JPH0834965A - 粘着剤組成物及び粘着加工品 - Google Patents

粘着剤組成物及び粘着加工品

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JPH0834965A
JPH0834965A JP6169522A JP16952294A JPH0834965A JP H0834965 A JPH0834965 A JP H0834965A JP 6169522 A JP6169522 A JP 6169522A JP 16952294 A JP16952294 A JP 16952294A JP H0834965 A JPH0834965 A JP H0834965A
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JP
Japan
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softening point
hydroxyl value
tacky
parts
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JP6169522A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sasada
徹也 笹田
Motoi Nagano
基 長野
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性に優れ、かつ曲面接着性、定荷重剥離
力及び低温時の粗面接着性に優れた粘着剤組成物及び粘
着加工品を提供する。 【構成】 アクリル系ポリマー100重量部、粘着付与
樹脂10〜40重量部及びイソシアネート系硬化剤0.
5〜10重量部からなる粘着剤組成物であって、前記ア
クリル系ポリマーは、アルキル基の炭素数が2〜18の
(メタ)アクリル酸のアルキルエステルモノマー60〜
100重量%と前記アルキルエステルモノマーと共重合
可能なビニル系モノマー40〜0重量%との混合物9
9.5〜99.99重量部、及び、水酸基含有ビニル系
モノマー0.5〜0.01重量部からなり、前記粘着付
与樹脂は、水酸基価が0を超えて〜30であり、かつ軟
化点が100〜160℃である粘着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲面接着性及び定荷重
剥離力に優れ、粘着力、保持力、ボールタック、粗面へ
の接着性、低温時の粘着性、オレフィンへの粘着性及び
初期タック等の物性のバランスに優れた粘着剤組成物及
びこれを塗工してなる粘着加工品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建材、家電製品、自動車用緩
衝材、隙間テープ等の用途に、両面テープ、フォームテ
ープ等として、表面を粘着剤で加工した粘着テープ、粘
着シート等の粘着加工品が広く用いられている。
【0003】上記粘着加工品に用いる粘着剤組成物とし
ては、耐候性、耐久性、耐熱性、耐寒性、耐水性等に優
れることから、アクリル樹脂を主体とする溶剤型粘着剤
組成物が用いられている。近年、これら粘着加工品の用
途拡大に伴い、より高い耐熱性と他の物性とのバランス
に優れた粘着剤の要望が高まっている。
【0004】例えば、家電製品等では、上記粘着加工品
をプラスチック等の曲面に貼合わせる必要があり、これ
に見合った粘着力及び粘着剤組成物自身の弾力性(以下
「曲面接着性」という)が要求されている。また、用途
によっては、プラスチック成形品に貼合わせられた粘着
加工品の端部に垂直に荷重が生じる場合があり、この荷
重に耐えうるだけの粘着性及び粘着剤組成物自身の弾力
性(以下「定荷重剥離力」という)が要求されている。
【0005】上記曲面接着性及び定荷重剥離力等の粘着
力と応力変形追従性とのバランス力を満足させるため
に、上記粘着剤組成物を、極性モノマーや高凝集力モノ
マーを多く使用することにより、又は、粘着付与樹脂の
添加量を多くし若しくは硬化剤量を多くすることによる
工夫がなされてきた。
【0006】特開平3−281587号公報には、含有
させる粘着付与樹脂の水酸基価を50〜100とするこ
とにより、凝集力等の粘着特性を損なうことなく高い耐
剥離性及び低温タックに優れたアクリル系感圧接着剤組
成物に関する技術が開示されている。しかしながら、上
記公報開示の技術その他によっても、上記曲面接着性及
び定荷重剥離力を有しながら、かつ粘着力、保持力、ボ
ールタック、粗面への接着性、低温時の粘着性、オレフ
ィンへの粘着性及び初期タック等の諸物性のバランスを
満足させるものは、これまでに存在しなかった。
【0007】特に各種用途に展開される両面テープの場
合には、低温時のプラスチックフォームの接着力等の粗
面難被着体への低温接着力と他の粘着物性を高度に満足
させることが必要であり、このような高性能汎用粘着剤
は、いまだ開発できていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、特に耐熱性に優れ、かつ曲面接着性、定荷重剥離力
及び低温時の粗面接着性に優れた粘着剤組成物及び粘着
加工品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、粘着剤
組成物を、アクリル系ポリマー100重量部、粘着付与
樹脂10〜40重量部及びイソシアネート系硬化剤0.
5〜10重量部からなる粘着剤組成物であって、前記ア
クリル系ポリマーは、アルキル基の炭素数が2〜18の
(メタ)アクリル酸のアルキルエステルモノマー60〜
100重量%と前記アルキルエステルモノマーと共重合
可能なビニル系モノマー40〜0重量%との混合物9
9.5〜99.99重量部、及び、水酸基含有ビニル系
モノマー0.5〜0.01重量部からなり、前記粘着付
与樹脂は、水酸基価が0を超えて〜30であり、かつ軟
化点が100〜160℃であるものにより構成するとこ
ろにある。
【0010】上記アクリル系ポリマーは、アルキル基の
炭素数が2〜18の(メタ)アクリル酸のアルキルエス
テルモノマーと、上記アルキルエステルモノマーと共重
合可能なビニル系モノマーとの混合物、及び、水酸基含
有ビニル系モノマーよりなる。
【0011】上記アルキル基の炭素数が2〜18の(メ
タ)アクリル酸のアルキルエステルモノマーとしては特
に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル等が挙げら
れる。
【0012】上記モノマーと共重合可能なビニル系モノ
マーとしては特に限定されず、例えば、(メタ)アクリ
ルアミド、アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、
無水マレイン酸等;(メタ)アクリル酸メチル、酢酸ビ
ニル、スチレン、ふっ素アクリレート、イソボニル(メ
タ)アクリレート等;(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸等のエチレン性2重結合をもつカルボン
酸類等が挙げられる。
【0013】上記水酸基含有ビニル系モノマーとしては
特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。また、上記アルキルエステ
ルモノマーと共重合可能なビニル系モノマーと水酸基含
有ビニル系モノマーとは同じであってもよい。
【0014】上記アルキル基の炭素数が2〜18の(メ
タ)アクリル酸のアルキルエステルモノマーと上記アル
キルエステルモノマーと共重合可能なビニル系モノマー
との混合物は、上記アルキル基の炭素数が2〜18の
(メタ)アクリル酸のアルキルエステルモノマー60〜
100重量%、上記アルキルエステルモノマーと共重合
可能なビニル系モノマー40〜0重量%からなる。上記
アルキル基の炭素数が2〜18の(メタ)アクリル酸の
アルキルエステルモノマーが60重量%未満であると、
粘着剤が硬くなり、凝集力は良くなるが粘着力、タック
が悪くなり粘着力と凝集力とのバランスがとれなくなる
ので、上記範囲に限定される。
【0015】また、上記アクリル系ポリマーは、上記ア
ルキル基の炭素数が2〜18の(メタ)アクリル酸のア
ルキルエステルモノマーと上記アルキルエステルモノマ
ーと共重合可能なビニル系モノマーとの混合物99.5
〜99.99重量部、及び、上記水酸基含有ビニル系モ
ノマー0.5〜0.01重量部からなる。上記水酸基含
有ビニル系モノマーが0.5重量部を超えると、イソシ
アネート系硬化剤による架橋反応が多くなり粘着剤が硬
くなるので、保持力は向上するが、粘着力、タックが悪
くなる。また、0.01重量部未満であると、架橋構造
が少なく凝集力が向上せず保持力は良くならないので、
上記範囲に限定される。
【0016】本発明の粘着剤組成物は、上記アクリル系
ポリマーのほか、粘着付与樹脂及びイソシアネート系硬
化剤からなる。上記粘着付与樹脂は、水酸基価が0を超
えて〜30であり、かつ軟化点が100〜160℃であ
る。
【0017】上記水酸基価とは、試料1gを規定の方法
によってアセチル化するとき水酸基と結合した酢酸を中
和するのに要する水酸化カリウムのmg数をいい、JI
SK 0070に準じて測定され、次式により算出され
る。 A={〔(B−C)×f×28.05〕/S}+D A:水酸基価 B:空試験のN/2水酸化カリウムエチルアルコール溶
液の使用量(ml) C:本試験のN/2水酸化カリウムエチルアルコール溶
液の使用量(ml) f:N/2水酸化カリウムエチルアルコール溶液のファ
クター D:酸価
【0018】本発明で使用される上記粘着付与樹脂とし
ては、水酸基価が0を超えて〜30でありかつ軟化点が
100〜160℃であるもの、さらに好ましくは水酸基
価が0を超えて〜30でありかつ軟化点が126〜16
0℃であるもの、及び、水酸基価が10〜20でありか
つ軟化点が100〜125℃であるものが挙げられる。
本発明で使用される粘着付与樹脂は、単独で使用しても
良いし、2種以上を組み合わせて使用しても良い。2種
以上を組み合わせて使用する場合は、使用される粘着付
与樹脂全体で水酸基価が0を超えて〜30でありかつ軟
化点が100〜160℃であることを満足していれば良
い。
【0019】上記水酸基価が0を超えて〜30でありか
つ軟化点が100〜160℃である粘着付与樹脂として
は、例えば、スーパーエステルA−100(水酸基価1
5、軟化点100℃、荒川化学工業社製)、スーパーエ
ステルA−115(水酸基価25、軟化点115℃、荒
川化学工業社製)、スーパーエステルA−125(水酸
基価15、軟化点125℃、荒川化学工業社製)等が挙
げられる。このような粘着付与樹脂は、単独で使用して
も良いし、2種以上を組み合わせて使用しても良い。
【0020】上記好ましい粘着付与樹脂である水酸基価
が0を超えて〜30でありかつ軟化点が126〜160
℃である粘着付与樹脂は、先に例示した粘着付与樹脂
に、水酸基価が0を超えて〜30の範囲外にある粘着付
与樹脂、又は、軟化点が100〜160℃の範囲外にあ
る粘着付与樹脂を混合することによって得られる。上記
水酸基価が0を超えて〜30の範囲外又は軟化点が10
0〜160℃の範囲外にある粘着付与樹脂としては、例
えば、FTR6125(水酸基価0、軟化点125℃、
三井石油化学社製)、FTR7125(水酸基価0、軟
化点125℃、三井石油化学社製)、ペンセルD−12
5(水酸基価40、軟化点125℃、荒川化学工業社
製)、ペンセルD−135(水酸基価40、軟化点13
5℃、荒川化学工業社製)、ペンセルD−160(水酸
基価40、軟化点160℃、荒川化学工業社製)、アル
コンP−140(水酸基価0、軟化点140℃、荒川化
学工業社製)、S−115(軟化点115℃、荒川化学
工業社製)等が挙げられる。
【0021】同様に、上記好ましい粘着付与樹脂である
水酸基価が10〜20でありかつ軟化点が100〜12
5℃である粘着付与樹脂は、先に例示した粘着付与樹脂
に、水酸基価が0を超えて〜30の範囲外にある粘着付
与樹脂、又は、軟化点が100〜160℃の範囲外にあ
る粘着付与樹脂を混合することによっても得られる。ま
た、水酸基価が10〜20でありかつ軟化点が100〜
125℃である粘着付与樹脂を調節するための粘着付与
樹脂としては、先に挙げたA−115が好ましい。
【0022】本発明の粘着剤組成物は、上記アクリル系
ポリマー100重量部に対して、上記粘着付与樹脂10
〜40重量部からなる。上記粘着付与樹脂が10重量部
未満であると、オレフィンへの粘着力が悪くなりテープ
材料や被着体への適性が悪くなり、40重量部を超える
と、凝集力が悪くなり、保持力が発現しにくくなるの
で、上記範囲に限定される。
【0023】本発明の粘着剤組成物を構成する上記イソ
シアネート系硬化剤としては特に限定されず、例えば、
SBU Isocyanate 0817、Sumid
urN−3500、Desmodur Z4370(住
友バイエルウレタン社製)等が挙げられる。
【0024】上記イソシアネート系硬化剤は、上記アク
リル系ポリマー100重量部に対して0.5〜10重量
部である。0.5重量部未満であると、最適な架橋構造
体を作れないので保持力、定荷重剥離力が犠牲となり、
10重量部を超えると、架橋構造が多くなりすぎ、粘着
力、タックが悪くなるので、上記範囲に限定される。本
発明の粘着剤組成物には、必要に応じて増粘剤、チクソ
性付与剤、増量剤、充填剤、顔料、防錆剤等を配合して
もよい。
【0025】本発明の上記粘着剤組成物を、テープ又は
シートに塗工することにより、粘着テープ、特に両面テ
ープ又は粘着シート等の粘着加工品を製造することがで
きる。このようなテープ又はシートの基材としては特に
限定されず、例えば、レーヨン系、セルロース系等の各
種不織布;ポリエチレン、ポリエステル等の各種フィル
ム;セロハン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリエステル等を基材とする各種フィルム;発
砲ポリエチレン、ウレタンフォーム、ネオプレン等各種
ゴム発砲体等が挙げられる。
【0026】
【作用】本発明の粘着剤組成物は、粘着剤組成物中のア
クリル系ポリマーと粘着付与樹脂が硬化剤によって適度
な架橋構造体を生成することにより、幅広い粘着物性を
発現することにより効果を発揮する。上記アクリル系ポ
リマーと配合される粘着付与樹脂は、とくにポリプロピ
レン(PP)等のポリオレフィンへの粘着力を向上する
作用を発揮する。これにより、さまざまなテープ材料や
被着体への応力が可能となる。アクリル系ポリマーと粘
着付与樹脂が硬化剤により架橋することにより、粘着付
与樹脂の熱軟化による流動を押さえることができ、保持
力等の凝集力を発現することができる。また粘着付与樹
脂の軟化点の低いものでも保持力が発現できるので、低
温の難被着体への粘着力も満足することができる。ま
た、同時に定荷重剥離力の最適範囲も広がる。本発明の
粘着剤組成物は、粘着付与樹脂を限定することにより、
アクリル系ポリマーへの架橋を最適化することで幅広い
粘着物性を発現して本発明の目的を達成する。
【0027】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0028】実施例1〜6、比較例1〜6 冷却管を備えた4つ口フラスコ内に表1に示した割合
で、モノマーを仕込み、次に酢酸エチル81.8重量部
を仕込み、昇温して30分間還流させた後、ベンゾール
パーオキサイド0.1重量部を滴下し、7時間反応させ
た。その後、更に、ベンゾールパーオキサイド0.1重
量部を滴下し、3時間反応させた。ついで、これにトル
エン40.4重量部を加え、冷却して透明で粘凋なアク
リル系ポリマー溶液を得た。表1に示した割合で、上記
アクリル系ポリマー溶液と粘着付与樹脂を混合し混合物
を得た。次に硬化剤を混合し、粘着剤組成物を得た。上
記で得た粘着剤組成物を離型紙にドクターブレードで4
5μm(DRY)塗工した。次に80℃の乾燥機で5分
間乾燥させた。次に、厚さ40μm、秤量50g/m2
の不織布に両面から粘着剤を圧着ローラーで張り合わ
せ、両面テープを作成した。この両面テープを温度20
℃、湿度65%の恒温恒湿内で7日間養生した。
【0029】実施例7〜12、比較例7〜12 アクリル系ポリマーのモノマー組成及び粘着付与樹脂
を、表2に示した割合に変えた以外は、実施例1〜6、
比較例1〜6と同様にして粘着剤組成物を得、両面テー
プを作成した。
【0030】表1及び表2中、BAは、ブチルアクリレ
ート、2EHAは、2−エチルヘキシルアクリレート、
AACは、アクリル酸、2HEMAは、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレートを、それぞれ表す。表1中、D−
125は、荒川化学工業社製、ペンセルD−125(水
酸基価40、軟化点125℃)を、D−160は、荒川
化学工業社製、ペンセルD−160(水酸基価40、軟
化点160℃)を、P−140は、荒川化学工業社製、
アルコンP−140(水酸基価0、軟化点140℃)
を、それぞれ表す。
【0031】表2中、A−100は、荒川化学工業社
製、スーパーエステルA−100(水酸基価15、軟化
点100℃)を、A−115は、荒川化学工業社製、ス
ーパーエステルA−115(水酸基価25、軟化点11
5℃)を、A−125は、荒川化学工業社製、スーパー
エステルA−125(水酸基価15、軟化点125℃)
を、FTR6110は、三井石油化学工業社製、FTR
6110(水酸基価0、軟化点110℃)を、FTR6
125は、三井石油化学工業社製、FTR6125(水
酸基価0、軟化点125℃)を、それぞれ表す。また、
表1及び表2中、硬化剤は、コロネートL−55(日本
ポリウレタン工業社製)を表す。
【0032】物性の測定 (1)PP粘着力 PP板に両面テープ(25μmPETフィルム裏打ち付
き)を貼りつけ、90°剥離強度を測定した。 (2)保持力 両面テープ(25μmPETフィルム裏打ち付き)を2
5mm×25mmでステンレス板に貼合わせた。これを
80℃に30分養生してから1Kg荷重を24時間か
け、24時間後のずれ又は落下時間を測定した。 (3)定荷重剥離力 PP板に幅25mm、長さ50mm巾の面積に両面テー
プ(25μmPETフィルム裏打ち付き)を貼付け、2
Kgロールを1往復させて、接着した。60℃ギヤーオ
ーブン中に30分間放置した後、テープ面が下になるよ
うにして100gの静荷重をかけた(角度はPP板に対
して90°)。3時間放置し、テープが、PP板から剥
離した距離を測定した。
【0033】(4)曲面接着性 両面テープを厚さ0.05mm、幅15mm、長さ15
0mmのアルミ板に貼り付けた。これを、厚さ2mm、
幅250mmのPP板に幅方向に圧着ローラーで貼合わ
せた。30分後に、このPP板を200mmの治具に治
まるように曲げて収め曲面をつけた。これに冷却サイク
ルを10回与えて、アルミ板の剥がれた高さを測定し
た。 (5)低温接着性 5℃雰囲気下で厚さ10mmのウレタンフォーム(あら
かじめステンレス板に貼り付けておく)に両面テープ
(25μmPETフィルム裏打ち付き)を幅25mmで
貼付けし、ロールで1往復させて接着した。同条件で2
4時間放置後、引っ張り試験機で180℃剥離強度を測
定した。引っ張り速度は300mm/分であった。上記
各試験結果を表1及び表2に示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明は、粘着付与樹脂に含まれる水酸
基とアクリルポリマーに含まれる水酸基を硬化剤により
架橋させることにより、粘着剤に最適な架橋構造を発現
させ、曲面接着性、定荷重剥離力、低温でのウレタンフ
ォーム等の難被着体への接着性とその他の粘着物性との
バランスを満足することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08G 18/62 NEN

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル系ポリマー100重量部、粘着
    付与樹脂10〜40重量部及びイソシアネート系硬化剤
    0.5〜10重量部からなる粘着剤組成物であって、前
    記アクリル系ポリマーは、アルキル基の炭素数が2〜1
    8の(メタ)アクリル酸のアルキルエステルモノマー6
    0〜100重量%と前記アルキルエステルモノマーと共
    重合可能なビニル系モノマー40〜0重量%との混合物
    99.5〜99.99重量部、及び、水酸基含有ビニル
    系モノマー0.5〜0.01重量部からなり、前記粘着
    付与樹脂は、水酸基価が0を超えて〜30であり、かつ
    軟化点が100〜160℃であることを特徴とする粘着
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 粘着付与樹脂が、水酸基価が0を超えて
    〜30であり、かつ軟化点が126〜160℃である請
    求項1記載の粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 粘着付与樹脂が、水酸基価が10〜20
    であり、かつ軟化点が100〜125℃である請求項1
    記載の粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の粘着剤組成物
    を塗工してなることを特徴とする粘着加工品。
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