JPH08340129A - 半導体装置の駆動方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の駆動方法及び半導体装置

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JPH08340129A
JPH08340129A JP5980896A JP5980896A JPH08340129A JP H08340129 A JPH08340129 A JP H08340129A JP 5980896 A JP5980896 A JP 5980896A JP 5980896 A JP5980896 A JP 5980896A JP H08340129 A JPH08340129 A JP H08340129A
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孝 四戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング素子を高速で光駆動するととも
にスイッチング素子の動作の信頼性を高める光駆動方法
及び光駆動型半導体装置を提供する。 【解決手段】 光駆動型半導体装置には、電圧駆動型ス
イッチング素子1が設けられている。この電圧駆動型ス
イッチング素子1のゲートを充電するための充電用スイ
ッチング素子6と、放電するための放電用スイッチング
素子7とが設けられる。光起電素子8は、受光により光
起電力を生じ、上記充電用及び放電用スイッチング素子
6,7を駆動制御する。一方、電圧駆動型スイッチング
素子1の陰極と陽極との間には、容量体19,20、抵
抗体21,22、及び逆流防止用ダイオード23により
構成された、中間電圧を発生する電源回路3が設けられ
る。この中間電圧は、上記充電用スイッチング素子6に
供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の駆動
方法および半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の光駆動型半導体装置の
概略構成を示す模式図である。この光駆動型半導体装置
は、大きく分けて、負荷抵抗2に接続された出力用の電
圧駆動型スイッチング素子としてのNチャネルエンハン
スメント型パワーMOSFET(metal oxide semicondu
ctor field effect transistor) 1と、このパワーMO
SFET1を光駆動する光駆動部4と、パワーMOSF
ET1のゲート電圧源であるゲート用電源部3とから構
成されている。
【0003】光駆動部4は、光駆動用発光ダイオード9
により駆動される光駆動用フォトダイオードアレイ8
と、ゲート電荷放電用抵抗10と、CMOS(complemen
tary metal oxide semiconductor) ロジック5とから構
成されている。CMOSロジック5はPチャネルデプレ
ッション型MOSFET6aとNチャネルエンハンスメ
ント型MOSFET7aとからなる。また、ゲート用電
源部3は、外部ゲート用電源11から構成されている。
【0004】この光駆動型半導体装置の動作は以下の通
りである。すなわち、光駆動用発光ダイオード9から光
が発せられていない時には、Pチャネルデプレッション
型MOSFET6aとNチャネルエンハンスメント型M
OSFET7aとの共通ゲートは接地電位となるので、
Pチャネルデプレッション型MOSFET6aは導通
し、Nチャネルエンハンスメント型MOSFET7aは
非導通となる。その結果、ゲート用電源部3から正バイ
アスがパワーMOSFET1のゲートに印加され、パワ
ーMOSFET1が導通となる。
【0005】一方、光駆動用発光ダイオード9が発光し
ている時には、上記共通ゲートが光駆動用フォトダイオ
ードアレイ8による光起電力で正バイアスされ、MOS
FET6aは非導通となり、MOSFET7aが導通と
なる。その結果、パワーMOSFET1のゲートに蓄積
されていた電荷はMOSFET7aを通って排出され、
パワーMOSFET1は非導通となる。
【0006】しかしながら、この種の従来の光駆動型半
導体装置には以下のような問題があった。すなわち、C
MOSロジック5の切り替え時に過渡的にMOSFET
6aとMOSFET7aとが同時に導通し、これらMO
SFET6a,7aを通じて短絡電流が回路中に流れ、
パワーMOSFET1のゲート充放電が遅れてしまう。
このため、高速な光駆動が困難となる。また、直流送電
などでパワーMOSFET1の代わりに例えば電圧駆動
型サイリスタを多数直列接続する場合では、各ゲート用
電源部の間を絶縁トランスで絶縁する必要があり、装置
が大型化してしまう。
【0007】図17は、従来の別の光駆動型半導体装置
の概略構成を示す模式図である。この光駆動型半導体装
置では、ゲート用電源部3として、フォトダイオードア
レイ12による光起電力を利用している。
【0008】すなわち、発光ダイオード電源15により
発光ダイオードアレイ14が発光されると、その光をフ
ォトダイオードアレイ12が受ける。これによりフォト
ダイオードアレイ12で生じる光起電力によってゲート
電源用充電コンデンサ13が充電される。このように構
成すれば、電圧駆動型サイリスタなどを多数直列接続す
る場合でも、各フォトダイオードアレイ12間を容易に
絶縁させることができるので、絶縁トランスを用いる必
要はない。
【0009】しかしながら、この種の従来の光駆動型半
導体装置には以下のような問題があった。すなわち、フ
ォトダイオードアレイ12における光電変換の効率が非
常に低いためにコンデンサ13を充電する電流が小さく
なる。このため、ゲート電源用充電コンデンサ13の充
電に時間がかかり、パワーMOSFET1を高速で光駆
動することができなくなってしまう。
【0010】さらに、図16や図17のような光駆動型
半導体装置では、電圧立ち上がり率dv/dtが急峻で
あったり、複数のパワーMOSFET1を直列接続した
場合に高圧側のパワーMOSFETのアノード電圧が変
動したりすると、パワーMOSFET1が誤点弧してし
まい、信頼性が低い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
駆動型半導体装置にあっては、CMOSロジックの過渡
短絡により、パワーMOSFETやIGBT(insulated
-gate bipolar transistor) 等の絶縁ゲート構造を有す
る電圧駆動型スイッチング素子のゲート充放電が遅れ、
高速な光駆動が困難であるという問題があった。また、
電圧駆動型スイッチング素子を多数直列接続すると装置
が大型化するという問題があった。
【0012】さらに、電圧駆動型スイッチング素子の誤
点弧が起きやすく、動作の信頼性が低いという問題もあ
った。本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その
目的は、スイッチング素子を高速で駆動でき、装置全体
の小型化が可能な半導体装置の駆動方法及び半導体装置
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、ス
イッチング素子の動作の信頼性が高い半導体装置の駆動
方法及び半導体装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る半導体装置の駆動方法は、電圧駆動型スイッチング素
子と、前記電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極と
の間に接続されかつ容量体、抵抗体、及び逆流防止用ダ
イオードを備えた電源回路と、前記電圧駆動型スイッチ
ング素子のゲートを充電するための充電用スイッチング
素子と、前記電圧駆動型スイッチング素子のゲートを放
電するための放電用スイッチング素子と、前記充電用及
び放電用スイッチング素子を駆動制御するための光起電
素子とを具備した半導体装置の駆動方法であって、前記
電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極との間に電圧
を印加するステップと、前記電源回路より中間電圧を取
り出すステップと、前記中間電圧を前記前記充電用スイ
ッチング素子に供給するステップと、受光して前記起電
素子が光起電力を生じることにより前記充電用及び放電
用スイッチング素子を駆動制御するステップとを有する
ことを特徴とする。
【0014】なお、上記半導体装置の駆動方法におい
て、前記駆動制御ステップは、前記充電用スイッチング
素子と放電用スイッチング素子とが同時にオン状態とな
ることがないように当該充電用スイッチング素子と放電
用スイッチング素子とを交互にオン状態にさせるステッ
プを含んでいてもよい。また、前記放電用スイッチング
素子がノーマリオン型素子であってもよい。また、前記
中間電圧が所定の電圧以上になることを防止する回路を
備えるステップを含んでいてもよい。また、前記電圧駆
動型スイッチング素子の接合終端領域における高圧電極
側と低圧電極側との間から中間電圧を取り出すステップ
を含んでいてもよい。
【0015】また、本発明の第2の観点に係る半導体装
置の駆動方法は、直列接続された複数の電圧駆動型スイ
ッチング素子の陰極と陽極との間に電圧を印加するステ
ップと、前記複数のうちの第1の電圧駆動型スイッチン
グ素子の陰極と陽極との間から中間電圧を取り出すステ
ップと、前記第1の電圧駆動型スイッチング素子よりも
高圧側に接続されている第2の電圧駆動型スイッチング
素子がオフ状態となっているときに、前記中間電圧を用
いて前記第2の電圧駆動型スイッチング素子のゲートに
負バイアスを印加するステップとを有することを特徴と
する。
【0016】また、本発明の第3の観点に係る半導体装
置の駆動方法は、電圧駆動型スイッチング素子の陰極と
陽極との間に電圧を印加するステップと、前記電圧駆動
型スイッチング素子の陰極と陽極との間に接続された変
位電流回路が前記電圧駆動型スイッチング素子に印加さ
れる電圧に立ち上がりが起こった場合に変位電流を生じ
るステップと、前記変位電流によって発光素子が発光す
るステップと、前記発光を受光して光起電力を生じる光
起電素子を用いて前記電圧駆動型スイッチング素子のゲ
ートに負バイアスを印加するステップとを有することを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
光駆動型半導体装置の概略構成を示す模式図である。な
お、図16に示す従来の光駆動型半導体装置内の構成要
素と同一の構成要素については同一符号を付し、詳細な
説明を省略する(後述する各実施形態についても同
様)。
【0018】第1実施形態の光駆動型半導体装置(図
1)が従来の光駆動型半導体装置(図16)と異なる点
は、光駆動部4およびゲート用電源部3の構成にある。
すなわち、第1実施形態における光駆動部4は、従来に
おける光駆動部4に、光駆動用フォトダイオードアレイ
8の光起電力の極性を反転するためのインバータ用スイ
ッチとしてのゲート容量の小さいNチャネルエンハンス
メント型MOSFET17とインバータ用抵抗18とを
付加した構成になっている。光駆動用フォトダイオード
アレイ8は光・電圧変換手段を構成している。
【0019】また、この第1実施形態によるゲート用電
源部3は、パワーMOSFET1の図示しない高電圧側
主電極(アノード側電極)と低電圧側主電極(カソード
側電極)との間に設けられた低圧側コンデンサ20およ
び高速に充電される高圧側コンデンサ19と、これらコ
ンデンサ19,20に並列に接続された高圧側分圧抵抗
21および低圧側分圧抵抗22と、パワーMOSFET
1がターンオンする際にコンデンサ19の電荷がパワー
MOSFET1へ放電されるのを防止するためのダイオ
ード23とから構成されている。
【0020】また、パワーMOSFET1のゲートにゲ
ート耐圧を越えるゲート電圧が印加されるのを防止する
ために、パワーMOSFET1のゲートと接地(低電圧
側)との間にはゲート電圧クランプ用ツェナーダイオー
ド24が接続されている。なお、図1ではカソード側が
接地されているが、実際に複数のパワーMOSFET1
が直列に多段接続されている場合には、最端部を除いて
カソード側は接地されず低電圧側となる。
【0021】この第1実施形態によれば、光駆動用発光
ダイオード9が発光した場合には、パワーMOSFET
1が導通となり、光駆動用発光ダイオード9が発光して
いない場合には、パワーMOSFET1が非導通となる
ノーマリオフ型の光駆動方法を実現できる。
【0022】また、この第1実施形態によれば、パワー
MOSFET1の主電極間から中間電圧を取り出す電源
自給方式を採っているので、外部から絶縁トランスを介
してゲート電圧を供給する必要がなく、また、図17に
示す従来の光駆動型半導体装置の場合とは異なり、高周
波駆動に向かない光起電力を利用する必要もない。
【0023】特に、この第1実施形態によれば、MOS
FET17のゲート容量が小さいため、より高速にパワ
ーMOSFET1を光駆動することができるという効果
を奏する。
【0024】さらに、この第1実施形態によれば、高速
に充電されるコンデンサ19を使用しているため、例え
ばコンデンサ19に代えてオン電圧の高い高耐圧スイッ
チング素子を使用した場合に比べ、コンデンサ20をよ
り高速に充電することができるという効果を奏する。 (第2実施形態)図2は、本発明の第2実施形態に係る
光駆動型半導体装置の概略構成を示す模式図である。
【0025】第2実施形態の光駆動型半導体装置(図
2)が第1実施形態の光駆動型半導体装置(図1)と異
なる点は、光駆動部4内の構成にある。すなわち、第2
実施形態における光駆動部4内の構成は、図16に示す
従来の光駆動部4内のMOSFET6aとMOSFET
7aとを入れ換えたものとなっている。換言すれば、光
駆動部4内では、図16に示すPチャネルデプレッショ
ン型MOSFET6aの代わりに、Nチャネルエンハン
スメント型MOSFET6が使用される。一方、図16
に示すNチャネルエンハンスメント型MOSFET7a
の代わりに、ノーマリオン型素子の一種であるPチャネ
ルデプレッション型MOSFET7が使用される。
【0026】図3は、この第2実施形態による光駆動方
法を示すタイミングチャートである。光駆動用発光ダイ
オード9に例えばパルス電圧を印加して電流iLED を流
して発光させ、この光を図示しない光ファイバー等を介
してフォトダイオードアレイ8に照射して、図2のA点
に光起電力VA を発生させる。これにより、Nチャネル
エンハンスメント型MOSFET6とPチャネルデプレ
ッション型MOSFET7との共通ゲートであるA点の
電圧VA が上昇し始める。
【0027】このとき、NチャネルMOSFET6のし
きい値電圧Vthn とPチャネルMOSFET7のしきい
値電圧Vthp との間でVthn >Vthp >0という関係が
成り立つように構成されていれば、PチャネルMOSF
ET7が非導通となってから、NチャネルMOSFET
6が導通となる。
【0028】したがって、PチャネルMOSFET7に
電流i3 が流れなくなってから、NチャネルMOSFE
T6を通して電流i2 =iGon が流れ始める。この結
果、パワーMOSFET1のゲートは効率的に充電さ
れ、点Cの電圧Vc (パワーMOSFET1のゲート電
圧)はしきい値電圧以上まで増加され、パワーMOSF
ET1はターンオンする。
【0029】一方、電流iLED を0にすると光が消え、
フォトダイオードアレイ8の光起電力VA は0となる。
しきい値電圧Vthn 及びVthp に関して前述の関係が成
り立っていれば、まず、NチャネルMOSFET6が非
導通となってから、PチャネルMOSFET7が導通と
なる。
【0030】したがって、NチャネルMOSFET6に
電流i2 が流れなくなってから、PチャネルMOSFE
T7に電流i3 =iGoffが流れ始める。この結果、パワ
ーMOSFET1のゲートに蓄積されている電荷が効率
的に排出されて、ゲート電圧Vc はしきい値電圧以下ま
で低下し、パワーMOSFET1はターンオフする。
【0031】このように、しきい値電圧Vthn 及びVth
p に関して前述した関係が成り立つように構成すること
により、望ましいタイミングで効率的にパワーMOSF
ET1を光駆動することができる。また、MOSFET
6,7の一方のMOSFETのターンオフ時間以上経過
してから他方のMOSFETがターンオンするようなゲ
ート遅延回路を実装すれば、さらに確実に短絡電流の発
生を阻止でき、より効率的な光駆動を実現できる。
【0032】図4は、望ましくない光駆動方法の例を示
すタイミングチャートである。いま、しきい値電圧Vth
n 及びVthp に関してVthp >Vthn >0の関係が成り
立っている。この場合、しきい値電圧Vthn とVthp と
の関係が不適であるので、発光させるとNチャネルMO
SFET6が導通してからPチャネルMOSFET7が
非導通となる。また、消光すると、PチャネルMOSF
ET7が導通してからNチャネルMOSFET6が非導
通となる。
【0033】このため、発光および消光の際に、図4に
おけるi2 とi3 に斜線で示したように、NチャネルM
OSFET6およびPチャネルMOSFET7を通って
短絡電流が流れてしまう。その結果、発光する際には短
絡電流が流れている間はゲートが充電されないのでパワ
ーMOSFET1においてターンオン遅れが生じ、消光
する際には短絡電流が流れている間はゲートから電荷が
排出されないのでターンオフ遅れを生じてしまう。
【0034】図5は、図2に示すゲート用電源部の他の
構成例を示す図である。同図のゲート用電源部3aで
は、低圧側コンデンサ20の両端電圧が一定電圧以上に
増加するのを防止するために、抵抗体21とカソード
K’との間にコンデンサ電圧クランプ用ツェナーダイオ
ード25を設けている。なお、ツェナーダイオード25
を通してある程度の漏れ電流は発生するが、直列に接続
されている抵抗体21の値が非常に大きいので、実用的
には無視できる範囲に収まる。
【0035】図6は、図2に示すゲート用電源部の更な
る他の構成例を示す図である。このゲート用電源部3b
は、図2に示すゲート用電源部3に、バイポーラトラン
ジスタ26およびベース電圧クランプ用ツェナーダイオ
ード27を付加した構成になっている。すなわち、抵抗
体21と抵抗体22との接続点にバイポーラトランジス
タ26のコレクタを接続し、ゲート用電源部3bの出力
側にバイポーラトランジスタ26のエミッタを接続し、
バイポーラトランジスタ26のベースとカソードK’と
の間にはベース電位を固定するためのツェナーダイオー
ド27を接続している。
【0036】このゲート用電源部3bによれば、コンデ
ンサ19とコンデンサ20との間の中間電圧が変動して
も、バイポーラトランジスタ26のベース電圧はツェナ
ーダイオード27によって一定に保たれるため、安定し
た電圧が出力端子Gout から出力される。
【0037】図7は、図2に示すゲート用電源部の更な
る他の構成例を示す図である。このゲート用電源部3c
は、図2に示すゲート用電源部3内の高圧側コンデンサ
19および低圧側コンデンサ20との間に逆流防止用ダ
イオード23が接続されている。図5および図6に示し
た逆流防止用ダイオード23は、出力用スイッチング素
子と同程度の耐圧を有する必要があり、サイズが大きく
なる。これに対し、図7に示す逆流防止用ダイオード
は、ゲート耐圧程度(数十ボルト程度)の耐圧を有して
いるだけでよいので、ゲート用電源部3をコンパクトに
形成することが可能となる。
【0038】この第2実施形態によれば、前述の第1実
施形態で述べた効果に加え、さらに以下のような効果を
奏する。すなわち、光駆動用発光ダイオード9が発光し
ていない期間に、パワーMOSFET1の主電極間に印
加される電圧に立ち上がり(時間的変化)が起こってド
レイン・ゲート間の寄生容量を充電するミラー電流(Mil
ler current)が流れたとしても、速やかに電荷が外部に
排出されるので、ゲート電圧の上昇によって誤った瞬時
点呼がなされてしまうという問題は起こらない。
【0039】さらに、ゲート用電源部3内にコンデンサ
電圧クランプ用ツェナーダイオード25が設けられてい
るので、出力端子Gout から出力される電圧が所定電圧
値以上に増加するのを防止することができる。また、ゲ
ート用電源部3内にバイポーラトランジスタ26および
ベース電圧クランプ用ツェナーダイオード27を設けた
場合は、出力端子Gout から出力される電圧の変動を抑
え、これを安定化させることができる。また、高圧側コ
ンデンサ19と低圧側コンデンサ20との間に逆流防止
用ダイオード23を接続した場合は、そのサイズを小さ
くすることが可能となるので、ゲート用電源部3をコン
パクトに形成することができる。 (第3実施形態)図8は、本発明の第3実施形態に係る
光駆動型半導体装置の概略構成を示す模式図である。
【0040】第3実施形態の光駆動型半導体装置(図
8)が第2実施形態の光駆動型半導体装置(図2)と異
なる点は、出力端子Gout の出力を安定にするために、
降圧回路33によりゲート用電源部3を構成しているこ
とにある。
【0041】降圧回路33は、例えば、パワーMOSF
ET1の主電極間電圧(例えば450V程度)からいっ
たん200V程度に降圧し、コンデンサに充電して電圧
を安定化させ、さらに15V程度のゲート電圧まで降圧
する回路を内在している。
【0042】図8の光駆動型半導体装置では、パワーM
OSFET1と光駆動部4を一つのパッケージ16に実
装し、降圧回路33は基板としてパッケージ16の近傍
に配置している。一方、図9に示すように、降圧回路3
3を高密度に集積化して、ゲート用電源部3までもパッ
ケージ16内に実装しても良い。
【0043】この第3実施形態によれば、前述の第2実
施形態の場合と同様に、出力端子Gout から出力される
電圧を安定化させることができる。また、降圧回路33
を高密度に集積化することにより、ゲート用電源部をパ
ッケージ化することができる。 (第4実施形態)図10は、本発明の第4実施形態に係
る光駆動型半導体装置の概略構成を示す模式図である。
【0044】この第4実施形態は、図1に示した光駆動
型半導体装置を一つのパッケージ16に実装した例であ
る。また、電圧駆動型スイッチング素子としてパワーM
OSFETの代わりにIGBTを用いている。
【0045】同図中には、ゲート配線の必要のない素子
である逆並列ダイオード29が示されている。この逆並
列ダイオード29の周囲にはゲートパッドが外側になる
ように8個のIGBT28-1〜28-8が配列されてお
り、光駆動部4が1チップ化されている。このように逆
並列ダイオード29、IGBT28-1〜28-8を配列す
ることにより、IGBT28-1〜28-8のゲート配線を
取り出し易くしている。また、ゲート用電源部3も1チ
ップ化されており、パッケージ16の上部に実装されて
いる。
【0046】また、パッケージ16の外部から光ファイ
バー31によって駆動用の光信号がパッケージ16に導
かれ、パッケージ16の内部ではライトガイド32によ
り1チップ化された光駆動部4の内部のフォトダイオー
ドアレイまで光信号が導かれている。
【0047】これらチップ間の配線はIGBTチップの
周囲を通って配線されている。パッケージ16の右部に
は、IGBT28-1〜28-8にその仕様を越えるゲート
電圧が印加されたり、過大な電流が流れたりした場合
に、それを検知して処理するための故障信号検出・処理
部37が設けられ、故障信号出力端子35を通してパッ
ケージ16の外部へ故障信号を出力している。また、I
GBT28-1〜28-8のゲート電位が外部で検知できる
ように、電気ゲート端子34が付けられている。
【0048】このパッケージ16は、通常のボンディン
グで配線を行なうタイプのものでも良いが、このような
配置を取ることにより、圧接型パッケージとすることも
容易にできる。
【0049】圧接型パッケージとすることにより、IG
BT28-1〜28-8および逆並列ダイオード29の両面
の主電極から電流および熱が取り出せるので、大電流通
電に適し、高周波駆動しても熱を効率良く排出させるこ
とができる。
【0050】図11に、図10の1チップ化された光駆
動部4の一構成例を示す。また、図12に、図10の1
チップ化されたゲート用電源部3(ダイオード23を除
く)の一構成例を示す。低圧側コンデンサ20は電極2
1 と絶縁膜202 と電極203 により構成されてい
る。高圧側コンデンサ19は電極191 と絶縁膜192
とこの絶縁膜192 に裏面に設けられた図示しない電極
により構成されている。電極203 と電極191 とは、
共通した一つの電極として構成されている。
【0051】この第4実施形態の光駆動型半導体装置
は、IGBT28-1〜28-8がパッケージ16の外部か
ら光ファイバー31によって導かれる光信号によって駆
動されるので、電磁ノイズに対して強いものとなる。
【0052】また、前述の各実施形態と同様に、ゲート
電圧を主電極間から中間電圧を取り出す電源自給方式に
よって供給しているため、パッケージ16の外部からゲ
ート電源を供給する必要がない。したがって、素子を多
数個直列した場合でも絶縁トランスで電位を浮かしてそ
れぞれの素子にゲート電源を供給する必要がなく、装置
を小型化することができる。
【0053】また、光起電力を利用してゲート電源を供
給する場合のように充電電流が小さくて高周波駆動に対
応できないという問題も発生しない。また、IGBT2
8-1〜28-8のゲート電位を検出するための電気ゲート
端子34が設けられているので、このようなパッケージ
を多数直列または並列接続した場合に、パッケージ間の
駆動タイミングを合わせることが容易になる。
【0054】一般に、光ファイバー31に光信号を送り
出す装置全体の駆動回路で制御信号が発生してから、そ
れぞれのパッケージの中のIGBT28-1〜28-8のゲ
ートパッドに制御信号が到達するまでの時間遅れは、途
中の電気配線や電気回路での遅延が異なるためにパッケ
ージごとにずれることが多い。
【0055】これを補正するため、制御回路より制御信
号を送ってからそれぞれのパッケージのIGBT28-1
〜28-8のゲートパッドに電圧が印加されるまでの時間
遅れを測定し、最終的にすべてのパッケージのIGBT
28-1〜28-8が同時に駆動されるように制御信号を送
るタイミングをパッケージごとにずらす作業を行なう。
これをゲートチェックという。
【0056】ゲートチェックはIGBT28-1〜28-8
の主電極間に電圧を印加しない状態で行なうので、電気
ゲート端子34に絶縁トランスなしで配線を接続してI
GBT28のゲートパッド直近でゲート電圧のチェック
を行なうことができる。
【0057】これによって、光ファイバー31端子だけ
では分からないパッケージ16の内部のIGBT28-1
〜28-8のゲート電圧印加状態をパッケージ16の外部
からチェックすることが可能となる。 (第5実施形態)図13は、本発明の第5実施形態に係
る光駆動型半導体装置(絶縁ゲート型サイリスタ)の素
子周辺部構造を示す断面図である。
【0058】同図に示すように、絶縁ゲート型サイリス
タのカソード電極205とアノード電極206との間に
は、高抵抗のn型ベース層201やp型エミッタ層20
4、その他各種の層が形成されている。n型ベース層2
01内には、p型ベース層202、p+ 型層221、p
- 型リサーフ層222、およびn+ 型ストッパ層223
が形成されている。また、このn型ベース層201の上
方には、絶縁膜224,225,228、電極226、
高抵抗フィールドプレート227、並びに高圧側コンデ
ンサ19を構成する電極191 ,絶縁膜192 ,電極1
3 および低圧側コンデンサ20を構成する電極20
1 ,絶縁膜202 ,電極203 が形成されている。な
お、電極203 と電極191 とは、共通した一つの電極
として構成されている。
【0059】この第5実施形態の絶縁ゲート型サイリス
タにおいては、高耐圧を得るために素子周辺部に設けら
れる接合終端領域の高抵抗フィールドプレート227上
に絶縁膜228を介して高圧側コンデンサ19および低
圧側コンデンサ20が形成されている。また、ゲート電
源部は、前述の第2実施形態で使用した図7の構成を採
用してコンパクトにしてある。
【0060】上記高耐圧素子の接合終端領域は数百μm
にも達するので、この領域を有効利用することで中間電
圧を取り出すためのコンデンサをモノリシックに形成す
ることが可能となる。
【0061】この第5実施形態によれば、高抵抗フィー
ルドプレート227には微弱な電流が流れて電界をシー
ルドするので、その上に形成されたコンデンサの電極電
位がその下の半導体層内部の電位に影響を及ぼすことは
ない。さらに、充電用スイッチング素子、放電用スイッ
チング素子、光起電素子をチップの別の領域に形成すれ
ば、1チップで全ての機能を備えた素子を実現すること
ができる。 (第6実施形態)図14は、本発明の第6実施形態に係
る光駆動型半導体装置の概略構成を示す模式図である。
【0062】この第6実施形態の光駆動型半導体装置に
おいては、高電圧をスイッチングするために出力用のパ
ワーMOSFET1が2個直列接続されている。光駆動
部41 ,42 の各々は、第2実施形態で説明した図2の
光駆動部4と同じ構成である。ただし、第2実施形態で
は低電圧側端子K”がカソード端子Kに接続されている
場合を説明したが、この第6実施形態では低電圧側端子
K”はカソード端子Kに接続されておらず、代わりに光
駆動部41 の端子Gin1(-)がゲート用電源部32 の端子
Gout2(-) に接続されている。
【0063】また、ゲート電源部31 内においては、図
の上方から高圧側コンデンサ191’、高圧側分圧抵抗
211 ’、逆流防止用ダイオード231 、中間コンデン
サ191 、中間分圧抵抗211 、低圧側コンデンサ20
1 、低圧側分圧抵抗221 の順で接続されている。これ
らの分圧抵抗の抵抗値は、パワーMOSFET1がオフ
となっている状態で高圧側分圧抵抗211 ’と低圧側分
圧抵抗221 との両端電圧が15V程度となる。なお、
ゲート電源部32 内の構成は、上述のゲート電源部31
内の構成と同じであるため、その説明を省略する。
【0064】直列接続の低圧側に位置しているパワーM
OSFET12 に対応するゲート用電源部32 の端子G
out2(-) は、パワーMOSFET11 に対応する光駆動
部41 の端子Gin1(-)に接続されている。
【0065】このような構成とすることにより、パワー
MOSFET11 のゲート端子G1には、オフ状態で負
バイアスが印加されることになるため、たとえアノード
端子A1 の電圧が変動しても、パワーMOSFET11
は誤点弧を起こすことがない。なお、低圧側に位置して
いるパワーMOSFET12 においては、さらにその低
圧側から負バイアスを取り出すことができないため、カ
ソード端子K2 と端子Gin2(-)との間に負バイアス用電
源38を接続している。この場合、一番低圧側に接続さ
れているカソード端子K2 は接地されているので、絶縁
トランスを介在させる必要がなく、装置が大きくなって
しまうこともない。
【0066】また、逆流防止用ダイオード232 は、パ
ワーMOSFET12 がオフからオンになった場合に、
端子Gout2(-) にK1 より高い電圧が発生することがな
いように、高圧側コンデンサ192 ’の低圧側に接続さ
れている。この場合、第2実施形態で使用した図7のよ
うに、逆流防止用ダイオード232 を中間コンデンサ1
2 の低圧側に接続してもよい。
【0067】また、ゲート用電源部31 ,32 は、前述
の第2実施形態で使用した図6と同様な構成を採用して
おり、端子Gout(+)における電圧を安定化している。こ
れは、もし図2に示すようにゲート電圧クランプ用ツェ
ナーダイオード24を使用すれば、ゲート端子Gに十分
な負バイアスが印加できなくなるためである。
【0068】なお、この第6実施形態では、2個のパワ
ーMOSFET11 ,12 が直列接続された場合を説
明したが、本発明は3個以上の素子を直列接続した場合
にももちろん適用することが可能である。また、光駆動
の代わりに電気駆動する場合にも、上述の構成と同様の
構成で負バイアス用電圧を取り出すことができる。
【0069】この第6実施形態によれば、パワーMOS
FET11 のゲート端子G1 には、オフ状態で負バイア
スが印加されることになるため、たとえアノード端子A
1 の電圧が変動してもパワーMOSFET11 が誤点弧
を起こすことがなく、信頼性の高い光駆動型半導体装置
を実現することができる。 (第7実施形態)図15は、本発明の第7実施形態に係
る光駆動型半導体装置の概略構成を示す模式図である。
【0070】この第7実施形態が第2実施形態(図2)
と異なるのは、ゲート用電源部3の低圧側端子K’とカ
ソード端子Kとの間に光駆動用発光ダイオード9’が接
続されている点と、光駆動部4内のPチャネルデプレッ
ション型MOSFET7とカソード端子Kとの間に光駆
動用フォトダイオードアレイ8’が接続されている点に
ある。また、ゲート用電圧部3の構成としては、第2実
施形態における図6に示すゲート用電圧部の構成を採用
している。これは、もし図2に示すゲート用電圧部の構
成のようにゲート電圧クランプ用ツェナーダイオード2
4を使用すると、光駆動用フォトダイオードアレイ8’
に起電力が生じてもツェナーダイオード24が順バイア
スされ、ループ電流が流れてしまい、ゲート端子Gに十
分な負バイアスを印加できなくなるからである。
【0071】この第7実施形態の構成において、パワー
MOSFET1のアノード端子A−カソード端子K間に
おいて所定の電圧立ち上がり率dv/dtで電圧が印加され
ると、コンデンサ19,20を通じて光駆動用発光ダイ
オード9’に変位電流C×(dv/dt)が流れ、当該光駆
動用発光ダイオード9’が発光する。なお、上記の
“C”は、コンデンサ19および20の合成容量であ
る。光駆動用発光ダイオード9’が発した光は、光ファ
イバなどを通じて光駆動用フォトダイオードアレイ8’
に照射される。これにより、光駆動用フォトダイオード
アレイ8’から起電力が発生する。この場合、Pチャネ
ルデプレッション型MOSFET7が導通するため、パ
ワーMOSFET1のゲート端子Gには、負バイアスが
印加される。
【0072】このため、この第7実施形態によれば、急
峻な電圧立ち上がり率dv/dtで電圧印加されても、従来
のように誤点弧することもなく、パワーMOSFET1
をオフ状態に保つことができ、信頼性の高い光駆動型半
導体装置を実現することができる。
【0073】なお、光駆動の代わりに電気駆動する場合
にも、上述の構成と同様の構成で負バイアス用電源を取
り出すことができる。本発明は上述した各実施形態に限
定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
例えば、上記実施形態では、電圧駆動型スイッチング素
子として、パワーMOSFETやIGBT、絶縁ゲート
型サイリスタを用いたが、これに代えて他の電圧駆動型
スイッチング素子を用いても同様の効果が得られる。ま
た、上記実施形態では、パワーMOSFETの低電圧側
主電極が接地される場合について説明したが、本発明は
3相インバータなどのように最端部が接地されない場合
にも適用できる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
イッチング素子を高速で駆動でき、装置全体の小型化が
可能な半導体装置の駆動方法及び半導体装置を提供する
ことができる。また、本発明によれば、スイッチング素
子の動作の信頼性が高い半導体装置の駆動方法及び半導
体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光駆動型半導体装
置の概略構成を示す模式図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る光駆動型半導体装
置の概略構成を示す模式図。
【図3】図2に示す光駆動型半導体装置の光駆動方法を
説明するためのタイミングチャート。
【図4】図3に示すタイミングチャートと対比させた、
望ましくない光駆動方法を示すタイミングチャート。
【図5】図2に示す光駆動型半導体装置におけるゲート
用電源部の他の構成例を示す図。
【図6】図2に示す光駆動型半導体装置におけるゲート
用電源部の更なる別の構成例を示す図。
【図7】図2に示す光駆動型半導体装置におけるゲート
用電源部の更なる別の構成例を示す図。
【図8】本発明の第3実施形態に係る光駆動型半導体装
置の概略構成を示す模式図。
【図9】図8に示す光駆動型半導体装置の変形例を示す
模式図。
【図10】本発明の第4実施形態に係る光駆動型半導体
装置の概略構成を示す模式図。
【図11】図10に示す光駆動型半導体装置における光
駆動部の1チップ化された一構成例を示す図。
【図12】図10に示す光駆動型半導体装置におけるゲ
ート用電源部の1チップ化された一構成例を示す図。
【図13】本発明の第5実施形態に係る光駆動型半導体
装置(絶縁ゲート型サイリスタ)の素子周辺部構造を示
す断面図。
【図14】本発明の第6実施形態に係る光駆動型半導体
装置の概略構成を示す模式図。
【図15】本発明の第7実施形態に係る光駆動型半導体
装置の概略構成を示す模式図。
【図16】従来の光駆動型半導体装置の概略構成を示す
模式図。
【図17】従来の別の光駆動型半導体装置の概略構成を
示す模式図。
【符号の説明】
1…パワーMOSFET(電圧駆動型半導体素子) 2…負荷抵抗 3…ゲート用電源部(制御用電圧源) 4…光駆動部 5…CMOSロジック 6…Nチャネルエンハンスメント型MOSFET又はP
チャネルデプレッション型MOSFET 7…Pチャネルデプレッション型MOSFET又はNチ
ャネルエンハンスメント型MOSFET 6a…Pチャネルデプレッション型MOSFET 7a…Nチャネルエンハンスメント型MOSFET 8…光駆動用フォトダイオードアレイ 9…光駆動用発光ダイオード 10…ゲート電荷放電用抵抗 11…外部ゲート用電源 12…フォトダイオードアレイ 13…ゲート電源用充電コンデンサ 14…発光ダイオードアレイ 15…発光ダイオード電源 16…パッケージ 17…Nチャネルエンハンスメント型MOSFET 18…インバータ用抵抗 19…高圧側コンデンサ 20…低圧側コンデンサ 21…高圧側分圧抵抗 22…低圧側分圧抵抗 23…ダイオード 24…ゲート電圧クランプ用ツェナーダイオード 25…コンデンサ電圧クランプ用ツェナーダイオード 26…バイポーラトランジスタ 27…ベース電圧クランプ用ツェナーダイオード 28-1〜28-8…IGBT 29…逆並列ダイオード 30…ゲート配線 31…光ファイバー 32…ライトガイド 33…降圧回路 34…電気ゲート端子 35…故障信号出力端子 37…故障信号検出処理部 201…n型ベース層 202…p型ベース層 204…p型エミッタ層 205…カソード電極 206…アノード電極 221…p+ 型層 222…p- リサーフ型層 223…n+ ストッパ型層 224,225,228…絶縁膜 226…電極 227…高抵抗フィールドプレート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧駆動型スイッチング素子と、 前記電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極との間に
    接続されかつ容量体、抵抗体、及び逆流防止用ダイオー
    ドを備えた電源回路と、 前記電圧駆動型スイッチング素子のゲートを充電するた
    めの充電用スイッチング素子と、 前記電圧駆動型スイッチング素子のゲートを放電するた
    めの放電用スイッチング素子と、 前記充電用及び放電用スイッチング素子を駆動制御する
    ための光起電素子とを具備した半導体装置の駆動方法で
    あって、 前記電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極との間に
    電圧を印加するステップと、 前記電源回路より中間電圧を取り出すステップと、 前記中間電圧を前記前記充電用スイッチング素子に供給
    するステップと、 受光して前記起電素子が光起電力を生じることにより前
    記充電用及び放電用スイッチング素子を駆動制御するス
    テップとを有することを特徴とする半導体装置の駆動方
    法。
  2. 【請求項2】前記駆動制御ステップは、前記充電用スイ
    ッチング素子と放電用スイッチング素子とが同時にオン
    状態となることがないように当該充電用スイッチング素
    子と放電用スイッチング素子とを交互にオン状態にさせ
    るステップを含むことを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】前記放電用スイッチング素子がノーマリオ
    ン型素子であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】前記中間電圧が所定の電圧以上になること
    を防止する回路を備えるステップを含むことを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の半導体装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】前記電圧駆動型スイッチング素子の接合終
    端領域における高圧電極側と低圧電極側との間から中間
    電圧を取り出すステップを含むことを特徴とする請求項
    1乃至4記載の半導体装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】直列接続された複数の電圧駆動型スイッチ
    ング素子の陰極と陽極との間に電圧を印加するステップ
    と、 前記複数のうちの第1の電圧駆動型スイッチング素子の
    陰極と陽極との間から中間電圧を取り出すステップと、 前記第1の電圧駆動型スイッチング素子よりも高圧側に
    接続されている第2の電圧駆動型スイッチング素子がオ
    フ状態となっているときに、前記中間電圧を用いて前記
    第2の電圧駆動型スイッチング素子のゲートに負バイア
    スを印加するステップとを有することを特徴とする半導
    体装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極
    との間に電圧を印加するステップと、 前記電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極との間に
    接続された変位電流回路が前記電圧駆動型スイッチング
    素子に印加される電圧に立ち上がりが起こった場合に変
    位電流を生じるステップと、 前記変位電流によって発光素子が発光するステップと、 前記発光を受光して光起電力を生じる光起電素子を用い
    て前記電圧駆動型スイッチング素子のゲートに負バイア
    スを印加するステップとを有することを特徴とする半導
    体装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】陰極と陽極との間に電圧が印加された電圧
    駆動型スイッチング素子と、 前記電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極との間に
    接続されかつ容量体、抵抗体、及び逆流防止用ダイオー
    ドを備えた中間電圧を発生する電源回路と、 前記電源回路で発生した中間電圧に基づいて前記電圧駆
    動型スイッチング素子のゲートを充電するための充電用
    スイッチング素子と、 前記電圧駆動型スイッチング素子のゲートを放電するた
    めの放電用スイッチング素子と、 受光により光起電力を生じて前記充電用及び放電用スイ
    ッチング素子を駆動制御する光起電素子とを具備したこ
    とを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】直列接続され、電圧が印加された複数の電
    圧駆動型スイッチング素子と、 前記複数のちの第1の電圧駆動型スイッチング素子の陰
    極と陽極との間に接続され、中間電圧を発生する発生回
    路と、 前記第1の電圧駆動型スイッチング素子よりも高圧側に
    接続されている第2の電圧駆動型スイッチング素子がオ
    フ状態となっているときに、前記発生回路により発生さ
    れた中間電圧に基づいて前記第2の電圧駆動型スイッチ
    ング素子のゲートに負バイアスを印加する回路とを具備
    したことを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】陰極と陽極との間に電圧が印加された電
    圧駆動型スイッチング素子と、 前記電圧駆動型スイッチング素子の陰極と陽極との間に
    接続され、当該電圧駆動型スイッチング素子に印加され
    る電圧に立ち上がりが起こった場合に変位電流を生じる
    変位電流回路と、 前記変位電流回路に変位電流が生じた場合に発光する発
    光素子と、 前記発光素子が発光した場合にこれを受光して光起電力
    を生じ、前記電圧駆動型スイッチング素子のゲートに負
    バイアスを与える光起電素子とを具備したことを特徴と
    する半導体装置。
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