JPH0836302A - 画像形成装置の現像装置 - Google Patents

画像形成装置の現像装置

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JPH0836302A
JPH0836302A JP6171123A JP17112394A JPH0836302A JP H0836302 A JPH0836302 A JP H0836302A JP 6171123 A JP6171123 A JP 6171123A JP 17112394 A JP17112394 A JP 17112394A JP H0836302 A JPH0836302 A JP H0836302A
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JP
Japan
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toner
developing roller
peripheral surface
outer peripheral
roller
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JP6171123A
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English (en)
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Yoshiyuki Fukuda
善行 福田
Toshiro Honda
敏郎 本田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像ローラへのトナーの安定供給およびトナー
層の円滑形成を確約しつつ小型化,コスト低減化を図れ
るようにする。 【構成】本装置は、トナー供給ガイド部材(21A)を
設け、現像ローラ11の外周面11sとの間にトナー溜
め部29を形成するとともに、その下方に圧力印加部2
3を形成し、トナー溜め部29内のトナーTを自重と現
像ローラ11の回転送り力とを利用して圧力印加部23
へ送り込んで当該現像ローラ外周面11sに押付けて付
着供給可能とした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やレー
ザプリンタ等の画像形成装置に使用される現像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】はじめに、画像形成装置の従来構成を図
8に示す。図において、2は感光体,3は帯電装置,5
は転写装置,6は給紙部,7は定着装置,9は露光装置
である。また、10Pは、現像ローラ11を有する現像
装置である。
【0003】印字時には、感光体2は、図中時計回り方
向に回転される。感光体2は、まず帯電装置3で表面が
均一に帯電(例えば帯電電位−500V)された後、露
光装置9から印字データに基き光照射され残留電位(例
えば−50V)の露光部(静電潜像)となる。未露光部
は帯電電位(−500V)のままである。この感光体2
に形成された静電潜像には、現像ローラ11上の帯電
(例えば−200V)トナーが吸着され可視像トナーと
なる。つまり、現像される。この可視像トナーは、転写
装置5において給紙部6から送られてきた用紙上に転写
され,定着装置7において定着される。
【0004】ここにおいて、現像装置10Pは、図9に
示す如く、現像ローラ11,供給ローラ12,層厚規制
部材13およびアジテータローラ14等と,これら各構
成部品(11,12,13,14等)を収容する本体ケ
ース15とから構成されている。
【0005】本体ケース15は、トナーを収容するトナ
ー収容部16を有し、その前部開口部が感光体2と対向
するように配設されている。また、現像ローラ11は、
本体ケース15の前部開口部に所定方向(ここでは、図
9中反時計回り方向)に回転駆動可能に設けられてい
る。
【0006】また、供給ローラ12は、現像ローラ11
と圧接した状態で回転し、当該現像ローラ11の外周面
にトナー収容部16から送られてきたトナーTを供給可
能に設けられている。具体的には、供給ローラ12は、
図9中紙面と直交方向に伸延し外部の駆動機構(図示省
略)によって所定方向(ここでは、現像ローラ11と同
一方向)に回転される軸部12sと,この軸部12sに
装着された弾性材料(例えばスポンジ)製の円筒状ロー
ラ部12rとから構成されている。
【0007】また、層厚規制部材13は、全体が薄板状
に形成されており、その基端部が本体ケース15の前面
部に固定され,かつ先端部に設けた弾性材料製のトナー
層規制部13aを現像ローラ11の外周面11sに押し
当てて、当該外周面に供給ローラ12から供給されたト
ナーTを帯電しつつ所定厚さの薄層とすることができる
ように設けられている。
【0008】この現像ローラ11の外周面11s上に形
成されたトナー層(T)は、感光体2の静電潜像部分
(露光部)へ供給される。なお、供給されなかった残り
トナーはリカバリーシート19を通り抜け本体ケース1
5内へ回収される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置においては、より一層の利用分野の拡大を図るために
極限的なまでの小型化およびコスト低減化が要請されて
いる。そのため、上記した現像装置10Pにおいても、
小型化およびコスト低減が求められている。
【0010】ここにおいて、現像装置10Pの構成部品
のうち現像ローラ11やトナー収容部16は、感光体2
へのトナーの円滑供給確保およびトナー補給回数減少を
図る観点から小型化等が困難であるので、上記現像ロー
ラ10P等を除いた構成部品のなかでも比較的大きな設
置スペースを占有する供給ローラ12の小型化を図るこ
とが試みられている。
【0011】しかし、供給ローラ12の軸部12sを細
くすると、当該ローラ12の中央部が現像ローラ11と
大きく撓んだ状態で圧接し,当該現像ローラ11へのト
ナーの供給がローラ中央部付近で不十分となりやすい。
また、供給ローラ12の円筒状ローラ部12rの肉厚を
薄くすると、その弾性復元力が弱まり,これまたトナー
供給に支障を来たしやすい。また、供給ローラ12を外
部から回転駆動する駆動機構(動力伝達ギヤ等)を小型
化するのにも、供給ローラ12を円滑かつ確実に回転駆
動する観点より限度がある。
【0012】本発明の目的は、上記事情に鑑み、現像ロ
ーラへのトナーの安定供給およびトナー層の円滑形成を
確約しつつ小型化およびコスト低減を図ることができる
画像形成装置の現像装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置の現像装置は、水平方向に伸延する軸線を中心として
所定方向に回転駆動可能に設けられた現像ローラと、こ
の現像ローラの外周面と圧接して圧力印加部を形成する
先端部と,この先端部の上方に位置し現像ローラの外周
面との間に上部が開口したトナー溜め部を形成するガイ
ド傾斜面とを有するトナー供給ガイド部材と、トナーを
収容するトナー収容部と、このトナー収容部からトナー
溜め部へトナーを搬送するトナー搬送手段と、トナー溜
め部から圧力印加部を通過して現像ローラの外周面に付
着供給されたトナーを所定の層厚さとなるように層厚規
制するとともに帯電する層厚規制部材とを備え、トナー
供給ガイド部材が、現像ローラの軸線を通る水平,垂直
面によって区画された上方2領域のうち現像ローラの外
周面の任意の部位が当該現像ローラの回転に伴い下方へ
移動する領域にトナー溜め部が形成されるように配設さ
れ、かつガイド傾斜面がトナー溜め部内のトナーを圧力
印加部へ案内可能に形成されていることを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成による本発明では、トナー搬送手段に
よってトナー収容部からトナー溜め部へトナーが搬送さ
れる。これにより、トナー溜め部内には現像ローラへの
供給に必要なトナーが蓄えられる。トナー溜め部内のト
ナーは、自重により現像ローラの外周面に押付けられ,
当該外周面と摩擦係合する。つまり、トナー溜め部内の
トナーと現像ローラの外周面との間には摩擦力が生じ
る。
【0015】したがって、現像ローラを所定方向に回転
駆動すると、当該ローラと摩擦係合するトナーは、現像
ローラから作用する回転送り力によって圧力印加部へ向
けて送り付勢される。この際、トナー供給ガイド部材の
ガイド傾斜面上のトナーは、圧力印加部へ案内されるの
で、当該ガイド傾斜面上にトナーが残留するようなこと
はない。
【0016】その結果、トナー溜め部内のトナーは、順
次圧力印加部へ向けて送られ、当該圧力印加部を通過す
る際に現像ローラ外周面に押付けられトナー層を形成す
る。
【0017】こうして、現像ローラの外周面上に形成さ
れたトナー層は、層厚規制部材によって、層厚さが所定
値となるように規制されるとともに帯電される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本画像形成装置の現像装置(10)は、図1〜図
3に示す如く、基本的構成が従来例(図8,図9)と同
様とされているが、トナー供給ガイド部材(21A)を
設け、現像ローラ11の外周面11sとの間にトナー溜
め部29を形成するとともに、その下方に圧力印加部2
3を形成し、トナー溜め部29内のトナーTを自重と現
像ローラ11の回転送り力とを利用して圧力印加部23
へ送り込んで現像ローラ外周面11sに押付け当該外周
面11sに付着供給可能に構成されている。なお、従来
例(図8,図9)と共通する構成要素については同一の
符号を付し、その説明を簡略または省略する。また、本
画像形成装置では、図3に示す如く、感光体2,帯電装
置3,現像装置10およびクリーニング装置8が一体化
されて電子写真プロセスユニット1を形成している。ま
た、本画像形成装置は、用紙Pを感光体2の上方を搬送
して印字する上パス方式とされている。
【0019】まず、本現像装置10の最大の特徴部であ
るトナー供給ガイド部材(本実施例では、トナー供給ガ
イド板21A)は、図1に示す如く、現像ローラ11の
外周面11sと圧接して圧力印加部23を形成する先端
部22と,この先端部22の上方に位置し現像ローラ1
1の外周面11sとの間に上部が開口したトナー溜め部
29を形成するガイド傾斜面24とを有している。
【0020】より具体的には、トナー供給ガイド板21
Aは、図2に示す如く、現像ローラ11の軸線11aを
通る水平,垂直面(HP,VP)によって区画された4
領域(U1,U2,U3,U4)の上方2領域(U1,
U2)のうち現像ローラ11の外周面11sの任意の部
位が当該ローラ11の所定方向回転(図1中反時計回り
方向回転)に伴い下方へ移動する領域(本実施例では、
領域U2)にトナー溜め部29が形成されるように配設
されている。また、トナー供給ガイド板21Aのガイド
傾斜面24は、トナー溜め部29内のトナーTを圧力印
加部23へ案内可能に形成されている。
【0021】本実施例では、トナー供給ガイド板21A
は、短冊状に形成された所定厚さを有するゴム板より形
成されており、その横寸法(図1中紙面と直交方向長
さ)は現像ローラ11の軸線方向長さ相当とされ,かつ
縦寸法は現像ローラ11の外周面11sとの間でトナー
溜め部29を形成可能な長さとされている。ゴム板材と
しては、ウレタン,シリコン等を用いている。なお、ト
ナー溜め部29は、その容積が後述するトナー収容部1
6の容積よりも小さくなるように形成される。
【0022】このトナー供給ガイド板21Aの図1中上
方部は、供給ガイドホルダ25に固定されており、当該
供給ガイドホルダ25は本体ケース15のガイド板取付
部17に、当該トナー供給ガイド板21Aの先端部22
が現像ローラ11の外周面11sに所定の線圧力で圧接
されるようにU字状に曲げられた状態で、着脱自在に取
付けられている。
【0023】ここにおいて、印字カスレ等を発生させる
ことなく印字を行うには、現像ローラ11から感光体2
へ印字に必要な十分の量のトナーTが供給される必要が
ある。それには、トナー溜め部29内のトナーTをトナ
ー供給ガイド板21Aのガイド傾斜面24上に残留させ
ることなく圧力印加部23へ送り込めるように、当該ガ
イド傾斜面24の水平面HPに対する取付角度θを使用
するトナーTの安息角に応じて適宜選定する必要があ
る。そこで、ガイド傾斜面24の取付角度θを0〜90
゜の範囲内で変化させ、安息角がそれぞれ32゜,42
゜,52゜のトナーTを使用してA3用紙を全面ベタ黒
で印字し、上記取付角度θと印字カスレ等の発生との関
係を求める実験を行ってみた。ここに、トナーTの安息
角は、ホソカワミクロンパウダーテスターを使用して計
測した角度である。図5は実験結果を示す図である。
【0024】かかる実験結果から、ガイド傾斜面24の
取付角度θが、トナーTの安息角未満では、トナー溜め
部29から現像ローラ11へのトナー供給が不足し,印
字カスレ等が発生することが判明した。そこで、本現像
装置10では、安息角がそれぞれ32°,45°,52
°のトナーのうちのいずれを選択使用しても印字カスレ
等が発生しないように、ガイド傾斜面24の取付角度θ
を最大の安息角(=52°)以上の60゜としている。
【0025】また、トナー供給ガイド板21Aを、どの
程度の押圧力で現像ローラ11に押付ければよいのか決
定するために、トナー供給ガイド板21Aの先端部22
と現像ローラ11の外周面11sとの間の接触圧力〔線
圧力(g/cm)〕を種々変化させて、現像ローラ11
上のトナーの層厚(mg/cm2 )がどのように変化す
るかを実験してみた。図6に実験結果を示す。
【0026】かかる実験結果から、トナー供給ガイド板
21Aの線圧力が0.5(g/cm)以下では現像ロー
ラ11の外周面11s上に形成されたトナーTの層厚が
不十分かつ不均一で層形成にムラが発生した。また、線
圧力が100(g/cm)を越えると目詰りが発生し
た。そこで、本現像装置10では、トナー供給ガイド板
21Aの先端部22が線圧力0.5〜100(g/c
m)の範囲(望ましくは20〜50g/cmの範囲)内
で現像ローラ11の外周面11sと接触するように調整
している。
【0027】なお、トナー供給ガイド板21Aで現像ロ
ーラ11にトナーTを付着供給する段階から積極的にト
ナーTを帯電できるように、トナー供給ガイド板21A
を導電性ウレタン,導電性シリコン等のゴム板材から形
成するとともに,当該ガイド板21Aに所定電圧(−3
00〜500V)を印加してもよい。かかる構成によ
り、現像ローラ11から感光体2に供給するトナーTの
帯電不足を一段と効果的に解消することができる。
【0028】また、トナー収容部16は、図1に示す如
く、本体ケース15内に現像ローラ11と隣接して設け
られており、所定量のトナーを収容可能に形成されてい
る。
【0029】また、トナー搬送手段は、トナー収容部1
6からトナー溜め部29へトナーを搬送可能に形成され
ている。本実施例では、トナー搬送手段は、トナー収容
部16内に支軸18aを中心として回動可能に設けられ
た撹拌・搬送パドル18から形成されている。この撹拌
・搬送パドル18は、可撓性を有しており、図示しない
駆動機構によって図1中時計回り方向に回転されるもの
とされている。
【0030】すなわち、撹拌・搬送パドル18は、図1
中実線で示す待機位置より図中時計回り方向に1回転
(図中、破線および2点鎖線は、パドル18が90°,
160°回動した位置を示す。)して、トナー収容部1
6内のトナーTを撹拌しつつ,上方位置で当該トナー収
容部16の内壁に押し当てられていた状態から解放され
た際の弾性復元力と回転力とを利用してトナーTをトナ
ー溜め部29へ投入可能に設けられている。なお、撹拌
・搬送パドル18は、ポリエステルフィルムやポリカー
ボネート等の合成樹脂材から形成されている。
【0031】次に、この実施例の作用について説明す
る。撹拌・搬送パドル18によってトナー収容部16か
らトナー溜め部29へトナーTが搬送される。これによ
り、トナー溜め部29内には、現像ローラ11への供給
に必要なトナーTが蓄えられる。トナー溜め部29内の
トナーTは、自重により現像ローラの外周面11sに押
付けられ,当該外周面11sと摩擦係合する。つまり、
トナー溜め部29内のトナーTと現像ローラ11の外周
面11sとの間には摩擦力が生じる。
【0032】したがって、現像ローラ11を所定方向
(図2中反時計回り方向)に回転駆動すると、当該ロー
ラ11と摩擦係合するトナーTは、現像ローラ11から
作用する回転送り力によって、圧力印加部23へ向けて
送り付勢される。この際、トナー供給ガイド部材21A
のガイド傾斜面24上のトナーTは、圧力印加部23へ
案内されるので、当該ガイド傾斜面24上にトナーTが
残留するようなことはない。
【0033】その結果、トナー溜め部29内のトナーT
は、順次圧力印加部23へ向けて送られ、当該圧力印加
部23を通過する際に現像ローラ外周面11sに押付け
られトナー層を形成する。
【0034】こうして、現像ローラの外周面11s上に
形成されたトナー層は、層厚規制部材13によって、層
厚規制され現像に必要な層形成状態とされるとともに,
現像に必要な帯電が付与される。これにより、現像ロー
ラ11から感光体2に過不足なくトナー(T)を供給し
て高品質にすることができる。
【0035】しかして、この実施例によれば、トナー供
給ガイド板21Aが、現像ローラ11の軸線11aを通
る水平,垂直面(HP,VP)によって区画された上方
2領域(U1,U2)のうち現像ローラ11の外周面1
1sの任意の点が当該ローラ11の回転に伴い下方(U
3,U4)へ移動する領域(U2)にトナー溜め部29
が形成されるように配設され、かつガイド傾斜面24が
トナー溜め部29内のトナーTを圧力印加部23へ案内
可能に形成された構成としたので、供給ローラ(12)
および当該ローラ(12)を回転駆動するための外部駆
動機構が不要となる。また、トナー供給ガイド板21
は、供給ローラ(12)と異なり可動(回転)しない静
止部品であり、所定の線圧力(0〜100g/cm)で
現像ローラ11と圧接できる強度を有すれば足りるの
で、容易に小型化およびコスト低減を図ることができ
る。
【0036】また、トナー供給ガイド板21Aの水平面
HPに対する取付角度θを、使用するトナーの安息角
(32゜,42゜,52゜)以上の60゜としたので、
ガイド傾斜面24上のトナーTの現像ローラ外周面11
sへ向けての移動が一段と円滑かつ確実に行われること
になり、連続的に当該ローラ11にトナーTを供給する
ことができる。
【0037】また、トナー供給ガイド板21Aの先端部
22の線圧力を0.5〜100(g/cm)としたの
で、層形成ムラ発生を一段と効果的に防止しつつ現像ロ
ーラ11上にトナー層を円滑形成することができる。
【0038】また、トナー供給ガイド板21Aを用いて
現像ローラ11に付着供給するトナーTを帯電する構成
としたので、感光体2に供給するトナーTの帯電不足を
一段と効果的に防止することができる。
【0039】なお、トナー供給ガイド部材を、ゴム板材
よりなるトナー供給ガイド板21Aから形成したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば図4(D)に示す
如く、フィルム状のトナー供給ガイド薄板21Bから形
成してもよい。このトナー供給ガイド薄板21Bは、鉄
板,ステンレス板,りん青銅板等の金属製薄板,PE
T,PVA,ナイロン等の合成樹脂板のいずれかから成
形される。
【0040】本実施例では、トナー供給ガイド薄板21
Bは、成形精度がよく表面が酸化しないステンレス板か
ら成形されている。なお、トナー供給ガイド薄板21B
を、導電性を有する金属製薄板,合成樹脂薄板(カーボ
ン分散フィルム等)から形成し、前記した如く所定電圧
(−300〜−500V)を印加するようにしてもよ
い。
【0041】また、トナー供給ガイド部材を、図4
(A)に示す如く、バネ付勢されたトナー供給ガイドブ
ロック21Cから構成してもよい。
【0042】このトナー供給ガイドブロック21Cは、
付勢バネ27で現像ローラ11の外周面11sに押付け
られており、当該外周面11sと対向する側面には前記
したトナー供給ガイド板21Aと同様にガイド傾斜面2
4が形成されているとともに、その先端部22が所定の
線圧力[0.5〜100(g/cm)〕で現象ローラ1
1の外周面11sと圧接されている。トナー供給ガイド
ブロック21Cは、金属(アルミニウム合金,鉄鋼材,
ステンレス,真鍮等)又はプラスチック(PET,PV
A,PC,PI,PA,ナイロン等)から形成されてい
る。
【0043】また、トナー供給ガイド部材を、図4
(B)に示す如く、付勢バネ27で現像ローラ11に向
けて付勢されたブロック本体26にガイド板31が装着
されてなるトナー供給ガイドブロック21Dより形成し
てもよい。
【0044】かかる構成により、現像ローラ11へのト
ナーの安定供給およびトナー層の円滑形成を図ることが
できるとともに、より一層の耐久性向上を図ることがで
きる。また、付勢バネ27を線径等の異なるバネに変更
することにより容易に先端部22の線圧力を調整するこ
とができる。
【0045】また、トナー供給ガイド部材を、図4
(C)に示す如く、ブロック本体26の現像ローラ11
と対向する面に当該ローラ外周面11sと圧接する先端
部22とガイド傾斜面24とが形成されたスポンジ部材
28を設けたトナー供給ガイドスポンジ部材21Eから
形成してもよい。かかる構成により、現像ローラ11へ
のトナーの安定供給およびトナー層の円滑形成を図るこ
とができる。
【0046】なお、上記実施例においては、本発明に係
る現像装置10の用紙Pを感光体2の上方を搬送して印
字する上パス方式の画像形成装置に適用したが、図7に
示す如く、用紙Pを感光体2の下方を搬送して印字する
下パス方式の画像形成装置に適用してもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、トナー供給ガイド部材
を設け、現像ローラの外周面との間にトナー溜め部を形
成するとともに,その下方に圧力印加部を形成し、トナ
ー溜め部内のトナーを自重と現像ローラの回転送り力と
を利用して圧力印加部へ送り込んで現像ローラ外周面に
押付け,当該外周面に付着供給可能に構成したので、供
給ローラおよびその付属部品が不要となり,現像ローラ
へのトナーの安定供給およびトナー層の円滑形成を確約
しつつ小型化およびコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための側断面図であ
る。
【図2】同じく、トナー溜め部から現像ローラへトナー
を付着供給する原理を説明するための図である。
【図3】同じく、画像形成装置の全体構成を説明するた
めの図である。
【図4】同じく、トナー供給ガイド部材の変形例を説明
するための図である。
【図5】同じく、トナー供給ガイド板の取付角度と印字
品質ランクとの関係を示す図である。
【図6】同じく、トナー供給ガイド板の先端部の線圧力
と現像ローラ上のトナー層厚との関係を示す図である。
【図7】本発明を下パス方式の画像形成装置に適用した
様子を示す図である。
【図8】画像形成装置の従来構成を説明するための側断
面図である。
【図9】同じく、現像装置を説明するための側断面図で
ある。
【符号の説明】
10 現像装置 11 現像ローラ 11s 現像ローラの外周面 21A トナー供給ガイド板(トナー供給ガイド部材) 21B トナー供給ガイド薄板(トナー供給ガイド部
材) 21C,D トナー供給ガイドブロック(トナー供給ガ
イド部材) 21E トナー供給ガイドスポンジ部材(トナー供給ガ
イド部材) 22 先端部 23 圧力印加部 24 ガイド傾斜面 29 トナー溜め部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に伸延する軸線を中心として所
    定方向に回転駆動可能に設けられた現像ローラと、この
    現像ローラの外周面と圧接して圧力印加部を形成する先
    端部と,この先端部の上方に位置し現像ローラの外周面
    との間に上部が開口したトナー溜め部を形成するガイド
    傾斜面とを有するトナー供給ガイド部材と、トナーを収
    容するトナー収容部と、このトナー収容部からトナー溜
    め部へトナーを搬送するトナー搬送手段と、トナー溜め
    部から圧力印加部を通過して現像ローラの外周面に付着
    供給されたトナーを所定の層厚さとなるように層厚規制
    するとともに帯電する層厚規制部材とを備え、 トナー供給ガイド部材が、現像ローラの軸線を通る水
    平,垂直面によって区画された上方2領域のうち現像ロ
    ーラの外周面の任意の部位が当該現像ローラの回転に伴
    い下方へ移動する領域にトナー溜め部が形成されるよう
    に配設され、かつガイド傾斜面がトナー溜め部内のトナ
    ーを圧力印加部へ案内可能に形成されていることを特徴
    とする画像形成装置の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6701115B2 (en) 1999-05-03 2004-03-02 Hitachi, Ltd. Color electrographic apparatus with developing device having separated toner supply and recovery chambers
US7860437B2 (en) 2006-12-11 2010-12-28 Canon Kabushiki Kaisha Developer container, developing apparatus and process cartridge

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