JPH08338938A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH08338938A
JPH08338938A JP8145428A JP14542896A JPH08338938A JP H08338938 A JPH08338938 A JP H08338938A JP 8145428 A JP8145428 A JP 8145428A JP 14542896 A JP14542896 A JP 14542896A JP H08338938 A JPH08338938 A JP H08338938A
Authority
JP
Japan
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circuit
pulse
focusing
lens
rotary encoder
Prior art date
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Pending
Application number
JP8145428A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sakurai
博 桜井
Toshio Murakami
敏夫 村上
Takashi Azumi
隆史 安積
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コンパクト性を保ちつつ、適切なピ
ント合せを行ないうるマニュアルフォーカス調整装置を
提供することにある。 【解決手段】ロータリーエンコーダを手動フォーカス調
整手段として用い、ロータリーエンコーダからの2相の
パルス信号間の相対位置の変化の方向と変化量を検出し
て、ズームレンズのバリエータレンズの後方に配置され
た焦点合せレンズを移動させて、ピント合わせを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカメラに係
り、特にマニュアルによってピント合わせするのに好適
なフォーカス調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種焦点合わせ装置を図7によ
り説明する。
【0003】図7は従来技術によるビデオカメラ等の焦
点合わせ装置の模式図であって、ビデオカメラ等におけ
るレンズ系は、フォーカシングレンズ(前玉レンズ)群
17、バリエータレンズ群18、コンベンセータレンズ
群19、絞り装置20、結像レンズ(マスタレンズ)群
21によって基本構成がなされる。
【0004】この基本構成のうち前玉レンズ群17は、
任意の距離にある所望する撮影被写体各々に対して焦点
合わせをするように働く作用を有し、バリエータレンズ
群18はズーミングに伴う変倍作用、コンセータレンズ
群19はズーミングと共に可動し、撮影所望の被写体に
対するズーミング中の焦点ずれを防ぐ補正作用、結像レ
ンズ群21は撮像素子22上に結像させる作用を有す
る。
【0005】このようなビデオカメラに用いられるズー
ムレンズでは、前玉レンズ群の移動によってフォーカス
が調整されるのが一般的である。これを自動的に行な
う、いわゆるオートフォーカス装置は、ナショナルテク
ニカルレポート、ボリューム31、ナンバー6、ディセ
ンバー(1985年)第65頁〜第67頁(公知例1)
に記載されるような赤外線測距方式、あるいはTTL映
像方式などがある。
【0006】この公知例1には、マニュアルによってピ
ント合わせをする場合については、特に記載されていな
い。しかし、一般的には自動/手動切替えスイッチが設
けられ、必要に応じて切換えることが可能で、手動調整
時には、図7に示すように、前玉レンズ17と連動し、
レンズ鏡筒100に装着された距離環16を直接手によ
って回動操作、微動調整してピント合わせをするような
構造となっている。
【0007】一方、近年におけるVTR一体型カメラ
(ムービーなど)の急速な需要と共に、取扱いが簡便、
安価で持ち運びが便利な、コンパクトな商品の要求も強
い。これらに対応すべく、「日立」1987年4月号P
17「日立VTR一体型カメラ;マスタックスムービ
ー;C30」(公知例2)に示すような商品が発表され
ている。この公知例2ではコンパクト化のため、レンズ
全体を、ムービー筐体に内蔵した構造としている。
【0008】従って、公知例1の如き、レンズの距離環
を直接手によって回動してピント合わせすることはでき
ない。このため、公知例1にも記載されているように、
マニュアルでピント合わせをする、いわゆるパワーフォ
ーカス機構を採用することによってコンパクト化と合わ
せ、取り扱いの簡便さなど、上記需要からの要求に応え
ている。公知例1には、パワーフォーカス機構の具体例
は記載されていないが、例えば図8によって実現でき
る。
【0009】図8はビデオカメラに用いられている一般
的なズームレンズを示す回路図であって、同図におい
て、A,Bはオートフォーカス用制御信号印加端子、1
01は自動/手動切替えスイッチ、SW1,SW2はパ
ワーフォーカス用ボタンスイッチで、各々ボタンを押し
ている間のみ接点が接続される。102はフォーカスモ
ータ、103はモータ駆動回路でトランジスタQ1
7、抵抗R1〜R6によって構成される。いま、自動/
手動切替えスイッチ101を手動側(スイッチ開放側)
にして、ボタンスイッチ1を押した状態では、トランジ
スタQ1,Q2,Q3,Q8が不導通、トランジスタQ4
5,Q6,Q7が導通となり、電源(VCC)、トランジ
スタQ4、モータ102、トランジスタQ7、アースGの
経路でモータ電源は矢印aの方向に流れ、モータ102
は可動(例えば正転)する。
【0010】一方、ボタンスイッチ2を押した状態で
は、逆に、トランジスタQ4,Q5,Q6,Q7が不導通、
トランジスタQ1,Q2,Q3,Q8が導通となり、電源
(VCC)、トランジスタQ8、モータ102、トランジ
スタQ3、アースGの経路でモータ電流は矢印bの方向
に流れ、逆転する。また、ボタンスイッチを押さない状
態では、トランジスタQ1,Q2,Q3,Q5,Q6,Q7
導通、トランジスタQ4,Q8が不導通状態となり、モー
タ102の両端はトランジスタQ3,Q7を通して各々接
地されるので、モータ電流は流れず停止状態となる。
【0011】上記ボタンスイッチの操作により、モータ
の正転、逆転、停止をくり返し、微調整してピント合わ
せを行なうことができるようにしたのがパワーフォーカ
スである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(公知例
1)は、レンズの距離環を直接手動操作するので、素速
く、かつ精度よくピント合わせをすることができるが、
上記したように、商品をコンパクト化するのに構造上の
難点があり、また取り扱いにくい。一方、従来技術(公
知例2)は、商品のコンパクト性に優れる。
【0013】しかし、ボタンスイッチを操作し、移動、
停止を制御することによってピント合わせを行なういわ
ゆるパワーフォーカス装置の場合操作そのものは簡便で
あるが、精度よくピント合わせを行なうためには、微妙
なボタン操作が必要であり、また、レンズやモータの慣
性等も影響して、所望する位置に適格に停止させるのが
困難となる。また、モータ電流を減少させるなどによっ
て、回動速度を落すと、微妙なボタン操作や慣性の影響
などを軽減することができるが、ピント合わせ時間が遅
くなるという不都合を生ずる。
【0014】本発明の目的は、コンパクト性を保ちつ
つ、適切なピント合わせを行ないうるマニュアルフォー
カス調整装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ロータリー
エンコーダを手動フォーカス調整手段として用い、該手
動フォーカス調整手段を可動操作することにより、ロー
タリーエンコーダの出力を、ズームレンズのバリエータ
レンズの後方に配置された焦点合わせレンズに供給する
ことにより達成される。
【0016】さらに詳述すれば、上記手動フォーカス調
整手段であるロータリーエンコーダの出力信号の所定期
間における変化量を検出する手段とを具備し、該変化量
に応じた方向へ、また、該変化量に応じた量、焦点合わ
せレンズを移動させることにより、任意の被写体に対し
て、所望する手動ピント合わせ調整を実現できる。
【0017】
【作用】上記手動フォーカス調整手段の出力端子では、
手動による可動操作に応じた信号の変化が生じる。
【0018】該信号の所定期間前後を比較することによ
り差分信号を検出し、該差分信号が+のときは、例え
ば、正転させるように、一の時は、例えば、逆転させる
ように、零の時は停止するようにまた上記差分信号の絶
対値に応じた距離フォーカシングレンズが移動するよう
に上記フォーカシングモータを制御する。これによっ
て、手動フォーカス調整手段の可動量に応じてフォーカ
シングレンズを移動させることができるので、ピント合
わせしやすい。
【0019】さらに、フォーカシング機構を軽い後玉
(マスタ)レンズとし、またこれを慣性が少なくかつ位
置精度のよいパルスモータ等で駆動したので、位置制御
がさらに適格となり一層、好都合である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明に関連する実施例を示すブロ
ック図であって、1はレンズ、2は撮像素子、3はカメ
ラ回路、4はオートフォーカス回路、5は手動フォーカ
ス調整手段の可変抵抗器、6は差分電圧検出回路、7は
手動(M)/自動(A)切替回路(スイッチ)、8はフ
ォーカシングモータ制御回路、9はモータ駆動回路、1
0はフォーカシングモータ、11はフォーカシングレン
ズである。
【0022】同図において、マニュアルによってフォー
カス調整したい時は、切替スイッチ7をM側に選択し、
オートフォーカス回路4は切り離される。オートフォー
カス回路4、および撮像素子2、カメラ回路3は、本実
施例において直接関連しないので説明は省略する。もち
ろんオートフォーカス回路は、公知例1の如き赤外線測
距方式、TTL映像方式であってもよく、方式に何らこ
だわることはない。
【0023】次に、手動フォーカス調整について説明す
る。
【0024】手動フォーカス調整用可変抵抗器5の摺動
端子から出力される電圧は差分検出回路6に入力され
る。該差分検出回路6は、サンプルホールド回路50,
51及び減算回路52により構成されており、上記可変
抵抗器5の摺動端子から出力される電圧VMは、サンプ
ルホールド回路50の出力端の電圧は上記VMなる電圧
に保持される。所定時間経過後、上記可変抵抗器5の摺
動端子の電圧VM′はサンプルホールド回路50に入力
され、上記電圧VMが、サンプルホールド回路51の出
力端に保持されるとともに、上記電圧VM′はサンプル
ホールド回路50の出力端において保持される。
【0025】上記VM,VM′なる電圧は、減算回路52
によって減算され、所定期間における上記可変抵抗器5
の摺動端子の出力電圧の変化を表わす差分電圧(VM
M′)として、自動/手動切替回路7を経てモータ制
御回路8に入力される。
【0026】該モータ制御回路8は、上記差分電圧(V
M−VM′)の正、負、及び絶対値に対応したフォーカシ
ングモータ10の制御信号、すなわち、(VM−VM′)
>0のとき、例えば正方向に、(VM−VM′)<0のと
き、例えば逆方向に、(VM−VM′)=0のとき停止す
るように、また、|VM−VM′|に応じた距離、フォー
カシングレンズ11が移動するようなモータ制御信号を
モータ駆動回路9に供給し、フォーカシングモータ10
を駆動制御する。なお、上記所定時間としては、手動フ
ォーカス調整用可変抵抗器の可動から、モータ回動まで
の時間遅れを考えると、映像信号の垂直同期信号程度以
下の設定が適当である。
【0027】以上、説明した実施例によれば、手動フォ
ーカス調整用可変抵抗器の可動方向及びその可動量に応
じてフォーカシングレンズを移動、停止させることがで
きるので、パワーフォーカスにおいても精度のよいピン
ト合わせが実現できると共に、VRを回動するだけなの
で、取り扱いも簡便である。
【0028】図2は本発明に関連する他の実施例を示す
ブロック図であって、図1の実施例と同一符号、同一記
号で示されるものは、図1と同一機能、同一作用を有す
るので説明は省略する。
【0029】この実施例の図1の実施例と異なるところ
は、手動フォーカス調整用可変抵抗器5、及びオートフ
ォーカス回路4から出力される信号を、A/D変換回路
12によってディジタル信号に変換し、ディジタル信号
処理するよう構成した点である。
【0030】手動フォーカス調整用可変抵抗器5から出
力される電圧VMは、A/D変換器12によってディジ
タル化され、VMDとなり、メモリ13に記憶される。所
定時間経過後に、上記メモリ13に記憶されていた信号
MDはメモリ14に記憶され、上記手動フォーカス調整
用可変抵抗器5から出力される新たな電圧VM′は、A
/D変換器12によってディジタル化されVMDとして
メモリ13に記憶される。
【0031】該VMDおよびVMDを、減算回路15によ
って減算し、ディジタル化された差分電圧(VMD
MD)を検出する。
【0032】該差分電圧(VMD−VMD)は、手動/自
動切替回路7′を経てモータ制御回路8′に入力され、
該モータ制御回路8′において、図1の実施例で説明し
たのと同様に、上記差分電圧(VMD−VMD)の正、
負、及び零により正方向、逆方向、停止するように、ま
た上記差分電圧の絶対値|VMD−VMD|に応じた距
離、フォーカシングレンズ11が移動するようなモータ
制御信号をモータ駆動回路9に供給し、フォーカシング
モータ10を制御する。
【0033】以上説明したように、メモリ15、14、
及び減算回路15は、図1の差分検出回路6におけるサ
ンプルホールド回路50,51、及び減算回路52と、
また、手動/自動切替回路7′、モータ制御回路8′は
それぞれ図1で説明した回路7、8とほぼ同一作用を有
する。従って、手動フォーカス調整システムとして、そ
の作用は図1の実施例と何ら変わるところはない。しか
し、この実施例によれば、図2中、ブロック16で示す
ディジタル処理部分は、一般にマイクロコンピュータで
簡単に実現することができるので特別な回路付加は不要
で、オートフォーカス機能も含め、フォーカス調整シス
テムとして簡易に構成できる特徴がある。
【0034】図3は本発明に関連するさらに他の実施例
を示すブロック図であって、図1、図2と同一記号、同
一符号で示すものは、図1、図2の実施例と同一機能、
同一作用を有するもので、詳細な説明は省略する。
【0035】図3の実施例と、図1、図2の実施例との
相違点は、手動フォーカス調整手段として、360°回
転することができる摺動端子を有するエンドレス可変抵
抗器を用い、該エンドレス可変抵抗器の摺動端子の位置
によらず、該摺動端子の可動方向及びその可動量に応じ
た差分電圧を検出できるよう構成した点である。
【0036】まず、上記エンドレス可変抵抗器の摺動端
子から出力される電圧の変化量について、図4を用いて
説明する。
【0037】図4は図3におけるエンドレス可変抵抗器
の回転角に対する摺動端子の出力電圧特性の一例を示す
特性図である。
【0038】いま、図3のエンドレス可変抵抗器26を
図4に示すr1からr2までPで示す角度回転させた時、
上記摺動端子の出力電圧はVMからVM′へと変化し、該
変化量の差分電圧の絶対値は|VM−VM′|=aとな
る。
【0039】一方、上記エンドレス可変抵抗器を図6中
3からr4にPで示す角度回転させた時、上記r1から
2までの回転角度Pと同一量でありながら、上記摺動
端子の出力電圧の変化による差分電圧の絶対値は|VM1
−VM1′|=bとなり、単に減算するだけでは上記エン
ドレス可変抵抗器の回転角に対して一様な摺動端子電圧
の差分電圧を得ることができない。ところで、上記bな
る電圧は、上記エンドレス可変抵抗器の摺動端子出力の
最大値Va及び最小値VLを用いると、b=(Va−VL
a)と表わすことができ、bからaを算出できる。
【0040】また、上記エンドレス可変抵抗器の回転角
度を180°以下とすれば、b≧(Va−Vb)/2,a
≦(VB−VL)/2となるため、r1からr2への変化モ
ードと、r3からr4への変化モードを検出できる。従っ
て、上記変化の差分電圧の絶対値|VM−VM′|≦(V
a−VL)/2のとき、(VM−VM′)を、|VM−VM
|>(Va−VL)/2のとき、(Va−VL)−(VM
M′)を上記エンドレス可変抵抗器の摺動端子電圧の
変化の差分電圧とすればよい。
【0041】なお、上記説明は、摺動端子電圧が増加す
る場合、すなわち変化量の差分電圧(VM−VM′)>0
の場合について行なったが、摺動端子電圧が減少する
(VM−VM′)<0の場合、上記(VM−VL)−(VM
−VM′)=2a+bとなる。
【0042】従って、(VM−VM′)<0の場合には、
(VL−VM)+(VM−VM′)を、上記エンドレス可変
抵抗器の摺動端子出力の変化の差分電圧とすればよい。
【0043】以上をまとめると、|VM−VM′|≦(V
a−VL)/2のとき、(VM−VM′)を、|VM−VM
|>(Va−VL)/2かつ(VM−VM′)>0のとき、
(Va−VL)−(VM−VM′)を、|VM−VM′|>
(Va−VL)/2かつ(VM−VM′)>0のとき、(V
a−VL)−(VM−VM′)を、|VM−VM′|>(Va
−VL)/2かつ(VM−VM′)<0のとき、(VL−V
B)−(VM−VM′)を、上記エンドレス可変抵抗器の
摺動端子出力の差分電圧とすると、上記エンドレス可変
抵抗器の回転角と回転方向に応じた差分電圧を検出でき
る。
【0044】図3は、上記で説明したように、エンドレ
ス可変抵抗器の摺動端子電圧の回転角と回転方向に応じ
た差分電圧が検出できるよう構成した実施例である。
【0045】なお、同図において、26は360°回転
することのできる摺動端子を有する手動調整用エンドレ
ス可変抵抗器、27は該エンドレス可変抵抗器26の印
画電圧、23は差分電圧生成回路である。
【0046】上記エンドレス可変抵抗器26の摺動端子
から出力される電圧は、図2の実施例と同様、A/D変
換器12、メモリ13,14により、所定期間経過前後
の電圧VMD,VMDとして、また、印加電圧27の最大
値電圧Va、最小値電圧VLは、A/D変換器12により
ディジタル化され、メモリ24,25に記憶された後、
MD,VLDなる電圧として、それぞれ差分電圧生成回路
23へ入力される。
【0047】該差分電圧生成回路23は、減算回路5
5、演算回路56、正負検出回路57、絶対値検出回路
58、切替回路59,60より成り、減算回路55によ
り生成された差分電圧(VMD,VMD)は、正負検出回
路57、絶対値検出回路58、切替回路60に入力さ
れ、また、演算回路56により生成された電圧、(VMD
−VLD)−(VMD−VMD)、及び(VLD−VyD)−
(VMD−VMD)は切替回路59を経て、上部演算回路
56の出力電圧の一方が選択され、切替回路60に供給
される。
【0048】ここで上記正負検出回路57の出力端にお
いて、上記差分電圧(VMD−VMD)の正、負に応じた
制御信号を生成し、該制御信号により切替回路59の切
替を制御し、また、上記絶対値検出回路58の出力端に
おいて、上記差分電圧の絶対値|VMD−VMD|と、
(VaD−VLD)/2を比較結果に応じた制御信号を生成
し、該制御信号によって、上記切替回路60の切替を制
御すれば、上記切替回路60の出力端において、(VMD
−VMD)≦(VyD−VLD)/2のときは、(VMD
MD),(VMD−VMD)>(VaD−VLD)/2かつ
(VMD−VMD)>0のときは、(VaD−VUD)−(V
MD−VMD),(VMD−VMD)>(VyD−VLD)/
2かつ(VMD−VMD)<0のときは、(VLD−VyD
−(VMD−VMD)なる上記エンドレス可変抵抗器26
可動量、及びその可動方向に応じた差分信号が出力され
る。
【0049】該差分信号を、手動/自動切替回路7′を
経て、モータ制御回路8′に供給し、図2の実施例で説
明したように、フォーカシングモータ10を駆動すれ
ば、上記エンドレス可変抵抗器26の可動量、及び可動
方向に応じて、フォーカシングレンズ11を移動させる
ことができる。
【0050】以上説明したように、この実施例において
も、図1、図2の実施例と同様に、精度よくピント合わ
せができる。さらに、この実施例では、可変抵抗器の可
動量に応じてレンズを移動させるので、可変抵抗器の位
置とレンズの位置を一致させるような制御を行なった場
合に発生する。自動から手動へ切替えた時のレンズの跳
躍現象がないという特徴を有する。
【0051】図5は本発明の実施例を示すブロック図で
あって、図1、図2、図3の実施例と同一記号、同一符
号を示すものは、図1、図2、図3の実施例と同一機
能、同一作用を有するので説明は省略する。
【0052】図5の実施例と前記図1、図2、図3の実
施例との相違点は、手動フォーカス調整手段として、ロ
ータリエンコーダを用いて構成した点である。
【0053】同図において、26は差分電圧生成回路、
29はパルス計数回路、30は方向検出回路、31,3
2は波形成形回路、33はロータリエンコーダである。
【0054】以下、図5の実施例の動作を図6の動作波
形図と共に説明する。
【0055】ロータリエンコーダ33の出力信号は、波
形成形回路31,32により波形成形され、出力端A,
Bにおいて、それぞれ、図6(a),(b)に示すよう
な位相が半周期異なるパルス、すなわち上記ロータリエ
ンコーダ33を、例えば正転(矢印CW方向)したとき
は、上記出力端Aのパルスは、上記出力端Bのパルスよ
り半周期位相が遅れ、逆転(矢印CCW方向)したとき
は、上記出力端Aのパルスは、上記出力端Bのパルスよ
り半周期位相が進むパルスとなる。また該パルスは上記
ロータリエンコーダ33の回転量に応じた数、出力され
る。
【0056】パルス計数回路29では、所定期間内に、
上記波形成形回路31から出力されるパルス数を計数
し、方向検出回路30では、上記出力端Aから出力され
るパルスの、例えば立ち上がりで、上記出力端Bでのパ
ルスのレベルを判定し、ハイレベル(1)では正転、ロ
ーレベル(0)では逆転を検出する。
【0057】差分電圧生成回路28において、上記パル
ス数計数結果と、上記方向検出結果から、図2の実施例
における差分電圧(VMD−VMD)に応じてフォーカシ
ングレンズ11が移動するように、フォーカシングモー
タ10を制御することは、図1、図2及び図3の実施例
と同様である。
【0058】以上、フォーカシングレンズは、前玉レン
ズを回動して行なうのが一般的であるが、図7における
レンズ系の、コンベンセータレンズ群19、もしくはそ
の1部、あるいは結像レンズ群22もしくはその1部を
フォーカシングレンズとする。
【0059】ここで軽量なコンベンセータレンズ、ある
いは結像レンズをフォーカシングレンズとして用いてい
るので、小型、低トルクのパルスモータでよく、慣性等
の影響が少ないとともに、パルスモータでは駆動するパ
ルス数に応じた量回転するので、レンズ移動量の設定を
容易に行なうことができ、また、モータ制御回路も簡易
な回路で構成することができる。
【0060】さらに前玉レンズの位置は固定でよく、小
型、コンパクトなレンズ設計が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロータリエンコーダの回転量に対応してフォーカシング
レンズを移動させることができるので、パワーフォーカ
スによっても所望する任意の被写体に対して適格、かつ
スムーズに精度よくピント合わせができると共に、コン
パクトな商品設計も不都合なく実現でき前記従来技術の
欠点を除いて優れた機能のビデオカメラ等の焦点合わせ
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する実施例を示すブロック図。
【図2】本発明に関連する他の実施例を示すブロック
図。
【図3】本発明に関連するさらに他の実施例を示すブロ
ック図。
【図4】図3の実施例におけるエンドレス可変抵抗器の
特性図。
【図5】本発明の実施例を示すブロック図。
【図6】図5の実施例を説明する動作波形図。
【図7】従来のパワーフォーカス装置に適するモータ駆
動回路の一具体例を示す回路図。
【図8】ビデオカメラに用いられる一般的ズームレンズ
の構成を示す模式図。
【符号の説明】
1…ズームレンズ、 11…フォーカシングレンズ、 10…フォーカシングモータ、 9…モータ駆動回路、 33…ロータリーエンコーダ、 31,32…波形成形回路、 29…パルス計数回路、 30…方向検出回路、 28…差分電圧生成回路。
フロントページの続き (72)発明者 安積 隆史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所家電研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点合わせ用レンズと連動するモータを回
    転させて、焦点合わせを行なうビデオカメラにおいて、 ズーム倍率を変化させるバリエータレンズ、 該バリエータレンズの後部に配置されたマスタレンズ群
    の一部あるいは全部によって構成される焦点合わせ用レ
    ンズ、 手動操作によって任意の位置から何れの操作方向へもエ
    ンドレスに回転可能な手動操作部、 該手動操作部が何れの位置にあっても、該手動操作部の
    回転操作に応動して2相のパルス信号を出力するロータ
    リーエンコーダ、 該ロータリーエンコーダからの該2相のパルス信号間の
    相対位相とパルス数を検出する検出回路、 該検出回路で検出された該相対位置に従った方向に、該
    検出回路で検出された該パルス数に応じた量だけ、現位
    置を基準として、該焦点合わせ用レンズを移動させる制
    御信号を出力する手動焦点合わせ制御回路、を設けたこ
    とを特徴とするビデオカメラ。
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