JPH08260515A - クローラ式建設機械 - Google Patents

クローラ式建設機械

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Publication number
JPH08260515A
JPH08260515A JP6912495A JP6912495A JPH08260515A JP H08260515 A JPH08260515 A JP H08260515A JP 6912495 A JP6912495 A JP 6912495A JP 6912495 A JP6912495 A JP 6912495A JP H08260515 A JPH08260515 A JP H08260515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler
auxiliary roller
construction machine
type construction
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP6912495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
隆之 鈴木
Kazuo Fujimura
和男 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP6912495A priority Critical patent/JPH08260515A/ja
Publication of JPH08260515A publication Critical patent/JPH08260515A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部旋回体が側面を向いた場合の作業能力を
高めたクローラ式建設機械を提供する。 【構成】 下ローラ4に案内される履帯5をそれぞれ左
右に備えた下部走行体LTと、下部走行体LTの上部に
旋回可能に取り付けられた上部旋回体UTとを有するク
ローラ式建設機械において、側方吊り作業時に転倒支点
となる補助ローラ10を、下ローラ4よりも外側でかつ
履帯5に接触する位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクローラ式の建設機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7および図8は従来のクローラクレー
ンの側面図であり、このクローラ式建設機械は、下部走
行体LTと、この下部走行体LTの上部に旋回輪8を介
して旋回可能に設けられた上部旋回体USとからなる。
下部走行体LTは左右両側に連結用ビーム2を有する走
行用主フレーム1と、この走行用主フレーム1の両側で
連結用ビーム2に嵌合され、図示しない伸縮シリンダを
介して摺動可能に配設された一対のクローラ用フレーム
3と、このクローラ用フレーム3の下面に所定のピッチ
で取り付けられ、内側フランジ4aと外側フランジ4b
を有する下ローラ4と、前記各クローラ用フレーム3に
取り付けられ、下ローラ4および従動輪7によって案内
されつつ駆動輪6によって駆動される履帯5とから構成
される。
【0003】このようなクローラ式建設機械では、上部
旋回体を任意の方向に向け作業をすることができる。例
えば、上部旋回体が下部走行体と平行な状態で作業をす
る場合(図7参照)だけでなく、図8に示すように上部
旋回体を90度回転した状態、すなわち側面を向けた状
態で作業を行うこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】建設機械の能力のうち
重要なものとして安定モーメントがある。例えばクレー
ンにより重量物を吊り上げる場合には、吊り上げに必要
なモーメントを打ち消すだけの安定モーメントが備って
いなければならない。建設機械の吊り上げ能力等はこの
安定モーメントで決定される。安定モーメントは、機械
の重心位置と転倒支点の位置との間の水平距離と、建設
機械の重量との積に比例する。ここで、転倒支点とは建
設機械を転倒させたときに回転の中心となる点をいう。
したがって、転倒支点が重心位置に近付くほど安定モー
メントが減少することになる。
【0005】しかしながら、従来のクローラ式建設機械
は下部走行体の前後方向の長さよりも横方向の幅が小さ
いため、上部旋回体を側面に向けると転倒支点が内側に
入り、すなわち、転倒支点が建設機械の重心位置に近付
き、安定モーメントが減少する。したがって、建設機械
の作業能力としては側面を向いた作業姿勢で決まってし
まうことになる。図9は側方吊りの転倒支点を説明する
もので、下ローラ4の外フランジ4bが転倒支点とな
る。
【0006】本発明の目的は、上部旋回体が側面を向い
た場合の作業能力を高めることができるクローラ式建設
機械を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1および
図2に対応付けて説明すると、本発明は、下ローラ4に
案内される履帯5をそれぞれ左右に備えた下部走行体L
Tと、下部走行体LTの上部に旋回可能に取り付けられ
た上部旋回体UTとを有するクローラ式建設機械に適用
される。そして、側方吊り作業時に転倒支点となる補助
ローラ10を下ローラ4よりも外側でかつ履帯5に接触
する位置に設けたことにより上述の目的が達成される。
請求項2の発明は、請求項1のクローラ式建設機械にお
いて、補助ローラ10を昇降させ履帯5から離接する昇
降機構15を設けたものである。請求項3の発明は、請
求項2の昇降機構15として油圧シリンダ15を用いた
ものである。請求項4の発明は、請求項3において、走
行か作業かを検出するスイッチ21と、スイッチ21に
より走行が検出されているときは油圧シリンダ15を収
縮し、作業が検出されているときは油圧シリンダ15を
伸長する切換弁22とを備えたものである。
【0008】
【作用】側方吊り作業時において、下ローラ4の外側で
履帯5と接触する補助ローラ10は履帯5を地面に押え
付け転倒支点として機能するため下ローラ4を転倒支点
とする場合に比べて転倒支点がより外側になる。したが
って、補助ローラ10による転倒支点の位置を従来の下
ローラ4による転倒支点より外側に位置決めすれば、建
設機械の安定モーメントが大きくなる。また、補助ロー
ラ10による転倒支点を従来の下ローラ4による転倒支
点と同じ位置とすれば、下部走行体LTの幅を小さくな
る。さらに、補助ローラ10を昇降させる昇降機構15
により走行時に補助ローラ10を上昇させれば、履帯5
から離された状態で走行するので補助ローラ10に衝撃
が伝わらない。さらにまた、走行か作業かを検出するス
イッチ21と、スイッチ21と連動して油圧シリンダ
(昇降機構)15を伸縮する切換弁22とを設けた場合
には、作業時に補助ローラ10が降下し、走行時に補助
ローラ10が上昇する。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
−第1の実施例− 図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施例を説明す
る。図2は本発明がクローラクレーンに適用されたクロ
ーラクレーンを示す全体構成図、図1は図2のI−I線
における下部走行体LTの断面図である。
【0011】本実施例のクローラクレーンにおいて、ク
ローラ用フレーム3の外側側面にはブラケット11が一
体に突設され、このブラケット11の下面に突設された
補助ローラ取付部12には補助ローラ10が軸13を介
して回転可能に取り付けられている。補助ローラ10は
フランジ4bよりも外側で履帯5と接触し、履帯5と連
動して回転する。その他は従来例と同様であり詳細な説
明は省略する。
【0012】上述の補助ローラ10を設けることによ
り、図7のように上部旋回体USが側面を向いて作業す
る場合の転倒支点の位置は、重心位置からより離れた位
置に移動する。図1において、補助ローラ10を設けた
本実施例の建設機械の転倒支点の位置は補助ローラ10
の水平位置と一致する。また、図9に示すように、従来
の建設機械の転倒支点の位置は外側フランジ4bの水平
位置と一致する。したがって、本例の建設機械では従来
の建設機械に比べ、図1に示すCの長さだけ転倒支点が
外側に移動したことになる。その結果、安定モーメント
が大きくなるので、その分、建設機械の作業能力が高め
られる。
【0013】同一の安定モーメントを有する本実施例の
建設機械と従来の建設機械とを比較した場合には、本実
施例の建設機械の下部走行体LTの幅をより狭めること
ができる。両者の下部走行体LTのI−I線による断面
を示す図3に示すように、従来の建設機械(図3
(a))と本実施例の建設機械(図3(b))の転倒支
点の水平位置を揃えると、後者では前者よりもクローラ
用フレーム3がより内側に移動された位置にある。した
がって、同一の安定モーメントを確保しつつ左右両側で
それぞれ図3に示す長さCだけクローラ用フレーム3を
内側に移動でき、下部走行体LTの幅(建設機械の横
幅)を長さCの2倍分だけ狭めることができる。このよ
うに建設機械の横幅を狭めることにより狭い作業現場で
使用が可能となる。また、この場合、連結用ビーム2と
クローラ用フレーム3の嵌合部分の長さが従来の建設機
械(図3(a)に示す長さA)に比べ本実施例の建設機
械(同図(b)に示す長さA´)よりも長くなる。した
がって、連結用ビーム2とクローラ用フレーム3の間の
がたつきを少なくすることもできる。
【0014】−第2の実施例− 図4は本実施例の建設機械の下部走行体LTのI−I線
による断面を示す断面図である。第1の実施例では、補
助ローラ10の取付けブラケット11がクローラ用フレ
ームと一体に予め設けられていたが、この実施例は着脱
自在なブラケット11Aに補助ローラ10を取付けたも
のである。
【0015】クローラ用フレーム3の外側側面にはボル
ト14によりブラケット11Aが突出して締結され、こ
のブラケット11の下面に突設された補助ローラ取付部
12には補助ローラ10が軸13を介して回転可能に取
り付けられている。補助ローラ10はフランジ4bより
も外側で履帯5と接触し、履帯5と連動して回転する。
【0016】本実施例ではブラケット11Aがクローラ
用フレーム3とは別部品で、ボルト14により取り付け
られるので、既に製造された建設機械に後から取り付け
ることができる。
【0017】−第3の実施例− 図5は本実施例の建設機械の下部走行体LTのI−I線
における断面図である。この実施例は、第2の実施例に
おける補助ローラ10を昇降可能に設けたものである。
クローラ用フレーム3の外側側面にはブラケット11B
がボルト14により突出して締結されている。このブラ
ケット11Bには油圧シリンダ15が取り付けられ、そ
のロッド15aの下部に補助ローラ取付部12Aが昇降
可能に取付けられている。そして、その補助ローラ取付
部12Aに補助ローラ10が軸13を介して回転可能に
取り付けられている。
【0018】油圧シリンダ15のピストンロッド15a
は運転室内に設けられたスイッチ等により昇降が制御さ
れ、上昇するとピストンロッド15aと連動して昇降さ
れる補助ローラ10を履帯5から離すことができる。ま
た、ロッド15aを下降させると補助ローラ10を履帯
5と接触させることができる。
【0019】不整地を走行する場合には補助ローラ10
を持上げ、走行時に上下に振幅する履帯5との接触を避
け補助ローラ10に衝撃が伝わらないようにできる。ま
た、作業時には補助ローラ10を履帯5と接触する位置
まで下降させ、建設機械の安定モーメントを増加させる
ことができる。
【0020】補助ローラ10の昇降は専用スイッチによ
り行ってもよいし、別のスイッチと連動して制御される
ようにしてもよい。例えば建設機械の作業モードと走行
モードを切替えるスイッチと連動して、走行モード時に
は補助ローラ10を強制的に上昇させるようにしてもよ
い。図6はこのような操作を実現する回路図である。
【0021】図6において、モードスイッチ21をオン
にすると作業モード、オフにすると走行モードとなり、
走行モード時は切換弁22がロ位置となり、油圧源23
の圧油が油圧シリンダ15のロッド室に導入されてピス
トンロッド15aが収縮し、補助ローラ10が履帯5か
ら上方に退避する。モードスイッチ21がオンして作業
モードになると、切換弁22がイ位置となり、圧油がボ
トム室に導入されてピストンロッド15aが伸長し、補
助ローラ10が下降して履帯5と接触する。
【0022】また、走行用操作レバーの位置により走行
中であるか作業中であるかを検出し、補助レバー10の
昇降を自動制御してもよい。例えば、走行用操作レバー
が前進または後進位置にある場合には補助ローラ10を
上昇させ、中立位置にある場合には補助ローラ10を下
降させればよい。この場合、走行用操作レバーが前進ま
たは後進位置にあれば図6に示すスイッチ21をオフす
るように構成すればよい。このような自動制御を採用す
ると操作が煩雑にならず人為的ミスを防止することがで
きる。
【0023】本実施例では補助ローラ10の昇降機構と
して油圧シリンダ15を用いる場合について説明した
が、油圧シリンダ15に代えてスプリングやリンク機構
を使用してもよい。ただし、補助ローラ10が下降し履
帯5と接触し転倒支点として機能する場合には、吊り荷
重力に応じた反力が補助ローラ10に作用するので、こ
の反力に対抗しうる機構を採用する必要がある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補助ローラを下ローラよりも外側に設けることにより新
たな転倒支点を形成でき、上部旋回体を側面に向け作業
する場合の建設機械の安定モーメントを大きくしたり下
部走行体を小型化することができる。また、補助ローラ
の昇降手段を設けた場合には補助ローラへの走行時の衝
撃を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の建設機械の下部走行体のI−I
線による断面を示す断面図である。
【図2】第1の実施例の建設機械を示す全体構成図であ
る。
【図3】第1の実施例の建設機械および従来の建設機械
の転倒支点を示す下部走行体の断面図である。
【図4】第2の実施例の建設機械の下部走行体のI−I
線における断面図である。
【図5】第3の実施例の建設機械の下部走行体のI−I
線における断面図である。
【図6】補助ローラの昇降回路を示す回路図である。
【図7】従来の建設機械を示す全体構成図である。
【図8】本発明の建設機械の上部旋回体が側面を向いた
状態を示す全体構成図である。
【図9】従来の建設機械の下部走行体のII−II線におけ
る断面図である。
【符号の説明】
4 下ローラ 5 履帯 10 補助ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66C 23/78 B66C 23/78 A B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ローラに案内される履帯をそれぞれ左
    右に備えた下部走行体と、前記下部走行体の上部に旋回
    可能に取り付けられた上部旋回体とを有するクローラ式
    建設機械において、 側方吊り作業時に転倒支点となる補助ローラを、前記下
    ローラよりも外側でかつ前記履帯に接触する位置に設け
    たことを特徴とするクローラ式建設機械。
  2. 【請求項2】 前記補助ローラを昇降させて前記履帯か
    ら離接する昇降機構を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のクローラ式建設機械。
  3. 【請求項3】 前記昇降機構として油圧シリンダを用い
    ることを特徴とする請求項2記載のクローラ式建設機
    械。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 走行か作業かを検出するスイッチと、 このスイッチにより走行が検出されているときは前記油
    圧シリンダを収縮し、作業が検出されているときは前記
    油圧シリンダを伸長する切換弁とを備えたことを特徴と
    するクローラ式建設機械。
JP6912495A 1995-03-28 1995-03-28 クローラ式建設機械 Pending JPH08260515A (ja)

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