JPH08337399A - 高所作業車の転倒防止機構 - Google Patents

高所作業車の転倒防止機構

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JPH08337399A
JPH08337399A JP14750195A JP14750195A JPH08337399A JP H08337399 A JPH08337399 A JP H08337399A JP 14750195 A JP14750195 A JP 14750195A JP 14750195 A JP14750195 A JP 14750195A JP H08337399 A JPH08337399 A JP H08337399A
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JP
Japan
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boom
deck
angle
turning
center
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Withdrawn
Application number
JP14750195A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nakazawa
正明 中沢
Yuichi Ichioka
勇一 市岡
Takuji Kaneko
卓史 金子
Masao Nozawa
正雄 野澤
Junichi Nozawa
淳一 野澤
Katsuhiro Watanabe
克弘 渡辺
Takanori Kawashima
隆則 河島
Tsukasa Nagaki
司 長木
Mikio Ogawa
幹雄 小川
Yukito Fujii
幸人 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWASHIMA NOUGU SEISAKUSHO KK
NOZAWA SEISAKUSHO KK
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
IHI Shibaura Machinery Corp
Kawashima Agricultural Equipment Mfg Co Ltd]
Original Assignee
KAWASHIMA NOUGU SEISAKUSHO KK
NOZAWA SEISAKUSHO KK
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
IHI Shibaura Machinery Corp
Kawashima Agricultural Equipment Mfg Co Ltd]
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行部上にX字状のリンクを介してデッキを
昇降可能に設け、該デッキ上に旋回・昇降可能なブーム
を設けた高所作業車において、車両重量とコストを軽減
するような転倒防止機構を実現する。 【構成】 リンク7aの移動軌跡と平行に複数のセンサ
ーを配設し、該リンクの移動量からデッキ9の高さを演
算し、ブーム14の旋回軌道と平行に複数のセンサーを
配設して、ブームの旋回角を検出し、また、リンク7b
の下端部に配設されたポテンショメータによりリンクの
回動角を連続的に検出し、前記ブームの旋回支点である
ブーム支持部内に配設されたポテンショメータによっ
て、該ブームの旋回角を連続的に検出し、更に、デッキ
の昇降用シリンダに連設された圧力センサーの検出値よ
り積載荷重を演算し、該積載荷重及デッキの上昇高さか
ら重心を計算し、安全範囲を越えた場合、ブームの旋回
上昇を停止すべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車の転倒防止
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から高所作業車は果樹園での受粉や
摘果や袋掛け等の作業や、工場内での部品の運搬や棚へ
の格納、組み立て作業や、屋外での高所でのメンテナン
ス作業等に利用されている。従来の高所作業車は、一般
的に、図11に示されるブーム式と、図12に示される
デッキ式の2タイプに大別される。前者は走行車両の上
部に回動、昇降するブーム部14’と作業者が乗車・作
業するゴンドラ部15’より構成されており、このタイ
プの高所作業車はオペレータの乗るゴンドラ15’の面
積は小さいので、狭い部分まで入り込んで作業が行え
る。また、後者は走行車両の上部に昇降用X字状リンク
7’を備え、該リンク7’上に垂直昇降する作業用デッ
キ9’を備えており、このタイプは作業台が広いので、
作業車全体を移動させずに、一か所で広い範囲の作業を
行うことができ、また、二名で作業できるので、忙しい
ときに有効であり、荷物の積載量も大きい。また、これ
ら高所作業車は傾斜地でも作業することがあり、ゴンド
ラまたはデッキを高くすればするほど重心が高くなり転
倒する危険性が高くなる。その車両の転倒防止機構とし
ては、車両が転倒する前に警報で運転車に知らせるもの
やアウトリガーなどの補助構造体により転倒を防止する
ものが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の警報タ
イプでは警報音が鳴り作業者に危険を知らせるが、その
後の対応は作業者が行わなければならず作業者が誤操作
してしまう恐れがある。また、アウトリガータイプでは
車両に余分な構造物を装備するため、車両が重量アップ
し、コストアップにもなってしまう。また、それぞれの
転倒防止機構は各タイプ別に検討されたものであり、本
実施例のタイプの高所作業車にそのまま適用できないと
いう問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、走行部上にX字状のリンク
を介してデッキを設け、該デッキ上に旋回・昇降可能に
ブームを設け、該ブーム先端にゴンドラを配置した高所
作業車において、前記リンクに昇降駆動手段と、移動側
リンクの下端に、移動軌跡と略平行に1個以上のセンサ
ーを配設した高さ検出手段を設け、ブーム基部に旋回軌
道と略平行に1個以上のセンサーを配設したブーム旋回
角検出手段と、旋回駆動手段を設け、前記デッキの高さ
と、ブームの旋回角度が設定値になると昇降及び旋回駆
動手段を規制する制御手段を設けたものである。
【0005】また、走行部上にX字状のリンクを介して
デッキを設け、該デッキ上に旋回・昇降可能にブームを
設け、該ブーム先端にゴンドラを配置した高所作業車に
おいて、X字状のリンクに昇降駆動手段と、リンクの枢
支部に角度センサーを配設し、前記ブームの旋回基部に
旋回駆動手段と角度センサーを設け、両角度センサーか
らの検出値を演算して重心を求め、該重心位置が規定値
を外れた場合に該ブームの昇降・旋回駆動、及びデッキ
の昇降駆動を規制する制御手段を設けたものである。
【0006】そして、前記デッキを油圧シリンダにによ
り昇降駆動し、該油圧シリンダーの上昇駆動側に圧力セ
ンサーを設け、前記デッキ高さ検出手段とブーム昇降旋
回角検出手段を設け、圧力センサーとデッキ高さ検出手
段とブーム昇降旋回角検出手段の検出値より荷重と重心
位置を演算し、該重心が安全範囲を越えた場合にブーム
の昇降・旋回駆動とデッキの昇降を規制するよう構成し
たものである。
【0007】
【作用】次に、作用を説明すると、請求項1の如き構成
により、検出部が位置検出用センサーの前方を通過する
か、否かを判別するだけで、デッキの高さ及びブームの
旋回角を比較的簡易な装置にて検出することができる。
また、請求項2の如き構成により、デッキの高さ及びブ
ームの旋回角を角度センサーによって連続的に検出で
き、前記検出部が位置検出用センサー間に位置するとき
は同一値と判断されるといった不具合を補完的に解消す
ることができる。また、請求項3の如き構成により、デ
ッキ上の積載荷重を検出できるので、デッキの昇降量と
積載荷重から車両部分の重心の変化を演算し、ブーム旋
回角の規制をより効率的に行うことができる。
【0008】
【実施例】次に、実施例を説明する。図1は、高所作業
車の全体側面図、図2は、デッキを上昇させた状態を示
す高所作業車の側面図、図3は、同じく、平面図、図4
は、リンク移動端の位置検出センサーの配設位置を示す
側面図、図5は、ブーム旋回用リンクの位置検出センサ
ーの配設位置を示す平面図一部拡大図、図6は、リンク
の回転角及びブームの旋回角検出用の角度センサーの配
設位置を示す側面図、図7は、油圧検出用の圧力センサ
ーの配設位置を示す側面図一部断面図、図8は、転倒防
止制御を示すフローチャート、図9は重心位置と安全範
囲を示す高所作業車の正面図、図10は制御ブロック
図、図11は、従来の、ブーム式高所作業車の全体斜視
図、図12は、従来の、デッキ式高所作業車の全体斜視
図である。
【0009】まず、高所作業車の全体構成について説明
する。本実施例の高所作業車は従来のデッキ式とブーム
式の複合式としての特徴を有する。図1、図2に示すよ
うに、車両走行部はクローラ式走行装置により構成さ
れ、該クローラ式走行装置は車両後方のメインフレーム
5上に配設されたエンジン2により駆動されるHSTト
ランスミッション3から駆動スプロケット4を介して駆
動され走行する。
【0010】また、メインフレーム5側方下部にトラッ
クフレーム18が固設され、該トラックフレーム18の
周囲には下転輪19・19・・・、アイドラホイール1
5が配設され、これに前記ゴム式のクローラ1が巻回さ
れている。メインフレーム5前部には、ローラフレーム
6が固設され、該ローラフレーム6に図7の如く、レー
ル20が設けられてリンク7aの下端にローラー7a1
が回転自在に枢支されて、ローラー7a1がレール20
内で前後スライド自在に嵌合されている。メインフレー
ム5の後部には、図6の如く、リンク7bの下端が枢結
され、リンク7a・7bの中央部は枢結ピン7cによっ
て、略X字型に、交差するように枢結されて、昇降リン
ク機構7を構成している。また、該リンク7a及び7b
の上端部には、作業用デッキ9下部が前記メインフレー
ム5と同様に取り付けられている。そして、油圧シリン
ダ8が昇降リンク機構7とトラックフレーム18の間に
介装されて、該油圧シリンダ8の延伸により作業用デッ
キ9が図2の如く上昇する。
【0011】オペレータが乗車するゴンドラ15は、図
1の如く、ブーム14a、平行リンク部14bから構成
されるブーム部14を介して、ブーム支持部25に連結
されて、ブーム14a中途部とブーム支持部25の間に
昇降手段として油圧シリンダ13が介装されている。そ
して、該油圧シリンダ13が伸縮することにより、ブー
ム部14の先端に連結されたゴンドラ15が上下昇降す
るよう構成されている。また、該ブーム支持部25は、
図3において、平面視略T字型に構成されたブームベー
ス10の中央部に該ブーム支持部25下端の回動軸25
aが左右方向に回動可能に枢結されている。該回動軸2
5a中途部に固設されたステー25bには、円弧状のリ
ンク11aの一端が枢支されており、該リンク11aの
他端は、一端を該ブームベース10に枢支された円弧状
のリンク11bの他端に枢結されて、旋回用リンク機構
11が構成され、旋回駆動手段がブームベース10との
間に介装されている。該リンク11aとリンク11bと
の枢結部11cには、油圧シリンダ12のピストンロッ
ドに枢結され、該油圧シリンダ12の基部はブームベー
ス10の前部に固設したステー10aに枢支され、該油
圧シリンダ12の伸縮により、ブーム支持部25が左右
に旋回するよう構成されており、前記ゴンドラ15がブ
ーム部14とともに旋回できる。
【0012】次に、本発明の高所作業車の転倒防止機構
について説明する。図4に示すように、ローラフレーム
6(またはメインフレーム5)上に昇降リンク機構7の
リンク7aの下端の位置を検出する、光センサーや静電
センサーやスイッチ等からなる位置検出センサーS1・
S1・・・が直線的に所定間隔をあけて配設され、コン
トローラCと接続されている。このように構成すること
で、油圧シリンダ8の延伸により作業用デッキ9が上昇
すると、リンク7aの下端が後方へ移動し、このリンク
7aの下端の位置を位置検出用センサーS1・S1・・
・によって検知され、その位置検出用センサーの信号が
コントローラCに入力されるとによって、作業用デッキ
9の上昇量が演算される。また、図5に示すように、前
記ブームベース10上には、前記旋回用リンク機構11
のリンク11a端部の回転軌跡Kの円弧に合わせて位置
検出用センサーS2・S2・・・を円弧状に適宜間隔を
あけて配設し、該位置検出用センサーS2・S2・・・
をコントローラCと接続して、油圧シリンダ12の伸縮
でリンク11aの通過を感知することによりブーム部1
4の旋回角を検出できるよう構成している。
【0013】また、本実施例では、図6に示すように、
ブーム支持部25内にブーム旋回角検出用のポテンショ
メータやロータリエンコーダ等からなる角度センサーP
2が載置され、トラックフレーム18上の前記リンク7
b下端枢支部にはリンク回転角を検出する角度センサー
P1が配設されている。但し、油圧シリンダ8の回転支
点部、または枢支ピン7cの位置に、ポテンショメータ
やロータリエンコーダ等の角度センサーを配置して、作
業用デッキ9の高さを検知するようにも構成できる。そ
して、該リンク7bの回転角を角度センサーP1により
連続的に検出して作業用デッキ9の高さを演算し、ブー
ム部14の旋回角検出を角度センサーP2を用いて連続
的に行い、各検出値から演算して求めた機体重心が規定
値を外れた場合に、後述する、ブーム14の旋回角を規
制する転倒防止制御を行う。これは、前述の位置検出用
センサーS1・S1・・・及びS2・S2・・・による
検出では、検出部が各センサーS1・S1・・・及びS
2・S2・・・間に位置するときは、検出位置が同一値
として認識されるため、精度が悪く、的確な制御が困難
であり、その補完的手段としてブーム14及びリンク7
bの回転中心よりポテンショメータP2及びP1を用い
て回転角を検出するよう構成している。但し、角度セン
サーP1・P2だけでデッキ高さとブーム旋回角を検出
して転倒制御を行うようにすることもできる。
【0014】また、図7に示すように、デッキ上昇用の
油圧シリンダ8のシリンダヘッド近傍には油圧検出用の
圧力センサーP3が配設されている。該圧力センサーP
3は油圧シリンダ8のピストンロッド8aの押しによる
シリンダ内圧を検出し、この圧力負荷と、前記昇降リン
ク機構7のリンク7bの前記角度センサーP1より検出
した回転角から、デッキ面に対して垂直方向の荷重を演
算し、この値から作業用デッキ9上の積載荷重を計算す
る。また、図6に示すように、ブーム14の昇降角度が
ブームの回動基部に設けた角度センサーP4によって検
知され、また、高所作業車の水平に対する傾斜角を高所
作業車のメインフレーム5またはデッキ9に設けた角度
センサーP5によって検知され、該角度センサーP4・
P5もコントローラCと接続されている。
【0015】このように、該圧力センサーP3の検出値
より演算した積載荷重と、前記角度センサーP1により
検出した作業用デッキ9の上昇量と、前記ブーム部14
の旋回角と上昇角、及び高所作業車の傾斜角から重心位
置を演算し、この重心位置Gが図9に示すように、安全
範囲B内にあるかを演算し、安全範囲Bの最外側に位置
するとブーム14の旋回・上昇、及びデッキ9の上昇を
停止するよう構成している。即ち、安全範囲Bは予め演
算されて設定されており、三次元的に表すことができ、
重心Gは作業用デッキ9及びゴンドラ15を最下降位置
にある時の重心G1が略中央の下部に位置しており、上
昇させる程高くなり、ブームを旋回させると、その方向
へズレる。そして、安全範囲Bは積載荷重が大きくなる
ほど、その範囲は小さくなり、また、高所作業車が傾斜
地に位置する場合にも補正演算されて、その範囲は小さ
くなる。但し、安全範囲Bの境界を越えると直ちに転倒
することはなく、ある程度余裕を設けている。そして、
重心Gが安全範囲Bの境界に位置すると、図10に示す
油圧制御バルブ26・27・28を切り換えて、油圧シ
リンダー8・12・13への送油を停止させる。29は
操縦部の操作装置である。
【0016】次に、前述の転倒防止制御について、図8
に示す、転倒防止制御のフローチャートを用いて説明す
る。転倒防止制御を行うには、まず、前記位置検出用セ
ンサーS1及びS2により、積載荷重無負荷の初期状態
での作業用デッキ9及びブーム部14の初期位置を検出
し(31)、各検出値から演算して初期状態における重
心位置を求める(32)のである。そして、前記圧力セ
ンサーP3の検出値から、作業用デッキ9上の積載荷重
を演算し(A)、位置検出用センサーS1及び角度セン
サーP1によって作業用デッキ9の高さを検出し(3
3)、そして、位置検出用センサーS2及び角度センサ
ーP2によって、ブーム部14の旋回角度を検出し(3
4)、角度センサーP4によってブーム部14の上昇角
度を検出し、角度センサーP5によって高所作業車の傾
斜を検出する。この作業用デッキ9高さ及びブーム14
旋回角・上昇角の検出値より、積載荷重負荷時の車両の
重心を再度計算し、傾斜地では補正するのである(3
5)。この重心位置が安全範囲B内にあるかをチェック
し(36)、安全範囲Bを越えない場合は、作業を続行
し、安全範囲Bを越えて、転倒の可能性がある場合は、
ブーム14の上昇旋回の動作を停止して、危険回避処
理、例えば、警報を鳴らしたり、操作方向と逆方向に一
定量作動させたりする(37)ように構成している。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
如き構成により、リンク7aの移動下端が位置検出用セ
ンサーS1・S1・・・の前方を通過するか、否かを検
出するだけで、デッキ9の高さを演算することができ、
また、旋回用リンク11のリンク11aが、位置検出用
センサーS2・S2・・・の前方を通過するか、否かを
検出するだけで、ブーム14の旋回角を検出することが
できるので、従来のようにアウトリガー等の補助構造体
等を取設することなく、軽量な装置にて転倒防止が行
え、車体重量及びランニングコストを軽減することがで
きる。
【0018】また、請求項2の如く構成したことによ
り、デッキ9の高さ及びブーム14の旋回角を角度セン
サーP1及びP2によって連続的に検出でき、前記検出
部が位置検出用センサー間に位置するときには同一値と
判断されるといった不具合を補完的に解消することがで
き、転倒防止制御をより効率的に行うことができる。
【0019】また、請求項3の如く構成したことによ
り、積載荷重とデッキ9の上昇量を演算して、各演算値
からブーム14の旋回角を規制するので、積載荷重負荷
時における、転倒防止制御をより精度よく行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車の全体側面図である。
【図2】デッキを上昇させた状態を示す高所作業車の側
面図である。
【図3】同じく、平面図である。
【図4】リンク移動端の位置検出センサーの配設位置を
示す側面図である。
【図5】ブーム旋回用リンクの位置検出センサーの配設
位置を示す平面図一部拡大図である。
【図6】リンクの回転角及びブームの旋回角検出用のポ
テンショメータの配設位置を示す側面図である。
【図7】油圧検出用の圧力センサーの配設位置を示す側
面図一部断面図である。
【図8】転倒防止制御を示すフローチャート図である。
【図9】重心位置と安全範囲を示す高所作業車の正面図
である。
【図10】制御ブロック図である。
【図11】従来の、ブーム式高所作業車の全体斜視図で
ある。
【図12】従来の、デッキ式高所作業車の全体斜視図で
ある。
【符号の説明】
P1・P2 角度センサー S1・S2 位置検出用センサー P3 圧力センサー 5 メインフレーム 6 ローラフレーム 7 リンク機構 7a・7b リンク 7a1 移動下端 8 油圧シリンダ 9 デッキ 10 ベースフレーム 11 旋回用リンク機構 12 油圧シリンダ 13 油圧シリンダ 14 ブーム部 15 ゴンドラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 正明 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)発明者 市岡 勇一 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)発明者 金子 卓史 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)発明者 野澤 正雄 群馬県伊勢崎市長沼町224番地の1 株式 会社野沢製作所内 (72)発明者 野澤 淳一 群馬県伊勢崎市長沼町224番地の1 株式 会社野沢製作所内 (72)発明者 渡辺 克弘 群馬県伊勢崎市長沼町224番地の1 株式 会社野沢製作所内 (72)発明者 河島 隆則 鳥取県米子市道笑町2丁目64番地 (72)発明者 長木 司 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 小川 幹雄 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 藤井 幸人 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部上にX字状のリンクを介してデッ
    キを設け、該デッキ上に旋回・昇降可能にブームを設
    け、該ブーム先端にゴンドラを配置した高所作業車にお
    いて、前記リンクに昇降駆動手段と、移動側リンクの下
    端に、移動軌跡と略平行に1個以上のセンサーを配設し
    た高さ検出手段を設け、ブーム基部に旋回軌道と略平行
    に1個以上のセンサーを配設したブーム旋回角検出手段
    と、旋回駆動手段を設け、前記デッキの高さと、ブーム
    の旋回角度が設定値になると昇降及び旋回駆動手段を規
    制する制御手段を設けたことを特徴とする高所作業車の
    転倒防止機構。
  2. 【請求項2】 走行部上にX字状のリンクを介してデッ
    キを設け、該デッキ上に旋回・昇降可能にブームを設
    け、該ブーム先端にゴンドラを配置した高所作業車にお
    いて、X字状のリンクに昇降駆動手段と、リンクの枢支
    部に角度センサーを配設し、前記ブームの旋回基部に旋
    回駆動手段と角度センサーを設け、両角度センサーから
    の検出値を演算して重心を求め、該重心位置が規定値を
    外れた場合に該ブームの昇降・旋回駆動、及びデッキの
    昇降駆動を規制する制御手段を設けたことを特徴とする
    高所作業車の転倒防止機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載または請求項2記載のデッ
    キを油圧シリンダににより昇降駆動し、該油圧シリンダ
    ーの上昇駆動側に圧力センサーを設け、前記デッキ高さ
    検出手段とブーム昇降旋回角検出手段を設け、圧力セン
    サーとデッキ高さ検出手段とブーム昇降旋回角検出手段
    の検出値より荷重と重心位置を演算し、該重心が安全範
    囲を越えた場合にブームの昇降・旋回駆動とデッキの昇
    降を規制するよう構成したことを特徴とする高所作業車
    の転倒防止機構。
JP14750195A 1995-06-14 1995-06-14 高所作業車の転倒防止機構 Withdrawn JPH08337399A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030943A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Aichi Corp 高所作業車
CN103018028A (zh) * 2012-12-10 2013-04-03 沈阳中之杰流体控制系统有限公司 一种随动加载系统

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