JPH0838208A - 水密性の靴 - Google Patents
水密性の靴Info
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- JPH0838208A JPH0838208A JP7099360A JP9936095A JPH0838208A JP H0838208 A JPH0838208 A JP H0838208A JP 7099360 A JP7099360 A JP 7099360A JP 9936095 A JP9936095 A JP 9936095A JP H0838208 A JPH0838208 A JP H0838208A
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- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
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- B29D35/06—Producing footwear having soles or heels formed and joined on to preformed uppers using a moulding technique, e.g. by injection moulding, pressing and vulcanising
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- A43B13/38—Built-in insoles joined to uppers during the manufacturing process, e.g. structural insoles; Insoles glued to shoes during the manufacturing process
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- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
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- A43B7/125—Special watertight footwear provided with a vapour permeable member, e.g. a membrane
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 水および水蒸気透過性の表面材料甲皮13の
下縁19と、これに縫い合わされた中底17と、これら
と縫い合わされていない水密性で水蒸気透過性の機能層
および繊維層からなる機能層甲皮15の下縁27とが本
底合成物質(23)の内部に埋没しており、表面材料甲
皮13の下縁19と、機能層甲皮15の下縁27とが、
異なる長さに切断されており、中底17が、少なくとも
表面材料甲皮13の下縁19との縫い目21に隣接する
領域において、液体の本底合成物質23を注加するとき
に、この物質23が透過する材料からなる水密性の靴。 【効果】 水密性の靴の製造において、取り扱いを容易
にすることができる。
下縁19と、これに縫い合わされた中底17と、これら
と縫い合わされていない水密性で水蒸気透過性の機能層
および繊維層からなる機能層甲皮15の下縁27とが本
底合成物質(23)の内部に埋没しており、表面材料甲
皮13の下縁19と、機能層甲皮15の下縁27とが、
異なる長さに切断されており、中底17が、少なくとも
表面材料甲皮13の下縁19との縫い目21に隣接する
領域において、液体の本底合成物質23を注加するとき
に、この物質23が透過する材料からなる水密性の靴。 【効果】 水密性の靴の製造において、取り扱いを容易
にすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水および水蒸気透過性の
表面材料からなる表面材料甲皮と、表面材料甲皮に縫い
目によって縫い合わされた中底と、表面材料甲皮の内側
に配置され、水密性で水蒸気透過性の機能層およびこの
機能層の少なくとも1つの側に繊維層を有する機能層積
層体によって構成された機能層甲皮とを有し、かつ中底
と、中底の側の表面材料甲皮の下縁と、中底の側の機能
層甲皮の下縁とが、注加された合成物質本底の内にある
水密性の靴に関する。
表面材料からなる表面材料甲皮と、表面材料甲皮に縫い
目によって縫い合わされた中底と、表面材料甲皮の内側
に配置され、水密性で水蒸気透過性の機能層およびこの
機能層の少なくとも1つの側に繊維層を有する機能層積
層体によって構成された機能層甲皮とを有し、かつ中底
と、中底の側の表面材料甲皮の下縁と、中底の側の機能
層甲皮の下縁とが、注加された合成物質本底の内にある
水密性の靴に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の構造を有する靴の利点は、水密性であるのみならず、
水蒸気透過性を有する点にある。外部から靴に作用する
水は、これによって足まで侵入することができない。水
および水蒸気不透過性の外部材料で構成された水密性靴
たとえばゴム長靴とは異って、足の汗が、機能層を通
し、かつ水および水蒸気透過性の表面材料を通して外部
に向けて漏れて出ることができる。
の構造を有する靴の利点は、水密性であるのみならず、
水蒸気透過性を有する点にある。外部から靴に作用する
水は、これによって足まで侵入することができない。水
および水蒸気不透過性の外部材料で構成された水密性靴
たとえばゴム長靴とは異って、足の汗が、機能層を通
し、かつ水および水蒸気透過性の表面材料を通して外部
に向けて漏れて出ることができる。
【0003】機能層を有する靴の水密性のためには、機
能層を通る縫い目が問題となる。この問題を克服するた
めに、一方において甲皮と本底または中底との間、およ
び他方において甲皮と靴の内部裏地との間に、ソックス
のような機能層挿入物をすでに使用して来た。このソッ
クスのような挿入物は、溶接によってその形を形成する
ので、縫い目の孔を有する必要がない。それでも、この
方法は、ソックスのような挿入物が、そのときどきの靴
の形にある程度適しているときは、製造に使用されてい
る。
能層を通る縫い目が問題となる。この問題を克服するた
めに、一方において甲皮と本底または中底との間、およ
び他方において甲皮と靴の内部裏地との間に、ソックス
のような機能層挿入物をすでに使用して来た。このソッ
クスのような挿入物は、溶接によってその形を形成する
ので、縫い目の孔を有する必要がない。それでも、この
方法は、ソックスのような挿入物が、そのときどきの靴
の形にある程度適しているときは、製造に使用されてい
る。
【0004】さきに述べたような構成を有する靴は、欧
州特許0298360B1から公知である。この靴で
は、中底の縁と、機能層甲皮の下縁と、表面材料甲皮の
下縁とが、単一の縫い目で、縫い合わされている。水
が、甲皮からこの結合縫い目まで、そして結合縫い目に
沿って、機能層の縫い目の孔を通して、靴の内側に達す
ることを防ぐために、この公知の靴では、表面材料甲皮
の下方領域が、モノフィラメントからなる水を全く導か
ない網状帯からなる。この網状帯は、その下端におい
て、前述の縫い目で中底および機能層甲皮の下縁と縫い
合わされている。この網状帯は、その上縁において、表
面材料甲皮の残部のみと縫い合わされているが、機能層
甲皮とは縫い合わされていない。それによって、表面材
料甲皮を這い下った水は、機能層甲皮を貫く縫い目まで
達することができない。
州特許0298360B1から公知である。この靴で
は、中底の縁と、機能層甲皮の下縁と、表面材料甲皮の
下縁とが、単一の縫い目で、縫い合わされている。水
が、甲皮からこの結合縫い目まで、そして結合縫い目に
沿って、機能層の縫い目の孔を通して、靴の内側に達す
ることを防ぐために、この公知の靴では、表面材料甲皮
の下方領域が、モノフィラメントからなる水を全く導か
ない網状帯からなる。この網状帯は、その下端におい
て、前述の縫い目で中底および機能層甲皮の下縁と縫い
合わされている。この網状帯は、その上縁において、表
面材料甲皮の残部のみと縫い合わされているが、機能層
甲皮とは縫い合わされていない。それによって、表面材
料甲皮を這い下った水は、機能層甲皮を貫く縫い目まで
達することができない。
【0005】この解決方法によって、さらに他の問題が
克服される。機能層積層体は、少なくとも表面材料甲皮
から離れた機能層の内側に、一般に裏地繊維の形の繊維
層を有する。機能層積層体を裁断するときに、切断場所
において、繊維片が、機能層の切断稜線を回って、その
外側に付くことを実際に避けることができない。この繊
維片は、水が機能層の外側において切断稜線にまで達す
ると、水を導く橋として作用する。しかしモノフィラメ
ントからなる網状帯を使用することによって、水が機能
層の切断稜線までは達し得ないので、このような繊維片
に特有な水を導く橋の作用を行うことができない。
克服される。機能層積層体は、少なくとも表面材料甲皮
から離れた機能層の内側に、一般に裏地繊維の形の繊維
層を有する。機能層積層体を裁断するときに、切断場所
において、繊維片が、機能層の切断稜線を回って、その
外側に付くことを実際に避けることができない。この繊
維片は、水が機能層の外側において切断稜線にまで達す
ると、水を導く橋として作用する。しかしモノフィラメ
ントからなる網状帯を使用することによって、水が機能
層の切断稜線までは達し得ないので、このような繊維片
に特有な水を導く橋の作用を行うことができない。
【0006】モノフィラメントからなる網状帯を使用す
ることは、極めて良好であることが証明された。この技
術によって、ソックスのような機能層挿入物を閉じ込め
て使用することなしに、このような水密性で水蒸気透過
性の靴の水密性に関して、極めて高い信頼性を得ること
ができた。それでも網状帯を使用する解決方法は、特に
小さい靴、たとえば子供靴の場合、特に靴の輪郭に強い
曲げを示す場所において、網の折り目を形成することを
避けようとする場合に、取り扱いが幾らか困難である。
ドイツ特許4138836A1から公知の靴ではこれが
容易になる。この靴では、欧州特許0298360B1
から公知の靴と同様に、表面材料甲皮の縁が、機能層甲
皮の縁より短かく切断されているが、表面材料甲皮の縁
と機能層甲皮の縁との間の間隙は、網状帯によって閉止
されておらず、全く開放されている。すなわち機能層甲
皮の下縁のみが中底の縁と縫い合わされている。表面材
料甲皮の下縁は機能層甲皮の下縁から規定の距離をおい
た場所で終っている。また表面材料甲皮の下縁は機能層
甲皮に粘着されていて、この場所で、縫い目の孔が機能
層を貫通することを防ぐ。表面材料甲皮の下縁と中底の
縫い目との間の間隙は、注加された本底によって閉止さ
れる。
ることは、極めて良好であることが証明された。この技
術によって、ソックスのような機能層挿入物を閉じ込め
て使用することなしに、このような水密性で水蒸気透過
性の靴の水密性に関して、極めて高い信頼性を得ること
ができた。それでも網状帯を使用する解決方法は、特に
小さい靴、たとえば子供靴の場合、特に靴の輪郭に強い
曲げを示す場所において、網の折り目を形成することを
避けようとする場合に、取り扱いが幾らか困難である。
ドイツ特許4138836A1から公知の靴ではこれが
容易になる。この靴では、欧州特許0298360B1
から公知の靴と同様に、表面材料甲皮の縁が、機能層甲
皮の縁より短かく切断されているが、表面材料甲皮の縁
と機能層甲皮の縁との間の間隙は、網状帯によって閉止
されておらず、全く開放されている。すなわち機能層甲
皮の下縁のみが中底の縁と縫い合わされている。表面材
料甲皮の下縁は機能層甲皮の下縁から規定の距離をおい
た場所で終っている。また表面材料甲皮の下縁は機能層
甲皮に粘着されていて、この場所で、縫い目の孔が機能
層を貫通することを防ぐ。表面材料甲皮の下縁と中底の
縫い目との間の間隙は、注加された本底によって閉止さ
れる。
【0007】この解決方法も、水蒸気透過性の靴の水密
性に関する信頼性を極めて向上させる。しかしながら、
この種の靴の製造には幾らかの熟練を必要とする。これ
ら2つの公知の解決方法において、本来の表面材料甲皮
の下縁は、中底の縫い目の上方に一部分を残すので、注
加された本底は、これに対応して側壁を高くする必要が
あり、これによって表面材料甲皮の縁の下端または網状
帯を固定する。
性に関する信頼性を極めて向上させる。しかしながら、
この種の靴の製造には幾らかの熟練を必要とする。これ
ら2つの公知の解決方法において、本来の表面材料甲皮
の下縁は、中底の縫い目の上方に一部分を残すので、注
加された本底は、これに対応して側壁を高くする必要が
あり、これによって表面材料甲皮の縁の下端または網状
帯を固定する。
【0008】本発明の課題は、前述の公知の靴に比べて
容易に製造することができ、かつ、注加された本底の側
壁を低くして製造することができる、最初に述べた種類
の水密性の靴を提供することである。
容易に製造することができ、かつ、注加された本底の側
壁を低くして製造することができる、最初に述べた種類
の水密性の靴を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明の上
記課題は、表面材料の下縁と機能層甲皮の下縁とが異な
る長さに切断されていて、これら2つの縁の1つが、こ
れら2つの縁の他方を超えて延在し、かつ機能層甲皮の
下縁が縫い目によって縫い合わされておらず、中底が、
少なくとも縫い目に隣接する中底の領域において、本底
を注加するときに液体の本底合成物質が通過する材料か
らなり、かつ機能層甲皮の下縁が本底合成物質の内に埋
没していることを特徴とする、最初に述べた種類の水密
性の靴によって解決される。
記課題は、表面材料の下縁と機能層甲皮の下縁とが異な
る長さに切断されていて、これら2つの縁の1つが、こ
れら2つの縁の他方を超えて延在し、かつ機能層甲皮の
下縁が縫い目によって縫い合わされておらず、中底が、
少なくとも縫い目に隣接する中底の領域において、本底
を注加するときに液体の本底合成物質が通過する材料か
らなり、かつ機能層甲皮の下縁が本底合成物質の内に埋
没していることを特徴とする、最初に述べた種類の水密
性の靴によって解決される。
【0010】この文脈において、概念「合成物質」は、
注加することができる天然または合成ゴムも含むべき概
念を短かく表現したものである。本発明の水密性の靴に
おいては、靴を型に嵌めて液体の本底合成物質を透過さ
せる中底を通して注加するときに、この物質が機能層甲
皮の下縁の端を回って流入し、完成した靴では、この下
端が本底合成物質の内に埋没している。このとき特に重
要なことは、本底合成物質が、表皮材料甲皮に向いた機
能層積層体の外側において、その切断縁の領域にあるこ
とである。切断縁を本底合成物質の内に埋没させること
によって、機能層の切断縁を越えて水の橋を形成するか
も知れない繊維片が水を導かないようにする。本底合成
物質が機能層積層体の外側に現れることは特に重要であ
る。そのわけは、機能層積層体の機能層が外側において
固定されずにいるか、または繊維補強材によって単に覆
われていて、これを通して液体の本底合成物質が機能層
まで達することができるからである。これによって本底
を注加するときに、補強する繊維層が、上にあるか否か
に拘らず、機能層の外側は、本底合成物質によって充填
される。表面材料甲皮に沿って下方に向いて中底の縫い
目に向いた方向に浸み込む水は、もはや機能層の外側に
おいてその切断縁まで下方に侵入することはなく、繊維
片の形で水を橋渡しすることによって機能層積層体の内
側に、さらにこの靴を穿いている人の足まで、達するこ
とはない。
注加することができる天然または合成ゴムも含むべき概
念を短かく表現したものである。本発明の水密性の靴に
おいては、靴を型に嵌めて液体の本底合成物質を透過さ
せる中底を通して注加するときに、この物質が機能層甲
皮の下縁の端を回って流入し、完成した靴では、この下
端が本底合成物質の内に埋没している。このとき特に重
要なことは、本底合成物質が、表皮材料甲皮に向いた機
能層積層体の外側において、その切断縁の領域にあるこ
とである。切断縁を本底合成物質の内に埋没させること
によって、機能層の切断縁を越えて水の橋を形成するか
も知れない繊維片が水を導かないようにする。本底合成
物質が機能層積層体の外側に現れることは特に重要であ
る。そのわけは、機能層積層体の機能層が外側において
固定されずにいるか、または繊維補強材によって単に覆
われていて、これを通して液体の本底合成物質が機能層
まで達することができるからである。これによって本底
を注加するときに、補強する繊維層が、上にあるか否か
に拘らず、機能層の外側は、本底合成物質によって充填
される。表面材料甲皮に沿って下方に向いて中底の縫い
目に向いた方向に浸み込む水は、もはや機能層の外側に
おいてその切断縁まで下方に侵入することはなく、繊維
片の形で水を橋渡しすることによって機能層積層体の内
側に、さらにこの靴を穿いている人の足まで、達するこ
とはない。
【0011】本発明の範囲において、多様な変型が可能
である。第1の変型において、機能層甲皮の下縁を表皮
材料甲皮の下縁より短かく切断する。表面材料甲皮の下
縁が機能層甲皮の下縁より突出する長さは、5〜7mmの
範囲が好ましい。この場合、製造するときの取り扱いを
容易にするために、機能層甲皮の下縁の外側を、接着剤
によって、表面材料甲皮の下縁に固着することが好まし
い。これによって、接着剤が機能層甲皮の下縁の切断縁
から予じめ定めた距離だけ離れていると、本底合成物質
は本底を注加するときに、機能層甲皮の下縁を埋没させ
ることができる。本底を注加するとき、機能層甲皮の下
縁の固定されていない端部領域の周りに、全ての側から
本底合成物質を流し込むことができる。
である。第1の変型において、機能層甲皮の下縁を表皮
材料甲皮の下縁より短かく切断する。表面材料甲皮の下
縁が機能層甲皮の下縁より突出する長さは、5〜7mmの
範囲が好ましい。この場合、製造するときの取り扱いを
容易にするために、機能層甲皮の下縁の外側を、接着剤
によって、表面材料甲皮の下縁に固着することが好まし
い。これによって、接着剤が機能層甲皮の下縁の切断縁
から予じめ定めた距離だけ離れていると、本底合成物質
は本底を注加するときに、機能層甲皮の下縁を埋没させ
ることができる。本底を注加するとき、機能層甲皮の下
縁の固定されていない端部領域の周りに、全ての側から
本底合成物質を流し込むことができる。
【0012】本発明の第2の変型において、機能層甲皮
の下縁を、同様に表面材料甲皮の下縁より短かく切断す
る。しかしこのとき、接着剤は、機能層甲皮の下縁の切
断端のすぐのところに配置する。このとき、機能層甲皮
の下縁は、注加処理のために、切断縁まで固着されるで
あろう。この場合、接着剤として、本底合成物質と同様
の合成物質を使用することができ、これによって本底を
注加した後に、機能層甲皮の下縁は、本底合成物質の内
に埋没される。
の下縁を、同様に表面材料甲皮の下縁より短かく切断す
る。しかしこのとき、接着剤は、機能層甲皮の下縁の切
断端のすぐのところに配置する。このとき、機能層甲皮
の下縁は、注加処理のために、切断縁まで固着されるで
あろう。この場合、接着剤として、本底合成物質と同様
の合成物質を使用することができ、これによって本底を
注加した後に、機能層甲皮の下縁は、本底合成物質の内
に埋没される。
【0013】この第2の変型のために、勿論、本底合成
物質とは異なる合成物質を、接着剤として使用すること
ができる。そのとき使用する接着剤は、本底合成物質に
極めて類似の挙動をするものとし、これによって機能層
甲皮の下縁の外側を、本底合成物質と実質的に同様に充
填することができる。この第2の変型において、充填が
本底合成物質と同様の作用をしない接着剤を使用すると
きは、この接着剤の上方の表面材料甲皮の下縁に孔を穿
ち、これによってここで機能層積層体の外側が、本底合
成物質によって接着されて充填される。
物質とは異なる合成物質を、接着剤として使用すること
ができる。そのとき使用する接着剤は、本底合成物質に
極めて類似の挙動をするものとし、これによって機能層
甲皮の下縁の外側を、本底合成物質と実質的に同様に充
填することができる。この第2の変型において、充填が
本底合成物質と同様の作用をしない接着剤を使用すると
きは、この接着剤の上方の表面材料甲皮の下縁に孔を穿
ち、これによってここで機能層積層体の外側が、本底合
成物質によって接着されて充填される。
【0014】第3の変型において、表面材料甲皮の下縁
は、機能層甲皮の下縁と等しいか、またはこれにより短
かく切断する。機能層甲皮の下縁が、表面材料甲皮の下
縁より突出する長さは5〜7mmの範囲が好ましい。これ
によって機能層甲皮の下縁の下端は、中底の縁領域の上
方にあって、本底を注加するまでは、中底および表面材
料甲皮に固定されていない。本底を注加するときは、こ
の変型においても、機能層甲皮の下縁の領域は、その外
側、その内側およびその切断面は、本底合成物質によっ
て被覆され、その周りを充填される。またこの変型にお
いても、靴を製造するときに取り扱いを容易にするため
に、機能層甲皮および表面材料甲皮を、これらの下方の
領域において接着剤によって相互に離して固定すること
ができる。たとえば、このような接着剤を、表面材料甲
皮の下端から約5mm離した場所に設ける。
は、機能層甲皮の下縁と等しいか、またはこれにより短
かく切断する。機能層甲皮の下縁が、表面材料甲皮の下
縁より突出する長さは5〜7mmの範囲が好ましい。これ
によって機能層甲皮の下縁の下端は、中底の縁領域の上
方にあって、本底を注加するまでは、中底および表面材
料甲皮に固定されていない。本底を注加するときは、こ
の変型においても、機能層甲皮の下縁の領域は、その外
側、その内側およびその切断面は、本底合成物質によっ
て被覆され、その周りを充填される。またこの変型にお
いても、靴を製造するときに取り扱いを容易にするため
に、機能層甲皮および表面材料甲皮を、これらの下方の
領域において接着剤によって相互に離して固定すること
ができる。たとえば、このような接着剤を、表面材料甲
皮の下端から約5mm離した場所に設ける。
【0015】機能層甲皮の下縁の領域において、機能層
積層体の外側を広い表面にわたって本底合成物質で充填
しようとするときは、本発明の前述のすべての変型にお
いて、中底の縫い目に隣接する本底の側壁で覆われる領
域において、表面材料甲皮の下縁に孔を穿つことができ
る。本底を注加するときに、中底が液体の本底合成物質
を透過させるには、たとえば中底を穿孔することによっ
て達成することができる。好ましい実施態様として、中
底は、その製造方法に基づいて、液体の本底合成物質を
透過させる材料で構成する。たとえば、これには網状材
料、織物、経編物および緯編物、並びに特にフリース状
のような繊維材料がある。
積層体の外側を広い表面にわたって本底合成物質で充填
しようとするときは、本発明の前述のすべての変型にお
いて、中底の縫い目に隣接する本底の側壁で覆われる領
域において、表面材料甲皮の下縁に孔を穿つことができ
る。本底を注加するときに、中底が液体の本底合成物質
を透過させるには、たとえば中底を穿孔することによっ
て達成することができる。好ましい実施態様として、中
底は、その製造方法に基づいて、液体の本底合成物質を
透過させる材料で構成する。たとえば、これには網状材
料、織物、経編物および緯編物、並びに特にフリース状
のような繊維材料がある。
【0016】中底は、本底を注加するときに、液体の本
底合成物質に関して吸収しない材料から構成することが
好ましい。中底の縫い目は、ジグザグ縫い目とすること
ができる。特に有利には、中底縫い目を伸縮縫い目とす
る、すなわち縫い目によって中底の縁と表面材料甲皮の
下縁とを靴型から広げて離し、これによって液体の本底
物質が特に容易に機能層甲皮の下縁に進入してその周り
に流入することができるようにする。
底合成物質に関して吸収しない材料から構成することが
好ましい。中底の縫い目は、ジグザグ縫い目とすること
ができる。特に有利には、中底縫い目を伸縮縫い目とす
る、すなわち縫い目によって中底の縁と表面材料甲皮の
下縁とを靴型から広げて離し、これによって液体の本底
物質が特に容易に機能層甲皮の下縁に進入してその周り
に流入することができるようにする。
【0017】本発明の優れた実施態様において、中底の
縫い目は、表面材料甲皮の外側輪郭に関して、予じめ定
めた程度だけ、中底の中央に向かう方向に、内側に向け
て移す。この場合、本底の側壁の高さは一層低くするこ
とができる。機能層甲皮の下縁の周りに、特に有効に流
入させるためには、本発明の靴の製造において、型の底
に点状または他の形、たとえば波状の隆起を設けた型を
使用することが好ましい。この方法によって、本底を注
加するときに、型の底と、液体の本底合成物質を透過す
る中底との間で確実に距離をとり、これによって、液体
の本底合成物質が機能層の下縁の周りに流入する作用を
高める。
縫い目は、表面材料甲皮の外側輪郭に関して、予じめ定
めた程度だけ、中底の中央に向かう方向に、内側に向け
て移す。この場合、本底の側壁の高さは一層低くするこ
とができる。機能層甲皮の下縁の周りに、特に有効に流
入させるためには、本発明の靴の製造において、型の底
に点状または他の形、たとえば波状の隆起を設けた型を
使用することが好ましい。この方法によって、本底を注
加するときに、型の底と、液体の本底合成物質を透過す
る中底との間で確実に距離をとり、これによって、液体
の本底合成物質が機能層の下縁の周りに流入する作用を
高める。
【0018】本底を注加するとき、穿孔された中底を通
して、液体の本底合成物質を流入させることは、既にフ
ランス特許公開2 576 195から知られている。
この特許の靴は、本底に対設する中底の側に、本底を繋
ぎ止めるための開口を穿った中間底を設け、本底を注加
するときに、液体の本底合成物質がこの開口に進入し
て、本底をこの中間底に繋ぎ止める。
して、液体の本底合成物質を流入させることは、既にフ
ランス特許公開2 576 195から知られている。
この特許の靴は、本底に対設する中底の側に、本底を繋
ぎ止めるための開口を穿った中間底を設け、本底を注加
するときに、液体の本底合成物質がこの開口に進入し
て、本底をこの中間底に繋ぎ止める。
【0019】
【実施例】さて、本発明を実施態様によって、さらに詳
細に説明する。図1〜3は、これらの略横断面図を示
し、靴の製造に使用する型は、どの図でもまだ靴から取
り出していない。図1および2に示す本発明の実施態様
の靴では、機能層甲皮の縁の下端が、表面材料甲皮の下
端より短かく切断されている。図3に示す実施態様で
は、機能層甲皮の縁の下端を、表面材料甲皮の下端より
長く切ってある。
細に説明する。図1〜3は、これらの略横断面図を示
し、靴の製造に使用する型は、どの図でもまだ靴から取
り出していない。図1および2に示す本発明の実施態様
の靴では、機能層甲皮の縁の下端が、表面材料甲皮の下
端より短かく切断されている。図3に示す実施態様で
は、機能層甲皮の縁の下端を、表面材料甲皮の下端より
長く切ってある。
【0020】図1〜3において、一致する部分は、同一
の符号で表す。図1に示す水密性で水蒸気透過性の靴1
1の実施態様は、表面材料甲皮13、表面材料甲皮13
の内部にある機能層甲皮15、表皮材料甲皮の縁19の
端と縫い目21よって縫い合わさせている穿孔された中
底17、さらに、合成物質を注加した形の本底23を有
する。なお、靴の内部には、靴の製造に使用する型25
がある。
の符号で表す。図1に示す水密性で水蒸気透過性の靴1
1の実施態様は、表面材料甲皮13、表面材料甲皮13
の内部にある機能層甲皮15、表皮材料甲皮の縁19の
端と縫い目21よって縫い合わさせている穿孔された中
底17、さらに、合成物質を注加した形の本底23を有
する。なお、靴の内部には、靴の製造に使用する型25
がある。
【0021】機能層甲皮の下縁27は、表面材料甲皮の
下縁19より短かく切ってある。機能層甲皮15は、水
密性で水蒸気透過性の機能層を積層して形成され、その
上に表面材料甲皮13に向いて外側に(図示しない)繊
維補強材を有し、またその上に型25に向いて内側に
(図示しない)繊維層裏地を有する。重要なことは、機
能層甲皮の下縁27が、中底17と表面材料甲皮の下縁
19との間で、縫い目21で縫い付けていないことであ
る。それどころか、機能層材料甲皮の下縁27の自由な
下端は、本底を注加する前に、型25と表面材料甲皮の
下縁19との間で固定されていない。靴の製造におい
て、取り扱いを容易にするために、機能層甲皮の下縁2
7を、機能層甲皮の下縁の端より予じめ定めた距離にお
いて、粘着帯31で固定する。
下縁19より短かく切ってある。機能層甲皮15は、水
密性で水蒸気透過性の機能層を積層して形成され、その
上に表面材料甲皮13に向いて外側に(図示しない)繊
維補強材を有し、またその上に型25に向いて内側に
(図示しない)繊維層裏地を有する。重要なことは、機
能層甲皮の下縁27が、中底17と表面材料甲皮の下縁
19との間で、縫い目21で縫い付けていないことであ
る。それどころか、機能層材料甲皮の下縁27の自由な
下端は、本底を注加する前に、型25と表面材料甲皮の
下縁19との間で固定されていない。靴の製造におい
て、取り扱いを容易にするために、機能層甲皮の下縁2
7を、機能層甲皮の下縁の端より予じめ定めた距離にお
いて、粘着帯31で固定する。
【0022】型25の型底33は、型の中央から見て、
波の山35を波の谷37の間に設けて波形とし、本底物
質23を注加する間、中底17を波の山35の助けによ
って、広い部分にわたって、型底33から最小の距離を
保つようにする。このとき機能層甲皮の下縁27の自由
端の領域に波の谷37を設け、この場所で機能層甲皮の
下縁27の周りへの良好な流れが保証できるようにす
る。
波の山35を波の谷37の間に設けて波形とし、本底物
質23を注加する間、中底17を波の山35の助けによ
って、広い部分にわたって、型底33から最小の距離を
保つようにする。このとき機能層甲皮の下縁27の自由
端の領域に波の谷37を設け、この場所で機能層甲皮の
下縁27の周りへの良好な流れが保証できるようにす
る。
【0023】機能層甲皮の下縁27の自由端は、その内
側で斜めに切って、示してある。これによってこの端が
図に示すように、斜めに切ってあることを意味する。す
なわち、機能層の内側の裏地繊維層が、斜めに切るよう
に削ってあって、これによって、液体の本底物質を注加
するときに、この場所で機能層の内側表面まで進入させ
ることができる。そうでない場合は、液体の本底物質が
機能層積層体の裏地繊維を通して、機能層まで侵入する
ことができない。
側で斜めに切って、示してある。これによってこの端が
図に示すように、斜めに切ってあることを意味する。す
なわち、機能層の内側の裏地繊維層が、斜めに切るよう
に削ってあって、これによって、液体の本底物質を注加
するときに、この場所で機能層の内側表面まで進入させ
ることができる。そうでない場合は、液体の本底物質が
機能層積層体の裏地繊維を通して、機能層まで侵入する
ことができない。
【0024】縫い目21は、ジグザグ縫い目としても、
伸縮縫い目としても形成することができる。伸縮縫い目
として形成することが優れている。そのわけは、このと
き伸縮縫い目に隣接する中底17と表面材料甲皮の下縁
19との領域が、型底33から離れて、液体の本底物質
が流入する特に広い空間を形成するので、本底物質は機
能層甲皮の下縁27の外側、内側および断面の周りに特
に良好に流入し、これによってこれらの領域は本底物質
で良好に包み込まれて覆われる。
伸縮縫い目としても形成することができる。伸縮縫い目
として形成することが優れている。そのわけは、このと
き伸縮縫い目に隣接する中底17と表面材料甲皮の下縁
19との領域が、型底33から離れて、液体の本底物質
が流入する特に広い空間を形成するので、本底物質は機
能層甲皮の下縁27の外側、内側および断面の周りに特
に良好に流入し、これによってこれらの領域は本底物質
で良好に包み込まれて覆われる。
【0025】図2に示す実施態様が図1に示す実施態様
と一致しない点は、粘着帯31が機能層甲皮の下縁27
の自由端から離れておらずに、この自由端に直接隣接し
ていることである。この場合、粘着帯31は、表面材料
甲皮の下縁端19と機能層甲皮の下縁端27とを固定す
るためのみに使用するのではなく、粘着帯31は、本底
物質が機能層甲皮の下縁27の外側に充填する作用の代
りをする可能性がある。この場合、粘着帯は本底と同一
の物質、たとえば注加された本底にしばしば使用される
ポリウレタン(PU)を使用することが有利である。
と一致しない点は、粘着帯31が機能層甲皮の下縁27
の自由端から離れておらずに、この自由端に直接隣接し
ていることである。この場合、粘着帯31は、表面材料
甲皮の下縁端19と機能層甲皮の下縁端27とを固定す
るためのみに使用するのではなく、粘着帯31は、本底
物質が機能層甲皮の下縁27の外側に充填する作用の代
りをする可能性がある。この場合、粘着帯は本底と同一
の物質、たとえば注加された本底にしばしば使用される
ポリウレタン(PU)を使用することが有利である。
【0026】特に、この実施例において、粘着帯31が
十分な密着性を有しない接着剤からなるときは、表面材
料甲皮の下縁19に、粘着帯31と本底の側壁の上縁と
の間の領域に穿孔39を設ける。このときは本底合成物
質が、粘着帯31の上方の領域において、機能層積層体
の外側を充填する。なおこのような穿孔39は、全ての
実施態様において有利である。
十分な密着性を有しない接着剤からなるときは、表面材
料甲皮の下縁19に、粘着帯31と本底の側壁の上縁と
の間の領域に穿孔39を設ける。このときは本底合成物
質が、粘着帯31の上方の領域において、機能層積層体
の外側を充填する。なおこのような穿孔39は、全ての
実施態様において有利である。
【0027】図3に示す実施態様は、図1および2に示
す実施態様と広く一致しているが、2つの相異点とし
て、第1に、機能層甲皮の下縁27が、表面材料甲皮の
下縁19より長く切断されていること、および平坦な型
底33を有する型25が使用されていることである。図
3に従って、機能層甲皮の下縁27を表面材料甲皮の下
縁19より長くすると、機能層甲皮の下縁27の自由端
は型底33の下側の下まで延びるので、図3において粘
着物31の形で示すように、機能層甲皮の下縁27と表
面材料甲皮の下縁19との間を接着剤で固定すること
は、必ずしも必要ではなくなる。この場合は、本底23
を形成するために液体の合成物質を注加するときに、機
能層甲皮の下縁27が、型底33と穿孔された中底17
との間で拘束された状態にはない。
す実施態様と広く一致しているが、2つの相異点とし
て、第1に、機能層甲皮の下縁27が、表面材料甲皮の
下縁19より長く切断されていること、および平坦な型
底33を有する型25が使用されていることである。図
3に従って、機能層甲皮の下縁27を表面材料甲皮の下
縁19より長くすると、機能層甲皮の下縁27の自由端
は型底33の下側の下まで延びるので、図3において粘
着物31の形で示すように、機能層甲皮の下縁27と表
面材料甲皮の下縁19との間を接着剤で固定すること
は、必ずしも必要ではなくなる。この場合は、本底23
を形成するために液体の合成物質を注加するときに、機
能層甲皮の下縁27が、型底33と穿孔された中底17
との間で拘束された状態にはない。
【0028】この実施態様においても、縫い目21とし
て伸縮縫い目を使用し、中底17及び表面材料甲皮の下
縁19を、この縫い目の領域において型底33から引張
ってできる丈け離し、機能層甲皮の下縁27の内側、外
側、切断面の周囲に液体の本底材が流れるように空間を
保つことが有利である。この実施態様においても、不均
一な、たとえば波形の型底33を有する型25を使用す
ることができる。
て伸縮縫い目を使用し、中底17及び表面材料甲皮の下
縁19を、この縫い目の領域において型底33から引張
ってできる丈け離し、機能層甲皮の下縁27の内側、外
側、切断面の周囲に液体の本底材が流れるように空間を
保つことが有利である。この実施態様においても、不均
一な、たとえば波形の型底33を有する型25を使用す
ることができる。
【0029】機能層積層体の機能層は、好ましくは微孔
性のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からな
る。機能層として適切な物質には、米国特許3,95
3,566および4,187,390に記載するよう
に、微孔性の延伸ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E);米国特許4,194,041に記載するように、
親水性の含浸物質および/または層を設けた延伸PTF
E;水蒸気透過性のポリウレタン層;または米国特許
4,725,481および4,493,870に記載す
るように、コポリエーテルエステルおよびその積層体の
ようなエラストマーを含む。
性のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からな
る。機能層として適切な物質には、米国特許3,95
3,566および4,187,390に記載するよう
に、微孔性の延伸ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E);米国特許4,194,041に記載するように、
親水性の含浸物質および/または層を設けた延伸PTF
E;水蒸気透過性のポリウレタン層;または米国特許
4,725,481および4,493,870に記載す
るように、コポリエーテルエステルおよびその積層体の
ようなエラストマーを含む。
【図1】本発明の第1の実施態様の靴の横断面図。
【図2】本発明の第2の実施態様の靴の横断面図。
【図3】本発明の第3の実施態様の靴の横断面図。
11…靴 13…表面材料甲皮 15…機能層甲皮 17…中底 19…表面材料甲皮の下縁 21…縫い目 23…本底 25…型 27…機能層甲皮の下縁 31…粘着物(帯) 33…型の底 35…波の山 37…波の谷 39…穿孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A43B 13/14 B 13/38 A (72)発明者 グンター ノッツォルト ドイツ連邦共和国,デー−45359 エッセ ン,ラッペンベーク 45
Claims (14)
- 【請求項1】 水および水蒸気透過性の表面材料からな
る表面材料甲皮(13)と、表面材料甲皮(13)に縫
い目(21)によって縫い合わされた中底(17)と、
表面材料甲皮(13)の内側に配置され、水密性で水蒸
気透過性の機能層およびこの機能層の少なくとも1つの
側に繊維層を有する機能層積層体によって構成された機
能層甲皮(15)とを有し、かつ中底(17)と、中底
(17)の側の表面材料甲皮の下縁(19)と、中底
(17)の側の機能層甲皮(15)の下縁(27)と
が、注加された合成物質本底(23)の内にある水密性
の靴(11)であって、 表面材料甲皮の下縁(19)と、機能層甲皮の下縁(2
7)とが異なる長さに切断されていて、これら2つの縁
(19,27)の1つが、これら2つの縁(19,2
7)の他方を超えて延在し、かつ機能層甲皮の下縁(2
7)が縫い目(21)によって縫い合わされておらず、
かつ中底(17)が、少なくとも縫い目(21)に隣接
する中底の領域において、本底を注加するときに液体の
本底合成物質が透過する材料からなり、かつ機能層甲皮
の下縁(27)が、本底合成物質(23)の内に埋没し
ていることを特徴とする靴。 - 【請求項2】 中底(17)が、網状材料、または織
物、経編物もしくは緯編物によって、またはフリース材
によって構成されている、請求項1に記載の靴。 - 【請求項3】 中底(17)が、本底(23)を注加す
るときに液体の本底合成物質を吸収しない物質からな
る、請求項1または2に記載の靴。 - 【請求項4】 表面材料甲皮の下縁(19)が、縫い目
(21)に隣接する領域において、穿孔されている、請
求項1〜3のいずれかに記載の靴。 - 【請求項5】 機能層積層体が、機能層甲皮の下縁(2
7)の領域において、接着剤(31)によって表面材料
甲皮(13)の内側に固定されている、請求項1〜4の
いずれかに記載の靴。 - 【請求項6】 接着剤(31)が水密性材料からなる、
請求項5に記載の靴。 - 【請求項7】 表面材料甲皮の下縁(19)と中底(1
7)とが、ジグザグ縫い目(21)で縫い合わされてい
る、請求項1〜6のいずれかに記載の靴。 - 【請求項8】 表面材料甲皮の下縁(19)と中底(1
7)とが、伸縮縫い目(21)で縫い合わされている、
請求項1〜6のいずれかに記載の靴。 - 【請求項9】 縫い目(21)が、表面材料甲皮(1
3)の外部輪郭に関し予じめ定めた範囲で、中底の中央
に向いた方向において内方に向いている、請求項1〜8
のいずれかに記載の靴。 - 【請求項10】 本底の走行面とは反対側にある中底
(17)の上側に、本底合成物質(23)がある、請求
項1〜9のいずれかに記載の靴。 - 【請求項11】 中底(17)の上側の上方にある本底
合成物質(23)が、表面に高所および低所を有する、
請求項10に記載の靴。 - 【請求項12】 高所および低所が、共同して波形を形
成する、請求項11に記載の靴。 - 【請求項13】 機能層が微孔性ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)からなる、請求項1〜12のいずれ
かに記載の靴。 - 【請求項14】 本底がポリウレタン(PU)からな
る、請求項1〜13に記載の靴。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE9406905U DE9406905U1 (de) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | Wasserdichter Schuh |
DE9406905:0 | 1994-04-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0838208A true JPH0838208A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=6907843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7099360A Pending JPH0838208A (ja) | 1994-04-25 | 1995-04-25 | 水密性の靴 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5628127A (ja) |
EP (1) | EP0679347B1 (ja) |
JP (1) | JPH0838208A (ja) |
AT (1) | ATE173588T1 (ja) |
DE (2) | DE9406905U1 (ja) |
DK (1) | DK0679347T3 (ja) |
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JP2014525323A (ja) * | 2011-09-02 | 2014-09-29 | ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド | 直接取付型防水性履物 |
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