JPH08336738A - 自動生産システム - Google Patents

自動生産システム

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JPH08336738A
JPH08336738A JP7147693A JP14769395A JPH08336738A JP H08336738 A JPH08336738 A JP H08336738A JP 7147693 A JP7147693 A JP 7147693A JP 14769395 A JP14769395 A JP 14769395A JP H08336738 A JPH08336738 A JP H08336738A
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robot
rail
carrier
production line
line area
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Hidehiko Yano
秀彦 矢野
Tokiji Akaha
時二 赤羽
Yasutoshi Kon
泰俊 近
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Central Motor Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産変動への対応自由度を大きくし、生産変
動によっても、あるいは、ロボットの異常、ロボットの
保守点検によっても、稼動率を下げない。 【構成】 車両ボデイの生産ラインにおいて、製品の形
状変更等の生産変動に応じて、第1キャリヤ26等が制
御される。すなわち、第1キャリヤ26が個々に、留め
レール106から、第1レール14に沿って順次に矢印
Aの向きに移動し、生産ライン領域内12のレール部1
6、18に入る。そして、第2レール82、84がレー
ル部16、18に近接し、ロボット56が第1キャリヤ
26から第2キャリヤ90へ渡される。その後、第2レ
ール82、84が矢印Cの方向へ移動し、また、第2キ
ャリヤ90が矢印Dの方向へ移動して、ロボット56が
指定位置へ配される。ロボット56には、指定位置で、
溶接ガン等が取り付けられる。生産終了後、ロボット5
6が生産ライン領域内12から生産ライン領域外10へ
戻される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両ボデイ等の生産を
ロボットを用いて自動化した自動生産システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両ボデイ等の生産設備では、ロボット
が用いられて自動化が図られている。
【0003】例えば、生産ラインにおいて、製品(車両
ボデイ等)に係る被加工物が治具で固定され、治具に対
して位置決めされて据え付けられたロボットが、治具に
固定された被加工物に溶接等の加工を施す。
【0004】この場合、車種が異なり、あるいは、モデ
ルチェンジ等がなされるときには、車種間で、あるい
は、モデルチェンジの前後で製品の形状変更が生ずる。
また、生産量が増減調整される場合もある。
【0005】形状変更や生産量調整等の生産変動に対処
するのに、生産設備について各動作は変更しないで、被
加工物の搬送速度や搬送タイミングを調整することが可
能である。
【0006】しかし、設備が稼動しない時間が増えて、
稼動率の低下が招来される。そこで、生産変動に対処す
るのに、ロボットの動作を変更することがなされる。ロ
ボットの動作変更は、ティーチングデータの変更やプロ
グラムの変更を要する。ティーチングデータの変更やプ
ログラムの変更は、生産ライン内で直接に入力して行う
か、又は、生産ライン外のコンピュータ上で作成した情
報をロボットに転送して行う。
【0007】しかし、ロボットは据え付け位置が固定さ
れているので、稼動範囲が制限されて自由度が小さく、
所望の動作変更規模に対応できないことが考えられる。
【0008】また、ロボットの据え付け位置が固定され
ているために、ロボットの異常時や、ロボットの保守点
検時には、生産ラインの停止時間が長時間に及ぶことが
予想され、稼動率が低下する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、生産変動への対応自由度を大きくし、また、生
産変動によっても、あるいは、ロボットの異常、ロボッ
トの保守点検によっても、稼動率を下げることのない自
動生産システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る自動生産システムは、それぞれが、
作業ツールを交換可能に取り付けることができるツール
チェンジャを有し、取り付けられる作業ツールに応じて
作動される複数のロボットと、生産ライン領域外から生
産ライン領域内ヘ渡って配置される第1レールと、それ
ぞれが第1レールに沿って個々に移動駆動され、ロボッ
トを個々に支持可能な複数の第1キャリヤと、生産ライ
ン領域内において第1レールと平行に対向配置されると
ともに対向方向に沿って近接離隔可能に移動駆動される
第2レールと、それぞれが第2レールに沿って個々に移
動駆動され、ロボットを個々に支持可能な複数の第2キ
ャリヤと、前記第1レールに第2レールを近接させた状
態で第1キャリヤと第2キャリヤとの間でロボットの受
け渡しを行う受渡手段と、前記ロボットを生産ライン領
域外から生産ライン領域内中の指定位置へ配するととも
に、指定位置から生産ライン領域外へ戻すべく、第1キ
ャリヤ、第2レール、第2キャリヤ及び受渡手段を制御
する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る自動生産システムは、請求
項1の構成において、前記第1キャリヤが第1レールに
沿って一方向へ回帰移動されるように第1レールが配置
されることを特徴とする。
【0012】請求項3に係る自動生産システムは、請求
項1の構成において、前記第1レールが、生産ライン領
域外において、第1キャリヤを個々に留め置くべく並列
に配された複数の留めレールを備えることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】例えば、製品が車両ボデイである場合、車種が
異なったり、モデルチェンジ等がなされたりすると、車
種間で、あるいは、モデルチェンジの前後で製品の形状
変更が生じ、又は、同じ車種、同じモデルでも生産量が
増減調整されて生産変動が起きる。
【0014】上記構成によれば、そのような生産変動に
応じて、ロボットの個数やロボットの位置が指定され、
それに基づき、第1キャリヤ、第2レール、第2キャリ
ヤ及び受渡手段が制御される。
【0015】すなわち、第1キャリヤが第1レールに沿
って移動し、第1キャリヤに個々に支持されたロボット
が、生産ライン領域外から生産ライン領域内へ搬送され
る。生産ライン領域内では、第2レールが第1レールに
近接移動し、ロボットが第1キャリヤから第2キャリヤ
へ渡される。
【0016】第2キャリヤがロボットを受け取った後
は、第2レールが移動し、また、第2キャリヤが第2レ
ールに沿って移動することにより、ロボットが指定位置
へ配される。
【0017】ロボットには、例えば、その指定位置で、
作業ツールが取り付けられ、その作業ツールに応じてロ
ボットが作動される。例えば、作業ツールとして溶接ガ
ンが取り付けられ、治具に固定された被加工物に溶接が
施される。あるいは、ロボットに、作業ツールとして、
搬送具が取り付けられ、作業工程間での被加工物の搬送
がなされる。
【0018】生産終了後、生産ライン領域内では、第2
レールが第1レールに近接して、ロボットが第2キャリ
ヤから第1キャリヤへ渡される。第1キャリヤはロボッ
トを受け取った後、第1レールに沿って移動し、ロボッ
トが生産ライン領域内から生産ライン領域外へ戻され
る。
【0019】製品の形状変更や生産量の増減による生産
変動に応じてロボットの動作変更が求められる。ロボッ
トは第2レールの移動範囲内で、また、第2キャリヤの
移動範囲内で指定位置を変更できるので、ロボットの動
作変更について自由度が大きい。
【0020】また、生産終了後、ロボットが生産ライン
領域内から生産ライン領域外へ戻された後は、生産ライ
ン領域外で、ロボットの保守点検が可能となる。保守点
検の間も、別途のロボットを用いれば、生産ラインは稼
動を続行することができる。
【0021】更に、生産ラインの稼動中に、ロボットが
異常を生じた場合には、異常なロボットが生産ライン領
域外へ戻って補修が行われる一方、他の正常なロボット
が生産ライン領域外から生産ライン領域内中の指定位置
へ配され、ロボットの入れ換えが可能となる。
【0022】生産ラインを長時間に渡って停止させるこ
となく、ロボットの異常やロボットの保守点検に対処す
ることができる。また、生産ライン領域外でのロボット
異常の補修や保守点検作業は容易で効率的である。
【0023】このように、生産変動への対応自由度が大
きく、また、生産変動によっても、あるいは、ロボット
の異常、ロボットの保守点検によっても、稼動率を下げ
ることがない。
【0024】なお、第1キャリヤが、生産ライン領域外
において、請求項3にあるように並列に配置された留め
レールに個々に留め置かれる構成によれば、一の第1キ
ャリヤに係るロボットについての補修、保守点検等が、
他の第1キャリヤの移動を規制することなく可能であ
る。
【0025】
【実施例】本発明に係る自動生産システムの一実施例
を、図1乃至図8に基づき説明する。
【0026】図1に示すように、生産ライン領域外10
から生産ライン領域内12へ渡って第1レール14が設
けられ、第1レール14は、生産ライン領域内12にお
いて、平行に離隔して対向配置された2本のレール部1
6、18と、生産ライン領域外10において、レール部
16、18と平行に配置されたレール部20とを備え、
それらレール部16、18、20と、これらと直角の方
向に延びるレール部22、24とで、上から見たとき、
日の字型をなすように配されている。
【0027】第1レール(レール部16、18、20、
22、24)14には、複数の第1キャリヤ26が設け
られる。図2に示すように、第1レール14は上壁28
とこの上壁28から垂下された一対の対向する垂下壁3
0とを有して、第1レール14の延び方向ないし長手方
向(第1レール14に沿った方向)から見て下方が開放
された断面コ字型に形成されている。第1キャリヤ26
は、第1レール14に沿って対向して連結された一対の
案内プレート32、33を備える。各案内プレート3
2、33は、第1レール14の開放下端部に対応位置す
る下片34と、この下片34から立ち上げられて第1レ
ール14の垂下壁30外側に対応位置する一対の対向す
る立上片36とを有して、第1レール14に沿う方向か
ら見て上方が開放されたコ字型に屈曲形成されている。
案内プレート32、33の立上片36には、第1レール
14の上壁28外面と接する案内ローラ38が軸支され
るとともに、第1レール14の垂下壁30外面と接する
案内ローラ40が支片42を介して軸支されている。そ
れら案内ローラ38、40が転動することにより、第1
キャリヤ26が第1レール14に沿って案内されて移動
することができる。
【0028】第1レール14の垂下壁30内面には、第
1レール14に沿ってラック44が設けられる。一方の
案内プレート32の下片34には駆動モータ(図2には
下片34から外された状態で図示されている)46が設
けられて駆動モータ46のモータ軸48にはピニオン5
0が嵌着される。ラック44とピニオン50とは噛合さ
れてラックピニオン機構をなし、ピニオン50が駆動モ
ータ46で回転駆動されて、第1キャリヤ26が自走式
に駆動される。
【0029】両案内プレート32、33の連結はリンク
機構を介してなされる。すなわち、リンク機構は、リン
ク52、54を備え、各リンク52、54は、それぞれ
の一端が案内プレート32、33の下片34に支軸55
でその回りに回動自在に取り付け軸支されるとともに、
それぞれの他端(対向端)が支軸57でその回りに回動
自在に連結軸支されている。案内プレート32、33
は、リンク52、54が真直とされて(図2に示す)離
隔状態を得ることができるとともに、リンク52、54
がリンク52、54間の支軸57回りに回動してくの字
型に折れて(図7に示す)近接状態を得ることができ
る。
【0030】第1キャリヤ26は、通常は、第1レール
14を一方向(矢印Aで示す向き)へ移動するようにさ
れる。駆動モータ46はその一方向前方側の案内プレー
ト32に設けられ、第1キャリヤ26の一方向への移動
の場合には、後方側の案内プレート33が引っ張られる
ようにされ、リンク52、54が真直となって案内プレ
ート32、33が離隔状態に維持される。駆動モータ4
6が逆転されて第1キャリヤ26が上記一方向と逆の方
向(矢印Aと反対の向き)へ移動すれば、リンク52、
54がくの字型を呈して両案内プレート32、33が近
接状態を得る。
【0031】各第1キャリヤ26にはロボット56が個
々に支持される。各ロボット56は、上部に支持プレー
ト58を備えるとともに、下部に、ツールチェンジャ
(図3を参照)60を備える。ツールチェンジャ60
(図3(A)に示す)は、作業ツールとしての溶接ガン
62(図3(B)に示す)や搬送具64(図3(Cに)
示す)を交換可能に取り付けることができる。図3
(D)には、ロボット56が溶接ガン62を取り付けた
状態が示されている。
【0032】支持プレート58は、両案内プレート3
2、33に渡ってその下片34下側に対応位置する上片
66と、この上片66から垂下された垂下片68とをL
字型に有した形状とされる。支持プレート58の上片6
6上面には一対の山谷係合部70が突出形成され、案内
プレート32、33の下片34下面には一対の山谷係合
部72が突出形成され、更に、支持プレート58の上片
66上面には案内溝74が凹設されている。案内溝74
内には、リンク機構の支軸57が係合されている。案内
プレート32、33の離隔状態(図2に示す状態)で
は、山谷係合部70と山谷係合部72とが係合されて、
第1キャリヤ26はロボット56を吊り下げ支持するこ
とができる。図7に示すように、案内プレート32、3
3が離隔状態から近接状態へ移動すると、その際、案内
溝74内をリンク機構の支軸57が、案内プレート3
2、33の対向方向と直交する方向(矢印Bで図示す
る)に移動してリンク52、54がくの字型に屈曲され
る。これにより、案内プレート32、33はいずれも離
隔状態から近接状態へ移動して、案内プレート32、3
3の近接状態(図7に示す状態)では、山谷係合部70
と山谷係合部72との係合が解除され、ロボット56
は、案内プレート32、33の対向方向と直交する方向
(矢印Bの方向)に挿入抜去が許容される。
【0033】なお、ロボット56は例えば、以下に説明
するような構造が可能である。すなわち、図2に示すよ
うに、支持プレート58の下部には、ロボット第1軸駆
動モータ78が取り付けられる。ロボット第1軸駆動モ
ータ78はロボット第1軸150を備え、ロボット第1
軸150は軸方向が垂直方向とされて下方へ突出され
る。ロボット第1軸150の突出先端には、中間プレー
ト152を介してロボット第2軸ガイドレール76が水
平方向に長尺に延出されて取り付けられる。ロボット第
2軸ガイドレール76はロボット第1軸駆動モータ78
で、ロボット第1軸150の軸線回り(矢印Eの向き)
に回動駆動される。ロボット第2軸ガイドレール76に
はロボット第2軸ブロック80が設けられ、ロボット第
2軸ブロック80は、ロボット第2軸ガイドレール76
の長手方向に沿って水平(矢印Fの向き)に、ロボット
第2軸ブロック80に取り付けられたロボット第2軸駆
動モータ154で移動駆動される。ロボット第2軸ブロ
ック80にはロボット第3軸ブロック81が設けられ、
ロボット第3軸ブロック81には、垂直方向に延出され
たロボット第3軸ガイドレール162が設けられ、ロボ
ット第3軸ガイドレール162は、ロボット第3軸ブロ
ック81に取り付けられたロボット第3軸駆動モータ1
56でロボット第3軸ガイドレール162の延出方向に
沿って垂直方向(矢印Gの向き)に移動駆動される。ロ
ボット第3軸ガイドレール162の下端には、ブラケッ
ト164を介してロボット第4軸駆動モータ158が取
り付けられ、ロボット第4軸駆動モータ158はロボッ
ト第4軸160を備える。ロボット第4軸は軸方向が上
記ロボット第1軸150とロボット第2軸ブロック80
の移動方向との両方向に対して直角の方向とされ、軸先
端には前記ツールチェンジャ60が取り付けられる。ツ
ールチェンジャ60は、ロボット第4軸160の軸線回
り(矢印Hの向き)に回動駆動される。図2中、166
は、ロボット第3軸ガイドレール162の垂直方向の移
動に対するバランスシリンダである。
【0034】また、支持プレート58には、上記各モー
タ78、154、156、158を制御するロボットコ
ントローラ79が設けられている。
【0035】図1に示すように、第1レール14には、
複数の切り換えポイント70が設けられ、切り換えポイ
ント70の切り換え操作によって、第1キャリヤ26
を、レール部20、22、18、24、20によって回
帰移動させる(すなわち、第1キャリヤ26がレール部
20、22、18、24、20で形成されるループ路を
一方向へ移動して出発点に戻る)状態と、レール部2
0、22、16、24、20によって回帰移動させる
(すなわち、第1キャリヤ26がレール部20、22、
16、24、20で形成されるループ路を一方向へ移動
して出発点に戻る)状態とを選択的に得る。
【0036】生産ライン領域内12内では、レール部1
6、18間に、それらレール部16、18と平行な2本
の第2レール82、84が設けられる。第2レール8
2、84は、これと直交する複数の固定レール83に案
内されて(図8に示すように、第2レール82、84側
の案内ローラ122、124が固定レール83の外面を
転動して)、第2レール82は、レール部16と対向す
る方向へ近接離隔可能に移動でき、第2レール84は、
レール部18と対向する方向へ近接離隔可能に移動でき
る。その第2レール82、84の近接離隔方向を矢印C
で図示する。第2レール82、84の近接離隔方向(矢
印C)は、レール部16、18に第1キャリヤ26が位
置したときのロボット56の第1キャリヤ26に対する
挿入抜去方向(矢印B)と同方向である。第2レール8
2、84は個々に、ねじ機構86を介して駆動モータ8
8によって駆動される。第2レール82、84にはそれ
ぞれ複数の第2キャリヤ90が設けられる。第2キャリ
ヤ90は、第2レール82、84に沿って(第2レール
82、84の延び方向ないしその長手方向に沿って)矢
印D(図1を参照)の方向に案内移動され(図8に示す
ように、第2キャリヤ90側の案内ローラ126、12
8が第2レール82、84の外面を転動して)、ラック
ピニオン機構(第2レール82、84側のラック13
0、第2キャリヤ90側のピニオン132)を介して駆
動モータ92によって、自走式に駆動される。
【0037】各第2キャリヤ90は、受け渡し部94を
備える。受け渡し部94は、第1キャリヤ26の支持プ
レート58の垂下片68に対向して左右に長尺とされて
設けられ、長手方向両端部には、垂下片68に向けて一
対の係合ピン96が突設されるとともに、係合ピン96
の更に外側には、一対の係止アーム98(図7を参照)
が設けられる。支持プレート58の垂下片68には左右
に、係合ピン96に対応する1対の係合孔100が形成
される。係止アーム98は係止アーム98間を拡げた位
置と、その間を狭めた位置との間を回動自在とされ、駆
動シリンダ102(図1を参照)で駆動される。第2レ
ール82、84のレール部16、18との近接状態で
は、係合孔100内に係合ピン96が係合される。ここ
で、一対の係止アーム98を係止アーム88間を拡げた
状態から狭めた状態へ回動させれば、係止アーム98は
支持プレート58の垂下片68の両端部を挟持するよう
に係止される。係止状態で、案内プレート32、33間
を近接させ、そして、第2レール82、84をレール部
16、18から離隔させれば、支持プレート58が第2
キャリヤ90側に引き出され、第2キャリヤ90が第1
キャリヤ26からロボット56を受け取る。第2レール
82、84、案内プレート32、33、係止アーム98
がそれぞれ逆の動作をなせば、第1キャリヤ26が第2
キャリヤ90からロボット56を受け取ることができ
る。ロボット56は、第1キャリヤ26と第2キャリヤ
90との間で受け渡しが可能となる。
【0038】案内プレート32、33、支持プレート5
8、受け渡し部90は受渡手段を構成する。
【0039】第2キャリヤ90がロボット56を受け取
った後は、第2レール82、84が固定レール83に沿
って移動し、また、第2キャリヤ90が第2レール8
2、84に沿って移動することにより、それら移動範囲
でロボット56は位置を変えることができる。
【0040】第1キャリヤ26の移動駆動用の駆動モー
タ46、第2レール82、84の移動駆動用の駆動モー
タ88、第2キャリヤ90の移動駆動用の駆動モータ9
2、第2キャリヤ90の係止アーム98の回動駆動用の
駆動シリンダ102は制御手段としての制御部104と
接続される。制御部104は、ロボット56を生産ライ
ン領域外10から生産ライン領域内12中の指定位置に
配すべく、また、ロボット56を指定位置から生産ライ
ン領域外10へ戻すべく、第1キャリヤ26、第2レー
ル72、73、第2キャリヤ90を、予め設定されたプ
ログラムに従って制御する。
【0041】第1レール14は、生産ライン領域外10
において、複数の留めレール106を並列に備える。留
めレール106毎に、上記切り換えポイント70と同様
な切り換えポイント70が設けられ、各留めレール10
6は、第1キャリヤ26を個々に留め置くことができ
る。留めレール94において、ロボット56の補修や、
保守点検が行われる。
【0042】次に、上記実施例の作用を説明する。例え
ば、製品が車両ボデイである場合、車種が異なったり、
モデルチェンジ等がなされたりすると、車種間で、ある
いは、モデルチェンジの前後で製品の形状変更が生じ、
又は、同じ車種、同じモデルでも生産量が増減調整され
て生産変動が起きる。
【0043】上記実施例では、そのような生産変動に応
じて、ロボット56の個数やロボット56の生産ライン
領域内12中における位置が指定され、それに基づき、
第1キャリヤ26、第2レール82、84、第2キャリ
ヤ90並びに、案内プレート32、33、係止アーム9
8が制御される。
【0044】上記実施例は、6台のロボットについて対
応可能のものを示しているが、ロボットを6台共に要す
る場合には、まず、6台の第1キャリヤ26が個々に、
留めレール106に留め置かれた状態(図4に示す待機
状態)から、第1レールに沿って順次に矢印Aの向きに
移動する。図1に示すように、6台の第1キャリヤ26
のうちの3台は、レール部18に入り、残りの3台はレ
ール部16に入る。これにより、第1キャリヤ26に個
々に支持されたロボット56が、生産ライン領域外10
から生産ライン領域内12へ搬送される。第2キャリヤ
90は、第2レール82に3台、第2レール84に3台
設けられ、生産ライン領域内12では、第1キャリヤ2
6がレール部16、18で停止し、図5に示すように、
第1キャリヤ26と第2キャリヤ90とが対向した状態
で第2レール82、84がレール部16、18に近接移
動し、ロボット50が第1キャリヤ26から第2キャリ
ヤ90へ渡される。
【0045】図6に示すように、第2キャリヤ90がロ
ボット56を受け取った後は、第2レール82、84が
矢印Cの方向へ移動し、また、第2キャリヤ90が第2
レール82、84に沿って矢印Dの方向へ移動すること
により、ロボット56が指定位置へ配される。
【0046】ロボット56には、例えば、その指定位置
で、溶接ガン62や搬送具64等の作業ツールが取り付
けられ、その作業ツールに応じでロボット56が作動さ
れる。溶接ガン62は、図示を省略する治具に固定され
た被加工物に溶接を施す。搬送具64は、作業工程間で
の被加工物の搬送を行う。
【0047】生産終了後、生産ライン領域内12では、
ロボット56から作業ツールが外され、第2レール8
2、84がレール部16、18に近接して、ロボット5
6が第2キャリヤ90から第1キャリヤ26へ渡され
る。第1キャリヤ26はロボット56を受け取った後、
第1レール14に沿って矢印Aの向きに移動し、ロボッ
ト56が生産ライン領域内12から生産ライン領域外1
0へ戻される(図4に示すように、留めレール106に
戻される)。
【0048】製品の形状変更や生産量の増減による生産
変動に応じてロボット56の動作変更が求められる。ロ
ボット56は第2レール82、84の移動範囲内で、ま
た、第2キャリヤ90の移動範囲内で指定位置を変更で
きるので、ロボット56の動作変更について自由度が大
きい。
【0049】また、生産終了後、ロボット56が生産ラ
イン領域内12から生産ライン領域外10へ戻された後
は、生産ライン領域外10で、ロボット56の保守点検
が可能となる。保守点検の間も、別途のロボットを用い
れば、生産ラインは稼動を続行することができる。
【0050】更に、生産ラインの稼動中に、ロボット5
6が異常を生じた場合には、異常なロボット56が生産
ライン領域外10へ戻って補修が行われる一方、他の正
常なロボット56が生産ライン領域外10から生産ライ
ン領域内12中の指定位置へ配され、ロボット56の入
れ換えが可能となる。
【0051】生産ラインを長時間に渡って停止させるこ
となく、ロボット56の異常やロボット56の保守点検
に対処することができる。また、生産ライン領域外10
でのロボット56の異常の補修やロボット56の保守点
検作業は容易で効率的である。
【0052】このように、生産変動への対応自由度が大
きく、また、生産変動によっても、あるいは、ロボット
56の異常、ロボット56の保守点検によっても、稼動
率を下げることがない。
【0053】なお、第1キャリヤ26が、生産ライン領
域外10において、並列に配置された留めレール106
に個々に留め置かれる構成によれば、一の第1キャリヤ
26に係るロボット56についての補修、保守点検等
が、他の第1キャリヤ26の移動を規制することなく可
能である。
【0054】必要とされるロボット56の台数が6台で
なく、それより少ない台数である場合には、第1キャリ
ヤ26はその少ない台数のロボット分だけ、第1レール
14に沿って移動し、その少ない台数のロボットが生産
ライン領域内12中の指定位置へ配される。
【0055】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく種々の変更が可能である。例えば、本発明は、車両
ボデイ以外の他の製品についても適用可能であり、ま
た、ロボット、第1キャリヤ、第2キャリヤ、第2レー
ルのそれぞれの個数は上記実施例に限定されず任意であ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明の自動生産システムによれば、生
産変動への対応自由度を大きくし、また、生産変動によ
っても、あるいは、ロボットの異常、ロボットの保守点
検によっても、稼動率を下げることのない優れた効果が
奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動生産システムの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】第1キャリヤとこれに支持されたロボットとを
示す斜視図である。
【図3】(A)はロボットを示し、(B)は溶接ガンを
示し、(C)は搬送具を示し、(D)はロボットに溶接
ガンを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】本実施例の自動生産システムの待機状態を示す
図1に対応する図である。
【図5】本実施例の自動生産システムの図4の次の状態
を示す図1に対応する図である。
【図6】本実施例の自動生産システムの図5の次の状態
を示す図1に対応する図である。
【図7】第1キャリヤの案内プレート間の近接状態を示
す斜視図である。
【図8】第1キャリヤと第2キャリヤとの間でのロボッ
トの受渡しを示し、第1レールに沿った方向から見た図
である。
【符号の説明】
10 生産ライン領域外 12 生産ライン領域内 16、18 レール部(第1レール14) 26 第1キャリヤ 32、33 案内プレート(受渡手段) 56 ロボット 58 支持プレート(受渡手段) 60 ツールチェンジャ 62 溶接ガン(作業ツール) 64 搬送具(作業ツール) 82、84 第2レール 90 第2キャリヤ 94 受け渡し部(受渡手段) 104 制御部(制御手段) 106 留めレール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが、作業ツールを交換可能に取
    り付けることができるツールチェンジャを有し、取り付
    けられる作業ツールに応じて作動される複数のロボット
    と、 生産ライン領域外から生産ライン領域内ヘ渡って配置さ
    れる第1レールと、 それぞれが第1レールに沿って個々に移動駆動され、ロ
    ボットを個々に支持可能な複数の第1キャリヤと、 生産ライン領域内において第1レールと平行に対向配置
    されるとともに対向方向に沿って近接離隔可能に移動駆
    動される第2レールと、 それぞれが第2レールに沿って個々に移動駆動され、ロ
    ボットを個々に支持可能な複数の第2キャリヤと、 前記第1レールに第2レールを近接させた状態で第1キ
    ャリヤと第2キャリヤとの間でロボットの受け渡しを行
    う受渡手段と、 前記ロボットを生産ライン領域外から生産ライン領域内
    中の指定位置へ配するとともに、指定位置から生産ライ
    ン領域外へ戻すべく、第1キャリヤ、第2レール、第2
    キャリヤ及び受渡手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動生産システム。
  2. 【請求項2】 前記第1キャリヤが第1レールに沿って
    一方向へ回帰移動されるように第1レールが配置される
    請求項1に記載の自動生産システム。
  3. 【請求項3】 前記第1レールが、生産ライン領域外に
    おいて、第1キャリヤを個々に留め置くべく並列に配さ
    れた複数の留めレールを備える請求項1に記載の自動生
    産システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021522059A (ja) * 2018-05-03 2021-08-30 ファナック アメリカ コーポレイション ロボットを用いた静電塗装装置
WO2022258113A3 (de) * 2021-06-09 2023-02-02 Hermanns Maik Robotersystem mit einem verfahrbaren roboter

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