JPH0837780A - 無停電電源装置 - Google Patents
無停電電源装置Info
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- JPH0837780A JPH0837780A JP6170657A JP17065794A JPH0837780A JP H0837780 A JPH0837780 A JP H0837780A JP 6170657 A JP6170657 A JP 6170657A JP 17065794 A JP17065794 A JP 17065794A JP H0837780 A JPH0837780 A JP H0837780A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小形かつ安価で常時は無騒音であり、バッテ
リを過放電にすることのない無停電電源装置を提供す
る。 【構成】 商用電源１が正常なときには商用電源１の交
流電力を負荷１４へ出力する。商用電源１が異常なとき
には、先ずバッテリ６の直流電力をインバータ８に供給
して、インバータ８の交流電力を負荷１４へ出力する。
他方、商用電源１の異常時には、発電機２からの交流電
力を整流器７で整流して、整流器７の出力電圧がバッテ
リ６の端子電圧以上になると、バッテリ６に代えて整流
器７の出力をインバータ８に供給する。
リを過放電にすることのない無停電電源装置を提供す
る。 【構成】 商用電源１が正常なときには商用電源１の交
流電力を負荷１４へ出力する。商用電源１が異常なとき
には、先ずバッテリ６の直流電力をインバータ８に供給
して、インバータ８の交流電力を負荷１４へ出力する。
他方、商用電源１の異常時には、発電機２からの交流電
力を整流器７で整流して、整流器７の出力電圧がバッテ
リ６の端子電圧以上になると、バッテリ６に代えて整流
器７の出力をインバータ８に供給する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷に常時連続的に交
流電力を供給する無停電電源装置に関するものである。
流電力を供給する無停電電源装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】無停電電源装置の中には、商用電源の他
に、非常用に発電機を備えているものがある。この種の
従来の無停電電源装置では、商用電源と発電機とを切換
える切換スイッチを備えており、無停電電源装置に入力
される交流電力を整流し、直流電力に変換して蓄電池を
浮動充電しながら直流電力をインバータで常時交流電力
に逆変換して負荷に供給している。
に、非常用に発電機を備えているものがある。この種の
従来の無停電電源装置では、商用電源と発電機とを切換
える切換スイッチを備えており、無停電電源装置に入力
される交流電力を整流し、直流電力に変換して蓄電池を
浮動充電しながら直流電力をインバータで常時交流電力
に逆変換して負荷に供給している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無停電電源
装置では、発電機の機能によっては、発電機の出力電圧
の歪みや周波数変動が大きくて、発電機からの交流出力
をそのまま負荷へ出力できない場合があるため、発電機
の出力を一度直流電力に変換し、インバータで交流電力
に逆変換することで、良好な交流電力を供給できるとい
う利点を有している。しかしながら、インバータを常時
連続運転すると、電力損失が大きくなる上、損失熱を冷
却するための冷却器を含めた冷却構造が大掛かりにな
る。また整流器はインバータの定格出力容量を確保でき
るだけの十分な容量が必要になるために、大形になる問
題が発生する。冷却構造を小さくしようとすれば、電動
ファンによる強制空冷が常時必要となるため、騒音が発
生する等の問題が生じる。このようなことから従来の無
停電電源装置では、装置が大形化し、また装置の価格が
高くなるという難点があった。
装置では、発電機の機能によっては、発電機の出力電圧
の歪みや周波数変動が大きくて、発電機からの交流出力
をそのまま負荷へ出力できない場合があるため、発電機
の出力を一度直流電力に変換し、インバータで交流電力
に逆変換することで、良好な交流電力を供給できるとい
う利点を有している。しかしながら、インバータを常時
連続運転すると、電力損失が大きくなる上、損失熱を冷
却するための冷却器を含めた冷却構造が大掛かりにな
る。また整流器はインバータの定格出力容量を確保でき
るだけの十分な容量が必要になるために、大形になる問
題が発生する。冷却構造を小さくしようとすれば、電動
ファンによる強制空冷が常時必要となるため、騒音が発
生する等の問題が生じる。このようなことから従来の無
停電電源装置では、装置が大形化し、また装置の価格が
高くなるという難点があった。
【０００４】本発明の目的は、上記の問題を解決できて
る無停電電源装置を提供することにある。
る無停電電源装置を提供することにある。
【０００５】本発明の他の目的は、バッテリを過放電状
態にすることのない無停電電源装置を提供することにあ
る。
態にすることのない無停電電源装置を提供することにあ
る。
【０００６】本発明の他の目的は、バッテリの出力と別
の交流電源の出力を整流する整流器の出力との切換を簡
単な構成で自動的に行える無停電電源装置を提供するこ
とにある。
の交流電源の出力を整流する整流器の出力との切換を簡
単な構成で自動的に行える無停電電源装置を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の無停電電源装置を、実施例の図面に付した符号を
用いて説明する。本発明の無停電電源装置は、商用電源
１の交流電力を整流して得た直流電力によりバッテリ６
を充電するバッテリ充電回路５と、バッテリ６の出力を
交流電力に変換して出力するインバータ８と、商用電源
１から供給される交流電力の状態を判定し、交流電力が
正常なときには交流電力を負荷１４へ出力させ、商用電
源１が異常なときにはインバータ８を動作させてインバ
ータの出力を負荷へ出力させる交流電力切換装置１３と
を具備する無停電電源装置を対象とする。そして、本発
明では、商用電源１とは別の交流電源２から入力される
交流電力を整流する整流器７と、整流器の出力電圧がバ
ッテリ６の端子電圧よりも低いときにはバッテリ６の出
力をインバータ８に供給し、整流器７の出力電圧がバッ
テリ６の端子電圧以上になると整流器７の出力をインバ
ータ８に供給する直流電力切換回路１０とを具備する。
発明の無停電電源装置を、実施例の図面に付した符号を
用いて説明する。本発明の無停電電源装置は、商用電源
１の交流電力を整流して得た直流電力によりバッテリ６
を充電するバッテリ充電回路５と、バッテリ６の出力を
交流電力に変換して出力するインバータ８と、商用電源
１から供給される交流電力の状態を判定し、交流電力が
正常なときには交流電力を負荷１４へ出力させ、商用電
源１が異常なときにはインバータ８を動作させてインバ
ータの出力を負荷へ出力させる交流電力切換装置１３と
を具備する無停電電源装置を対象とする。そして、本発
明では、商用電源１とは別の交流電源２から入力される
交流電力を整流する整流器７と、整流器の出力電圧がバ
ッテリ６の端子電圧よりも低いときにはバッテリ６の出
力をインバータ８に供給し、整流器７の出力電圧がバッ
テリ６の端子電圧以上になると整流器７の出力をインバ
ータ８に供給する直流電力切換回路１０とを具備する。
【０００８】商用電源１と発電機等の別の交流電源２と
の切換は、切換スイッチにより行えばよい。なおこの切
換スイッチを交流電力切換装置１３の動作と連動して操
作すれば、自動的に商用電源１と別の交流電源２との切
換が行われる。また発電機等の別の交流電源２の起動
も、商用電源の異常の検出と連動して自動的に行うのが
好ましい。しかしながら手動操作によって交流電源２を
起動させてもよいのは勿論である。
の切換は、切換スイッチにより行えばよい。なおこの切
換スイッチを交流電力切換装置１３の動作と連動して操
作すれば、自動的に商用電源１と別の交流電源２との切
換が行われる。また発電機等の別の交流電源２の起動
も、商用電源の異常の検出と連動して自動的に行うのが
好ましい。しかしながら手動操作によって交流電源２を
起動させてもよいのは勿論である。
【０００９】切換スイッチを用いて商用電源１と発電機
２とを切換える場合、交流電力切換装置は、切換スイッ
チを通して供給される交流電力の状態を判定し、供給さ
れる交流電力が正常なときには供給される交流電力を出
力端子から出力させ、供給される交流電力が異常なとき
にはインバータを動作させてインバータの出力を出力端
子から出力させるように構成するのが好ましい。なお発
電機等の別の交流電源２から交流電力が入力されるまで
は、バッテリ６がインバータの直流電源として用いられ
る。
２とを切換える場合、交流電力切換装置は、切換スイッ
チを通して供給される交流電力の状態を判定し、供給さ
れる交流電力が正常なときには供給される交流電力を出
力端子から出力させ、供給される交流電力が異常なとき
にはインバータを動作させてインバータの出力を出力端
子から出力させるように構成するのが好ましい。なお発
電機等の別の交流電源２から交流電力が入力されるまで
は、バッテリ６がインバータの直流電源として用いられ
る。
【００１０】また直流電力切換回路１０を、バッテリ６
とインバータ８との間にアノードをバッテリ６側に向け
るようにして配置された第１のダイオード９ａと、整流
器７とインバータ８との間にアノードを整流器７側に向
けるようにして配置された第２のダイオード９ｂとで構
成すると、電圧センサやスイッチング回路等を用いるこ
となく、簡単な回路でインバータ８に供給する直流電力
を切換ることができる。
とインバータ８との間にアノードをバッテリ６側に向け
るようにして配置された第１のダイオード９ａと、整流
器７とインバータ８との間にアノードを整流器７側に向
けるようにして配置された第２のダイオード９ｂとで構
成すると、電圧センサやスイッチング回路等を用いるこ
となく、簡単な回路でインバータ８に供給する直流電力
を切換ることができる。
【００１１】
【作用】本発明の無停電電源装置は、商用電源１の正常
時には商用電源１の交流電力を負荷１４に供給する。商
用電源１に異常が発生したときには、交流電力切換装置
１３が作動し、インバータ８を動作させて、先ずバッテ
リ６の直流電力を交流電力に変換して負荷１４に供給す
る。そして、発電機等の商用電源１とは別の交流電源２
からの交流電力を整流する整流器７の出力電力がバッテ
リ６の端子電圧以上になると、直流電力切換回路１０の
動作でインバータ８の入力直流電力が、バッテリ６の出
力から整流器７の出力に切換えられる。即ち、本発明で
は、インバータ８は商用電源１が異常な時にのみ動作す
るので、常時は電力損失が実質的になく、冷却ファン等
の冷却設備を設ける必要がない。また直流電力切換回路
１０を設けているため、バッテリ６は商用電源１の出力
に異常が発生した後に、別の交流電源２の出力が正常に
なるまでの間だけ放電する。そのため商用電源１の異常
が長引いてもバッテリ６が過放電状態になることはな
い。
時には商用電源１の交流電力を負荷１４に供給する。商
用電源１に異常が発生したときには、交流電力切換装置
１３が作動し、インバータ８を動作させて、先ずバッテ
リ６の直流電力を交流電力に変換して負荷１４に供給す
る。そして、発電機等の商用電源１とは別の交流電源２
からの交流電力を整流する整流器７の出力電力がバッテ
リ６の端子電圧以上になると、直流電力切換回路１０の
動作でインバータ８の入力直流電力が、バッテリ６の出
力から整流器７の出力に切換えられる。即ち、本発明で
は、インバータ８は商用電源１が異常な時にのみ動作す
るので、常時は電力損失が実質的になく、冷却ファン等
の冷却設備を設ける必要がない。また直流電力切換回路
１０を設けているため、バッテリ６は商用電源１の出力
に異常が発生した後に、別の交流電源２の出力が正常に
なるまでの間だけ放電する。そのため商用電源１の異常
が長引いてもバッテリ６が過放電状態になることはな
い。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の第１の実施例を図１を参照し
て説明する。同図において、１は商用電源、２は商用電
源１の停電時に運転されて交流電力を出力する別の交流
電源としての発電機、３は本実施例の無停電電源装置で
ある。３ａは商用電源電力の入力端子、３ｂは発電機出
力の入力端子、３ｃは負荷へ交流電力を出力する出力端
子、１４は負荷である。４は入力端子３ａと出力端子３
ｃとの間に接続された電子スイッチ、５は整流器を含む
充電回路、６は充電回路５により充電されるバッテリで
ある。７は発電機２からの交流電力を整流する整流器、
８は直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ
である。９ａはアノードをバッテリ６の正極側に、カソ
ードをインバータ８の入力端側に、それぞれ接続した第
１のダイオード、９ｂはアノードを整流器７の出力端側
に、カソードをインバータ８の入力端側にそれぞれ接続
した第２のダイオードである。上記二つのダイオード９
ａ，９ｂは直流電力切換回路１０を構成する。
て説明する。同図において、１は商用電源、２は商用電
源１の停電時に運転されて交流電力を出力する別の交流
電源としての発電機、３は本実施例の無停電電源装置で
ある。３ａは商用電源電力の入力端子、３ｂは発電機出
力の入力端子、３ｃは負荷へ交流電力を出力する出力端
子、１４は負荷である。４は入力端子３ａと出力端子３
ｃとの間に接続された電子スイッチ、５は整流器を含む
充電回路、６は充電回路５により充電されるバッテリで
ある。７は発電機２からの交流電力を整流する整流器、
８は直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ
である。９ａはアノードをバッテリ６の正極側に、カソ
ードをインバータ８の入力端側に、それぞれ接続した第
１のダイオード、９ｂはアノードを整流器７の出力端側
に、カソードをインバータ８の入力端側にそれぞれ接続
した第２のダイオードである。上記二つのダイオード９
ａ，９ｂは直流電力切換回路１０を構成する。
【００１３】１１は充電回路５の入力端を入力端子３ａ
の側と入力端子３ｂの側とに切換接続する切換スイッチ
である。１２は降圧用変圧器、１３はこの変圧器の出力
電圧に基づいて商用電源１の異常の有無を検知して制御
信号を出力し、電子スイッチ４のオン・オフとインバー
タ８の起動及び停止、並びに切換スイッチ１１の切換を
制御する交流電力切換装置である。
の側と入力端子３ｂの側とに切換接続する切換スイッチ
である。１２は降圧用変圧器、１３はこの変圧器の出力
電圧に基づいて商用電源１の異常の有無を検知して制御
信号を出力し、電子スイッチ４のオン・オフとインバー
タ８の起動及び停止、並びに切換スイッチ１１の切換を
制御する交流電力切換装置である。
【００１４】本実施例の電源装置の動作を説明すると、
商用電源１が正常な場合は、交流電力切換装置１３から
の制御信号で電子スイッチ４がオンして、商用電源１の
交流電力が負荷１４に供給されている。このとき交流電
力切換装置１３からの制御信号で、インバータ８は停止
状態にあり、また切換スイッチ１１は入力端子３ａの側
にオンしており、充電回路５を介しバッテリ６が充電さ
れる。
商用電源１が正常な場合は、交流電力切換装置１３から
の制御信号で電子スイッチ４がオンして、商用電源１の
交流電力が負荷１４に供給されている。このとき交流電
力切換装置１３からの制御信号で、インバータ８は停止
状態にあり、また切換スイッチ１１は入力端子３ａの側
にオンしており、充電回路５を介しバッテリ６が充電さ
れる。
【００１５】商用電源１が停電すると、交流電力切換装
置１３がこれを検知して制御信号により、電子スイッチ
４をオフにすると同時にインバータ８を動作させる。ま
た交流電力切換装置１３からの制御信号により、切換ス
イッチ１１が入力端子３ｂ側に切換る。この場合、イン
バータ８は先ずバッテリ６からの直流電力を交流電力に
変換して負荷１４に供給する。他方、商用電源１が停止
するとバックアップ電源として発電機２が運転される。
この場合、発電機２の出力が漸増して出力電圧が正常値
になるまでは、インバータ８はバッテリ６の直流電力を
入力として交流電力を出力する。そして、発電機２の出
力電圧が正常値になって、整流器７からの出力直流電圧
がバッテリ６の電圧を超えるようになると、図示のよう
に接続のダイオード９ａ，９ｂの作用で、バッテリ６の
直流電力に代えて整流器６からの直流電力がインバータ
８に入力されて交流電力に変換出力される。この場合、
切換スイッチ１１は切換装置１３の作用で入力端子３ｂ
の側にオンするように切換えられ、バッテリ６は発電機
２の出力により充電回路５を通して充電される。
置１３がこれを検知して制御信号により、電子スイッチ
４をオフにすると同時にインバータ８を動作させる。ま
た交流電力切換装置１３からの制御信号により、切換ス
イッチ１１が入力端子３ｂ側に切換る。この場合、イン
バータ８は先ずバッテリ６からの直流電力を交流電力に
変換して負荷１４に供給する。他方、商用電源１が停止
するとバックアップ電源として発電機２が運転される。
この場合、発電機２の出力が漸増して出力電圧が正常値
になるまでは、インバータ８はバッテリ６の直流電力を
入力として交流電力を出力する。そして、発電機２の出
力電圧が正常値になって、整流器７からの出力直流電圧
がバッテリ６の電圧を超えるようになると、図示のよう
に接続のダイオード９ａ，９ｂの作用で、バッテリ６の
直流電力に代えて整流器６からの直流電力がインバータ
８に入力されて交流電力に変換出力される。この場合、
切換スイッチ１１は切換装置１３の作用で入力端子３ｂ
の側にオンするように切換えられ、バッテリ６は発電機
２の出力により充電回路５を通して充電される。
【００１６】即ち、本実施例においては、インバータ８
は商用電源１の停電時にのみ運転され、商用電源１の停
電後、発電機２の出力が正常になるまでの間はバッテリ
６の直流電力がインバータ８に入力され、発電機２の出
力が正常になってからは整流器７からの直流電力がイン
バータ８に入力されて、交流電力に変換出力される。そ
して、商用電源１が復旧すると、交流電力切換装置１３
の作用で電子スイッチ４がオンになり、インバータ８が
停止されて商用電源１の電力が負荷１４へ供給される。
また、切換スイッチ１１が入力端子３ａ側に切換えられ
て、蓄電池６の充電が行われる。発電機２は商用電源１
の復旧とともに運転が停止される。
は商用電源１の停電時にのみ運転され、商用電源１の停
電後、発電機２の出力が正常になるまでの間はバッテリ
６の直流電力がインバータ８に入力され、発電機２の出
力が正常になってからは整流器７からの直流電力がイン
バータ８に入力されて、交流電力に変換出力される。そ
して、商用電源１が復旧すると、交流電力切換装置１３
の作用で電子スイッチ４がオンになり、インバータ８が
停止されて商用電源１の電力が負荷１４へ供給される。
また、切換スイッチ１１が入力端子３ａ側に切換えられ
て、蓄電池６の充電が行われる。発電機２は商用電源１
の復旧とともに運転が停止される。
【００１７】図２は、本発明の第２の実施例の回路構成
を示している。本実施例が、図１の実施例と異なるの
は、切換スイッチ１１´の位置と、交流電力切換装置１
３´の構成または動作である。本実施例では、切換スイ
ッチ１１´が入力端子３ａと商用電源１との間に配置さ
れている。また本実施例の交流電力切換装置１３´は、
切換スイッチ１１´を通して供給される交流電力の状態
を判定し、供給される交流電力が正常なときには供給さ
れる交流電力を出力端子から出力させ、供給される交流
電力が異常なときにはインバータ８を動作させてインバ
ータ８の出力を出力端子３ｃから出力させるように構成
されている。
を示している。本実施例が、図１の実施例と異なるの
は、切換スイッチ１１´の位置と、交流電力切換装置１
３´の構成または動作である。本実施例では、切換スイ
ッチ１１´が入力端子３ａと商用電源１との間に配置さ
れている。また本実施例の交流電力切換装置１３´は、
切換スイッチ１１´を通して供給される交流電力の状態
を判定し、供給される交流電力が正常なときには供給さ
れる交流電力を出力端子から出力させ、供給される交流
電力が異常なときにはインバータ８を動作させてインバ
ータ８の出力を出力端子３ｃから出力させるように構成
されている。
【００１８】本実施例では、商用電源１に異常が発生し
た場合、交流電力切換装置１３´はバッテリ６を電源と
してインバータ８を作動させ、負荷１４にインバータ８
の出力を供給する。商用電源１の異常発生に伴って、手
動または自動により発電機２が起動され、手動または自
動により切換スイッチ１１´が切換えられると、発電機
２からの交流電力が充電回路５と整流器７とに供給され
る。発電機２が起動されてその出力が一定レベル以上即
ち十分に確立するまでは、発電機２の出力が負荷１４に
供給されることはない。即ち、発電機２の起動当初は、
バッテリ６を電源としてインバータ８が作動して、負荷
１４に交流電力が供給される。発電機２の出力を整流器
７で整流した電圧がバッテリ６の電圧より高くなると、
インバータ８は整流器７の出力を電源として動作して交
流電力を負荷１４に出力する。このとき発電機２の出力
により、切換スイッチ１１´及び充電回路５を通してバ
ッテリ６は充電される。そして発電機２の出力が十分に
確立すると、交流電力切換装置１３´は、発電機２から
供給される交流電力が正常になったと判断して、電子ス
イッチ４をオン状態とし、インバータ８の動作を停止さ
せ、発電機２の出力を電子スイッチ４を通して負荷１４
に供給する。以後、発電機２から負荷１４に交流電力が
供給される。したがって図１の実施例と比べて、本実施
例によれば、インバータ８の作動時間を短くすることが
できる。発電機２が起動した後、商用電源が復旧した後
は、切換スイッチ１１´を手動または自動により切換え
て商用電源１から負荷１４へ交流電力を供給する。発電
機２から商用電源１に切換える際には、バッテリ６を電
源としてインバータ８が作動するため、負荷への交流電
力の供給がとぎれることはない。
た場合、交流電力切換装置１３´はバッテリ６を電源と
してインバータ８を作動させ、負荷１４にインバータ８
の出力を供給する。商用電源１の異常発生に伴って、手
動または自動により発電機２が起動され、手動または自
動により切換スイッチ１１´が切換えられると、発電機
２からの交流電力が充電回路５と整流器７とに供給され
る。発電機２が起動されてその出力が一定レベル以上即
ち十分に確立するまでは、発電機２の出力が負荷１４に
供給されることはない。即ち、発電機２の起動当初は、
バッテリ６を電源としてインバータ８が作動して、負荷
１４に交流電力が供給される。発電機２の出力を整流器
７で整流した電圧がバッテリ６の電圧より高くなると、
インバータ８は整流器７の出力を電源として動作して交
流電力を負荷１４に出力する。このとき発電機２の出力
により、切換スイッチ１１´及び充電回路５を通してバ
ッテリ６は充電される。そして発電機２の出力が十分に
確立すると、交流電力切換装置１３´は、発電機２から
供給される交流電力が正常になったと判断して、電子ス
イッチ４をオン状態とし、インバータ８の動作を停止さ
せ、発電機２の出力を電子スイッチ４を通して負荷１４
に供給する。以後、発電機２から負荷１４に交流電力が
供給される。したがって図１の実施例と比べて、本実施
例によれば、インバータ８の作動時間を短くすることが
できる。発電機２が起動した後、商用電源が復旧した後
は、切換スイッチ１１´を手動または自動により切換え
て商用電源１から負荷１４へ交流電力を供給する。発電
機２から商用電源１に切換える際には、バッテリ６を電
源としてインバータ８が作動するため、負荷への交流電
力の供給がとぎれることはない。
【００１９】以下本願明細書に記載した複数の発明のう
ち、いくつかの発明についてその構成要件を以下に記載
する。
ち、いくつかの発明についてその構成要件を以下に記載
する。
【００２０】（１）商用電源から交流電力が供給される
入力端子と、負荷に交流電力を出力する出力端子と、バ
ッテリと、前記入力端子を通して供給される前記交流電
力を整流して得た直流電力により前記バッテリを充電す
るバッテリ充電回路と、前記バッテリの出力を交流電力
に変換して出力するインバータと、商用電源が異常なと
きに交流電力を発生する発電機と、前記商用電源から供
給される交流電力と前記発電機から出力される交流電力
の入力を切換える切換スイッチ１１と、前記商用電源か
ら供給される交流電力の状態を判定し、前記商用電源か
ら供給される交流電力が正常なときには前記商用電源か
ら供給される交流電力を前記出力端子から出力させ、前
記商用電源が異常なときには前記切換スイッチ１１を切
換えて前記発電機から出力される交流電力を入力すると
ともに前記インバータを動作させて前記インバータの出
力を前記出力端子から出力させる交流電力切換装置１３
とを具備する無停電電源装置であって、前記発電機２か
ら入力される交流電力を整流する整流器７と、前記整流
器７の出力電圧が前記バッテリ６の端子電圧よりも低い
ときには前記バッテリ６の出力を前記インバータに供給
し、前記整流器７の出力電圧が前記バッテリの端子電圧
以上になると前記整流器７の出力を前記インバータ８に
供給する直流電力切換回路とを具備することを特徴とす
る無停電電源装置。
入力端子と、負荷に交流電力を出力する出力端子と、バ
ッテリと、前記入力端子を通して供給される前記交流電
力を整流して得た直流電力により前記バッテリを充電す
るバッテリ充電回路と、前記バッテリの出力を交流電力
に変換して出力するインバータと、商用電源が異常なと
きに交流電力を発生する発電機と、前記商用電源から供
給される交流電力と前記発電機から出力される交流電力
の入力を切換える切換スイッチ１１と、前記商用電源か
ら供給される交流電力の状態を判定し、前記商用電源か
ら供給される交流電力が正常なときには前記商用電源か
ら供給される交流電力を前記出力端子から出力させ、前
記商用電源が異常なときには前記切換スイッチ１１を切
換えて前記発電機から出力される交流電力を入力すると
ともに前記インバータを動作させて前記インバータの出
力を前記出力端子から出力させる交流電力切換装置１３
とを具備する無停電電源装置であって、前記発電機２か
ら入力される交流電力を整流する整流器７と、前記整流
器７の出力電圧が前記バッテリ６の端子電圧よりも低い
ときには前記バッテリ６の出力を前記インバータに供給
し、前記整流器７の出力電圧が前記バッテリの端子電圧
以上になると前記整流器７の出力を前記インバータ８に
供給する直流電力切換回路とを具備することを特徴とす
る無停電電源装置。
【００２１】（２）前記交流電力切換装置１３は、商用
電源が正常になると、商用電源から交流電力が入力され
るように切換スイッチ１１を切換える上記（１）に記載
の無停電電源装置。
電源が正常になると、商用電源から交流電力が入力され
るように切換スイッチ１１を切換える上記（１）に記載
の無停電電源装置。
【００２２】（３）前記発電機２は、前記交流電力切換
装置１３からの制御信号で切替わる切換スイッチ１１と
連動して運転の起動及び停止が行われる上記（２）に記
載の無停電電源装置。
装置１３からの制御信号で切替わる切換スイッチ１１と
連動して運転の起動及び停止が行われる上記（２）に記
載の無停電電源装置。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の無停電電源
装置によれば、常時は商用電源により、また商用電源の
異常時にはインバータを動作させて交流電力を負荷に供
給する。そして商用電源の異常時には、商用電源とは別
の交流電源から入力される交流電力を整流器で整流し、
整流器の出力電圧がバッテリの電圧よりも低いときに
は、バッテリの直流電力をインバータに供給し、整流器
の出力電圧がバッテリの電圧以上になると、整流器の出
力をインバータに供給して交流電力に変換出力するよう
にしたので、商用電源の正常な常時は、インバータは停
止されていて電力損失やこの損失電力による発熱も生ず
ることがない。従って、電源装置の運転経費が極めて軽
減されるとともに、インバータの放熱機構を簡単にでき
て、装置を比較的小形かつ安価で、常時は無騒音とする
ことができる。また、本発明によれば、直流電力切換回
路を設けているため、バッテリは商用電源の出力に異常
が発生した後に、別の交流電源の出力が正常になるまで
の間だけ放電するため、商用電源の異常が長引いてもバ
ッテリが過放電状態になることがない。
装置によれば、常時は商用電源により、また商用電源の
異常時にはインバータを動作させて交流電力を負荷に供
給する。そして商用電源の異常時には、商用電源とは別
の交流電源から入力される交流電力を整流器で整流し、
整流器の出力電圧がバッテリの電圧よりも低いときに
は、バッテリの直流電力をインバータに供給し、整流器
の出力電圧がバッテリの電圧以上になると、整流器の出
力をインバータに供給して交流電力に変換出力するよう
にしたので、商用電源の正常な常時は、インバータは停
止されていて電力損失やこの損失電力による発熱も生ず
ることがない。従って、電源装置の運転経費が極めて軽
減されるとともに、インバータの放熱機構を簡単にでき
て、装置を比較的小形かつ安価で、常時は無騒音とする
ことができる。また、本発明によれば、直流電力切換回
路を設けているため、バッテリは商用電源の出力に異常
が発生した後に、別の交流電源の出力が正常になるまで
の間だけ放電するため、商用電源の異常が長引いてもバ
ッテリが過放電状態になることがない。
【図１】本発明の実施例の構成概要を示す接続図であ
る。
る。
【図２】本発明の他の実施例の構成概要を示す接続図で
ある。
ある。
１ 商用電源 ２ 発電機 ３ 無停電電源装置 ４ 電子スイッチ ５ 充電回路 ６ バッテリ ７ 整流器 ８ インバータ ９ａ，９ｂ ダイオード １０ 直流電力切換回路 １１，１１´ 切換スイッチ １３，１３´ 交流電力切換装置 １４ 負荷
Claims (3)
- 【請求項１】 商用電源から交流電力が供給される入力
端子と、 負荷に交流電力を出力する出力端子と、 バッテリと、 前記入力端子を通して供給される前記交流電力を整流し
て得た直流電力により前記バッテリを充電するバッテリ
充電回路と、 前記バッテリの出力を交流電力に変換して出力するイン
バータと、 前記商用電源から供給される交流電力の状態を判定し、
前記商用電源から供給される交流電力が正常なときには
前記商用電源から供給される交流電力を前記出力端子か
ら出力させ、前記商用電源が異常なときには前記インバ
ータを動作させて前記インバータの出力を前記出力端子
から出力させる交流電力切換装置とを具備する無停電電
源装置であって、 前記商用電源とは別の交流電源から入力される交流電力
を整流する整流器と、 前記整流器の出力電圧が前記バッテリの端子電圧よりも
低いときには前記バッテリの出力を前記インバータに供
給し、前記整流器の出力電圧が前記バッテリの端子電圧
以上になると前記整流器の出力を前記インバータに供給
する直流電力切換回路とを具備することを特徴とする無
停電電源装置。 - 【請求項２】 商用電源が異常なときに交流電力を発生
する発電機と、 交流電力が供給される入力端子と、 負荷に交流電力を出力する出力端子と、 バッテリと、 前記入力端子を通して供給される前記交流電力を整流し
て得た直流電力により前記バッテリを充電するバッテリ
充電回路と、 前記バッテリの出力を交流電力に変換して出力するイン
バータと、 前記商用電源から供給される交流電力と前記発電機から
出力される交流電力の入力を切換える切換スイッチと、 前記切換スイッチを通して供給される交流電力の状態を
判定し、前記供給される交流電力が正常なときには前記
供給される交流電力を前記出力端子から出力させ、前記
供給される交流電力が異常なときには前記インバータを
動作させて前記インバータの出力を前記出力端子から出
力させる交流電力切換装置とを具備する無停電電源装置
であって、 前記発電機から入力される交流電力を整流する整流器
と、 前記整流器の出力電圧が前記バッテリの端子電圧よりも
低いときには前記バッテリの出力を前記インバータに供
給し、前記整流器の出力電圧が前記バッテリの端子電圧
以上になると前記整流器の出力を前記インバータに供給
する直流電力切換回路とを具備することを特徴とする無
停電電源装置。 - 【請求項３】 前記直流電力切換回路は、前記バッテリ
と前記インバータとの間にアノードを前記バッテリ側に
向けるようにして配置された第１のダイオードと、前記
整流器と前記インバータとの間にアノードを前記整流器
側に向けるようにして配置された第２のダイオードとか
ら構成されている請求項１または２に記載の無停電電源
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17065794A JP3446773B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17065794A JP3446773B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 無停電電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0837780A true JPH0837780A (ja) | 1996-02-06 |
| JP3446773B2 JP3446773B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=15908952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17065794A Expired - Lifetime JP3446773B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 無停電電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3446773B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100443427B1 (ko) * | 2001-08-30 | 2004-08-11 | 배영희 | 고효율 직류,교류 복합 출력 무정전 전원장치 |
| KR20150022480A (ko) * | 2013-08-23 | 2015-03-04 | 주식회사 엘지화학 | 전기 커넥터 접촉 유지회로 |
| JP2016042780A (ja) * | 2014-08-15 | 2016-03-31 | 光寶電子（廣州）有限公司 | 無停電電力供給システム、無停電電力供給方法及び記録媒体 |
| CN105471092A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-04-06 | 易事特集团股份有限公司 | 不间断电源系统 |
| WO2018026252A1 (ko) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 주진관 | 직류 고전압 대용량 무접점 스위칭 장치 및 이를 이용한 이차 전지 충방전 전원 장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110994783B (zh) * | 2020-01-02 | 2022-06-07 | 科华恒盛股份有限公司 | 一种不间断电源及其控制方法 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17065794A patent/JP3446773B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100443427B1 (ko) * | 2001-08-30 | 2004-08-11 | 배영희 | 고효율 직류,교류 복합 출력 무정전 전원장치 |
| KR20150022480A (ko) * | 2013-08-23 | 2015-03-04 | 주식회사 엘지화학 | 전기 커넥터 접촉 유지회로 |
| JP2016042780A (ja) * | 2014-08-15 | 2016-03-31 | 光寶電子（廣州）有限公司 | 無停電電力供給システム、無停電電力供給方法及び記録媒体 |
| CN105471092A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-04-06 | 易事特集团股份有限公司 | 不间断电源系统 |
| CN105471092B (zh) * | 2015-12-31 | 2018-10-19 | 易事特集团股份有限公司 | 不间断电源系统 |
| WO2018026252A1 (ko) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 주진관 | 직류 고전압 대용량 무접점 스위칭 장치 및 이를 이용한 이차 전지 충방전 전원 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3446773B2 (ja) | 2003-09-16 |
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