JPH0837723A - 電流差動保護継電装置 - Google Patents

電流差動保護継電装置

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JPH0837723A
JPH0837723A JP6171306A JP17130694A JPH0837723A JP H0837723 A JPH0837723 A JP H0837723A JP 6171306 A JP6171306 A JP 6171306A JP 17130694 A JP17130694 A JP 17130694A JP H0837723 A JPH0837723 A JP H0837723A
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JP
Japan
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current
transmission line
charging current
differential
zero
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JP6171306A
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English (en)
Inventor
Masataka Mitsuoka
正隆 光岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差動演算部の構成を変更することなく、相手
端休止検出時にゼロA制御に伴ない発生する充電電流補
償誤差の低減を実現する電流差動保護継電装置を得る。 【構成】 相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生す
る充電電流補償誤差に対し、あらかじめ設定した端子に
おける補償量を増加させる補償量制御手段を備えた電流
差動保護継電装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送電線電圧の測定に
より送電線の充電電流を求め、この電流値により充電電
流補償を行う電流差動保護継電装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開昭59−12752
6号公報に示された従来の電流差動保護継電装置を示す
構成図であり、図においてA,Bは電気所、1Aと1B
は母線、2は母線1Aと母線1B間に架設されている送
電線、3Aと3Bは送電線2を電気所A,Bから切り離
すための遮断器、4Aと4Bは遮断器3A,3Bの母線
側に設けられている計器用変流器、5Aと5Bは計器用
変流器4A,4Bの検出電流値が入力される減算器、6
Aと6Bは遮断器3A,3Bの反母線側に設けられた計
器用変圧器、7Aと7Bは計器用変圧器6A,6Bの測
定電圧値から充電電流値を算出する充電電流算出回路で
ある。この充電電流算出回路7A,7Bの出力は減算器
5A,5Bへ入力される。8Aと8Bは各減算器5A,
5Bの出力を変調する変調装置、9Aと9Bは前記変調
装置から出力された信号を復調する復調装置であり、変
調装置8Aと復調装置9B、変調装置8Bと復調装置9
Aは相互に通信回路10を介して信号を伝送する。11
Aと11Bは前記減算器5A,5Bの出力と復調装置9
A,9Bの出力とから差動演算及び内部事故判定を行
い、内部事故と判定した場合には遮断器3A,3Bの引
外し信号を出力する差動演算部である。
【0003】なお、変調装置8A,8Bでは電流情報と
共に遮断器3A,3Bの開閉情報も変調され夫々相手端
に伝送される。12Aと12Bは対向端CB情報(遮断
器の接点情報,開閉情報などの遮断器情報)から休止端
検出を行い、差動演算部11A,11Bに対し休止端検
出情報を与えるCB条件判定部である。
【0004】次に動作について説明する。電気所Aの計
器用変圧器6Aは、送電線電圧値に応じた2次電圧値V
AMを出力し、この2次電圧値VAMから充電電流算出
回路7Aにより送電線2の線間充電電流および対地充電
電流の和である充電電流値IAMが充電電流算出回路7
Aにより算出されて減算器5Aに与えられる。計器用変
流器4Aは、送電線2を流れる電流に応じた2次電流値
IAを出力し、この2次電流値IAは減算器5Aに与え
られる。減算器5Aは、2次電流値IAから充電電流値
IAMを減算し、その減算結果に応じた充電補償電流値
IATを出力する。この充電補償電流値IATは、差動
演算部11Aおよび変調装置8Aへ与えられる。変調装
置8Aへ与えられた充電補償電流値IATは、変調され
通信回線10を経て電気所Bの復調装置9Bに送られ
る。
【0005】このような動作は電気所Bにおいても同様
に行われており、電気所Bでは計器用変流器4Bの2次
電流値IBから、計器用変圧器6Bの2次電圧VBMに
応じて充電電流算出回路7Bで算出された充電電流値I
BMを減算した充電補償電流値IBTが、電気所Aの復
調措置9Aに送信される。電気所Bの変調装置8Bから
電気所Aの復調装置9Aへ送信された電気信号は充電補
償電流値IBTに復調され、差動演算部11Aに入力さ
れる。差動演算部11Aは、入力された充電補償電流値
IATと充電補償電流値IBTとに対して差動演算を行
い、その演算結果をあらかじめ定められた設定値と比較
することにより系統故障の判定を行い、保護区間内に故
障ありと判定した場合には遮断器3Aの引外し信号を出
力し、遮断器3Aは送電線2の故障除去を行う。
【0006】図7は、差動演算部11Aにおける受信電
流データゼロアンペア制御(以下、ゼロアンペア制御を
ゼロA制御という)を示す機能ブロック図であり、復調
装置9Aから入力される充電補償電流値IBTは、ブロ
ックBL1によりCB条件判定部12Aからの休止端検
出信号入力により休止端検出時IBT=0とされる。そ
して、前記ゼロA制御後に減算器5Aからの入力である
充電補償電流値IATと共に差動演算がブロックBL2
により実施される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流差動保護継
電装置は以上のように構成されているので、充電電流補
償量は、送電線全区間の1/2ずつを各端子において補
償する適用形態が一般的であるが、遮断器3Bの3相開
放時に電気所A端にて電気所BのB端休止端検出を行
い、受信電流データである充電補償電流値IBTのゼロ
A制御を実施した場合、電気所B端にて補償されていた
区間の充電電流分が補償されずに差動演算部での演算上
の誤差となるなどの問題点があった。
【0008】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、遮断器開放時の休止端検
出による受信電流データゼロA制御時においても差動演
算部の構成を変更することなく、充電電流補償誤差の低
減を実現できる電流差動保護継電装置を得ることを目的
とする。
【0009】請求項2の発明は、遮断器開放時の休止端
検出による受信電流データゼロA制御時においても充電
電流算出回路の変更なしに充電電流補償誤差の低減を実
現できる電流差動保護継電装置を得ることを目的とす
る。
【0010】請求項3の発明は、遮断器開放時の休止端
検出による受信電流データゼロA制御時においても伝送
データである相手端電流に対する制御の変更なしに充電
電流補償誤差の低減を実現できる電流差動保護継電装置
を得ることを目的とする。
【0011】請求項4の発明は、遮断器開放時の休止端
検出による受信データ電流ゼロA制御時の充電電流補償
誤差による不要応動を防止できる電流差動保護継電装置
を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
流差動保護継電装置は、相手端休止検出時にゼロA制御
に伴い発生する充電電流補償誤差に対し、あらかじめ設
定した端子における補償量を増加させる補償量制御手段
を備えたものである。
【0013】請求項2の発明に係る電流差動保護継電装
置は、相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生する充
電電流補償誤差に対し、自端充電電流補償値を強制的に
対向端電流値として設定する電流値強制設定手段を設け
たものである。
【0014】請求項3の発明に係る電流差動保護継電装
置は、相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生する充
電電流補償誤差に対し、各演算端子での差動演算過程に
おいて自端での充電電流補償値をさらに補償する自端充
電電流再補償手段を備えたものである。
【0015】請求項4の発明に係る電流差動保護継電装
置は、相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生する充
電電流補償誤差に対し、休止端子分の充電電流に相当す
る値だけ差動演算の感度を低下させる差動演算感度制御
手段を備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明における補償量制御手段は、相
手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生する充電電流補
償誤差を、あらかじめ設定した端子における補償量を増
加させることで、差動演算部の構成の変更を要すること
なく充電電流補償誤差の低減を実現する。
【0017】請求項2の発明における電流値強制設定手
段は、ゼロA制御に伴い発生する充電電流補償誤差を、
強制的に自端充電電流補償値を対向端電流値として設定
することで、充電電流算出回路の変更を要することなく
充電電流補償誤差の低減を実現する。
【0018】請求項3の発明における自端充電電流再補
償手段は、相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生す
る充電電流補償誤差を、自端での充電補償電流値を各演
算端子での差動演算過程においてさらに補償すること
で、伝送データである相手端電流に対する制御の変更な
しに充電電流補償誤差の低減を実現する。
【0019】請求項4の発明における差動演算感度制御
手段は、相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生する
充電電流補償誤差に対し、休止端子分の充電電流に相当
する値だけ差動演算の感度を低下させ、充電電流補償誤
差による不要応動を防止する。
【0020】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、本実施例の電流差動保護継電装置を示す
構成図である。図1において図6と同一の部分について
は同一の符号を付し説明を省略する。図において13は
対向端CB情報から休止端検出を行い差動演算部11A
に対し休止端検出情報を与えると共に、充電電流算出回
路7Aに対し補償量を増加させる指令を出力するCB条
件判定部である。14は充電電流算出回路7Aに構成さ
れており、CB条件判定部13からB端の休止端検出情
報が与えられたときに、計器用変圧器6Aで測定した測
定電圧値から算出した充電電流値IAMを2倍にする補
償量制御部(補償量制御手段)である。
【0021】また、15はCB条件判定部13と同様に
対向端CB情報から休止端検出を行い差動演算部11B
に対し休止端検出情報を与えると共に、充電電流算出回
路7Bに対し補償量を増加させる指令を出力するCB条
件判定部である。16は充電電流算出回路7Bに構成さ
れており、CB条件判定部15からA端の休止端検出情
報が与えられたときに、計器用変圧器6Bで測定した測
定電圧値から算出した充電電流値IAMを2倍にする補
償量制御部(補償量制御手段)である。
【0022】次に動作について説明する。電気所Aの計
器用変圧器6Aは送電線電圧値に応じた2次電圧値VA
Mを出力する。この2次電圧値VAMは充電電流算出回
路7Aへ与えられる。充電電流算出回路7Aでは、遮断
器3Bが閉じている場合には送電線2の線間充電電流お
よび対地充電電流の和である充電電流値IAMを算出し
て減算器5Aに与えるが、CB条件判定部13からB端
の休止端検出情報が与えられると、充電電流算出回路7
Aの補償量制御部14は充電電流値IAMを2倍にし、
減算器5Aに与える。
【0023】計器用変流器4Aは送電線2を流れる電流
に応じた2次電流値IAを出力し、この2次電流値IA
は減算器5Aに与えられる。減算器5Aでは2次電流値
IAから充電電流値IAMを減算し、その演算結果に応
じた充電補償電流値IATを出力する。この充電補償電
流値IATは、差動演算部11Aおよび変調装置8Aへ
与えられる。変調装置8Aに与えられた充電補償電流値
IATは変調され通信回線10を経て電気所Bの復調装
置9Bに送られる。
【0024】このような動作は電気所Aについてのもの
であるが、電気所Bにおいても同様な動作が行われてお
り、計器用変流器4Bの2次電流値IBから計器用変圧
器6Bの2次電圧VBMに応じて算出された充電電流値
IBMを減算した充電補償電流値IBTが電気所Aの復
調装置9Aへ送信される。電気所Bの変調装置8Bから
電気所Aの復調装置9Aへ送信された電気信号は充電補
償電流値IBTに復調され、差動演算部11Aに入力さ
れる。
【0025】差動演算部11Aは、入力された充電補償
電流値IATと電気所Bから送られてきた充電補償電流
値IBTとに対して差動演算を行う。なお、差動演算を
行うにあたり、CB条件判定部13からのゼロA制御指
令に基づき受信電流のゼロA制御を実施する。
【0026】本実施例では、このような一連の処理を施
すことにより、CB条件判定部13,15からB端の休
止端検出情報,A端の休止端検出情報が与えられたとき
に、計器用変圧器6A,6Bで測定した測定電圧値から
算出した充電電流値IAM,IBMを補償量制御部1
4,16において2倍にすることにより、休止端検出時
の充電電流補償誤差を低減することができるため、不要
応動を防止することが可能となる。
【0027】実施例2.以下、この発明の一実施例を図
について説明する。図2は、本実施例の電流差動保護継
電装置を示す構成図である。図2において図6と同一の
部分については同一の符号を付し説明を省略する。図に
おいて21は差動演算部11Aに構成され、相手端休止
検出時にゼロA制御に伴い発生する充電電流補償誤差に
対し、復調装置9Aから入力される受信電流データ(対
向端充電補償電流値IBT)を強制的に充電電流算出回
路7Aからの入力(自端充電電流値)とする電流値強制
切替部(電流値強制設定手段)である。また22は電流
値強制切替部21と同様に、差動演算部11Bに構成さ
れ、相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生する充電
電流補償誤差に対し、復調装置9Bから入力される受信
電流データを強制的に充電電流算出回路7Bからの入力
とする電流値強制切替部(電流値強制設定手段)であ
る。
【0028】前記実施例1では、休止端検出時に充電電
流算出回路の出力を増加させることにより充電電流補償
誤差を低減する場合について説明したが、図2に示すよ
うに充電電流算出回路7A,7Bの出力を差動演算部1
1A,11Bに入力し、CB条件判定部12A,12B
からの休止端検出情報(受信電流データゼロA制御指
令)の入力時に復調装置9A,9Bから入力される受信
電流データを強制的に充電電流算出回路7A,7Bから
の入力とすることで充電電流補償誤差を低減し、差動演
算部の不要応動を防止し、信頼性を向上させることが可
能である。
【0029】図3は、差動演算部11Aの機能ブロック
図であり、図7と同一ブロックについては説明を省略す
るが、ブロックBL3(電流値強制設定手段)が電流値
強制切替部21に対応する電流値強制切替ブロックであ
る。
【0030】実施例3.また、前記実施例2では、CB
条件判定部12A,12Bの出力により、差動演算部1
1A,11Bの電流値強制切替部21,22において電
流データの切り替えを実施することにより充電電流補償
誤差の低減を実現する場合について説明したが、図4の
差動演算部の機能ブロック図の自端充電電流再補償ブロ
ック(自端充電電流再補償手段)BL4に示すように、
CB条件判定部12A,12Bの出力を基に自端電流デ
ータに対し充電電流値IAMにより充電電流補償を加え
ることで、定常時,系統事故発生時共に休止端検出時の
充電電流補償誤差を低減させることが可能である。
【0031】実施例4.なお、前記実施例1から実施例
3においては、休止端検出による受信電流データゼロA
制御時に発生する充電電流補償誤差を低減するものであ
ったが、図5の差動演算部の機能ブロック図に示すブロ
ックBL6の差動判定式中の動作判定値KXを、差動演
算感度制御ブロックBL5(差動演算感度制御手段)に
おいて充電電流値IAMにより補正することで、充電電
流補償誤差による差動演算部の不要応動を防止すること
が可能である。
【0032】また、この場合の動作判定値KXの補正量
は、充電電流補償量として固定値として設定することも
可能である。
【0033】実施例5.なお、以上説明した各実施例の
説明では、2端子送電線に適用する場合について説明し
たが、多端子送電線の場合にも同様の構成による電流差
動保護継電装置が適用できることは言うまでもない。
【0034】実施例6.また、前記各実施例では相手端
のCB情報を基にした休止端検出時の応動について説明
したが、スイッチにより休止端設定を行う場合について
も同様の構成による電流差動保護継電装置が適用可能で
あることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、相手端休止検出時にゼロA制御に伴い発生する充電
電流補償誤差に対し、あらかじめ設定した端子における
補償量を増加させる補償量制御手段を備えるように構成
したので、差動演算部の構成を変更することなく、ゼロ
A制御時の充電電流補償誤差を低減できる電流差動保護
継電装置が得られる効果がある。
【0036】請求項2の発明によれば、相手端休止検出
時にゼロA制御に伴い発生する充電電流補償誤差に対
し、対向端電流値を強制的に自端充電電流補償値として
設定する電流値強制設定手段を備えるように構成したの
で、充電電流算出回路の変更なしにゼロA制御時の充電
電流補償誤差を低減できる電流差動保護継電装置が得ら
れる効果がある。
【0037】請求項3の発明によれば、相手端休止検出
時にゼロA制御に伴い発生する充電電流補償誤差に対
し、各演算端子での差動演算過程において自端での充電
電流補償値をさらに補償する自端充電電流再補償手段を
備えるように構成したので、伝送データである相手端電
流に対する制御変更なしにゼロA制御時の充電電流補償
誤差を低減できる電流差動保護継電装置が得られる効果
がある。
【0038】請求項4の発明によれば、相手端休止検出
時にゼロA制御に伴い発生する充電電流補償誤差に対
し、休止端子分の充電電流に相当する値だけ差動演算の
感度を低下させる差動演算感度制御手段を備えるように
構成したので、ゼロA制御時の充電電流補償誤差による
不要応動を防止できる電流差動保護継電装置が得られる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による電流差動保護継電
装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例2による電流差動保護継電
装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施例2による電流差動保護継電
装置の差動演算部の動作を示す機能ブロック図である。
【図4】 この発明の実施例3による電流差動保護継電
装置の差動演算部の動作を示す機能ブロック図である。
【図5】 この発明の実施例4による電流差動保護継電
装置の差動演算部の動作を示す機能ブロック図である。
【図6】 従来の電流差動保護継電装置の構成を示す構
成図である。
【図7】 従来の電流差動保護継電装置の差動演算部の
動作を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B 母線、2 送電線、3A,3B 遮断器、
14,16 補償量制御部(補償量制御手段)、21,
22 電流値強制切替部(電流値強制設定手段),BL
3 電流値強制切替ブロック(電流値強制設定手段)、
BL4 自端充電電流再補償ブロック(自端充電電流再
補償手段)、BL5 差動演算感度制御ブロック(差動
演算感度制御手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母線の間に架設された送電線の電圧を測
    定し、この電圧に基づいて該送電線の線間充電電流およ
    び対地充電電流を求め、送電線の電流から前記充電電流
    を差し引いた電流値に基づいた差動演算により前記送電
    線を流れる異常電流を検出し、前記送電線の両端の遮断
    器を開放して該送電線を母線より遮断する電流差動方式
    の送電線保護方法を使用し、遮断器の接点情報により休
    止端の検出と受信電流データのゼロA制御を行う機構を
    備えた保護継電装置において、相手端休止検出時にゼロ
    A制御に伴い発生する充電電流補償誤差に対し、あらか
    じめ設定した端子における補償量を増加させる補償量制
    御手段を備えたことを特徴とする電流差動保護継電装
    置。
  2. 【請求項2】 母線の間に架設された送電線の電圧を測
    定し、この電圧に基づいて該送電線の線間充電電流およ
    び対地充電電流を求め、送電線の電流から前記充電電流
    を差し引いた電流値に基づいた差動演算により送電線を
    流れる異常電流を検出し、前記送電線の両端の遮断器を
    開放して該送電線を母線より遮断する電流差動方式の送
    電線保護方法を使用し、遮断器の接点情報により休止端
    の検出と受信電流データのゼロA制御を行う機構を備え
    た保護継電装置において、相手端休止検出時にゼロA制
    御に伴い発生する充電電流補償誤差に対し、自端充電電
    流補償値を強制的に対向端電流値として設定する電流値
    強制設定手段を設けたことを特徴とする電流差動保護継
    電装置。
  3. 【請求項3】 母線の間に架設された送電線の電圧を測
    定し、この電圧に基づいて該送電線の線間充電電流およ
    び対地充電電流を求め、送電線の電流から前記充電電流
    を差し引いた電流値に基づいた差動演算により送電線を
    流れる異常電流を検出し、前記送電線の両端の遮断器を
    開放して該送電線を母線より遮断する電流差動方式の送
    電線保護方法を使用し、遮断器の接点情報により休止端
    の検出と受信電流データのゼロA制御を行う機構を備え
    た保護継電装置において、相手端休止検出時にゼロA制
    御に伴い発生する充電電流補償誤差に対し、各演算端子
    での差動演算過程において自端での充電電流補償値をさ
    らに補償する自端充電電流再補償手段を備えたことを特
    徴とする電流差動保護継電装置。
  4. 【請求項4】 母線の間に架設された送電線の電圧を測
    定し、この電圧に基づいて該送電線の線間充電電流およ
    び対地充電電流を求め、送電線の電流から前記充電電流
    を差し引いた電流値に基づいた差動演算により送電線を
    流れる異常電流を検出し、前記送電線の両端の遮断器を
    開放して該送電線を母線より遮断する電流差動方式の送
    電線保護方法を使用し、遮断器の接点情報により休止端
    の検出と受信電流データのゼロA制御を行う機構を備え
    た保護継電装置において、相手端休止検出時にゼロA制
    御に伴い発生する充電電流補償誤差に対し、休止端子分
    の充電電流に相当する値だけ差動演算の感度を低下させ
    る差動演算感度制御手段を備えたことを特徴とする電流
    差動保護継電装置。
JP6171306A 1994-07-22 1994-07-22 電流差動保護継電装置 Pending JPH0837723A (ja)

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JP6171306A Pending JPH0837723A (ja) 1994-07-22 1994-07-22 電流差動保護継電装置

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JP (1) JPH0837723A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296728A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電力ケーブル保護継電器誤動作防止装置
JP2014135875A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Toshiba Corp 送電線保護装置

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