JPH0838565A - 按摩機 - Google Patents

按摩機

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Publication number
JPH0838565A
JPH0838565A JP19748094A JP19748094A JPH0838565A JP H0838565 A JPH0838565 A JP H0838565A JP 19748094 A JP19748094 A JP 19748094A JP 19748094 A JP19748094 A JP 19748094A JP H0838565 A JPH0838565 A JP H0838565A
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JP
Japan
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shaft
massaging
swash plate
moving
cams
Prior art date
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Application number
JP19748094A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamauchi
広幸 山内
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、丈夫で多機能に動作する揉子を備
える按摩機において、揉子の移動位置制御を確実に行う
ことができる構造の按摩機を提供することである。 【構成】 第1軸1に斜板カム7a、7bを介して取り
付けられるアーム8a、8bを備えて揉子15a、15
bを備え、第2軸1を偏心軸で構成すると共に斜板カム
7a、7bを回転方向に押動するカム9a、9bを構成
し、第3軸3をネジ軸で構成すると共に移動部材10
a、10bを螺合して斜板カム7a、7bおよびカム9
a、9bを軸方向に移動させるように構成し、移動部材
10a、10bの移動方向における位置を計測する位置
計測器32を備え、位置計測器32の信号によって移動
部材10a、10bの位置を制御することを特徴とする
按摩機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揉子が椅子の背もたれ
部分に突出して揺動する按摩機に関する。
【0002】
【従来の技術】揉子が椅子の背もたれ部分に突出して揺
動する按摩機は、少なくとも2本の平行する軸にアーム
を備え、このアームの一端に揉子を備えて揺動させるよ
うに構成されている。この様な按摩機は、特公平2−4
9741号公報に記載されるように揉子を多機能に揺動
させるために、複雑な駆動機構を構成しなければならな
いといった問題を有していた。特に、この公報に示され
る按摩機では、クラッチやベルトを介して多機能の動作
を切り換えるように構成しているため、ベルトのテンシ
ョン等の調整を要するものであり、組み立て上不利な構
造であった。また、電動機の回転方向を切り換えて異な
る揉子の動作を得る場合、ベルトなどによって連結され
る他の機能部分まで、回転方向が切り換えられることに
なるため、揉子の多機能な動作が制限されることになっ
た。さらに、ベルトやクラッチを介して伝達機構を構成
することによって駆動源の電動機の数を少なくすること
ができるものの、動作中の振動や衝撃によってベルトが
脱落するなどの恐れがあり、十分な調整と丈夫な構造が
要求されるものであり、構造上の設計に十分な配慮を要
するものであった。
【0003】また、2個の揉子を対にして備えると人体
の右側と左側を同時に按摩できるため、揉子を2個備え
ることが多いが、この場合、肩の部分と背中あるいは腰
の部分等、按摩する位置によって幅方向における適切な
位置が異なるため、この2個の揉子の間隔を調整できる
ように構成しなければならない。従来は、揉子を左右に
移動可能にして2個の揉子の間隔が任意に調整できるよ
うに構成されていたが、移動方向にリミットスイッチを
備えなければ端部まで移動して破損することがあった。
また、リミットスイッチの位置を原点として移動位置の
調整を行うと、停電などの障害によって原点の位置の記
憶がなくなった場合、リミットスイッチの位置まで移動
して初期設定を行う必要を生じた。あるいは、揉子の幅
に限って手動で任意の位置に調整することが必要であっ
た。しかしながら、手動の操作は、慣れない老人などに
は、不得手な操作となり、好まれるものではなかった。
そして、各部の按摩をプログラム的に順次行うようにマ
イクロコンピュータを用いて自動的に操作することがで
きなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な事
情に鑑みてなされたものであり、多機能に動作する揉子
を備える按摩機において、組み立てが簡単で、揉子の幅
を調整することが停電などの障害の影響を受けることな
く、容易確実に行え、あるいは自動で運転できるように
構成することが可能になる按摩機を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれ平行
に配設された第1軸、第2軸および第3軸を備え、この
第1軸に斜板カムを介して取り付けられるアームを備
え、このアームの一端に揉子を備え、前記第2軸を偏心
軸で構成すると共に前記斜板カムを回転方向に押動する
カムを構成し、前記第3軸をネジ軸で構成すると共に移
動部材を螺合し、この移動部材で前記斜板カムおよび前
記カムを軸方向に移動させるように構成し、さらに、こ
の移動部材の移動方向における位置を計測する位置計測
器を備え、この位置計測器の信号によって前記移動部材
の位置を制御することによって課題を解決している。
【0006】
【作用】第1軸および第2軸が回転すると斜板カムおよ
びカムが動作して揉子が揺動する。そして、第3軸が回
転することにより移動部材が軸方向に移動することにな
り、移動部材の位置は、位置計測器が逐次検出し、この
信号によって移動部材の位置が明確になるため、停止あ
るいは、任意の方向への移動が可能になり、プログラム
的に自動処理することができる。また、随時移動部材の
位置を計測することができるため、初期設定を要するこ
とがなく、停電などの障害を受けることがない。
【0007】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明における按摩機の要部であ
る駆動ユニットの構造を示す要部斜視図である。図2
は、斜板カムの動作を示すための要部の側面図である。
図3は、駆動ユニットが昇降する状態を示す按摩機の縦
断面図である。図4は、コントローラの操作面を示す図
である。図5は、制御回路の概略を示す図である。図6
は、移動部材の位置を計測する位置計測器の構造を示す
要部の側面図である。
【0008】図1において、按摩機の駆動ユニットは、
第1軸1、第2軸2および第3軸3からなる3本の軸に
それぞれ電動機4、5、6が連結されており、それぞれ
の電動機4、5、6には、減速機が介在されており、3
本の第1軸1、第2軸2および第3軸3は、それぞれ所
定の回転数で回転するように構成されている。第1軸1
には、2個を一対とする斜板カム7a、7bが備えられ
ており、第1軸1が回転することにより、斜板カム7
a、7bが揺動するように構成されている。そして、斜
板カム7a、7bには、それぞれアーム8a、8bが取
り付けられており、このアーム8a、8bの一方の端部
である先端には、それぞれ揉子15a、15bが取り付
けられて按摩を行うように構成されている。さらに、第
2軸2が偏心軸で構成されると共にアーム8a、8bの
他方の端部となる斜板カム7a、7bの部分との間に連
結杆16a、16bが懸架されてカム9a、9bが形成
されており、斜板カム7a、7bのアーム8a、8bの
取り付け部分とは反対側の端部を第2軸2の回転によっ
て押動するように構成されている。
【0009】このため、斜板カム7a、7bは、第1軸
1の回転によって斜板カム7a、7bの傾動分だけ揺動
すると共に第2軸2の回転によって他端が押動されるた
め、アーム8a、8bの一方の端部が第1軸1に直交す
る方向へ上下の運動を行い、叩きの動作を行うことがで
き、第1軸1と第2軸2とが同時に回転し、これらの動
作を複合すると、アーム8a、8bの先端部分は、叩き
ながら楕円運動を行うことになり、第1軸1の回転数と
第2軸2の回転数とが異なる場合、波状に叩きと楕円運
動を行うことができるように構成されている。
【0010】さらに、第3軸3は、ネジ軸で構成されて
おり、このネジ軸に一対の移動部材10a、10bが螺
合されており、第3軸3を形成するネジ軸のネジは、左
右異なるネジ方向に形成されており、螺合されている移
動部材10a、10bは、それぞれ異なるネジ軸に対応
するように螺合されている。このため、移動部材10
a、10bが第3軸3の回転方向によって左右の異なる
方向へそれぞれ移動するように構成されている。そし
て、移動部材10a、10bは、斜板カム7a、7bと
カム9a、9bと一体になるように連結されており、移
動部材10a、10bの移動によって斜板カム7a、7
bおよびカム9a、9bが軸方向に移動されるように構
成されている。
【0011】また、この実施例においては、第4軸11
が備えられており、電動機12によって回転されるよう
に構成されており、この第4軸11の両端部には、ピニ
オン13a、13bが取り付けられており、図示されな
い後述のラックに沿って昇降できるように構成されるも
のである。
【0012】第1軸1、第2軸2、第3軸3および第4
軸11は、両側に配設される側板14a、14bによっ
て回転自在に支持されており、さらに、側板14a、1
4bの外側は、電動機4、5、6、12を支持するよう
に構成されている。また、側板14a、14bは、それ
ぞれ対称的な構造になっており、合計4個の電動機4、
5、6、12は、2個づつ左右に分散して取り付けられ
ており、ピニオン13a、13bから見た場合、重量が
均等になるように構成されている。さらに、電動機4、
5、6、12と同じく側板14a、14bには、検出部
45、46が取り付けられている。この検出部45、4
6は、図示されないラックのドッグによって動作するよ
うに構成されている。
【0013】図2において、第1軸1に斜板カム7aが
備えられており、斜板カム7aと第1軸1との間で回転
できるように構成されており、第1軸1と斜板カム7a
との間における軸心が傾斜するように構成されている。
そして、斜板カム7aの一端には、アーム8aが取り付
けられており、アーム8aの先端部分には、揉子15a
が備えられており、按摩を行うように構成されている。
さらに、斜板カム7aの他端と偏心軸で構成される第2
軸2との間には、連結杆16aが懸架されており、第2
軸2が回転することにより、連結杆16aが斜板カム7
aの他端を押動するように構成されたカム9aが形成さ
れている。また、カム9aは、第2軸2に対して回転で
きるように構成されており、第2軸2が偏心軸で構成さ
れることにより、その偏心量だけ連結杆16aが斜板カ
ム7aの他端を押引動作するように構成されている。斜
板カム7aは、連結杆16aに他端が押されることによ
り、アーム8aの先端の揉子15aを上下に往復動させ
るものであり、同時に第1軸1が回転することにより、
揉子15aが軸方向に揺動するため、これらの2つの動
作を組み合わせて任意の動作を形成できるように構成さ
れている。また、連結杆16aと斜板カム7aとの結合
は、ボール軸受17aを介して行われており、斜板カム
7aの複雑な動作に自在に対応できるように構成されて
いる。また、第3軸3には、移動部材10aが螺合され
ており、移動部材10aは、斜板カム7aおよびカム9
aと一体になり、両者を軸方向に移動するように構成さ
れている。 そして、移動部材10aには、位置を計測
する位置計測器32が備えられており、この位置計測器
32は、フレーム50との間に備えられ、移動部材10
aに検出器30a設けて、移動部材10aの位置を検出
するように構成されている。そして、この位置計測器3
2は、フレーム50側に露出した抵抗体が備えられてお
り、この抵抗体に検出器30aが摺動して位置を測定す
るように構成されている。さらに、この位置の検出は、
1本の抵抗体に2個の移動部材10a、10bの検出器
30a、30bが相対的に摺動しながら移動すると両者
間の距離が変化するため、変化する抵抗値から後述のマ
イクロコンピュータによって両者間の位置を演算できる
ように構成されている。また、この検出器30a、30
bは、位置計測器32の抵抗体に摺動して電気的に接続
状態を維持することができるカーボンブラシ等で形成さ
れている。
【0014】図3において、按摩機は、ピニオン13a
がラック18に噛合しており、電動機12によって第4
軸11を回転することにより昇降が自在になっている。
そして、ラック18は、椅子19の背部に取り付けられ
るように構成されており、椅子19に取り付けられた
後、揉子15aが椅子19に凭れる人の背部を按摩する
ように構成されている。さらに、ラック18の上部は、
凭れる人の首や肩等の背部に馴染むように少し曲げられ
ている。また、ラック18は、下部で折れ曲がりリクラ
イニング動作するように構成されている。
【0015】図4は、4個の電動機4、5、6、12を
自在に操作することができる制御用のコントローラ37
であり、操作面に操作用の押しボタンが複数備えられて
おり、主として手動運転用に、連続動作ボタン20、部
分動作ボタン21、揉み上げ動作ボタン22、揉み下げ
動作ボタン23、叩き動作ボタン24、複合動作ボタン
25が備えられ、主としてプログラムによる自動運転用
に、全身按摩動作ボタン26、肩部按摩動作ボタン2
7、腰部按摩動作ボタン28、揉子15a、15bの高
さ方向の位置を調整することができる高位置ボタン2
9、中位置ボタン30、低位置ボタン31が備えられ、
さらに、その他の調整用に、上下昇降動作ボタン32、
動作速度調整ボタン33、揉子15a、15aの間隔を
調整する幅調整ボタン34、電源投入ボタン35および
脚部操作ボタン36がそれぞれ備えられている。
【0016】図5は、図4に示されるコントローラ37
によって操作される各モードを実行するための制御回路
の構成が示されており、コントローラ37は、マイクロ
コンピュータ38に接続されており、マイクロコンピュ
ータ38には、各電動機4、5、6、12にそれぞれ運
転信号を発して各モードの動作を行わせるように構成さ
れている。さらに、これらのマイクロコンピュータ38
による動作とコントローラ37による操作の関係は、プ
ログラム的に処理されるよう構成されている。
【0017】図6において、按摩機は、フレーム50の
第3軸3と平行する部分に位置計測器32が備えられて
おり、この位置計測器32は、フレーム50側が露出す
る抵抗体で構成されると共にカーボンブラシ等の摺動し
て電気的に接続可能な検知器30a、30bが移動部材
10a、10bに取り付けられて構成されている。そし
て、移動部材10a、10bが位置計測器32の抵抗体
に摺動して移動することにより、両者間の抵抗値を計測
するように構成されている。
【0018】この様な構成において、按摩機は、第1軸
1が回転すると斜板カム7a、7bを介してアーム8
a、8bが第1軸1とほぼ平行に揺動する。そして、第
2軸2が回転するとカム9a、9bがこの連結杆16
a、16bを介してアーム8a、8bの他端となる斜板
カム7a、7bの端部を押引動作することになるため、
斜板カム7a、7bがアーム8a、8bの一端を第1軸
とは直交する方向へ揺動することになる。さらに、ま
た、第3軸3が回転することによって移動部材10a、
10bを介してアーム8a、8bが第1軸1と平行に移
動することになる。このため、アーム8a、8bの一端
に備えられた揉子15a、15bが第1軸に平行および
直交方向の運動を行うことになり、さらに、軸方向へ移
動することができるといった動作を行うことができる。
そして、この様な動作は、マイクロコンピュータ38に
よって制御されるように構成されているため、コントロ
ーラ37に備えられた押しボタンを押すといった操作で
4個の電動機4、5、6、12をそれぞれ任意に運転制
御して揉子15a、15baを自在に運動させることが
できる。
【0019】この様な揉子15a、15bの運動は、第
1軸1の回転によって斜板カム7a、7bが揉子15
a、15bをほぼ第1軸1の軸方向へ揺動させるため、
電動機4のみを回転させることにより、揉子15a、1
5bが揉みの動作を行うことができる。この場合、揉子
15a、15bは、斜板カム7a、7bの他端がカム9
a、9bの連結杆16a、16bに支持されており、第
2軸2が回転しなければ連結杆16a、16bの第2軸
2側が固定されているため、カム9a、9bの第2軸2
側を起点にして連結杆16a、16bに支持されること
になる。このため、斜板カム7a、7bの傾動によって
斜板カム7a、7bが少し回転されることになる。従っ
て、アーム8a、8bの先端に備えられた揉子15a、
15bは、軸方向の運動と共に幾らか上下運動を伴うこ
とになることから楕円運動となり、揉子15a、15b
は、椅子19に凭れている人の背部を揉み上げるように
動作することになる。そして、電動機4の回転方向を反
対にすることにより、揉子15a、15bは、その楕円
運動が反対方向に回転するようになるため、揉み下げの
運動を行うことになる。この様な揉み上げ、あるいは揉
み下げの運動は、コントローラ37の押しボタンである
揉み上げ動作ボタン22を押せばマイクロコンピュータ
38によってプログラム的に電動機4のみを一方へ回転
させるように制御される。さらに、揉み下げ動作ボタン
23を押せば、電動機4は、逆転して揉み下げの動作を
行うことになる。
【0020】また、第2軸2のみを回転するように電動
機5のみを回転させることにより、カム9a、9bのみ
が動作することになり、連結杆16a、16bを介し、
斜板カム7a、7bが第1軸1の回転方向へ回動するこ
とになり、揉子15a、15bは、上下に揺動すること
になる。この様な揉子15a、15bの動作を得るに
は、コントローラ37の叩き動作ボタン24を押せば、
マイクロコンピュータ38によって電動機5のみを回転
させることができるように動作する。また、複合動作ボ
タン25を押すことにより、第1軸1および第2軸2を
回転させる電動機4、5がそれぞれ回転することにな
り、揉子15a、15bは、上下運動と共に回転運動を
行うことになり、効果的な按摩を施すことができるよう
になる。
【0021】そして、電動機4、5の回転数を変化させ
るとこれらの運動の速度が変化することになり、動作速
度調整ボタン33を押すことにより、マイクロコンピュ
ータ38が電動機4、5の回転数を制御して運動速度を
変化させることができる。さらに、上下昇降動作ボタン
32を押すことにより、電動機12が回転し第4軸11
のピニオン13a、13bが回転してラック18に沿っ
て揉子15a、15bの位置が上下に移動するように操
作することができる。この様な各部の動作は、コントロ
ーラ37の操作面に示されているようにそれぞれマイク
ロコンピュータ38が4個の電動機4、5、6、12を
任意に制御して指示された動作を得るように動作するも
のである。
【0022】この様な揉子15a、15bの動作は、第
1軸1、第2軸2および第3軸3をそれぞれ独立して設
けられた電動機4、5、6、12と、この独立して設け
られた電動機4、5、6、12の個別の動作が組み合わ
せられて発生するものであり、正転および逆転で揉子1
5a、15bを反対の方向に動作させることができる
他、それぞれの電動機4、5、6、12の回転数を制御
することにより、揉子15a、15bの多様な運動が可
能になるものである。
【0023】この様な揉子15a、15bの多様な運動
は、人の体を按摩するのには、極めて都合がよく、ま
た、この様な多様な運動の選択をマイクロコンピュータ
38でプログラム的に行なうことにより、操作が容易に
なると共に各種の動作を自動運転することが可能とな
り、機械で按摩する感触を和らげることができ、効果的
な按摩を実現することができるものである。そして、第
3軸3を回転させることにより、第3軸3がネジ軸で構
成されており、そのネジが対称的に形成されているた
め、それぞれのネジ部分に螺合する2個で一対になって
いる移動部材10a、10bが第3軸3の回転方向によ
って相互に近寄る、あるいは離れる方向に移動する。こ
の時、移動部材10a、10bに備えられた検出器30
a、30bがフレーム50に備えられた位置計測器32
の抵抗体に摺動しているため、移動部材10a、10b
の位置を検出し演算することができ、この信号から任意
に電動機6を制御して移動部材10a、10bの移動位
置を制御することができる。
【0024】この様な位置計測器32から得られる信号
は、マイクロコンピュータ38によって移動部材10
a、10bの任意の位置を得るために電動機6を制御す
るものであり、マイクロコンピュータ38による制御
は、コントローラ37の所定の操作による指示で決定さ
れるものであり、移動部材10a、10bを操作するの
は、揉子15a、15bの幅を調整する場合に操作され
るものである。また、位置計測器32による移動部材1
0a、10bの位置は、検出器30a、30bの間隔か
ら得られる両者間の抵抗値から演算すればよく、マイク
ロコンピュータ38によって簡単に計算できる。そし
て、この計算結果によって電動機3を正転あるいは逆転
し、移動部材10a、10bの位置を設定することがで
きる。また、移動部材10a、10bの位置制御を行う
のに初期設定を行う必要がなく、随時その位置を知るこ
とができるので、初期状態から移動部材10a、10b
の位置を記憶して制御する必要がなくなる。もちろん、
移動部材10a、10bを任意に移動させる場合、幅調
整ボタン34を操作することにより、揉子15a、15
bの希望する幅を自在に調整することができるように構
成されている。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、丈夫で多機能に動作す
る揉子を備える按摩機が構成でき、しかも、移動部材の
移動位置の制御を確実に行うことができるため揉子の幅
を任意に設定することができ、プログラム的に処理され
る自動運転が可能であり、停電などの障害が発生して
も、初期設定を行う必要がなく、信頼性の高い構造の按
摩機を提供することができ、その効果は、極めて大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における按摩機の要部である駆動ユニッ
トの構造を示す要部斜視図である。
【図2】斜板カムの動作を示すための要部の側面図であ
る。
【図3】駆動ユニットが昇降する状態を示す按摩機の縦
断面図である。
【図4】コントローラの操作面を示す図である。
【図5】制御回路の概略を示す図である。
【図6】移動部材の位置を計測する位置計測器の構造を
示す要部の側面図である。
【符号の説明】
1………第1軸 2………第2軸 3………第3軸 4、5、6、12………電動機 7a、7b………斜板カム 8a、8b………アーム 9a、9b………カム 11………第4軸 13a、13b………ピニオン 14a、14b………側板 15a、15b………揉子 16a、16b………連結杆 18………ラック 30a、30b、………検出器 32………位置計測器 50………フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ平行に配設された第1軸、第2軸
    および第3軸を備え、 この第1軸に斜板カムを介して取り付けられるアームを
    備え、 このアームの一端に揉子を備え、 前記第2軸を偏心軸で構成すると共に前記斜板カムを回
    転方向に押動するカムを構成し、 前記第3軸をネジ軸で構成すると共に移動部材を螺合
    し、 この移動部材で前記斜板カムおよび前記カムを軸方向に
    移動させるように構成し、 さらに、この移動部材の移動方向における位置を計測す
    る位置計測器を備え、 この位置計測器の信号によって前記移動部材の位置を制
    御することを特徴とする按摩機。
JP19748094A 1994-07-28 1994-07-28 按摩機 Pending JPH0838565A (ja)

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JP19748094A JPH0838565A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 按摩機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19748094A JPH0838565A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 按摩機

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JPH0838565A true JPH0838565A (ja) 1996-02-13

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ID=16375185

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JP19748094A Pending JPH0838565A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 按摩機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369849A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機のマッサージ方法
JP2002369853A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369849A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機のマッサージ方法
JP2002369853A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機

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