JPH0837651A - ディジタル通信システム - Google Patents
ディジタル通信システムInfo
- Publication number
- JPH0837651A JPH0837651A JP7023466A JP2346695A JPH0837651A JP H0837651 A JPH0837651 A JP H0837651A JP 7023466 A JP7023466 A JP 7023466A JP 2346695 A JP2346695 A JP 2346695A JP H0837651 A JPH0837651 A JP H0837651A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- signals
- channel
- filter
- transfer function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/12—Systems in which the television signal is transmitted via one channel or a plurality of parallel channels, the bandwidth of each channel being less than the bandwidth of the television signal
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/21—Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
- H04N5/211—Ghost signal cancellation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 最小平均2乗アルゴリズムを用いる適応的
等化器の収束速度を効果的に増大させる装置を提供す
る。 【構成】 ディジタル符号化TV信号t(n)と基準
信号V(n)とを伝送チャネル20を通じて伝送する送
信機10と、最小平均2乗アルゴリズムを用いる適応的
等化器を備えた受信機30とを有するディジタル通信シ
ステムであって、送信機10が、ディジタル符号化TV
信号t(n)または基準信号v(n)を伝送チャネル2
0の平均伝達関数の逆数と乗じて修正信号を発生するチ
ャネルインタフェース回路14を有し、チャネルインタ
フェース回路14が、前記伝送チャネル20の平均伝達
関数M(z)の逆数と一致する伝達関数を定義するフィ
ルター係数の集合を記憶するメモリ14bと、ディジタ
ル符号化TV信号または基準信号をフィルタリングして
修正信号を伝送チャネルへ提供するFIRフィルター1
4aとを有する。
等化器の収束速度を効果的に増大させる装置を提供す
る。 【構成】 ディジタル符号化TV信号t(n)と基準
信号V(n)とを伝送チャネル20を通じて伝送する送
信機10と、最小平均2乗アルゴリズムを用いる適応的
等化器を備えた受信機30とを有するディジタル通信シ
ステムであって、送信機10が、ディジタル符号化TV
信号t(n)または基準信号v(n)を伝送チャネル2
0の平均伝達関数の逆数と乗じて修正信号を発生するチ
ャネルインタフェース回路14を有し、チャネルインタ
フェース回路14が、前記伝送チャネル20の平均伝達
関数M(z)の逆数と一致する伝達関数を定義するフィ
ルター係数の集合を記憶するメモリ14bと、ディジタ
ル符号化TV信号または基準信号をフィルタリングして
修正信号を伝送チャネルへ提供するFIRフィルター1
4aとを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高精細度テレビ(HDT
V)システムに関し、特に、最小平均2乗(LMS)の
適応的等化器の収束速度を改善した、最小平均2乗(L
MS)適応的等化器を用いる高精細度テレビシステムで
用いるチャネルインタフェース装置に関する。
V)システムに関し、特に、最小平均2乗(LMS)の
適応的等化器の収束速度を改善した、最小平均2乗(L
MS)適応的等化器を用いる高精細度テレビシステムで
用いるチャネルインタフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高精細度テレビ(HDTV)シ
ステムにおいて、TV信号の伝送ソースからのTV信号
は、高周波チャネルのような伝送チャネルを経て、HD
TV信号受信端へ伝送される。伝送チャネルを経たTV
信号の伝送に関する固有の問題点のうちの一つは、チャ
ネルひずみ及び付加ノイズであるが、これは伝送TV信
号内のデータシンボルの伝送を妨害する。これは、HD
TV信号受信システムが受け取ったシンボルレベルを区
別するのに悪影響を及ぼす。かかる問題点を改善するた
めに、通常的なHDTV信号受信システムはチャネル適
応的等化器を含む。
ステムにおいて、TV信号の伝送ソースからのTV信号
は、高周波チャネルのような伝送チャネルを経て、HD
TV信号受信端へ伝送される。伝送チャネルを経たTV
信号の伝送に関する固有の問題点のうちの一つは、チャ
ネルひずみ及び付加ノイズであるが、これは伝送TV信
号内のデータシンボルの伝送を妨害する。これは、HD
TV信号受信システムが受け取ったシンボルレベルを区
別するのに悪影響を及ぼす。かかる問題点を改善するた
めに、通常的なHDTV信号受信システムはチャネル適
応的等化器を含む。
【0003】このような従来のチャネル適応的等化器
は、受信信号から伝送チャネルの時間によって変動する
周波数応答による振幅及び位相ひずみを除去することに
よって、シンボル判断能力を向上させるフィルタリング
装置を用いる。特に、チャネル適応的等化器は伝送チャ
ネルの伝達関数を用いて、伝達関数の逆数を受信信号へ
印加して、その関連した時間によるひずみ効果を除去す
る。しかし、伝送チャネルの伝達関数は不安定で、温
度、環境及び地理的要素などのような媒介変数によって
変化するため、正確に定義するには困難である。従っ
て、伝送チャネルの伝達関数を正確に定義するためのよ
うな適応的等化器は、トレーニングシーケンス(tra
ining sequence)と呼ばれる公知の基準
信号を周期的に用いる。
は、受信信号から伝送チャネルの時間によって変動する
周波数応答による振幅及び位相ひずみを除去することに
よって、シンボル判断能力を向上させるフィルタリング
装置を用いる。特に、チャネル適応的等化器は伝送チャ
ネルの伝達関数を用いて、伝達関数の逆数を受信信号へ
印加して、その関連した時間によるひずみ効果を除去す
る。しかし、伝送チャネルの伝達関数は不安定で、温
度、環境及び地理的要素などのような媒介変数によって
変化するため、正確に定義するには困難である。従っ
て、伝送チャネルの伝達関数を正確に定義するためのよ
うな適応的等化器は、トレーニングシーケンス(tra
ining sequence)と呼ばれる公知の基準
信号を周期的に用いる。
【0004】このような等化器のうちの一つは、J.
G.Proakisの著書、McGraw−Hill出
版社の「Digital Communicatio
n」561−584項、1989年に記載されている。
この適応的等化器はLMS(Least Mean S
quared)アルゴリズムを用い、通常のディジタル
フィルターと等化済みの基準信号及び予め記憶された基
準信号の複製信号を用いて、タップ係数と呼ばれるフィ
ルター係数を更新する係数更新回路を有する。フィルタ
ー係数はその等化済みの基準信号及び基準信号間の平均
2乗誤差(MeanSquare Error;MS
E)を最小化し、これによって最適フィルター係数の集
合に収束する。ここで、最適フィルター係数の伝達関数
は伝送チャネルの伝達関数の逆数となる。これは伝送さ
れたTV信号に接近する等化済みのTV信号になる。
G.Proakisの著書、McGraw−Hill出
版社の「Digital Communicatio
n」561−584項、1989年に記載されている。
この適応的等化器はLMS(Least Mean S
quared)アルゴリズムを用い、通常のディジタル
フィルターと等化済みの基準信号及び予め記憶された基
準信号の複製信号を用いて、タップ係数と呼ばれるフィ
ルター係数を更新する係数更新回路を有する。フィルタ
ー係数はその等化済みの基準信号及び基準信号間の平均
2乗誤差(MeanSquare Error;MS
E)を最小化し、これによって最適フィルター係数の集
合に収束する。ここで、最適フィルター係数の伝達関数
は伝送チャネルの伝達関数の逆数となる。これは伝送さ
れたTV信号に接近する等化済みのTV信号になる。
【0005】このようなLMSアルゴリズムのような従
来の方法は、数百回の繰り返しを行って最適フィルター
係数の集合に収束するが、正確な伝達関数を得るために
は、長い適応期間を要する。適応期間が長いために、通
信チャネルは等化器が適応するまで閉じた状態にとどま
らなければならない。更にHDTVシステムが、より大
きいバンド幅を必要とするより高速の伝送速度で作動す
る場合、結局、収束速度がより速い複合フィルターが必
要になる。
来の方法は、数百回の繰り返しを行って最適フィルター
係数の集合に収束するが、正確な伝達関数を得るために
は、長い適応期間を要する。適応期間が長いために、通
信チャネルは等化器が適応するまで閉じた状態にとどま
らなければならない。更にHDTVシステムが、より大
きいバンド幅を必要とするより高速の伝送速度で作動す
る場合、結局、収束速度がより速い複合フィルターが必
要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、最小平均2乗アルゴリズムを用いる適応的等化
器の収束速度を効果的に増大させる装置を提供すること
にある。
目的は、最小平均2乗アルゴリズムを用いる適応的等化
器の収束速度を効果的に増大させる装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、ディジタル符号化TV信号及び
基準信号を伝送チャネルを通じて伝送する送信機と、最
小平均2乗アルゴリズムを用いる適応的等化器を備える
受信機とを有するディジタル通信システムにおいて、前
記送信機が、前記伝送チャネルと連結されたチャネルイ
ンタフェース手段であって、前記ディジタル符号化TV
信号または基準信号を前記伝送チャネルの平均伝達関数
の逆数と乗じて、伝送される修正信号を発生するチャネ
ルインタフェース手段が提供される。
めに、本発明によれば、ディジタル符号化TV信号及び
基準信号を伝送チャネルを通じて伝送する送信機と、最
小平均2乗アルゴリズムを用いる適応的等化器を備える
受信機とを有するディジタル通信システムにおいて、前
記送信機が、前記伝送チャネルと連結されたチャネルイ
ンタフェース手段であって、前記ディジタル符号化TV
信号または基準信号を前記伝送チャネルの平均伝達関数
の逆数と乗じて、伝送される修正信号を発生するチャネ
ルインタフェース手段が提供される。
【0008】
【実施例】以下、本発明のディジタル通信システムにつ
いて図面を参照しながらより詳しく説明する。
いて図面を参照しながらより詳しく説明する。
【0009】図1には、本発明によるチャネルインタフ
ェース装置を用いるHDTVシステムの一部分が示され
ている。このHDTVシステムはHDTV信号送信機1
0、HDTV信号受信機30及びその間に配設した伝送
チャネル20を含む。
ェース装置を用いるHDTVシステムの一部分が示され
ている。このHDTVシステムはHDTV信号送信機1
0、HDTV信号受信機30及びその間に配設した伝送
チャネル20を含む。
【0010】HDTV信号送信機10は符号器11、基
準信号発生器12、マルチプレクサ13及びチャネルイ
ンタフェース回路14を含む。
準信号発生器12、マルチプレクサ13及びチャネルイ
ンタフェース回路14を含む。
【0011】この符号器11は映像、オーディオ、同期
情報を含むTV信号を受信して、これらを伝送されるデ
ィジタルTV信号t(n)に変換する。
情報を含むTV信号を受信して、これらを伝送されるデ
ィジタルTV信号t(n)に変換する。
【0012】基準信号発生器12は、伝送チャネル20
を通じて、HDTV信号受信機30に選択的に印加され
る基準信号v(n)を発生する。このHDTV信号受信
機30において、トレーニングシーケンスと呼ばれる基
準信号v(n)は伝送チャネル20の伝達関数H(z)
をエミュレート(emulate)し、また伝達関数の
逆数を受信されたTV信号に印加して伝送チャネル20
の伝達関数H(z)に関する時間によるひずみ効果を校
正する。当業者には良く知られている通り、疑似ノイズ
シーケンス(pseudo noise sequen
ce)またはベセルタイプパルス(Bessel−ty
pe pulse)が基準信号として用いられる。
を通じて、HDTV信号受信機30に選択的に印加され
る基準信号v(n)を発生する。このHDTV信号受信
機30において、トレーニングシーケンスと呼ばれる基
準信号v(n)は伝送チャネル20の伝達関数H(z)
をエミュレート(emulate)し、また伝達関数の
逆数を受信されたTV信号に印加して伝送チャネル20
の伝達関数H(z)に関する時間によるひずみ効果を校
正する。当業者には良く知られている通り、疑似ノイズ
シーケンス(pseudo noise sequen
ce)またはベセルタイプパルス(Bessel−ty
pe pulse)が基準信号として用いられる。
【0013】ディジタルTV信号t(n)及び基準信号
v(n)は、通常的な制御器(図示せず)からの制御信
号に応答して、基準信号v(n)またはディジタルTV
信号t(n)を選択的にチャネルインタフェース回路1
4に連結するマルチプレクサ13に供給される。
v(n)は、通常的な制御器(図示せず)からの制御信
号に応答して、基準信号v(n)またはディジタルTV
信号t(n)を選択的にチャネルインタフェース回路1
4に連結するマルチプレクサ13に供給される。
【0014】チャネルインタフェース回路14は、ディ
ジタルTV信号t(n)または基準信号v(n)を受信
し、伝達関数R(z)を用いてディジタルTV信号t
(n)または基準信号v(n)を修正して修正済みの信
号x(n)を発生するに役立つ。後述される通り、チャ
ネルインタフェース回路14の伝達関数R(z)は通常
の自己相関または適応的フィルタリング技法を用いて、
実験的に決定された伝送チャネル20の平均伝達関数M
(z)の逆数と等しい。図示されたように、チャネルイ
ンタフェース回路14は、有限インパルス応答(Fin
ite Impulse Response;FIR)
フィルター14a及びフィルター係数の集合を記憶する
メモリ14bを含む。フィルター係数の集合は予め選択
されて伝達関数R(z)を定義し、メモリ14bに書き
込まれる。従って、FIRフィルター14aはメモリ1
4bに記憶されたフィルター係数の集合を用いて、ディ
ジタルTV信号t(n)または基準信号v(n)をフィ
ルタリングすることによって、伝達関数H(z)を有す
る伝送チャネル20を通って歪む可能性のある修正済み
の信号X(n)を発生する。伝送チャネル20は、チャ
ネル出力信号y(n)をHDTV信号受信機30へ提供
する。
ジタルTV信号t(n)または基準信号v(n)を受信
し、伝達関数R(z)を用いてディジタルTV信号t
(n)または基準信号v(n)を修正して修正済みの信
号x(n)を発生するに役立つ。後述される通り、チャ
ネルインタフェース回路14の伝達関数R(z)は通常
の自己相関または適応的フィルタリング技法を用いて、
実験的に決定された伝送チャネル20の平均伝達関数M
(z)の逆数と等しい。図示されたように、チャネルイ
ンタフェース回路14は、有限インパルス応答(Fin
ite Impulse Response;FIR)
フィルター14a及びフィルター係数の集合を記憶する
メモリ14bを含む。フィルター係数の集合は予め選択
されて伝達関数R(z)を定義し、メモリ14bに書き
込まれる。従って、FIRフィルター14aはメモリ1
4bに記憶されたフィルター係数の集合を用いて、ディ
ジタルTV信号t(n)または基準信号v(n)をフィ
ルタリングすることによって、伝達関数H(z)を有す
る伝送チャネル20を通って歪む可能性のある修正済み
の信号X(n)を発生する。伝送チャネル20は、チャ
ネル出力信号y(n)をHDTV信号受信機30へ提供
する。
【0015】このHDTV信号受信機30は伝送チャネ
ル20から受けたTV信号を校正する等化器を含み、も
とのTV信号と近似な等化済みのTV信号を発生する。
LMSアルゴリズムを用いる適応的等化器30は通常の
FIRフィルター31aと、係数更新回路31bとを有
し、この係数更新回路は、フィルター出力信号z(n)
とメモリ33cに記憶された基準信号v(n)の複製信
号とを用いて、フィルター係数を更新する。適応的等化
器31はフィルター出力信号と予め記憶された基準信号
との平均2乗誤差(MSE)を最小化し、これによっ
て、フィルター係数の集合が最適フィルター係数の集合
に収束し、フィルター出力信号z(n)が基準信号v
(n)に近づく。
ル20から受けたTV信号を校正する等化器を含み、も
とのTV信号と近似な等化済みのTV信号を発生する。
LMSアルゴリズムを用いる適応的等化器30は通常の
FIRフィルター31aと、係数更新回路31bとを有
し、この係数更新回路は、フィルター出力信号z(n)
とメモリ33cに記憶された基準信号v(n)の複製信
号とを用いて、フィルター係数を更新する。適応的等化
器31はフィルター出力信号と予め記憶された基準信号
との平均2乗誤差(MSE)を最小化し、これによっ
て、フィルター係数の集合が最適フィルター係数の集合
に収束し、フィルター出力信号z(n)が基準信号v
(n)に近づく。
【0016】FIRフィルター31aに対する最適フィ
ルター係数の集合を得るためには、基準信号v(n)は
マルチプレクサ13を通じてFIRフィルター14aへ
伝送され、FIRフィルター14aでは、基準信号v
(n)がチャネルインパルス回路14の伝達関数R
(z)を定義する予め選択されたフィルター係数の集合
を用いてフィルタリングされ修正されて、修正された基
準信号x(n)が出力される。伝達関数R(z)は平均
伝達関数M(z)の逆数と等しい。伝送チャネル20の
測定された伝達関数がH0(z),H1
(z),...,HN−1(z)であると仮定すれば、
平均z−領域伝達関数M(z)は、次式のように表され
る。
ルター係数の集合を得るためには、基準信号v(n)は
マルチプレクサ13を通じてFIRフィルター14aへ
伝送され、FIRフィルター14aでは、基準信号v
(n)がチャネルインパルス回路14の伝達関数R
(z)を定義する予め選択されたフィルター係数の集合
を用いてフィルタリングされ修正されて、修正された基
準信号x(n)が出力される。伝達関数R(z)は平均
伝達関数M(z)の逆数と等しい。伝送チャネル20の
測定された伝達関数がH0(z),H1
(z),...,HN−1(z)であると仮定すれば、
平均z−領域伝達関数M(z)は、次式のように表され
る。
【0017】
【数2】
【0018】ここで、Nは与えられたサンプルの全数を
表す正の整数である。
表す正の整数である。
【0019】従って、チャネルインタフェース回路14
がFIRフィルター14aを備ているので、z−領域修
正基準信号X(z)は次式のように表される。
がFIRフィルター14aを備ているので、z−領域修
正基準信号X(z)は次式のように表される。
【0020】
【数3】
【0021】ここで、V(z)はz−領域基準信号であ
る。
る。
【0022】その後に、修正基準信号x(n)は伝送チ
ャネル20へ伝送されると共にz−領域チャネル伝達関
数H(z)を有する伝送チャネル20を通って歪み、伝
送チャネル20はチャネル出力信号y(n)を発生す
る。従って、z−領域チャネル出力信号Y(z)は次式
のように表される。
ャネル20へ伝送されると共にz−領域チャネル伝達関
数H(z)を有する伝送チャネル20を通って歪み、伝
送チャネル20はチャネル出力信号y(n)を発生す
る。従って、z−領域チャネル出力信号Y(z)は次式
のように表される。
【0023】
【数4】
【0024】ここで、H(z)は伝送チャネル20の実
際のz−領域での伝達関数で、H(z)=M(z)+△
H(z)として表現される。△H(z)はチャネル伝達
関数H(z)と平均伝達関数M(z)との間の差動伝達
関数である。上記式(1)から分かるように、もとの基
準信号v(n)の歪みは、△H(z)/M(z)として
表現され、有効チャネル伝達関数H′(z)は△H
(z)/M(z)になる。更に、差動伝達関数△H
(z)が平均伝達関数M(z)によって除算されるの
で、有効チャネル伝達関数△H(z)/M(z)の分散
は、実際のチャネル関数H(z)の分散より小さくなる
ことに注目すべきである。
際のz−領域での伝達関数で、H(z)=M(z)+△
H(z)として表現される。△H(z)はチャネル伝達
関数H(z)と平均伝達関数M(z)との間の差動伝達
関数である。上記式(1)から分かるように、もとの基
準信号v(n)の歪みは、△H(z)/M(z)として
表現され、有効チャネル伝達関数H′(z)は△H
(z)/M(z)になる。更に、差動伝達関数△H
(z)が平均伝達関数M(z)によって除算されるの
で、有効チャネル伝達関数△H(z)/M(z)の分散
は、実際のチャネル関数H(z)の分散より小さくなる
ことに注目すべきである。
【0025】次に、チャネル出力信号y(n)は適応的
等化器31へ伝送され、FIRフィルター31aはチャ
ネル出力信号y(n)をフィルタリングして校正し、フ
ィルター出力信号z(n)を発生するが、これは基準信
号v(n)ともっとも近似な信号である。フィルター出
力信号z(n)は次式のように表される。
等化器31へ伝送され、FIRフィルター31aはチャ
ネル出力信号y(n)をフィルタリングして校正し、フ
ィルター出力信号z(n)を発生するが、これは基準信
号v(n)ともっとも近似な信号である。フィルター出
力信号z(n)は次式のように表される。
【0026】
【数5】
【0027】ここで、Wiは等化器へのフィルター係数
のベクトルで、Mはフィルターセルの数を表す正の整数
である。フィルター係数{Wi}のz−領域伝達関数W
(z)は、次式のように表される。
のベクトルで、Mはフィルターセルの数を表す正の整数
である。フィルター係数{Wi}のz−領域伝達関数W
(z)は、次式のように表される。
【0028】
【数6】
【0029】有効チャネル伝達関数H′(z)をエミュ
レートするために、フィルター係数w(n)は係数更新
回路31bにより、次式のように繰り返して更新され
る。
レートするために、フィルター係数w(n)は係数更新
回路31bにより、次式のように繰り返して更新され
る。
【0030】
【数7】
【0031】ここで、μは小さい正の整数である。従っ
て、LMS等化器の性能は減算回路33dで得られる平
均2乗誤差(MSE)を特徴とする。即ち、適応的等化
器はMSEを最小化させて、フィルター係数の集合は最
適フィルター係数w(n)の集合に収束し、LMSアル
ゴリズムはフィルター係数が平均2乗誤差を最小化する
値に収束するまでフィルター係数を調整する。
て、LMS等化器の性能は減算回路33dで得られる平
均2乗誤差(MSE)を特徴とする。即ち、適応的等化
器はMSEを最小化させて、フィルター係数の集合は最
適フィルター係数w(n)の集合に収束し、LMSアル
ゴリズムはフィルター係数が平均2乗誤差を最小化する
値に収束するまでフィルター係数を調整する。
【0032】当業者には良く知られているように、LM
Sアルゴリズムに基づいた適応的等化器において、収束
速度はチャネル出力信号y(n)の共分散マトリックス
(covariance matrix)により特定さ
れる。即ち、共分散マトリックスに分散された固有値が
1(unity)に近づけば、収束速度はより速くな
り、チャネル出力信号が均一(white)となったと
き最も速くなる。
Sアルゴリズムに基づいた適応的等化器において、収束
速度はチャネル出力信号y(n)の共分散マトリックス
(covariance matrix)により特定さ
れる。即ち、共分散マトリックスに分散された固有値が
1(unity)に近づけば、収束速度はより速くな
り、チャネル出力信号が均一(white)となったと
き最も速くなる。
【0033】上記式(3)で与えられたように、基準信
号V(n)は均一なので、チャネル出力信号y(n)の
共分散マトリックスは有効チャネル伝達関数△H(z)
/M(z)の分散に主に関連し、この有効チャネル伝達
関数は実際の伝達関数H(z)よりその値が小さい。有
効チャネル伝達関数△H(z)/M(z)のより小さい
分散値に対して、チャネル出力信号の固有値の比を小さ
くすることが可能でなので、フィルターの収束速度が向
上され、結局、LMS収束アルゴリズムを用いる適応的
等化器の性能が向上される。
号V(n)は均一なので、チャネル出力信号y(n)の
共分散マトリックスは有効チャネル伝達関数△H(z)
/M(z)の分散に主に関連し、この有効チャネル伝達
関数は実際の伝達関数H(z)よりその値が小さい。有
効チャネル伝達関数△H(z)/M(z)のより小さい
分散値に対して、チャネル出力信号の固有値の比を小さ
くすることが可能でなので、フィルターの収束速度が向
上され、結局、LMS収束アルゴリズムを用いる適応的
等化器の性能が向上される。
【0034】本発明は特定の実施例について説明された
が、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者は種々の
改変をなし得るであろう。
が、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者は種々の
改変をなし得るであろう。
【0035】
【発明の効果】従って、本発明のチャネルインタフェー
ス装置によって、最小平均2乗アルゴリズムを用いる適
応的等化器の収束速度を効果的に増大させる装置を提供
することができる。
ス装置によって、最小平均2乗アルゴリズムを用いる適
応的等化器の収束速度を効果的に増大させる装置を提供
することができる。
【図1】本発明によるチャネルインタフェース装置を用
いるHDTVシステムの概略的なブロック図である。
いるHDTVシステムの概略的なブロック図である。
10 HDTV信号送信機 11 符号器 12 基準信号発生器 13 マルチプレクサ 14 チャネルインタフェース回路 14a FIRフィルター 14b メモリ 20 伝送チャネル 30 HDTV信号受信機 31 適応的等化器 31a FIRフィルター 31b 係数更新回路 33c メモリ 33d 減算器
Claims (2)
- 【請求項1】 ディジタル符号化TV信号及び基準信
号を伝送チャネルを通じて伝送する送信機と、最小平均
2乗アルゴリズムを用いる適応的等化器を備える受信機
とを有するディジタル通信システムであって、 前記送信機が、 前記伝送チャネルと連結されたチャネルインタフェース
手段であって、前記ディジタル符号化TV信号または基
準信号を前記伝送チャネルの平均伝達関数の逆数と乗じ
て、伝送される修正信号を発生するチャネルインタフェ
ース手段を有することを特徴とするディジタル通信シス
テム。 - 【請求項2】 前記チャネルインタフェース手段が、 前記伝送チャネルの平均伝達関数M(Z)の逆数と一致
する伝達関数を定義するフィルター係数の集合を記憶す
るメモリ手段であって、下記の式のように表現され、 【数1】 ここで、Nは与えられたサンプルの全数を表す正の整数
で、H0(z),H1(z),...,HN−1(z)
は伝送チャネルの伝達関数として測定されるメモリ手段
と、 前記メモリ手段に記憶されたフィルター係数の集合を用
いて、ディジタル符号化TV信号または基準信号をフィ
ルタリングすることによって、前記修正信号を伝送チャ
ネルへ供給するフィルター手段とを有すること特徴とす
る請求項1に記載のディジタル通信システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019940000781A KR960011740B1 (ko) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 개선된 등화기능을 갖는 디지틀 텔레비젼 시스템 |
KR1994P781 | 1994-01-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0837651A true JPH0837651A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=19375801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7023466A Pending JPH0837651A (ja) | 1994-01-18 | 1995-01-18 | ディジタル通信システム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0663765B1 (ja) |
JP (1) | JPH0837651A (ja) |
KR (1) | KR960011740B1 (ja) |
CN (1) | CN1116808A (ja) |
DE (1) | DE69511734D1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016526A1 (en) * | 1998-09-15 | 2000-03-23 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Transmission system with improved signal conditioning means |
KR100708482B1 (ko) * | 2005-03-04 | 2007-04-18 | 삼성전자주식회사 | 채널 등화기 및 채널 등화 방법 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE758978A (fr) * | 1969-11-20 | 1971-04-30 | Western Electric Co | Systeme de transmission pour transmettre des signaux numeriquesa niveaux multiples |
NL8202438A (nl) * | 1982-06-16 | 1984-01-16 | Philips Nv | Eindinrichting voor een duplex transmissiestelsel. |
US4995057A (en) * | 1988-11-02 | 1991-02-19 | At&T Bell Laboratories | Technique for achieving the theoretical coding gain of digital signals incorporating error correction |
JP2755712B2 (ja) * | 1989-08-17 | 1998-05-25 | 株式会社東芝 | ゴースト除去装置およびゴースト除去方法 |
US4980767A (en) * | 1989-11-30 | 1990-12-25 | At&T Bell Laboratories | Technique for determining signal dispersion characteristics in communications systems |
US5065242A (en) * | 1990-06-29 | 1991-11-12 | General Electric Company | Deghosting apparatus using pseudorandom sequences |
JPH0472874A (ja) * | 1990-07-12 | 1992-03-06 | Toshiba Corp | 直交多重信号処理装置 |
US5060067A (en) * | 1990-11-26 | 1991-10-22 | Zenith Electronics Corporation | System for negating the effects of DC offsets in an adaptive equalizer |
-
1994
- 1994-01-18 KR KR1019940000781A patent/KR960011740B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1995
- 1995-01-02 EP EP95100027A patent/EP0663765B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-01-02 DE DE69511734T patent/DE69511734D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-01-16 CN CN95101260A patent/CN1116808A/zh active Pending
- 1995-01-18 JP JP7023466A patent/JPH0837651A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0663765B1 (en) | 1999-09-01 |
DE69511734D1 (de) | 1999-10-07 |
KR960011740B1 (ko) | 1996-08-30 |
EP0663765A1 (en) | 1995-07-19 |
CN1116808A (zh) | 1996-02-14 |
KR950024577A (ko) | 1995-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3797694B2 (ja) | テレビジョン信号等化装置 | |
US5031194A (en) | Wideband digital equalizers for subscriber loops | |
US5881108A (en) | Adaptive pre-equalizer for use in data communications equipment | |
JP4713593B2 (ja) | Docsis2.0のためのdfeからffeへの等化係数変換方法 | |
KR100708482B1 (ko) | 채널 등화기 및 채널 등화 방법 | |
US6243425B1 (en) | Adaptive precoding system and method for equalizing communication signal | |
US6289045B1 (en) | Training method in a time domain equalizer and a digital data transmission apparatus including an improved training apparatus | |
KR101131643B1 (ko) | 연속적인 시간 결정 피드백 등화기를 위한 장치 및 방법 | |
US5661528A (en) | Apparatus and method for controlling operation of a high defination television adaptive equalizer | |
US5880645A (en) | Analog adaptive equalizer with gain and filter correction | |
US5502507A (en) | Equalization apparatus with fast coefficient updating operation | |
CA1203858A (en) | Adaptive equalizer for digital signals | |
JP2004503994A (ja) | チャネルイコライザ | |
JPH0837651A (ja) | ディジタル通信システム | |
US7483481B1 (en) | System and method for adaptively updating precoder taps | |
JP3292165B2 (ja) | 線路等化器及びその等化方法 | |
JP3104333B2 (ja) | 磁気再生装置 | |
KR100265058B1 (ko) | 블라인드등화장치및방법 | |
KR0136546B1 (ko) | 자력 등화기의 탭 계수 갱신 방법 | |
KR100227804B1 (ko) | 가변 적응 상수를 이용한 채널 등화기 및 채널 등화기의 탭 계수 갱신방법 | |
JPH05101306A (ja) | 磁気再生装置 | |
KR100281390B1 (ko) | 8-vsb 적응 채널등화기 및 계수 갱신방법 | |
KR0181064B1 (ko) | 등화기 | |
KR100241769B1 (ko) | 고선명 텔레비젼의 채널 등화기 탭 계수 갱신방법 | |
JPH0374046B2 (ja) |