JPH08335986A

JPH08335986A - 室内状態表示システム

Info

Publication number: JPH08335986A
Application number: JP14031195A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Abe; 浩之阿部
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1995-06-07
Filing date: 1995-06-07
Publication date: 1996-12-17

Abstract

(57)【要約】【目的】客室状態表示装置５での各種の客室状態の表
示変更を行う際に、送信順位が高い順序で全客室状態の
情報を送信して短時間で表示処理を行う。【構成】複数の室内にそれぞれ設置される内線電話機
２ａ…２ｎを収容する構内交換機１と、この構内交換機
１に接続されて複数の室内状態を管理する情報処理装置
３と、この情報処理装置３からのデータを表示する室内
状態表示装置５とを有する。情報処理装置３は内線電話
機２ａ…２ｎの操作による室内状態の最新情報を前記構
内交換機１を通じて受け取って記憶し、この記憶した室
内状態の情報を送信指示によって、最も早く室内状態表
示装置５での表示が要求される室内状態の情報の制御コ
マンドから送信し、又は、最も早く室内状態表示装置で
の表示が要求される部屋番号から、その室内状態の情報
を送信して、点灯表示を行い、室内状態表示装置での表
示を変更する際に、必要な室内状態情報を短時間で表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ホテルなどの多数の客
室の状態を発光ダイオード（ＬＥＤ）で表示する室内状
態表示システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ホテルなどでは、客室の状態（チ
ェックイン、チェックアウト、ルームクリーニング開
始、ルームクリーニング終了、ルームクリーニング終了
と客室内点検完了及び当日出発予定等）をフロントなど
で表示する客室状態表示システムが用いられている。こ
の客室状態表示システムは、各客室の電話機と構内交換
機（ＰＢＸ）とが接続され、さらにＰＢＸからの情報を
処理する情報処理装置（パーソナルコンピュータ）とを
接続して構成されている。この情報処理装置に各客室の
状態をそれぞれ、例えば、ＬＥＤの点灯／消灯又は発光
色を緑／赤に切り替えて（以下、緑／赤の発光色の切り
替えのみで説明する）で表示する客室状態表示装置が接
続されている。

【０００３】この客室状態表示システムでは、各客室の
電話機でのキー操作による客室状態情報を構内交換機を
通じて情報処理装置が取り込んで、客室状態表示装置
で、その表示を行っている。すなわち、チェックイン、
チェックアウト、ルームクリーニング開始、ルームクリ
ーニング終了、ルームクリーニング終了と客室内点検完
了及び当日出発予定等を客室状態表示装置の、例えば、
ＬＥＤの発光色を緑／赤で切り替え（変更）て表示して
いる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
の客室状態表示システムでは、情報処理装置が各客室の
電話機でのキー操作による客室状態情報を構内交換機か
ら取り込んでいる。その変更制御を行う際の客室状態表
示装置への制御コマンドは、変更又は未変更にかかわら
ず、全客室分の制御コマンドを客室状態表示装置に送出
している。また、客室の未使用、使用にかかわらず、そ
の全客室分の制御コマンドを客室状態表示装置に送出し
て変更制御を行っているため、特に大規模のホテルなど
で客室が多い場合に、その変更制御に多大な時間を要し
ている。例えば、全客室の表示完了までに１０分間を要
してしまうという欠点がある。

【０００５】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、ルームクリーニング開始、
終了、室内点検完了等を表示する室内状態表示装置での
表示を変更する際に、最も早く表示が要求される室内状
態の情報から送信し、又は、最も早く表示が要求される
部屋番号から室内状態の情報を送信でき、必要な室内状
態情報が、その室内状態情報ごと、又は、部屋ごとに短
時間で表示することが出来る室内状態表示システムの提
供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、複数の室内状態を管理する
情報処理装置からの情報を室内状態表示装置で表示する
室内状態表示システムにおいて、情報処理装置に、複数
の室内状態の最新情報を記憶する記憶手段と、記憶手段
に記憶している室内状態情報の送信順位を示す情報を格
納する送信順位情報格納手段と、送信指示を受け取った
際に記憶手段に記憶した室内状態の情報を送信順位情報
格納手段で格納している送信順位に基づいて室内状態表
示装置に順次送信する送信手段とを備える構成である。

【０００７】請求項２記載の室内状態表示システムは、
複数の室内にそれぞれ設置される電話機を収容する構内
交換機と、この構内交換機に接続されて複数の室内状態
を管理する情報処理装置と、この情報処理装置からのデ
ータを表示する室内状態表示装置とを有し、情報処理装
置に、電話機の操作による室内状態の情報を構内交換機
を通じて受け取る受取手段と、受取手段からの複数の室
内状態の最新情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記
憶している室内状態情報の送信順位を示す情報を格納す
る送信順位情報格納手段と、送信指示を受け取った際に
記憶手段に記憶した室内状態の情報を送信順位情報格納
手段で格納している送信順位に基づいて室内状態表示装
置に送信する送信手段とを備える構成である。

【０００８】請求項３記載の室内状態表示システムは、
前記送信順位情報格納手段での送信順位を示す情報に対
応して、記憶手段が、最も早く室内状態表示装置で表示
が要求される室内状態情報の制御コマンドを格納する構
成である。

【０００９】請求項４記載の室内状態表示システムは、
前記送信順位情報格納手段での送信順位を示す部屋番号
情報に対応して、記憶手段が、最も早く表示が要求され
る室内状態情報を格納する構成である。

【００１０】請求項５記載の室内状態表示システムは、
前記室内状態表示装置に、情報処理装置からの情報を点
灯によって表示する点灯表示手段を備える構成としてい
る。

【００１１】請求項６記載の室内状態表示システムは、
前記情報処理装置に操作指示手段を備え、この操作指示
手段から送信手段に対する送信指示を行う構成である。

【００１２】請求項７記載の室内状態表示システムは、
前記情報処理装置にホストコンピュータが接続されると
共に、このホストコンピュータから送信手段に対する送
信指示が行われる構成である。

【００１３】

【作用】このような構成の請求項１，２，３，５，６，
７記載の室内状態表示システムは、情報処理装置が複数
の室内にそれぞれ設置される電話機の操作による室内状
態の情報を構内交換機を通じて受け取って、その最新情
報を記憶している。そして、当該情報処理装置又はホス
トコンピュータなどからの送信指示によって、最も早く
室内状態表示装置での表示が要求される室内状態情報を
示す制御コマンドから送信して、その点灯表示を行って
いる。したがって、ルームクリーニング開始、終了、室
内点検完了等を表示する室内状態表示装置での表示を変
更する際に、最も早く表示が要求される室内状態の情報
から表示して、全室に対する必要な室内状態情報が短時
間で表示される。

【００１４】また、請求項１，２，４，５，６，７記載
の室内状態表示システムは、情報処理装置が複数の室内
にそれぞれ設置される電話機の操作による室内状態の情
報を構内交換機を通じて受け取って、その最新情報を記
憶している。そして、当該情報処理装置又はホストコン
ピュータなどからの送信指示によって、最も早く室内状
態表示装置での表示が要求される部屋番号から室内状態
の情報を送信して、その点灯表示を行っている。したが
って、ルームクリーニング開始、終了、室内点検完了等
を表示する室内状態表示装置での表示を変更する際に、
最も早く表示が要求される部屋番号から、室内状態の情
報が行われ、その必要な室内状態情報が部屋ごとに短時
間で表示される。

【００１５】

【実施例】次に、本発明の室内状態表示システムの実施
例を図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明の室
内状態表示システムの実施例の構成図である。図１にお
いて、この例はホテルなどの客室状態を表示するもので
あり、複数の局線Ｌａ…Ｌｎを収容する構内交換機１
と、この構内交換機１に接続されて内線通話又は外線通
話を行うと共に、ルームクリーニング開始、ルームクリ
ーニング終了、ルームクリーニング終了及び客室内点検
完了等の客室状態の操作情報を送出する内線電話機２ａ
…２ｎと、構内交換機１からの情報を処理する情報処理
装置（パーソナルコンピュータ）３とが設けられてい
る。

【００１６】さらに、情報処理装置３にモデム４を通じ
て接続され、各客室の状態（チェックイン、チェックア
ウト、ルームクリーニング開始、ルームクリーニング終
了、ルームクリーニング終了と客室内点検完了及び当日
出発予定等）を発光ダイオード（ＬＥＤ）で、例えば、
発光色を緑／赤で切り替えて表示する客室状態表示装置
５と、情報処理装置３に接続されて、チェックイン、チ
ェックアウト及び当日出発予定の各種の情報処理を行う
ホストコンピュータ６と、発信規制などの各種の設定
（登録）、削除等を行うための保守ターミナル７とが設
けられている。

【００１７】図２は構内交換機１の詳細な構成を示すブ
ロック図である。図２において、構内交換機１には局線
Ｌａ…Ｌｎに接続されて、着信検出、回線補足のための
直流ループ閉結などを処理するトランク回路１６ａ…１
６ｎと、内線電話機２ａ…２ｎと間の信号を処理するラ
イン回路１７ａ…１７ｎとが設けられている。また、ト
ランク回路１６ａ…１６ｎとライン回路１７ａ…１７ｎ
との接続を切り替え、さらに、各種の処理に伴うシグナ
ル音信号の送出及び保留及び合成音声信号の出力などを
行う交換回路１８が設けられている。

【００１８】さらに、この構内交換機１での交換制御、
例えば、内線電話機２ａ…２ｎからの局線Ｌａ…Ｌｎで
の発信（外線発信）の規制や、各種のサービスプログラ
ムを格納し、バスラインで接続されるトランク回路１６
ａ…１６ｎ、ライン回路１７ａ…１７ｎ及び交換回路１
８を制御する中央制御装置１９を有している。さらに、
構内交換機１には制御プログラム及び各種の規制内容
（例えば、局線発信規制）を記憶するメモリ２０と、情
報処理装置３と情報伝送を行うためのインタフェースを
処理するＩ／Ｆ回路２１とが設けられている。

【００１９】図３は内線電話機２ａ…２ｎの詳細な構成
を示すブロック図である。図３において、この構成例で
は構内交換機１のライン回路１７ａ…１７ｎとの間の信
号を処理するＩ／Ｏ回路３１と、受話信号及び送話信号
の増幅、側音処理等を行う電話回路（スピーチネットワ
ーク）３２と、この電話回路３２に接続されて通話を行
うハンドセット３３（マイクロホン３３ａ、スピーカ３
３ｂ）とが設けられている。

【００２０】さらに、Ｉ／Ｏ回路３１及び電話回路３２
に接続されて、この装置での制御を行うＣＰＵ３４と、
制御プログラムを格納したＲＯＭ３５ａとが設けられて
いる。さらに、ワーキング用のＲＡＭ３５ｂと、テンキ
ー、機能選択キーなどを有するキ−３６と、各種の処理
状態を画面表示する液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）３７と
が設けられている。また、キー３６の押下で点灯するＬ
ＥＤ３８と、呼び出し音などを吹鳴するスピーカ４０と
が設けられている。なお、図示しないフックスイッチが
ハンドセット３３の載せ置き台に設けられている。

【００２１】図４は客室状態表示装置５の詳細な構成を
示すブロック図である。図４において、この例は、モデ
ム４を通じて情報処理装置３からの発光色の緑／赤の切
り替え情報を取り込んで、対応するＬＥＤに送出する処
理回路５０と、処理回路５０からの切り替え情報を駆動
信号に生成して出力する駆動回路５１ａ…５１ｎと、駆
動回路５１ａ…５１ｎに接続されて、チェックイン、チ
ェックアウト、ルームクリーニング開始、ルームクリー
ニング終了、ルームクリーニング終了と客室内点検完了
及び当日出発予定等の室内の状態を緑／赤で点灯して表
示し、また、その消灯を手動で行う表示部５２ａ…５２
ｎとが設けられている。

【００２２】表示部５２ａ…５２ｎは、チェックイン、
チェックアウト、ルームクリーニング開始、ルームクリ
ーニング終了、ルームクリーニング終了と客室内点検完
了及び当日出発予定等の室内の状態のそれぞれに対応し
て、緑又は赤で点灯するＬＥＤ５３ａ…５３ｎ，５４ａ
…５４ｎと、その消灯を手動で行うためのスイッチＳＷ
ａ…ＳＷｎとを有している。

【００２３】なお、情報処理装置３は汎用的なパーソナ
ルコンピュータで構成され、また、モデム４及びホスト
コンピュータ６も汎用的な構成のものを用いる。さら
に、保守ターミナル７は、構内交換機１の中央制御装置
１９によって制御され、キーボード、ＬＣＤ、メモリ等
を備えて構成されるものである。

【００２４】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、電話交換の動作では、構内交換機１は局線Ｌ
ａ…Ｌｎからの着信をトランク回路１６ａ…１６ｎ及び
交換回路１８を通じて中央制御装置１９が取り込み、こ
の着信呼をライン回路１７ａ…１７ｎを通じ、かつ、中
央制御装置１９の制御によって内線電話機２ａ…２ｎに
通知する。

【００２５】図３に示す内線電話機２ａ…２ｎでは、ラ
イン回路１７ａ…１７ｎからの着信呼信号をＩ／Ｏ回路
３１を通じて受信する。このＩ／Ｏ回路３１からの着信
呼信号を、例えば、増幅且つ側音処理を電話回路３２で
行ってスピーカ４０に出力し、その呼び出し音を吹鳴す
る。同時にＬＥＤ３８が点灯し、キー３６を押下する。
この押下で構内交換機１の中央制御装置１９が交換回路
１８を切り替えて、その着信を局線切替えを行った内線
電話機２ａ…２ｎに接続する。この後、発呼先との通話
が行われ、終話によって構内交換機１が交換回路１８を
開放し、さらに交換局での通話路復旧が行われる。

【００２６】内線電話機２ａ…２ｎでの発信では、発呼
及びキー３６から入力した電話番号（選択信号）を構内
交換機１のライン回路１７ａ…１７ｎ、交換回路１８及
びトランク回路１６ａ…１６ｎを通じ、かつ、中央制御
装置１９の制御によって局線Ｌａ…Ｌｎから交換局に送
出する。この交換局で接続した相手先との通話が行われ
る。この場合、保守ターミナル７から中央制御装置１９
を通じてメモリ２０に設定している制御内容、例えば、
外線発信規制などの制御による通話が行われる。

【００２７】このような電話交換の動作と共に、客室の
状態が情報処理装置３で管理され、かつ、その客室状態
が客室状態表示装置５で表示される。この場合、情報処
理装置３は、各客室に対するチェックイン、チェックア
ウト及び当日出発予定等の情報をホストコンピュータ６
から受け取り、このホストコンピュータ６からの客室状
態の情報を情報処理装置３が、メモリや外部記憶媒体な
どで前回の情報を消去して新たな情報のみを記憶してい
る。

【００２８】また、各客室でのルームクリーニング開
始、ルームクリーニング終了、ルームクリーニング終了
と客室内点検完了等の状態を、各客室に設置された内線
電話機２ａ…２ｎのキー３６を清掃者などが操作して入
力している。この内線電話機２ａ…２ｎからの客室状態
情報を情報処理装置３が構内交換機１を通じて受け取
り、メモリや外部記憶媒体などで前回の情報を消去し、
新たな情報のみを記憶している。このようにして情報処
理装置３で記憶している客室情報は、情報処理装置３で
のキーボード操作による送信指示、又は、ホストコンピ
ュータ６から全客室状態の送信指示によって、一斉に客
室状態表示装置５に送信され、表示部５２ａ…５２ｎに
おけるＬＥＤ５３ａ…５３ｎ，５４ａ…５４ｎが緑又は
赤で点灯して表示する。

【００２９】以下、客室状態表示装置５における客室状
態の表示動作について説明する。この客室状態表示装置
５での客室状態の表示は、次の二通りの表示方法によっ
て行われる。（１）最も早く表示が要求される室内状態から順次表示
する。（２）最も早く表示が要求される部屋番号から順次室内
状態を表示する。

【００３０】まず、（１）の最も早く表示が要求される
室内状態の表示動作について説明する。図５は情報処理
装置３が情報処理を行う際のステータステーブルを示す
図である。図５において、この例は客室ステータスと清
掃（ルームクリーニング）ステータスの組み合わせであ
り、客室ステータスのチェックインＣＩと清掃ステータ
スのルームクリーニング終了と客室内点検完了ＶＡに登
録番号１が設定されている。以下、同様にチェックイン
ＣＩとルームクリーニング開始ＣＳに登録番号２が設定
され、当日出発予定ＷＯとルームクリーニング終了と客
室内点検完了ＶＡとに登録番号２７が設定され、また、
チェックアウトＣＯとルームクリーニング開始ＣＳに登
録番号２８が設定されている。なお、図示しないルーム
クリーニング終了ＣＵも使用している。

【００３１】図６は図３に示す登録番号に対する制御コ
マンドテーブルを示す図である。図６において、この例
は客室の状態によって一つの制御コマンドで客室状態表
示装置５を制御を設定するものであり、登録番号１では
チェックインＣＩの制御コマンドのみで客室状態表示装
置５に対する制御が設定されている。登録番号２ではチ
ェックインＣＩとルームクリーニング開始ＣＳの制御コ
マンドで客室状態表示装置５を制御する設定が行われて
いる。

【００３２】また登録番号２７では当日出発予定ＷＯと
ルームクリーニング終了と客室内点検完了ＶＡの制御コ
マンドで客室状態表示装置５を制御し、さらに、登録番
号２８ではチェックアウトＣＯの制御コマンドのみで客
室状態表示装置５を制御する設定が行われている。な
お、使用しない一方のステータスにはアスタリスク「＊
＊」マークが付されている。

【００３３】図７は情報処理装置３が客室状態表示装置
５へ送信する制御コマンドの送信順位テーブルを示す図
である。図７において、登録番号１，２…２７，２８の
順序で制御コマンドを客室状態表示装置５へ送信するよ
うに設定されている。

【００３４】なお、図５のステータステーブル、図６に
示す制御コマンドテーブル及び図７に示す送信順位テー
ブルは、情報処理装置３のメモリや外部記憶媒体に格納
されるものである。

【００３５】図８は送信順位テーブルの初期化の処理手
順を示すフローチャートである。図８において、まず、
図５に示す客室ステータスと清掃ステータスを組み合わ
せたステータステーブルにおける登録番号に設定する
（ステップＳ１０）。次に、図６に示す制御コマンドテ
ーブルでの登録番号に対する制御コマンドを設定する
（ステップＳ１１）。次に、図７に示す送信順位テーブ
ルにおける制御コマンドごとの送信順位を設定する（ス
テップＳ１２）。

【００３６】図９は送信順位テーブルに基づいて最も早
く表示が要求される室内状態から制御コマンドを送信す
る際の処理手順を示すフローチャートである。図９にお
いて、ここでは送信順位テーブルに基づいて制御コマン
ドを送信するものであり、情報処理装置３はキーボード
の操作による送信指示、又は、ホストコンピュータ６か
ら全客室状態の送信指示を受け取ると（ステップＳ２
０）、図７に示す送信順位テーブルに未処理のフラグを
設定する（ステップＳ２１）。次に、未処理のフラグが
あるか否かを判断し（ステップＳ２２）、未処理フラグ
がある場合（Ｙｅｓ）未処理中の送信順位が高い制御コ
マンドを読み込む（ステップＳ２３）。

【００３７】この制御コマンドに対する検索を行い（ス
テップＳ２４）、また、送信順位が最終であるか否かを
判断し（ステップＳ２５）、最終でない場合（Ｙｅ
ｓ）、送信順位テーブルの送信順位に従って制御コマン
ドを客室状態表示装置５ヘモデム４を通じて送信する
（ステップＳ２６）。送信順位が最終の場合（ステップ
Ｓ２５：Ｎｏ）、送信を処理した制御コマンドの未処理
フラグを解除し、ステップＳ２２に戻って残りの全客室
状態の情報を客室状態表示装置５に送信して終了となる
（ステップＳ２７）。

【００３８】この送信された全客室のルームクリーニン
グ開始、ルームクリーニング終了、ルームクリーニング
終了と客室内点検完了等の状態を客室状態表示装置５の
表示部５２ａ…５２ｎにおけるＬＥＤ５３ａ…５３ｎ，
５４ａ…５４ｎが緑又は赤で点灯して表示する。

【００３９】なお、この全客室状態の表示と共に情報処
理装置３では、各客室に対するチェックイン、チェック
アウト及び当日出発予定等の情報も表示される。この表
示を行うＬＥＤ５３ａ…５３ｎ，５４ａ…５４ｎはスイ
ッチＳＷａ…ＳＷｎの手動操作によっても消灯が可能で
ある。

【００４０】このように送信指示によって、送信順位テ
ーブルに基づいて、最も早く表示が要求される室内状態
の情報の制御コマンドから送信して室内状態表示装置５
で、その点灯表示を行っており、室内状態表示装置５で
の表示を変更する際に、必要な全室に対する室内状態情
報が短時間で表示されることになる。

【００４１】次に、（２）の最も早く表示が要求される
部屋番号から順次室内状態を表示する動作について説明
する。図１０は図９に示した処理手順における客室番号
と内線番号（内線電話機２ａ…２ｎ）との対応を設定す
る客室番号／内線番号テーブル例を示す図である。図１
０において、この例では客室番号「１３０１，１３０２
…５０５，３０２」には、それぞれ内線電話機２ａ…２
ｎの内線番号「１１３０１，１１３０２…１５０５，１
３０２」が設定されている。この客室番号／内線番号テ
ーブルは情報処理装置３のメモリや外部記憶媒体に格納
されるものである。

【００４２】そして、この客室番号／内線番号テーブル
の対応関係を保守ターミナル７から変更することによっ
て、図９に示した処理手順における客室番号／内線番号
を自由に変更でき、客室の利用方法（例えば、客室を非
客室に変更する場合）に対応できるようになる。

【００４３】図１１は、図１０に示す客室番号／内線番
号テーブルの対応関係を変更した際に、その送信順位を
設定する際の客室番号／送信順位テーブルを示す図であ
る。図１１において、この例では送信順位「１，２…１
０，１１」に客室番号「１３０１，１３０２…５０５，
３０２」が設定されている。この場合も、図９に示した
処理手順における客室番号／内線番号を自由に変更で
き、客室の利用方法（例えば、客室を非客室に変更する
場合）に対応できるようになる。なお、客室番号／内線
番号テーブルは、情報処理装置３のメモリや外部記憶媒
体に格納されるものである。

【００４４】図１２は図１０に示す客室番号／内線番号
テーブル及び図１１に示す客室番号／送信順位テーブル
を初期化する処理手順を示すフローチャートである。図
１２において、客室番号／内線番号テーブルに客室番号
と内線番号とを情報処理装置３の操作又はホストコンピ
ュータ６での操作によって、情報処理装置３内のメモリ
や外部記憶媒体に格納する（ステップＳ３１）。次に、
客室番号／送信順位テーブルにおける客室ごとの送信順
位の情報を情報処理装置３の操作又はホストコンピュー
タ６での操作によって、情報処理装置３内のメモリや外
部記憶媒体に格納する（ステップＳ３２）。

【００４５】図１３は客室番号／送信順位テーブルに基
づいて、最も早く表示が要求される部屋番号から室内状
態送信する際の処理手順を示すフローチャートである。
図１３において、情報処理装置３はキーボードの操作、
又は、ホストコンピュータ６から全客室状態の送信指示
を受け取ると（ステップＳ４０）、全テーブルに未処理
のフラグを設定する（ステップＳ４１）。次に、未処理
のフラグを判断し（ステップＳ４２）、未処理フラグに
対して（Ｙｅｓ）、未処理中の送信順位が高い客室番号
を図１１に示す客室番号／送信順位テーブルから読み込
む（ステップＳ４３）。

【００４６】次に、送信順位が最終であるか否かを判断
し（ステップＳ４４）、最終でない場合（Ｙｅｓ）、送
信順位に従った客室状態の情報を客室状態表示装置５ヘ
モデム４を通じて送信する（ステップＳ４５）。送信順
位が最終の場合（ステップＳ４４：Ｎｏ）、送信を処理
した客室番号の未処理フラグを解除し、ステップＳ４３
に戻って残りの全客室状態の情報を客室状態表示装置５
に送信して終了となる。

【００４７】この送信された全客室のルームクリーニン
グ開始、ルームクリーニング終了、ルームクリーニング
終了と客室内点検完了等の状態は、前記と同様に客室状
態表示装置５の表示部５２ａ…５２ｎにおけるＬＥＤ５
３ａ…５３ｎ，５４ａ…５４ｎが緑又は赤で点灯して表
示される。

【００４８】このように送信指示によって、客室番号／
送信順位テーブルに基づいて、最も早く室内状態表示装
置での表示が要求される部屋番号から、その室内状態の
情報を送信して、室内状態表示装置５で、その点灯表示
を行っており、室内状態表示装置５での表示を変更する
際に、必要な室内状態情報が部屋ごとに短時間で表示さ
れることになる。

【００４９】なお、この実施例ではホテルなどの客室状
態を表示する客室状態表示システムとして説明したが、
社員寮やリゾートマンションなどの室内の状態の表示に
も、そのまま適用でき、その作用、効果も同一である。

【００５０】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１〜３，５〜７記載の室内状態表示システムによれば、
室内にそれぞれ設置される電話機の操作による室内状態
の最新情報を記憶すると共に、送信指示によって、最も
早く室内状態表示装置での表示が要求される室内状態の
情報の制御コマンドから送信して、その点灯表示を行っ
ているため、室内状態表示装置での表示を変更する際
に、必要な全室に対する室内状態情報が短時間で表示で
きるという効果を有する。

【００５１】また、請求項１，２，４，５〜７記載の室
内状態表示システムによれば、室内にそれぞれ設置され
る電話機の操作による室内状態の最新情報を記憶すると
共に送信指示によって、最も早く室内状態表示装置での
表示が要求される部屋番号から、その室内状態の情報を
送信して、その点灯表示を行っているため、必要な室内
状態情報が部屋ごとに短時間で表示できるという効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の室内状態表示システムの実施例の構成
図である。

【図２】図１示す構内交換機の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。

【図３】図１中の内線電話機の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。

【図４】図１中の客室状態表示装置の詳細な構成を示す
ブロック図である。

【図５】実施例にあって情報処理装置が情報処理を行う
際のステータステーブルを示す図である。

【図６】実施例にあって登録番号に対する制御コマンド
テーブルを示す図である。

【図７】実施例にあって客室状態表示装置への制御コマ
ンドの送信順位テーブルを示す図である。

【図８】実施例にあって送信順位テーブルの初期化の処
理手順を示すフローチャートである。

【図９】実施例にあって送信順位テーブルの送信順位に
基づいて制御コマンドを送信する処理手順を示すフロー
チャートである。

【図１０】実施例にあって客室番号／内線番号テーブル
例を示す図である。

【図１１】実施例にあって客室番号／送信順位テーブル
を示す図である。

【図１２】実施例にあって客室番号／送信順位テーブル
を初期化する処理手順を示すフローチャートである。

【図１３】実施例にあって客室番号／送信順位テーブル
の順位に基づいて室内状態情報を送信する際の処理手順
を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１構内交換機２ａ…２ｎ内線電話機３情報処理装置５客室状態表示装置６ホストコンピュータ７保守ターミナル１９中央制御装置２０メモリ５０処理回路５１ａ…５１ｎ駆動回路５２ａ…５２ｎ表示部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の室内状態情報を管理する情報処理
装置からの情報を室内状態表示装置で表示する室内状態
表示システムにおいて、前記情報処理装置に、複数の室内状態の最新情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶している室内状態情報の送信順位を
示す情報を格納する送信順位情報格納手段と、送信指示を受け取った際に前記記憶手段に記憶した室内
状態の情報を前記送信順位情報格納手段で格納している
送信順位に基づいて前記室内状態表示装置に順次送信す
る送信手段と、を備えることを特徴とする室内状態表示システム。
【請求項２】複数の室内にそれぞれ設置される電話機
を収容する構内交換機と、この構内交換機に接続されて
複数の室内状態を管理する情報処理装置と、この情報処
理装置からのデータを表示する室内状態表示装置とを有
し、前記情報処理装置に、前記電話機の操作による室内状態の情報を前記構内交換
機を通じて受け取る受取手段と、前記受取手段からの複数の室内状態の最新情報を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶している室内状態情報の送信順位を
示す情報を格納する送信順位情報格納手段と、送信指示を受け取った際に前記記憶手段に記憶した室内
状態の情報を前記送信順位情報格納手段で格納している
送信順位に基づいて前記室内状態表示装置に送信する送
信手段と、を備えることを特徴とする室内状態表示システム。
【請求項３】前記送信順位情報格納手段での送信順位
を示す情報に対応して、記憶手段が、最も早く室内状態
表示装置で表示が要求される室内状態情報の制御コマン
ドを格納することを特徴とする請求項１又は２記載の室
内状態表示システム。
【請求項４】前記送信順位情報格納手段での送信順位
を示す部屋番号情報に対応して、記憶手段が、最も早く
表示が要求される室内状態情報を格納することを特徴と
する請求項１又は２記載の室内状態表示システム。
【請求項５】前記室内状態表示装置に、情報処理装置
からの情報を点灯によって表示する点灯表示手段を備え
ることを特徴とする請求項１又は２記載の室内状態表示
システム。
【請求項６】前記情報処理装置に操作指示手段を備
え、この操作指示手段から送信手段に対する送信指示を
行うことを特徴とする請求項１又は２記載の室内状態表
示システム。
【請求項７】前記情報処理装置にホストコンピュータ
が接続されると共に、このホストコンピュータから送信
手段に対する送信指示が行われることを特徴とする請求
項１又は２記載の室内状態表示システム。