JP3106807B2 - 水銀無添加マンガン乾電池 - Google Patents

水銀無添加マンガン乾電池

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JP3106807B2 JP05259653A JP25965393A JP3106807B2 JP 3106807 B2 JP3106807 B2 JP 3106807B2 JP 05259653 A JP05259653 A JP 05259653A JP 25965393 A JP25965393 A JP 25965393A JP 3106807 B2 JP3106807 B2 JP 3106807B2
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美知子 乾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマンガン乾電池に関し、
特にセパレ−タを改良した水銀無添加マンガン乾電池に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乾電池では公害対策のため水銀や
カドミウム無添加が要請されているが、水銀無添加やカ
ドミウム無添加にするためには、負極亜鉛缶の耐食性を
維持するために鉛添加量を増加させるのが一般的であ
る。(例えば特開平4−198441号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし水銀無添加やさ
らにカドミウム無添加の場合、耐食性を維持するため負
極亜鉛缶中の鉛添加量を増加させると、マンガン乾電池
製造直後の開路電圧がばらついてしまい製品の良否を製
造直後から迅速に判断することができなかった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、マンガン乾電池製造直後の開路電圧が安定し、
製品の良否を迅速に判断することができる水銀無添加マ
ンガン乾電池を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明の水銀無添加マンガン乾電池は、浸液速度40
0sec/0.05ml以下、気密度200〜700sec/100mlで
あるクラフト基紙からなるセパレ−タを用いるものであ
る。
【0006】ここで、気密度はJIS・P8117に従
い、B型試験器(ガ−レ−デンソメ−タ)を用い紙の横
方向に3ヵ所測定し、その平均値をもって気密度とす
る。
【0007】浸液時間は紙上15mmの高さから水を一滴
(0.05ml)滴下し、完全に紙中に吸収されるに要す
る時間とする。
【0008】さらに、負極亜鉛缶中に鉛を1.0重量%
以下含有する水銀無添加マンガン乾電池に本発明のクラ
フト基紙からなるセパレ−タを用いるものであり、また
負極亜鉛缶中にカドミウムを含有しない水銀無添加マン
ガン乾電池に本発明のクラフト基紙からなるセパレ−タ
を用いるものである。
【0009】
【作用】この構成により、セパレ−タのクラフト基紙の
気密度を従来より下げて、浸液時間をより速くすること
によって製造直後の開路電圧が安定し、製品の良否を迅
速に判断することができる。この作用効果は充分に解明
されていないが、以下のように推定される。
【0010】気密度をより低く、浸液速度をより速くす
ることによって、セパレ−タが電解液をより速く吸収す
るので、製品として迅速に安定した開路電圧が得られ
る。
【0011】上記の如く本発明は、浸液速度400sec/
0.05ml以下、気密度200〜700sec/100ml、である
クラフト基紙からなるセパレ−タを用いることによっ
て、製造直後の開路電圧が安定し、製品の良否を迅速に
判断することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について、図表に基づい
て説明する。
【0013】図1は、本発明の実施例におけるマンガン
乾電池の縦断面図である。図1において、1は正極合
剤、2は本発明のセパレ−タ、3は負極亜鉛缶、4は底
部絶縁紙、5は炭素棒、6は正極キャップ一体封口板、
7は負極端子板、8は外装缶である。以上のように構成
されたマンガン乾電池のセパレ−タについて、以下その
動作を説明する。
【0014】まず始めに、クラフト基紙の浸液速度をよ
り速くすることによってセパレ−タが電解液をより速く
吸収し製品として迅速に安定した開路電圧を得ることが
出来ると考え、浸液速度について検討した。
【0015】試験方法は、気密度を450sec/100ml一
定とし浸液速度を70〜550sec/0.05mlにしたクラフ
ト基紙を用いたセパレ−タで、図1に示した水銀無添加
マンガン乾電池を試作し、それぞれの炭素棒を素電池に
組み込んでから2時間後の開路電圧を600個ずつ測定
する。その結果を(表1)に示す。
【0016】
【表1】
【0017】電圧の平均値はすべて同等であった。この
結果から明らかな様に、気密度450sec/100ml、浸液
速度400sec/0.05ml以下であるクラフト基紙からなる
セパレ−タを用いることによって、水銀無添加マンガン
乾電池製造直後の開路電圧を迅速に安定させることが出
来ることがわかる。
【0018】次に、気密度が高すぎるとセパレ−タが電
解液をより吸収しにくくなるのではないかと考え気密度
についても検討した。
【0019】試験方法は、浸液速度を275sec/0.05ml
一定とし気密度を100〜900sec/100mlにしたクラ
フト基紙を用いたセパレ−タで、図1に示した水銀無添
加マンガン乾電池を試作し、それぞれの炭素棒を素電池
に組み込んでから2時間後の開路電圧を600個ずつ測
定する。その結果を(表2)に示す。
【0020】
【表2】
【0021】電圧の平均値はすべて同等であった。この
結果から明らかな様に、浸液速度275sec/0.05ml、気
密度700sec/100ml以下であるクラフト基紙からなる
セパレ−タを用いることによって、水銀無添加マンガン
乾電池製造直後の開路電圧を迅速に安定させることが出
来ることがわかる。しかしながら、放電性能試験を20
個ずつ行った結果、平均値を見てみると気密度100se
c/100mlでは2Ω連続放電が著しく悪くなっている。こ
れは、気密度が低すぎることによって正極負極の隔離層
としての役割を果たし切れず放電途中で内部での微ショ
−トが起きてしまうためと考えられる。
【0022】以上のように(表1)、(表2)より、水
銀無添加マンガン乾電池製造直後の開路電圧を迅速に安
定させるには、浸液速度が400sec/0.05ml以下、気密
度が200〜700sec/100mlであるクラフト基紙から
なるセパレ−タを用いることが好ましいということが分
かる。
【0023】次に、水銀・カドミウム無添加マンガン乾
電池において負極亜鉛缶の耐食性を維持するために効果
のある鉛添加量について検討した。
【0024】試験方法は、負極亜鉛缶中の鉛添加量が
0.02〜1.20重量%である負極亜鉛缶に、本発明
の浸液速度275sec/0.05ml、気密度700sec/100ml
以下であるクラフト基紙を用いたセパレ−タで、図1に
示した水銀無添加マンガン乾電池を試作し、それぞれの
炭素棒を素電池に組み込んでから2時間後の開路電圧を
600個ずつ測定する。その結果を(表3)に示す。
【0025】
【表3】
【0026】電圧の平均値はすべて同等であった。この
結果から明らかな様に、本発明のクラフト基紙からなる
セパレ−タを用いた場合、負極亜鉛缶中の鉛添加量が
0.02〜1.20重量%の範囲では水銀無添加マンガ
ン乾電池製造直後の開路電圧を迅速に安定させることが
できることが分かる。しかしながら、負極亜鉛缶中の鉛
添加量が1.00重量%以上になると亜鉛缶強度が衰え
製造の工程上亜鉛缶が潰れてしまう等の不具合が生じる
ため、負極亜鉛缶中の鉛添加量は1.00重量%以下で
あることが好ましい。さらに、耐食性も考慮すると負極
亜鉛缶中の鉛添加量は0.2〜1.00重量%の範囲が
好ましい。
【0027】なお、水銀・カドミウム無添加マンガン乾
電池において耐食性という観点から鉛添加の効果がより
有効であるが、本発明のクラフト基紙からなるセパレ−
タを使用することにより水銀・カドミウム無添加マンガ
ン乾電池においても製造直後の開路電圧を迅速に安定さ
せる効果があることがわかった。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、水銀無添加マン
ガン乾電池において浸液速度400sec/0.05ml以下、気
密度200〜700sec/100mlであるクラフト基紙から
なるセパレ−タを用いることによって、製造直後の開路
電圧が安定し、製品の良否を迅速に判断することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるマンガン乾電池の縦断
面図。
【符号の説明】
1 正極合剤 2 セパレ−タ 3 負極亜鉛缶 4 底部絶縁紙 5 炭素棒 6 正極キャップ一体封口板 7 負極端子板 8 外装缶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田野 英二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−119049(JP,A) 実開 平1−139355(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/14 - 2/18 H01M 4/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二酸化マンガンを主とした正極と亜鉛缶よ
    りなる負極とセパレ−タを備えたマンガン乾電池におい
    て、セパレ−タはクラフト基紙に糊料を塗布させたもの
    であってそのクラフト基紙は、浸液速度が400sec/0.
    05ml以下、気密度が200〜700sec/100mlであるク
    ラフト基紙を用いた水銀無添加マンガン乾電池。
  2. 【請求項2】前記負極亜鉛缶が鉛を1.0重量%以下含
    有する請求項1記載の水銀無添加マンガン乾電池。
  3. 【請求項3】前記負極亜鉛缶にカドミウムを含有しない
    請求項1または2記載の水銀無添加マンガン乾電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102293139B1 (ko) 2019-10-22 2021-08-23 박종국 접이식 진열대

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