JPH08339836A - 空気亜鉛電池 - Google Patents

空気亜鉛電池

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Publication number
JPH08339836A
JPH08339836A JP7144606A JP14460695A JPH08339836A JP H08339836 A JPH08339836 A JP H08339836A JP 7144606 A JP7144606 A JP 7144606A JP 14460695 A JP14460695 A JP 14460695A JP H08339836 A JPH08339836 A JP H08339836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst layer
air
battery
ptfe resin
zinc
Prior art date
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Pending
Application number
JP7144606A
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English (en)
Inventor
Toshina Saeki
俊奈 佐伯
Tomoya Watanabe
朋也 渡辺
Shigeo Kobayashi
茂雄 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7144606A priority Critical patent/JPH08339836A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Inert Electrodes (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気極を改良し、信頼性の高い空気亜鉛電池
を提供する。 【構成】 正極として炭素系粉末、無機金属酸化物およ
びPTFE樹脂からなる触媒層1と集電体とガス拡散層
とからなる空気極4を有し、負極の主活物質として亜鉛
合金粉を有することを特徴とする空気亜鉛電池におい
て、前記触媒層1において添加するPTFE樹脂の添加
量が5〜20wt%であり、かつ、含水率が4〜8wt
%に制御することで電池の初期放電性能、保存性能及び
耐漏液性能が向上し、より高い電池の信頼性が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気亜鉛電池、特にその
空気極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気電池等に用いられる触媒層の
製造法として、特開昭63−187574号公報にはポ
リテトラフルオロエチレン樹脂(以後PTFE樹脂と略
す)と触媒を含有する触媒層と、PTFE樹脂と無機粉
末を含有する層を一体に形成したもの、また、特開平2
−177264号公報には、PTFE樹脂と炭素粉末か
らなる層と、PTFE樹脂と非炭素系粉末とからなる層
が一体に形成されたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、触媒
層作製時は、湿式で作製されるが、触媒層を含む空気極
の特性として反応ガス、電解液及び触媒の三相界面が形
成されガスと電解液の界面が形成されなければならず、
当然乾燥させなければならない。しかしながら、撥水性
の高いPTFE樹脂が多く添加されている場合、乾燥状
態は比較的良好であるが触媒層自身の撥水性が高いため
に三相界面に必要な電解液の浸透性が低下し三相界面に
対する電解液の比率が低下し、放電性能が低下するとい
う現象を引き起こす。
【0004】一方PTFE樹脂の添加量が少なくなると
今度は触媒層の撥水性が低下し、電解液の浸透が速すぎ
て、三相界面に必要な反応ガスの比率が低下し、この場
合も放電性能が低下するばかりでなく、触媒層の電解液
に対する耐水圧が低下し、電池作製後保存中に電解液が
空気極を通過し、電池漏液を引き起こす原因となる。
【0005】本発明では、上記の問題を解決するもので
あって、初期放電特性、保存特性さらには、耐漏液特性
にも優れる空気亜鉛電池を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
本発明は、正極として炭素系粉末、無機金属酸化物およ
びPTFE樹脂からなる触媒層と、その触媒層と集電体
とガス拡散層とからなる空気極を有し、負極の主活物質
として亜鉛合金粉を有することを特徴とする空気亜鉛電
池において触媒層中に添加するPTFE樹脂を5〜20
wt%でかつ含水率を4〜8wt%の範囲に制御するも
のである。
【0007】
【作用】本発明では触媒層に添加するPTFE樹脂添加
量を5〜20wt%で、かつ触媒層の含水率を4〜8w
t%としている。このときPTFE樹脂添加量が20w
t%を越えた領域で、触媒層の含水率が4wt%未満に
なると触媒層自身の撥水性が高くなり、三相界面での液
(電解液+水分)の占める割合が低くなる。そのために
放電に必要な三相界面に必要な電解液の浸透性を妨げ、
反応に寄与する空気極の有効面積が減少し放電性能が低
下する。
【0008】一方PTFE樹脂添加量が5wt%未満の
領域で、触媒層の含水率が8wt%を越えると、触媒層
の撥水性が低くなり、次のような結果が生じる。
【0009】すなわち触媒層の含水率が高くなると三相
界面での液(電解液+水分)の占める割合が高くなる。
しかも水分は、触媒層作製時より存在しているため反応
ガスの浸透性を妨げ、反応に寄与する空気極の有効面積
が減少し放電性能が低下する。
【0010】そして触媒層作製時より存在している水分
の為、特に正極金属集電体付近で後に浸透してきた電解
液が希釈され、電子伝導性が低下し放電性能が低下す
る。
【0011】さらに保存中には、正極金属集電体付近の
液(電解液+水分)が正極金属集電体と触媒層との接触
界面に浸透し、正極金属集電体の集電面積を減少させる
が、触媒層の含水率が高いと、正極金属集電体と触媒層
の接触界面に浸透する液量が増加しさらに保存性能を低
下させる。
【0012】また触媒層自身の電解液に対する耐水圧が
低下し、漏液という現象も引き起こしてしまう。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。
【0014】図1に、本発明の効果を調べる目的で作製
した円筒型空気亜鉛電池の構造断面図を示した。図中の
4は円筒型空気極で内側から1:触媒層、2:集電体、
3:ガス拡散層である撥水性フッ素樹脂多孔膜である。
【0015】この3層構造の円筒型空気極の上部には金
属性の外カップ13を挿入し、次に金属性の内カップ1
4を円筒型空気極の内側に挿入したのち、外カップ13
は側面をローラーで溝入れされ空気極に押しつけられ、
内カップ14は内カップ内径より外径の大きな拡口ピン
によりカップ側面が空気極の方向へ拡口されている。こ
れにより、空気極は金属カップで圧着されて気密となり
封口部の耐漏液特性の優れたものとなる。さらに、耐漏
液特性の信頼性を向上させる目的で外カップの内側面か
ら底面R部にかけて合成ゴム系のシール剤を塗布するこ
とにより信頼性の高い構造にしている。
【0016】ゲル状亜鉛負極6は円筒型空気極内に構成
挿入されたセパレータ5を介して内部に充填されてい
る。円筒型空気極下部は樹脂封口体16と正極ケース8
で封口されている。12は皿底紙、15は封止剤、7は
空気拡散紙、10は正極ケースの空気取り入れ孔で、正
極ケース胴部及びケースの封口かしめ部分は多孔質樹脂
チューブ9により被覆絶縁外装されている。更に、電池
を使用するまでは密封シール11で電池胴部がシールさ
れている。
【0017】次に、本実施例で用いた空気極について説
明する。この空気極は、無機金属酸化物としてマンガン
酸化物400g、炭素系粉末として活性炭300g、カ
ーボンブラック100gにPTFE樹脂を混合した後、
アルコールを加えて混練し、乾燥後粉砕、整粒したもの
を再度アルコールで混練し50℃に加熱した2本ローラ
ーに通し圧延し0.5mmに調整を行った。そして得ら
れた触媒シートをアルコールに浸せき後集電体に圧着
し、円筒型空気極を作製した。このときにこの触媒層に
対するPTFE樹脂の添加量は重量比で、2.5wt
%、5wt%、10wt%、20wt%、30wt%、
40wt%になるように調整を行った。
【0018】前述した方法で作製した各触媒層の水分量
と電池の各性能を調べた。実験方法は得られた円筒型空
気極中触媒層の水分量を2wt%、4wt%、6wt
%、8wt%、10wt%、12wt%になるよう温
度、湿度で調整し、電池での初期の放電性能、60℃1
ヶ月密封保存での放電性能及び60℃1ヶ月密封保存で
の漏液試験の結果を(表1)(表2)に示す。放電性能
及び保存性能はそれぞれ試験数n=5で、500mAの
低電流放電で終始電圧0.9Vまでの持続時間及びばら
つきを調べた。また漏液試験は試験数n=20で漏液の
有無を調べた。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】この結果から初期の放電性能、60℃1ヶ
月密封保存での放電性能双方ともPTFE樹脂の添加量
が5wt%〜20wt%で水分量が4wt%〜8wt%
のものが良好な値を示した。さらにPTFE樹脂添加量
が2.5wt%のものの60℃1ヶ月密封保存での放電
性能の劣化が大きい。この結果からPTFE樹脂添加量
が、2.5wt%と少ない場合、触媒層の撥水性が低く
なり、電解液が触媒層に浸透し三相界面における反応ガ
スの占める割合が低くなる。あるいは、残留水分により
電解液濃度が低下し、電子伝導性が低下する。さらに保
存においては、金属集電体と触媒層との接触界面に電解
液が浸透し集電面積の低下により放電性能の著しい低下
を引き起こしたと考えられる。一方、PTFE樹脂添加
量が30wt%以上と高いものは、三相界面における電
解液の占める割合の低下が主な要因と考えられる。
【0022】更に、初期の放電性能、60℃1ヶ月密封
保存での放電性能のばらつきを比べるとPTFE樹脂添
加量が高くなるほど、特に保存放電性能においては小さ
くなることから、触媒層の撥水性の低下は金属集電体と
触媒層との接触界面に電解液が浸透し集電面積の低下に
より放電性能の著しい低下を引き起こしたと考えられ
る。
【0023】次に漏液試験を比較すると、PTFE樹脂
添加量が2.5wt%で触媒層の水分が10wt%以上
になると漏液が発生している。
【0024】以上から、触媒層の撥水性は初期及び保存
を含めた放電性能及び耐漏液特性に大きく寄与している
ことが明確となった。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、正極として炭素
系粉末、無機金属酸化物およびPTFE樹脂からなる触
媒層とその触媒層と集電体とガス拡散層とからなる空気
極を有し、負極の主活物質として亜鉛合金粉を有するこ
とを特徴とする空気亜鉛電池において前記触媒層に添加
するPTFE樹脂の添加量が5〜20wt%であって、
含水率が4〜8wt%に制御することで電池の初期放電
性能、保存性能及び耐漏液性能が向上し、より高い電池
の信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒型空気亜鉛電池の構造断面図
【符号の説明】
1 触媒層 2 集電体 3 ガス拡散層 4 空気極 5 セパレータ 6 ゲル状亜鉛負極 7 空気拡散紙 8 正極ケース 9 樹脂チューブ 10 空気取り入れ孔 11 密封シール 12 皿底紙 13 外カップ 14 内カップ 15 封止剤 16 樹脂封口体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素系粉末、無機金属酸化物、ポリテトラ
    フルオロエチレン樹脂からなる触媒層、その触媒層と集
    電体とガス拡散層とからなる空気極と、負極の主活物質
    として亜鉛合金粉を有する空気亜鉛電池であって、触媒
    層に添加するポリテトラフルオロエチレン樹脂の添加量
    が5〜20wt%であり、かつ触媒層の含水率が4〜8
    wt%であることを特徴とする空気亜鉛電池。
JP7144606A 1995-06-12 1995-06-12 空気亜鉛電池 Pending JPH08339836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7144606A JPH08339836A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 空気亜鉛電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7144606A JPH08339836A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 空気亜鉛電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08339836A true JPH08339836A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15365943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7144606A Pending JPH08339836A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 空気亜鉛電池

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JP (1) JPH08339836A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514367A (ja) * 1999-10-26 2003-04-15 ザ ジレット カンパニー 金属空気電気化学電池のカソード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514367A (ja) * 1999-10-26 2003-04-15 ザ ジレット カンパニー 金属空気電気化学電池のカソード

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