JP2541710Y2 - 円筒形渦巻き式リチウム電池 - Google Patents

円筒形渦巻き式リチウム電池

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JP2541710Y2
JP2541710Y2 JP1990033267U JP3326790U JP2541710Y2 JP 2541710 Y2 JP2541710 Y2 JP 2541710Y2 JP 1990033267 U JP1990033267 U JP 1990033267U JP 3326790 U JP3326790 U JP 3326790U JP 2541710 Y2 JP2541710 Y2 JP 2541710Y2
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lithium
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英樹 石川
次夫 酒井
和俊 竹田
謙介 田原
秀夫 坂本
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セイコー電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は負極活性物質としてリチウムを用いて構成さ
れる円筒形渦巻き式リチウム電池に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、メモリーバックアップ電源、あるいはカメラ用
電源などの電源としてリチウム電池の需要が増大してい
る。これらのリチウム電池の中で、円筒形のリチウム電
池は通常渦巻き電極を有しており、渦巻き電極を正極端
子と負極ケースへ電気的に接続するために第2図、第3
図に示すように集電リード板が帯状正極、帯状負極それ
ぞれに接続されている。この帯状正極と帯状負極とをセ
パレータを介して巻芯の回りに渦巻き状に捲回し渦巻き
電極とするのであるが、上記の帯状負極への集電リード
板の接続位置は、負極集電リード板の負極ケースへの接
続を容易にするために負極を捲回する長さを1としたと
き、捲回を始める位置から全体長さの0.8から1.0の範囲
内で行われていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
リチウム電池は、放電の際に帯状負極のリチウムが電
解液中に徐々に溶解していくのであるが、この溶解が不
均一に進行するとリチウム負極の一部分だけが先に無く
なってしまい、帯状のリチウムが切れた状態になること
があり、リチウムの溶解、析出を繰り返すリチウム2次
電池においてはこの現象が特に多く観察された。上記現
象は、帯状リチウム負極に固定された負極集電リード板
の付近で発生することが多い。その理由としては、主に
以下の二点が考えられる。
帯状の負極の端にリードがあると、リードから遠い部
分では負極リチウムの長さだけ抵抗が大きくなり、放電
しにくい。このためリードに近い所がより多く放電し、
リチウムが溶解する。
リードを接続する際、接続部のリチウムが薄くなるた
め帯状の負極が切れた状態になりやすい。また、上記の
帯状負極への集電リード板の接続位置が負極を捲回する
長さを1としたとき、捲回を始める位置から全体長さの
0.8から1.0の範囲内である従来の方法では上記現象が発
生すると、大部分のリチウムは電気的に絶縁された状態
になって反応できなくなり、電池としての容量が低下し
てしまうことになる。
本考案は上記課題を考慮してなされたものであって、
リチウム負極側の急激な容量の減少を防止することによ
り、高容量でサイクル寿命の長い円筒形リチウム電池の
提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、帯状正極と帯
状負極をセパレータを介して渦巻き状に捲回して作成す
る電極を有する円筒形渦捲き式リチウム電池において、
上記の帯状負極への集電リード板の接続位置が負極を捲
回する長さを1としたとき、捲回を始める位置から全体
長さの0.25から0.75の範囲内に負極の集電リード板が固
定されていることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成により、リチウム負極側の急激な容量の減少
を防止できるので、電池の放電容量の急激な低下が起こ
らなくなる。その理由としては、主に以下の二点が考え
られる。
負極集電リード板を中心付近にすると、リード板から
帯状負極の両端までの距離が短くなることによってリー
ド板から各部分までの抵抗も小さくなり、帯状負極全体
が均一に溶解析出するようになる。
リード部の片側が切れても、もう片側は溶解析出可能
である。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を説明する。正極は厚さが0.2m
m、幅が3.8cm、長さが28cmの第2図に示すような帯状正
極4であり、SUS製エキスパンドメタルからなる芯体の
両面に二酸化マンガンを主活物質とし炭素導電剤と結着
剤と増粘剤とからなる正極合剤を塗布して作製した。4a
はSUS製の正極集電リード板であり、SUS製エキスバンド
メタルにスポット溶接した。負極は厚さが0.15mm、幅が
3.8cm、長さが30cmの第3図の5に示すように金属リチ
ウムからなる帯状負極とした。5aはSUS製の負極集電リ
ード板であり、金属リチウムの帯状負極への集電リード
板の接続位置が、負極を捲回する長さを1としたとき、
捲回を始める位置から捲回する全体長さの0.05、0.15、
0.25、0.35、0.45、0.55、0.65、0.75、0.85、0.95の各
位置に圧着し、順に負極A、負極B、負極C、負極D、
負極E、負極F、負極G、負極H、負極I、負極Jとし
た。この負極A〜Jと帯状正極をマイクロポーラスなポ
リプロピレンシートからなるセパレータを介して渦巻き
状に捲回し、第1図の6の渦巻き電極を各10個作製し、
上記負極A〜Jに対応させて、それぞれ電極A、電極
B、電極C、電極D、電極E、電極F、電極G、電極
H、電極I、電極Jとした。そして電解液にプロピレン
カーボネートとエチレンカーボネートとテトラヒドロフ
ランの1:1:1混合溶媒に1mol/1の濃度となる量の過塩素
酸リチウムを溶解したものを用いて、第1図に示す円筒
形渦巻き式リチウム電池を各10個作製し、上記電極A〜
Jに対応させて、それぞれ電池A、電池B、電池C、電
池D、電池E、電池F、電池G、電池H、電池I、電池
Jとした。電池の大きさは外径14.5mm、高さ50.5mmの単
3サイズとした。そして放電を100mAの定電流で電池電
圧が2.5Vになるまで行うこととし、充電を25mAの定電流
で電池電圧が3.5Vになるまで行うこととし、予め一度放
電と充電を行ってから充放電を繰り返して放電容量が初
期の容量の半分以下になったときのサイクル回数を測定
し、各電池の種類毎に10個の平均を求めた。その結果を
第1表に示す。
第1表より明らかなように、金属リチウムの帯状負極
への集電リード板の接続位置によって、充放電のくり返
しによる放電容量の低下の様子が異なり、金属リチウム
からなる帯状負極への集電リード板の接続位置が、捲回
を始める位置から捲回する全体長さの0.25〜0.75の範囲
の位置において放電容量の低下が小さくサイクル特性が
良好であり、特に0.35〜0.65の範囲の位置が良好であっ
た。
〔考案の効果〕
以上、述べたように本考案によれば、充放電を繰り返
した際に発生する放電容量の急激な低下が無くなり、高
容量でサイクル寿命の長いリチウム電池を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例よりなる円筒形渦巻き式リチ
ウム電池の断面図、第2図は帯状正極、第3図は帯状負
極である。 1……正極端子 2……絶縁ガスケット 3……負極ケース 3a……負極ケースのU字状の絞り 4……帯状正極 4a……正極集電リード板 5……帯状負極 5a……負極集電リード板 6……渦巻き電極 7……絶縁リング 8……絶縁リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田原 謙介 宮城県仙台市太白区西多賀5丁目30番1 号 セイコー電子部品株式会社内 (72)考案者 坂本 秀夫 宮城県仙台市太白区西多賀5丁目30番1 号 セイコー電子部品株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−218772(JP,A) 特開 昭52−118530(JP,A) 実開 昭63−133066(JP,U) 実開 昭52−24522(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状正極と帯状のリチウム負極を介して渦
    巻き状に捲回して作製する渦巻き状電極を有するリチウ
    ム2次電池において、上記渦巻き電極のリチウム負極を
    捲回する長さを1としたとき、捲回を始める位置から全
    体長さの0.25から0.75の範囲内に負極の集電リード板が
    固定されていることを特徴とする渦巻き式リチウム2次
    電池。
JP1990033267U 1990-03-29 1990-03-29 円筒形渦巻き式リチウム電池 Expired - Lifetime JP2541710Y2 (ja)

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JPS60218772A (ja) * 1984-04-13 1985-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 渦巻式鉛蓄電池
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