JPH0834116B2 - ワイヤハーネスを構成する電気コネクタのパネルマウント用保持器 - Google Patents

ワイヤハーネスを構成する電気コネクタのパネルマウント用保持器

Info

Publication number
JPH0834116B2
JPH0834116B2 JP1142877A JP14287789A JPH0834116B2 JP H0834116 B2 JPH0834116 B2 JP H0834116B2 JP 1142877 A JP1142877 A JP 1142877A JP 14287789 A JP14287789 A JP 14287789A JP H0834116 B2 JPH0834116 B2 JP H0834116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrical connector
retainer
connector
wall
wire harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1142877A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0246670A (ja
Inventor
エイ コレラン ステファン
イー ゲイブ ローレンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
Publication of JPH0246670A publication Critical patent/JPH0246670A/ja
Publication of JPH0834116B2 publication Critical patent/JPH0834116B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/73Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
    • H01R13/74Means for mounting coupling parts in openings of a panel
    • H01R13/741Means for mounting coupling parts in openings of a panel using snap fastening means
    • H01R13/743Means for mounting coupling parts in openings of a panel using snap fastening means integral with the housing

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、ワイヤケーブルと電気コネクタを含むワイ
ヤハーネスの一方の電気コネクタをパネルへ取り付ける
為の電気コネクタパネルマウント用保持器の改良に係る
ものである。
従来の技術 ワイヤハーネスとは1つもしくはそれ以上の電気コネ
クタへ接続された複数の導線を含む1つもしくはそれ以
上のワイヤケーブルの組立体である。多くの種類のワイ
ヤボード、電気コネクタ、回路要素等を含んでいる種々
の電気回路装置間に電気接続をつくる広範囲の製品にワ
イヤハーネスは使用されている。
あるタイプの電気装置や電子装置ではハウジングやシ
ャーシーのようなパネルにおいて別の電気装置へワイヤ
ハーネスを接続したいことがある。これまで、これは、
ワイヤハーネスの電気コネクタもしくはワイヤハーネス
と組み合わせようとする電気コネクタを直接パネルへ取
り付けることによりなされていた。しかしこのやり方に
は欠点がある。その1つは、電気コネクタを直接パネル
へ取り付けることは自動化を困難とする複雑な経費のか
かる組立作業を必要とすることである。別に欠点は、修
理や取り替えのためパネルから電気コネクタを解体する
ことが困難であることである。
電気コネクタを直接パネルへ取り付けることを不要と
するためクリップ又は保持器として知られるものが使用
されている。そのような装置はパネルへ取り付けること
のできるハウジング、例えば、予め開けられたパネルの
穴にパチンと嵌めてロックすることによりパネルへ取り
付けることのできるハウジングである。その場合、ハウ
ジングは、電気コネクタ、例えばワイヤハーネスの端の
電気コネクタを受ける。既知の保持器の例は、イリノイ
州、リズリーのモレックスインコーポレーテッドから販
売されている部品番号70018のシングルローパネルマウ
ントコネクタアッセンブリである。この装置は、スナッ
プアームパネルマウントシステムによりパネルの予め開
けた穴に取付けられたプラスチックモールドのハウジン
グである。電気コネクタは、それらが保持されるハウジ
ングの場所にパチンと嵌め込まれる。他の例としては実
開昭53−32969号で開示されたスイッチボックスの取付
構造がある。
発明が解決しようとする課題 狭い処で処理や取り替えを必要とする場合ワイヤハー
ネスを設置するには既知の保持器やクリップは適当では
ない。その理由の1つは、接点の結合する方向に保持器
に対して電気コネクタが動くということである。別の問
題は、相手側の電気コネクタもしくは他の装置をワイヤ
ハーネスの電気コネクタへ組み合わせるとき保持器から
電気コネクタが押し出されるおそれがあることである。
更に、保持器内の固定位置に電気コネクタを保持すると
いう事実により、保持された電気コネクタへテスト接点
を付けたりもしくは相手側の電気コネクタ又は他の装置
を組み合わせたりするためにロボットのような自動化設
備を使用する困難さを増大していている。又、保持器の
取付極性および保持器に対する電気コネクタの極性を決
める手段が無いので、組立の自動化を難しくしている。
そこで、本発明の目的は、組立を容易とし、同様に修
理と取り替えも容易とするワイヤハーネスを構成する電
気コネクタの改良されたパネルマウント用保持器を提供
し、相手側電気コネクタと組み合わせるときパネルマウ
ント用保持器からワイヤハーネス側の電気コネクタが押
し出されるおそれをなくしたパネルマウント用保持器を
提供し、試験と組立を自動化するのに適したパネルマウ
ント用保持器を提供し、パネルマウント用保持器を後で
パネルへ取り付けるためワイヤハーネスの電気コネクタ
を予め組み立てられるようにしたパネルマウント用保持
器を提供し、またワイヤハーネスのワイヤケーブルが夫
々所望の接続部へ整然と導き得るパネルマウント用保持
器を提供し、そして従来のパネルマウント用保持器とワ
イヤハーネスで経験された困難さを解消するようにパネ
ルマウント用保持器を改良することである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成する本発明のワイヤハーネスを構成
する電気コネクタのパネルマウント用保持器を、図面に
表した符号を付して説明すると以下の通りである。即
ち、ワイヤケーブル52、54の一端に共通の電気コネクタ
48が接続され、ワイヤケーブル52の他端に電気コネクタ
56が、ワイヤケーブル54の他端に電気コネクタ58が接続
されたワイヤハーネス12の、上記共通の電気コネクタ48
を電気装置10のフロントパネル22の開口96へ取り付ける
ためのパネルマウント用の保持器14であって、上記保持
器14が、前壁72、対向する側壁76、78、背壁74および底
壁80を有し、上記開口96へ受け入れ可能に構成してあ
り、内部に各壁で囲まれた上記電気コネクタ48を収容す
るための空所82が形成され、かつ、上記対向する側壁7
6、78の外面に上記開口96の縁部と係合して保持器14を
フロントパネル22に保持するための係合手段102、104が
設けてあり、上記対向する側壁76、78間の上部に、上記
電気コネクタ48を側壁76、78に沿って空所82へ出し入れ
可能とするためのコネクタ入口84が形成され、かつ、一
方の側壁76の背壁74寄りに、スロット94が上下方向に形
成され、該スロット94の下部を上記ワイヤハーネス12の
一方のワイヤケーブル52の通過部とし、スロット94の上
部を上記ワイヤハーネス12の他方のワイヤケーブル54の
通過部としてあると共に、上記空所82が、上記電気コネ
クタ48に相手側の電気コネクタ42が嵌合する時に、電気
コネクタ48が空所82内で前後、左右および上下の方向の
限られた範囲で移動可能とする大きさに形成され、か
つ、上記前壁72に上記相手側電気コネクタ42を空所82側
へ通過可能とするための開口90が形成してあり、そして
更に、上記対向する側壁76、78の下部前壁72寄りに、上
記フロントパネル22の開口96の下側縁分に形成した極性
決め切欠き100と共同して極性決め手段を構成するため
の極生決め突起98が形成してあることを特徴としたワイ
ヤハーネスを構成する電気コネクタのパネルマウント用
保持器である。
実施例 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。
最初に、第1図と第2図とを参照すれば、全体が10で
示された電気装置の選択された要素が示されている。電
気装置10の要素の中には本発明のワイヤハーネスが12で
示されている。このワイヤハーネス12は、本発明の保持
器14を含んでいる。ワイヤハーネス12と保持器14とを電
気装置10に使用することは、ワイヤハーネス12の種々の
要素の組立、試験、修理そして交換を容易とする。
電気装置10は破断図で示され、そして底壁18と側壁20
とを含むハウジングもしくはシャーシ16を含む。フロン
トパネル22も設けられている。フロントパネル22はシャ
ーシ16と一体であってもよいし、別個であってもよい。
図示の実施例では電気装置10はコンパクトディスクプレ
ーヤーのような自動車のオーディオセットである。しか
し本発明は他の種々の電気もしくは電気装置に利用でき
る。本発明の理解を助けるための電気装置10の要素に限
って示してあり、他の要素は図を複雑にしないため省略
してある。
電気装置10の要素の多くはシャーシ16内に取り付けら
れている。これらは、底壁18より上で支えられている主
プリント回路ワイヤボード24と側壁20の1つ内に取り付
けられた補助プリント回路ワイヤボード26とを含んでい
る。主プリント回路ワイヤボード24や補助プリント回路
ワイヤボード26には電気コネクタ28、30が設けられてお
り、各電気コネクタ28、30は絶縁プラスチック材料から
作られ、そして主プリント回路ワイヤボード24および補
助プリント回路ワイヤボード26に固定されたボデー32を
含んでいる。各ボデー32は主プリント回路ワイヤボード
24または補助プリント回路ワイヤボード26の回路に接続
された雄接点ピンもしくはポスト34のアレーを支持して
いる。
フロントボード36はフロントパネル22の前面に支持さ
れるようになっている。フロントボード36とフロントパ
ネル22は列となって揃えられた開口38、40を含んでい
る。図示の実施例では、開口38、40は電気装置10を操作
するコントロールノブのシャフトを受け入れる。フロン
トボード36の電気コネクタ42の絶縁プラスチック製のボ
デー44はフロントボード36に取り付けられ、そしてフロ
ントボード36の導電路に接続された雄の接点ピンもしく
はポスト46を支持している。電気コネクタ28、30、42は
一般にヘッダとして知られるタイプのもので、ピンもし
くはポスト34、46は電気コネクタ28、30、48の雌接点と
嵌め合わせシステムを構成する。
電気装置10の要素を第2図に示すように組み立てる
と、本発明のワイヤハーネス12は電気コネクタ42と電気
コネクタ28、30との間に電気接続をつくる。ワイヤハー
ネス12はワイヤケーブル50の導線を終端している電気コ
ネクタ48を一方に含んでいる。ワイヤケーブル50の長さ
に沿って一対の細くなったワイヤケーブル52、54に分か
れている。ワイヤケーブル52は電気コネクタ56で終端さ
れており、ワイヤケーブル54は電気コネクタ58で終端さ
れている。組立状態では電気コネクタ48は相手側の電気
コネクタ42と嵌まり合い、電気コネクタ56は電気コネク
タ28と嵌まり合い、電気コククタ58は電気コネクタ30と
嵌まり合う。こうして、ワイヤハーネス12は主プリント
回路ボード24および補助プリント回路ボード26の選択さ
れた導電路とフロントボード36の選択された導電路との
間で電気接続をつくる。
電気コネクタ48は第4−7図に詳細に示されている。
本発明は多くの異なるタイプの電気コネクタを持つワイ
ヤハーネスに利用できるけれども、図示の構成では、モ
ールドプラスチックのような絶縁材料からつくられ、ボ
デー部分62と可動キャップ64を含むハウジング60を電気
コネクタ48は含んでいる。ボデー部分62に形成された複
数の凹所66は複数の端子68を包囲している。第6図に示
すように、ボデー部分62と可動キャップ64との間にワイ
ヤケーブル50を挿入し、可動キャップ64をボデー部分62
の方に向かって動かすことにより閉じると、各端子68の
絶縁移行接点部分がワイヤケーブル50の各導線と電気接
触をつくる。凹所66は電気コネクタ48の前壁70に延びて
いる。電気コネクタ48,42が嵌め合わせ方向に相互に動
かされると、接点ピン又はポスト46は凹所66内に受入ら
れ、電気コネクタ48のボデー部分62内で端子68の接点部
分と電気接触をつくる。
ワイヤハーネス12の電気コネクタ56、58は所望のタイ
プのものでよい。図示の実施例ではこれらの電気コネク
タ56、58は、内部に包囲されている端子(図示せず)が
ワイヤケーブル52、54の導線とクリンプもしくは絶縁移
行接点部分のいずれがで電気的に接触しているインライ
ンケーブルエントリタイプである。もし望むのであれ
ば、電気コネクタ56、58は電気コネクタ48と構造も操作
も同じであってもよい。また、電気コネクタ56、58の一
方、もしくは両方のかわりに終端していない導線、電気
コネクタ56、58の代わりの一つの電気コネクタ、もしく
は他の形態を持つワイヤハーネスへ本発明の原理を適用
できる。
本発明のパネルマウント用の保持器14は、前壁72と背
壁74とを含む一体のモールドプラスチックボデーであっ
てよい。保持器14の前壁72と背壁74との間を側壁76、78
並びに底壁80が延びている。空所82は保持器14の各壁内
に形成されて電気コネクタ48を受け入れる。
前壁72と背壁74の間と側壁76と78と間とで保持器14の
一側(上側)にコネクタ入口84が形成されている。この
コネクタ入口84により電気コネクタ48は保持器14の空所
82に出し入れできる。電気コネクタ48は、側壁76、78か
ら内側にのびる一対の保持突起又は戻り止め86により空
所82内に正しい位置に保持される。保持突起86は電気コ
ネクタ48と摩擦係合する関係で形成され、電気コネクタ
48はコネクタ入口84を通して取り除くことも可能となっ
ている。
電気コネクタ48を保持器14の空所82に入れ込んでか
ら、所定量の「遊び」もしくは動きの自由度を残してし
っかりとしかし緩く正しい位置に保持する。前壁72は開
口90を決める一対のストッパ部分88を含んでいる。開口
90を通して電気コネクタ48は電気コネクタ42と嵌まり合
い、他方ストッパ部分88は前方向への電気コネクタ48の
動きを制限している。第4図と第5図とにおいて電気コ
ネクタ48、42の嵌まり合い方向は矢印92で示されてい
る。電気コネクタ48が相手側の電気コネクタ42の接点と
嵌まり合うとき、背壁74は後方の、接点嵌まり合わせ方
向における電気コネクタ48の動きを制限する。第4図と
第5図に見られるように、電気コネクタ48と前壁72およ
び背壁74の間にそれぞれ隙間をつくって所定の緩みをつ
くる。側壁76、78も第4図に見られるように、電気コネ
クタ48から幾らか離してある。保持突起86、側壁76、78
と電気コネクタ48のハウジング60の間に隙間をつくる。
こうして前後、左右および上下の総ての運動軸に、ある
限定された自由もしくは緩みが形成される。
一方の側壁76の絶縁部に、垂直方向のスロット94を形
成する。コネクタ入口84を通して電気コネクタ48を入れ
ると、ワイヤケーブル50はこのスロット94に受け入れら
れる。スロット94はワイヤケーブル50のための隙間をつ
くるばかりでなく、空所82に受け入れられる電気コネク
タ48に対する極性決め構造としても働く。ワイヤケーブ
ル50が接続された電気コネクタ48がコネクタ入口84を通
り空所82に入るには、決まった位置方向にしか通れない
からである。
フロントパネル22に保持器14を取り付けできるように
するために保持器14のフロントの形と同じ形の開口96を
フロントパネル22に開けておく。一対の極性決め突起98
を保持器14の前壁72の下部の前壁72寄りに形成し、そし
て一対の極性決め切り欠き100を開口96の底につくる。
保持器14は、1つの決められた方向でだけ開口96に受け
入れられる。保持器14は正しい方向でフロントパネル22
に取付られ、そして保持器14の向き合った側壁76、78に
設けたストッパ突起102とスナップラッチ突起104とから
なる係合手段によりフロントパネル22に保持される。
本発明の1つの効果は、1ユニットとして扱って電気
装置10に組み込められるようにする単一のサブアッセン
ブリとして保持器14とワイヤハーネス12を予め組み立て
られるということである。このサブアッセンブリをつく
るには、ワイヤケーブル50を用意して、それの導線を電
気コネクタ48、56、58で終端させる。ワイヤケーブル50
を接続した電気コネクタ48をコネクタ入口84を通して保
持器14の空所82に入れ、そこではそれは正しい位置に保
持突起86により保持される。こうして完成したサブアッ
センブリを積み出し、電気装置10に必要とされるまで保
管しておく。
電気装置10の要素を組み立てるとき保持器14をフロン
トパネル22の開口96に取り付ける。電気コネクタ56、58
は主プリント回路ボード24および補助プリント回路ボー
ド26の電気コネクタ28、30と嵌め合わせる。ここで、上
記スロット94の下部は、保持器14の底壁80と平行の主プ
リント回路ボード24の電気コネクタ28へ向かうワイヤケ
ーブル52の通過部を構成し、又、スロット94の上部は、
フロントパネル22及び底壁80にそれぞれ垂直な関係で配
置された補助プリント回路ボード26の電気コネクタ30へ
向かうワイヤケーブル54の通過部を構成しているので、
ワイヤケーブル52、54が整然と目的の場所に導き得るも
のである。このような組立過程において、フロントボー
ド36はフロントパネル22の前面側から正しい位置に入り
込む。この組立のとき電気コネクタ42の接点ピン又はポ
スト46は電気コネクタ48の端子68と嵌まり合う。
更に詳しくいれば、フロントボード36が嵌まり合わせ
方向92の方向で動くとき、接点ピン又はポスト46はフロ
ントパネル22の開口96を通り、そして保持器14の開口90
を通って動く。電気コネクタ42のボデー44もこれらの開
口96、90を通る。嵌め合わせ方向に動いていくとき接点
ピン又はポスト46は電気コネクタ48のハウジング60の凹
所66に入って座った位置、すなわちホームポジションに
収まり、そこでは接点ピン又はポスト46と端子68の間で
接触が生じている。
ロボットのような自動設備がこの組立作業に使用でき
る。電気コネクタ48が保持器14内に緩く保持されている
ため電気コネクタ48が動いて接点ピン又はポスト46に合
うようになり、そしてフロントボード36に取り付けた電
気コネクタ42は正確な位置と方向で設置できる。
電気コネクタ48が保持器14内に保持されているときの
緩やかさが自動設備での試験を容易としている。例え
ば、電気コネクタ42のようなテストコネクタもしくは接
点プローブアレーは試験の目的で電気コネクタ48と自動
的に嵌まり合う。保持器14内での電気コネクタ48の緩や
かさによってテストコネクタの手での嵌め合わせでなく
自動設備を使用できる。
自動組立を容易としている本発明の別の特徴は、保持
器14の側壁76、78の上部に電気コネクタ48のコネクタ入
口84があり、背壁74が後方への電気コネクタの動きを制
限していることである。電気コネクタ48と係合する嵌め
合わせ方向に相手側の電気コネクタ42を動かすときかな
りの嵌合力に遇う。この力が電気コネクタ48を背壁74の
方向に押す。保持器14の後ろからではなく上側から電気
コネクタ48を空所82へ入れるので、背壁74はこれらの嵌
め合わせ力を吸収でき、そしてそれらの力をフロントパ
ネル22に伝達する。
保持器14の別の利点が発揮されるのは、電気装置10の
組立後に修理もしくは取り替えが必要となったときであ
る。電気装置10は図示されたものの他の多くの素子があ
り、そしてコンパクトにするためこれらの素子を接近さ
せて配置することが望まれる。保持器14から接点嵌め合
わせ方向に電気コネクタ48を後方に取り除くための、既
知の保持器に必要とするような保持器14の後方に隙間を
設けることは望ましくない。本発明では後方ではなく、
保持器14の側壁76、78の上側のコネクタ入口84を通して
電気コネクタ48を上方に取り外すことができる。
本発明の実施例を図示して説明したけれども、その詳
細は本発明を限定することを意図するものではなく、本
発明の技術的範囲は特許請求の範囲の記載により限定さ
れるものである。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明により、組立
を容易とし、同様に修理と取り替えも容易とするワイヤ
ハーネスを構成する電気コネクタの改良されたパネルマ
ウント用保持器が提供され、相手側電気コネクタと組み
合わせられるとき保持器から電気コネクタが押し出され
るおそれをなくした保持器が提供され、試験と組立を自
動化するのに適した保持器が提供され、保持器を後でパ
ネル(フロントパネル)へ取り付けるためワイヤハーネ
スの電気コネクタを予め組み立てられるようにした保持
器が提供され、そして従来の保持器とワイヤハーネスで
経験された困難さを解消するように改良された保持器が
提供され、更に、電気コネクタの極性を一義的に決めら
れ、組立の自動化に特に適した保持器が提供され、また
ワイヤハーネスのワイヤケーブルが整然と所望の場所へ
導き得る保持器が提供された。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の実施例を示すもので 第1図は、本発明を実施するワイヤハーネスを含む電気
装置の選択された要素の展開斜視図であり、ワイヤハー
ネスが本発明による保持器を含んだところを示す図、 第2図は、選択された要素の組立後の第1図に示す構造
の斜視図、 第3図は、第1図と第2図の保持器の斜視図、 第4図は、第1図と第2図のワイヤハーネスの部分の上
面図であり、保持器と保持器内に取りつけた電気コネク
タを示す図、 第5図は、第4図の線5−5に層断面図、 第6図は、電気コネクタをワイヤケーブルへ接続して終
端する前の第4図と第5図に見られる電気コネクタの部
分の側面図、そして 第7図は、第6図の線7−7に沿った第6図の電気コネ
クタの正面図である。 図中: 10……電気装置、 12……ワイヤハーネス、 14……保持器、 16……ハウジング又はシャーシ、 18……底壁、 20……側壁、 22……フロントパネル、 24……主プリント回路ボード、 26……補助プリント回路ボード、 28、30……電気コネクタ、 32……ボデー、 34……接点ピン又はポスト、 36……フロントボード、 42……電気コネクタ、 44……ボデー、 46……接点ピン又はポスト、 48……電気コネクタ、 50、52、54……ワイヤケーブル、 56、58……電気コネクタ、 60……ハウジング、 62……ボデー部分、 64……可動キャップ、 66……凹所、 68……端子、 70、72……前壁、 74……背壁、 76、78……側壁、 80……底壁、 82……空所、 84……コネクタ入口、 86……保持突起又は戻り止め、 88……ストッパ部分、 90……開口、 94……スロット、 96……開口、 98……極性決め突起、 100……極性決め切り欠き、 102……ストッパ突起、 104……スナップラッチ突起。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤケーブル(52、54)の一端に共通の
    電気コネクタ(48)が接続され、ワイヤケーブル(52)
    の他端に電気コネクタ(56)が、ワイヤケーブル(54)
    の他端に電気コネクタ(58)が接続されたワイヤハーネ
    ス(12)の、上記共通の電気コネクタ(48)を電気装置
    (10)のフロントパネル(22)の開口(96)へ取り付け
    るためのパネルマウント用の保持器(14)であって、 上記保持器(14)が、前壁(72)、対向する側壁(76、
    78)、背壁(74)および底壁(80)を有し、上記開口
    (96)へ受け入れ可能に構成してあり、内部に各壁で囲
    まれた上記電気コネクタ(48)を収容するための空所
    (82)が形成され、かつ、上記対向する側壁(76、78)
    の外面に上記開口(96)の縁部と係合して保持器(14)
    をフロントパネル(22)に保持するための係合手段(10
    2、104)が設けてあり、 上記対向する側壁(76、78)間の上部に、上記電気コネ
    クタ(48)を側壁(76、78)に沿って空所(82)へ出し
    入れ可能とするためのコネクタ入口(84)が形成され、
    かつ、一方の側壁(76)の背壁(74)寄りに、スロット
    (94)が上下方向に形成され、該スロット(94)の下部
    を上記ワイヤハーネス(12)の一方のワイヤケーブル
    (52)の通過部とし、スロット(94)の上部を上記ワイ
    ヤハーネス(12)の他方のワイヤケーブル(54)の通過
    部としてあると共に、 上記空所(82)が、上記電気コネクタ(48)に相手側の
    電気コネクタ(42)が嵌合する時に、電気コネクタ(4
    8)が空所(82)内で前後、左右および上下の方向の限
    られた範囲で移動可能とする大きさに形成され、かつ、
    上記前壁(72)上に上記相手側電気コネクタ(42)を空
    所(82)側へ通過可能とするための開口(90)が形成し
    てあり、 そして更に、上記対向する側壁(76、78)の下部前壁
    (72)寄りに、上記フロントパネル(22)の開口(96)
    の下側縁部に形成した極性決め切欠き(100)と共同し
    て極性決め手段を構成するための極性決め突起(98)が
    形成してあることを特徴としたワイヤハーネスを構成す
    る電気コネクタのパネルマウント用保持器。
  2. 【請求項2】対向する側壁(76、78)の上部内壁に、電
    気コネクタ(48)のハウジング(60)と摩擦干渉する少
    なくとも一つの保持突起(86)が、コネクタ入口(84)
    に臨ませて備えている請求項1に記載のワイヤハーネス
    を構成する電気コネクタのパネルマウント用保持器。
  3. 【請求項3】フロントパネル(22)の開口(96)の縁部
    と係合する係合手段は、側壁(76、78)の外壁に形成し
    たストッパ(102)とスナップラッチ(104)としたワイ
    ヤハーネスを構成する電気コネクタのパネルマウント用
    保持器。
JP1142877A 1988-06-29 1989-06-05 ワイヤハーネスを構成する電気コネクタのパネルマウント用保持器 Expired - Lifetime JPH0834116B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US213207 1988-06-29
US07/213,207 US4813885A (en) 1988-06-29 1988-06-29 Wiring harness connector retainer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0246670A JPH0246670A (ja) 1990-02-16
JPH0834116B2 true JPH0834116B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=22794156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1142877A Expired - Lifetime JPH0834116B2 (ja) 1988-06-29 1989-06-05 ワイヤハーネスを構成する電気コネクタのパネルマウント用保持器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4813885A (ja)
EP (1) EP0349125B1 (ja)
JP (1) JPH0834116B2 (ja)
KR (1) KR970000125B1 (ja)
DE (1) DE68918178T2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2042489C (en) * 1990-06-27 1996-10-01 Mike Freeman Wiring distribution system and devices for building wiring
US5365658A (en) * 1990-06-27 1994-11-22 Digital Equipment Corporation Method for forming an electrical interconnection
FR2673773A1 (fr) * 1991-03-07 1992-09-11 Nozick Jacques Plaque support de prises permettant le montage et le demontage des prises cablees.
JPH0831420B2 (ja) * 1992-03-30 1996-03-27 株式会社半導体エネルギー研究所 被膜作製装置
US5277623A (en) * 1992-08-13 1994-01-11 Molex Incorporated Low profile panel mountable retainer for electrical connectors
JP2553316B2 (ja) * 1993-03-02 1996-11-13 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション データ記憶ディスク・ドライブ装置
JP3091857B2 (ja) * 1993-08-13 2000-09-25 富士通株式会社 電子回路基板の電気的接続構造
JPH1126097A (ja) * 1997-06-20 1999-01-29 Molex Inc パネル取り付け用ソケット
KR100470943B1 (ko) * 1997-12-31 2005-05-17 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의필드산화막형성방법
TW424890U (en) * 1999-04-13 2001-03-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Holding and fixing structure for electronic device
GB0312666D0 (en) * 2003-06-03 2003-07-09 Pace Micro Tech Plc Improved housing for electrical apparatus
DE102004060694A1 (de) * 2004-11-26 2006-06-14 Siemens Ag Elektronische Vorrichtung
TWI713268B (zh) * 2019-05-02 2020-12-11 群光電能科技股份有限公司 混合型線對線連接器結構及具有該結構之電源供應裝置
JP7211995B2 (ja) * 2020-03-16 2023-01-24 矢崎総業株式会社 コネクタの固定構造
US11251575B2 (en) 2020-07-09 2022-02-15 Rockwell Automation Technologies, Inc. Connector alignment and retention panel for modular based system
JP2022124108A (ja) 2021-02-15 2022-08-25 キヤノン株式会社 コネクタユニット、画像形成装置及びシート処理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE329417B (ja) * 1969-03-19 1970-10-12 Ericsson Telefon Ab L M
CA1033831A (en) * 1974-11-05 1978-06-27 James R. Bailey Structure for electrical connections and panel assembly
JPS5332969U (ja) * 1976-08-30 1978-03-22
US4434339A (en) * 1980-10-11 1984-02-28 Nihon Kaiheiki Kogyo Kabushiki Kaisha Mounting frame equipped wth decorative plate for mounting switch or the like
JPS587996U (ja) * 1981-08-11 1983-01-19 三菱重工業株式会社 アングル材による構造体
JPS59119581U (ja) * 1983-02-02 1984-08-11 株式会社リコー コネクタ
FR2544558B1 (fr) * 1983-04-15 1986-06-27 Deutsch Co Connecteur perfectionne
JPS62127686U (ja) * 1986-02-06 1987-08-13

Also Published As

Publication number Publication date
DE68918178T2 (de) 1995-04-06
KR900001059A (ko) 1990-01-31
EP0349125A3 (en) 1990-08-16
US4813885A (en) 1989-03-21
DE68918178D1 (de) 1994-10-20
EP0349125A2 (en) 1990-01-03
KR970000125B1 (ko) 1997-01-04
EP0349125B1 (en) 1994-09-14
JPH0246670A (ja) 1990-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0834116B2 (ja) ワイヤハーネスを構成する電気コネクタのパネルマウント用保持器
KR100480196B1 (ko) 전선 접속기구
KR102131071B1 (ko) 리셉터클 캐리어들을 갖는 커넥터 어셈블리
JPH01503095A (ja) 電気コネクタ組立体
EP0723312B1 (en) Electrical connector
EP1148591B1 (en) Electric connector
JPH07114529B2 (ja) 電気接続箱
US5688129A (en) Electrical connector with lead positioning comb
EP0447046A1 (en) Self-locking pin field connector
US4210382A (en) Electrical connector and housing
GB2260658A (en) Electrical connector with module holder
JP2570358Y2 (ja) 電気接続箱
JP3679177B2 (ja) コネクタ
JPH01265468A (ja) 電気コネクタ組立体
US5997365A (en) Connector
EP0817320B1 (en) Connector
JP6768304B2 (ja) コネクタの組立方法
JP2002280107A (ja) 電気コネクタ
JP2531793B2 (ja) 分岐接続箱
WO2022264799A1 (ja) コネクタ
JPH09232047A (ja) 電気コネクタ保持機構
JP7335177B2 (ja) ジョイントコネクタ
JPS63231891A (ja) 多極コネクタ
JPS6140069Y2 (ja)
KR100790332B1 (ko) 전기 자동차의 커넥터 조립체