JPH083694Y2 - トルク・リミット付きねじ - Google Patents
トルク・リミット付きねじInfo
- Publication number
- JPH083694Y2 JPH083694Y2 JP1993032008U JP3200893U JPH083694Y2 JP H083694 Y2 JPH083694 Y2 JP H083694Y2 JP 1993032008 U JP1993032008 U JP 1993032008U JP 3200893 U JP3200893 U JP 3200893U JP H083694 Y2 JPH083694 Y2 JP H083694Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- screw
- torque
- annular
- tubular
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トルク・リミット付き
ねじに関する。
ねじに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ALCとして知られる発泡コンク
リート(以下単にALCという)にねじ込んで使用する
ための種々のねじが公知であるが、ALCは脆弱な多孔
質であるため、ねじを電動工具等によりねじ込んだ際、
ねじ締付後になおも締付トルクを受けると、雌ねじが破
壊されて所謂バカねじ状態となり、空転により締付不能
になるという問題がある。
リート(以下単にALCという)にねじ込んで使用する
ための種々のねじが公知であるが、ALCは脆弱な多孔
質であるため、ねじを電動工具等によりねじ込んだ際、
ねじ締付後になおも締付トルクを受けると、雌ねじが破
壊されて所謂バカねじ状態となり、空転により締付不能
になるという問題がある。
【0003】また、ナットと併用されるボルトねじにお
いても、過大な締付トルクを受けると、同様に雌雄ねじ
を破壊し所謂バカねじ状態となり、締付不能になるとい
う問題がある。
いても、過大な締付トルクを受けると、同様に雌雄ねじ
を破壊し所謂バカねじ状態となり、締付不能になるとい
う問題がある。
【0004】ところで、このような不要締付トルクによ
るねじ破壊を防止するため、例えば、実開昭53−26
769号や、特開平3−41206号に示されるような
トルク・リミット機能を備えたねじが提案されている。
るねじ破壊を防止するため、例えば、実開昭53−26
769号や、特開平3−41206号に示されるような
トルク・リミット機能を備えたねじが提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述した実開昭53−
26769号のねじは、所定の締付トルクにより切断さ
れる縮径首部を介して基端頭部と先端頭部の二つの頭部
を一体に形成している。そこで、先端頭部に回転工具を
係合してねじを締付けた後、不要締付トルクが作用する
と、前記縮径首部を切断し、ねじを回転工具から解放せ
しめる。
26769号のねじは、所定の締付トルクにより切断さ
れる縮径首部を介して基端頭部と先端頭部の二つの頭部
を一体に形成している。そこで、先端頭部に回転工具を
係合してねじを締付けた後、不要締付トルクが作用する
と、前記縮径首部を切断し、ねじを回転工具から解放せ
しめる。
【0006】然しながら、この従来例の場合、ねじに複
雑形状の頭部を一体に形成しなければならないため、製
造が容易でなく、大量生産に不向きであるばかりか、高
コストである。更に、ワークに螺着したねじの基端頭部
の頂面に縮径首部の切断端を突出せしめるため、手指を
接触すると負傷する虞れがあり、また、外観美を損なう
という問題がある。
雑形状の頭部を一体に形成しなければならないため、製
造が容易でなく、大量生産に不向きであるばかりか、高
コストである。更に、ワークに螺着したねじの基端頭部
の頂面に縮径首部の切断端を突出せしめるため、手指を
接触すると負傷する虞れがあり、また、外観美を損なう
という問題がある。
【0007】また、前述した特開平3−41206号の
ねじは、ねじの偏平頭部に別体の頭部を溶接により固着
することにより、別体頭部に回転工具を係合してねじを
締付けた後、不要締付トルクを受けると、前記溶接部を
破断し、ねじを回転工具から解放せしめる。
ねじは、ねじの偏平頭部に別体の頭部を溶接により固着
することにより、別体頭部に回転工具を係合してねじを
締付けた後、不要締付トルクを受けると、前記溶接部を
破断し、ねじを回転工具から解放せしめる。
【0008】然しながら、この従来例の場合、ねじ一本
宛に別体頭部を溶接固着しなければならず、生産性が極
めて悪い。しかも、溶接部の強度を均質に構成すること
は極めて困難であるから、往々にして、ねじのねじ込み
途中において溶接部が破断されてしまうという問題があ
る。更に、前記と同様に、ワークに螺着したねじの偏平
頭部の頂面に溶接部の切断端を突出せしめるため、危険
であると共に、外観美を損なうという問題がある。
宛に別体頭部を溶接固着しなければならず、生産性が極
めて悪い。しかも、溶接部の強度を均質に構成すること
は極めて困難であるから、往々にして、ねじのねじ込み
途中において溶接部が破断されてしまうという問題があ
る。更に、前記と同様に、ワークに螺着したねじの偏平
頭部の頂面に溶接部の切断端を突出せしめるため、危険
であると共に、外観美を損なうという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本考案は、前記問題点
を解決したトルク・リミット付きねじを提供するもので
あり、その第一の手段として構成したところは、シャン
クの上端に外周を多角形に形成した頭部を備えたねじ本
体と、前記ねじ本体をインサート成形することにより一
体に形成した合成樹脂製のトルク伝達体とから成り、前
記トルク伝達体が、ねじ本体の頭部の頂面を被覆する板
状のベース部と、前記ベース部上に形成されたブロック
状の回転工具係合部と、前記ベース部から下方に延長さ
れ且つ前記頭部の多角形外周部を被覆する筒状部と、前
記筒状部の下端から内向きに延長され且つ前記頭部の下
面を被覆する環状部とを一体成形して成り、前記筒状部
が、該筒状部を周方向に分断可能とする破断部を、前記
ベース部と環状部の間に位置し且つ前記多角形外周部の
角部に沿って設けて成る点にある。
を解決したトルク・リミット付きねじを提供するもので
あり、その第一の手段として構成したところは、シャン
クの上端に外周を多角形に形成した頭部を備えたねじ本
体と、前記ねじ本体をインサート成形することにより一
体に形成した合成樹脂製のトルク伝達体とから成り、前
記トルク伝達体が、ねじ本体の頭部の頂面を被覆する板
状のベース部と、前記ベース部上に形成されたブロック
状の回転工具係合部と、前記ベース部から下方に延長さ
れ且つ前記頭部の多角形外周部を被覆する筒状部と、前
記筒状部の下端から内向きに延長され且つ前記頭部の下
面を被覆する環状部とを一体成形して成り、前記筒状部
が、該筒状部を周方向に分断可能とする破断部を、前記
ベース部と環状部の間に位置し且つ前記多角形外周部の
角部に沿って設けて成る点にある。
【0010】
【0011】本考案は、実施態様において、前記シャン
クが頭部よりも小径の首部を該頭部の下面に連設すると
共に、該首部の外周に位置して頭部の下面を前記環状部
により被覆し、該首部の下面と環状部の下面を面一に形
成するか又は首部の下面を環状部の下面よりも下方に突
出せしめることが好ましい。
クが頭部よりも小径の首部を該頭部の下面に連設すると
共に、該首部の外周に位置して頭部の下面を前記環状部
により被覆し、該首部の下面と環状部の下面を面一に形
成するか又は首部の下面を環状部の下面よりも下方に突
出せしめることが好ましい。
【0012】本考案の実施態様において、前記筒状部の
破断部は、頭部における多角形外周部の角部に沿う薄肉
部により構成しても良く、或いは、頭部における多角形
外周部の角部に沿って該角部を露出せしめるスリットに
より構成しても良い。
破断部は、頭部における多角形外周部の角部に沿う薄肉
部により構成しても良く、或いは、頭部における多角形
外周部の角部に沿って該角部を露出せしめるスリットに
より構成しても良い。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の実施例を詳述す
る。
る。
【0014】(第1実施例) 図1ないし図3に示すように、ねじ1は、シャンク2の
上端に外周を多角形に形成した頭部3を備えたねじ本体
4と、前記頭部3を被覆する合成樹脂製のトルク伝達体
5とから成る。
上端に外周を多角形に形成した頭部3を備えたねじ本体
4と、前記頭部3を被覆する合成樹脂製のトルク伝達体
5とから成る。
【0015】図示省略しているが、前記ねじ本体4は、
シャンク2に螺糸を形成しており、所望の用途のために
構成される。例えば、ALC用のねじの場合は、本出願
人が先に提案した特願平4−228030号に示すよう
にシャンク2の先端に尖端部を形成し、タッピングしな
がらALCに螺入される。また、所謂セルフドリルねじ
の場合は、本出願人が先に提案した特公平3−7156
4号に示すように、先端にドリル部を有する。更に、汎
用のボルトの場合は、ナットに螺合される螺杆を構成す
る。
シャンク2に螺糸を形成しており、所望の用途のために
構成される。例えば、ALC用のねじの場合は、本出願
人が先に提案した特願平4−228030号に示すよう
にシャンク2の先端に尖端部を形成し、タッピングしな
がらALCに螺入される。また、所謂セルフドリルねじ
の場合は、本出願人が先に提案した特公平3−7156
4号に示すように、先端にドリル部を有する。更に、汎
用のボルトの場合は、ナットに螺合される螺杆を構成す
る。
【0016】図例の場合、ねじ本体4は、頭部3の多角
形外周部6を六角形に形成し、頭部3とシャンク2の境
目において、頭部3よりも小径の首部7を該頭部3の下
面に連設している。
形外周部6を六角形に形成し、頭部3とシャンク2の境
目において、頭部3よりも小径の首部7を該頭部3の下
面に連設している。
【0017】 前記トルク伝達体5は、ねじ本体4の頭
部3の頂面を被覆する板状のベース部8と、該ベース部
8上に形成されたブロック状の回転工具係合部9と、前
記ベース部8から下方に延長され且つ前記多角形外周部
6を被覆する筒状部10と、該筒状部10の下端から内
向きに延長され且つ前記頭部3の下面を被覆する環状部
11とを合成樹脂により一体成形することにより構成さ
れている。このトルク伝達体5は、所謂インサート成
形、即ち、ねじ本体4を金型内に設置した状態で合成樹
脂を射出成形せしめられる。
部3の頂面を被覆する板状のベース部8と、該ベース部
8上に形成されたブロック状の回転工具係合部9と、前
記ベース部8から下方に延長され且つ前記多角形外周部
6を被覆する筒状部10と、該筒状部10の下端から内
向きに延長され且つ前記頭部3の下面を被覆する環状部
11とを合成樹脂により一体成形することにより構成さ
れている。このトルク伝達体5は、所謂インサート成
形、即ち、ねじ本体4を金型内に設置した状態で合成樹
脂を射出成形せしめられる。
【0018】図示実施例において、前記回転工具係合部
9は、ねじ頭部3と同形又は相似形の六角形に形成さ
れ、後述するようにトルク伝達体5の被覆から解放した
ねじ頭部3と、回転工具係合部9との双方に、同一又は
同種のレンチを係合可能としている。然しながら、回転
工具係合部9は、このようなレンチに係合可能な構成の
他、プラス又はマイナスのドライバーに係合可能な溝に
より構成しても良い。
9は、ねじ頭部3と同形又は相似形の六角形に形成さ
れ、後述するようにトルク伝達体5の被覆から解放した
ねじ頭部3と、回転工具係合部9との双方に、同一又は
同種のレンチを係合可能としている。然しながら、回転
工具係合部9は、このようなレンチに係合可能な構成の
他、プラス又はマイナスのドライバーに係合可能な溝に
より構成しても良い。
【0019】前記ベース部8は、図例の場合、回転工具
係合部9の外周に張り出す比較的大径のフランジを形成
し、該ベース部8の上面に、前記回転工具係合部9に係
合されるレンチの先端を受止める座面12を構成する。
係合部9の外周に張り出す比較的大径のフランジを形成
し、該ベース部8の上面に、前記回転工具係合部9に係
合されるレンチの先端を受止める座面12を構成する。
【0020】 前記筒状部10は、図3に示すように、
多角形外周部6の各角部に位置して該筒状部10を周方
向に分断可能とする破断部13を備えており、該破断部
13は、前記ベース部8と環状部11の間に位置し、本
実施例の場合、多角形外周部6の角部に沿う薄膜状の薄
肉部14により構成されている。
多角形外周部6の各角部に位置して該筒状部10を周方
向に分断可能とする破断部13を備えており、該破断部
13は、前記ベース部8と環状部11の間に位置し、本
実施例の場合、多角形外周部6の角部に沿う薄膜状の薄
肉部14により構成されている。
【0021】前記環状部11は、筒状部10の全周に沿
って延びる内向きフランジ状に形成されており、シャン
ク2の首部7の外周面に接合される。この際、首部7の
下面と環状部11の下面は、図示のように面一とされる
か、或いは、首部7の下面を環状部11の下面よりも僅
か下方に突出するように構成される。
って延びる内向きフランジ状に形成されており、シャン
ク2の首部7の外周面に接合される。この際、首部7の
下面と環状部11の下面は、図示のように面一とされる
か、或いは、首部7の下面を環状部11の下面よりも僅
か下方に突出するように構成される。
【0022】この第1実施例によれば、トルク伝達体5
の回転工具係合部9に回転工具を係合せしめ、ねじ1を
回転せしめることにより、所期のねじ込み及び締付けを
行うことができる。
の回転工具係合部9に回転工具を係合せしめ、ねじ1を
回転せしめることにより、所期のねじ込み及び締付けを
行うことができる。
【0023】ところで、ねじ1が締付を終えると、トル
ク伝達体5とねじ頭部3との間には、回転工具のトルク
による過大負荷を生じる。そこで、図4に示すように、
停止せしめられた頭部3に対してトルク伝達体5が無理
に回転せしめられ、その結果、薄肉部14により構成さ
れた破断部13を破断せしめ、筒状部10を周方向に分
割された爪片10aに分断する。
ク伝達体5とねじ頭部3との間には、回転工具のトルク
による過大負荷を生じる。そこで、図4に示すように、
停止せしめられた頭部3に対してトルク伝達体5が無理
に回転せしめられ、その結果、薄肉部14により構成さ
れた破断部13を破断せしめ、筒状部10を周方向に分
割された爪片10aに分断する。
【0024】 即ち、筒状部10が頭部3の外周に沿っ
てスリップしつつ回転すると、頭部3の多角形外周部6
が謂わばカムとして機能し、筒状部10を外方に押し広
げる。このため、前記破断部13が破断せしめられると
共に、該破断部13からの亀裂の波及により該環状部1
1が破断せしめられる。その結果、筒状部10は、複数
の爪片10a、図例の場合、六個の爪片10aに分断さ
れ、これらの爪片10aを拡開しつつ、トルク伝達体5
を頭部3に対して空転せしめる。従って、回転工具の回
転トルクは、最早、ねじ本体4に伝達されることはな
い。このような破断部13による筒状部10の破断を生
じるまで、トルク伝達体5は、回転工具により好適に回
転駆動される。即ち、筒状部10の上部には板状のベー
ス部8が形成され、該ベース部上の回転工具係合部9が
ブロック状に形成されているので、筒状部10が完全に
破断される前に、一部の破断部13からの破断がベース
部8に波及して回転工具係合部9をトルク伝達体5から
分離してしまうようなことはない。換言すれば、ブロッ
ク状の回転工具係合部9と破断容易な筒状部10の間に
板状のベース部8を介在せしめているので、筒状部10
の破断部13からの破断が進行して環状部11に及んで
しまうまでは、ベース部8が先に破断されることはな
く、回転工具係合部9からの駆動力を伝達する。
てスリップしつつ回転すると、頭部3の多角形外周部6
が謂わばカムとして機能し、筒状部10を外方に押し広
げる。このため、前記破断部13が破断せしめられると
共に、該破断部13からの亀裂の波及により該環状部1
1が破断せしめられる。その結果、筒状部10は、複数
の爪片10a、図例の場合、六個の爪片10aに分断さ
れ、これらの爪片10aを拡開しつつ、トルク伝達体5
を頭部3に対して空転せしめる。従って、回転工具の回
転トルクは、最早、ねじ本体4に伝達されることはな
い。このような破断部13による筒状部10の破断を生
じるまで、トルク伝達体5は、回転工具により好適に回
転駆動される。即ち、筒状部10の上部には板状のベー
ス部8が形成され、該ベース部上の回転工具係合部9が
ブロック状に形成されているので、筒状部10が完全に
破断される前に、一部の破断部13からの破断がベース
部8に波及して回転工具係合部9をトルク伝達体5から
分離してしまうようなことはない。換言すれば、ブロッ
ク状の回転工具係合部9と破断容易な筒状部10の間に
板状のベース部8を介在せしめているので、筒状部10
の破断部13からの破断が進行して環状部11に及んで
しまうまでは、ベース部8が先に破断されることはな
く、回転工具係合部9からの駆動力を伝達する。
【0025】前記ねじ込み後の締付に際して、頭部3の
下面には首部7が形成され、該首部3をワークWの表面
に接するので、環状部11は、頭部3とワークWとの間
に挟着されない。従って、前述のように、爪片10aを
好適に拡開せしめることができる。
下面には首部7が形成され、該首部3をワークWの表面
に接するので、環状部11は、頭部3とワークWとの間
に挟着されない。従って、前述のように、爪片10aを
好適に拡開せしめることができる。
【0026】尚、この実施例において、トルク伝達体5
を空転に切り換えるためのトルクリミット値は、トルク
伝達体5の肉厚を変更することにより容易に設定でき
る。例えば、トルクリミット値を上げるための手段とし
ては、第一に、前記破断部13を構成する薄肉部14の
肉厚を厚くすれば良い。これにより破断部13が比較的
破断し難くなる。また、第二に、筒状部10の破断部1
3を除く部分の肉厚を厚くすれば良い。換言すれば、こ
れにより破断部13を分断した後の爪片10aが折曲げ
困難な厚肉に形成されるので、該爪片10aを拡開し難
くなる。第三に、環状部11の肉厚を厚くすれば良い。
これにより破断部13が破断しても環状部11を容易に
破断できないので、爪片10aを分断形成して拡開せし
めることが困難になる。これらの三つの手段の一つ又は
複数の組合せを採用することにより、トルクリミット値
を自在に設定することが可能であり、合成樹脂の成形に
より設定値にバラツキを生じることなく均質に実施する
ことができる。
を空転に切り換えるためのトルクリミット値は、トルク
伝達体5の肉厚を変更することにより容易に設定でき
る。例えば、トルクリミット値を上げるための手段とし
ては、第一に、前記破断部13を構成する薄肉部14の
肉厚を厚くすれば良い。これにより破断部13が比較的
破断し難くなる。また、第二に、筒状部10の破断部1
3を除く部分の肉厚を厚くすれば良い。換言すれば、こ
れにより破断部13を分断した後の爪片10aが折曲げ
困難な厚肉に形成されるので、該爪片10aを拡開し難
くなる。第三に、環状部11の肉厚を厚くすれば良い。
これにより破断部13が破断しても環状部11を容易に
破断できないので、爪片10aを分断形成して拡開せし
めることが困難になる。これらの三つの手段の一つ又は
複数の組合せを採用することにより、トルクリミット値
を自在に設定することが可能であり、合成樹脂の成形に
より設定値にバラツキを生じることなく均質に実施する
ことができる。
【0027】(第2実施例) 図5に示す第2実施例において、トルク伝達体5におけ
る筒状部10の破断部13は、ねじ頭部3における多角
形外周部6の角部に沿って該角部を露出せしめるスリッ
ト15により構成されている。その他の構成は、前記第
1実施例と同様であり、同様の構成部分は、前記と同じ
符号で示している。
る筒状部10の破断部13は、ねじ頭部3における多角
形外周部6の角部に沿って該角部を露出せしめるスリッ
ト15により構成されている。その他の構成は、前記第
1実施例と同様であり、同様の構成部分は、前記と同じ
符号で示している。
【0028】この第2実施例によれば、ねじ1の締付完
了に際し、回転工具のトルクによる過大負荷を生じ、筒
状部10が多角形外周部6のカム作用により外方に押し
広げられると、前記スリット15の下端に対応して環状
部11が分断され、以後、前記第1実施例と同様に、分
断形成された爪片を拡開せしめ、トルク伝達体5を空転
せしめる。
了に際し、回転工具のトルクによる過大負荷を生じ、筒
状部10が多角形外周部6のカム作用により外方に押し
広げられると、前記スリット15の下端に対応して環状
部11が分断され、以後、前記第1実施例と同様に、分
断形成された爪片を拡開せしめ、トルク伝達体5を空転
せしめる。
【0029】(その他の実施例) 上記第1実施例及び第2実施例では、多角形外周部6の
各角部に対応して筒状部10に破断部13を構成した具
体例、即ち、筒状部10の六個所に破断部13を構成せ
しめ、これにより、空転後のトルク伝達体5が多数に分
断された爪片10aの拡開を介して簡単に頭部3から離
脱せしめられるようにした構成を示したが、本考案にお
いて、トルク・リミットを目的とする限りにおいて、破
断部13は、筒状部10の少なくとも一個所に設ければ
足りる。また、その際、破断部13は、多角形外周部6
の角部に対応して形成することが好ましいが、角部と角
部の間、即ち、多角形外周部6の平坦部に対応して形成
しても良く、この場合でも多角形外周部6による拡開カ
ム機能を期待できる。
各角部に対応して筒状部10に破断部13を構成した具
体例、即ち、筒状部10の六個所に破断部13を構成せ
しめ、これにより、空転後のトルク伝達体5が多数に分
断された爪片10aの拡開を介して簡単に頭部3から離
脱せしめられるようにした構成を示したが、本考案にお
いて、トルク・リミットを目的とする限りにおいて、破
断部13は、筒状部10の少なくとも一個所に設ければ
足りる。また、その際、破断部13は、多角形外周部6
の角部に対応して形成することが好ましいが、角部と角
部の間、即ち、多角形外周部6の平坦部に対応して形成
しても良く、この場合でも多角形外周部6による拡開カ
ム機能を期待できる。
【0030】また、上記実施例において、破断部13
は、第1実施例では薄肉部14により構成し、第2実施
例ではスリット15により構成したものを示したが、本
考案において、一つのねじにおけるトルク伝達体5の筒
状部10に、薄肉部14とスリット15を組合せて実施
しても良い。
は、第1実施例では薄肉部14により構成し、第2実施
例ではスリット15により構成したものを示したが、本
考案において、一つのねじにおけるトルク伝達体5の筒
状部10に、薄肉部14とスリット15を組合せて実施
しても良い。
【0031】更に、上記実施例では、環状部11を筒状
部10の全周にわたり延長して形成した構成を示した
が、上記第1実施例のように破断部13を薄肉部14に
より構成する場合は、該環状部11を設けなくても良
く、或いは、ねじ1の使用に先立ちトルク伝達体5が頭
部3から分離脱落することを防止するため、環状部11
に代えて、筒状部10から頭部3の下面に係合する爪状
の突起を成形する構成としても良い。
部10の全周にわたり延長して形成した構成を示した
が、上記第1実施例のように破断部13を薄肉部14に
より構成する場合は、該環状部11を設けなくても良
く、或いは、ねじ1の使用に先立ちトルク伝達体5が頭
部3から分離脱落することを防止するため、環状部11
に代えて、筒状部10から頭部3の下面に係合する爪状
の突起を成形する構成としても良い。
【0032】
【考案の効果】請求項1に記載の本考案によれば、トル
ク・リミット付きねじを提供するに際し、ねじ本体4の
頭部3にインサート成形等により合成樹脂製のトルク伝
達体5を一体成形する構成であるから、製造容易にして
量産に適し、低コスト生産が可能である。そして、ねじ
本体4の頭部3における多角形外周部のカム作用によ
り、トルク伝達体5の筒状部10を破断部13を介して
拡開せしめ、これによりトルク伝達体5の空転を可能と
するものであるから、トルク・リミットの設定値を任意
に定めることができると共に、量産品に際し設定値を均
質化することが可能であり、信頼性の高い商品を提供で
きる。更に、空転後のトルク伝達体5を除去したねじ本
体4の頭部3には、従来のような切断端を有しないの
で、外観美麗であると共に、指先等を負傷する虞れもな
く安全である。
ク・リミット付きねじを提供するに際し、ねじ本体4の
頭部3にインサート成形等により合成樹脂製のトルク伝
達体5を一体成形する構成であるから、製造容易にして
量産に適し、低コスト生産が可能である。そして、ねじ
本体4の頭部3における多角形外周部のカム作用によ
り、トルク伝達体5の筒状部10を破断部13を介して
拡開せしめ、これによりトルク伝達体5の空転を可能と
するものであるから、トルク・リミットの設定値を任意
に定めることができると共に、量産品に際し設定値を均
質化することが可能であり、信頼性の高い商品を提供で
きる。更に、空転後のトルク伝達体5を除去したねじ本
体4の頭部3には、従来のような切断端を有しないの
で、外観美麗であると共に、指先等を負傷する虞れもな
く安全である。
【0033】 特に本考案によれば、トルク伝達体5を
ねじ本体4の頭部3にインサート成形したものであるか
ら、このようなトルク伝達体5を一体に備えたねじとし
て、そのまま使用することができ、従来のようなトルク
破壊される別体のカバーを使用に際してナット等に被冠
せしめるものと異なり、作業性が良好である。 また、本
考案によれば、ねじ頭部3の多角形外周部を被覆する筒
状部10に破断部13を設け、更に、筒状部10の下端
から内向きに延長され且つねじ頭部3の下面を被覆する
環状部11を一体成形した構成において、破断部13を
ベース部8と環状部11の間に位置し且つ前記多角形外
周部の角部に沿って設ける一方、ブロック状の回転工具
係合部9と筒状部10の間に介在せしめたベース部8を
板状に形成したものであるから、筒状部10の破断部1
3からの破断が進行して環状部11に及んでしまうまで
は、ベース部8が先に破断されることはなく、回転工具
係合部9からの駆動力を伝達することができ、筒状部1
0の完全破断の前に回転工具係合部9と筒状部10の間
の部位が破断して駆動力を中断してしまうような事故を
生じることはない。 しかも、筒状部10に設けた破断部
13とは別に、環状部11を設けた構成であるから、破
断部13を破断容易な構成とする一方で、該環状部11
の肉厚を定めることにより所定のトルク・リミット値に
設定できると共に、該環状部11を介してトルク伝達体
5をねじ本体4における頭部3の下面に係合しているの
で、ねじ1の使用に先立ちトルク伝達体5が脱落するよ
うなことはなく、一石二鳥的効果がある。
ねじ本体4の頭部3にインサート成形したものであるか
ら、このようなトルク伝達体5を一体に備えたねじとし
て、そのまま使用することができ、従来のようなトルク
破壊される別体のカバーを使用に際してナット等に被冠
せしめるものと異なり、作業性が良好である。 また、本
考案によれば、ねじ頭部3の多角形外周部を被覆する筒
状部10に破断部13を設け、更に、筒状部10の下端
から内向きに延長され且つねじ頭部3の下面を被覆する
環状部11を一体成形した構成において、破断部13を
ベース部8と環状部11の間に位置し且つ前記多角形外
周部の角部に沿って設ける一方、ブロック状の回転工具
係合部9と筒状部10の間に介在せしめたベース部8を
板状に形成したものであるから、筒状部10の破断部1
3からの破断が進行して環状部11に及んでしまうまで
は、ベース部8が先に破断されることはなく、回転工具
係合部9からの駆動力を伝達することができ、筒状部1
0の完全破断の前に回転工具係合部9と筒状部10の間
の部位が破断して駆動力を中断してしまうような事故を
生じることはない。 しかも、筒状部10に設けた破断部
13とは別に、環状部11を設けた構成であるから、破
断部13を破断容易な構成とする一方で、該環状部11
の肉厚を定めることにより所定のトルク・リミット値に
設定できると共に、該環状部11を介してトルク伝達体
5をねじ本体4における頭部3の下面に係合しているの
で、ねじ1の使用に先立ちトルク伝達体5が脱落するよ
うなことはなく、一石二鳥的効果がある。
【0034】 請求項2に記載の本考案によれば、ねじ
1の締付完了時において、首部7がワークWに接当する
ことにより、環状部11が頭部3とワークWの間に挟着
されることを防止するので、破断部13を破断後のトル
ク伝達体5を頭部3から好適に分離させることができる
という効果がある。
1の締付完了時において、首部7がワークWに接当する
ことにより、環状部11が頭部3とワークWの間に挟着
されることを防止するので、破断部13を破断後のトル
ク伝達体5を頭部3から好適に分離させることができる
という効果がある。
【0035】 請求項3又は4に記載の本考案によれ
ば、破断部13を破断せしめることにより筒状部10を
多数の爪片10aに分断した後、該爪片10aを頭部3
の多角形外周部6により拡開せしめるので、トルク伝達
体5が円滑に頭部3から分離されるという効果がある。
ば、破断部13を破断せしめることにより筒状部10を
多数の爪片10aに分断した後、該爪片10aを頭部3
の多角形外周部6により拡開せしめるので、トルク伝達
体5が円滑に頭部3から分離されるという効果がある。
【図1】本考案の第1実施例に係るねじを示す正面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の第1実施例に係るねじを示す縦断面図
である。
である。
【図3】本考案の第1実施例に係るねじを示し、(A)
は平面図、(B)は図1のA−A線断面図である。
は平面図、(B)は図1のA−A線断面図である。
【図4】本考案の第1実施例に係るねじの作用を示し、
(A)は筒状体の破断部を破断されたトルク伝達体がね
じ頭部から分離された状態を示す縦断面図、(B)は筒
状体の破断部が破断された状態を示す横断面図である。
(A)は筒状体の破断部を破断されたトルク伝達体がね
じ頭部から分離された状態を示す縦断面図、(B)は筒
状体の破断部が破断された状態を示す横断面図である。
【図5】本考案の第2実施例に係るねじを示し、(A)
は要部の正面図、(B)はそのB−B線断面図、(C)
は底面図である。
は要部の正面図、(B)はそのB−B線断面図、(C)
は底面図である。
1 ねじ 2 シャンク 3 頭部 4 ねじ本体 5 トルク伝達体 6 多角形外周部 7 首部 8 ベース部 9 回転工具係合部 10 筒状部 10a 爪片 11 環状部 13 破断部 14 薄肉部 15 スリット W ワーク
Claims (4)
- 【請求項1】 シャンク(2)の上端に外周を多角形
に形成した頭部(3)を備えたねじ本体(4)と、前記
ねじ本体(4)をインサート成形することにより一体に
形成した合成樹脂製のトルク伝達体(5)とから成り、 前記トルク伝達体(5)が、ねじ本体(4)の頭部
(3)の頂面を被覆する板状のベース部(8)と、前記
ベース部上に形成されたブロック状の回転工具係合部
(9)と、前記ベース部(8)から下方に延長され且つ
前記頭部(3)の多角形外周部を被覆する筒状部(1
0)と、前記筒状部(10)の下端から内向きに延長さ
れ且つ前記頭部(3)の下面を被覆する環状部(11)
とを一体成形して成り、前記筒状部(10)が、該筒状部を周方向に分断可能と
する破断部(13)を、前記ベース部(8)と環状部
(11)の間に位置し且つ前記多角形外周部の角部に沿
って設けて成る ことを特徴とするトルク・リミット付き
ねじ。 - 【請求項2】 前記シャンクが頭部よりも小径の首部
(7)を該頭部の下面に連設すると共に、該首部の外周
に位置して頭部の下面を前記環状部(11)により被覆
し、該首部(7)の下面と環状部(11)の下面を面一
に形成するか又は首部(7)の下面を環状部(11)の
下面よりも下方に突出せしめて成ることを特徴とする請
求項1に記載のトルク・リミット付きねじ。 - 【請求項3】 前記筒状部の破断部(13)が頭部に
おける多角形外周部の角部に沿う薄肉部(14)により
構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載
のトルク・リミット付きねじ。 - 【請求項4】 前記筒状部の破断部(13)が頭部に
おける多角形外周部の角部に沿って該角部を露出せしめ
るスリット(15)により構成されて成ることを特徴と
する請求項1又は2に記載のトルク・リミット付きね
じ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032008U JPH083694Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | トルク・リミット付きねじ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032008U JPH083694Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | トルク・リミット付きねじ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685918U JPH0685918U (ja) | 1994-12-13 |
JPH083694Y2 true JPH083694Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=12346851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032008U Expired - Lifetime JPH083694Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | トルク・リミット付きねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083694Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008168208A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Takuma Co Ltd | 振動スクリーン |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4686674B2 (ja) * | 2006-05-22 | 2011-05-25 | 丸一株式会社 | 締め付けナット |
EP2584241A1 (en) * | 2011-09-30 | 2013-04-24 | Dong-A Metal Co., Ltd. | Torque control cap for hose clamp |
JP6779568B2 (ja) * | 2015-12-07 | 2020-11-04 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具、締付トルク管理具付ナット及びボルト、並びに取付物の取付方法 |
DE102016119234A1 (de) * | 2016-10-10 | 2018-04-12 | Syntellix Ag | Schraubenantrieb mit integrierter Drehmomentsicherung |
EP3346145A1 (de) | 2017-01-05 | 2018-07-11 | HILTI Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur drehmomentbegrenzung mit drei stegen |
EP3346146A1 (de) | 2017-01-05 | 2018-07-11 | HILTI Aktiengesellschaft | Bruchmutter mit bruchfläche mit grossem öffnungswinkel |
EP3346147A1 (de) * | 2017-01-05 | 2018-07-11 | HILTI Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur drehmomentbegrenzung mit halteklauen |
JP2020528127A (ja) * | 2017-08-11 | 2020-09-17 | ユニヴァーシティ オブ ヨハネスブルグ | プラグ・ボルト |
CN108317144B (zh) * | 2017-10-24 | 2019-10-11 | 喜利得股份公司 | 具有接合指示件的紧固件 |
JP7495217B2 (ja) * | 2019-09-30 | 2024-06-04 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具及び締付トルク管理具と締結具との組み合わせ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4822997U (ja) * | 1971-07-22 | 1973-03-15 | ||
JPS6321772U (ja) * | 1986-07-28 | 1988-02-13 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP1993032008U patent/JPH083694Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008168208A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Takuma Co Ltd | 振動スクリーン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0685918U (ja) | 1994-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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