JPH08336773A - 釘打機のコンタクトアームの調整機構 - Google Patents

釘打機のコンタクトアームの調整機構

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Publication number
JPH08336773A
JPH08336773A JP16821095A JP16821095A JPH08336773A JP H08336773 A JPH08336773 A JP H08336773A JP 16821095 A JP16821095 A JP 16821095A JP 16821095 A JP16821095 A JP 16821095A JP H08336773 A JPH08336773 A JP H08336773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact arm
adjusting
nailing machine
trigger lever
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP16821095A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Adachi
道明 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08336773A publication Critical patent/JPH08336773A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】調整操作を楽にすることができるコンタクトア
ームの調整機構 【構成】ハウジング1の先端のノーズ部2に供給された
釘を打撃する打撃機構4と、打撃機構4を起動させる起
動バルブ5とを備えるとともに、トリガレバー6の起動
操作と被打込み材に対して押圧動作されるコンタクトア
ーム7の上死点への作動との協働により上記起動バルブ
5を作動させる釘打機において、ハウジング1には、コ
ンタクトアーム7の長さを調整する調整操作手段18
と、コンタクトアーム7の下方部分を覆うカバー材28
とを設けるとともに、カバー材28には調整操作手段1
8の近傍にコンタクトアーム7の長さ調整時の上下方向
の変位を目視可能な調整目盛り30を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトアームの長
さを調整したときの変位を目視しやすくした釘打機のコ
ンタクトアームの調整機構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、釘打機はトリガレバーの起動操作
とコンタクトアームの被打込み材に対する押し付け操作
により2つの作動の協働により起動するように構成され
ている。釘の打ち込み深さは、通常はトリガレバーの下
方に配置されたアジャストダイヤルを回転させてコンタ
クトアームの長さを調整することにより行なわれる。こ
の場合のコンタクトアームの調整量は、ハウジングの先
端のノーズ部に目盛りをコンタクトアームには基準線を
設け、基準線のずれ量を目盛りで測ることによって理解
できるように構成されている。調整ダイヤルの位置は操
作性の上からトリガレバーの下方位置が好ましく、また
調整目盛りはノーズ部以外に設ける部位がなかった。
【0003】しかしながら、上記構成ではアジャストダ
イヤルと目盛りの位置は遠いため、調整量を見ながらの
調整操作は面倒であるという欠点があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は前記問題点を解消し、コンタク
トアームの調整操作手段と調整目盛りの位置を互いに近
くに配置することにより調整操作を楽にすることができ
る釘打機のコンタクトアームの調整機構を提供すること
をその目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る釘打機のコンタクトアームの調整機構
は、ハウジングの先端のノーズ部に供給された釘を打撃
する打撃機構と、打撃機構を起動させる起動バルブとを
備えるとともに、トリガレバーの起動操作と被打込み材
に対して押圧動作されるコンタクトアームの上死点への
作動との協働により上記起動バルブを作動させる釘打機
において、上記ハウジングには、コンタクトアームのノ
ーズ部からの突出度合いを調整する調整操作手段と、コ
ンタクトアームの下方部分を覆うカバー材とを設けると
ともに、カバー材には上記調整操作手段の近傍にコンタ
クトアームの突出量の調整時の変位を目視可能な調整目
盛りを形成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用、効果】本発明によれば、調整操作手段を
調整操作すると、コンタクトアームのノーズ部からの突
出度合いが調整され、この調整により釘の打ち込み深さ
を調整することができる。そして、その突出量はコンタ
クトアームの変位が調整目盛りのどの位置にあるかを目
視することによって容易に読み取ることができる。
【0007】また、上記調整目盛りは調整操作手段の近
傍に形成されているので、調整操作手段を調整操作しな
がら調整量を目視することができ、調整作業が容易であ
る。
【0008】さらに、コンタクトアームの下方部分はカ
バー材によって覆われているから、コンタクトアームが
予定しない物品に当たるのを防止でき、釘打機の誤動作
を有効に防ぐことができる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る釘打機を示すも
ので、この釘打機はハウジング1の先端にノーズ部2を
備え、ノーズ部2の射出口に供給された釘3を打撃する
打撃機構4を起動させる起動バルブ5を備えるととも
に、トリガレバー6の操作と被打込み材に対して押圧動
作されるコンタクトアーム7の上死点への作動との協働
により上記起動バルブ5を作動させ、これにより打撃機
構4の作動を制御するものである。なお、打撃機構4
(打撃シリンダ・ピストン装置4aとヘッドバルブ4b
を含む)と起動バルブ5は、通常の空気圧式の釘打機と
同様の構成でよい。
【0010】トリガレバー6は断面が上向きコ字形に形
成され、その一端はハウジング1に設けられた枢着軸8
に回動可能に枢支され、バネ9により操作前の状態に付
勢されている。トリガレバー6の両側壁間にはコンタク
トレバー10が配置されている。コンタクトレバー10
の一端はトリガレバー6の枢着軸8側に延び、起動バル
ブ5のバルブステム11に対向するように配置され、他
端はトリガレバー6の指掛け部側の側壁間の回転軸12
に回動自在に支持されている。また、トリガレバー6の
底部には開口部13が形成され、開口部13の開口縁1
4は後述のコンタクトアーム7の係止部として構成され
ている。
【0011】次に、上記ハウジング1には、コンタクト
アーム7が上下方向に摺動可能に配置されている。コン
タクトアーム7の下端15は上記ノーズ部2よりも下方
に突出可能に設けられ、図2、図3に示されるように、
アーム本体7aの上部に複数の部材を結合することによ
り構成されている。アーム本体7aの下部はノーズ部2
に沿って配置されるとともに、中間部は曲がり、上部は
トリガレバー6の下面に対向するように配置されてい
る。そして、コンタクトアーム7の上部は、アーム本体
7aの上端のナット部16に上下動可能に螺合する螺合
部材17と、螺合部材17を回転させるアジャストダイ
ヤル18と、螺合部材17の上端に当接して螺合部材1
7の回転時に間隔的に係合する係合部19を備えた受け
部材20と、受け部材20上に配置されてコンタクトア
ーム7の上死点への作動時にトリガレバー6を突き上げ
る突き上げ部材21とから形成されている。
【0012】アジャストダイヤル18はハウジング1に
設けられた筒状ガイド部材25の下部に嵌合状に設けら
れている。
【0013】上記螺合部材17は上記アジャストダイヤ
ル18の中央に形成したガイド孔22に上下にスライド
可能でかつ一体的に回転するように嵌挿されている。こ
のため、アジャストダイヤル18を回転させると、螺合
部材17が回転してアーム本体7aの上端のナット部1
6に対して螺進するので、コンタクトアーム7の全体の
長さが変化するとともに、アーム本体7aが上下方に移
動し、その下端とノーズ部2の下端との位置がずれるの
で、釘3の打ち込み深さを調整することができる。な
お、上記螺合部材17の上部には摺動穴24が形成され
ている。
【0014】次に、受け部材20は上記ガイド部材25
の内部に上下方向に摺動可能であるが回転できないよう
に収納され、圧縮バネ26により常時下方に付勢されて
いる。また、受け部材20は摺動穴24内で摺動可能で
あるが、回転しないように収納されている。このため、
アジャストダイヤル18を回転させて螺合部材17が回
転したとき、螺合部材17の係合部19が受け部材20
の係合部19に間隔的に係合して回転に対する制動が行
なわれるので、アジャストダイヤル18が自由に回転す
ることが阻止される。螺合部材17と受け部材20の係
合部19は、互いに回転時に間隔的に係合可能な凹部と
凸部とによるクリック機構として構成すればよい。
【0015】突き上げ部材21は筒状の摺動コマ21a
内に突き上げロッド21bを摺動自在に挿入し、突き上
げロッド21bを圧縮バネ27により常時下方に付勢し
たもので、摺動コマ21aの上端には係止顎部23が形
成されている。そして、ガイド部材25の内部に摺動自
在に収容され、上部はガイド部材25の上方から突出し
ている。また、突き上げ部材21は上記トリガレバー6
の開口部13から挿入可能に配置され、またコンタクト
アーム7が上動して突き上げ部材21がトリガレバー6
の開口部13から挿入した後にトリガレバー6を引き操
作したときは、上記摺動コマ21aの係止顎部23がト
リガレバー6の係止部14に係止するように構成されて
いる。
【0016】また、トリガレバー6の近傍に設けられた
バネ26は、トリガレバー6を操作前の状態に付勢する
とともに、上記突き上げ部材21の突き上げロッド21
bの下端を上記受け部材20の上面に当接するように付
勢している。
【0017】次に、図4、図5に示されるように、上記
コンタクトアーム7のアジャストダイヤル18よりも下
でアーム本体7aの下端よりも上の部分はカバー材28
によって覆われている。カバー材28には開口部29が
形成され、この開口部29の縁部には調整目盛り30が
形成されている。これに対し、上記アーム本体7aには
上記開口部29から露出する部分に目印31が形成され
ている。
【0018】上記釘打機において、まずトリガレバー6
を操作し、その後にコンタクトアーム7を被打込み材に
押しつけて上死点に移動するように操作すると、図6の
ように、突き上げロッド21bが摺動コマ21aの圧縮
バネ27に抗して上動し、コンタクトレバー10を押し
上げ、バルブステム11を押圧して上動させるから、パ
イロットバルブ32が下動して起動バルブ5がオン作動
し、ヘッドバルブ4bが開き作動してエアチャンバ33
から圧縮エアが打撃シリンダ34内に供給されるから、
打撃シリンダ・ピストン装置4aが作動し、被打込み材
に対する釘打ち込みが行なわれる。釘打ち込み終了後に
トリガレバー6を引き操作したまま被打込み材から釘打
機を離してコンタクトアーム7を下動させると、図2の
ようにコンタクトレバー10は下死点まで回動し、起動
バルブ5はオフ作動し、打撃シリンダ・ピストン装置4
aが初期状態に復帰する。この状態で再びコンタクトア
ーム7を押しつけ操作すると、再び上述のように起動バ
ルブ5がオン作動し、打撃シリンダ・ピストン装置4a
が駆動されるので、連続打ちが可能となる。
【0019】これに対し、図7のようにコンタクトアー
ム7を被打込み材に押し付け、突き上げ部材21によっ
てコンタクトレバー10の一端側を突き上げて回動させ
た後、トリガレバー6を引き操作することによってコン
タクトレバー10が回動され、起動バルブ5がオン作動
して打撃機構4が駆動され、釘打ち作動が行なわれる。
釘打ち作動終了後にトリガレバー6を引き操作したまま
被打込み材からコンタクトアーム7を解放操作して下方
に復帰移動させようとすると、摺動コマ21aの係止顎
部23がトリガレバー6の係止部14に係止するので、
コンタクトアーム7の下方への回動が規制され、突き上
げ部材21は上動位置に保持される。このため、コンタ
クトレバー10は初期状態に戻ることができず、バルブ
ステム11も上死点から戻り途中で停止したままの状態
となり、起動バルブ5がオフ作動しないから、再度コン
タクトアーム7を被打込み材に対して押しつけ操作して
も打撃機構4は駆動されない。さらにトリガレバー6を
解放操作することにより、摺動コマ21aの係止顎部2
3とトリガレバー6の係止部14との係止によるロック
状態が解除し、コンタクトレバー10が更に下方に回動
するから、起動バルブ5がオフ作動して図2の初期状態
に復帰する。したがって、同じ操作手順を繰り返すこと
により単発打ちを行なうことができる。
【0020】前記構成において、アジャストダイヤル1
8を回転させると、螺合部材も回転してアーム本体7a
の上端のナットに対して螺進するので、アーム本体7a
の下端15がノーズ部2の先端から突出する突出度合い
を調整することができ、この調整により釘の打ち込み深
さを調整することができる。そして、アジャストダイヤ
ル18を回転させてコンタクトアーム7の突出量を調整
したとき、アーム本体7aが上下方に移動するにつれて
目印も上下するが、その変位はアーム本体7aの矢印3
1がカバー材28に形成された調整目盛り30のどの位
置にあるかを目視することによって容易に読み取ること
ができる。
【0021】また、上記調整目盛り30はアジャストダ
イヤル18の近傍に形成されているので、アジャストダ
イヤル18を調整操作しながら突出量を目視することが
できる。
【0022】さらに、コンタクトアーム7のアジャスト
ダイヤル18を除く下方部分はカバー材28によって覆
われているから、コンタクトアーム7が被打込み材以外
の物品に当たるのを防いで誤動作するのを防止すること
ができる。
【0023】なお、コンタクトアームの長さを調整する
調整操作手段は上述のようなダイヤル式のものに限定さ
れない。レバー式、スライド式等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釘打機の側面図
【図2】上記釘打機の要部の縦断面図
【図3】コンタクトアームの構成部品の分解図
【図4】アーム本体をカバー材で覆った状態の側面図
【図5】アーム本体とコンタクトアームの断面図
【図6】連続打ちモードによる釘打ち込み駆動態様図
【図7】単発打ちのモードにおける釘打ち込み駆動態様
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ノーズ部 4 打撃機構 5 起動バルブ 6 トリガレバー 7 コンタクトアーム 7a アーム本体 17 螺合部材 18 アジャストダイヤル 21 突き上げ部材 28 カバー材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの先端のノーズ部に供給され
    た釘を打撃する打撃機構と、打撃機構を起動させる起動
    バルブとを備えるとともに、トリガレバーの起動操作と
    被打込み材に対して押圧動作されるコンタクトアームの
    上死点への作動との協働により上記起動バルブを作動さ
    せる釘打機において、 上記ハウジングには、コンタクトアームのノーズ部から
    の突出度合いを調整する調整操作手段と、コンタクトア
    ームを覆うカバー材とを設けるとともに、カバー材には
    上記調整操作手段の近傍にコンタクトアームの突出量調
    整時の変位を目視可能な調整目盛りを形成したことを特
    徴とする釘打機のコンタクトアームの調整機構。
JP16821095A 1995-06-09 1995-06-09 釘打機のコンタクトアームの調整機構 Pending JPH08336773A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16821095A JPH08336773A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 釘打機のコンタクトアームの調整機構

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JP16821095A JPH08336773A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 釘打機のコンタクトアームの調整機構

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JPH08336773A true JPH08336773A (ja) 1996-12-24

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ID=15863835

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16821095A Pending JPH08336773A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 釘打機のコンタクトアームの調整機構

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JP (1) JPH08336773A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024111A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 マックス株式会社 打込み工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024111A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 マックス株式会社 打込み工具

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