JPH0839248A - 自動溶接方法および自動溶接装置 - Google Patents

自動溶接方法および自動溶接装置

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JPH0839248A
JPH0839248A JP17271494A JP17271494A JPH0839248A JP H0839248 A JPH0839248 A JP H0839248A JP 17271494 A JP17271494 A JP 17271494A JP 17271494 A JP17271494 A JP 17271494A JP H0839248 A JPH0839248 A JP H0839248A
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JP17271494A
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Akira Miyoshi
明 三好
Takashi Hosoya
高司 細谷
Jiyunya Morita
順哉 守田
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接線に隙間が発生するワークに対し、より
良好な溶接を行うことができる汎用性の大なる自動溶接
方法を提供する。 【構成】 自動溶接装置の制御部の溶接テーブルにあら
かじめ単層の溶接のための溶接条件、溶接方法、溶接ね
らいだけでなく、多層盛り溶接のための溶接条件、溶接
方法、溶接ねらいも隙間量に応じて選択可能に記憶させ
ておく。そして、1パス目にワークの溶接線に沿った隙
間を溶接ロボットに取り付けられた視覚センサにより連
続的に検出し、記憶部に記憶する。2パス目に判断部は
その検出された各隙間量と溶接テーブルとを照合し、そ
の検出された各隙間量に適した溶接条件、溶接方法、溶
接ねらいを前記あらかじめ記憶させておいた溶接テーブ
ルの中から自動的に選択して溶接を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接部に隙間が発生す
るワークを、最適条件に自動設定して溶接を行う自動溶
接方法および自動溶接装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接部に隙間が発生するワークを
好適に溶接すべく、隙間量に応じて溶接条件を変更する
方法として、例えば、特開昭64ー27775号公報や
特開昭61ー212496号公報等に開示の方法があ
る。
【0003】また、多層盛り溶接において、溶接部に隙
間が発生するワークを好適に溶接すべく、溶接のねらい
位置を変更する方法として、例えば、特開昭55ー77
978号公報等に開示の方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶接方法によれば、通常の溶接、いわゆる単層の溶
接か多層盛りの溶接かが溶接開始当初から特定されてい
る必要があり、単層の溶接か多層盛りの溶接かが隙間量
に応じて自動的に選択される方式でないため、ワークの
溶接線全体にわたって単層の溶接が適する隙間部分と多
層盛り溶接が適する隙間部分とが混在している場合には
常に最適な溶接条件等が得られず、従って、常に良好な
溶接結果が得難く、汎用性に乏しいという欠点がある。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、溶接
部に隙間が発生するワークに対し、より良好な溶接を行
うことができる汎用性の大なる自動溶接方法および自動
溶接装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の方法の技術的手段は、ワークの溶接部に沿った隙間を
溶接ロボットに取り付けられた視覚センサにより連続的
に検出し、その後その検出された各隙間量に適した溶接
条件、溶接方法、溶接ねらいをあらかじめ記憶させてお
いた溶接テーブルの中から自動的に選択して溶接を行う
自動溶接方法において、単層の溶接のための溶接条件、
溶接方法、溶接ねらいだけでなく、多層盛り溶接のため
の溶接条件、溶接方法、溶接ねらいも前記隙間量に応じ
て選択可能に記憶させておく点にある。
【0007】また、上記目的を達成するための装置の技
術的手段は、溶接ロボットに視覚センサと溶接トーチと
が交換可能に備えられ、視覚センサにより検出された隙
間量に適した溶接条件、溶接方法、溶接ねらいをあらか
じめ記憶させておいた溶接テーブルの中から自動的に選
択して溶接を行うように制御する制御部が備えられてな
る自動溶接装置において、前記記憶された溶接条件、溶
接方法、溶接ねらいの中には単層の溶接のための溶接条
件、溶接方法、溶接ねらいだけでなく、多層盛り溶接の
ための溶接条件、溶接方法、溶接ねらいも含まれ、前記
溶接ロボットのロボットアーム先端部のヘッド部に前記
視覚センサと溶接トーチとが互いに交換可能に装着され
る装着部が備えられ、前記ロボットアームに視覚センサ
の信号ケーブルやコンジットケーブルを解除可能に遊挿
状に保持する開閉式保持部が備えられてなる点にある。
【0008】
【作用】本発明の自動溶接方法によれば、先に視覚セン
サによりワークの溶接部の隙間量を連続的に検出する。
次に、視覚センサにより検出された隙間量に応じて、あ
らかじめ記憶されている単層の溶接のための溶接条件、
溶接方法、溶接ねらい、および多層盛り溶接のための溶
接条件、溶接方法、溶接ねらいの中から適した溶接条件
等を自動的に選択して溶接を行う方法であり、ワークの
溶接部全体にわたって単層の溶接が適する隙間部分と多
層盛り溶接が適する隙間部分とが混在している場合にも
常に最適な溶接条件等が選択されて溶接が行われるた
め、常に良好な溶接結果が得られる。従って、良好に自
動溶接を行うことができる範囲が拡大し、良好に自動溶
接可能なワーク対象範囲が拡大され、汎用性が大とな
る。
【0009】また、本発明の自動溶接装置によれば、溶
接ロボットに備えられた視覚センサによりワークの溶接
部の隙間量を連続的に検出する。次に、視覚センサと溶
接トーチとが交換され、視覚センサにより検出された隙
間量に応じて、あらかじめ記憶されている単層の溶接の
ための溶接条件、溶接方法、溶接ねらい、および多層盛
り溶接のための溶接条件、溶接方法、溶接ねらいの中か
ら適した溶接条件等を制御部により自動的に選択して溶
接が行われる。この際、ワークの溶接部全体にわたって
単層の溶接が適する隙間部分と多層盛り溶接が適する隙
間部分とが混在している場合にも常に最適な溶接条件等
が選択されて溶接が行われるため、常に良好な溶接結果
が得られる。従って、良好に自動溶接を行うことができ
る範囲が拡大し、良好に自動溶接可能なワーク対象範囲
が拡大され、汎用性が大となる。
【0010】そして、信号ケーブルやコンジットケーブ
ルはロボットアームに備えられた開閉式保持部に遊挿状
に保持されるため、隙間の検出時や溶接時において信号
ケーブルやコンジットケーブルのワーク側に対する干渉
が有効に防止できて、狭い場所における溶接作業が容易
となると共に、視覚センサと溶接トーチとの交換作業も
開閉式保持部の開閉操作により容易に行える利点があ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1において、1は自動溶接装置を示してお
り、6軸制御方式の溶接ロボット2やポジショナ3等が
備えられている。
【0012】そして、溶接ロボット2は、基板4上に設
置されたガイド台5に沿って水平方向に移動操作自在な
ロボット本体部6と、ロボット本体部6に上下方向に移
動操作自在に支持された第1ロボットアーム7と、第1
ロボットアーム7の突出端部側に水平軸心回りに回動操
作自在に支持された第2ロボットアーム8と、第2ロボ
ットアーム8の軸心回りに回動操作自在に支持された第
3ロボットアーム9と、第3ロボットアーム9の端部に
多軸回りに回動操作自在に支持されたヘッド部10とを
備える。
【0013】前記ヘッド部10は、図2に示される如
く、第3ロボットアーム9の先端部に該ロボットアーム
9の軸心と直交する軸心回りに回動操作自在に支持され
たヘッドアーム部11が備えられ、ヘッドアーム部11
にその軸心回りに回動操作自在にCCDカメラ等からな
る視覚センサ12と溶接トーチ13とを互いに交換可能
に装着するための装着部としての装着フランジ14が備
えられている。
【0014】また、対応する視覚センサ12や溶接トー
チ13側には前記装着フランジ14に着脱自在に装着さ
れるセンサホルダやトーチホルダを有する装着フランジ
部15、16がそれぞれ備えられている。
【0015】また、適宜各ロボットアーム7、8、9の
上面側には、その長手方向に離隔して複数の開閉式保持
部18が備えられている。
【0016】各開閉式保持部18は、図3および図4に
示される如く、例えば、第3ロボットアーム9の上面側
に立設されたコ字状の支持枠19と、支持枠19の上部
に支軸20回りに回動自在に支持された対の略L字状の
保持アーム21とを備えている。また、第3ロボットア
ーム9の上面側には操作シリンダ22が立設状に備えら
れ、操作シリンダ22のシリンダロッド22a先端部に
操作杆23が装着されている。
【0017】そして、前記各保持アーム21の下端部に
設けられた係合ピン24が、操作杆23に形成された一
対のガイド溝23aに摺動自在にそれぞれ係合されてお
り、シリンダロッド22aの出退操作により各保持アー
ム21の上端側が接離操作自在とされ、ここに両保持ア
ーム21で囲まれたケーブル保持空間部25が開閉操作
自在とされている。
【0018】また、各保持アーム21には、ケーブル保
持空間部25に位置してガイドローラ26が転動自在に
支持されており、第3ロボットアーム9の長手方向に沿
ってコンジットケーブル27や視覚センサ12の信号ケ
ーブル28を円滑に案内すべく構成されている。
【0019】そして、ヘッド部10の駆動操作に支障が
生じない範囲で、各保持アーム21に保持されたコンジ
ットケーブル27や信号ケーブル28のたるみを防止す
べく、コンジットケーブル27や信号ケーブル28を図
2の矢印P方向にケーブル27、28を適宜力で引張り
付勢する引張り装置が適宜備えられている。
【0020】なお、図3および図4において、29は両
保持アーム21を閉方向に付勢すべく、両ローラ支持部
30間にわたって張設された引張りバネである。
【0021】また、図1に示される如く、基板4上の一
側部には水平面内において互いに直行する2軸方向に移
動制御自在な移動テーブル31が備えられており、該移
動テーブル31に視覚センサ12や溶接トーチ13が載
置状とされるユニット載置台32が備えられている。
【0022】そして、視覚センサ12もしくは溶接トー
チ13のいずれか一方が溶接ロボット2の装着フランジ
14に装着され、他方がユニット載置台32の所定位置
に載置保持されている。そして、ユニット載置台32は
溶接ロボット2の作業中には溶接ロボット2の動作に支
障のない位置に退避されており、視覚センサ12と溶接
トーチ13との交換時には、ユニット載置台32を溶接
ロボット2に対して所定位置に移動させ、視覚センサ1
2と溶接トーチ13とが自動交換可能に構成されてい
る。
【0023】また、基板4上に備えられた制御装置33
には図5に示される如く、自動溶接装置1を制御するた
めの制御部34が備えられており、制御部34は視覚セ
ンサ12により検出された隙間量検出データを取り込む
記憶部35と、ワークの板厚や隙間量に応じて最適な溶
接条件、溶接方法、溶接ねらいを各種記憶させておく溶
接テーブル36と、前記記憶部35に記憶された前記検
出データと溶接テーブル36とを照らし合わせて最適な
溶接条件、溶接方法、溶接ねらいを選び出す判断部37
とを備える。
【0024】また、前記溶接テーブル36には、隙間量
に応じて、単層の溶接のための溶接条件、溶接方法、溶
接ねらいだけでなく、多層盛り溶接のための溶接条件、
溶接方法、溶接ねらいをも選択可能に記憶されている。
【0025】そして、その選び出された最適条件に応じ
て、溶接方法、溶接速度、溶接ねらいの制御信号は溶接
ロボット2の駆動部38に送られ、溶接電流、溶接電圧
の制御信号は溶接機39に送られるように構成されてい
る。
【0026】次に、この自動溶接装置1おける自動溶接
方法を図6に示される動作フローチャートを参照しなが
ら説明すると、先ず、ステップS1において、1パス目
かどうかが判断され、1パス目であれば、視覚センサ1
2が溶接ロボット2にセットされる(ステップS2)。
【0027】そして、あらかじめ教示された溶接部とし
てのワークの溶接線に沿って、視覚センサ12により各
部品の位置ずれ量や隙間量を検出し(ステップS3)、
その検出データを記憶部35に記憶する(ステップS
4)。
【0028】次に、ステップS1に戻り、今度は2パス
目であるから、ステップS5に移行して、溶接ロボット
2から視覚センサ12を取外し、溶接トーチ13をセッ
トする。
【0029】その後、ステップS6に移行して、記憶部
35に記憶されている検出データに基づいて溶接テーブ
ル36の中から最適な溶接条件等を順次選択、修正し、
溶接を実行する(ステップS7)。
【0030】即ち、1パス目で視覚センサ12により溶
接線に沿った隙間量を検出し、2パス目でその検出デー
タに応じた制御部35からの制御信号によって溶接トー
チ13により溶接線に沿って溶接を実行するように構成
されている。
【0031】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、例えば、ワークとして図7に示されるような内部
に螺旋状のブレード45が取り付けられたミキサー車の
ドラム46を製作する場合につき説明する。
【0032】この場合、図1に示される如く、ドラム4
6の回転軸と直行する平面で2分割状とされた半分割ド
ラム46をそれぞれ製作した後、両半分割ドラム46を
位置合わせして互いに溶接することによって前記ドラム
46が完成される。
【0033】即ち、半分割ドラム46がポジショナ3に
セットされる。この際、半分割ドラム46の一端部側が
複数のローラ48で転動自在に支持され、半分割ドラム
46の軸心回りに回動操作自在にポジショナ3にセット
される。そして、溶接ロボット2に視覚センサ12が装
着された状態で、視覚センサ12によりブレード45と
ドラム46との溶接線47に沿って隙間量を連続的に、
例えば約20cm間隔で検出していく。この際、検出さ
れた隙間量の検出データは制御部34の記憶部35にす
べて取り込まれる。
【0034】そして、溶接線47に沿った隙間量の検出
が終了すると、溶接ロボット2のヘッド部10および各
ロボットアーム7、8、9から視覚センサ12および信
号ケーブル28を取外し、ヘッド部10および各ロボッ
トアーム7、8、9に溶接トーチ13およびコンジット
ケーブル27をセットする。この際、溶接ロボット2お
よびユニット載置台32が所定の交換位置に移動制御さ
れ、その後、各開閉式保持部18が解放され、視覚セン
サ12がユニット載置台32の所定位置に載置保持さ
れ、次にユニット載置台32に載置されている溶接トー
チ13がヘッド部10の装着フランジ14にセットさ
れ、各開閉式保持部18の閉操作によりコンジットケー
ブル27が各開閉式保持部18に保持され、ここに視覚
センサ12と溶接トーチ13とが自動的に交換される。
その後、溶接トーチ13により溶接を実行する。
【0035】この際、記憶部35に記憶された隙間量の
検出データと溶接テーブル36とが照合され、溶接のた
めの最適条件を判断部37で選び出す。このミキサー車
のドラム46の場合、場所によって板厚が3.2mm、
4.0mm、4.5mmとあり、それぞれの板厚の位置
を設定しておくことによって、それぞれの位置において
溶接条件等が自動的に変更されることとなる。
【0036】そして例えば、図5に示される如く、板厚
が3.2mmの場合において、隙間量が0〜1.5mm
の場合は、通常の1層溶接(1回溶接)で、その適正な
溶接条件、溶接ねらいで溶接を行い、隙間量が1.5〜
3.0mmの場合は、2層盛り(2回溶接)で、その適
正な溶接条件、溶接ねらいで溶接を行う。この場合、隙
間量検出を約20cm間隔で行っているため、溶接時に
はその間隔で各最適条件等を変更しながら連続的にブレ
ード45を自動溶接していく。
【0037】上記隙間量検出の間隔は溶接対象物に応じ
て適宜設定すればよい。
【0038】以上のように、視覚センサ12により検出
された隙間量に応じて、溶接テーブル36にあらかじめ
記憶されている通常の1層の溶接のための溶接条件、溶
接方法、溶接ねらい、および多層盛り溶接のための溶接
条件、溶接方法、溶接ねらいの中から適した溶接条件等
を制御部により自動的に選択して溶接を行うため、ドラ
ム46の溶接線47全体にわたって1層の溶接が適する
隙間部分と多層盛り溶接が適する隙間部分とが混在して
いる場合にも常に最適な溶接条件等が選択されて溶接が
行われ、常に良好な溶接結果を得ることができる。ここ
に、溶接不良なく確実に隙間部を自動溶接することがで
き、良好に自動溶接を行うことができる範囲が拡大し、
従って、良好に自動溶接可能なワーク対象範囲が拡大さ
れ、汎用性が大となる。
【0039】また、コンジットケーブル27や信号ケー
ブル28は各ロボットアーム7、8、9に備えられた開
閉式保持部18に遊挿状に保持されるため、隙間の検出
時や溶接時においてコンジットケーブル27や信号ケー
ブル28のドラム46側に対する干渉が有効に防止で
き、非常に狭いミキサー車のドラム46内の溶接作業も
何等支障なく行うことができる。
【0040】さらに、視覚センサ12と溶接トーチ13
との交換作業に際しても、開閉式保持部18の開閉操作
により信号ケーブル28やコンジットケーブル27の保
持や解除が容易となり、前記交換作業が容易に行える利
点がある。
【0041】また、図1に示されるように、各ローラ4
8上に半分割ドラム46を支持させ、ポジショナ3によ
り回転操作可能としておけば、上向き溶接が有効に回避
できる利点もある。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動溶接方法お
よび自動溶接装置によれば、溶接ロボットに備えられた
視覚センサによりワークの溶接部の隙間量を連続的に検
出し、視覚センサにより検出された隙間量に応じて、あ
らかじめ記憶されている単層の溶接のための溶接条件、
溶接方法、溶接ねらい、および多層盛り溶接のための溶
接条件、溶接方法、溶接ねらいの中から適した溶接条件
等を制御部により自動的に選択して溶接が行われるもの
であり、ワークの溶接部全体にわたって単層の溶接が適
する隙間部分と多層盛り溶接が適する隙間部分とが混在
している場合にも常に最適な溶接条件等が選択されて溶
接が行われ、常に良好な溶接結果が得られ、良好に自動
溶接可能なワーク対象範囲が拡大され、汎用性が大とな
るという利点がある。
【0043】また、信号ケーブルやコンジットケーブル
はロボットアームに備えられた開閉式保持部に遊挿状に
保持されるため、隙間の検出時や溶接時において信号ケ
ーブルやコンジットケーブルのワーク側に対する干渉が
有効に防止できて、狭い場所における溶接作業が容易と
なると共に、視覚センサと溶接トーチとの交換作業も開
閉式保持部の開閉操作により容易に行えるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる自動溶接装置の全体斜
視図である。
【図2】同一部拡大図である。
【図3】図2の一部拡大説明図である。
【図4】同動作説明図である。
【図5】制御部のブロック図である。
【図6】自動溶接の処理を示すフローチャートである。
【図7】ドラムの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 自動溶接装置 2 溶接ロボット 7 第1ロボットアーム 8 第2ロボットアーム 9 第3ロボットアーム 10 ヘッド部 12 視覚センサ 13 溶接トーチ 14 装着フランジ 18 開閉式保持部 27 コンジットケーブル 28 信号ケーブル 34 制御部 35 記憶部 36 溶接テーブル 37 判断部 46 ドラム 47 溶接線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B25J 13/08 A 15/08 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの溶接部に沿った隙間を溶接ロボ
    ットに取り付けられた視覚センサにより連続的に検出
    し、その後その検出された各隙間量に適した溶接条件、
    溶接方法、溶接ねらいをあらかじめ記憶させておいた溶
    接テーブルの中から自動的に選択して溶接を行う自動溶
    接方法において、 単層の溶接のための溶接条件、溶接方法、溶接ねらいだ
    けでなく、多層盛り溶接のための溶接条件、溶接方法、
    溶接ねらいも前記隙間量に応じて選択可能に記憶させて
    おくことを特徴とする自動溶接方法。
  2. 【請求項2】 溶接ロボットに視覚センサと溶接トーチ
    とが交換可能に備えられ、視覚センサにより検出された
    隙間量に適した溶接条件、溶接方法、溶接ねらいをあら
    かじめ記憶させておいた溶接テーブルの中から自動的に
    選択して溶接を行うように制御する制御部が備えられて
    なる自動溶接装置において、 前記記憶された溶接条件、溶接方法、溶接ねらいの中に
    は単層の溶接のための溶接条件、溶接方法、溶接ねらい
    だけでなく、多層盛り溶接のための溶接条件、溶接方
    法、溶接ねらいも含まれ、前記溶接ロボットのロボット
    アーム先端部のヘッド部に前記視覚センサと溶接トーチ
    とが互いに交換可能に装着される装着部が備えられ、前
    記ロボットアームに視覚センサの信号ケーブルやコンジ
    ットケーブルを解除可能に遊挿状に保持する開閉式保持
    部が備えられてなることを特徴とする自動溶接装置。
JP17271494A 1994-07-25 1994-07-25 自動溶接方法および自動溶接装置 Pending JPH0839248A (ja)

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