JPH073498B2 - ビデオカメラ等の焦点合わせ装置 - Google Patents

ビデオカメラ等の焦点合わせ装置

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JPH073498B2
JPH073498B2 JP62251473A JP25147387A JPH073498B2 JP H073498 B2 JPH073498 B2 JP H073498B2 JP 62251473 A JP62251473 A JP 62251473A JP 25147387 A JP25147387 A JP 25147387A JP H073498 B2 JPH073498 B2 JP H073498B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオカメラ等のフォーカス調整装置に係り、
特にマニュアル操作によってピント合わせするのに好適
なパワー(電動)フォーカス調整装置に関する。
〔従来の技術〕
第4図の模式図に示すように、ビデオカメラ等における
レンズ系は、フォーカシングレンズ(前玉レンズ)群1
7、バリエータレンズ群19、コンペンセータレンズ群2
0、絞り装置21、結像レンズ(マスタレンズ)群22によ
って基本構成がなされる。前玉レンズ群17は、任意の距
離にある所望する撮影被写体各々に対して焦点合わせを
するよう働く作用を有し、バリエータレンズ群19はズー
ミングに伴なう変倍作用、コンペンタータレンズ群20
は、ズーミングと共に可動し、撮影所望の被写体に対す
るズーミング中の焦点ずれを防ぐ補正作用、結像レンズ
群22は撮像素子3上に結像させる作用を有する。このよ
うなビデオカメラに用いられる、ズームレンズでは、前
玉レンズ群の移動によってフォーカスが調整されるのが
一般である。これを自動的に行なう、いわゆるオートフ
ォーカス装置は公知例(A)ナショナルテクニカルレポ
ート、ボリューム31、ナンバー6、ディセンバー(1985
年)、第65頁〜第67頁に記載されるように赤外線測距方
式、あるいはTTL映像方式による方式などがある。本公
知例(A)には、マニュアルによってピント合わせする
場合については、特に記載されていない。しかし一般に
は、自動/手動切換スイッチが設けられ、必要に応じて
切換えることが可能で、手動調整時には第4図に示すよ
うに、前玉レンズ17と連動し、レンズ鏡筒16に装備され
た距離環18を直接手によって回動操作、微動調整してピ
ント合わせするような構造となっている。
一方、近年におけるVTR一体型カメラ(ムービーなど)
の需要の急速な拡大と共に、取り扱いが簡便,安価で持
ち運びが便利な、コンパクトな商品の要求も強くなって
いる。これらに対応すべく、公知例(B)「日立」1987
年4月号p17「日立VTR一体型カメラ;マスタックスムー
ビー;C30」に示すような商品が発表されている。本公知
例(B)ではコンパクト化のため、レンズ全体を、ムー
ビー筐体に内蔵した構造としている。したがって、公知
例(A)の如き、レンズの距離環を直接、手によって回
動してピント合わせすることはできない。このため公知
例文献中にも記載されているように、マニュアルでピン
ト合わせをしたい時は、ボタンスイッチを押してピント
合わせをする、いわゆるパワー(電動)フォーカス機構
を採用することによってコンパクト化と合わせ、取り扱
いの簡便さなど、上記、市場からの要求に答えている。
本公知例中にはパワーフォーカス機構の具体例は記載さ
れていないが、例えば第3図によって実現できる。第3
図において、A,Bはオートフォーカス用制御信号印加端
子、7は自動/手動切換スイッチ、SW1,SW2はパワーフ
ォーカス用ボタンスイッチで、各々ボタを押している間
のみ接点が接続される。10はフォーカスモータ、9はモ
ータ駆動回路で、トランジスタQ1〜Q7、抵抗R1〜R6によ
って構成される。いま自動/手動切換スイッチを手動側
(スイッチ開放側)にして、ボタンスイッチ1を押した
状態では、トランジスタQ1,Q2,Q3,Q8が不導通、Q4,Q5,Q
6,Q7が導通となり、電源(Vcc),Q4,モータ10,Q7,アー
スGの経路でモータ電流は矢印aの方向に流れ、モータ
が可動(例えば正転)する。一方、ボタンスイッチ2を
押した状態では、逆にトランジスタQ4,Q5,Q6,Q7が不導
通、Q1,Q2,Q3,Q8が導通となり、電源(Vcc),Q8,モータ
10、アースGの経路でモータ電流は矢印bの方向に流
れ、逆転する。またボタンスイッチを押さない状態で
は、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6,Q7が導通、Q4,Q8が不導通状態
となり、モータの両端は、Q3,Q7を通して、各々接地さ
れるので、モータ電流は流れず停止状態となる。
上記、ボタンスイッチの操作により、モータの正転,逆
転,停止をくり返し、微調整してピント合わせを行なう
ことができるようにしたのが、パワーフォーカスであ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術(A)は、レンズの距離環を直接、手によ
って回動操作するので、素速く、かつ精度よくピント合
わせすることができるが、上記したように商品をコンパ
クト化するのに構造上難点があり、また若干、取り扱い
にくい。一方、従来技術(B)は、商品のコンパクト性
に優れる。しかし、従来技術(B)のような、パワーフ
ォーカスの場合、ボタンスイッチを操作し、フォーカス
モークを正転,逆転,停止しのくり返し動作によってピ
ント合わさせる。この場合、操作は簡便であるが、モー
タには一般に直流モータが用いられ、この様なモータで
比較的重たい前玉レンズをボタン操作により移動,停止
動作させようとすると、慣性等が影響して、また、距離
環を直接回動する感覚と異なるので、所望するレンズ位
置に適格に停止させるのが困難となる。ここでモータ電
流を減少させることによって回動速度を落すと、慣性の
影響はある程度軽減することができ、比較的精度のよい
ピント合わせができる。しかしピント合わせ時間が遅く
なる不都合を生ずる。本発明の目的は商品のコンパクト
性を保ちつつ、適切なピント合わせを行ないうるマニュ
アルフォーカス調整装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、手動フォーカス調整手段として可変抵抗器
(VR)を用い、該VRを可動操作することにより達成され
る。さらに詳述すれば、上記VRによる手動フォーカス調
整手段と、フォーカシングレンズ位置検出手段を具備
し、該VRの可動端子から出力される検出電圧と、該位置
検出手段から出力される検出電圧を比較,検出し、誤差
量をフォーカシングレンズにフィードバックすることに
より、任意の距離にある被写体に対して、所望する手動
ピント合わせ調整を実現することができる。
なお、上記発明において、まず所望する被写体を撮影
し、オートフォーカスによりピント合わせを行ない、次
に手動フォーカス調整すべく切り替えスイッチを手動側
に切り替えると、その瞬間、上記VRの位置によって定ま
るレンズ位置に跳躍的に移動するという不都合を生ずる
が、これはVR位置変化検出手段,移動/手動切り替え信
号発生手段、モーター駆動信号発生手段を別途設けるこ
とによって解決することができる。
すなわち、この不都合については、自動から手動に切ら
換えてもVRを可動操作しないかぎりオートフォーカス動
作によって定められたレンズ位置を保持し続け、次に行
なうVRの可動操作を検知して、すなわちVRの位置変化を
検知してはじめて、上記した手動調整システムが作動な
らしめるようにすることによって改善できる。
〔作用〕
上記、VRの可動(摺動)端子からは、手動による可動操
作に応動して、被写体距離に対応する手動調整電圧を出
力する。一方、フォーカシングレンズ位置検出手段は、
逐次、レンズ位置に対応する位置検出電圧を出力する。
ここで所望の距離に合わせるべく、VRを可動すると、上
記比較手段は、その時点のレンズ位置検出電圧と、VRの
可動端子から出力される手動調整電圧とを比較し、誤差
量を検出し、誤差量が、例えば+の時は、フォーカシン
グモータを正転させるようにし、−の時は逆転させるよ
うにし、誤差量が零になった時点で停止するようにフィ
ードバック制御ループを構成する。これによって手動フ
ォーカス調整用VRの位置に対応する距離にフォーカシン
グレンズ位置を正しく設定せしめることができるのでピ
ント合わせしやすい。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第1
図において、1はレンズ、2は撮像素子、3はカメラ回
路、4はオートフォーカス信号生成回路、5はモータ移
動方向、合焦(モータ停止)など判定回路、6は比較
(誤差量)検出回路、7は手動(M)/自動(A)切換
えスイッチ回路、8はフォーカシングモータ制御回路、
9はモータ駆動回路、10はフォーカシングモータ、11は
フォーカシングレンズ位置検出回路(例えばポテンショ
メータ)、12は手動フォーカス調整手段の可変抵抗器で
ある。本図において、マニュアルによってフォーカス調
整したい時は、切換えスイッチ7をM側に選定し、回路
4,5からなるオートフォーカス回路は切り離される。オ
ートフォーカス回路4,5、および撮像素子2、カメラ回
路3は、本実施例において直接関連しないので説明は省
略する。もちろんオートフォーカス回路は、公知例
(A)の如き、赤外線測距式、TTL映像方式など、いず
れの方式であってもよく、方式に何らこだわらない。
今、任意の距離にある、所望する被写体にピント合わせ
するべく、可変抵抗器12を可動し、その時、可動端子a
には被写体距離に対応する電圧VMが出力され、比較検出
回路6の一方の端子に入力される。一方、フォーカスシ
ングレンズ、およびフォーカシングモータ10と連動する
位置検出用ポテンショメータ11、任意の時点における、
レンズ位置に対応する検出電圧を遂次、端子bに出力
し、比較回路6の他方の端子に入力されて上記手動調整
電圧VMと比較される。比較回路6によって比較検出され
た誤差量(VM−VL)はスイッチ回路7を経てモータ制御
回路8に入力される。モータ制御回路8は、第1図中に
示すように、誤差量(VM−VL)が、例えば+の場合には
モータ10を正方向に回転し、−の場合には逆転し、零の
場合には停止させようなモータ制御電圧をモータ駆動回
路9に供給してモータ10を駆動制御し、連動するフォー
カシングレンズの位置を制御する。
以上説明したように、本実施例では、位置検出手段11,
比較回路6,スイッチ回路7,モータ制御回路8,モータ駆動
回路9,モータ10,フォーカシングレンズの経路でフィー
ドバック制御ループが構成されるので、上記誤差量(VM
−VL)が零になるようレンズ位置が制御される。すなわ
ち本実施例によれば、手動フォーカス調整用可変抵抗器
12の可動位置によって定められる距離に一致するようレ
ンズ位置を、正確に制御,停止させることができるの
で、パワーフォーカスにおいても精度のよいピント合わ
せが実現できるとともに、VRを回動するだけなので取り
扱い簡便である。
第2図に第2の実施例を示す。本図において、第1図の
実施例と同一符号,同一記号で示されるものは、第1図
と同一機能,同一作用を有するので説明は省略する。本
実施例の、第1図の実施例と異なるところは、手動フォ
ーカス調整用可変抵抗器12、および、位置検出ポテンシ
ョメータ11、およびオートフォーカス信号生成回路4か
ら出力される各々のアナログ信号を、A/D変換回路23に
よってディジタル信号に変換し、ディジタル信号処理す
べく構成した点である。第2図において14,15は、それ
ぞれ位置検出用ポテンショメータ11からの検出電圧VL
および可変抵抗器12からの出力電圧VMの、それぞれのA/
D変換値VL′,V′を記憶する位置メモリである。今、
任意の距離にある所望する被写体にピント合わせするべ
く、可変抵抗器12を可動し、その時、可動端子aには被
写体距離に対応する電圧VMのA/D変換値V′が、位置
メモリ15を介し、比較判定器6′の一方の端子に入力さ
れる。一方、フォーカシングレンズ,およびフォーカシ
ングモータ10と連動する位置検出用ポテンショメータ11
は、任意の時点における、レンズ位置に対応する検出電
圧VLを遂次端子bに出力し、A/D変換値VL′が位置メモ
リ14を介し、比較判定器6′の他方の端子に入力されて
上記手動調整電圧VM′と比較される。比較判定器6′に
よって比較検出された誤差量(VM′−VL′)はスイッチ
回路7′を経てモータ制御回路8′に入力される。モー
タ制御回路8′は、第1図中に示すように、誤差量(VM
−VL)が例えば+の場合にはモータ10を正方向に回転
し、−の場合には逆転し、零の場合は停止させるような
モータ制御電圧をモータ駆動回路9に供給してモータ10
を駆動制御し、連動するフォーカシングレンズの位置を
制御する。以上説明したように、本実施例では、検出電
圧VM,VLのA/D変換されたディジタル信号V′L,V′
入力、メモリする機能を有する。それぞれ比較判定機能
6′に入力され両信号の誤差量が検出される。すなわち
第2図における、比較判定機能6′、手動/自動切換機
能回路7′、モータ制御機能8′オートフォーカス判定
機能5′は、それぞれ第1図で説明した回路6,7,8,5と
ほぼ同一作用を有する。
したがって手動フォーカス調整システムとしてその作用
は第1図の実施例と何ら変わるところはない。しかし本
実施例によれば、第2図中、ブロック13で示すディジタ
ル処理部分は、一般にマイクロコンピュータで簡単に実
現できるので、特別のハードを必要とすることなく、オ
ートフォーカス機能も含め、フォーカス調整システム全
体として簡易に構成できる特徴がある。
第5図を用いて第3の実施例を説明する。第5図におい
て第1図,第2図と同一符号、同一記号を示すものは第
1図の実施例とほぼ同一機能,作用を有する。
第1図,第2図の実施例と異なるところは、フォーカシ
ングモータ10′としてパルスモーターなどパルス駆動可
能なモータによりレンズの位置制御を行なうことと、第
1図,第2図におけるフォーカスレンズ位置検出用ポテ
ンショメータ11を用いず構成する点である。
第5図において、12は上記第1,第2の実施例同様、手動
フォーカス調整手段の可変抵抗器、4はオートフォーカ
ス信号生成回路、16はA/D変換回路である。13はマイク
ロコンピュータである。その内部ブロック15は、レンズ
位置検出電圧VMのA/D変換信号V′を入力して判定す
る手動調整位置判定機能、6′は位置比較判定機能、
8′はモータ制御(パルス信号発生)機能、25はカウン
ター機能、24はフォーカシングレンズ位置判定機能、
7′は手動/自動切換機能である。9′はパルスモータ
駆動回路、10′はフォーカシングレンズ位置制御用パル
スモータであり、本実施例の場合も手動調整システムと
しては第1,第2の実施例と同様である。第5図におい
て、手動調整したい場合は、例えばスイッチSW3を開放
にすればマイクロコンピュータの端子cには、抵抗Rを
通して、H(高レベル)電圧が印加され、マイコン13内
部の自動/手動切換え機能7′はM側が選択される。
カウンタ機能25は、モータ制御機能8′のモータ駆動パ
ルス数を計数し、この計数値によりレンズ位置を知るこ
とができ、レンズ位置判定機能24は、遂次レンズ位置を
記憶する。
したがって第1図,第2図の実施例と同様所望する被写
体にピント合わせするべく、可変抵抗器12を可動するこ
とによって得られる被写体距離に対応する位置情報M
と、任意の時刻において遂次判定されるフォーカシング
レンズ位置情報Lが、位置比較判定機能6′に入力さ
れ、位置誤差情報M−Lが、切換え機能7′を介してモ
ータ制御機能8′に与えられる。8′は、M>Lの時、
例えば正転,M<Lの時、逆転、M=Lで停止するような
制御パルス電圧を出力し、パルスモータ駆動回路9′に
供給する。第1図,第2図の実施例と同様、これら手動
フォーカス調整系はフィードバック制御ループを構成す
るので、上記M=Lとなった時点で制御系が安定し、モ
ータが停止、所望の位置にフォーカスレンズが設定され
る。
第6図は第5図の実施例で説明した、手動フォーカス機
能のマイコン13内部の動作を、今少し詳しく説明するた
めの図である。
手動フォーカス調整用VR12の一端をVccに、多端を電源V
ccに接続し、摺動(可動)端子bをA/D変換器23の入力
に接続する。VR12の摺動端子出力電圧の最大値の時のA/
D変換出力をADmax、最少値の時のAD変換出力を0とす
る。フォーカシングレンズはパルスモータ10′により回
動され、電源を投入(ON)した時に、無限遠撮影状態
(INF端)に設定する。この位置からフォーカシングレ
ンズを最至近距離撮影状態にする為の、パルスモータに
送る必要パルス数をPCmaxとする。AD変換器18の出力をA
DM、パルスモータへの送りパルス数を、PCとすると、下
記条件を満足するとVR12の位置に対応して、フォーカシ
ングレンズ位置を設定することができる。
ADM/ADmax=PC/PCmax …(1) ここでタイミング発生回路27によって発生するタイミン
グ信号t1が立上がると、AD変換回路15を駆動し、ADデー
タ:ADMをメモリー15に格納する。AD値演算器15′は式
(1)より、ADM・PCmax(=A1)を計算する。比較器
6′はA1−PCをタイミング信号t2の立ち上がりで実行す
る。次にA1>PC,A1<PC,A1=PCを判定回路29によって判
定し、“=”の時はパルスモータ10′を回動させず、
“A1>PC"の時は、タイミング信号t3の立ち上がりで、
1パルス発生器30でパルスを発生させ、パルスモータ駆
動パルス発生器28の1パルス送り動作させる。これによ
りパルスモータを1パルス分、例えば至近方向に回動さ
せる一方、PCの値を保持するPCカウンタ26の値を1ステ
ップ加算する。“A1<PC"の場合も同様の動作であり、
フォーカシングレンズの回動方向が逆方向(無限遠方
向)に回動させる一方、PCカウンタ26の値を1ステップ
減算する。上記動作は、A1=PCになるまで繰返され、こ
れによって、パワーフォーカス用VRの位置に対応してフ
ォーカシングレンズを回動することができる。
以上説明したように第3の実施例によれば、第1図,第
2図の実施例のごときフォーカシングレンズ位置検出用
ポテンショメータを必要とすることなく位置検出できる
ので、レンズ構造が簡単になる。またパルスモーターは
慣性も少なく、かつ精度よく位置制御できるので、一層
きめこまかく、精度のよい手動フォーカス調整を行なう
ことができる。
以上、VRの手動操作によるパワーフォーカス装置の実施
構成例を第1図,第2図,第5図,第6図により説明し
た。ところで上記パワーフォーカス装置には、付随して
下記不都合を生ずる。すなわち、まず所望する被写体を
撮影し、オートフォーカスによりピント合わせを行な
い、このフォーカシング状態で、自動から手動に調整モ
ードスイッチを切換えると、その瞬間、上記VRの位置に
よって定まるレンズ位置に飛躍的に移動し、この結果、
意図しない異常な撮影画像となる不都合を生ずる。
以下、上記不都合を改良する発明を第7図〜第9図の実
施例を用いて説明する。いずれもその手段の要点は、自
動/手動切換え情報信号と、手動操作に伴なうVRの位置
変化情報を検出し、自動から手動に切り替えても、VRを
可動操作しないかぎりオートフォーカス動作によって定
められたレンズ位置を保持し続け、自動/切り替え操作
後、VRの位置変化を検知して初めてVRによるピント合わ
せが可能ならしめるようシステム構成する点にある。
第7図は第1図の実施例に対し、上記改良発明を付加し
た実施例である。第1図と同一符号,同一記号で示され
るものは、第1図での説明と同一機能,同一作用を示す
ので説明は省略する。第7図においてブロック33で示さ
れる部分が改良発明部分であ。32は自動/手動切り替え
スイッチ、36は自動/手動切り替え信号発生回路、34は
VR12の位置変化検出回路、35はモータ駆動禁止信号発生
回路であり、後述する状態のときモータ駆動禁止(停
止)制御信号をモータ制御回路8に与える。まず自動の
時は、例えば切り替えスイッチ32が投入され、切り替え
信号発生回路36にはLレベルが印加され、切り替え信号
発生回路36は切り替えスイッチ回路7を自動(A)側に
切り替える制御信号を、一方、モータ駆動禁止信号発生
回路35にも制御信号を供給し、この時モータ駆動禁止信
号発生回路35はVR位置変化検出回路34から印加される信
号によらず、かつモータ制御回路8が切換えスイッチ7
からのモータ制御信号を優先して受けつける制御信号を
モータ制御回路8に与える。したがって回路4,5,7,8,9,
10,レンズ37の経路で通常のオートフォーカス動作が維
持される。
次に自動から手動に切り替えるためスイッチ32を操作,
開放状態にすると切り替え信号発生回路36に入力される
制御信号はレベルからHレベルに変化,移行し切り替え
信号発生回路36は切り替えスイッチ回路7を手動(M)
側に切り替える制御を与える。一方、モータ駆動禁止信
号発生回路35は上記自動から手動への切り替え操作瞬時
における変化信号(例えばトリガーパルス)を切り替え
信号発生回路36から与えられた時は、強制的にモータ駆
動を禁止(停止)させる制御信号を発生、モータ制御回
路8に与え、次に位置変化検出回路34が、手動操作に伴
なうVR12の位置変化を検出するまでは、その状態を維持
し続ける。すなわち自動から手動に切り替えても、オー
トフォーカス動作によって定められたレンズ位置を保持
していることになる。次に手動調整すべくVR12を可動す
ると、モータ駆動禁止信号発生回路35は位置変化検出回
路34からのVR位置変化情報を受けつけることによってモ
ータ駆動禁止信号の発生を解除する。すなわち一旦VRを
可動するとそれ以降はVR12,回路6,7,8,9,10,レンズ37を
経て任意の手動調整を可能ならしめることができる。上
記したように本改良によれば、自動から手動に切り替え
た時のレンズの跳躍移動現象は発生しない。
第8図の実施例は第7図の実施例における位置変化検出
回路34,モータ駆動禁止制御信号発生回路35の具体的回
路機能による実現手段の一例を示すもので、位置変化検
出回路はサンプルホールド回路38と、レベル比較検出回
路39により、モータ駆動禁止信号発生回路35はフリップ
フロップ回路40により実現できる。まず自動の時は切り
替えスイッチ32は投入されており、切り替え信号発生回
路36にはL(低)レベル制御信号が与えられ、切り替え
スイッチ回路7はA側に制御される。一方、この状態で
はフリップフロップ回路40の出力には、例えばH(高)
レベル信号が出力され、モータ制御回路8に与えられ
る。モータ制御回路8はHレベル制御信号が与えられた
場合は切り替えスイッチ回路7からの制御信号を優先し
て受けつけ、すなわち通常のオートフォーカス動作状態
が維持される。次に自動から手動に切り替えると、すな
わちスイッチ32を開放にすると切り替え信号発生回路36
は、Hレベル制御信号が与えられ、切り換えスイッチ回
路7をM(手動)に切り替える制御信号を発生するとと
もに、LレベルからHレベルへの変化するタイミングを
とらえ、サンプルホールド回路38,フリップフロップ回
路40のリセット端子Rにそれぞれ供給するサンプルホー
ルドパルス,リセットパルスを発生する。サンプルホー
ルド回路38はその時点のVR12の位置に対応する検出電圧
を出力に保持する。したがってレベル比較検出回路39は
VR12を可動操作しないかぎり、何ら検出信号を発生しな
い。したがって、自動から手動に切り替えた瞬時に発生
する上記リセットパルスによりフリップフロップ回路40
の出力は、HレベルからLレベルに変化する。モータ制
御回路8はこのLレベル制御信号を与えられることによ
って、スイッチ切換え回路7からの制御信号にかかわら
ず、モータ駆動禁止(停止)状態を維持する。次に手動
フォーカス調整すべくVR12を可動すると、比較検出回路
39には、可動役のVR位置に対応する電圧と、サンプルホ
ールド回路38によって保持されている可動前の電圧が入
力される。したがってレベル比較検出回路39はこの差を
検出して、すなわちVR12が可動されたことを検出する
や、セットパルスを出力する。この結果、フリップフロ
ップ回路40の出力は、次に、上記リセットパルスが入力
されるまでHレベルにセットされる、したがってモータ
制御回路8は再び、切り替え回路7からの制御信号を優
先して受けつけ、VR12の可動に応動したフォーカス調整
が可能となる。
次に第9図の実施例について説明する。本実施例は、マ
イコン13を用いた第6図の実施例を改良する、ブロック
41,42,43,44,45が付加した部分である。以下改良部分に
ついて説明する。まず自動から、手動に切り替えた時、
切り替え信号発生器42よりタイミングパルスを発生し、
手動調整用VR12のAD変換値を、ADM′41としてメモリに
記憶するとともに、フラグFLG45を零に設定する。次にV
R12の可動前後のAD変換値を比較器43で検出し、AD変換
値評価器44で(ADM−ADM′)を評価し、零なら、すなわ
ちVR12を操作しない場合は、FLG45は零のままである。F
LG45は、前記A1−PCの判定器29の制御入力に接続し、FL
G45が零の時はA1=PCの時と同じ出力とし、パルスモー
タ10′を回動させないで停止状態を保持する。ADM評価
器44で、ADM≠ADM′、すなわちVR12を操作した状態を検
出するとFLG45をセット(=1),A1−PCの判定器45を動
作可能にし、手動フォーカス調整用VR12のAD値に対応し
た位値にフォーカスレンズを回動させる。
上記、処理により、自動から手動にモードスイッチ32を
切り替えても、手動フォーカス調整用VR12を操作するま
で、オートフォーカス動作で合焦した被写体に、ピント
が合ったままを保持する。
VR12を操作すると、VRのAD変換値に対応する位置にフォ
ーカスレンズを回動しピント合わせを可能にする。
以上、フォーカシングは前玉レンズを回動して行なうの
が一般であるが、もちろん第4図におけるレンズの、コ
ンペンセータレンズ群20,もしくはその1部,あるいは
結像レンズ群22,もしくいはその1部をフォーカシング
レンズとしてもよいことはいうまでもない。ここで軽量
なコンペンセータレンズ,あるいは結像レンズをフォー
カシングレンズとして用いる場合は、小型,低トルクの
パルスモータでよく、かつ慣性等の影響も一層少なくな
る。また前玉レンズ位置は固定でよく、したがって検出
機構の削除化ともあいまって、小型コンパクトなレンズ
設計が可能となる。
〔発明の効果〕 本発明によれば手動フォーカス用VRの位置に対応して、
きめこまかくフォーカシングレンズ位置を制御できるの
で、パワーフォーカスによっても所望する任意の撮影被
写体に対して適格、かつスムースに精度よくピント合わ
せを行なうことができるとともに、コンパクトな商品設
計も不都合なく実現できる効果がある。また、改良発明
によってオートフォーカス動作からマニュアル操作にモ
ードスイッチを切り替えても、マニュアル操作するまで
オートフォーカス動作によって定められたレンズ位置を
保持できるようにしたので使い勝手上、違和感はない。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はそれぞれ本発明の第1,第2の実施例の
ブロック構成図、第3図はパワーフォーカスに適するモ
ータ駆動回路の回路図、第4図はビデオカメラに用いら
れる一般的ズームレンズの模式図、第5図は本発明の第
3の実施例を示すブロック構成図、第6図は第3の実施
例の機能動作を詳しく説明するための機能構成ブロック
図、第7図,第8図,第9図は第1〜第3の実施例の不
都合を改良する発明を付加したそれぞれ第4,第5,第6の
実施例のブロック構成図である。 1……ズームレンズ、6……比較器、7……自動/手動
切換え回路、8……モータ制御回路、9……モータ駆動
回路、10……フォーカシングレンズモータ、11……フォ
ーカシングレンズ位置検出用ポテンショメータ、12……
手動フォーカス調整用VR、13……マイクロコンピュー
タ、14,15……位置メモリ、32……自動/手動切り替え
スイッチ、34……位置変化検出回路、35……モータ駆動
禁止信号発生回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点整合用レンズ位置検出手段と、手動に
    より可動操作可能な可変抵抗器、および該位置検出手段
    から出力される位置検出電圧と該可変抵抗器の摺動端子
    から出力される検出電圧とを逐次比較し、誤差量を検出
    する比較手段と、焦点整合用レンズに連動するモータの
    駆動制御手段を具備し、該比較手段によって検出される
    誤差量を該モータの駆動制御手段にフィードバックする
    システム構成をしてなり、該可変抵抗器を手動操作する
    ことによって、該可変抵抗器の摺動位置に対応して、焦
    点整合用レンズを移動し、任意の所望する位置に設定せ
    しめ、所望する撮影被写体に対し、適切にピント合わせ
    を行なうことができるようにした手動合焦手段であっ
    て、自動合焦手段と、前記手動合焦手段と、自動/手動
    の動作選択用モードの切り替えスイッチ手段を具備し、
    自動モードから手動モードに切り替えても、モード切り
    替え直前の自動焦点合わせ動作によって定められたフォ
    ーカシングレンズ位置を保持し、前記手動焦点合わせ用
    可変抵抗器を可動したことを検知して初めて、該可変抵
    抗器の位置に対応する、任意の焦点合わせが可能なるこ
    とを特徴とするビデオカメラ等の焦点合わせ装置。
JP62251473A 1987-08-19 1987-10-07 ビデオカメラ等の焦点合わせ装置 Expired - Lifetime JPH073498B2 (ja)

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DE3828284A DE3828284C2 (de) 1987-08-19 1988-08-19 Fokussiervorrichtung für eine Kamera und ein Verfahren zum Betreiben dieser Vorrichtung

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