JPH0629238Y2 - ホイ−ルロ−ダ−の転倒防止装置 - Google Patents

ホイ−ルロ−ダ−の転倒防止装置

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JPH0629238Y2
JPH0629238Y2 JP7064387U JP7064387U JPH0629238Y2 JP H0629238 Y2 JPH0629238 Y2 JP H0629238Y2 JP 7064387 U JP7064387 U JP 7064387U JP 7064387 U JP7064387 U JP 7064387U JP H0629238 Y2 JPH0629238 Y2 JP H0629238Y2
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JP
Japan
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load
vehicle body
loading bucket
wheel loader
sensor
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Application number
JP7064387U
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JPS63181650U (ja
Inventor
喜八郎 溝口
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、ホイールローダーの転倒防止装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来、昇降自在のローディングバケットを装備した前部
車体と後部車体とを垂直枢軸を介して折曲自在に連結し
たホイールローダーがあった。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、ローディングバケットに多量の土砂等を
積載して、車体を屈折させると、重心が屈折した側に偏
って車体が転倒しやすくなり、傾斜地での作業では更に
この傾向が強くなるという欠点があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 この考案では、昇降自在のローディングバケットを装備
した前部車体と後部車体とを垂直枢軸を介して屈折自在
に連結したホイールローダーにおいて、ローディングバ
ケットの積載荷重を検出する荷重センサーと、前後車体
の屈折角度を検出する角度センサーとを設けて、各セン
サーの検出値の少くとも一方が、予め設定した積載荷重
設定値及び屈折角度設定値よりも大なるとき、ローディ
ングバケットの上昇作動及び前後車体の屈折作動の少く
とも一方を阻止すべく構成してなるホイールローダーの
転倒防止装置を提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 この考案によれば、荷重センサー及び角度センサーから
の検出値の少くとも一方が、予め設定した値よりも大と
なったとき、ローディングバケットの上昇作動及び車体
の屈折作動の少くとも一方を阻止することで、重心の過
大な偏りを防止して車体の転倒を防止することができ、
また傾斜地での作業に際し、各設定値を平坦地作業時よ
りも低く設定することで安全性を高めることができると
いう効果がある。
また、ローディングバケットへの過積載が防止されて車
体各部の損傷を防止するという効果もある。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図に
おいて、(A)はアーティキュレート型のホイールローダ
ーを示し、同ローダー(A)はローディングバケット(1)を
装備した前部車体(2)と原動機(3)及び運転部(4)を配設
した後部車体(5)によって構成されており、前後部車体
(2)(5)を垂直枢軸(6)を介して回動自在に連結して、原
動機部(3)からの動力を前後部車体(2)(5)の左右側に配
設した左右前車輪(7)及び左右後車輪(8)に伝達するとと
共に、運転部(4)に立設したハンドル(9)により前後部車
体(2)(5)の間に介設した操向用油圧シリンダー(10)の作
動を制御して前後部車体(2)(5)の屈折角度を調節するこ
とにより、ホイールローダー(A)を操向するように構成
している。
前部車体(2)に設けたローディングバケット(1)は、同車
体(2)の後部に立設した左右縦フレーム(11)の上端に略
く字形状に屈折した左右縦ブーム(12)の上端を枢着し、
同ブーム(12)の中途に昇降用油圧シリンダー(13)の作動
端を枢着して、同ブーム(12)の前端を昇降自在とし、同
前端にローディングバケット(1)の後面下部を枢着し、
同後面上部にバケット回動用油圧シリンダー(14)と連動
したリンク杆(15)を枢着して、同バケット(1)を上下回
動自在とし、車体の走行とローディングバケット(1)の
昇降及び上下回動により、土砂の掘削及び積込作業を行
うようにしている。
なお、各油圧シリンダー(10)(13)(14)の作動は、原動機
部(3)中に配設した油圧ポンプからの圧油を運転部(4)に
立設したハンドル(9)及び各種操作レバー(16)によって
制御することにより行われる。
特に、本考案では、ローディングバケット(1)の積載荷
重を検出するための荷重センサー(S1)を設けており、同
センサー(S1)は、左右ブーム(12)の上側縁にストレンゲ
ージ(17)を貼着し、積載荷重による同ブーム(12)の弾性
変形を、同ゲージ(17)の電気抵抗変化として検出するこ
とにより上記荷重を検出するものと、同ブーム(12)に連
結した昇降用油圧シリンダ(13)に圧力計(18)を連通させ
て、同シリンダ(13)内の油圧を検出することで上記荷重
を検出するようにしたものがあり、いずれにしても、ロ
ーディングバケット(1)の積載荷重を検出するものであ
ればよい。
また、前後車体(2)(5)間の屈折角度を検出するための角
度センサー(S2)を設けており、同センサー(S2)には、垂
直枢軸(6)を一方の車体に固定し、同軸(6)と他方の車体
との間にロータリエンコーダー(19)等の回転角検出器を
介設したものと、操向用油圧シリンダ(10)の伸縮作動量
を検出するために同シリンダ(10)にリニヤエンコーダー
(20)等の測長器を付設したものとがあり、いずれにして
も、前後車体(2)(5)間の屈折角度を検出しうるものであ
ればよい。
そして、第3図で示すように、荷重センサー(S1)はA/
D変換器(21)を介して、角度センサー(S2)は直接マイク
ロコンピューター(22)に接続している。また、同コンピ
ューター(22)には、運転部(4)に設けた荷重設定器(23)
及び角度設定器(24)が接続しており、各センサー(S1)(S
2)からの検出値と、各設定器(23)(24)からの設定値と
を、マイクロコンピューター(22)で比較検算して、少く
とも一方の検出値が設定値よりも大なる場合、同コンピ
ューター(22)からパワーアンプ(25)(26)を介して、油圧
回路(27)中に介設した昇動阻止弁(28)及び屈折阻止弁(2
9)の少くとも一方に制御出力して、ローディングバケッ
ト(1)の上昇作動及び前後車体(2)(5)の屈折作動の少く
とも一方を阻止するように構成している。
なお、各阻止弁(28)(29)はそれぞれ油圧ポンプ(P1)(P2)
と、バケット昇降用の油圧切換弁(30)、ハンドル(9)と
連結した操向用の油圧切換用(31)との間に介設されてお
り、昇動阻止弁(28)は、マイクロコンピューター(22)か
らの制御出力を受けると、ローディングバケット(1)の
昇動は阻止するが、下降は許容するようにしており、屈
折阻止弁(29)は、制御出力を受けると、前後車体(2)(5)
の左右屈折が両方とも阻止されるようにしている。
この考案の実施例は上記のように構成されており、ホイ
ールローダー(A)の作業中、ローディングバケット(1)の
積載荷重及び屈折角度の少くとも一方が設定値よりも大
になると、同バケット(1)の上昇及び車体の屈折の少く
とも一方の作動が阻止されるので、過積載と車体屈折と
の競合が原因の車体転倒を防止することが可能である。
また、積載荷重と屈折角度の設定値を、運転部(4)に設
けた各設定器(23)(24)により任意に設定することができ
ることから、例えば、傾斜地での作業に際しては、各設
定値を平坦地での作業時よりも低く設定することで安全
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による転倒防止装置を有するホイール
ローダーの全体側面図。 第2図は、車体屈折部の拡大平面図。 第3図は、制御及び油圧回路を示す説明図。 (A):ホイールローダー (S1):荷重センサー (S2):角度センサー (1):ローディングバケット (2):前部車体 (5):後部車体 (6):垂直枢軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降自在のローディングバケット(1)を装
    備した前部車体(2)と後部車体(5)とを垂直枢軸(6)を介
    して屈折自在に連結したホイールローダー(A)におい
    て、ローディングバケット(1)の積載荷重を検出する荷
    重センサー(S1)と、前後車体(2)(5)の屈折角度を検出す
    る角度センサー(S2)とを設けて、各センサー(S1)(S2)の
    検出値の少くとも一方が、予め設定した積載荷重設定値
    及び屈折角度設定値よりも大なるとき、ローディングバ
    ケット(1)の上昇作動及び前後車体(2)(5)の屈折作動の
    少くとも一方を阻止すべく構成してなるホイールローダ
    ーの転倒防止装置。
JP7064387U 1987-05-11 1987-05-11 ホイ−ルロ−ダ−の転倒防止装置 Expired - Lifetime JPH0629238Y2 (ja)

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JP7064387U JPH0629238Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 ホイ−ルロ−ダ−の転倒防止装置

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JP7064387U JPH0629238Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 ホイ−ルロ−ダ−の転倒防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63181650U JPS63181650U (ja) 1988-11-24
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ID=30912465

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JP7064387U Expired - Lifetime JPH0629238Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 ホイ−ルロ−ダ−の転倒防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2502998Y2 (ja) * 1990-02-20 1996-06-26 ヤンマー農機株式会社 ショベル系掘削機における作業部本体の角度検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63181650U (ja) 1988-11-24

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