JPH07323050A - 按摩機 - Google Patents

按摩機

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Publication number
JPH07323050A
JPH07323050A JP14229194A JP14229194A JPH07323050A JP H07323050 A JPH07323050 A JP H07323050A JP 14229194 A JP14229194 A JP 14229194A JP 14229194 A JP14229194 A JP 14229194A JP H07323050 A JPH07323050 A JP H07323050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dog
rack
shaft
drive unit
lower limit
Prior art date
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Pending
Application number
JP14229194A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kizaki
正 木崎
Toshiyuki Kataoka
片岡登志之
Kazuya Nakagawa
中川和也
Koji Iwasaki
岩崎功治
Katsuya Yonetani
米谷勝也
Mitsuhiro Sawazaki
沢崎光浩
Masahiko Kurosawa
黒沢雅彦
Hiroyuki Yamauchi
山内広幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP14229194A priority Critical patent/JPH07323050A/ja
Publication of JPH07323050A publication Critical patent/JPH07323050A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揉子を多機能に動作させると共に昇降に伴う
操作が暴走することなく確実に行え、組み立てに調整を
要することなく、また、使用が便利で停電等にも障害を
残すことなく正確な動作が得られると共に動作の衝撃に
も十分耐えられる信頼性の高い構造の按摩機を提供す
る。 【構成】 一方のラック18と他方のラック18とを平
行して備え、この一方のラック18の上部に上限ドッグ
を55備え、この他方のラック18の下部に下限ドッグ
57を備え、この下限ドッグより下方の位置に収納ドッ
グ56を備え、駆動ユニットに前記一方のラック18お
よび他方のラック18に対応する位置に検出部45、4
6、58を備えて前記それぞれのドッグによって操作す
ることを特徴とする按摩機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子の背もたれ部分に
突出して揺動する揉子を備える按摩機に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子の背もたれ部分に突出して揺動する
揉子を備える按摩機は、少なくとも2本の平行する軸に
アームを備え、このアームの一端に揉子を備えて揺動さ
せるように構成されている。この様な按摩機は、特公平
2−49741号公報に記載されるように揉子を多機能
に揺動させるために、複雑な駆動機構を構成しなければ
ならないといった問題を有していた。特に、この公報に
示される按摩機では、クラッチやベルトを介して多機能
の動作を切り換えるように構成しているため、ベルトの
テンション等の調整を要するものであり、組み立て上不
利な構造であった。また、電動機の回転方向を切り換え
て異なる揉子の動作を得る場合、ベルトなどによって連
結される他の機能部分まで、回転方向が切り換えられる
ことになるため、揉子の多機能な動作が制限されること
になった。さらに、ベルトやクラッチを介して伝達機構
を構成することによって駆動源の電動機の数を少なくす
ることができるものの、動作中の振動や衝撃によってベ
ルトが脱落するなどの恐れがあり、十分な調整と丈夫な
構造が要求されるものであり、構造上の設計に十分な配
慮を要するものであった。
【0003】そして、この様な按摩を行うための揉子を
駆動する駆動ユニットは、椅子の内部の上下方向にラッ
クを備えて昇降させると人体の按摩に都合が良い。しか
しながら、ラックに噛合して昇降する駆動ユニットは、
昇降に際して精度良く走行しないものである。このた
め、駆動ユニットとラックとの間は、遊嵌状態を吸収す
ることができる大形のマイクロスイッチ等を備えなけれ
ばならなかった。このため、駆動源の電動機にパルスモ
ータなどの回転数が制御できるものを採用して駆動ユニ
ットの位置を記憶制御することが行なわれている。この
様な方法によれば、理論的には、合理的であるが実際上
起こり得る停電等のトラブルに対して位置の記憶が狂っ
て暴走等の誤動作に至ることがあり、この様な誤動作を
回避するには、電源投入時に初期設定を行う必要を生
じ、その場合、初期設定の時間を要することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な事
情に鑑みてなされたものであり、揉子を多機能に動作さ
せると共に昇降に伴う操作が暴走することなく確実に行
え、組み立てに調整を要することなく、また、使用が便
利で停電等にも障害を残すことなく正確な動作が得られ
ると共に動作の衝撃にも十分耐えられる信頼性の高い構
造の按摩機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方のラック
と他方のラックとを平行して備え、この一方のラックの
上部に上限ドッグを備え、この他方のラックの下部に下
限ドッグを備え、この下限ドッグより下方の位置に収納
ドッグを備え、駆動ユニットに前記一方のラックおよび
他方のラックに対応する位置に検出部を備えて前記それ
ぞれのドッグにより操作することによって課題を解決し
ている。
【0006】
【作用】上限ドッグ、下限ドッグおよび収納ドッグがそ
れぞれ単独に備えられているため、駆動ユニットが昇降
および収納される場合、確実に動作でき、しかも、運転
中に停電するなどの原因でシーケンス処理がクリヤーさ
れても、無関係に動作させることができる。
【0007】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明における按摩機の要部であ
る駆動ユニットの構造を示す要部斜視図である。図2
は、斜板カムの動作を示すための要部の側面図である。
図3は、ラックに沿って昇降する状態を示す按摩機の縦
断面図である。図4は、コントローラの操作面を示す図
である。図5は、制御回路の概略を示す図である。図6
は、制御板を備えた部分の正面図である。図7は、ラッ
クと駆動ユニットとの関係を示す要部の側面図である。
図8は、ドッグと検出部との構造を示す要部の側面図で
ある。図9は、ラックに備えられるドッグの配置を示す
要部の図である。
【0008】図1において、按摩機の駆動ユニットは、
第1軸1、第2軸2および第3軸3からなる3本の軸に
それぞれ電動機4、5、6が連結されており、それぞれ
の電動機4、5、6には、減速機が介在されており、3
本の第1軸1、第2軸2および第3軸3は、それぞれ所
定の回転数で回転するように構成されている。第1軸1
には、2個を一対となる斜板カム7a、7bが備えられ
ており、第1軸1が回転することにより、斜板カム7
a、7bが揺動するように構成されている。そして、斜
板カム7a、7bには、それぞれアーム8a、8bが取
り付けられており、このアーム8a、8bの一方の端部
である先端には、それぞれ揉子15a、15bが取り付
けられて按摩を行うように構成されている。さらに、第
2軸2が偏心軸で構成されると共にアーム8a、8bの
他方の端部となる斜板カム7a、7bの部分との間に連
結杆16a、16bが懸架されてカム9a、9bが形成
されており、斜板カム7a、7bのアーム8a、8bの
取り付け部分とは反対側の端部を第2軸2の回転によっ
て押動するように構成されている。
【0009】このため、斜板カム7a、7bは、第1軸
1の回転によって楕円運動を行い、第2軸2の回転によ
って他端が押動されると叩きの運動を行うようことがで
きる。そして、第1軸1と第2軸2とが同時に回転し、
これらの動作を複合すると、アーム8a、8bの先端部
分は、叩きと楕円運動とを行うことになり、第1軸1の
回転数と第2軸2の回転数とが異なる場合、波状に叩き
ながら楕円運動を行うことができるように構成されてい
る。
【0010】さらに、第3軸3は、捩子軸で構成されて
おり、この捩子軸に一対の移動部材10a、10bが螺
合されており、第3軸3を形成する捩子軸は、左右異な
る捩子方向に形成されており、螺合されている移動部材
10a、10bは、それぞれ異なる捩子軸に対応するよ
うに螺合されている。このため、第3軸3が回転すると
移動部材10a、10bが左右異なる方向へ移動するよ
うに構成されている。そして、移動部材10a、10b
は、斜板カム7a、7bとカム9a、9bと一体になる
ように構成されており、移動部材10a、10bの移動
によって斜板カム7a、7bおよびカム9a、9bが軸
方向に移動されるように構成されている。 また、この
実施例においては、第4軸11が備えられており、電動
機12によって回転されるように構成されており、この
第4軸11の両端部には、ピニオン13a、13bが取
り付けられており、図示されない後述のラックに沿って
昇降できるように構成されるものである。
【0011】第1軸1、第2軸2、第3軸3および第4
軸11は、両側に配設される側板14a、14bによっ
て回転自在に支持されており、さらに、側板14a、1
4bの外側は、電動機4、5、6、12を支持するよう
に構成されている。また、側板14a、14bは、それ
ぞれ対称的な構造になっており、合計4個の電動機4、
5、6、12は、2個づつ左右に分散して取り付けられ
ており、ピニオン13a、13bから見た場合、重量が
均等になるように構成されている。さらに、電動機4、
5、6、12と同じく側板14a、14bには、検出部
45、46が取り付けられている。この検出部45、4
6は、図示されないラックのドッグによって動作するよ
うに構成されている。
【0012】図2において、第1軸1に斜板カム7aが
備えられており、斜板カム7aと第1軸1との間で回転
できるように構成されており、第1軸1と斜板カム7a
との間における軸心が傾斜するように構成されている。
そして、斜板カム7aの一端には、アーム8aが取り付
けられており、アーム8aの先端部分には、揉子15a
が備えられており、按摩を行うように構成されている。
さらに、斜板カム7aの他端と偏心軸で構成される第2
軸2との間には、連結杆16aが懸架されており、第2
軸2が回転することにより、連結杆16aが斜板カム7
aの他端を押動するように構成されたカム9aが形成さ
れている。また、カム9aは、第2軸2に対して回転で
きるように構成されており、第2軸2が偏心軸で構成さ
れることにより、その偏心量だけ連結杆16aが斜板カ
ム7aの他端を押すように構成されている。斜板カム7
aは、連結杆16aに他端が押されることにより、アー
ム8aの先端の揉子15aを上下に往復動させるもので
あり、同時に第1軸1が回転することにより、揉子15
aが軸方向に揺動するため、これらの2つの動作を組み
合わせて任意の動作を形成できるように構成されてい
る。また、連結杆16aと斜板カム7aとの結合は、ボ
ール軸受17aを介して行われており、斜板カム7aの
複雑な動作に自在に対応できるように構成されている。
また、第3軸3には、移動部材10aが螺合されてお
り、斜板カム7aおよびカム9aを軸方向に移動するよ
うに構成されている。
【0013】図3において、按摩機は、ピニオン13a
がラック18に噛合しており、電動機12によって第4
軸11を回転することにより昇降が自在になっている。
そして、ラック18は、椅子19の背部に取り付けられ
るように構成されており、椅子19に取り付けられた
後、揉子15aが椅子19に凭れる人の背部を按摩する
ように構成されている。さらに、ラック18の上部は、
凭れる人の首や肩等の背部に馴染むように少し曲げられ
ている。また、ラック18は、下部で折れ曲がりリクラ
イニング動作するように構成されている。
【0014】図4は、4個の電動機4、5、6、12を
自在に制御することができる制御用のコントローラ37
であり、操作面に操作用の押しボタンが複数備えられて
おり、それぞれ、連続動作ボタン20、部分動作ボタン
21、揉み上げ動作ボタン22、揉み下げ動作ボタン2
3、叩き動作ボタン24、複合動作ボタン25、全身按
摩動作ボタン26、肩部按摩動作ボタン27、腰部按摩
動作ボタン28、揉子15a、15bの高さ方向の位置
を調整することができる高位置ボタン29、中位置ボタ
ン30、低位置ボタン31、上下昇降動作ボタン32、
動作速度調整ボタン33、揉子15a、15aの間隔を
調整する幅調整ボタン34、電源投入ボタン35および
脚部操作ボタン36がそれぞれ備えられている。
【0015】図5は、図4に示されるコントローラ37
によって操作される各モードを実行するための制御回路
の構成が示されており、コントローラ37は、マイクロ
コンピュータ38に接続されており、マイクロコンピュ
ータ38には、各電動機4、5、6、12にそれぞれ運
転信号を発して各モードの動作を行わせるように構成さ
れている。さらに、これらのマイクロコンピュータ38
による動作とコントローラ37による操作の関係は、プ
ログラム的に処理されるよう構成されている。
【0016】図6において、側板14a、14bが平行
して配設されており、下部に鋼板40を介して制御板4
1が懸架されて設けられている。そして、鋼板40が側
板14a、14bに懸架されており、側板14a、14
b間の剛性を大きくするように構成されている。側板1
4a、14bの剛性が大きく変形の恐れがない場合は、
制御板41を直接側板14a、14bの下部に懸架させ
ることもできるものである。さらに、電動機4、5、
6、12などの配線42は、側板14a、14bと制御
板41との接続部分等から制御板41上に引き込み、各
部の部品43等と接続されている。さらに、制御板41
は、樹脂などの絶縁物で形成されたカバー44が被せら
れて内部の配線42が浮遊しないように構成されてい
る。
【0017】図7において、駆動ユニットは、両側に延
出して形成されたピニオン13a、13bにラック18
が噛合するしており、ラック18には、ピニオン13
a、13bに噛合するための歯47が形成されている。
そして、走行する駆動ユニットの位置を制御するため、
検出部45に作用するレール部48が形成されている。
【0018】図8において、ラック18のレール部48
にドッグ49が取り付けられており、このドッグ49に
衝合すると後退動作する引き金50が備えられており、
この引き金50は、先端部分のドッグ49に作用する部
分に車輪51が備えられており、走行を容易にしてい
る。さらに、引き金50がドッグ49との衝合によって
後退動作するとスイッチ体52を押動することができる
凹凸53が形成されている。また、この引き金50は、
内部が筒状に形成されスプリング54を収容しており、
レール48に摺動するように付勢されている。そして、
駆動ユニットが走行することによって検出部45が移動
すると図中の点線の如くの状態になり、ドッグ49に引
き金50が押されるように構成されている。
【0019】図9において、ラック18には、ピニオン
19a、19bがそれぞれ噛合して駆動ユニットを昇降
させるように構成されている。そして、ラック18は、
左右に平行するように2本形成されており、駆動ユニッ
トは、この2本のラック18によって昇降できると共に
姿勢が一定になるように保持されている。さらに、一方
のラック18の上部に上限ドッグ55が備えられてお
り、上限ドッグ55の下方に下限ドッグ57が備えられ
ており、この下限ドッグ57の下方の位置に収納ドッグ
56が備えられている。この収納ドッグ56は、これら
の上限ドッグ55、下限ドッグ57および収納ドッグ5
6にそれぞれ対応するように駆動ユニットに検出部4
5、46、58が備えられている。
【0020】この様な構成において、按摩機は、第1軸
1が回転すると斜板カム7a、7bを介してアーム8
a、8bが楕円運動を行う。そして、第2軸2が回転す
るとカム9a、9bがこの連結杆16a、16bを介し
てアーム8a、8bの他端となる斜板カム7a、7bの
端部を押動することになるため、斜板カム7a、7bが
アーム8a、8bの一端を第1軸とは直交する方向へ揺
動して、叩きの運動を行う。さらに、また、第3軸3が
回転することによって移動部材10a、10bを介して
アーム8a、8bが第1軸1と平行に移動することにな
る。このため、アーム8a、8bの一端に備えられた揉
子15a、15bが第1軸1に平行および直交方向の運
動を行うことになり、さらに、軸方向へ移動することが
できるといった動作を行うことができる。
【0021】そして、この様な動作は、マイクロコンピ
ュータ38によって制御されるように構成されているた
め、コントローラ37に備えられた押しボタンを押すと
いった操作で4個の電動機4、5、6、12をそれぞれ
任意に運転制御して揉子15a、15baを自在に運動
させることができる。
【0022】この様な揉子15a、15bの運動は、第
1軸1の回転によって斜板カム7a、7bが揉子15
a、15bをほぼ第1軸1の軸方向へ揺動させるため、
電動機4のみを回転させることにより、揉子15a、1
5bが揉みの動作を行うことができる。この場合、揉子
15a、15bは、斜板カム7a、7bの他端がカム9
a、9bの連結杆16a、16bに支持されており、第
2軸2が回転しなければ連結杆16a、16bの第2軸
2側が固定されているため、カム9a、9bの第2軸2
側を起点にして連結杆16a、16bに支持されること
になる。このため、斜板カム7a、7bの傾動によって
斜板カム7a、7bが少し回転されることになる。従っ
て、アーム8a、8bの先端に備えられた揉子15a、
15bは、軸方向の運動と共に幾らか上下運動を伴うこ
とになることから楕円運動となり、揉子15a、15b
は、椅子19に凭れている人の背部を揉み上げるように
動作することになる。そして、電動機4の回転方向を反
対にすることにより、揉子15a、15bは、その楕円
運動が反対方向に回転するようになるため、揉み下げの
運動を行うことになる。この様な揉み上げ、或いは揉み
下げの運動は、コントローラ37の押しボタンである揉
み上げ動作ボタン22を押せばマイクロコンピュータ3
8によってプログラム的に電動機4のみを一方へ回転さ
せるように制御される。さらに、揉み下げ動作ボタン2
3を押せば、電動機4は、逆転して揉み下げの動作を行
うことになる。
【0023】また、第2軸2のみを回転するように電動
機5のみを回転させることにより、カム9a、9bのみ
が動作することになり、連結杆16a、16bを介し、
斜板カム7a、7bが第1軸1の回転方向へ回動するこ
とになり、揉子15a、15bは、上下に揺動すること
になる。この様な揉子15a、15bの動作を得るに
は、コントローラ37の叩き動作ボタン24を押せば、
マイクロコンピュータ38によって電動機5のみを回転
させることができるように動作する。
【0024】また、複合動作ボタン25を押すことによ
り、第1軸1および第2軸2を回転させる電動機4、5
がそれぞれ回転することになり、揉子15a、15b
は、上下運動と共に回転運動を行うことになり、効果的
な按摩を施すことができるようになる。
【0025】そして、電動機4、5の回転数を変化させ
るとこれらの運動の速度が変化することになり、動作速
度調整ボタン33を押すことにより、マイクロコンピュ
ータ38が電動機4、5の回転数を制御して運動速度を
変化させることができる。さらに、上下昇降動作ボタン
32を押すことにより、電動機12が回転し第4軸11
のピニオン13a、13bが回転してラック18に沿っ
て揉子15a、15bの位置が上下に移動するように操
作することができる。この様な各部の動作は、コントロ
ーラ37の操作面に示されているようにそれぞれマイク
ロコンピュータ38が4個の電動機4、5、6、12を
任意に制御して指示された動作を得るようになるもので
ある。
【0026】この様な揉子15a、15bの動作は、第
1軸1、第2軸2、第3軸3および第4軸11にそれぞ
れ独立して設けられた電動機4、5、6、12と、この
独立して設けられた電動機4、5、6、12の個別の動
作が組み合わせられて発生するものであり、正転および
逆転で揉子15a、15bを反対の方向に動作させるこ
とができる他、それぞれの電動機4、5、6、12の回
転数を制御することにより、揉子15a、15bの多様
な運動が可能になるものである。
【0027】この様な揉子15a、15bの多様な運動
は、人の体を按摩するのには、極めて都合がよく、ま
た、この様な多様な運動の選択をマイクロコンピュータ
38でプログラム的に行なうことにより、操作が容易に
なり、機械で按摩する感触を和らげることができ、効果
的な按摩を実現することができるものである。
【0028】しかしながら、この様な按摩機は、揉子1
5a、15bを揺動させることにより、大きな振動や揺
動を生じるものであり、電動機4、5、6、12等の電
気部品と制御板41との間に行われる配線42を振動、
あるいは揺動させることになるが、これらの配線42
は、電動機4、5、6、12等が側板14a、14bに
取り付けられることにより、連結杆16a、16bなど
の可動する部分から離れた位置に配線できると共に側板
14a、14bによって隔絶されるため、動作中配線4
2が可動部分に触れるといった恐れがなくなる。そし
て、カバー44に収容されることにより、ラック18に
沿って昇降する間にも配線42が他の部品等と接触する
といったことが避けられる。
【0029】さらに、ラック18に沿って駆動ユニット
が昇降する間にラック18とピニオン13a、13bと
の間が遊嵌状態であるため、特に揉子15a、15bが
人体などに接して按摩をしている間は、不規則に押され
ることになる。このため、レール部48と検出部45、
46との距離が不規則となる。しかし、レール部48に
は、ドッグ49が備えられており、さらに、このドッグ
49に衝合する引き金50がスイッチ体52を押動する
ように構成されているため、確実にマイクロスイッチ4
5、46を動作させることができる。そして、引き金5
0は、先端に車輪51が備えられているため、走行特性
が良く、大きなドッグ49を設けても障害になることな
く、容易に乗り越えることができ、本実施例の如く山形
に形成することで上下いずれの方向から走行しても確実
に作用させることができる。また、この様な検出部45
は、別の工程で組み立てることができるため、側板14
a、14bに取り付けるだけで容易に組み立てができ、
しかも、レール部48に大形のドッグ49を設けて動作
するように構成されているため、組み立てに多少の公差
があっても、あるいは、揉子15a、15bが押されて
レール部48との間が不規則に変化してもスプリング5
4の付勢と車輪51の滑らかな走行特性から十分対応す
ることができる。
【0030】そして、ラック18に沿って駆動ユニット
が昇降する場合、ラック18は、ピニオン13a、13
bの回転によって成されるが、駆動ユニットは、2本の
ラック18によって姿勢が一定となり、安定した昇降特
性が得られる。そして、一方のラック18の上部に上限
ドッグ55が備えられており、上限ドッグ55の下方に
下限ドッグ57が備えられており、この下限ドッグ57
の下方の位置に収納ドッグ56が備えられていため、駆
動ユニットが上昇すると上限ドッグ55に検出部45が
この上限ドッグ55によって動作し、駆動ユニットの上
昇を確実に停止させることができる。
【0031】さらに、駆動ユニットが下降する場合、下
限ドッグ57が検出部58に接触して下降を停止させる
ことができる。また、さらに駆動ユニットを下降させて
下部に収容する場合、下限ドッグ57を検出部58が乗
り越えて走行し、収納ドッグ56に検出部46が接触し
て駆動ユニットの下降を停止させる。この様な昇降の過
程において、検出部45、46、58がそれぞれの上限
ドッグ55、下限ドッグ57および収納ドッグ56に接
触して確実に動作することができる。従って、昇降にお
いて、駆動ユニットがいずれの位置にあっても確実に制
御することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、揉子を多機能に動作さ
せると共に昇降に伴う操作が暴走することなく確実に行
え、組み立てに調整を要することなく、また、使用が便
利で停電等にも障害を残すことなく正確な動作が得られ
ると共に動作の衝撃にも十分耐えられる信頼性の高い構
造の按摩機を得ることができ、その効果は、極めて大き
いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における按摩機の駆動ユニットである要
部の構造を示す要部斜視図である。
【図2】斜板カムの動作を示すための要部の側面図であ
る。
【図3】ラックに沿って昇降する状態を示す按摩機の縦
断面図である。
【図4】コントローラの操作面を示す図である。
【図5】制御回路の概略を示す図である。
【図6】制御板を備えた部分の正面図である。
【図7】ラックと駆動ユニットとの関係を示す要部の側
面図である。
【図8】ドッグとスイッチ体との構造を示す要部の側面
図である。
【図9】ラックに備えられるドッグの配置を示す要部の
図である。
【符号の説明】 1………第1軸 2………第2軸 3………第3軸 4、5、6、12………電動機 7a、7b………斜板カム 8a、8b………アーム 9a、9b………カム 11………第4軸 13a、13b………ピニオン 14a、14b………側板 15a、15b………揉子 16a、16b………連結杆 18………ラック 45、46、58………検出部 50………引き金 52………スイッチ体 54………スプリング 55………上限ドッグ 56………収納ドッグ 57………下限ドッグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎功治 福井県小浜市駅前町13番10号株式会社芝浦 製作所小浜工場内 (72)発明者 米谷勝也 福井県小浜市駅前町13番10号株式会社芝浦 製作所小浜工場内 (72)発明者 沢崎光浩 福井県小浜市駅前町13番10号株式会社芝浦 製作所小浜工場内 (72)発明者 黒沢雅彦 福井県小浜市駅前町13番10号株式会社芝浦 製作所小浜工場内 (72)発明者 山内広幸 福井県小浜市駅前町13番10号株式会社芝浦 製作所小浜工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揉子を駆動する駆動ユニットをラックに噛
    合させて昇降させると共にラックの所定の部分にドッグ
    を配設し、このドッグで操作される検出部を前記駆動ユ
    ニットに備えて制御を行う按摩機において、 一方のラックと他方のラックとを平行して備え、 この一方のラックの上部に上限ドッグを備え、 この他方のラックの下部に下限ドッグを備え、 この下限ドッグより下方の位置に収納ドッグを備え、 駆動ユニットに前記一方のラックおよび他方のラックに
    対応する位置に検出部を備えて前記それぞれのドッグに
    よって操作することを特徴とする按摩機。
JP14229194A 1994-05-31 1994-05-31 按摩機 Pending JPH07323050A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018109953A1 (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 大東電機工業株式会社 マッサージ機

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