信号値が
高温さし湯設定温度(本例では80℃)となるように、流
量制御弁12の開度および図示しないバーナーの燃焼状態
を制御する。
第2図に示した高温さし湯状態において、給湯管2の
末端部の給湯栓(図示せず)が開かれると、該給湯管2
内の流水がフローセンサF2で検出され、前記の自動制御
装置により電磁弁(III),同(IV)が開かれて第3図
に示した過渡状態となる。
この状態では電磁弁(III)が開かれるので、流量制
御弁12の作動状態と関係なく大量の流水が熱交換器3,電
磁弁(III)を通って浴槽配管8に送出され、熱交換器
3の温度が急速に低下して給湯状態への移行を促進す
る。
一方、電磁弁(IV),逆止弁11、及び流量制御弁12を
通って、比較的高温の湯が合流点bに流れ、電磁弁
(I)を通ってきた冷水と混合して適温の温湯となり、
給湯管2に送出される。
この作動により、過渡期間中におて給湯管2に送出さ
れる湯の温度が大きいバラツキを示さず、適温の温湯が
給湯管に送出される。
前記の流量制御弁12は、その最小流量に絞られていて
も締め切られることは無いので、給湯管2の末端に設け
られている水栓(図示せず)が開かれて該給湯管2内に
通水とが発生すると同時に、高温の湯の一部が合流点b
に向かって流れる。このため、給湯管2の末端から長時
間(数十秒程度)にわたって冷水が出るといった不具合
を生じる虞が無い。
前述の如く電磁弁(III)を流れる大流量の水によっ
て熱交換器3の温度が低下し、出湯側の温度センサT2
よる検出温度が給湯設定温度(本例では40℃)に近づく
と電磁弁(II),同(III)が閉じられ、数秒後に電磁
弁(I)が閉じられて、第4図に示す給湯状態となる。
給水管1から供給された給水の全量は太線で示した管
路を通り、熱交換器3,流量制御弁12を経て給湯管2に送
出される。この給湯状態における水温は温度センサT1
T2によって検出され、流量はフローセンサF1,F2によっ
て検出され、これらの検出値を入力された自動制御装置
が流量制御弁及びバーナー(図示せず)の燃焼状態を制
御し、出湯側の温度センサT2が給湯設定温度(40℃)を
保つように制御する。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案に係る高温さし湯機能
を有する給湯器によれば、高温さし湯状態から給湯状態
への移行が迅速かつ円滑に行われ、しかも移行の過渡期
間中においても安定した適温の温湯が給湯管に供給さ
れ、特に上記の過渡期間中において冷水のみが給湯管に
送り出されて使用者に不快感を与える虞が無い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
従来例との相異を説明するための水系統図、第2図は高
温さし湯状態を描いた水系統図、第3図は過渡状態を描
いた水系統図、第4図は給湯状態を描いた水系統図であ
る。 第5図乃至第8図は従来例の給湯器を示し、第5図は基
本配管を描いた水系統図、第6図は高温さし湯状態を描
いた水系統図、第7図は給湯状態を描いた水系統図、第
8図は過渡状態を描いた水系統図である。 1……給水管、2……給湯管、3……熱交換器、4……
三方弁、5……第1の電磁弁(I)、6……第2の電磁
弁(II)、7……逆止弁、8……浴槽配管、9……第3
の電磁弁(III)、10……第4の電磁弁(IV)、11……
逆止弁、12……流量制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管と給湯管との間に熱交換器と制御弁
    とをシリーズに接続した加熱回路が設けられるととも
    に、上記の加熱回路とパラレルに第1の電磁弁を有する
    バイパス回路が設けられ、かつ、上記加熱回路の熱交換
    器の下流側から分岐して該熱交換器を通った湯を浴槽に
    導く、第2の電磁弁を有する浴槽配管が設けられてい
    て、 前記第1,第2の電磁弁及び制御弁が自動制御装置によっ
    て作動せしめられて、 熱交換器で加熱された熱湯を浴槽配管に送出する高温さ
    し湯状態と、 熱交換器で加熱された温湯を給湯管に送出する給湯状態
    と、 前記の高温さし湯状態から給湯状態に移行する過程で、
    前記熱交換器で加熱された湯と前記バイパス回路を流通
    した水とを混合せしめて給湯管に送出する過渡状態との
    三種類の状態に切り替えられる給湯器において、 前記の加熱回路(c)に接続された制御弁は、熱交換器
    の下流側に位置して、通水流量を零ならしめることなく
    制御する流量制御弁(12)であり、 前記の浴槽配管は、前記加熱回路に設けられている流量
    制御弁の下流側から分岐しており、 上記の流量制御弁および第2の電磁弁(6)に対してパ
    ラレルに、熱交換器と浴槽配管との間に接続されて、高
    温さし湯状態で閉じられ、過渡状態で開かれ、給湯状態
    で閉じられる第3の電磁弁(9)を有する放熱回路
    (g)を具備し、かつ、 前記流量制御弁に対してパラレルに、熱交換器と給湯管
    との間に接続されて、高温さし湯状態で閉じられ、過渡
    状態で開かれる第4の電磁弁(10)、及び上記第4の電
    磁弁とシリーズに接続された逆止弁(11)を有する熱湯
    補充回路(h)を具備することを特徴とする、高温さし
    湯機能を有する給湯器。
JP1989080100U 1989-07-10 1989-07-10 高温さし湯機能を有する給湯器 Expired - Lifetime JPH083877Y2 (ja)

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