JPH08337097A - 金属光沢を有する転写箔及びその製造方法 - Google Patents

金属光沢を有する転写箔及びその製造方法

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JPH08337097A
JPH08337097A JP16712795A JP16712795A JPH08337097A JP H08337097 A JPH08337097 A JP H08337097A JP 16712795 A JP16712795 A JP 16712795A JP 16712795 A JP16712795 A JP 16712795A JP H08337097 A JPH08337097 A JP H08337097A
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resin layer
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JP16712795A
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Masayuki Shibata
雅之 柴田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、金属蒸着用アンカーコート層とし
て、耐熱樹脂層を2層に形成することにより、金属蒸着
膜の亀裂、白化を防止し、耐熱性に優れ、金属光沢と着
色絵柄を組み合わせた美麗な装飾模様を有する転写箔を
提供する。 【構成】 基材フィルム11に、離型層12、剥離層13、耐
熱樹脂層(I)14 、耐熱樹脂層(II)15、絵柄層16を形成し
た後、その上に金属蒸着膜を不要とする部分に水溶性樹
脂をパターン状に塗布・乾燥して水溶性樹脂層(図示せ
ず)を形成し、その全面にアルミニウム等の金属蒸着膜
層17を形成する。次に、水洗によって水溶性樹脂層及び
その上に形成された金属蒸着膜を除去し、金属蒸着膜層
を部分的に形成した積層フィルムとする。この積層フィ
ルムを十分乾燥後、プライマー層18と接着剤層19を形成
して金属光沢を有する転写箔1を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属蒸着膜を形成した
転写箔であって、転写工程において、金属蒸着膜の亀
裂、白化を防止し、耐熱性に優れた金属光沢を有する転
写箔及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部分蒸着した転写箔にお
いては、金属蒸着膜層を形成するためのアンカーコート
層を通常設ける。この蒸着アンカーコート層の樹脂とし
ては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹
脂と熱硬化性樹脂の混合物、の3通りの組成のいずれか
が用いられる。 熱可塑性樹脂をアンカーコート層に使う例としては、
特公平4ー76800号等にアクリル系樹脂や塩化ビニ
ルー酢酸ビニル共重合体等が開示されているが、これら
においては、熱可塑性樹脂を使用しているため、アンカ
ーコート層の塗膜は耐熱性に乏しく、耐熱材料等への転
写加工時に、加熱加圧条件を厳しくするとアンカーコー
ト層が熱で軟化して変形を起こし、それによって金属蒸
着膜層が影響を受けて変形し表面の光沢に曇りを発生し
たり、或いはヤケによる白化や変色を生じる欠点があっ
た。
【0003】また、熱硬化性樹脂、或いは熱可塑性
樹脂と熱硬化性樹脂の混合物の例としては、実開昭63
ー88497号にはポリウレタン樹脂が、又、特公昭6
0ー40396号には、ポリオール、イソシアネート及
び繊維素系樹脂の混合物が例示されている。これら、熱
硬化性樹脂を主成分として含む組成物でアンカーコート
層を設ける場合は、硬化状態のバラツキにより、金属蒸
着膜との接着又は感熱接着層との接着力にバラツキがで
る。そのため、被転写体に転写された金属蒸着膜層に耐
セロテープ剥離性、耐擦傷性等の物性が不十分になると
いう欠点があった。また、転写箔の熱加工の際、アンカ
ーコート層の硬化状態が不十分の場合は、熱により軟化
して流動するため金属蒸着膜層に亀裂が生じ、又、完全
硬化した場合、アンカーコート層が脆くなり、やはり金
属蒸着膜層に亀裂が生じる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、耐熱
性の熱硬化性樹脂のアンカーコート層を設けた場合、ア
ンカーコート層を完全に硬化しても問題が生じ、又、硬
化が不十分でも問題となるので、アンカーコート層の硬
化度は、所定の架橋反応率の範囲に制御せねばならず、
この制御は厳密に行う必要があった。しかし、架橋反応
に代表される硬化反応は、熱硬化性樹脂組成物の配合、
ロットのバラツキ、反応温度、時間等に依存する。
【0005】従って、アンカーコート層の硬化度を限ら
れた狭い範囲に設定するのは困難である。どうしても硬
化状態にバラツキが生じ、又、経時的にも変化する。そ
のため、本願の発明者は各種考案と試行錯誤の結果、単
一層のアンカーコート層では上記課題の解決は困難であ
るとの結論に達した。そして、本発明ではアンカーコー
ト層を、硬化性樹脂からなる耐熱性の強い耐熱樹脂層
(I) と柔軟性のある非硬化型の耐熱樹脂層 (II) の二層
にして、金属蒸着膜層の白化、亀裂を防止すると共に、
アンカーコート層との接着性等の問題を解決した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、転写箔の構成及びその製造方法を以下
のようにした。基材フィルムの片面に、転写層としてO
H基を有する硬化性樹脂の少なくとも1種とイソシアネ
ート系硬化剤との反応硬化物からなる耐熱樹脂層(I)
及び少なくとも繊維素系樹脂を含有する非硬化性樹脂か
らなる耐熱樹脂層 (II) 、更に、その上に、全面又は部
分的に形成した金属蒸着層と感熱型接着層を有すること
を特徴とする金属光沢を有する転写箔とした。また、前
記耐熱樹脂層 (II) が、繊維素系樹脂と分子量90,0
00以上のポリメチルメタアクリレート樹脂を主成分と
する組成物からなる金属光沢を有する転写箔とした。
【0007】そして、その製造方法は、基材フィルムの
片面に、OH基を有する硬化性樹脂とイソシアネート系
硬化剤を主成分とする樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥に
より該樹脂層を硬化させて耐熱硬化層(I)を形成し、
次に、少なくとも繊維素系樹脂を含有する非硬化性樹脂
組成物で耐熱樹脂層 (II) を形成した後、その上に金属
蒸着膜を全面又は部分的に形成し、その上に感熱接着層
を形成したことを特徴とする金属光沢を有する転写箔の
製造方法とした。
【0008】
【作用】本発明によれば、転写箔の金属蒸着用アンカー
コート層として、OH基を有する硬化性樹脂の少なくと
も1種とイソシアネート系硬化剤との反応硬化物からな
る耐熱樹脂層(I)及び少なくとも繊維素系樹脂を含有
する非硬化性樹脂からなる耐熱樹脂層(II)を形成する。
そのことによって、反応硬化物からなる耐熱樹脂層
(I)の硬さにより金属蒸着層の変形を防止し、又、非
硬化性樹脂からなる熱硬化性樹脂 (II) の可撓性、柔軟
性により、耐熱樹脂層(I)への熱転写時の応力集中を
分散緩和させ、耐熱樹脂層(I)の亀裂を防止する。そ
のため、これらの耐熱樹脂層上に全面又は部分的に形成
した金属蒸着層が、転写工程における加熱加工の際に亀
裂や白化が生じなくなる。
【0009】また、両耐熱樹脂間は層(I)中のイソシ
アネート基の一部と層 (II) 中のOH基の一部がウレタ
ン結合を行うため、接着力は良好である。そして、金属
蒸着膜層或いは接着剤層と接するのは非硬化性樹脂の耐
熱樹脂層であるため、硬化物からなる耐熱樹脂層(I)
の硬化度の如何によらず、表面の接着性は良好である。
故に、接着剤層と金属蒸着膜層及び耐熱樹脂層との接着
力が向上し、耐セロテープ性、耐擦傷性の良好な金属蒸
着膜層の転写層を得ることができる。また、本発明の転
写箔は反応硬化物からなる耐熱樹脂層(I)の硬化度が
低く、耐熱性が不十分のときは、繊維素系樹脂を含有す
る非硬化性樹脂からなる耐熱樹脂層(II)の耐熱変形性で
これを補うため、転写物への転写工程において、製造条
件の変動による亀裂、白化防止効果のバラツキを少なく
することができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて、図面を参照にして
本発明を詳しく説明する。図1は本発明の金属光沢を有
する転写箔の一例を示す模式断面図である。図2及び図
3は金属光沢を有する転写箔の他の例として、絵柄層、
離型層、剥離層及びプライマー層を設けた転写箔の模式
断面図である。図4(a)〜(d)は本発明の部分的に
金属蒸着膜層を形成した転写箔の製造方法を示す説明図
である。図5(a)〜(c)は転写箔に絵柄層を設ける
ときの説明図である。図6(a)〜(d)実施例2によ
り転写箔を製造するときの説明図である。図8(a)、
(b)は射出成形品に転写箔を転写したときの平面図と
断面図である。
【0011】本発明の転写箔は、図1に示すように、基
本的には、透明な基材フィルム11、OH基を有する硬
化性樹脂とイソシアネート系硬化剤との反応硬化物から
なる耐熱樹脂層(I)14、繊維素系樹脂を含有する樹
脂からなる耐熱樹脂層(II)15、全面又は部分的に形成
される金属蒸着層17及び感熱型接着層19から構成さ
れる。しかし、図2及び図3に示すように、必要に応じ
て、離型層12、剥離層13、絵柄層16、プライマー
層18が形成される。特に、絵柄層は美麗な装飾模様を
形成する場合には必要なものであり、図5(a)〜
(c)に示すように、用途により、絵柄の設ける位置は
種々考えられる。
【0012】本発明の金属光沢を有する転写箔は以下の
方法で製造される。一例として、図4(a)に示すよう
に、先ず基材フィルム11の片面に、透明な離型層12
と剥離層13を設け、その上に、OH基を有する硬化性
樹脂とイソシアネート系硬化剤を主成分とする樹脂組成
物を塗布し、加熱乾燥により該樹脂層を硬化させて耐熱
硬化層(I)14を形成する。
【0013】次に、耐熱樹脂層(I)が未だ完全に硬化
しない状態又は半硬化の状態で、少なくとも繊維素系樹
脂を含有する樹脂組成物で耐熱樹脂層(II)15を形成す
る。好ましくは加熱により耐熱樹脂層(I)を完全硬化
させ、加えて耐熱樹脂層(I)と耐熱樹脂層(II)との間
の接着力をウレタン結合により強化した後、絵柄層16
を印刷し、その上に、金属光沢を不要とする部分に水溶
性樹脂を塗布・乾燥して水溶性樹脂層20を形成する。
【0014】次に、図4(b)に示すように、水溶性樹
脂層20の上に金属蒸着膜17を全面に形成した後、水
洗により水溶性樹脂層20及びその上に形成された金属
蒸着膜17を除去し、これを乾燥して図4(c)に示す
ように、金属蒸着膜17が部分的に形成された積層フィ
ルムとする。更に、その上にプライマー層18を設けた
後、感熱接着層19を形成して、図4(d)に示すよう
な転写箔1を作製する。
【0015】しかし、上記工程において、離型層12、
剥離層13、絵柄層16、プライマー層18は必要に応
じて形成されるものであって省略される場合がある。本
発明では転写によって、基材シートから離れ、被転写体
に転移する層を転写層と総称する。尚、ここでいう離型
層12とは転写時に基材フィルムと共に一体となって剥
離除去される層をいう。又、剥離層13とは、転写時に
金属蒸着膜層等他の転写層と共に被転写体側に移行し、
転写後は転写層の表面保護層になるものをいう。
【0016】従って、本発明の特徴は、OH基を有する
硬化性樹脂とイソシアネート系硬化剤との反応硬化物か
らなる耐熱樹脂層(I)14と繊維素系樹脂を含有する
樹脂からなる耐熱樹脂層(II)15を別々に二層に形成し
た後、その上、即ち耐熱樹脂層 (II) の表面に金属蒸着
膜層17を形成したことにある。また、前記耐熱樹脂層
を二層にすることによって、本発明の転写箔は被転写物
への転写工程において、金属蒸着膜層に白化や亀裂が生
じなくなるので、綺麗な金属光沢を有する被転写物を得
ることができる。
【0017】本発明の基材フィルムとしては、加熱乾燥
時の耐伸縮性、耐カール性等の耐熱性に優れ、且つ水洗
工程における耐水性が必要であり、ポリエチレンテレフ
タレート(以下PETとする)、ポリブチレンテレフタ
レート(以下PBTとする)、ポリプロピレン(以下P
Pとする)、ポリアリレート等のフィルムが好適であ
る。特に二軸延伸PETフィルムは、耐熱性、耐水性の
点で本発明の基材としては最適である。フィルムの厚さ
は10〜100μmの範囲で使用可能であるが、25〜
38μmが最適である。しかし、金属蒸着膜を全面に設
ける場合は、水洗工程が不要となり、基材フィルムに耐
水性が要求されなくなるので、上記の他セロハン及びナ
イロンフィルム等も使用可能である。
【0018】耐熱樹脂層(I)は、転写時における熱と
圧力による金属蒸着膜層の亀裂や白化を防止することを
目的に形成されるものであり、耐熱性があり、熱変形の
少なく、且つある程度の可撓性があり、しかも耐熱樹脂
層(II)及び金属蒸着膜との接着性が必要である。熱転写
時に金属蒸着膜層の亀裂、白化防止を与える主役とある
のがこの層(I)である。そのため、分子中にOH基を
有する硬化性樹脂とこれを架橋、硬化させるイソシアネ
ート系硬化剤からなる樹脂組成物を基材シートに塗布
し、加熱によって該樹脂組成物を架橋し、硬化させて耐
熱樹脂層(I)を形成する。
【0019】尚、本発明においては耐熱樹脂層(II)によ
って、反応硬化物からなる耐熱樹脂層(I)の硬化度の
バラツキ、経時変化の影響を遮断し緩和する。よって、
耐熱樹脂層(I)は厳密に硬化度(架橋反応率)を一定
に制御する必要はなく、完全硬化或いは不完全硬化のい
ずれかでもよい。但し、完全硬化に近い方が耐熱性の点
で好ましい。
【0020】分子中にOH基を有する硬化性樹脂として
は、ポリオール樹脂、例えば、ポリエステルポリオー
ル、アクリルポリオール、ポリエーテルポリオール等が
好適であるが、エポキシ樹脂も使用できる。イソシアネ
ート系硬化剤としては、分子中に2個以上のイソシアネ
ート基を有する脂肪族又は芳香族化合物が用いられる。
例えば、トルエンジイソシアネート(TDI)、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HMDI)、キシレンジイ
ソシアネート(XDI)、トリ−(p−イソシアニルフ
ェニル)メタン及びこれらのプレポリマーやポリマー等
が使用される。
【0021】耐熱樹脂層(II)は、耐熱樹脂層(I)と共
に、転写時における熱と圧力による金属蒸着膜層の亀裂
や白化を防止することを目的に形成されるものであり、
耐熱樹脂層(I)に比較して柔軟性、可撓性が要求さ
れ、且つ耐熱変形性が必要である。この層 (II) は、層
(I)の硬化度が不十分の場合は層(I)の耐熱変形性
を補強する。又、層(I)が硬化過剰になった場合は、
層 (II) は熱転写時の応力が層(I)に集中するのを分
散、緩和する。
【0022】また、層 (II) は非架橋型樹脂であり、こ
れが層 (II) を被覆することにより他層との接着力を常
に一定に保つ。転写工程において、通常、100〜18
0℃で1〜10秒程度の加熱及び0.5〜5kg/m2
程度の加圧を行うが、この条件において耐熱樹脂層(II)
が軟化、流動して、金属蒸着膜層に亀裂を生じさせない
ことが必要である。また、それ自体の表面が金属蒸着膜
層との接着力や蒸着適性が良いことも必要である。
【0023】上記条件を満たす樹脂としては繊維素系樹
脂が最適である。例えば、ニトロセルロース、アセチル
セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、セ
ルロースアセテートプロピオネート等が使用できる。更
に、繊維素系樹脂にポリメチルメタアクリレート(以下
PMMAとする)を添加することにより、耐熱変形性を
向上させることができる。添加するPMMAとしては、
分子量が90,000以上のものが好適である。また、
PMMAの添加量は、樹脂組成物の40〜60重量%が
好適であり、40重量%未満では耐熱変形性が不十分で
あり、60重量%を超える場合は、金属蒸着膜との接着
力が低下する。
【0024】耐熱樹脂層(I)と耐熱樹脂層(II)の接着
力は、耐熱樹脂層(I)のイソシアネート基と耐熱樹脂
層(II)の水酸基が両層(I)と (II) の界面でウレタン
結合するために生じるものである。そのため、耐熱樹脂
層(I)が指触乾燥の状態(指で触れても流動、粘着し
ない状態であるが、樹脂組成物は未硬化又は不完全硬化
の状態で、イソシアネート基が未だ残存している状態)
で、その上に、耐熱樹脂層(II)を形成して加熱し、耐熱
樹脂層(I)と耐熱樹脂層(II)のウレタン結合を完結さ
せて、耐熱樹脂層(I)と耐熱樹脂層(II)の接着力を強
固なものにすると共に、耐熱樹脂層(I)の硬化を完全
にして、耐熱性の向上を図る。
【0025】又は、耐熱樹脂層(I)の樹脂組成物とし
て、OH基を有する硬化性樹脂とイソシアネート系硬化
剤が完全に反応しても、なおイソシアネート系硬化剤が
残存するように、イソシアネート系硬化剤を余分に入れ
ておき、耐熱樹脂層(I)を完全に硬化した後、耐熱樹
脂層(II)を形成して加熱し、耐熱樹脂層(I)の余分な
イソシアネートと耐熱樹脂層(II)のOH基を反応させて
接着力を強固にする方法もある。
【0026】耐熱樹脂層(I)と耐熱樹脂層(II)の膜厚
はいずれも1〜10μm程度が好ましい。膜厚が1μm
未満では、耐熱樹脂層としての効果が発揮できず、金属
蒸着膜の亀裂、白化を防止することができない。また、
耐熱樹脂層(I)の厚さが10μmを超える場合は、柔
軟性、可撓性が低下して金属蒸着膜に亀裂、白化が発生
し易くなる。耐熱樹脂層(II)の膜厚が10μmを超える
と加熱時に樹脂層が変形し易くなり、やはり金属蒸着膜
に亀裂、白化を引き起こす原因となる。
【0027】金属蒸着膜層は真空蒸着法又はスパッタリ
ング法等によって、耐熱樹脂層(II)の全面に形成する。
金属としては、アルミニウム、クロム、銅、銀、金、チ
タン等の金属、又はステンレス、真鍮等の合金等が使用
される。しかし、耐熱樹脂層(II)の上に絵柄層を形成
し、且つ金属蒸着膜を部分的に形成する場合は、図4
(b)に示すように、絵柄層及び水溶性樹脂層を形成し
た後に、金属蒸着膜層を形成する。
【0028】絵柄層は図5(a)〜(c)に示すよう
に、転写箔を被転写体に転写後、被転写体の表面から目
視可能な位置であればよい。但し被転写体が透明な場合
は、裏面から目視可能にする場合もある。絵柄層を形成
する印刷インキは耐熱樹脂層(I)、耐熱樹脂層(II)及
び剥離層との密着性がよく、且つ耐水性を有するもので
あればよく、一般的にはグラビア印刷インキが使用され
る。また、金属蒸着膜だけで絵柄層を必要としない場合
は、印刷を省略する。
【0029】金属蒸着膜を部分的に形成するために設け
る水溶性樹脂層は、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ゼラチン、デンプン等の水溶性物質を用いて、
これに体質顔料等を添加して印刷適性の向上を図ると共
に、水洗により容易に溶解、除去できるようにしてい
る。水溶性樹脂層を用いた金属蒸着膜のパターン状の除
去方法については、実公昭53ー21124号公報等に
開示されている公知技術に従えば良い。
【0030】接着剤層は、被転写体の種類、転写方法等
によって異なるが、本発明の効果を十分に奏するのは、
感熱接着剤を使用する場合である。斯る感熱接着剤層と
しては、通常、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、
ゴム系樹脂、オレフィン系樹脂アイオノマー等の熱可塑
性樹脂、或いはフェノール樹脂、ブロックイソシアネー
ト硬化型ポリウレタン等の熱硬化性樹脂があり、これら
の透明性のよい接着剤が使用される。特に、金属蒸着膜
層との接着力が優れている塩化ビニルー酢酸ビニル共重
合体よりなる接着剤が最適である。勿論、常温で圧力の
みによって接着する感圧接着剤を用いることもできる。
【0031】金属蒸着膜層との接着力を向上させるため
に、金属蒸着膜層の上にプライマー層を形成した後、接
着剤層を設ける場合もある。プライマーとしては、エポ
キシ樹脂、ポリアミド樹脂、シランカップリング剤等公
知のものから選択する。
【0032】以下に、具体的な実施例により更に詳細に
説明する。 (実施例1)図4(a)に示すように、基材フィルム1
1として厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルム(東レ(株)製 以下PETフィルムと
する)の片面に、メラミン樹脂とアクリル樹脂の混合樹
脂を塗布し、熱硬化させて離型層12を形成し、その上
にアクリル系樹脂で剥離層13を形成した。
【0033】次に、下記組成の耐熱樹脂組成物(I)を
用いて、グラビアコート法にて塗布し、熱風乾燥して厚
さ2μmの耐熱樹脂層(I)14を形成して指触乾燥の
状態で、下記組成の耐熱樹脂組成物(II)を用いて、グラ
ビアコート法にて塗布、熱風乾燥して厚さ1μmの耐熱
樹脂層(II)15を形成し、更に140℃、20秒、
170℃、20秒、200℃、20秒間の3種類の条
件で焼き付けを行って、耐熱樹脂層(I)14を完全に
硬化させた。
【0034】 ☆耐熱樹脂組成物(I)の組成 ・アクリルポリオール 100重量部 ・HMDI(ヘキサメチレンジイソシアネート) 30重量部 ・PMMA(ポリメチルメタクリレート) 30重量部 ・溶剤(トルエン:メチルエチルケトン=1:1) 200重量部
【0035】 ☆耐熱樹脂組成物(II)の組成 ・ニトロセルロース 50重量部 ・PMMA(ポリメチルメタクリレート) 50重量部 ・溶剤(酢酸エチル:メチルエチルケトン=1:1) 120重量部
【0036】図4(a)に示すように、上記耐熱樹脂層
(II)の上に、グラビア印刷法にて絵柄層16を設けた
後、ポリビニルアルコールを主成分とする水性インキ
(ザ・インクテック(株)製)を用いてグラビア印刷法
にて、金属蒸着膜が不要とする部分にパターン印刷し、
十分乾燥して水溶性樹脂層20を形成した。更に、図4
(b)に示すように、上記水溶性樹脂層20の形成面の
全面に、アルミニウムの真空蒸着により、金属蒸着膜層
17を形成した。
【0037】次に、前記積層フィルムを30℃の温水中
に20秒間浸漬した後、流水にて洗浄を行って、水溶性
樹脂層20及びその上に形成された金属蒸着膜を除去
し、その後乾燥して、図4(c)に示すように、部分的
に金属蒸着膜層を形成した積層フィルムを得た。そし
て、この金属蒸着膜層の上に、エポキシ系樹脂を用いて
プライマー層18を設けた後、塩化ビニルー酢酸ビニル
共重合体系接着剤を用いて接着剤層19を形成して金属
光沢を有する転写箔を作製した。
【0038】(実施例2)図6(a)に示すように、P
ETフィルム11の片面に、実施例1と同様の加工条件
にて、下記組成の耐熱樹脂組成物(I)及び耐熱樹脂組
成物(II)を用いて、グラビアコート法で厚さ2μmの耐
熱樹脂層(I)14、厚さ1μmの耐熱樹脂層 (II) 1
5の順に形成した後、実施例1と同じ水溶性インキを用
いて、グラビア印刷法にてパターン印刷して水溶性樹脂
層20を形成した。
【0039】 ☆耐熱樹脂組成物(I) の組成 ・アクリルポリオール 100重量部 ・XDI(キシレンジイソシアネート) 40重量部 ・PMMA(ポリメチルメタクリレート) 30重量部 ・溶剤(酢酸エチル:メチルエチルケトン=1:1) 200重量部
【0040】 ☆耐熱樹脂組成物(II)の組成 ・エチルセルロース 100重量部 ・PMMA(ポリメチルメタクリレート) 65重量部 ・溶剤(酢酸エチル:メチルエチルケトン=1:1) 150重量部
【0041】前記フィルムの水溶性樹脂層20の形成面
に、実施例1と同様に、アルミニウムの蒸着膜を形成し
て、図6(b)に示すように、全面に金属蒸着膜を形成
した積層フィルムを得た。次に、水洗により、水溶性樹
脂層20とその上に形成された金属蒸着膜を除去し、図
6(c)に示すように、部分的に金属蒸着膜層を形成し
た積層フィルムを得た。更に、上記積層フィルムの金属
蒸着膜面に、実施例1と同様に、接着剤層を形成して、
6(d)に示すような金属光沢を有する転写箔を作製し
た。
【0042】(比較例)基材フィルム11として厚さ2
5μmの二軸延伸PETフィルムの表面に、実施例1と
同様の離型層12及び剥離層13を形成した。次に、下
記組成の耐熱樹脂組成物(III) を用いてグラビアコート
法にて塗布、乾燥し、更に、実施例1と同じく、14
0℃、20秒、170℃、20秒、200℃、20
秒間の3種類の条件で焼き付けを行って、耐熱樹脂層(I
II) を1層のみ形成した。
【0043】 ☆耐熱樹脂組成物(III) の組成 ・アクリルポリオール 100重量部 ・HMDI(ヘキサメチレンジイソシアネート) 30重量部 ・エチルセルロース 50重量部 ・溶剤(酢酸エチル:メチルエチルケトン=1:1) 150重量部 以下実施例1と同様に、金属蒸着膜層17、プライマー
層18、接着剤層19を形成して転写箔を作製した。
【0044】(転写試験)実施例1、実施例2及び比較
例で作製した転写箔(計9種類)を図7に示すような成
形品表面に熱転写した。尚、この成形品の寸法は、縦×
横×厚さ=100mm×100mm×10mm、4隅の
角の曲率半径は8mmである(R8 と略す)。転写法
は、射出成型機の雌型金型と雄型金型との間に上記9種
類の転写箔のそれぞれ1種を転写層が成型キャビティ側
を向くように挿入し、金型を閉じて雄型金型のゲートか
ら230℃の溶融した透明ABS樹脂を射出し、冷却固
化させて転写層と樹脂成形品とを接着させ、両金型を開
いて成形品を取り出し、基材フィルムを剥離して、転写
層1aを有する成形品を得た。
【0045】各成形品は下記の試験方法で評価した。 (試験方法) 亀裂:目視による観察で○、△、×で評価した。 ○:亀裂全く無し △:僅かに亀裂あり ×:亀裂が著しく目立つ 亀裂は、コーナ部及び射出成形するときのゲート部に生
じ易いので、平面部、ゲート部、コーナ部の3ヵ所の観
察状態を示した。
【0046】層間密着:転写層表面に成形品樹脂にま
で達するように、間隔1mmの切り込み線をカッターナ
イフで碁盤目状に縦、横各11本引き、その上からニチ
バンセロテープの工業用を貼着し、直ちに剥離し、その
碁盤目の剥離状態を○、△、×で評価した。 ○:剥離なし △:剥離が碁盤目の50/100未満 ×:剥離が碁盤目の50/100以上 尚、剥離は耐熱樹脂層(AC)と絵柄層、又はACとA
l蒸着層(Al)の間で生じるので、各層間の剥離状態
を示した。表1の中でAC/絵柄はACと絵柄層の間、
AC/AlはACとAl蒸着層の間の剥離状態を示した
ものである。
【0047】鏡面性:目視による観察で○、△、×で
評価した。 ○:鏡面性に変化なく良好 △:僅かに鏡面性が低下 ×:曇り、白化等で鏡面性著しく低下 鏡面性の変化は、コーナ部及び射出成形するときのゲー
ト部に生じ易いので、平面部、ゲート部、コーナ部の3
ヵ所の観察状態を示した。
【0048】試験結果は表1に示すとおりで、実施例1
及び実施例2で作製した転写箔を用いて転写した成形品
の表面物性はいずれも良好であり、従来の転写箔である
比較例に比較して優れていることが分かる。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、転写箔の金属蒸着用ア
ンカーコート層として、OH基を有する硬化性樹脂の少
なくとも1種とイソシアネート系硬化剤との反応硬化物
からなる耐熱樹脂層(I)及び少なくとも繊維素系樹脂
を含有する樹脂からなる耐熱樹脂層(II)を形成したこと
によって、その上に全面又は部分的に形成した金属蒸着
層が、加熱転写加工の際に亀裂や白化が生じなくなり、
又、接着剤層と金属蒸着膜層及び耐熱樹脂層との接着力
が向上し、安定した光沢と層間接着性を有する転写箔を
得ることができる。そのため、被転写体に耐熱性に優
れ、着色絵柄と金属光沢が組み合わされた美麗な装飾模
様を形成することができる。また、本発明の転写箔は金
属蒸着膜層の耐熱性及び転写層間接着力が硬化樹脂の硬
化度に依存せず安定しているので、被転写体への転写工
程において、製造条件の変動或いは経時変化によるバラ
ツキが少なく、作業能率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属光沢を有する転写箔の一例を示す
模式断面図である。
【図2】金属光沢を有する転写箔の他の例として、図1
の転写箔に絵柄層、離型層、剥離層、プライマー層を設
けた場合の模式断面図である。
【図3】転写箔の他の例として、図2と絵柄層の位置が
異なる転写箔の模式断面図である。
【図4】部分的に金属蒸着膜層を形成した転写箔の製造
方法を示す説明図で、 (a) 基材フィルムに離型層、剥離層、耐熱樹脂層
(I)、耐熱樹脂層(II)、絵柄層、水溶性樹脂層をこの
順に形成した図である。 (b) (a)図に金属蒸着膜を全面に設けた図であ
る。 (c) 水洗により水溶性樹脂層及びその上に形成した
金属蒸着膜を除去した図である。 (d) (c)図にプライマー層及び接着剤層を形成し
て金属光沢を有する転写箔とした図である。
【図5】本発明の転写箔に絵柄層を形成するときの説明
図で、 (a) 剥離層の上に絵柄層を設けた図である。 (b) 耐熱樹脂層(I)の上に絵柄層を設けた図であ
る。 (c) 耐熱樹脂層(II)の上に絵柄層を設けた図であ
る。
【図6】実施例2により転写箔を製造するときの説明図
で、 (a) 基材フィルムに耐熱樹脂層(I)、耐熱樹脂層
(II)、水溶性樹脂層を順に形成した図である。 (b) (a)図に金属蒸着膜を全面に設けた図であ
る。 (c) 水洗により水溶性樹脂層及びその上に形成した
金属蒸着膜を除去した図である。 (d) (c)図に接着剤層を形成して金属光沢を有す
る転写箔とした図である。
【図7】射出成形品に転写箔を用いて転写したときの図
で、 (a) 転写層を有する射出成形品の平面図である。 (b) (a)図のX−X面における断面図である。
【符号の説明】
1 金属光沢を有する転写箔 1a 転写層 2 転写射出成形品 3 射出成形品 11 基材フィルム 12 離型層 13 剥離層 14 耐熱樹脂層(I) 15 耐熱樹脂層(II) 16 絵柄層 17 金属蒸着膜層 18 プライマー層 19 接着剤層 20 水溶性樹脂層 R8 曲率半径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの片面に、転写層としてO
    H基を有する硬化性樹脂の少なくとも1種とイソシアネ
    ート系硬化剤との反応硬化物からなる耐熱樹脂層(I)
    及び少なくとも繊維素系樹脂を含有する非硬化性樹脂か
    らなる耐熱樹脂層 (II) 、更に、その上に、全面又は部
    分的に形成した金属蒸着層と感熱型接着層を有すること
    を特徴とする金属光沢を有する転写箔。
  2. 【請求項2】 前記耐熱樹脂層 (II) が、繊維素系樹脂
    と分子量90,000以上のポリメチルメタアクリレー
    ト樹脂を主成分とする組成物からなることを特徴とする
    請求項1に記載の金属光沢を有する転写箔。
  3. 【請求項3】 基材フィルムの片面に、OH基を有する
    硬化性樹脂とイソシアネート系硬化剤を主成分とする樹
    脂組成物を塗布し、加熱乾燥により該樹脂層を硬化させ
    て耐熱硬化層(I)を形成し、次に、少なくとも繊維素
    系樹脂を含有する非硬化性樹脂組成物で耐熱樹脂層 (I
    I) を形成した後、その上に金属蒸着膜を全面又は部分
    的に形成し、その上に感熱接着層を形成したことを特徴
    とする金属光沢を有する転写箔の製造方法。
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