JPH08339951A - 基板の位置合わせ方法 - Google Patents

基板の位置合わせ方法

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JPH08339951A
JPH08339951A JP7144342A JP14434295A JPH08339951A JP H08339951 A JPH08339951 A JP H08339951A JP 7144342 A JP7144342 A JP 7144342A JP 14434295 A JP14434295 A JP 14434295A JP H08339951 A JPH08339951 A JP H08339951A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アライメント系の位置合わせ精度を向上させ
る。 【構成】 本発明によれば、まず、対象となる基板にお
いて、全点または多数ショットのアライメントマーク計
測を行う。そして、計測した結果をEGA処理し、計測
誤差のランダム成分(σR)を求める。さらに、計測値
のバラツキ(σT)の関数として表される計測誤差の線
形成分(σL)とランダム成分(σR)とから計測再現
性(σTM)を推定する。そして、このようにして求め
た計測再現性(σTM)に応じて、計測された複数のシ
ョット領域中の飛びショット領域を判定し、その飛びシ
ョット領域を異常値としてはね、異常値を含まない残り
のショットに対してEGA処理をするので、高精度のア
ライメントを行うことができる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置合わせ方法に係り、
特に半導体製造用の露光装置、リペア装置や検査装置な
どにおいて被処理基板を位置合わせする場合に適用可能
な位置合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等をフォトリソグラフィ技術
を用いて製造する際に、処理対象である半導体基板を二
次元移動が可能なステージ上に載置し、このステージに
よりウェハをステッピングさせる工程と、マスクまたは
レチクル(以下、レチクルと称する。)上の回路パター
ンをウェハ上に順次露光する工程とを繰り返す、いわゆ
るステップアンドリピート方式の露光装置、特に縮小投
影型の露光装置(ステッパ)が近年多用されている。こ
の種の露光装置においては、レチクルとウェハとの位置
合わせ(アライメント)を高い精度で正確に行う必要が
ある。
【0003】従来のステッパ等における半導体基板の位
置合わせ方法として、例えば特開昭61−44429号
公報や特開昭62−84516号公報に開示されている
ような、最小二乗近似法を用いて座標を求める、いわゆ
るEGA(EnhancedGlobal Align
ment)法が知られている。その概略は、次のような
ものである。
【0004】半導体基板上には、アライメントマークと
呼ばれる位置合わせ用のマークを含む複数のチップパタ
ーンが形成されており、このチップパターンは、予め定
められた配列座標(設計上の配列座標)に基づいて規則
的に配列されている。しかしながら、設計上の配列座標
に基づいて半導体基板をステッピングさせても、以下に
示すような誤差要因のために、半導体基板が配列座標に
従って精密に位置合わせされるとは限らない。 (1)半導体基板の残存回転(ローテーション)誤差
(θ) (2)ステージ座標系(またはショット配列)の直交度
誤差(w) (3)半導体基板の線形伸縮(またはスケーリング)
(γx、γy) (4)半導体基板(中心位置)のオフセット(平行移
動)(Ox、Oy) この際、これら4つの誤差量(以下、これらの6つのパ
ラメータをEGAパラメータと総称することにする。)
に基づく半導体基板の座標変換は一次変換式で記述でき
る。
【0005】そこでアライメントマークを含む複数のチ
ップパターンが規則的に配置された半導体基板に対し、
この基板上の座標系(X,Y)を静止座標系としてのス
テージの座標系(x,y)に変換する一次変換モデルを
次式のように与える。
【0006】
【数1】
【0007】このモデル式における変換パラメータa〜
fを求める方法としては、以下に示す最小二乗近似法が
ある。この場合、基板上の複数のチップパターン(ショ
ット領域)の中から幾つか選び出したショット領域の各
々を所定の基準位置に位置合わせ(アライメント)し
て、そのときの座標系(α1,β1),(α2,β2),
…,(αn,βn)を実測する。また、選び出されたショ
ット領域(即ち、それに付設されたアライメントマー
ク)の設計上の配列座標(Xi,yi)(i=1、…、
n)を上述の式(1)に代入して得られる計算上の座標
(xi,yi)とアライメント時の計測された座標(α
i,βi)との差(Δx,Δy)をアライメントの誤差と
考える。このアライメント誤差Δx,Δyは次式で定義
される。
【0008】
【数2】
【0009】この式(2)をa〜fの各パラメータで偏
微分し、その値が0となるような方程式を立てて、次式
(3)で示す連立方程式を解けばパラメータa〜fが求
められる。
【0010】
【数3】
【0011】これ以降は、式(1)を用いて計算した新
配列座標に基づいて半導体基板の各ショットの位置合わ
せを行えばよい。あるいは、一次変換式では近似精度が
良好でない場合には、次式のような高次式を用いて半導
体基板の位置合わせを行うようにしてもよい。
【0012】
【数4】
【0013】この際、式(4)においてk=1とおけ
ば、式(1)と等しくなるということは言うまでもな
い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
パ等により処理される半導体基板は、それ以前の工程に
おいて熱処理されていることが多く、このため、本来所
定の配列座標に基づいて規則正しく配列されているはず
のチップパターンが、熱処理に伴う伸縮および変形を受
けて一次変換式で近似できない程歪んでいたり、アライ
メントマークの崩れ等が生じることがある。このような
場合には、計測結果に異常値が発生し、その計測結果を
統計演算処理すると、各EGAパラメータ(ローテーシ
ョン、スケーリング、直交度、オフセット)は、異常値
の影響を受け、従ってEGA法によるアライメント精度
は劣化する。
【0015】このような測定上の異常値の影響を軽減す
るために、例えば、異常値の許容値を予め設定しておい
て、統計演算処理にあたっては、許容値以上の計測結果
を無視するように構成することが考えられる。しかしな
がら、実際には、アライメント層を露光したときのステ
ージ精度やウェハの表面荒れ、センサの計測再現性など
によって、計測結果のバラツキが変化するため、計測の
飛び値が計測バラツキにより生じたものなのか、あるい
は本当の異常値なのかを判断するのは困難である。その
結果、許容値を大きく設定すると、小さめの異常値を撥
ねることができず、逆に、許容値を小さく設定すると、
計測バラツキによる計測値も撥ねてしまうという問題を
有していた。
【0016】本発明は、上記のような従来の位置合わせ
方法の問題点に鑑みて成されたものであり、計測再現性
に応じて異常値の判定を行うことにより、位置合わせ精
度を向上させることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基板上に形成された複数のショット領域
の各々を、基板の移動位置を規定する静止座標系内の所
定の基準位置に対して位置合わせするにあたって、複数
のショット領域のうちから複数のショット領域を選択
し、この選択された複数のショット領域の静止座標系に
おける座標位置を計測し、この計測上の座標位置とそれ
に対応する設計上の座標位置との平均偏差が最小となる
ように、計測上の座標位置を統計演算処理することによ
って、基板上の複数のショット領域の各々の静止座標系
上における座標位置を計算し、この計算上の座標位置に
従って基板の移動位置を制御することによって、複数の
ショット領域の各々を基準位置に対して順次位置合わせ
する方法に適用される。そして、本発明は、上記位置合
わせ方法において、計測値のバラツキ(σT)の関数と
して表される計測誤差の線形成分(σL)と計測誤差の
ランダム成分(σR)とから計測再現性(σTM)を推
定し、推定された計測再現性(σTM)に応じて、統計
演算処理での使用に対する前記複数の計測上の座標位置
の適否を判定することとしている。
【0018】また、複数枚の基板を処理する場合には、
N枚の基板毎に1または2以上の基板を選択し、選択さ
れた基板について計測再現性を推定し、N枚の基板のそ
れぞれについて、推定された1または2以上の計測再現
性に応じて、計測上の座標位置の適否を判定するように
構成することができる。さらに、本発明は、上記統計演
算処理を行うにあたり、選択されたショット領域毎に、
計測上の座標位置とそれに対応する設計上の座標位置と
の偏差の2乗値に対して推定された計測再現性(σT
M)に応じた重み付けを行い、計測上の座標位置を統計
演算処理することによって、基板上の複数のショット領
域の各々の静止座標系上における座標位置を計算するよ
うに構成することもできる。
【0019】
【作用】まず、対象となる基板において、全点または多
数ショットのアライメントマーク計測を行う。そして、
計測した結果をEGA処理し、計測誤差のランダム成分
(σR)を求める。さらに、計測値のバラツキ(σT)
の関数として表される計測誤差の線形成分(σL)とラ
ンダム成分(σR)とから計測再現性(σTM)を推定
する。この計測再現性(σTM)には、アライメント層
を露光したときのステージ精度、プロセスによるウェハ
の表面荒れ、あるいはアライメントセンサの計測再現性
などが含まれている。このようにして求めた計測再現性
(σTM)に応じて、計測された複数のショット領域中
の飛びショット領域を判定し、その飛びショット領域を
異常値としてはねる。そして、異常値を含まない残りの
ショットに対してEGA処理することにより、高精度の
アライメントを行うことができる。
【0020】なお、通常は複数枚のロットを単位として
処理が行われ、同一ロット内に含まれる基板の状態はほ
ぼ同じであると考えられるので、各ロットの先頭または
先頭から数枚の基板について、上記の方法により計測再
現性(σTM)を求め、求めた計測再現性(σTM)に
応じて、そのロット内の他の基板について飛びショット
領域を判定することにより、処理のスループットを向上
させることができる。
【0021】また求めた計測再現性(σTM)に応じて
計測値に対して重み付けを行うことができる。例えば、
計測再現性(σTM)に照らして、異常値または異常値
に近い計測値に対してはより軽い重み付けを行い、正常
範囲にある計測値に対してはより重い重み付けを行うこ
とができる。このようにして、重み付けられた計測値に
基づいてEGA処理を行うことによっても、高精度のア
ライメントを達成することができる。
【0022】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら、本発明に係
る位置合わせ方法を、ステップアンドリピート方式でレ
チクル上のパターンをウェハ上に転写する縮小投影型露
光装置(ステッパ)に適用した一実施例について説明す
る。まず、図1を参照しながら、本発明に係る位置合わ
せ方法を適用可能なステッパの概略について説明する。
【0023】図中、ILは露光用の照明光(例えば、水
銀ランプからのg線、i線、j線、あるいはエキシマレ
ーザ光源からの紫外線パルス光)であり、この照明光I
Lは、コンデンサレンズ102を介してレチクルRのパ
ターン領域PRをほぼ均一な照度分布で照射する。パタ
ーン領域PRを通過した照明光ILは、例えば両側(あ
るいは片側)テレセントリックな投影レンズPLに入射
し、この投影レンズPLを通過してウェハ(半導体基
板)Wに達する。
【0024】投影レンズPLは、照明光の波長に関して
色収差補正がなされており、レチクルRとウェハWとは
互いに共役な位置にある。また、照明光ILは、ケーラ
ー照明であり、投影レンズPLの瞳面EP内に、フライ
アイレンズ群(不図示)の射出端面近傍の2次光源像が
形成される。レチクルRは、2次元平面(図中、紙面に
略直交する平面)上を微動可能なレチクルステージ10
4上に保持され、レチクルRの周辺に形成されたレチク
ルアライメントマーク(不図示)がミラー106、対物
レンズ108、マーク検出系110からなるレチクルア
ライメント系で検出されることにより、投影レンズPL
の光軸AXに対して位置決めされる。
【0025】ウェハWは、駆動系(不図示)によって2
次元平面(図中、紙面に略直交する平面)上を移動可能
なウェハステージ112上に載置されている。このウェ
ハステージ112の座標値は、レーザ干渉計114によ
り逐次計測される。116はステージ制御器であり、こ
のステージ制御器116は干渉計114の計測結果であ
るウェハステージ112の実測座標値に基づいて駆動系
を制御し、ウェハステージ112の移動及び位置決めを
行う。
【0026】図1に示す実施例のステッパには、TTL
(Through The Lens)方式のアライメ
ント光学系200と、オフアクシス(Off Axi
s)方式のアライメント光学系300とが設けられてい
る。まず、TTL方式のアライメント光学系200につ
いて説明すると、図1において、202はHe−Neレ
ーザ等のレーザ光源であり、このレーザ光源202から
は、ウェハW上のレジスト層に対して非感光性である赤
色色のビーム204が出力される。このビーム204
は、シリンドリカルレンズ等からなるビーム整形光学系
206を透過し、ミラー208、レンズ系210、ミラ
ー212およびビームスプリッタ214を介して対物レ
ンズ216に入射する。対物レンズ216を透過して出
射したビーム204は、レチクルRの下方に45゜の角
度をもって設けられたミラー218により下方に向けて
反射され、投影レンズPLの視野の周辺部において、そ
の光軸AXと平行に入射する。そして、投影レンズPL
に入射したビーム204は、投影レンズPLの瞳EPの
中心を通って、このレンズPLから出射し、ウェハWを
垂直に照射する。この際、ビーム204は、ビーム整形
光学系206によりスリット状に整形され、投影レンズ
PLを介してウェハW上にx方向に延びるスポット光が
結像される。
【0027】一方、ウェハW上には、アライメントマー
ク(不図示)が形成されている。このアライメントマー
クは、複数個のドットパターンがx方向に延在されて成
る回折格子状のマークがy方向(図中、紙面に略直交す
る方向)に所定ピッチで複数本配列された構成になって
いる。従って、ウェハステージ112をスポット光に対
して水平移動させて、このスポット光によりアライメン
トマークをy方向に相対的に走査すると、このマークか
ら正反射光、散乱光、回折光等が生じ、マークとスポッ
ト光との相対的に位置関係に応じてその光量が変化す
る。
【0028】アライメントマークからの反射光等は、上
述のビーム204の光路に沿って逆進し、投影レンズP
L、ミラー218、対物レンズ216を経て、ビームス
プリッタ214で反射されて受光素子220へと導かれ
る。この受光素子220の受光面は、投影レンズPLの
瞳面EPとほぼ共役な面に配置されている。受光素子2
20は、マークからの散乱光や回折光に対して感応し、
対応する電気信号を出力する。受光素子220からの出
力信号は、干渉計114からの位置計測信号とともに、
制御器400に入力される。制御器400は、スポット
光に対してアライメントマークを相対的に走査した際の
受光素子220からの信号波形を、干渉計114により
位置計測信号とともにサンプリングして記憶部402に
記憶し、その波形を演算部404にて解析することによ
り、マーク中心がスポット光中心と一致したときのウェ
ハステージ112の座標位置信号を得ることができる。
【0029】次に、オフアクシス方式のアライメント光
学系300について説明する。図中、302はハロゲン
ランプであり、このハロゲンランプ302で発生した光
は、コンデンサレンズ304を介して光ファイバ306
の一端面に収束される。光ファイバ306により伝送さ
れた光は、レジスト層の感光波長(短波長)域と赤外波
長域とを遮断するフィルタ308を透過し、対物レンズ
310を介してハーフミラー312へと導かれる。ハー
フミラー312により反射された光は、ミラー314に
より反射されてウェハWに略水平に進行して対物レンズ
316に入射し、さらに投影レンズPLの視野を遮光し
ないように、この投影レンズPLの下部周辺に固定され
たプリズム(ミラー)318で反射され、ウェハW上の
アライメントマークを垂直に照射する。
【0030】このアライメントマークからの反射光は、
上述の光路に沿って逆進し、プリズム318、対物レン
ズ316、ミラー314を透過し、ハーフミラー312
を透過してレンズ系320によって指標板322に結像
される。この指標板322は、対物レンズ316、レン
ズ系320を挟んでウェハWと共役の位置に配置されて
おり、ウェハWのマークの像は、指標板322の透明窓
内に結像される。この指標板322には、x方向および
紙面に略直交するy方向のそれぞれに沿って延在する直
線状の指標マークが透明窓内に形成されている。このマ
ーク像と指標マークとは、リレー系324、326およ
びミラー328を介してCCDカメラ等の撮像素子33
0に導かれ、その受光面上に結像する。
【0031】撮像素子330からの出力ビデオ信号は、
干渉計114からの位置計測信号とともに、制御器40
0に送られる。制御器400は、その演算部404にお
いて、指標マークに対するマーク像のずれを、撮像素子
330からのビデオ信号の波形に基づいて求め、マーク
像が指標マークの中心に正確に位置したときのウェハス
テージ112の座標位置信号を得ることができる。
【0032】次に、図2および図3に示すフローチャー
トを参照して、本実施例に係る位置合わせ方法を図1に
示す装置の動作とともに説明する。なお、この位置合わ
せはウェハWの第2層以降の重ね合わせ露光に先立って
行われるものであり、ウェハW上にはチップパターン
(ショット領域に相当)とアライメントマークとが既に
形成されている。ここでは、特にウェハWに対して第2
層目の重ね合わせ露光を行うものとして説明する。
【0033】まず、ステップS502では、主制御器の
制御によりウェハステージ112上にロット内の先頭
(1枚目)のウェハWがローディングされ、ウェハWは
粗く(例えば、±2μm程度の精度で)アライメントさ
れて載置される。次いで、ステップS504では、ショ
ットマップとして制御器400の記憶部406に予め格
納された設計上の配列座標に従ってウェハWを移動する
ことにより、TTLアライメント系200のマーク位置
検出位置に対する全ショット領域への移動が順次行われ
る。具体的には、ステージ制御器によりウェハステージ
112を移動させ、TTL方式のアライメント光学系2
00によるスポット光によりウェハW上のアライメント
マークが照射される位置までウェハWを移動させる。
【0034】次いで、ステップS506では、上述した
手順によりTTL方式のアライメント光学系200を用
いたアライメント動作が行われ、そのときの干渉計11
4からの位置情報が座標位置信号として取得される。次
いで、ステップS508で、各ロットの先頭ウェハにつ
いて、全ショットのアライメントが終了したら、全アラ
イメント結果から、1次近似のパラメータ値a〜fを求
める。
【0035】具体的には、計測したショットの設計上の
配列座標(Xi,Yi)および対応する計測された配列
座標(αi,βi)が与えられている。そして、既に説
明したように、1次近似の場合には、式(1)の右辺の
座標(X,Y)として設計値(Xi,Yi)を代入し、
左辺の座標(x,y)として計測値(αi,βi)を代
入した場合に、式(2)で表される誤差が最小になるよ
うに最小二乗法により、それら6個のパラメータa〜f
が決定される。
【0036】次いで、ステップS510において、この
ようにして決定された6個のパラメータ及び各ショット
の設計上の配列座標(Xi,Yi)(i=0,1,…)
を順次式(1)の右辺に代入することにより、各ショッ
トの計算上の配列座標(xi,yi)が求められる。こ
の計算上の配列座標(xi,yi)が新配列座標である
(ステップS512)。そして、各ショットのアライメ
ント結果(計測された配列座標(αi,βi))と新配
列座標(xi,yi)との差が、1次近似では取り除け
ない非線形誤差、すなわち計測値のバラツキのランダム
成分である(ステップS514)。
【0037】次いで、ステップS516において、以上
説明したEGA処理により得られた計測値のバラツキの
ランダム成分から、演算ユニットにおいて、計測再現性
を推定する。以下、その手順を説明する。なお、本実施
例では計測値のバラツキの仕方は正規分布を示すものと
仮定している。まず、計測値のバラツキの標準偏差(σ
T)は、次式(5)に示すように、線形成分(σL)と
ランダム成分(σR)とから成ると考えられる。 σT2=σL2+σR2 …(5) このうち、実際のウェハWでは、既に説明したようにプ
ロセス工程やアライメント検出系の精度等によって、ス
ケーリング、回転誤差、直交度誤差が生じているため、
線形成分(σL)は大きな値を取りうる。
【0038】さらに、この線形成分(σL)は、次式
(6)に示すように、処理されるウェハWのもつ本来の
線形誤差(σLP)と計測バラツキによって生じる線形
誤差(σLM)とから成ると考えられる。 σL2=σLP2+σLM2 …(6) ここで、アライメント検出系に線形的プロセスだまされ
(例えば、非対称Alに対するスケーリングなど)がな
いと仮定すれば、ウェハWは、理想格子状態(つまりσ
LP=0)であると考えても問題ない。従って、式
(5)は次式(7)のように変形できる。 σT2=σL2+σR2 =σLP2+σLM2+σR2 …(7) 以下、処理されるウェハWのもつ本来の線形誤差(σL
P)を無視した場合の計測値のバラツキを計測再現性
(σTM)とすると、計測再現性(σTM)は、次式
(8)で表すことができる。 σTM2=σLM2+σR2 …(8) 本実施例における計測バラツキの原因としては、 1)アライメント層を露光したときのステッピング誤
差、 2)その後のプロセス処理に起因して増加する配列から
のズレやアライメントマークの荒れ等 3)空気ゆらぎや静電ノイズなどに起因するアライメン
トを行うときのセンサの計測再現性、真値性などが考え
られる。
【0039】本実施例において、ウェハの回転誤差θと
は、ウェハ全体がθの回転をしていることをさす。ま
た、直交度ωとは、X軸とY軸の90゜からのずれをさ
す。つまり、設計上の配列に対して、回転θ、直交度ω
である場合、X軸はθ、Y軸はθ+ωだけ傾いているこ
とになる。EGAでは、X軸側とY軸側をそれぞれ独立
に計算する。そして、X軸側については、Xのシフト、
Xのスケーリング、Y軸の回転を求め、Y軸側について
は、Yのシフト、Yのスケーリング、X軸の回転を求め
ており、X軸の回転をウェハローテーション、Y軸の回
転からX軸の回転をひいた量を直交度としている。よっ
て、以下の実施例では、X軸側についてのみ考えていく
が、Y軸側についても同様の方法が適用できる。
【0040】ここで、スケーリングをγ−1、Y軸の回
転をθ、オフセットをOとすると、式(1)に示すEG
A式は、次式(9)で表せる。
【0041】
【数5】
【0042】なお、式(9)において、(Xi,Yi)
はX軸側に関するアライメントマーク(以下、Xマーク
と称する。)の設計上の座標位置であり、(αi)はX
マークの計測上の座標位置のX成分であり、nはEGA
法において選択されたショット数である。さらに、式
(9)に関して、計算によって求めることが可能な定数
A〜Fによって、次式(10)で示される逆行列式を得
ることができる。
【0043】
【数6】
【0044】ここで、計測上の座標値αiの計測再現性
(σα)がi=1〜nにおいて同じであると仮定する
と、次式(11)が成立する。 σα2=σTM2 …(11) 以下、式(9)(10)を用いて、EGA式の各パラメ
ータ、すなわちオフセット(O)、スケーリング(γ−
1)、回転誤差(θ)について、それぞれ解いていく。
【0045】1.オフセット(O)
【0046】
【数7】
【0047】オフセット(O)は式(12)で表せるか
ら、オフセットのばらつき(σO)は、次式(13)で
表せる。
【0048】
【数8】
【0049】2.スケーリング(γ−1)
【0050】
【数9】
【0051】スケーリング(γ−1)は式(14)で表
せるから、スケーリングのバラツキσ(γ−1)は次式
(15)で表すことができる。
【0052】
【数10】
【0053】3.回転(θ) ここでf(γ,θ)=γθとおくと、次式(16)が与
えられる。
【0054】
【数11】
【0055】ここで、計測バラツキを求めているのであ
るから、式(16)において、
【0056】
【数12】
【0057】とおくことができる。従って、式(16)
より式(17)を得ることができる。
【0058】
【数13】
【0059】また、
【0060】
【数14】
【0061】とおくことができるので、式(17)(1
8)より、回転のバラツキ(σθ)は、次式(19)で
表すことができる。
【0062】
【数15】
【0063】以上より、EGA計測によるオフセット
(O)、スケーリング(γ−1)および回転(θ)のバ
ラツキは、計測再現性(σTM)の関数として式(1
3)、(15)、(19)により求めることができるこ
とが判明した。ここで、EGA計測によって求めること
ができたEGAショットの新配列座標(ステップS51
2)のX成分(xk)は、次式(20)のモデル式で与
えられる。 xk=(γ−1)Xk−γθYk+O …(20) なお、このモデル式については、特開昭61−4442
9号公報などに詳細に記載されているので、詳細説明は
省略する。
【0064】従って、計測バラツキによって生じるEG
Aショットの線形誤差σLMは、次式(21)で与えら
れる。
【0065】
【数16】
【0066】ここで、EGAショットは、ほぼ中心対称
に設定されるので、下記の式(22)、(23)で示す
関係が成り立つから、式(21)は式(24)に変形す
ることができる。
【0067】
【数17】
【0068】さらに、式(15)(19)(24)よ
り、線形誤差(σTM)は、次式(25)のように表す
ことができる。
【0069】
【数18】
【0070】さらに式(25)を式(8)に代入する
と、式(26)が得られ、式(26)を整理することに
より、計測再現性(σTM)は式(27)により与えら
れる。
【0071】
【数19】
【0072】ここで、計測誤差のランダム成分(σR)
については、設計上の配列座標と計測上の配列座標との
偏差として計算により求めることが可能であり(ステッ
プS514)、従って、ステップS516において、式
(27)により計測再現性(σTM)を演算により求め
ることができる。さらに、式(27)により求めた計測
再現性(σTM)を、式(13)(15)(19)にそ
れぞれ代入することにより、各EGAパラメータであ
る、オフセット(O)、スケーリング(γ−1)、回転
(θ)に関する再現性についても求めることができる。
【0073】さて、再び、図2に示す処理フローに戻
り、ステップS516において、以上のような手順で推
定された計測再現性(σTM)を記憶部に格納し、この
計測再現性の3σTMを、異常値の許容値として設定し
ておく。そして、ステップS518において、新配列座
標または計測値に基づいて1枚目のウェハの露光を行
う。なお、全点ではなく多数点計測を行って、計測再現
性(σTM)を求めた場合には、図3に示す処理フロー
に関連して後述する2枚目以降のウェハWと同様の処理
を行い、有効なショット領域についてのみ、新配列座標
に従って露光を行うことになる。また飛びショット領域
と判定されたものについては、新配列座標を用いずに、
例えば計測値に基づいて露光を行うことができる。これ
らの露光動作により、1枚目のウェハの露光が終了し
(ステップS520)、ウェハの交換が行われ(ステッ
プS522)、次いで、2枚目のウェハがウェハステー
ジに載置される。
【0074】各ロットの2枚目以降のウェハについて
は、まずステップS524で、ステップS502と同様
に粗い位置決めを行った後に、予め設定されたEGAシ
ョット領域(例えば10個)についてのみアライメント
を行って(ステップS526、S528)、それらのE
GAショット領域の計測上の配列座標(αi,βi)を
求める(ステップS530)。次に、ステップS532
において、ステップS516において求められた計測再
現性(σTM)に応じて、飛びショット領域に関する計
測値をはじく。具体的には、計測再現性(σTM)の3
σを求め、その3σからはずれる計測値を飛びショット
領域としてはじくことにより、より精度の高いEGA処
理を行うことができる。なお、同一ロット内において
は、ウェハの状態はほぼ同じであると考えられるので、
ステップS516において、先頭ウェハで求めた計測再
現性(σTM)を2枚目以降のウェハに対しても適用す
ることが可能である。また計測再現性(σTM)は、正
規分布を示す計測値のバラツキであるので、各EGAシ
ョット領域についての計測値の誤差のランダム成分(σ
R)が3σTMを超える確率は極めて小さい。つまり、
計測誤差のランダム成分(σR)が3σTMを超えてい
るショット領域の計測結果は、異常値である可能性が高
い。従って、この3σTMを異常値の許容値としておけ
ば、異常値のみを撥ねることができる確率は極めて高い
と言える。
【0075】次いで、ステップS534において、計測
再現性(σTM)により飛びショット領域の計測値がは
じかれたEGAショット領域について、その設計上の配
列座標(Xi,Yi)および計測された配列座標(α
i,βi)に基づいて、最小二乗法により、そのウェハ
に固有の6つのパラメータa〜fの値を決定する。この
ように、本実施例によれば、予め異常値がはじかれたE
GAショット領域に基づいてEGA処理を行うので、ア
ライメント精度をより高めることができる。
【0076】次いで、ステップS536において、この
ようにして決定された6個のパラメータ及び各ショット
の設計上の配列座標(Xi,Yi)(i=0,1,…)
を順次式(1)の右辺に代入することにより、各ショッ
トの計算上の配列座標(xi,yi)が求められる。こ
の計算上の配列座標(xi,yi)が新配列座標であ
る。そして、ステップS538で、求めた新配列座標に
基づいて露光を実行することにより、2枚目のウェハの
処理が終了する。次いで、ステップS540において、
ロット内の全てのウェハに対して露光が行われたか否か
を判断する。ここでは、2枚目のウェハまでしか露光が
行われていないので、ステップS522に戻って、ウェ
ハの交換を行い、ステップS522〜S538に示した
ものと同様の手順により露光を行う。以下、ロット内の
全てのウェハに対する露光が終了するまで、ステップS
522〜S538を反復して実行することにより同一ロ
ットに対する露光工程終了する。
【0077】このように本実施例によれば、同一ロット
の1枚目のウェハについては全ショットの計測を行っ
て、その計測結果から計測再現性(σTM)を求めてい
る。そして、2枚目以降のウェハについては、計測再現
性(σTM)によって飛びショット領域をはじいたEG
Aショット領域についてEGA処理を行い、アライメン
ト用の新座標を求めている。その結果、高い精度のアラ
イメントを行うことが可能となる。なお、本発明は、本
実施例に限定されず、全ショットの計測を行う代わり
に、推定される計測再現性(σTM)の精度が落ちない
程度の多数ショット領域を選択し、その多数ショット領
域に基づいて計測再現性(σTM)を求めるように構成
してもよい。
【0078】また先頭ウェハにおいて、全ショット領域
の計測を行った際にも、計測結果の誤差のランダム成分
(σR)が3σTMを超えているショット領域が存在す
る場合には、そのショット領域の計測結果は異常値であ
ると判定し、そのショット領域の計測結果をはじいて、
再び計測再現性(σTM)を求めることができる。この
ように、最終的に異常値がなくなった場合の計測再現性
(σTM)を、そのロットの計測再現性(σTM)とし
て採用することにより、アライメント精度をさらに高め
ることができる。
【0079】また上記実施例では、1枚目のウェハの全
ショット領域の計測結果だけから、2枚目以降のウェハ
に適用される計測再現性(σTM)を求めているが、本
発明は、かかる実施例に限定されない。例えば、1枚目
および2枚目のウェハ、1〜3枚目のウェハ、または4
枚以上のウェハについて、それぞれ全ショット(又は多
数ショット)の計測を行い、それらの平均値からそのロ
ットに関する計測再現性(σTM)を決定するようにし
てもよい。また、先頭から数枚の全ての非線形誤差を一
緒に計算するように構成してもよい。さらに、このよう
にロットの先頭(または先頭から数枚)のウェハから計
測再現性(σTM)を決定するのではなく、各ウェハご
とに行われる計測結果から各ウェハごとの計測再現性
(σTM)を求め、各ウェハごとに異常値をはじくよう
に構成してもよい。
【0080】さらに上記実施例においては、推定された
計測再現性(σTM)に応じて、飛びショットの計測値
をはじく構成を示したが、本発明はかかる例に限定され
ない。例えば、求められた計測再現性(σTM)に応じ
て計測値に重み付けを行い、重みづけられた計測値を用
いてEGA処理することも可能である。すなわち、計測
再現性(σTM)に照らして、異常値または異常値に近
い計測値に対しては相対的に軽い重み付けを行い、正常
範囲にある計測値に対しては相対的に重い重み付けを行
うことによっても、異常値または異常値に近い計測値が
EGA処理に与える影響を軽減できるので、高精度のア
ライメントを達成することができる。
【0081】さらにまた上記実施例においては、図1に
示すTTL方式のアライメント系200に対して本発明
にかかる位置決め方法を適用した場合を示したが、本発
明はかかる例に限定されず、図1に示すオフアクシス方
式のアライメント系300に対しても当然適用できる。
さらに本発明は図示の例に限定されず、EGA処理を適
用可能な各種アライメント系に対しても適用できること
は言うまでもない。
【0082】以上のように、本発明は上記実施例に限定
されず、当業者であれば特許請求の範囲に記載された本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の修正および変更に
想到し得ることは明らかであり、それらについても本発
明の技術的範囲に含まれるものと了解される。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
まず、対象となる基板において、全点または多数ショッ
トのアライメントマーク計測を行う。そして、計測した
結果をEGA処理し、計測誤差のランダム成分(σR)
を求める。さらに、計測値のバラツキ(σT)の関数と
して表される計測誤差の線形成分(σL)とランダム成
分(σR)とから計測再現性(σTM)を推定する。そ
して、このようにして求めた計測再現性(σTM)に応
じて、計測された複数のショット領域中の飛びショット
領域を判定し、その飛びショット領域を異常値としては
ね、異常値を含まない残りのショットに対してEGA処
理をするので、高精度のアライメントを行うことができ
る。
【0084】また、各ロットの先頭または先頭から数枚
の基板について、上記の方法により計測再現性(σT
M)を求め、求めた計測再現性(σTM)に応じて、そ
のロット内の他の基板について飛びショット領域を判定
することにより、処理のスループットを向上させること
ができる。さらにまた求めた計測再現性(σTM)に応
じて、各計測値に対して異常値の影響が軽減されるよう
に重み付けを行い、このように重み付けられた計測値に
基づいてEGA処理を行うことによっても、高精度のア
ライメントを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の位置合わせ方法が適用される
縮小投影型露光装置の概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる露光動作を示す流れ
図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる露光動作を示す流れ
図である。
【符号の説明】
PL 投影レンズ W ウェハ R レチクル 200 TTL方式のアライメント系 300 オフアクシス方式のアライメント系 400 制御器 402 制御部 404 演算部 416 記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された複数のショット領域
    の各々を、前記基板の移動位置を規定する静止座標系内
    の所定の基準位置に対して位置合わせするにあたって、
    前記複数のショット領域のうちから複数のショット領域
    を選択し、この選択された複数のショット領域の前記静
    止座標系における座標位置を計測し、この計測上の座標
    位置とそれに対応する設計上の座標位置との平均偏差が
    最小となるように、前記計測上の座標位置を統計演算処
    理することによって、前記基板上の複数のショット領域
    の各々の前記静止座標系上における座標位置を計算し、
    この計算上の座標位置に従って前記基板の移動位置を制
    御することによって、前記複数のショット領域の各々を
    前記基準位置に対して順次位置合わせする方法におい
    て、 計測値のバラツキ(σT)の関数として表される計測誤
    差の線形成分(σL)と計測誤差のランダム成分(σ
    R)とから計測再現性(σTM)を推定し、推定された
    計測再現性(σTM)に応じて、前記統計演算処理での
    使用に対する前記複数の計測上の座標位置の適否を判定
    することを特徴とする、基板の位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 N枚の基板毎に1または2以上の基板を
    選択し、選択された基板について前記計測再現性を推定
    し、前記N枚の基板のそれぞれについて、該推定された
    1または2以上の計測再現性に応じて、前記計測上の座
    標位置の適否を判定することを特徴とする、請求項1に
    記載の基板の位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】 前記統計演算処理では、前記選択された
    ショット領域毎に、前記計測上の座標位置とそれに対応
    する前記設計上の座標位置との偏差の2乗値に対して前
    記推定された計測再現性(σTM)に応じた重み付けを
    行い、前記計測上の座標位置を統計演算処理することに
    よって、前記基板上の複数のショット領域の各々の前記
    静止座標系上における座標位置を計算することを特徴と
    する、請求項1または2に記載の基板の位置合わせ方
    法。
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KR100809955B1 (ko) * 2001-11-27 2008-03-06 삼성전자주식회사 포토리소그래피 공정의 얼라인 계측방법
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