JPH0835587A - 樹脂管 - Google Patents

樹脂管

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JPH0835587A
JPH0835587A JP6193514A JP19351494A JPH0835587A JP H0835587 A JPH0835587 A JP H0835587A JP 6193514 A JP6193514 A JP 6193514A JP 19351494 A JP19351494 A JP 19351494A JP H0835587 A JPH0835587 A JP H0835587A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L9/00Rigid pipes
    • F16L9/16Rigid pipes wound from sheets or strips, with or without reinforcement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常姿勢では直管状で、水平方向に配管して
も自然的な弛みを生じることなく直管状を保持し、曲が
り配管の必要な箇所においては任意な箇所において必要
な曲がり角度分だけ任意に曲がり姿勢に配管することが
できる樹脂管の提供。 【構成】 管壁1の構造を、柔軟質のゴム・合成ゴムま
たは合成樹脂素材で筒状に形成した内壁2と、内壁2の
外周面上に接着させてある基部31側から外周方向に向
かって伸びる立ち上がりリブ3と、内壁2から周方向に
所定の間隔を隔てた位置において立ち上がりリブ3に基
端部41側を連結して管軸方向に伸びる外壁4とを有す
し、これら立ち上がりリブ3と外壁4とを硬質の合成樹
脂素材で形成し、かつ、これらリブ3及び外壁4を螺旋
状に巻回形成させてある管であって、外壁4の先端部分
42のみを先行巻回外壁4に連結させ、該先端部分42
と基端部41との間において分離可能な分割部43を形
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム・合成ゴムまたは
合成樹脂素材によって形成された樹脂管(以下これを便
宜上合成樹脂管と総称する)に関するものである。より
詳しくは、通常姿勢では直管状を保持する管であるにも
かかわらず、必要な箇所において必要な曲がり角度分だ
け任意に曲がり配管することができる合成樹脂管に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の合成樹脂管は、一般的には硬質素
材を用いて形成した直管状のものと、軟質素材を用いて
形成した可撓管とがある。このような管は、あらゆる場
所で使用されており参考資料を例示するまでもなく一般
によく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、硬質素材を用
いた直管状の管は、配管時において曲がり配管するため
には、曲がり部においてその都度管を切断し、エルボ等
の曲がり配管用管継手を用いて接続しなければならない
ため多大な手数と時間を必要とし、また、任意の傾斜角
度に配管することが困難であるという課題を有してい
る。他方、軟質素材を用いて形成した可撓性のある管
は、曲がり部において管継手を必要とすることなく任意
な位置で任意な傾斜角度に曲がり配管することができる
利点を有しているものではあるが、管自体が可撓性をも
つものであるため、水平方向や傾斜方向に配管すると、
管を支持または吊り下げ保持する金具と金具との間にお
いて中弛みを生じ、直線状の配管が困難であるばかりで
なく、経時的に金具間の中弛みが大きくなり、この弛み
部分に土砂その他の沈滞物が次第に滞積し、遂には通水
が不能となるというという問題点を有しているため水平
方向等の配管には適しないという課題を有している。
【0004】本発明は、このような直管状の硬質管や柔
軟性のある可撓管がもつ課題に着目し、これら従来の管
がもつそれぞれの利点を有効に生かしながら、これら従
来の管がもつ課題を解決することができる合成樹脂管を
ここに提供しようとするものである。即ち、本発明は、
通常姿勢では直管状を保持し、水平方向の配管を含み直
管状配管が必要な部分では自然的な弛みを生じることな
く直管状を保ち、曲がり配管の必要な箇所においては任
意な箇所において必要な曲がり角度分だけ任意に曲がり
姿勢に配管することができる合成樹脂管を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成し、上記
の課題を解決するために講じた本発明にいう合成樹脂管
の構成は、管壁1の構造を、柔軟質のゴム・合成ゴムま
たは合成樹脂素材で筒状に形成した内壁2と、内壁2の
外周面上に基部31側を接着させてある外周方向に伸び
る立ち上がりリブ3と、前記内壁2から周方向に所定の
間隔を隔てた位置において前記立ち上がりリブ3に基端
部41側を連結して管軸方向に伸びる外壁4とを有する
ものとし、これら立ち上がりリブ3と外壁4とを硬質の
合成樹脂素材で形成し、かつ、これらリブ3及び外壁4
を螺旋状に巻回形成させてある管であって、前記外壁4
の先端部分42のみを先行巻回外壁4に連結させ、該先
端部分42と前記基端部41との間において分離可能な
分割部43を形成してある構成としたものである。
【0006】この本発明にいう合成樹脂管の実施に当た
っては、前記内壁2と外壁4とをほぼ平坦な筒状に形成
すること、前記立ち上がりリブ3と外壁4とを一体的に
形成すること、これら立ち上がりリブ3と外壁4とを別
体で形成し、外壁4の基端部41側をリブ3側に固着さ
せて一体化してあるものとすること、前記外壁4の先端
部分42の連結手段を接着または嵌合連結手段によって
行うこと、前記内壁2の形成手段をチューブ状の押し出
し筒によって形成すること、帯状の素材を螺旋状に巻回
して接続形成すること等によって実施することができ
る。
【0007】前記立ち上がりリブ3と外壁4を形成する
素材は、管径の大小と耐圧性とを考慮して任意の硬度と
肉厚と高さと横幅とを設定し、その形成素材はポリ塩化
ビニール樹脂(PVC)やポリエチレン樹脂・ポリプロ
ピレン樹脂その他任意の合成樹脂素材を選択使用する。
また、軟質素材で形成した内壁2を外力による損壊から
保護するためには、曲がり部における曲げ姿勢の外側
(曲がりの大径側)において内壁2が見えないように外
壁4で覆う姿勢を保持しているように設定形成しておく
のがよい。また、管内に高圧流体を通したり土砂等の摩
擦性の大きい物体を通す管の場合には、内壁2を耐内圧
性や耐摩耗性を増強するために、柔軟性を損なわない程
度に繊維物質や織物等を併用して強化することができ
る。
【0008】
【作用】上記の構成とした本発明の合成樹脂管は、内壁
2の外周に立ち上がりリブ3が存在し、このリブ3に連
結された外壁4の先端部分42のみを先行巻回外壁4に
連結させ、該先端部分42と前記基端部41との間にお
いて分離可能な分割部43を形成してある構成としたも
のであるから、管体P自体は相互に連結された外壁4に
よって通常の姿勢では直管状を維持する構造となってい
る。しかしながら、これを配管するに当たって曲げ配管
が必要な箇所においては、実施例説明で詳述するよう
に、例えば、図3にみられるように、前記外壁4の先端
部分42の連結部5を外し分割部43を切断分離し先端
部分42を切断して、図4にみられるように、該先端部
分42を紐状に除去することによって、外壁4どうしの
連結を解除する。
【0009】この管体Pは内壁2を可撓性のあるものと
してあるので、このようにして外壁4の先端部分42の
連結を解除すると、この連結を解除した範囲内において
曲げの可能な管体となる。したがって、この先端部分4
2の連結の解除範囲を任意に設定することによって、任
意の箇所において任意の角度に曲げ配管をすることがで
きる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
に基づいて説明する。図1乃至図5は本発明の第1実施
例を示した図である。図1は合成樹脂管の管壁1部分の
構造を拡大して示した断面図、図2は同管壁1部分を分
解して示した断面図、図3は外壁4の先端部分42の分
離手段を説明する同管壁1部分の断面図、図4は管体P
の直線状態の外観図、図5は管体Pの曲げ状態の外観図
である。
【0011】該実施例に示した合成樹脂製管体Pの構造
は、図1〜3に見られるように、管壁1の構造を、軟質
のポリ塩化ビニール(PVC)樹脂素材で筒状に形成し
た内壁2と、この内壁2の外周面上において基部31側
を接着させてある2本の外周方向に伸びる立ち上がりリ
ブ3a,3bと、前記内壁2から周方向に所定の間隔を
隔てた位置において前記立ち上がりリブ3a,3bを管
軸方向につなぐ外壁4bと一方の立ち上がりリブ3bに
基端部41側が一体的に連結されていて管軸方向に伸び
る外壁4aとを有し、これら2本の立ち上がりリブ3
a,3bと前記2つの外壁4a,4bとを硬質のポリ塩
化ビニール(PVC)樹脂素材で一体的に形成し、か
つ、これらリブ3a,3b及び外壁4a,4bを螺旋状
に巻回形成させてあり、前記管軸方向に伸びる外壁4a
の先端部分42の一部分だけを、先行巻回させた外壁4
における管軸方向に伸びる外壁4aの基端側にほぼ接す
るようにして、かつリブ3a,3bの間をつなぐ外壁4
bの外周面上において接着剤5で接着連結させ、この先
端部分42に近い部分であって前記接着剤5で接着させ
た部分から少し離れた位置に、該外壁4aの外周面側か
らV字状(この形状はI字形でもその他の形状でもよ
い)に切り込んだ切り込み溝44を形成してその残余部
分を分離可能な分割部43に形成してある構造としたも
のである。この分割部43はミシン目やミシン目状の部
分的切り目等として実施することができる。
【0012】而して、該構造の管体Pを製造するに当た
っては、図外の管形成用軸の周面上において、図2にみ
られるように、まず、軟質PVC素材で平帯状に押し出
し形成した帯材20を互いにその側縁部分が重なるよう
にして螺旋状に巻回させ(矢印b)、重なり部分どうし
を互いに融着または接着剤によって接着させてほぼ円筒
状の内壁2を形成する。他方、硬質のPVC素材によっ
て、2本の立ち上がりリブ3a,3bとこれらの頂部の
間をつなぐ横壁(外壁)4bと一方の立ち上がりリブ3
bの頂部から横外側に伸びる横壁(外壁)4aとこの横
壁4aの外端部(先端部分)42に近い位置において外
周面側から切り込んだV字形の切り込み溝44とを有す
る帯材40を押し出し形成し、これを下向き矢印aで示
したように、前記内壁2の外周面上において螺旋状に巻
回させ、前記2本のリブ3a,3bの基部31,31を
それぞれ内壁2に融着(または接着剤)によって接着さ
せるとともに、横壁4aの外端部42の一部を接着剤5
によってリブ3a,3b間をつなぐ横壁4bの上に接着
させて形成する。なお、リブ3a,3bと内壁2とを融
着させる場合には、リブ3a,3bの基部31,31に
軟質のPVC樹脂を共押出ししたものとすれば、より一
層確実に融着させることができる。
【0013】図2において接着剤5を帯材40に接着さ
せてあるものとして図示したが、この接着剤5はリブ3
a,3b間をつなぐ横壁4b上に塗布してあってもよい
ことは言うまでもない。また、その双方に塗布してもよ
く、接着剤ではなく接着シートを貼着する方法、融着す
る方法若しくは接着面を加熱熔融する方法、その他適宜
の手段を用いることができる。
【0014】このようにして製造した管体Pは、外壁4
が接着剤5で接着連結されているので、通常の姿勢では
直管状を維持する構造となっている。しかしながら、こ
れを配管するに当たって曲がり部を形成する必要がある
場合、即ち、曲げ配管が必要な場合には、必要な箇所に
おいて、図3に示したように、先端の鋭利な刃物等によ
って、前記外壁先端部分42の接着剤5を引き剥がし
(A)、切り込み溝44に刃物等を入れて溝44の底の
薄肉部43を切断分離し(B)、次いで先端部分42と
直交するように刃物等を入れて切断し(C)、何れを先
にしてもよいが、これらの操作によって図3の左側に示
したように先端部分42を引き起こし、これを摘み持っ
て、図4にみられるように、該先端部分42を折り返す
ようにして、順次紐状に除去する。このようにすること
によって、管体Pの必要な長さ分だけ外壁4どうしの連
結を解除させる。
【0015】このようにして外壁4の先端部分42の連
結を解除すると、この管体Pは内壁2を可撓性の素材で
形成してあるので、連結を解除した範囲内においてだ
け、図5に示したように、管壁1の曲げが可能な管とな
る。このようにして、外壁4の先端部分42の連結の解
除範囲を任意に設定することによって、任意の箇所にお
いて任意の角度に曲げ配管をすることができるようにな
る。
【0016】該実施例に示した管体(合成樹脂管)P
は、内壁2をほぼ円筒状とし、外壁4もほぼ円筒状とし
てあるので、図6に示したように、管内差し込み式の管
継手6Aと接続する場合には、管継手6Aの差し込み筒
61の表面に接着剤を塗布してフランジ部分62に接当
するまで押し込めばよい。また、図7に示したように、
外嵌式の管継手6Bと接続する場合には、管壁1の端部
の外周面に接着剤を塗布して管継手6Bの筒部63に差
し込めばよい。このようにして、管継手と容易に連結す
ることができる。
【0017】図8に示した管体Pは、第2実施例を示す
管であって、外壁4の連結手段として接着剤を使用する
ことなく、嵌め込み嵌合によって連結するようにした実
施例について示したものである。該実施例の連結部5
は、リブ3a,3b間を連結する外壁4bの一端に外周
面に向かって開口する嵌合用凹溝45を形成し、管軸方
向突出外壁4aの先端部分42の下側に嵌合用突条46
を突出形成したものとし、この嵌合用突条46を前記嵌
合用凹溝45に圧入して嵌合させてある構造としたもの
である。また、該実施例のリブ3a,3bは、ハの字状
に傾斜させて立ち上がらせてある形状としたものであ
る。この嵌合による連結を解除するためには、前記第1
実施例において説明したように、切り込み溝44から薄
肉部43を切断して嵌合用突条46とともに先端部分4
2を引き上げればよい。
【0018】図9以降に示した合成樹脂管Pは、それぞ
れ更に別の実施例を示すものである。本発明にいう内壁
2は、前記第1実施例の場合のように帯状素材を巻回し
て形成するもののほか、チューブ状に押し出し形成した
ものであってもよいので、以下の実施例の内壁2には帯
状素材の接続部を示す斜線は記入してない。而して、図
9の管体Pは、外壁4どうしの連結を、管軸方向突出外
壁4の先端部分42の先端面と先行巻回した同外壁4の
後端面との間において接着剤5で接着連結してある構造
とし、同先端部分42の下側に中空部7を形成してある
構造としたものである。したがって、該実施例の管体P
にあっては、下向きのU字形とした刃物(図外)によっ
て接着剤5部分と溝44下の薄肉部43とを切り離し切
断しながら、先端部分42を中空部7内に押し込む操作
によって、外壁4の連結を解除させて用いることができ
るようにしたものである。言うまでもなく、この先端部
分42は第1実施例において説明したように、外方に向
けて引き剥がすようにしてもよい。
【0019】図10に示した管体Pは、前記第1実施例
に示した管と対比して、その相違点は、外壁4の先端部
分42に形成してある切り込み溝44に沿って、もう1
本の別の切り込み溝44を形成し、これら両切り込み溝
44,44の下側に中空部7を形成してある点にある。
この管体Pは、このような構造としたものであるから、
前記図9の実施例の場合と同様に、下向きU字形の刃物
によって、両溝44,44を切り込み、これら両溝4
4,44間の外壁46を、中空部7内に押し込んで、ま
たは、外方に引き剥がして、外壁4の接続を解除させて
用いることができるようにしたものである。
【0020】図11に示した管体Pは、前記第1実施例
に示した管と対比して、その相違点は、2本の立ち上が
りリブ3a,3bの下側(内壁2側)にこれら両リブ3
a,3bをつなぐ横壁を形成してあるものとしたこと
と、これら両リブ3a,3bの上端間をつなぐ外壁4b
の他端側(図において左側)を横方向に延長させて、横
方向突出外壁4cを持つものとしてあることである。こ
のように、立ち上がりリブ3a,3bは上下につなぎ壁
のある角帯状のものとしておくと、強度があり、内壁2
との接着面を広くすることができる。また、横方向突出
外壁4cを形成しておくと、曲げ配管箇所において多少
急角度に曲げても、外壁4の重なり部分が外れて強度的
に弱い内管2が露出することを確実に防止することがで
きる利点がある。
【0021】図12に示した管体Pは、前記図11の実
施例の場合のように、両リブ3a,3bの下側(内壁2
側)をつなぐ横壁と、これら両リブ3a,3bの上端間
をつなぐ外壁4bとによって形成した方形状の硬質体
と、これとは別に平帯状に形成した硬質外壁4とによっ
て、リブ3と外壁4とを形成してある管体であって、硬
質外壁4の基端部41を前記リブ3a,3b間をつなぐ
外壁4b上に接着剤5aまたは他の手段によって接続し
てある構造としたものである。図11までの実施例に示
したように、リブ3と外壁4とは、必ずしも一体的な形
状のものとする必要はなく、該実施例のように別々に形
成して接続してあるものとして実施してもよいのであ
る。
【0022】本発明にいう前記立ち上がりリブ3は、前
記各実施例のように2本並立させてあるものとしておく
と内壁2に対する安定性のよいものとなるが、2本に限
ることはなく1本でもよく、また3本以上のものとして
実施してもよい。また、外壁の薄肉部43を形成する手
段は、外周面から切り込んだV字形やI字形の切り込み
溝44によって形成する手段に限らず、内外面から切り
込みを入れる方法その他適宜の手段によって切り離し分
離が容易にできるようにしてあればよい。
【0023】また、管の内壁2を形成する樹脂素材は、
管内を流通させる物質の種類や性質によって、耐摩耗性
に優れた素材とか、耐薬品性に優れた素材とかを選択使
用するのがよく、外壁4を形成する樹脂素材は、耐水性
・耐候性等に優れた素材を選択使用することが好まし
い。
【0024】以上本発明の代表的な実施例について説明
したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限
定されるものではなく、例えば、リブ3並びに外壁4を
形成する帯素材は、同形のものを2本宛用いて、または
形と管軸方向の長さの異なるものを用いてダブルピツチ
状に巻回してある管を得るとか、外壁4が凹凸螺旋状と
なっている管体を形成する等、本発明にいう前記の構成
要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下に
いう効果を有する範囲内において適宜改変して実施する
ことができるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の説明から既に明らかなよ
うに、管壁の構造を、柔軟質のゴム・合成ゴムまたは合
成樹脂素材によって筒状の内壁2を形成し、該内壁の外
周面上に基部側を接着させてある外周方向に伸びる立ち
上がりリブと、前記内壁から周方向に所定の間隔を隔て
た位置において立ち上がりリブに基端部側を連結して管
軸方向に伸びる外壁とを有するものとし、これら立ち上
がりリブと外壁とを硬質の合成樹脂素材で形成し、か
つ、これらリブ及び外壁を螺旋状に巻回形成させてある
構造とし、更に、外壁の先端部分のみを先行巻回外壁に
連結させ、該先端部分と前記基端部との間において分離
可能な分割部を形成してある構成としたものであるか
ら、管体自体は相互に連結された外壁によって通常の姿
勢では直管状を維持する構造となっている。したがつ
て、水平方向や傾斜方向に配管しても中弛み現象を生ず
ることなく、一般の直管の場合と同様に必要な任意な姿
勢に配管することができる。
【0026】このような管であるにもかかわらず、これ
を配管するに当たって曲げ配管が必要な箇所において
は、外壁の分割部を切断分離して外壁の接続連結状態を
解除させることによって、内壁の可撓性の拘束を解除
し、この外壁の連結状態を解除した範囲内において管体
を曲げることが可能な管にすることができる。したがっ
て、管体の任意な箇所において任意の範囲において直管
状態を可撓管状態に変化させることができ、直管状の管
体でありながら、曲げ配管のために切断したり、エルボ
等の曲がり継手を必要とすることなく、必要な任意の箇
所において、繋ぎ部分のない連続管の状態で、任意の角
度に曲げ配管をすることができるという極めて顕著な効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す管壁部分の断面図。
【図2】同管の管壁部分の一部分解断面図。
【図3】同管壁の連結部分の解除の説明図。
【図4】管体の直管姿勢の側面図。
【図5】管体の曲がり姿勢の側面図。
【図6】内嵌式継手への連結手段の説明図。
【図7】外嵌式継手への連結手段の説明図。
【図8】第2実施例を示す管壁部分の断面図。
【図9】他の実施例を示す管壁部分の断面図。
【図10】他の実施例を示す管壁部分の断面図。
【図11】他の実施例を示す管壁部分の断面図。
【図12】他の実施例を示す管壁部分の断面図。
【符号の説明】
1 管壁 2 内壁 3 リブ 4 外壁 31 リブの基部 41 外壁の基端部 42 外壁の先端部分 43 外壁の薄肉部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管壁(1)が、柔軟質のゴム・合成ゴムま
    たは合成樹脂素材で筒状に形成された内壁(2)と、硬質
    の合成樹脂素材で形成され、該内壁(2)の外周面上に基
    部(31)側が接着されていて外周方向に伸びる立ち上がり
    リブ(3)と、同じく硬質の合成樹脂素材で形成され内壁
    (2)から周方向に所定の間隔を隔てた位置において前記
    立ち上がりリブ(3)に基端部(41)が連結されて管軸方向
    に伸びる外壁(4)とを有し、かつ、これらリブ(3)及び外
    壁(4)が螺旋状に巻回形成されている樹脂管であって、
    前記外壁(4)の先端部分(42)のみが先行巻回外壁(4)に連
    結され、該先端部分(42)と前記基端部(41)との間におい
    て分離可能な分割部(43)が形成されている樹脂管。
  2. 【請求項2】 前記内壁(2)及び外壁(4)がほぼ平坦な筒
    状に形成されている請求項1に記載の樹脂管。
  3. 【請求項3】 前記立ち上がりリブ(3)と外壁(4)とが一
    体的に形成されているものである請求項1または2に記
    載の樹脂管。
  4. 【請求項4】 前記立ち上がりリブ(3)と管軸方向に伸
    びる外壁(4)とが別体で形成され、該外壁(4)の基端部(4
    1)側がリブ(3)側に固着されているものである請求項1
    または2に記載の樹脂管。
  5. 【請求項5】 前記外壁(4)の先端部分(42)の連結手段
    が接着である請求項1乃至4の何れかに記載の樹脂管。
  6. 【請求項6】 前記外壁(4)の先端部分(42)の連結手段
    が嵌合連結である請求項1乃至4の何れかに記載の樹脂
    管。
JP06193514A 1994-07-25 1994-07-25 樹脂管 Expired - Lifetime JP3118582B2 (ja)

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