JPH08339023A - 磁気記録層を有するフィルムを用いるカメラ - Google Patents

磁気記録層を有するフィルムを用いるカメラ

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JPH08339023A
JPH08339023A JP16716995A JP16716995A JPH08339023A JP H08339023 A JPH08339023 A JP H08339023A JP 16716995 A JP16716995 A JP 16716995A JP 16716995 A JP16716995 A JP 16716995A JP H08339023 A JPH08339023 A JP H08339023A
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JP
Japan
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film
magnetic head
camera
magnetic
recording layer
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JP16716995A
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English (en)
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Yuichi Kurosawa
裕一 黒澤
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録層を有するフィルムを用いるカメラ
に内蔵される磁気ヘッドを自動的に清掃することを可能
とし、誤った情報の記録、再生を防止し、かつ使用者に
よる磁気ヘッドのメイテナンスを不要にする。 【構成】 カメラ内に設けられ、装填されたフィルムF
の磁気記録層に接触される磁気ヘッド18と、このフィ
ルムFの反対面側においてフィルムの磁気記録層を磁気
ヘッドの記録面に当接させるためのローラパッド20
と、フィルムをスプールに巻取り動作させるためのフィ
ルム巻き上げ機構21を備えており、フィルム装填時に
動作されるフィルム巻き上げ機構21の駆動モータ22
を利用して磁気ヘッド18に接触された状態にあるロー
ラパッド20を回転させ、磁気ヘッド18の記録面を清
掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被写体像を感光するため
の感光層に加えて、磁気情報を記録する磁気記録層を有
するフィルムを用いるカメラに関し、特に磁気情報を記
録、再生するための磁気ヘッドを有するカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルムのベース裏面に磁気
記録材をコーティングして磁気記録層を一体に設けた写
真フィルムが提案されている。この磁気記録層を有する
フィルム(以下、単にフィルムと称する)では、感光層
に被写体像を感光する一方で、その際の撮影情報等を磁
気信号として磁気記録層に記録することが可能であり、
この撮影情報をフィルム処理に際してのデータとして利
用し、あるいは撮影情報としての撮影日時等を写真印画
に記録する等の利用を行うことができる。また、予め磁
気記録層に記録されている情報を再生し、撮影に際して
の情報として利用することも可能である。
【0003】このため、この種のフィルムを用いるカメ
ラでは、磁気記録層に対して撮影情報を記録、再生する
ための磁気ヘッドを設けている。例えば、カメラの撮影
画面を決定するアパーチャの近傍位置に磁気ヘッドを設
けておき、撮影が行われた後のフィルムの駒送り時に磁
気ヘッドの記録面上を移動されるフィルムの磁気記録層
に対して各種情報を記録する。或いは、フィルムをカメ
ラに装填する際に磁気ヘッドの記録面上で移動される磁
気記録層から情報を再生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなカメラで
は、磁気ヘッドの記録面に対してフィルムの磁気記録層
が接触された状態で移動されるために、両者の摩擦によ
って磁気記録層の表面が磨耗され、磁気粉等が発生し、
これが磁気ヘッドの記録面に付着することがある。ある
いは、フィルムに付着されている外部の埃等が磁気ヘッ
ドの記録面に付着することもある。いずれにしても、磁
気ヘッドの記録面に種々の異物が付着される等して汚れ
た状態になると、磁気記録層に対して誤った情報を記録
し、再生するおそれが生じる。
【0005】このため、磁気ヘッドの記録面を常に清浄
に管理する必要があり、カメラの使用者は磁気ヘッドの
汚れを常に気にしなければならず、汚れが生じたときに
は磁気ヘッドを使用者が清掃する必要があり、煩わしい
ものとなる。通常は、綿棒を用いてアルコール等で記録
面を清浄化する作業が必要とされる。また、カメラの設
計構造によっては、磁気ヘッドを露呈させることが難し
いものもあり、この場合には使用者が磁気ヘッドを清掃
すること自体が困難になる。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、磁気ヘッドを自動的に
清掃することを可能とし、誤った情報の記録・再生を未
然に防止するとともに、使用者による磁気ヘッドのメイ
テナンスを不要にしたカメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、カメ
ラ内に設けられ、装填されたフィルムの磁気記録層に接
触される磁気ヘッドと、このフィルムの反対面側におい
て磁気ヘッドに対向配置され、フィルムの磁気記録層を
磁気ヘッドの記録面に当接させるためのローラパッド
と、このローラパッドを回転駆動させる手段とを備えて
いる。
【0008】このローラパッドを回転駆動させる手段と
しては、例えば、フィルムをスプールに巻取り動作させ
るためのフィルム巻き上げ機構の駆動モータを利用す
る。また、磁気ヘッドはカメラの裏蓋に弾性材により支
持され、ローラパッドはカメラボディに固定的に支持さ
れ、裏蓋を閉じたときに弾性材の弾性力によって磁気ヘ
ッドの記録面をローラパッドの周面に弾接させるように
構成することが好ましい。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のカメラの一実施例を示しており、裏
蓋を開いた状態のカメラの背面側の斜視図である。この
裏蓋2はその一端部がカメラボディ1に対してヒンジ3
により結合され、カメラボディ1の背面の開口部5を開
閉することができる。また裏蓋2の他端部にはフック4
が設けられ、裏蓋2を閉じたときにカメラボディ1に係
合される。一方、横長に形成された前記カメラボディ1
に設けられた開口部5内には、図示右側にフィルムのパ
トローネを装填するためのパトローネ装填室6が形成さ
れ、図示左側にフィルムを巻き取るためのスプール7が
配置される。そして、これらパトローネ装填室6とスプ
ール7との間に撮影画面を画成するアパーチャ8が配置
される。
【0010】前記パトローネ装填室6の一側部にはパト
ローネドライバ9が設けられており、装填されるパトロ
ーネPに内蔵されているフィルム巻取軸(図示せず)の
一端部に係合してそのフィルム巻取軸を回転駆動し、こ
れによりパトローネP内のフィルムを前記スプール7側
に向けて送り出し、或いはパトローネ内にフィルムを巻
き取るための動作を行う。このパトローネドライバ9
は、後述する駆動モータ22により回転駆動されるよう
に構成されているが、ここではその詳細な構造の説明は
省略する。
【0011】また、前記アパーチャ8は、フィルムの移
動方向に直角な方向の両側には従来のカメラと同様に対
をなす内レール10と外レール11が配置される。この
アパーチャ8に沿って移動されるフィルムはこの外レー
ル11間に案内されながらその感光面が形成されている
表面側を内レール10に接触させた状態で移動される。
そして、これら内レール10と外レール11の間の一部
に、反射型フォトインタラプタ12が配置され、このフ
ォトインタラプタ12に対してフィルムが対向位置され
ている場合と対向位置されていない場合のフィルム面で
の反射率の相違によりフィルムの存在を検出することが
できる構成とされている。また、前記内レール10と外
レール11間の前記スプール7近傍の他の一部には微小
な開口13が設けられ、この開口13内には後述する磁
気ヘッドの記録面に対してフィルムの裏面を接触させる
ためのローラパッド20が内装されている。
【0012】さらに、詳細は後述するが、前記スプール
7の近傍位置のカメラボディ1内には、前記スプール7
を回転駆動するためのフィルム巻き上げ機構21が設け
られ、スプール7はこのフィルム巻き上げ機構21によ
ってその周面にフィルムを巻き付けながら巻き上げるこ
とが可能とされる。また、このフィルム巻き上げ機構2
1は前記したローラパッド20を回転駆動することがで
きるようにも構成されている。
【0013】また、前記裏蓋2のヒンジ3を設けた一端
部寄りの位置にはバネ片の先端にローラを支持したフィ
ルム押さえ14が一端支持されており、そのローラを前
記スプール7の周面に弾接させ、フィルムをスプール7
に巻き付ける際に利用される。また、裏蓋2の他端寄り
の位置には装填したパトローネPをカメラ外部から確認
するための透明窓15が設けられ、かつその内面周囲に
は遮光モケット16が設けられる。さらに、裏蓋2の中
央部には前記アパーチャ8の外レール11に接触してフ
ィルムが挿通される間隙を画成する圧板17が図示され
ないばね材により弾性支持されている。
【0014】そして、この圧板17の一部、換言すれば
裏蓋2を閉じたときに、カメラボディ側に設けた前記ロ
ーラパッド20に対向する位置に矩形の窓17aが開口
され、この窓17a内に磁気ヘッド18が内装され、そ
の記録面を圧板17の表面から露呈させている。この磁
気ヘッド18は、図3に示されるように、細長い板ばね
19により支持されており、この板ばね19の基端部は
裏蓋2または圧板17に固定され、磁気ヘッド18はそ
の先端部に支持される。したがって、磁気ヘッド18は
板ばね19の弾性変形力によってその記録面の前方向に
向けて付勢され、前記ローラパッド20に押圧されるよ
うに構成される。
【0015】図2は前記スプール7とローラパッド20
を含む前記したフィルム巻き上げ機構21の斜視図であ
り、図3はさらに磁気ヘッドを含む平面構成を示す図で
ある。前記スプール7は円筒状に形成され、その軸方向
両端に設けられた軸部7aにおいて前記カメラボディ1
内に自由に回転可能に支持される。このスプール7の周
面にはフィルム先端に開けられた穴、例えばパーフォレ
ーション等に係合してフィルム先端をスプールに巻き付
けるための係合爪7bが設けられる。
【0016】前記フィルム巻き上げ機構21は、駆動源
としてカメラボディ1内に固定支持された駆動モータ2
2を有しており、この駆動モータ22はその両側にそれ
ぞれ回転軸部23a,23bが突出され、その一方の回
転軸部23aは前記スプール7に沿ってこれと平行に延
長配置される。この一方の回転軸部23aには、連結部
24aによって互いに一体化された軸方向に対向する一
対のレバー24の各基端部が軸回り方向に揺動可能に軸
支されている。これら両レバー24の各先端部間には前
記スプール7と平行に配置された円柱状のスプール押さ
えローラ25がその両端において軸部25a,25bに
より回転可能に軸支される。そして、このスプール押さ
えローラ25の一方の軸部25bは一方の前記レバー2
4を貫通され、その一部に従動ギヤ26が一体化されて
いる。この従動ギヤ26は前記駆動モータ22の一方の
回転軸部24aに固定された第1駆動ギヤ27に噛合さ
れ、回転軸部24aの回転に伴って回動され、前記スプ
ール押さえローラ25を回転駆動させる。また、前記連
結部24aと一方のレバー24との間にはトーションバ
ネ28が掛装され、レバー24の先端部を前記スプール
7方向に向けて付勢し、これにより前記スプール押さえ
ローラ25を前記スプール7の周面に対して弾接させて
いる。
【0017】一方、前記駆動モータ22の他方の回転軸
部23bには第2駆動ギヤ29が一体化され、これには
複数のギヤで構成されるギヤ列30が噛合される。そし
て、このギヤ列30の最終ギヤ31には、前記ローラパ
ッド20を軸支持する回転軸32が一体化される。前記
ローラパッド20は、図4に磁気ヘッド18に当接され
た構造の斜視図を示すように、前記磁気ヘッド18より
も縦横寸法が大きな径寸法及び軸方向長さの円柱状に形
成されており、その回転軸32に固定されたギヤ31が
前記ギヤ列30と第2駆動ギヤ29を介して駆動モータ
22によって回動されることで、これと一体的に回転駆
動される。このローラパッド20は、比較的に柔軟なゴ
ムや樹脂等で形成されており、その周面には1条以上の
螺旋溝20aが形成されている。そして、その周面の一
部は前記したようにアパーチャ8の一側に設けた開口1
3内に臨ませられている。
【0018】この構成によれば、図1のように裏蓋2を
開けた状態でパトローネ装填室6内にフィルムパトロー
ネPを所定の状態で装填し、フィルム巻取軸をパトロー
ネドライバ9に係合させた状態とする。その後裏蓋2を
閉じると、説明を省略した裏蓋検出スイッチにより駆動
モータ22がフィルム巻き上げ方向に回転駆動される。
この駆動モータ22の回転により図外のギヤ列を介して
パトローネドライバ9が回転され、フィルム巻取軸が回
転される。これにより、パトローネP内のフィルムはそ
の先端がパトローネPから送り出され、アパーチャ8に
沿って外レール11と圧板17とで画成される隙間内を
進行され、さらにスプール7にまで送り出される。
【0019】このフィルムの送り出し動作と同時に、前
記したように駆動モータ22が回転されると、回転軸部
23bに設けられた第2駆動ギヤ29を介してギヤ列3
0が駆動され、ギヤ31と共に回転軸32が回転され、
これと一体にローラバッド20が回転される。裏蓋2が
閉じられた状態では、磁気ヘッド18は板ばね19の弾
性力によってその記録面がローラパッド20に押圧され
た状態になる。このため、ローラパッド20はその周面
が磁気ヘッド18の記録面に当接された状態で回転され
ることになり、結果としてローラパッド20の周面が磁
気ヘッド18の記録面上で移動されるため、記録面を清
掃することになる。このとき、ローラパッド20の周面
には螺旋溝20aが形成されているため、ローラパッド
20の回転に伴って螺旋溝20aが記録面上を軸方向に
沿って滑動されるため、螺旋溝20aの縁部において記
録面に付着した埃や汚れ等を欠き落とし、清掃効果を高
めることができる。
【0020】そして、図4に示すように、フィルムFの
先端部が磁気ヘッド18とローラパッド20との間にま
で送り出されてくると、フィルムFは磁気ヘッド18と
ローラパッド20との間に侵入される。これ以降、磁気
ヘッド18は記録面がフィルム裏面の磁気記録層に接触
され、フィルムFの移動に伴う磁気ヘッド18との相対
移動により磁気記録層に対する情報の記録や再生が行わ
れることになる。なお、この接触部においてはフィルム
Fの表面側にローラパッド20が接触されており、磁気
ヘッド18は板ばね19の弾性力によってローラパッド
20に向けて押圧されるため、磁気ヘッド20の記録面
とフィルムFの磁気記録層との間に十分な接触状態が確
保される。
【0021】この磁気ヘッド18とローラパッド20と
の間に侵入されたフィルムは、その先端部がスプール7
にまで送り出されると、フィルム押えばねローラ14に
よってスプール7の周面に押圧され、そのパーフォレー
ションがスプール7の周面に設けた係合爪7aに係合さ
れる。スプール7の周面にはスプール押えローラ25が
弾接されており、このスプール押えローラ25は駆動モ
ータ22の回転軸部23aに設けた第1駆動ギヤ27と
従動ギヤ26との噛合によって駆動モータ22の回転駆
動に伴って回転されているため、この回転力を摩擦力に
よってスプール7に伝え、スプール7を回転する。これ
により、係合爪7aに係合されたフィルムは、スプール
7の回転に伴ってスプール7の周面に巻き付けられ、以
降はスプール7に巻き取られながらフィルムの巻き上げ
が行われることになる。
【0022】なお、フィルムがスプール7に略1周巻き
付けられると、以降はスプール押えローラ25はフィル
ムの裏面側に弾接された状態でスプール7を回転させる
ことになる。そして、このフィルムの巻き上げ速度はス
プール押えローラ25の回転速度に一致されるため、駆
動モータ22が定速度で回転駆動される限りフィルムは
一定の速度で巻き上げられることになり、磁気ヘッド1
8に対するフィルムFの移動速度も一定化され、電磁気
的に好ましい状態での記録、再生が可能となる。
【0023】所定の撮影が終了してフィルムFをパトロ
ーネPに巻き戻すときには、駆動モータ22を逆回転さ
せてパトローネドライバ9を回転することで、パトロー
ネ内のフィルム巻取軸を回転させ、そのフィルム巻取軸
にフィルムを巻き取ることが可能となる。そして、フィ
ルムの先端部がスプール7から外れ、磁気ヘッド18と
ローラパッド20との間からも退避されると、以降はロ
ーラパッド20が再び磁気ヘッド18の記録面に接触さ
れる状態となる。そして、フィルムの巻き取りが完了さ
れて駆動モータ22が停止されるまでの間、ローラパッ
ド20は回転が継続され、この回転動作の間磁気ヘッド
の記録面を清掃する。
【0024】このように、この構成のカメラでは、フィ
ルムをカメラにセットする際、及びフィルムを巻き戻す
際のそれぞれにおいて磁気ヘッド18の記録面をローラ
パッド20により清掃を行うため、磁気ヘッド18がフ
ィルムの磁気記録層に接触されるときには、その記録面
は常に清浄な状態とされることになる。これにより、磁
気ヘッド18における汚れや異物の付着が原因とされる
情報の誤った記録や再生を未然に防止することができ、
正確な情報の記録、再生が可能となる。また、この清掃
はカメラが自動的に行うため、カメラの使用者が磁気ヘ
ッドを清掃する必要もなく、メインテナンスフリーが実
現できる。
【0025】また、この構成では、ローラパッドの回転
駆動源として、フィルム巻き取り用駆動モータを利用し
ているため、別個のモータを設ける必要がなく、部品点
数が増加することはなく、かつカメラが大型化すること
もない。
【0026】ここで、前記実施例では、パトローネに設
けられたフィルム巻取軸を回転するためのパトローネド
ライバを駆動するモータと、スプール及びローラパッド
を回転駆動するためのモータとを兼用した構成としてい
るが、それぞれ別個のモータで構成してもよい。この場
合には、1つの駆動モータを駆動してパトローネからフ
ィルムを送り出し、このフィルムの進行状態を反射型フ
ォトインタラプタで検出し、これをタイミング信号とし
た所要のタイミングで他の駆動モータの駆動を開始し、
スプールの回転とローラパッドとの回転を行わせるよう
にすればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、カメラ内
に設けられてフィルムの磁気記録層に接触される磁気ヘ
ッドと、この磁気ヘッドの記録面にフィルムの磁気記録
層を当接させるためのローラパッドとを有するカメラ
に、ローラパッドを回転駆動させる手段を備えているの
で、ローラパッドが磁気ヘッドに接触している状態のと
きにローラパッドを回転させることで、磁気ヘッドの記
録面を清掃することができる。したがって、磁気ヘッド
における汚れや異物の付着が原因とされる情報の誤った
記録や再生を未然に防止することができ、しかもカメラ
の使用者が磁気ヘッドを清掃する必要もなく、メインテ
ナンスフリーが実現できる。
【0028】また、ローラパッドを回転させるための手
段として、フィルムをスプールに巻取り動作させるため
のフィルム巻き上げ機構の駆動モータを利用すること
で、フィルムの巻き上げ動作に連動して磁気ヘッドの清
掃が行われることになり、フィルムの装填時には必ず磁
気ヘッドが清浄化され、磁気記録層における情報の正常
な記録、再生が可能となる。
【0029】ローラパッドは円柱状に形成され、その周
面が磁気ヘッドに当接され、かつその中心軸の回りに回
転動作されるように構成し、さらにその周面に螺旋溝が
形成される構成とすることで、磁気ヘッドの記録面に付
着した埃や異物を確実に清掃することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの一実施例の裏蓋を開けた状態
の斜視図である。
【図2】フィルム巻き上げ機構及びローラパッドの構成
を示す斜視図である。
【図3】フィルム巻き上げ機構及びローラパッドと磁気
ヘッドの構成を示す平面構成図である。
【図4】磁気ヘッドとローラパッドの部分のみを示す拡
大斜視図である。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 裏蓋 6 パトローネ装填室 7 スプール 8 アパーチャ 17 圧板 18 磁気ヘッド 19 板ばね 20 ローラパッド 21 フィルム巻き上げ機構 22 駆動モータ 25 スプール押えローラ 30 ギヤ列
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】一方、前記駆動モータ22の他方の回転軸
部23bには第2駆動ギヤ29が一体化され、これには
複数のギヤで構成されるギヤ列30が噛合される。そし
て、このギヤ列30の最終ギヤ31には、前記ローラパ
ッド20を軸支持する回転軸32が一体化される。前記
ローラパッド20は、図4に磁気ヘッド18に当接され
た構造の斜視図を示すように、前記磁気ヘッド18より
も縦横寸法が大きな径寸法及び軸方向長さの円柱状に形
成されており、その回転軸32に固定されたギヤ31が
前記ギヤ列30と第2駆動ギヤ29を介して駆動モータ
22によって回動されることで、これと一体的に回転駆
動される。このローラパッド20は、比較的に柔軟なゴ
ムや樹脂等で形成されており、その周面には1条以上の
螺旋溝20aが形成されている。そして、その周面の一
部は前記したようにアパーチャ8の一側(スプール室近
傍)に設けた開口13内に臨ませられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ内に設けられ、装填されたフィル
    ムの磁気記録層に接触されて情報の記録、再生を行うた
    めの磁気ヘッドと、前記フィルムの反対面側において前
    記磁気ヘッドに対向配置され、前記磁気記録層を磁気ヘ
    ッドの記録面に当接させるためのローラパッドと、前記
    ローラパッドを回転駆動させる手段とを備えることを特
    徴とする磁気記録層を有するフィルムを用いるカメラ。
  2. 【請求項2】 カメラ内に設けられ、装填されたフィル
    ムの磁気記録層に接触されて磁気信号の記録、再生を行
    うための磁気ヘッドと、前記フィルムの反対面側におい
    て前記磁気ヘッドに対向配置され、前記磁気記録層を磁
    気ヘッドの記録面に当接させるためのローラパッドと、
    前記フィルムをスプールに巻き上げ動作させるための駆
    動モータを有するフィルム巻き上げ機構とを備え、前記
    ローラパッドは前記フィルム巻き上げ機構の駆動モータ
    によって回転動作されるように構成したことを特徴とす
    る磁気記録層を有するフィルムを用いるカメラ。
  3. 【請求項3】 磁気ヘッドはカメラの裏蓋に弾性材によ
    り支持され、ローラパッドはカメラボディに固定的に支
    持され、裏蓋を閉じたときに弾性材の弾性力によって磁
    気ヘッドの記録面をローラパッドの周面に弾接させるよ
    うに構成する請求項1または2の磁気記録層を有するフ
    ィルムを用いるカメラ。
  4. 【請求項4】 ローラパッドは円柱状に形成され、その
    周面が磁気ヘッドに当接され、かつその中心軸の回りに
    回転動作される請求項3の磁気記録層を有するフィルム
    を用いるカメラ。
  5. 【請求項5】 ローラパッドは、その周面に螺旋溝が形
    成される請求項4の磁気記録層を有するフィルムを用い
    るカメラ。
JP16716995A 1995-06-09 1995-06-09 磁気記録層を有するフィルムを用いるカメラ Pending JPH08339023A (ja)

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