JPH0836638A - 画像解析装置 - Google Patents

画像解析装置

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JPH0836638A
JPH0836638A JP7137487A JP13748795A JPH0836638A JP H0836638 A JPH0836638 A JP H0836638A JP 7137487 A JP7137487 A JP 7137487A JP 13748795 A JP13748795 A JP 13748795A JP H0836638 A JPH0836638 A JP H0836638A
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Takashi Kaneko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、関心領域により画定された
図形に含まれる画像を、円滑に、定量処理および定量解
析することができる画像解析装置を提供することにあ
る。 【構成】 画像解析装置は、画像データを記憶する画像
データ記憶手段50と、画像データ記憶手段に記憶され
た画像データから選択され、所定の処理の施された画像
データに基づき、画像を表示するCRT60と、CRT
に表示されるべき複数の図形に対応する図形データを記
憶する図形データ記憶部106と、図形により画定され
た関心領域にそれぞれ含まれる画像に対応する画像デー
タに、定量処理を施し、定量データを生成する定量処理
部108と、定量処理部により生成された定量データを
記憶する定量データ記憶部110とを備え、さらに、図
形と図形が属するグループの関係を示すグループデータ
を記憶するグループデータ記憶部118を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像解析装置に関する
ものであり、さらに詳細には、画像上に設定された関心
領域内に含まれる画像を構成する画素の濃度などを算出
する画像解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射性標識を付与した物質を、生物体に
投与した後、その生物体あるいはその生物体の組織の一
部を試料とし、この試料を、高感度X線フィルムなどの
放射線フィルムに一定時間重ね合わせることによって、
放射線フィルムを感光させ或いは露光し、放射線フィル
ムの感光された部位に基づき、試料中の放射性標識物質
の位置情報を得るようにしたオートラジオグラフィ検出
方法や、蛋白質、核酸配列などの固定された高分子を、
化学発光物質と接触して、化学発光を生じさせる標識物
質により、選択的に標識し、標識物質によって選択的に
標識された高分子と、化学発光物質とを接触させて、化
学発光物質と標識物質との接触によって生ずる可視光波
長域の化学発光を検出することによって、遺伝子情報な
どの高分子に関する情報を得るようにした化学発光検出
方法、金属あるいは非金属試料などに電子線を照射し、
試料の回折像あるいは透過像などを検出して、元素分
析、試料の組成解析、試料の構造解析などをおこなった
り、生物体組織に電子線を照射して、生物体組織の画像
を検出する電子顕微鏡による検出方法、放射線を試料に
照射し、得られた放射線回折像を検出して、試料の構造
解析などをおこなう放射線回折画像検出方法などが知ら
れている。
【0003】これらの方法は、従来、検出材料として、
写真フイルムを用い、写真フイルム上に、放射線画像、
化学発光画像、電子顕微鏡画像、放射線回折画像などを
記録し、目視によって、可視画像を検出することによっ
て、おこなわれていたが、検出材料として、写真フイル
ムを用いる場合には、オートラジオグラフィ検出方法や
放射線回折画像検出方法にあっては、放射線フイルムの
感度が低く、画像記録に多大な時間を要するという問題
があり、また、化学発光検出方法にあっては、微弱な化
学発光を確実に検出するために、γ値の高い高感度フイ
ルムを用いる必要があるが、γ値の高い高感度フイルム
を用いるときは、確実に、特性曲線の直線部を用いて、
露光することが困難であって、露光ミスが多く、露光条
件を変えて、繰り返し、露光する必要があるという問題
があり、さらには、電子顕微鏡による検出方法にあって
は、電子顕微鏡用の写真フイルムは、特性曲線の直線部
が少ないため、露光条件の選択が難しく、露光ミスによ
り、繰り返し、露光をしなければならないという問題が
あり、また、いずれの方法にあっても、現像処理という
化学的処理が必要不可欠であって、操作が煩雑であると
いう問題を有している。
【0004】そこで、従来の写真フイルムに代えて、放
射線、可視光、電子線などが照射されると、そのエネル
ギーを吸収して、蓄積し、その後に、特定の波長域の電
磁波を用いて励起すると、照射された放射線、可視光、
電子線などのエネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発
する特性を有する輝尽性蛍光体を、放射線、可視光、電
子線などの検出材料として用い、輝尽性蛍光体から発せ
られた輝尽光を、光電的に検出して、ディジタル信号に
変換し、得られた画像データに所定の画像処理を施した
後に、画像を、CRT画面などの表示手段あるいは写真
フイルム上に再生するようにしたオートラジオグラフィ
検出方法、化学発光検出方法、電子顕微鏡による検出方
法、放射線回折画像検出方法が提案されている(たとえ
ば、特公平1−60784号公報、特公平1−6078
2号公報、特公平4−3952号公報、米国特許第5,
028,793号、英国特許出願公開GB第2,24
6,197A、特開昭61−51738号公報、特開昭
61−93538号公報、特開昭59−15843号公
報など)。この輝尽性蛍光体を用いた検出方法によれ
ば、現像処理という化学的処理が不必要であるだけでな
く、オートラジオグラフィ検出方法や放射線回折画像検
出方法にあっては、露光時間を大幅に短縮することがで
き、化学発光検出方法や電子顕微鏡による検出方法にあ
っては、露光ミスが少なく、容易に、露光をおこなうこ
とができるという利点があり、さらには、ディジタル信
号に変換された後に、画像が再生されるので、画像デー
タに、信号処理を施すことによって、所望のように、画
像を再生し、あるいは、コンピュータによる定量解析が
可能になり、好ましい。
【0005】このような蓄積性蛍光体シートを利用し
て、画像データを生成し、生成された画像データに基づ
いて、画像を再生するオートラジオグラフィ検出方法、
化学発光検出方法、電子顕微鏡による検出方法、放射線
回折画像検出方法のための画像形成/解析装置として
は、画像中の所望の領域間の比較をするために、画像デ
ータの所望の領域を関心領域として画定し、蓄積性蛍光
体シートからの発光量を、画像データの関心領域に含ま
れる画像を構成する画素の濃度として数値化して、その
総和を求めて、定量処理をし、さらに、複数の関心領域
をグループ化して、グループに属する関心領域の各々の
濃度の比などを算出して、定量解析が可能なように構成
されていることが望ましい。たとえば、薬物代謝研究の
分野において、しばしば用いられている薄層クロマトグ
ラフィー(TLC:Thin Layer Chromatography)におい
ては、実験動物に標識物質で標識した薬物を投与し、そ
の薬物が体内で変化した場合の成分を分析するため、薬
物投与後、所定時間経過毎に、実験動物の特定の部位よ
り採取した尿、血液、組織などの試料に所定の処理を施
し、それを、ガラス板の上にシリカゲルの粉を塗布した
TLCプレート上の所定の位置に、等間隔で、滴下し、
これを展開溶媒に浸して、クロマトグラフィー展開し
て、TLCプレート上に、試料中の成分ごとに分離され
たスポットを形成しているが、このように生成されたT
LCプレートを転写した蓄積性蛍光体シートから得られ
た画像データから、前記TLCプレート上のあるスポッ
トに対応する領域を関心領域として画定し、さらに、複
数の所定の領域をグループ化し、各領域の濃度を数値化
して、グループに属する各領域の濃度の比を調べること
がしばしば必要となる。
【0006】このような定量処理および定量解析をする
ために、通常、画像形成/解析装置は、関心領域を画定
するために用いられる円、矩形、折れ線で囲まれた図形
の座標データなど図形データを記憶する図形データ記憶
手段を、画像データを記憶する画像データ記憶手段とは
別個に備えている。図11は、従来の図形データ記憶手
段の構成を示す機能ブロック図である。図11に示され
るように、図形データ記憶手段200は、図形データベ
ース201と、定量データベース202とを記憶してい
る。図形データベース201は、図形の番号を示す図形
ナンバーデータ203、円、矩形などの図形種を示す図
形種データ204および図形の配置された画像上の位置
を示す座標データ205を有している。また、定量デー
タベース202は、図形により画定された領域内に含ま
れる画像データの濃度を示すデータ206、図形の面積
を示す面積データ207および該図形が属するグループ
を示すグループデータ208を有している。操作者が、
マウス(図示せず)などを用いて、表示手段(図示せ
ず)の画面上に図形を描くと、図形データベース201
内に、図形ナンバーデータ203、図形種データ20
4、座標データ205からなる図形データ210が記憶
される。また、マウスなどの所定の操作によって、図形
の面積が算出されて、面積データ207が定量データベ
ース202に記憶され、図形に画定された領域内に含ま
れる画像データの信号レベルに対応する濃度データ20
6が算出されて、定量データベース202に記憶され
る。さらに、マウスなどの所定の操作により、図形の属
するグループを示すグループデータ208が定量データ
ベース202に記憶される。
【0007】さらに、より正確に、濃度データを算出す
ることができるように、蓄積性蛍光体シートを露光する
際に、宇宙線或いは地中に含まれる放射線により、若し
くは、たとえば、クロマトグラフィー展開するためのT
LCプレートが有する固有の放射線により、ほぼ均一
に、蓄積性蛍光体シート上に生じるノイズ成分であるバ
ックグラウンドに対応するデータを、濃度データから取
り除く必要がある。したがって、画像形成/解析装置
は、表示手段に表示された画像上のその濃度がゼロであ
るべき領域に図形を描いて、これをバックグラウンド図
形として、この図形の濃度から、基準バックグラウンド
値、すなわち、単位面積当たりの濃度を算出し、この基
準バックグラウンド値に基づいて、より正確な濃度デー
タを算出できるように構成されている。このため、定量
データベース202は、さらに、バックグラウンド図形
として生成された図形の番号を示すバックグラウンドナ
ンバーデータ209を有している。このように構成され
た図形データ210は、画像データ記憶手段に記憶され
た画像データと合成されて、CRTなどの表示手段に出
力され、この合成されたデータが、表示手段の画面上に
表示される。また、濃度データ206およびグループデ
ータ208に基づいて、ある特定のグループに属する図
形により画定された領域に含まれる画像を構成する画素
の濃度、バックグラウンド濃度を取り除いたより正確な
濃度、或いは、あるグループに属する図形の濃度の比な
どが、CRTの画面上に表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成/解析装置にあっては、表示手段の画面に表示
された図形が属することのできるグループは一つのみで
あり、そのため、以下のような問題があった。たとえ
ば、前述したように、TLCプレート上に、同時に複数
の物質を滴下して、クロマトグラフィー展開して得られ
た画像を、蓄積性蛍光体シートに記録して、画像データ
を得、TLCプレート上のスポットが形成されている位
置に対応する領域を関心領域として画定し、さらに、複
数の領域をグループ化する場合に、一つの物質について
の画像パターンに含まれる複数のスポットに対応する領
域を複数の図形により一つのグループを形成した場合に
は、これらの領域は、他の物質の画像パターンに含まれ
るスポットに対応する領域と、同じグループに属するよ
うにすることができない。したがって、たとえば、実験
動物に薬物を投与して、所定時間ごとに、その特定の部
位から採取した組織を採取し、クロマトグラフィー展開
する場合、ある時に採取した組織の成分間の量比と、異
なった時に採取された組織の成分間の量比とを、同時に
求めることができず、また、複数の実験動物に薬物を投
与した場合に、一つの実験動物から採取した組織の成分
間の量比と、異なった実験動物から採取した同一の成分
の量比とを、同時に求めることができず、その結果、関
心領域として画定された図形に含まれる画像の分析を円
滑に行なうことができないという問題点があった。
【0009】オートラジオグラフィ画像や、化学発光画
像、電子顕微鏡画像、放射線回折画像などを、一旦、写
真フイルムに記録し、記録された画像を光電的に読み取
り、ディジタル信号化し、得られた画像信号に、所望の
信号処理を施すことにより、可視画像として、CRT画
面などの表示手段や、写真フイルム上に再生する場合に
も、同様な問題が生ずる。
【0010】
【発明の目的】本発明は、関心領域により画定された図
形に含まれる画像を、円滑に、定量処理および定量解析
することができる画像解析装置を提供することを目的と
するものである。
【0011】
【発明の構成】本発明の目的は、画像データを記憶する
画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶
された画像データから選択され、所定の処理の施された
画像データに基づき、画像を表示する表示手段と、前記
表示手段に表示されるべき複数の図形に対応する図形デ
ータを記憶する図形データ記憶手段と、前記図形により
画定された関心領域にそれぞれ含まれる画像に対応する
画像データに、定量処理を施し、定量データを生成する
定量処理手段と、前記定量処理手段により生成された定
量データを記憶する定量データ記憶手段とを備えた画像
解析装置であって、前記図形と該図形が属するグループ
の関係を示すグループデータを記憶するグループデータ
記憶手段を備えた画像解析装置によって達成される。本
発明の好ましい実施態様においては、さらに、前記グル
ープデータ記憶手段に記憶されたグループデータおよび
前記定量データ記憶手段に記憶された定量データに基づ
いて、前記グループごとに、定量データの比を含む表デ
ータを生成する表データ生成手段を備え、前記表示手段
が、前記表データに基づいた表を表示するように構成さ
れている。
【0012】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記図形データ記憶手段が、前記関心領域を画定す
る図形に対して付与された図形ナンバーデータおよび図
形の位置を示す座標データを記憶するように構成され、
前記グループデータ記憶手段が、前記各グループに属す
る図形ナンバーデータを記憶するように構成されてい
る。本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記
表データ生成手段が、前記グループごとに、表データを
生成し、前記表示手段が、前記図形ナンバーデータごと
に、データが表示されるように、前記表データに基づい
て、表を表示するように構成されている。本発明のさら
に好ましい実施態様においては、前記定量処理手段によ
り得られた定量データが、前記図形により画定された関
心領域に含まれる画像の画素の濃度を示す濃度データお
よび前記図形の面積を示す面積データを含んでいる。本
発明のさらに好ましい実施態様においては、前記画像デ
ータが、蓄積性蛍光体シートを用いて生成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記画像
データが、オートラジオグラフィ画像データ、放射線回
折画像データ、電子顕微鏡画像データおよび化学発光画
像データよりなる群から選ばれる画像データにより構成
されている。
【0013】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、オートラジオグラフィ画像データ、放射線回折画像
データまたは電子顕微鏡画像データが、試料から発せら
れる放射線または電子線を、輝尽性蛍光体に蓄積、吸収
させ、しかる後に、前記輝尽性蛍光体に、電磁波を照射
して、該輝尽性蛍光体から発せられた光を光電変換する
ことにより得られている。本発明のさらに好ましい実施
態様においては、化学発光画像データが、試料から発せ
られる可視光を、輝尽性蛍光体に蓄積、吸収させ、しか
る後に、前記輝尽性蛍光体に、電磁波を照射して、該輝
尽性蛍光体から発せられた光を光電変換することにより
得られている。本発明において、オートラジオグラフィ
画像、放射線回折画像または電子顕微鏡画像を生成する
ために使用することのできる輝尽性蛍光体としては、放
射線または電子線のエネルギーを蓄積可能で、電磁波に
よって励起され、蓄積している放射線または電子線のエ
ネルギーを光の形で放出可能なものであればよく、とく
に限定されるものではないが、可視光波長域の光によっ
て励起可能であるものが好ましい。具体的には、たとえ
ば、特開昭55−12145号公報に開示されたアルカ
リ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体(Ba
1-x,2+ x )FX:yA(ここに、M2+はMg、Ca、
Sr、ZnおよびCdからなる群より選ばれる少なくと
も一種のアルカリ土類金属元素、XはCl、Brおよび
Iからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン、
AはEu、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、He、N
d、YbおよびErからなる群より選ばれる少なくとも
一種の3価金属元素、xは0≦x≦0.6、yは0≦y
≦0.2である。)、特開平2−276997号公報に
開示されたアルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体
SrFX:Z(ここに、XはCl、BrおよびIからな
る群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン、ZはEu
またはCeである。)、特開昭59−56479号公報
に開示されたユーロピウム付活複合ハロゲン物系蛍光体
BaFX・xNaX’:aEu2+(ここに、Xおよび
X’はいずれも、Cl、BrおよびIからなる群より選
ばれる少なくとも一種のハロゲンであり、xは0<x≦
2、aは0<a≦0.2である。)、特開昭58−69
281号公報に開示されたセリウム付活三価金属オキシ
ハロゲン物系蛍光体であるMOX:xCe(ここに、M
はPr、Nd、Pm、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、
Er、Tm、YbおよびBiからなる群より選ばれる少
なくとも一種の三価金属元素、XはBrおよびIのうち
の一方あるいは双方、xは、0<x<0.1であ
る。)、特開昭60−101179号公報および同60
−90288号公報に開示されたセリウム付活希土類オ
キシハロゲン物系蛍光体であるLnOX:xCe(ここ
に、LnはY、La、GdおよびLuからなる群より選
ばれる少なくとも一種の希土類元素、XはCl、Brお
よびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲ
ン、xは、0<x≦0.1である。)および特開昭59
−75200号公報に開示されたユーロピウム付活複合
ハロゲン物系蛍光体MIIFX・aMI X’・bM'II
'' 2 ・cMIII ''' 3 ・xA:yEu2+(ここに、M
IIはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少な
くとも一種のアルカリ土類金属元素、MI はLi、N
a、K、RbおよびCsからなる群より選ばれる少なく
とも一種のアルカリ金属元素、M' IIはBeおよびMg
からなる群より選ばれる少なくとも一種の二価金属元
素、MIII はAl、Ga、InおよびTlからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の三価金属元素、Aは少なく
とも一種の金属酸化物、XはCl、BrおよびIからな
る群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン、X’、X
''およびX''' はF、Cl、BrおよびIからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり、aは、0
≦a≦2、bは、0≦b≦10-2、cは、0≦c≦10
-2で、かつ、a+b+c≧10-2であり、xは、0<x
≦0.5で、yは、0<y≦0.2である。)が、好ま
しく使用し得る。
【0014】本発明において、化学発光画像を生成する
ために、使用することのできる輝尽性蛍光体としては、
可視光波長域の光のエネルギーを蓄積可能で、電磁波に
よって励起され、蓄積している可視光波長域の光のエネ
ルギーを光の形で放出可能なものであればよく、とくに
限定されるものではないが、可視光波長域の光によって
励起可能であるものが好ましい。具体的には、たとえ
ば、特開平4−232864号公報に開示された金属ハ
ロリン酸塩系蛍光体、希土類元素付活蛍光体、アルミン
酸塩系蛍光体、珪酸塩系蛍光体、フッ化物系蛍光体が、
好ましく使用し得る。
【0015】
【発明の作用】本発明によれば、グループデータ記憶手
段が、図形が所属すべきグループのそれぞれに属する図
形を示すデータを記憶するため、画像の関心領域を取り
囲むための図形が、同時に複数のグループに属すること
が可能となる。本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、操作者は、ある図形が複数のグループに属する場合
であっても、それぞれのグループ内における該図形によ
り画定された領域の濃度比を知ることができる。また、
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、グループデ
ータ記憶手段が、図形に対して付与された図形ナンバー
を、グループごとに記憶するように構成されているた
め、簡単な構成で、図形が同時に複数のグループに属す
ることを実現することができる。さらに、本発明のさら
に好ましい実施態様によれば、操作者は、ある図形が複
数のグループに属する場合であっても、その図形が属す
る複数のグループを容易に知ることができる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明にかかる
好ましい実施例につき詳細に説明を加える。図1は、本
発明の実施例にかかるオートラジオグラフィ画像解析装
置のための画像データを生成する画像読み取り装置の一
例を示す略斜視図である。図1において、蓄積性蛍光体
シート1には、試料(図示せず)に含まれる放射性標識
物質の位置情報が、放射線エネルギーの形で、蓄積され
ている。ここに、放射性標識物質の位置情報とは、試料
中における放射性標識物質もしくはその集合体の位置を
中心とした各種の情報、たとえば、試料中に存在する放
射性標識物質の集合体の存在位置と形状、その位置にお
ける放射性標識物質の濃度、分布などからなる情報の一
つもしくは任意の組み合わせとして得られる各種の情報
を意味するものである。本実施例においては、成分の異
なる複数の種類の薬物を、複数の実験動物に投与し、所
定時間経過後に、その尿を採取して、これをTLCプレ
ート上に、クロマトグラフィー展開して得られた蛋白質
の画像が、蓄積性蛍光体シート1に蓄積記録されてい
る。
【0017】こうして試料中の放射性標識物質の位置情
報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1を、レーザ光
2により、走査して、励起し、輝尽光を発生させる。レ
ーザ光2は、レーザ光源3により発生され、フィルタ4
を通過することにより、レーザ光2による励起によって
蓄積性蛍光体シート1から発生する輝尽光の波長領域に
対応する波長領域の部分がカットされる。次いで、レー
ザ光2は、ビーム・エクスパンダ5により、そのビーム
径が正確に調整され、ガルバノミラー等の光偏向器6に
入射する。光偏向器6によって偏向されたレーザ光2
は、fθレンズ7を介して、平面反射鏡8により反射さ
れ、蓄積性蛍光体シート1上に、一次元的に入射する。
fθレンズ7は、蓄積性蛍光体シート1上を、レーザ光
2により走査するときに、つねに、均一のビーム速度
で、走査がなされることを保証するものである。このよ
うなレーザ光2による走査と同期して、蓄積性蛍光体シ
ート1は、図1において、矢印Aの方向に移動され、そ
の全面が、レーザ光2によって走査されるようになって
いる。蓄積性蛍光体シート1は、レーザ光2が照射され
ると、蓄積記録していた放射線エネルギーに比例する光
量の輝尽光を発光し、発光した輝尽光は、導光性シート
9に入射する。
【0018】導光性シート9は、その受光端部が直線状
をなし、蓄積性蛍光体シート1上の走査線に対向するよ
うに近接して配置され、また、その射出端部は、円環状
をなし、フォトマルチプライアなどの光電変換型の光検
出器10の受光面に接続されている。この導光性シート
9は、アクリル系合成樹脂などの透明な熱可塑性樹脂シ
ートを加工して作られており、受光端部から入射した光
が、その内面で、全反射を繰り返しながら、射出端部を
経て、光検出器10の受光面に伝達されるように、その
形状が定められている。したがって、レーザ光2の照射
に応じて、蓄積性蛍光体シート1から発光した輝尽光
は、導光性シート9に入射し、その内部で、全反射を繰
り返しながら、射出端部を経て、光検出器10によって
受光される。光検出器10の受光面には、蓄積性蛍光体
シート1から発光される輝尽光の波長領域の光のみを透
過し、レーザ光2の波長領域の光をカットするフィルタ
が貼着されており、光検出器10は、蓄積性蛍光体シー
ト1から発光された輝尽光のみを光電的に検出するよう
に構成されている。光検出器10によって光電的に検出
された輝尽光は、電気信号に変換され、所定の増幅率を
有する増幅器11によって、所定のレベルの電気信号に
増幅された後、A/D変換器12に入力される。電気信
号は、A/D変換器12において、信号変動幅に適した
スケールファクタで、ディジタル信号に変換され、ライ
ンバッファ13に入力される。ラインバッファ13は、
走査線1列分の画像データを一時的に記憶するものであ
り、以上のようにして、走査線1列分の画像データが記
憶されると、そのデータを、ラインバッファ13の容量
よりもより大きな容量を有する送信バッファ14に出力
し、送信バッファ14は、所定の容量の画像データが記
憶されると、画像データを、オートラジオグラフィ画像
解析装置に出力するように構成されている。
【0019】図2は、本発明の実施例にかかるオートラ
ジオグラフィ画像解析装置および画像読み取り装置のブ
ロックダイアグラムである。図2において、オートラジ
オグラフィ画像解析装置30は、蓄積性蛍光体シート1
に蓄積記録され、画像読み取り装置20により読み取ら
れて、ディジタル信号に変換された試料に含まれる放射
性標識物質の位置情報を含む画像データを受理し、画像
データに、たとえば、濃度、色調、コントラストなどが
適正で、観察解析特性に優れた可視画像を再生し得るよ
うに信号処理を施すとともに、画像データの一部分に所
望の領域を画定し、該領域内の濃度などを算出する信号
処理手段40と、画像読み取り装置20から信号処理手
段40に入力された画像データを一時的に記憶するとと
もに、信号処理後の画像データを記憶する画像データ記
憶手段50と、試料に含まれる放射性標識物質の位置情
報を含む画像データを画像として再生するCRT60と
を備えている。画像読み取り装置20の送信バッファ1
4に、一時的に記憶された画像データは、オートラジオ
グラフィ画像解析装置30の信号処理手段40の受信バ
ッファ41に入力されて、一時的に記憶され、受信バッ
ファ41内に、所定量の画像データが記憶されると、記
憶された画像データが、画像データ記憶手段50の画像
データ一時記憶部51に出力され、記憶される。このよ
うにして、画像読み取り装置20の送信バッファ14か
ら、信号処理手段40の受信バッファ41に送られ、一
時的に記憶された画像データは、さらに、受信バッファ
41から、画像データ記憶手段50の画像データ一時記
憶部51に記憶される。こうして、蓄積性蛍光体シート
1の全面を、レーザ光2によって走査して得られた画像
データが、画像データ記憶手段50の画像データ一時記
憶部51に記憶されると、信号処理手段40の制御部4
2は、画像データ一時記憶部51から所定の画像データ
を読み出し、画像データ記憶部52に記憶する。
【0020】図3は、本実施例にかかるオートラジオグ
ラフィ画像解析装置30の画像形成/解析部43および
その周辺回路を詳細に示したブロック図である。図3に
示されるように、画像形成/解析部43は、操作者が入
力装置(図示せず)を操作することにより、画像データ
記憶部52から読みだされた画像データに所定の処理を
施し、CRT60に表示すべき画像の表示画像データを
生成する表示画像データ生成部102と、CRT60の
画面上に表示される画像の関心領域を取り囲むための
円、矩形、折れ線に囲まれた図形などの図形データを生
成し、これを図形データ記憶部106に出力する図形デ
ータ生成部104と、図形データを記憶する図形データ
記憶部106と、図形データ記憶部106に記憶された
図形データと、表示画像データ生成部102により生成
された表示画像データを比較して、CRT60の画面上
に表示される図形に含まれる画像の濃度などを示す定量
データを生成する定量処理部108と、定量処理部10
8により生成された定量データを記憶する定量データ記
憶部110と、前記図形データ記憶部106に記憶され
た図形データから、CRT60に表示すべき図形の表示
図形データを生成する表示図形データ生成部112と、
表示画像データと表示図形データとを合成する画像合成
部114と、操作者が入力装置(図示せず)を操作する
ことにより、図形が属すべきグループを示すグループデ
ータをグループデータ記憶部118に記憶するグループ
データ管理部116と、図形が属すべきグループを示す
グループデータを記憶するグループデータ記憶部118
と、後述する基準バックグラウンド値を生成するために
選択された図形を示すデータを記憶するバックグラウン
ドデータ管理部120と、定量データ記憶部110、グ
ループデータ記憶部118およびバックグラウンドデー
タ管理部120に記憶されたデータに基づいて、表デー
タを生成する表データ生成部122と、画像合成部11
4により生成された合成画像データおよび表データ生成
部122により生成された表データを、一時的に記憶
し、これをCRT60に出力するウィンドウメモリ12
4とを備えている。
【0021】表示画像データ生成部102は、操作者が
入力装置を操作することにより、画像データ記憶部52
から選択されて読みだされた画像データを、操作者が入
力した所定の拡大率に基づいて、拡大或いは縮小された
表示画像データを生成する。また、操作者が、CRT6
0の画面上に表示された画像の関心領域を取り囲むため
に、マウス(図示せず)を操作して、メモリ(図示せ
ず)に予め記憶された、図形データの形状を選択し、選
択された形状の図形をCRT60の画面上に配置するこ
とによって、図形データが生成され、これが図形データ
記憶部106に記憶される。図形データ記憶部106
は、図形データベース130を記憶しており、図形デー
タベース130には、操作者により選択された形状を有
し、所望の位置に配置された各種図形の図形データを、
図形ごとに記憶されている。図形データ生成部104
は、操作者がCRT60の画面上に、所定の図形を配置
すると、その図形に図形ナンバーを与え、その図形の図
形種を示す図形種データおよびその図形の画像データ記
憶部52に記憶された画像データ上の位置を示す座標デ
ータを、図形データベース130の与えられた図形ナン
バーに対応する領域に記憶する。図4(a)は、図形デ
ータ生成部104により、図形データベース130に記
憶された図形データ132の内容を例示する図面であ
る。前述したように、図形データ132は、それぞれ、
少なくとも、図形の種類を示す図形種データ、図形の基
準点の位置を示す座標データを備えている。本実施例に
おいては、図形種には、たとえば、円、矩形、折れ線に
より囲まれた図形などが含まれる。また、図形の基準点
の座標データは、画像データ記憶部52に記憶された画
像データ上に存在する場合の図形の外接矩形の左上の座
標(x,y)を示している。
【0022】図形データ記憶部106に記憶された図形
データ132は、表示図形データ生成部112に読みだ
され、所定の処理を施された後に、画像合成部114に
出力されて、表示画像データと合成され、この合成され
たデータが、ウィンドウメモリ124を介してCRT6
0に出力される。定量データ記憶部110は、定量デー
タベース140を記憶しており、定量データベース14
0には、図4(b)に示されるように、図形ごとに、C
RT60の画面上に配置された図形に含まれる画像を構
成する画素の濃度に対応するPSL値データ144およ
び図形の面積を示す面積データ146からなる定量デー
タ142が記憶されている。ここに、PSL値データ1
44は、図形により囲まれた画像領域に対応する蓄積性
蛍光体シート1の領域が受けた放射線の積算値を示すも
のである。後述するように、操作者が、入力装置(図示
せず)を操作して、所定の図形を指定し、図形に含まれ
る領域を定量処理する旨を指示すると、定量処理部10
8が、図形データベース130から、所定の図形データ
132を読みだし、また、表示画像データ生成部102
から、該図形データに対応する図形に含まれる画像デー
タの領域を読みだし、図形の面積および図形に含まれる
画像を構成する画素の濃度を算出し、これらを定量デー
タとして、定量データベース140内の所定の領域、す
なわち、図形データベース130から読みだされた図形
データ130の図形ナンバーに対応する領域に記憶す
る。
【0023】入力装置を操作して、グループ管理部11
6を起動することにより、グループデータ記憶部118
には、グループデータベース150が生成される。図5
は、グループデータベース150の内容を示すブロック
図である。図5に示されるように、グループデータベー
ス150には、グループごとに、複数のデータベース1
51−1ないし151−3が生成される。各データベー
ス151−1ないし151−3は、そのグループに属す
る図形のナンバーと、その図形に含まれる画像を構成す
る画素の濃度を算出する際に用いられるバックグラウン
ドのナンバー、すなわち、バックグラウンドナンバーを
記憶している。このバックグラウンドナンバーについて
は、後述する。このように構成されたオートラジオグラ
フィ画像解析装置30は、以下のようにして、画像を解
析する。まず、操作者は、マウス(図示せず)を操作す
ることにより、画像データ記憶部52から所定の画像デ
ータが読み出し、表示画像データ生成部102により、
操作者によって選択された所定の拡大率に基づき、拡大
或いは縮小された表示画像データが生成される。この表
示画像データは、画像合成部114およびウィンドウメ
モリ124を介して、CRT60の画面600に表示さ
れる。図6には、CRT60の画面に表示された画像の
例が示されている。本実施例では、成分の異なる4種の
薬物を、4体の実験動物に投与し、所定時間経過後に、
その尿を採取して、これをTLCプレート上にクロマト
グラフィー展開して得られた蛋白質の画像を蓄積性蛍光
体シート1に記録し、画像読み取り装置20により、画
像データが生成されている。したがって、CRT60の
画面600には、4体の実験動物についての画像パター
ン601、602、603および604が、4列に表示
されている。操作者が、マウスを操作して、CRT60
の画面600上の所望の領域に、所望の図形を描くこと
により、図形データ記憶部106の図形データベース1
30に、図形データ132が記憶される。たとえば、図
6に示されるように、図形611ないし図形616を、
画面600に表示すると、図形データ生成部104は、
表示された順に、図形に図形ナンバーを付与するととも
に、図4(a)に示されるように、各図形の図形種デー
タおよび座標データを、図形データベース130の図形
ナンバーに対応する所定の領域に記憶する。次いで、操
作者が、マウスを操作して、描かれた各図形内に含まれ
る画像を構成する画素の濃度を算出する旨を指示する
と、定量処理部108は、図形データベース130か
ら、各図形611ないし616の図形データ132を読
みだし、さらに、表示画像データ生成部102から、表
示画像データを読みだし、図形データ132に対応する
図形に含まれる画像に対応する画像データの領域を決定
し、図形に含まれる画像を構成する画素の濃度を算出す
るとともに、図形の面積を算出する。このようにして生
成された画素の濃度および図形の面積は、図4(b)に
示されるように、PSL値データ144および面積デー
タ146からなる定量データ142として、定量データ
べース140に記憶される。
【0024】次いで、操作者は入力装置(図示せず)を
操作して、グループ管理部116を起動すると、CRT
60の画面上に描かれた図形が属するグループごとにグ
ループデータベースが生成される。たとえば、図6に示
される図形611、612および613が、グループA
に属するように、操作者が操作した場合には、図5に示
されるように、グループAに関するデータベース151
−1が生成され、データベース151−1の領域152
−1に、グループAに属する図形ナンバー1、2および
3が記憶される。なお、このときには、バックグラウン
ドナンバーは、まだ指示されていないため、各図形61
1ないし613の図形ナンバーに対応してバックグラウ
ンドナンバーを記憶する領域153−1には、何も記憶
されていない。さらに、操作者は入力装置を操作して、
バックグラウンドデータ管理部120を起動し、描かれ
た図形611ないし616の中から、基準バックグラウ
ンド値を算出するためのバックグラウンド図形(以下
「BG図形」という。)を選択する。図7は、バックグ
ラウンドデータ管理部120の構成を示す機能ブロック
図である。図7に示されるように、バックグラウンドデ
ータ管理部120は、バックグラウンドテーブル生成部
160と、バックグラウンドテーブル162とを備えて
いる。バックグラウンドテーブル162は、バックグラ
ウンドナンバー毎に、バックグラウンドナンバーに属す
る図形の図形ナンバーを記憶するように構成されてい
る。ここに、バックグラウンドとは、蓄積性蛍光体シー
ト1を露光する際に、宇宙線或いは地中に含まれる放射
線などにより、ほぼ均一に、蓄積性蛍光体シート1上に
生じるノイズ成分をいう。このような蓄積性蛍光体シー
ト1に基づき生成された画像データに対して、定量処理
をする際には、このノイズ成分を取り除いて、図形に含
まれる画像を構成する画素の濃度を調べる必要がある。
本実施例においては、このため、スポットの形成されて
いない画像部分から適当な領域を図形を用いて画定し、
この図形をBG図形として、この図形内のPSL値をB
G図形の面積で割った値を基準バックグラウンド値とし
ている。すなわち、基準バックグラウンド値は、単位面
積あたりのノイズ成分により生じた放射線量を示してい
る。
【0025】また、あるバックグラウンドナンバーに属
する図形が複数である場合には、これら複数の図形のP
SL値の和を、これらの図形の面積の和で割った値、す
なわち、平均値が、基準バックグラウンド値となる。た
とえば、図6に示される図形614と図形615とを、
BG図形として選択し、これらをバックグラウンドナン
バー“1”に属する図形にする旨の指示が、操作者によ
り与えられた場合には、バックグラウンドデータ管理部
120のバックグラウンドテーブル生成部162が、バ
ックグラウンドテーブル162の所定の領域162−1
に、図形614、615に対応する図形データの図形ナ
ンバーである“4”および“5”を記憶する。同様に、
図形616をBG図形として選択し、これにバックグラ
ウンドナンバー“2”に属する図形にする旨の指示が、
操作者により与えられた場合には、バックグラウンドテ
ーブル生成部162が、バックグラウンドテーブル16
2の所定の領域162−2に、図形616に対応する図
形データの図形ナンバーである“6”を記憶する。この
ような操作により、BG図形が設定されると、表データ
生成部122は、バックグラウンドデータ管理部120
のバックグラウンドテーブル162内のデータおよび定
量データ記憶部110の定量データベース140内のデ
ータを読みだし、PSL値および図形の面積から、ある
バックグラウンドナンバーに対応する基準バックグラウ
ンド値を算出し、基準バックグラウンド値を含む表に対
応する表データを生成し、これをウィンドウメモリ12
4の所定の領域に展開する。ウィンドウメモリ124
は、所定のタイミングで、展開された表データを、CR
T60に出力する。したがって、たとえば、図6に示さ
れる図形614と図形615とを、BG図形として選択
し、これらをバックグラウンドナンバー1に属する図形
にする旨の指示が、操作者から与えられた場合には、図
8に示されるような画像が、CRT60の画面に表示さ
れる。画面800の下部801の領域802ないし80
5には、それぞれ、BG図形として選択された図形61
4、615の図形ナンバー“4”、“5”、それぞれの
PSL値、面積および単位面積あたりのPSL値が表示
され、その一方、上部801の領域807ないし810
には、それぞれ、バックグラウンドナンバー、図形61
4、615のPSL値の合計、面積の合計およびPSL
値の合計を面積の合計で割った値、すなわち、基準バッ
クグラウンド値が表示される。
【0026】その後、定量処理を開始する際、操作者
は、入力装置を操作して、定量処理すべき図形および定
量処理に用いる基準バックグラウンド値を有するバック
グラウンドナンバーを選択する。その結果、グループ管
理部116は、グループデータベース150の所定のデ
ータベース151−1ないし151−3のバックグラウ
ンドナンバーを記憶する領域153−1ないし153−
3に、所定のバックグラウンドナンバーを記憶する。た
とえば、定量処理をする際に、グループAに属する図形
611、612は、図形614、615に基づく基準バ
ックグラウンド値を使用し、図形613には、図形61
6に基づく基準バックグラウンド値を使用する旨の指示
が操作者により与えられた場合には、データベース15
1−1の領域152−1に記憶された図形ナンバー1お
よび2に対しては、バックグラウンドナンバー1が付与
され、図形ナンバー3に対しては、バックグラウンドナ
ンバー2が付与され、図5に示されるように、領域15
3−1にバックグラウンドナンバーが記憶される。この
ようにして、各図形に所望のバックグラウンドナンバー
が付与され、各データベース151−1ないし151−
3の領域153−1ないし153−3に、バックグラウ
ンドナンバーが記憶される。
【0027】表データ生成部122は、バックグラウン
ドデータ管理部120のバックグラウンドテーブル16
2のデータおよび定量データ記憶部110の定量データ
ベース140のデータを読みだし、PSL値および図形
の面積から、あるバックグラウンドナンバーに対応する
基準バックグラウンド値を算出し、さらに、図形の面積
と図形に付与されたバックグラウンドナンバーに対応す
る基準バックグラウンド値との積を算出し、図形のPS
L値と、算出された積との差分値、すなわち、補正され
たPSL値を算出して、これらの値を用いて、表データ
を生成し、これを、ウィンドウメモリ124の所定の領
域に展開する。ウィンドウメモリ124は、所定のタイ
ミングで、展開された表データを、CRT60に出力す
る。たとえば、図形611、612には、図形614、
615に基づく基準バックグラウンド値を使用し、図形
613には、図形616に基づく基準バックグラウンド
値を使用する旨の指示が操作者により与えられた場合に
は、図9に示されるような画像が、CRT60の画面9
00に表示される。すなわち、画面900の部分901
の領域902ないし909には、それぞれ、図形61
1、612、613の図形ナンバー、PSL値、面積、
単位面積あたりのPSL値、付与されたバックグラウン
ドナンバー、基準バックグラウンド値と図形の面積との
積、PSL値と積との差分値すなわち補正されたPSL
値、および、単位面積当たりの補正されたPSL値が表
示される。
【0028】さらに、表データ生成部122は、操作者
の指示にしたがって、定量解析を行うことができるよう
に構成されている。すなわち、あるグループに属する図
形のPSL値の合計値に対するこのグループに属する各
図形のPSL値もしくは補正されたPSL値の割合、ま
たは、あるグループに属するある図形の単位面積当たり
のPSL値もしくは単位面積あたりの補正されたPSL
値に対するこのグループに属する他の各図形の単位面積
当たりのPSL値或いは単位面積あたりの補正されたP
SL値の割合などを算出し、これをウィンドウメモリ1
24を介して、CRT60の画面に表示することができ
る。上述したように、入力装置を操作することによっ
て、図10に示されるように、CRT60の画面に表示
された画像パターン601ないし604の中から、図形
611ないし624により関心領域を画定して、図形デ
ータを生成し、図形614および615をバックグラウ
ンドナンバー“1”、図形616をバックグラウンドナ
ンバー“2”、図形619をバックグラウンドナンバー
“3”、図形623、624をバックグラウンドナンバ
ー“4”に属するBG図形として選択して、図7に示さ
れるようなバックグラウンドテーブル162を生成する
ことができる。さらに、図5に示されるように、図形6
11、612および613をグループAに属する図形、
図形617、618をグループBに属する図形、図形6
11、617、620をグループCに属する図形とし
て、グループデータベース150のデータベース151
−1ないし151−3を生成することができる。
【0029】図5の例においては、グループAには、図
形611、612および613が所属している。これ
は、同一の実験動物から採取した尿をクロマトグラフィ
ー展開することによって得られた画像パターン601の
各成分をグループ化するためである。これに対して、グ
ループCには、図形611、617および620が所属
している。これは、クロマトグラフィー展開された成分
のうち、同一成分を示すスポットをグループ化するため
である。このように、本実施例によれば、一つの図形が
複数のグループに属することができるため、たとえば、
同一の実験動物から採取した組織に含まれる各成分の比
を算出し、同時に、複数の実験動物から採取した組織に
含まれる同一の成分の比を算出することが可能となる。
さらに、本実施例によれば、各グループに属する各図形
に対して、独立して、バックグラウンドナンバーを与え
ることができる。たとえば、図7に示されるように、グ
ループAに属する図形611および612には、バック
グラウンドナンバー1を、グループAに属する図形61
3およびグループAおよびCに属する図形611には、
バックグラウンドナンバー2を、また、グループBに属
する図形617には、バックグラウンドナンバー3を、
グループCに属する図形620には、バックグラウンド
ナンバー5を与えることができる。したがって、各グル
ープ内で、グループとは独立して、各図形に、所望の基
準バックグラウンド値を与えることができ、より正確
に、PSL値を算出することが可能となる。
【0030】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることがいうまでもない。たとえば、前記
実施例においては、蛋白質の薄層クロマトグラフィ(T
LC)により生成された画像を解析しているが、本発明
は、かかるオートラジオグラフィに限定されることな
く、たとえば、サザン・ブロッティング法によるハイブ
リタイゼーション法を利用した遺伝子のオートラジオグ
ラフィ画像、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によっ
て、蛋白質の分離、同定、あるいは、分子量、特性の評
価などをおこなうオートラジオグラフィ画像、マウスな
どの実験動物における投与物質の代謝、吸収、排泄の経
路、状態などを研究するためのオートラジオグラフィ画
像などのオートラジオグラフィ画像を解析する場合はも
とより、サザン・ブロット・ハイブリダイゼーション法
を用いた遺伝子の化学発光画像、蛋白質の薄層クロマト
グラフィによって生成された化学発光画像、ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動法によって、蛋白質の分離、同
定、あるいは、分子量、特性の評価などをおこなうため
の化学発光画像などの化学発光法を利用した化学発光画
像を解析する場合にも、電子顕微鏡を用いて生成された
金属あるいは非金属試料の電子線透過画像や電子線回折
画像、生物体組織などの電子顕微鏡画像、さらには、金
属あるいは非金属試料などの放射線回折画像を解析する
場合にも、広く適用することができる。
【0031】また、前記実施例においては、バックグラ
ウンドテーブル162は、バックグラウンドナンバーご
とに、バックグラウンドナンバーに属するBG図形の図
形ナンバーを記憶するように構成され、表データ生成部
122が、基準バックグラウンド値などを算出するよう
に構成されているが、バックグラウンドテーブル162
が、バックグラウンドナンバーごとの基準バックグラウ
ンド値を記憶するように構成してもよい。さらに、前記
実施例においては、定量データベース140は、PSL
値および面積を示すデータを記憶するように構成されて
いるが、単位面積当たりのPSL値あるいは単位面積当
たりの補正されたPSL値を記憶するように構成しても
よい。また、前記実施例においては、蓄積性蛍光体シー
ト1を用いて、試料中の放射性標識物質の位置情報を電
気信号に変換して得た画像データを、CRT60の画面
上に、可視画像として表示しているが、蓄積性蛍光体シ
ート1に代えて、写真フィルムを用いて、一旦、可視画
像を形成し、この可視画像を光電的に読み取り、電気信
号に変換した画像データに対して、同様の処理をおこな
うことも可能である。
【0032】さらに、本明細書において、手段とは、必
ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機
能が、ソフトウエアによって実現される場合も包含す
る。また、一つの手段の機能が二以上の物理的手段によ
り実現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手
段により実現されてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、関心領域により画定さ
れた図形に含まれる画像を、円滑に、定量処理および定
量解析することができる画像解析装置を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるオートラジオグラフィ
画像解析装置のための画像データを生成する画像読み取
り装置の一例を示す略斜視図である。
【図2】本発明の実施例にかかるオートラジオグラフィ
画像解析装置および画像読み取り装置のブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施例にかかるオートラジオグラフィ
画像解析装置の画像形成/解析部およびその周辺回路を
詳細に示したブロック図である。
【図4】図4(a)は、図形データ生成部により、図形
データベースに記憶された図形データを示す図であり、
図4(b)は、定量データベースに記憶されたデータを
示す図である。
【図5】グループデータベースの構成を示すブロック図
である。
【図6】CRT上に表示された中間調画像を示す写真で
ある。
【図7】バックグラウンドデータ管理部の構成を示す機
能ブロック図である。
【図8】CRTの画面に表示された画像の例を示す図で
ある。
【図9】CRTの画面に表示された画像の例を示す図で
ある。
【図10】CRT上に表示された中間調画像を示す写真
である。
【図11】従来の図形データ記憶手段の構成を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
1 蓄積性蛍光体シート 2 レーザ光 3 レーザ光源 4 フィルタ 5 ビーム・エクスパンダ 6 光偏向器 7 fθレンズ 8 平面反射鏡 9 導光性シート 10 光検出器 11 増幅器 12 A/D変換器 13 ラインバッファ 20 画像読み取り装置 30 オートラジオグラフィ画像解析装置 40 信号処理手段 41 ラインバッファ 42 制御部 43 画像形成/解析部 50 画像データ記憶手段 51 画像データ一時記憶部 52 画像データ記憶部 60 CRT 102 表示画像データ生成部 104 図形データ生成部 106 図形データ記憶部 108 定量処理部 110 定量データ記憶部 112 表示図形データ生成部 114 画像合成部 116 グループ管理部 118 グループデータ記憶部 120 バックグラウンドデータ管理部 122 表データ生成部 124 ウィンドウメモリ 130 図形データベース 140 定量データベース 150 グループデータベース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する画像データ記憶手
    段と、前記画像データ記憶手段に記憶された画像データ
    から選択され、所定の処理の施された画像データに基づ
    き、画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示さ
    れるべき複数の図形に対応する図形データを記憶する図
    形データ記憶手段と、前記図形により画定された関心領
    域にそれぞれ含まれる画像に対応する画像データに、定
    量処理を施し、定量データを生成する定量処理手段と、
    前記定量処理手段により生成された定量データを記憶す
    る定量データ記憶手段とを備えた画像解析装置であっ
    て、前記図形と該図形が属するグループの関係を示すグ
    ループデータを記憶するグループデータ記憶手段を備え
    たことを特徴とする画像解析装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記グループデータ記憶手段に
    記憶されたグループデータおよび前記定量データ記憶手
    段に記憶された定量データに基づいて、前記グループご
    とに、定量データの比を含む表データを生成する表デー
    タ生成手段を備え、前記表示手段が、前記表データに基
    づいた表を表示するように構成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の画像解析装置。
  3. 【請求項3】 前記図形データ記憶手段が、前記関心領
    域を画定する図形に対して付与された図形ナンバーデー
    タおよび図形の位置を示す座標データを記憶するように
    構成され、前記グループデータ記憶手段が、前記各グル
    ープに属する図形ナンバーデータを記憶するように構成
    されたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像
    解析装置。
  4. 【請求項4】 前記表データ生成手段が、前記グループ
    ごとに、表データを生成し、前記表示手段が、前記図形
    ナンバーデータごとに、データが表示されるように、前
    記表データに基づいて、表を表示するように構成された
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像解析装置。
  5. 【請求項5】 前記定量処理手段により得られた定量デ
    ータが、前記図形により画定された前記関心領域に含ま
    れる画像の画素の濃度を示す濃度データおよび前記図形
    の面積を示す面積データを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の画像解析装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データが、蓄積性蛍光体シート
    を用いて生成されたものであることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像データが、オートラジオグラフ
    ィ画像データ、放射線回折画像データ、電子顕微鏡画像
    データおよび化学発光画像データよりなる群から選ばれ
    る画像データによって構成されたことを特徴とする請求
    項1ないし6に記載の画像解析装置。
  8. 【請求項8】 前記オートラジオグラフィ画像データ、
    前記放射線回折画像データまたは前記電子顕微鏡画像デ
    ータが、試料から発せられる放射線または電子線を、輝
    尽性蛍光体に蓄積、吸収させ、しかる後に、前記輝尽性
    蛍光体に、電磁波を照射して、該輝尽性蛍光体から発せ
    られた光を光電変換することにより生成されたことを特
    徴とする請求項7に記載の画像解析装置。
  9. 【請求項9】 化学発光画像データが、試料から発せら
    れる可視光を、輝尽性蛍光体に蓄積、吸収させ、しかる
    後に、前記輝尽性蛍光体に、電磁波を照射して、該輝尽
    性蛍光体から発せられた光を光電変換することにより生
    成されたことを特徴とする請求項7に記載の画像解析装
    置。
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