JPH08335907A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH08335907A
JPH08335907A JP7167027A JP16702795A JPH08335907A JP H08335907 A JPH08335907 A JP H08335907A JP 7167027 A JP7167027 A JP 7167027A JP 16702795 A JP16702795 A JP 16702795A JP H08335907 A JPH08335907 A JP H08335907A
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data
wireless communication
terminal
communication system
wireless
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JP7167027A
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Michihiro Izumi
通博 泉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ受信を的確に知ることができ、
また内容を確認して印刷することが可能な無線通信シス
テムを提供することを目的とする。 【構成】 電話通信システムの主装置と内線端末の間の
通信、端末間の通信にデジタル無線を使用することによ
り、どこにいてもファクシミリ受信を受けることがで
き、画面に表示された受信画像を見た上で必要と判断し
た場合のみ、印刷できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公衆回線への接続機能
を有する無線通信システムに関し、特に、システムに画
像表示機能を有するデータ端末を収容する手段を有する
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置による画像通信
が盛んに行われるようになってきている。また、ファク
シミリ装置は、多数の人が共有しており、多くの人から
離れた位置にファクシミリ装置が設置されることが多
い。
【0003】ところで、一般に、ファクシミリ装置には
自動受信機能があるため、送信者が画像を送信すると、
ファクシミリ装置は自動的に受信画像を印刷する。そし
て、受信者は定期的にファクシミリ受信の有無を確認す
ることにより、印刷された自分宛のものを得るものであ
った。なお、特に緊急の文書を送信する場合などは、予
め送信者が受信者に対して、電話で送信の予告を行うな
どの処理も行われるものであった。
【0004】さらに、ファクシミリ装置を電話交換シス
テムの内線に収容するような方法も実施されてきてい
る。この場合、ファクシミリ装置の受信があった場合、
電話機でファクシミリ受信音を聞いた受信者が所定のキ
ーを押下することにより、ファクシミリ装置にデータを
着信させるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、以下のような問題点があった。
【0006】まず、ファクシミリ装置の受信がいつされ
たかがわからないため、受信者が受け取るのが遅れると
いう問題があった。この問題を解決するためには、先に
述べたとおり、送信者が電話で予告することが考えられ
るが、予め電話をかけるということは非常に不便なもの
であった。
【0007】また、電話交換装置にファクシミリ装置を
収容することにより、ファクシミリ受信があったことを
知ることは可能となったが、自分宛のファクシミリ受信
かどうかは不明であり、さらに席を離れている場合に
は、ファクシミリ受信を知り、受け取る方法がなかっ
た。
【0008】さらに、ファクシミリ受信があるごとに、
自動的に紙に印刷するものであったので、不要なものま
でも印刷されることになり、資源の無駄が生じるという
問題もあった。
【0009】本発明は、ファクシミリ受信を的確に知る
ことができ、また内容を確認して印刷することが可能な
無線通信システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、公
衆回線から受信したデータを第1の無線通信方法で第1
の無線端末に伝送する手段を有し、このデータを受信し
た第1の無線端末は、受信したデータを第2の無線通信
方法で第2の端末に伝送する手段を設けることにより、
データ端末に受信したファクシミリなどのデータをプリ
ンタなどの端末で印刷することを可能とするものであ
る。
【0011】また、本発明の請求項2は、第1および第
2の無線通信方法において、それぞれ異なる種別のフレ
ームを用いる手段を設けることにより、第1の端末から
第2の端末へデータを伝送する場合に、主装置を介する
必要がないようにしたものである。
【0012】また、本発明の請求項3は、第2の無線通
信方法において1台の無線端末が伝送できるデータ伝送
速度は、第1の無線通信方法において1台の無線端末が
伝送できるデータ伝送速度よりも大きくすることによ
り、内線間でのデータの送受信を高速に行えるようにし
たものである。
【0013】また、本発明の請求項4は、第1の無線通
信方法において予め端末ごとに専用の伝送チャネルを割
り当てる手段と、第2の無線通信方法において共通の伝
送チャネルを複数の端末が順次使用する手段とを設ける
ことにより、第1の無線通信方法においてはリアルタイ
ム性の必要な情報を伝送し、第2の無線通信方法におい
てはリアルタイム性は要求されないが高速で伝送すべき
情報の伝送を行うことを可能とするものである。
【0014】また、本発明の請求項5は、第1の無線通
信方法において複数の専用チャネルを時分割多重化した
フレームを使用する手段を設けることにより、周波数利
用効率を高めるものである。
【0015】また、本発明の請求項6は、公衆回線から
受信したファクシミリ画像データを、データ端末に第1
の無線通信方法により送信する手段を有し、このデータ
端末に、受信したファクシミリ画像を表示する手段と、
表示した画像を印刷する手段を有する第2の端末に第2
の無線通信方法により送信する手段とを設けることによ
り、受信したファクシミリ画像を任意の場所で読み、高
速に印刷を行うようにするものである。
【0016】また、本発明の請求項7は、表示部を有す
るデータ端末に、符号化された状態のファクシミリ画像
データを第1の無線通信方法により送信する手段と、受
信したファクシミリ画像データを復号化して画面に表示
する手段と、表示した画像を印刷する手段を有する第2
の端末に第2の無線通信方法により送信する手段を設け
ることにより、主装置からデータ端末への送信には低速
の無線回線を使用できるようにしたものである。
【0017】また、本発明の請求項8は、第1の端末か
ら第2の端末へのデータ送信時にも主装置経由で送信を
行うことにより、複数のフレームを使用する必要のない
ものとするものである。
【0018】また、本発明の請求項9は、公衆回線から
受信したファクシミリ画像データを主装置で復号化する
手段を設けることにより、データ端末内にファックスモ
デムを不要とし、複数の端末で主装置のファックスモデ
ムを共有することを可能とするものである。
【0019】また、本発明の請求項10は、画像を表示
したデータ端末に、印刷を行うかどうかを選択する手段
と、印刷の実行の選択が行われた場合のみに第2の端末
にデータを伝送する手段とを設けることにより、必要な
場合のみ印刷を行うものである。
【0020】また、本発明の請求項11は、公衆回線か
ら受信したモデムで変調されたデータを、システムに収
容される表示部を有するデータ端末に第1の無線通信方
法により送信する手段を有し、データ端末に、受信した
データを復調する手段と、復調したデータを表示する手
段と、表示したデータを印刷する手段を有する第2の端
末(プリンタまたは複写機など)に第2の無線通信方法
により送信する手段を設けることにより、ファクシミリ
受信の場合と同様に、データ受信の場合も、任意の場所
で受信可能とするものである。
【0021】また、本発明の請求項12は、データ受信
の場合も、必要な場合のみ印刷を行えるようにするもの
である。
【0022】また、本発明の請求項13は、一定時間以
内に周波数を切り替える周波数ホッピング方式を使用す
る手段を設けることにより、秘話性が高く、ノイズに強
いシステムを提供するものである。
【0023】また、本発明の請求項14は、周波数ホッ
ピング方式において、フレームごとに周波数を切り替え
る手段を設けることにより、ハードウェアのみでホッピ
ング制御を行えるようにしたものである。
【0024】また、本発明の請求項15、16は、直接
拡散方式を使用することにより、伝送速度の向上を図る
ものである。
【0025】また、本発明の請求項17は、公衆回線か
らデータを受信した時には、予め公衆回線に割り当てら
れた第1の端末にデータを送信する手段を設けることに
より、着信した外線番号に応じて個別の端末を選択でき
るようにするものである。
【0026】また、本発明の請求項18は、公衆回線か
らデータを受信した場合に、内線電話機を鳴動する手段
と、該内線電話機の応答後、該内線電話機の特定のキー
の押下を検出する手段と、押下されたキーに相当する端
末にデータを送信する手段とを設けることにより、内線
電話機からデータ端末への転送を容易にするものであ
る。
【0027】また、本発明の請求項19は、公衆回線か
らの着信があった時には、PB信号を受信する手段と、
公衆回線から受信したデータを、受信したPB信号に対
応した無線端末に送信する手段を設けることにより、指
定された端末に対してデータを受信させることを可能に
するものである。
【0028】また、本発明の請求項20は、データモデ
ム信号および/またはファックスモデム信号の検出を行
う手段と、公衆回線からデータを受信した時には内線電
話機を鳴動する手段と、一定時間鳴動しても応答がない
場合には自動的に応答する手段と、応答後データモデム
信号またはファックスモデム信号を検出した場合には第
1の無線端末にデータを送信する手段と、データモデム
信号またはファックスモデム信号を検出しない場合には
音声録音装置にデータを送信する手段を設けることによ
り、電話応答者が不在の時、ファックスまたはデータ受
信の場合には自動的にデータ端末にデータを送り、その
他の場合にはボイスメールにメッセージを残せるように
するものである。
【0029】
【作用】本発明では、電話交換システムの主装置と内線
端末の間の通信、端末間の通信にデジタル無線を使用す
ることにより、どこにいてもファクシミリ受信を受ける
ことができ、画面に表示された受信画像を見た上で必要
と判断した場合のみ、印刷できるようにした。
【0030】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例におけるシステ
ムの構成例を示すブロック図である。
【0031】この第1実施例においては、周波数ホッピ
ング方式によるデジタル無線通信を交換システムの内線
伝送に使用する場合について説明する。
【0032】本システムは、公衆回線102を収容し、
交換機能および無線接続機能を有する交換機101と、
交換機101との間で制御データおよび音声データの通
信を行う複数の無線専用電話機103−A、103−B
と、交換機101との間での制御データの通信および端
末間の直接のデータ通信を行うデータ端末装置104−
A〜104−Cとから構成される。
【0033】本実施例におけるデータ端末装置の定義
は、「任意の量のデータをバースト的に送信する機能を
有する端末(データ端末)と、該データ端末と主装置の
間の無線通信を司る無線アダプタとを合わせたもの」で
あり、データ端末としては、画面表示機能を有するコン
ピュータ104−Aの他に、印刷機能を有するプリンタ
104−B、複写機104−Cなどを想定している。
【0034】これらの無線専用電話機やデータ端末は、
それぞれの端末間で自由に通信を行うことができると同
時に、公衆網にもアクセス可能である。以下、その詳細
構成と動作を説明する。
【0035】まず、公衆回線を収容する主装置の構成に
ついて説明を行う。
【0036】図2は、本実施例におけるシステム構成お
よび主装置の構成を示すブロック図である。
【0037】主装置1は、複数の外線と複数の端末を収
容し、それらの間で呼の交換を行う、本交換システムの
主要部となるものである。接続装置2は、無線端末(後
述する無線専用電話機、無線アダプタを接続したデータ
端末)をシステムに収容可能とするために、主装置1の
制御を受けて無線により無線端末の制御を行い、無線伝
送路の確立を行うものである。
【0038】電話機3は、上記接続装置2を介して主装
置1に収容された外線と通話を行うとともに、相互に内
線通話を行うための無線専用電話機である。無線アダプ
タ4は、パーソナルコンピュータ、プリンタ等のデータ
端末5やSLT(単独電話機)10、ファクシミリ1
1、ISDN端末12に接続することにより、同様に構
成したデータ端末間で無線によるデータ伝送を可能とす
るものである。
【0039】PSTN6は、主装置1に収容する外線網
の1つである既存公衆網であり、PSTN回線7は、P
STN6からの外線である。ISDN8は、主装置1に
収容する外線網の1つであるデジタル通信網であり、I
SDN回線9は、ISDN8からの外線である。SLT
10は、主装置1に収容する端末の1つである単独電話
機である。
【0040】以下、主装置1の内部構成について説明す
る。CPU201は、主装置1の中枢であり、交換制御
を含め主装置全体の制御を司るものである。ROM20
2は、CPU201の制御プログラムが格納されたもの
であり、RAM203は、CPU201の制御のための
各種データを記憶するとともに各種演算用のワークエリ
アを提供するものである。
【0041】通話路部204は、CPU201の制御の
下、呼の交換(時分割交換)を司るものであり、PST
N回線i/f205は、CPU201の制御の下、PS
TN回線を収容するための着信検出、選択信号送信、直
流ループ閉結等PSTN回線制御を行うインタフェース
である。
【0042】ISDN回線i/f206は、CPU20
1の制御の下、ISDN回線を収容するためのISDN
のレイヤ1、レイヤ2をサポートし、ISDN回線制御
を行うインタフェースである。
【0043】SLTi/f207は、CPU201の制
御の下、SLT10を収容可能とするための給電、ルー
プ検出、選択信号受信、呼出信号送出等を行うインタフ
ェースである。無線専用電話機部208は、通電時はC
PU201の制御の下、内線無線専用電話機とし、停電
時はSLTとして機能するもので、送受話器、ダイヤル
キー、通話回路、表示器等を有する。
【0044】トーン送出回路209は、PB信号、発信
音、着信音等各種トーンを送出するものであり、接続装
置i/f210は、CPU201の制御の下、接続装置
2を収容するために、接続装置2と通信信号、制御信号
を送受するインタフェースである。
【0045】次に、接続装置2の構成について説明す
る。
【0046】図3は、接続装置2の構成を示すブロック
図である。
【0047】CPU301は、接続装置2の中枢であ
り、通話チャネル制御、無線部制御を含め接続装置2全
体の制御を司るものである。ROM302は、CPU3
01の制御プログラムが格納されたものであり、EEP
ROM303は、本交換システムの呼出し符号(システ
ムID)を記憶するものである。RAM304は、CP
U301の制御のための各種データを記憶するととも
に、各種演算用にワークエリアを提供するものである。
【0048】主装置i/f305は、CPU301の制
御の下、主装置1の接続装置i/fと通話番号、制御信
号を送受するインタフェースである。PCM/ADPC
M変換部306は、CPU301の制御の下、主装置1
からのPCM符号化された通話信号をADPCM符号に
変換し、後述のチャネルコーデック307に送信すると
ともに、チャネルコーデック307からのADPCM符
号化された通話信号をPCM符号に変換して主装置1に
送信するものである。
【0049】チャネルコーデック307は、CPU30
1の制御の下、ADPCM符号化された通話信号および
制御信号に、スクランブル等の処理を行うとともに、所
定のフレームに時分割多重化するものであり、無線部3
08は、CPU301の制御の下、チャネルコーデック
307からのフレーム化されたデジタル信号を変調して
無線で送信できるように処理してアンテナに送信すると
ともに、アンテナより無線で受信した信号を復調してフ
レーム化したデジタル信号に処理するものである。
【0050】次に、無線専用電話機3の構成について説
明する。
【0051】図4は、無線専用電話機3の構成を示すブ
ロック図である。
【0052】CPU401は、無線専用電話機3の中枢
であり、無線部制御、通話制御を含め無線専用電話機3
全体の制御を司るものであり、ROM402は、CPU
401の制御プログラムが格納されたものである。EE
PROM403は、本交換システムの呼出し符号(シス
テムID)、無線専用電話機のサブIDを記憶するもの
であり、RAM404は、CPU401の制御のための
各種データを記憶するとともに、各種演算用にワークエ
リアを提供するものである。
【0053】通話回路405は、CPU201の制御の
下、後述する送受話器410、マイク411、スピーカ
412からの通話信号の入出力を行うものであり、AD
PCMコーデック406は、CPU201の制御の下、
通話回路405からのアナログ音声信号をADPCM符
号に変換し、チャネルコーデック407に送信するとと
もに、チャネルコーデック407からのADPCM符号
化された通話信号をアナログ音声信号に変換して、通話
回路405に送信するものである。
【0054】チャネルコーデック407は、CPU40
1の制御の下、ADPCM符号化された通話信号および
制御信号にスクランブル等の処理を行うとともに、所定
のフレームに時分割多重化するものである。また、無線
部408は、CPU401の制御の下、チャネルコーデ
ック407からのフレーム化されたデジタル信号を変調
して無線で送信できるように処理してアンテナに送信す
るとともに、アンテナより無線で受信した信号を復調し
てフレーム化したデジタル信号に処理するものである。
【0055】送受話器410は、通話するために音声信
号を入出力するものであり、マイク411は、音声信号
を集音入力するものである。また、スピーカ412は、
音声信号を拡声出力するものである。表示部413は、
キーマトリクス414より入力したダイヤル番号や外線
の使用状況等を表示するものであり、キーマトリクス4
14は、ダイヤル番号等を入力するダイヤルキーや、外
線キー、保留キー、スピーカキー等の機能キーからなる
ものである。
【0056】次に、無線アダプタの構成について説明す
る。
【0057】図5は、システムに収容可能なデータ端末
5に接続される無線アダプタ4の内部構成例を示すブロ
ック図である。
【0058】データ端末501は、無線アダプタ502
と通信ケーブルもしくは内部バスを介して接続される、
例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション、
プリンタ、ファクシミリ、その他のデータ端末機器であ
る。
【0059】また、無線アダプタ502は、ファックス
モデムを含む構成例であり、無線部503により、接続
装置2との通信を行う。
【0060】主制御部504は、CPUと、割り込み制
御、DMA制御等を行う周辺デバイスと、システムクロ
ック用の発振器などから構成され、無線アダプタ502
内の各ブロックの制御を行う。メモリ505は、主制御
部504が使用するプログラムを格納するためのRO
M、各種処理用のバッファ領域として使用するRAM等
から構成される。
【0061】通信i/f部506は、データ端末501
に示すようなデータ端末機器が標準装備するインタフェ
ースであり、例えば、RS232C、セントロニクス、
LAN等の通信i/fや、パーソナルコンピュータ、ワ
ークステーションの内部バス、例えば、ISAバス、P
CMCIAi/f等が該当する。
【0062】端末制御部507は、通信i/f506を
介したデータ端末501と無線アダプタ502間のデー
タ通信の際に必要となる各種の通信制御を司る。チャネ
ルコーデック508は、フレーム処理、無線制御を行う
ものであり、その内部構成は図8に示す。このチャネル
コーデック508でフレームに組み立てられたデータが
無線部503を介して主装置1や対向端末に伝送される
ことになる。
【0063】誤り訂正処理部509は、無線通信により
データ中に発生するビット誤りを低減するために用いる
もので、送信時には、通信データ中に誤り訂正符号を挿
入する。また、受信時には、演算処理により誤り位置並
びに誤りパターンを算出し、受信データ中のビット誤り
を訂正する。タイマ510は、無線アダプタ内部の各ブ
ロックが使用するタイミング信号を提供する。
【0064】画像符号器/復号器511は、データ端末
から受信する画像データをMH符号化/復号化するもの
であり、ファックスモデム512は、符号器511で符
号化されたデータを音声帯域信号に変調し、また、無線
部503を介して受信する音声帯域信号を復調し復号器
511に送るものであり、ADPCMコーデック513
は、ファックスモデムで変調された信号を符号化し、無
線部503から受信したADPCMデータを復号化して
ファックスモデム512に送るものである。
【0065】次に、無線部の構成について説明する。
【0066】図6は、本システムの主装置、無線専用電
話機、データ端末で共通に使用する無線部の構成を示す
ブロック図である。
【0067】この無線部は、送受信用アンテナ601
a、601bと、これらを送受信により切り換えるスイ
ッチ602と、不要な帯域の信号を除去するバンドパス
フィルタ(以下、BPFという)603と、送受信によ
り切り換えるスイッチ604と、受信系アンプ605
と、パワーコントロール付の送信系アンプ606と、1
st.IF用ダウンコンバータ607と、アップコンバ
ータ608と、これらを送受信により切り換えるスイッ
チ609と、ダウンコンバータ607によりコンバート
された信号から不要な帯域の信号を除去するBPF61
0と、2nd.IF用のダウンコンバータ611とを有
する。上記コンバータ607、611によりダブルコン
バージョン方式の受信形態を構成する。
【0068】また、2nd.IF用のBPF612と、
90°移送器613と、クオドラチャ検波器614とを
有し、BPF612および90°移送器613により受
信した信号の検波、復調が行われる。
【0069】さらに、波形整形用のコンパレータ615
と、受信系の電圧制御型オシレータ(以下、VCOとい
う)616と、ローパスフィルタ(以下、LPFとい
う)617と、プログラマブルカウンタ、プリスケー
ラ、位相比較器等から構成されるPLL618とを有
し、VCO616、LPF617、PLL618によっ
て受信系の周波数シンセサイザが構成される。
【0070】また、キャリア信号生成用のVCO619
と、LPF620と、プログラマブルカウンタ、プリス
ケーラ、位相比較器等から構成されるPLL621とを
有し、VCO619、LPF620、PLL621によ
り、ホッピング用の周波数シンセサイザが構成される。
【0071】また、変調機能を有する送信系のVCO6
22と、LPF623と、プログラマブルカウンタ、プ
リスケーラ、位相比較器等から構成されるPLL624
とを有し、VCO622、LPF623、PLL624
により、周波数変調の機能を有する送信系の周波数シン
セサイザが構成される。
【0072】さらに、OSC625は、各種PLL61
8、621、624用の基準クロックの発生源であり、
フィルタ626は、送信データ(ベースバンド信号)の
帯域制限用フィルタである。
【0073】以下、このような無線部の動作について説
明する。 (1)送信時 プロセッサ等の外部回路から入力されたデータ(ディジ
タルデータ)はベースバンドフィルタ626により帯域
制限を受けた後、送信系VCO622の変調端子に入力
される。
【0074】送信系VCO622は、送信系PLL62
4とLPF623の回路により出力される制御電圧によ
り周波数を決定し、直接変調により中間周波(IF)の
変調波を生成する。
【0075】VCO622、LPF623、送信系PL
L624の周波数シンセサイザにより生成された中間周
波(IF)の変調波は、アップコンバータ608に入力
され、VCO619、LPF620、ホッピング用PL
L621から構成される周波数シンセサイザにより生成
されたキャリア信号と加算された後、送信系アンプ60
6に入力される。
【0076】送信系アンプ606により所定のレベルに
増幅された信号は、BPF603により不要な帯域の信
号を除去された後、アンテナ601から電波として空間
に発射される。 (2)受信時 アンテナ601により受信された信号は、BPF603
により不要な帯域の信号を除去された後、受信系のアン
プ605により所定のレベルに増幅される。
【0077】所定のレベルに増幅された受信信号は、ダ
ウンコンバータ607によりキャリア信号を除去され、
1st.IFの周波数にコンバータされる。
【0078】そして、1st.IFの受信信号は、BP
F610で不要な帯域の信号を除去された後、2nd.
IF用のダウンコンバータ611に入力される。
【0079】ダウンコンバータ611は、VCO61
6、LPF617、受信系PLL618から構成される
周波数シンセサイザにより生成された信号と、1st.
IFからの入力信号により2nd.IFの周波数の信号
を生成する。
【0080】2nd.IFの周波数にダウンコンバータ
された受信信号は、BPF61により不要な帯域の信号
を除去された後、90°移相器613とクオドラチャ検
波器614に入力される。
【0081】クオドラチャ検波器614は、90°移相
器613により位相をシフトされた信号と元の信号を使
用して検波、復調を行う。クオドラチャ検波器614に
より復調されたデータ(アナログデータ)は、コンパレ
ータ615によりディジタルデータとして波形整形さ
れ、外部の回路に出力される。
【0082】次に、本実施例で用いる無線フレームにつ
いて説明する。
【0083】図7の(1)〜(7)は、本システムにお
いて使用する無線フレーム構成を示すものである。
【0084】本システムにおいては、「主装置−無線専
用電話機間通信フレーム」(以下、PCFという)、
「無線専用電話機間通信フレーム」(以下、PPFとい
う)、「バーストデータフレーム」(以下、BDFとい
う)の3つの異なるフレームを用いる。以下、それぞれ
のフレームの内部データの詳細の説明を行う。
【0085】図7(1)は、PCFを示している。同図
において、FSYNは同期信号、LCCH−Tは主装置
から無線専用電話機へ送られる論理制御チャネル、LC
CH−Rは無線専用電話機から主装置へ送られる論理制
御チャネル、T1とT2とT3とT4は4台の異なる無
線専用電話機へ送る音声チャネル、R1とR2とR3と
R4は4台の異なる無線専用電話機から送られてくる音
声チャネル、GTはガードタイムを表す。
【0086】また、この図において、F1、F3とある
のは、このフレームを無線で伝送する際に使用する周波
数チャネルのことで、1フレーム毎に周波数チャネルを
変更することを示す。
【0087】図7(2)は、PPFを示している。同図
において、FSYNは同期信号、LCCH−Tは主装置
から無線専用電話機へ送られる論理制御チャネル、LC
CH−Rは無線専用電話機から主装置へ送られる論理制
御チャネル、T1とT2とT3は3台の異なる無線専用
電話機へ送る音声チャネル、R1とR2とR3は3台の
異なる無線専用電話機から送られてくる音声チャネル、
GTはガードタイムを表す。
【0088】また、この図において、F1、F3、F
5、F7とあるのは、このフレームを無線で伝送する際
に使用する周波数チャネルのことであり、PCFと異な
り、F1で主装置から論理制御情報LCCH−Tを受け
取ったあと、周波数チャネルを無線専用電話機間通信に
確保されたF5に切り替え、無線専用電話機間通信を行
う。その後、周波数チャネルをF3に切り替えて主装置
から論理制御情報を受け取り、周波数チャネルを無線専
用電話機間通信に確保されたF7に切り替えるという手
順を無線専用電話機間通信が終了するまで繰り返す。
【0089】図7(3)は、BDFを示している。同図
において、FSYNは同期信号、LCCH−Tは主装置
から無線専用電話機へ送られる論理制御チャネル、LC
CH−Rは無線専用電話機から主装置へ送られる論理制
御チャネル、Rは前のフレームが終了したことを確認す
るためや、他の無線装置が電波を出していないかを確認
するためのキャリアセンスの時間、PR1はプリアンブ
ル、DATAはバーストデータを収容するデータ用スロ
ット、GTはガードタイムを表す。
【0090】また、この図において、F1、F3、F
5、F7とあるのは、このフレームを無線で伝送する際
に使用する周波数チャネルのことであり、PCFと異な
り、F1で主装置から論理制御情報を受け取ったあと、
周波数チャネルをバーストデータ通信に確保されたF5
に切り替え、無線専用電話機間通信を行う。その後、周
波数チャネルをF3に切り替えて主装置から論理制御情
報を受け取り、周波数チャネルをバーストデータ通信に
確保されたF7に切り替えるという手順をバーストデー
タ通信が終了するまで繰り返す。
【0091】図7(4)は、FSYNフレームを示して
いる。同図において、PRは財団法人電波システム開発
センター(以下、RCRという)で規定する周波数同期
捕捉のための62ビットのプリアンブル、SYNはRC
Rで規定する31ビットのフレーム同期信号、IDはR
CRで規定する63ビットの呼び出し信号、FIは2ビ
ットのチャネル種別信号でPCF・PPF・BDFを区
別する信号、TSはタイムスロット情報、NFRは次の
フレームの周波数情報を示す。また、図中の数字は、本
実施例におけるビット数を示す。
【0092】図7(5)は、音声チャネルのフレームを
示している。なお、T1とT2とT3とT4とR1とR
2とR3とR4の構成は共通であるので、送信用音声チ
ャネルを以下まとめてTnと表し、受信用音声チャネル
をまとめてRnと表す。また、TnとRnの構成も共通
である。
【0093】同図において、Rは前のフレームが終了し
たことを確認するためや、他の無線装置が電波を出して
いないかを確認するためのキャリアセンスの時間、PR
1は各スロット用プリアンブル、UWはサブIDを含む
ユニークワード、Dは3.2kbpsのDチャネル情
報、Bは32kbpsのBチャネル情報、GTはガード
タイムを表す。また、図中の数字は、本実施例における
ビット数を示す。
【0094】図7(6)は、論理制御チャネルLCCH
−Tのフレーム構成を示している。このLCCH−Tは
主装置から無線専用電話機へ送られる論理制御チャネル
である。同図において、UWはサブIDを含むユニーク
ワード、LCCHは論理制御情報、GTはガードタイム
を表す。なお、LCCH−TはFSYN送出後、続けて
送られるので、プリアンブルなどは付加されていない。
【0095】図7(7)は、論理制御チャネルLCCH
−Rのフレーム構成を示している。このLCCH−Rは
無線専用電話機から主装置へ送られる論理制御チャネル
のことである。同図において、Rは前のフレームが終了
したことを確認するためや、他の無線装置が電波を出し
ていないかを確認するためのキャリアセンスの時間、P
R1は各スロット用プリアンブル、UWはサブIDを含
むユニークワード、LCCHは論理制御情報、GTはガ
ードタイムを表す。
【0096】次に、上記フレームを処理するチャネルコ
ーデックについて説明する。
【0097】図8は、チャネルコーデックの内部構成を
示すブロック図である。
【0098】チャネルコーデック801は、上記接続装
置や無線専用電話機のチャネルコーデックであり、特定
用途向け集積回路(ASIC)によって構成されてい
る。また、無線部802は、上記接続装置や無線専用電
話機の無線部や無線ユニット部であり、ADPCMコー
デック803は、無線専用電話機などに内蔵されるAD
PCMコーデックである。また、CPU804は、無線
専用電話機や無線アダプタのCPUである。
【0099】そして、チャネルコーデック801は、以
下の構成を有する。無線制御部805は、無線部802
に対して送受信の切り替えの制御と周波数ホッピングを
制御する。さらに、データ送信に先立ちキャリア検出を
行う機能も有する。CPUi/f806は、CPU80
4との間で制御情報をやり取りするためのインタフェー
スであり、ASIC内の各部の状態や動作モードを記憶
するレジスタを内蔵する。CPU804からの制御信号
やASIC内の各部の状態に応じてASIC各部の制御
を行うものである。
【0100】ADPCMコーデックi/f807は、A
DPCMコーデックとの間で、音声信号をやり取りする
ためのシリアルデータ、同期クロックのやり取りを行
う。送信フレーム処理部808は、ADPCMコーデッ
クからの信号やCPUから入力された論理制御データを
図7に示した送信フレームに組み立てる。
【0101】受信フレーム処理部809は、無線部から
の信号のフレームから制御情報や音声データを取り出
し、ADPCMコーデックi/fやCPUi/fに渡
す。同期処理部810は、DPLLで構成され、受信信
号からクロックを再生し、ビット同期の捕捉を行う。
【0102】以下、このASICの基本動作を説明す
る。 (1)送信 送信データフレームに付与する制御情報をCPU804
からCPUi/f807で受け取る。ASICが無線専
用電話機および主装置内の接続装置で使用される場合に
は、ADPCMコーデック803からのデータと合わせ
て送信フレーム処理部808で送信フレームを組み立て
る。また、ASICがデータ端末で使用される場合に
は、誤り訂正符号化されたバーストデータと合わせて送
信フレーム処理部808で送信フレームを組み立てる。
なお、フレーム組み立てに際しては、データにスクラン
ブルをかける。無線伝送時の直流平衡を保つために必要
となるものである。
【0103】無線制御部805は、受信信号が終了する
タイミングを取り、キャリアセンス後、無線部802を
送信にし、送信フレームを無線部802に渡す。 (2)受信 無線制御部805は、送信すべきデータが終了した時点
で無線部802を受信に切り替え、受信フレームを待
つ。受信フレームを受けると、データにデスクランブル
をかけた後で、受信フレームから制御情報とデータを取
り出す。制御情報はCPUi/f807を通じてCPU
804に渡す。
【0104】受信したフレームがPCFあるいはPPF
の場合には、受信したデータはADPCMコーデックi
/fに渡し、無線専用電話機であればADPCMコーデ
ックを通して音声として出力し、主装置であれば通話路
へと送られる。
【0105】受信したフレームがBDFである場合に
は、受信したデータはデータ端末内のメモリに転送され
る。 (3)論理制御データの扱い (3−1)無通信時 予め主装置によって割り当てられた周波数で待機し、定
期的に送られてくる主装置からのLCCH−Tを受信す
る。この時、主装置から送られるLCCHには、外線着
信の有無、無線専用電話機側に発呼要求の有無の確認と
いった情報が含まれている。無線専用電話機は、受信フ
レーム処理部809で取り出したLCCHをCPU80
4に送る。その後、CPU804から指示された主装置
へ送るLCCHを、同じフレーム内のLCCH−Rで主
装置に送る。このように無線専用電話機は、発呼か着呼
が生じるまでこの手順を繰り返す。
【0106】(3−2)通信時 ここでは、無線専用電話機Aが発呼する場合について説
明する。なお、無線専用電話機Aは無線通信時周波数チ
ャネルF1で主装置との間でLCCHをやり取りしてい
るものとする。
【0107】無線専用電話機Aは、発呼が生じるまで
(3−1)で述べた手順で、周波数チャネルF1で主装
置からのLCCHをモニタしている。無線専用電話機A
で発呼が生じると、無線通信時の手順で主装置に送るL
CCH−Rに発呼要求を入れて主装置に送る。主装置側
から通信可能かどうかを知らせるLCCHは、100m
s後に周波数チャネルF1で送られてくるLCCHによ
って判断する。
【0108】発呼要求後の主装置からのLCCHの内容
が回線いっぱいで接続できないことを示していたら、無
線専用電話機Aは話中として使用者に知らせる。
【0109】発呼要求後の主装置からのLCCHの内容
が接続可能であることを示していたら、同じLCCH−
T内で通話で使用する音声チャネルの時間スロットを指
定される。例えば「1」を指示されたとすると、T1と
R1を使用して通信することを表す。
【0110】FSYNフレーム内のFSとNFRで指定
された周波数ホッピングパターンで周波数チャネルを切
り替えながら、通信を行う。主装置と接続した後の制御
情報のやり取りは、TnおよびRnフレーム内のDチャ
ネル情報によって行う。
【0111】無線専用電話機間通信の場合、無線専用電
話機間の制御情報をDチャネル情報で行い、通信終了後
に各無線専用電話機が指定されている周波数チャネルの
LCCH−Rで、すなわち、前述の例では、無線専用電
話機Aは無線通信時周波数チャネルF1で主装置との間
で制御情報をやり取りする場合に無線専用電話機間通信
が終了したことを無線専用電話機から主装置へ通知す
る。
【0112】次に、周波数ホッピングパターンについて
説明する。
【0113】図9は、本実施例のシステムで使用する周
波数ホッピングの概念を示す説明図である。
【0114】本実施例のシステムでは、日本において使
用が認められている26MHzの帯域を利用した、1M
Hz幅の26の周波数チャネルを使用する。そして、妨
害ノイズなどで使用できない周波数がある場合を考慮
し、26のチャネルの中から20の周波数チャネルを選
択し、選択した周波数チャネルを所定の順番で周波数ホ
ッピングを行う。
【0115】このシステムでは、1フレームが5msの
長さを持ち、1フレーム毎に周波数チャネルをホッピン
グしていく。そのため1つのホッピングパターンの1周
期の長さは100msである。
【0116】同図において、異なるホッピングパターン
は異なる色で示している。このように、同じ時間で同じ
周波数が使用されることがないようなパターンを、各フ
レームで使用することにより、データ誤りなどが発生す
ることを防ぐことが可能となるものである。
【0117】また、複数の接続装置を収容する場合、接
続装置間での干渉を防止するために、それぞれの接続装
置で異なるホッピングパターンを使用することも本シス
テムの特徴となっている。この方法により、マルチセル
構成のシステムを実現することが可能となり、広いサー
ビスエリアを得ることができるものである。
【0118】次に、本実施例のシステムにおける動作の
詳細について説明する。
【0119】以上説明したように、本システムにおいて
は主装置と無線専用電話機やデータ端末の間、端末相互
間での通信のためにフレームを組み立て、また使用する
周波数を一定時間ごとに切り替える制御を行っている。
【0120】以下、本システムの具体的な動作をいくつ
かの場合に分けて説明を行う。 (1)基本動作手順 本システムにおいては、通話チャネルを使用する前に、
フレーム内に時分割多重化されている論理制御チャネル
(LCCHTおよびLCCHR)を用いて、使用するス
ロットとホッピングパターンを決定することが特徴とな
っている。
【0121】さらに、各端末が間欠受信によるバッテリ
セービングを可能とするために、各端末は予め割り当て
られた周波数で伝送する論理制御チャネルのみにおい
て、送受信するように設計されている。図11は、通常
(連続)動作時の無線部の制御方法を示す説明図であ
り、図12は、間欠受信時の無線部の制御方法を示す説
明図である。
【0122】ただし、電源立ち上げ直後は、端末はホッ
ピングパターンも認識していない。そこで、任意の周波
数で待機し、その周波数でフレームを受信する。そし
て、1つ目のフレームを受信すると、その中に入ってい
る次のフレームの周波数情報を取り込み、以下周波数ホ
ッピングを開始することになる。また、複数の接続装置
が使用される場合は、1回目にフレームを受信すること
のできた接続装置の使用するホッピングパターンに追従
することになる。
【0123】また、電源立ち上げ直後は、どの端末がど
の周波数に割り当てられるかが定まっていない。そこ
で、電源立ち上げ時には、設定モードにおいて各端末の
IDの登録、論理制御チャネル周波数の割り当てを行う
ものとしている。
【0124】論理制御チャネルの割り当てがされると、
各端末は間欠受信状態となり、自端末宛の論理制御デー
タのみの受信を行う。また、主装置に送信するデータが
発生した場合のみ、割り当てられた周波数のLCCHR
を使って、データを主装置に送信する。
【0125】通話スロットを用いた通信を開始したい場
合には、論理制御チャネルを用いて主装置にその旨を通
知し、スロットとホッピングパターンの割り当てを受け
なければならない。それらの割り当てがなされた後は、
通話やデータ伝送を行うことが可能となるのである。 (2)主装置(接続装置)および無線端末電源投入時の
動作(設定モード) これは、IDの登録や、使用する論理制御チャネルの周
波数の設定などを行うモードである。
【0126】図13は、このモードに関する主装置(接
続装置)および無線端末の電源投入時の動作を示すシー
ケンスチャートである。また、図14は、このモードに
関する主装置(接続装置)の電源投入時の動作フローチ
ャートであり、図15は、無線端末の電源投入時の動作
を示すフローチャートである。
【0127】(2−1)主装置(接続装置)の電源投入
時の動作 まず、主装置1(接続装置2)本体の電源スイッチを投
入すると、主装置1(接続装置2)は、図14のS22
01により本体の初期設定を行った後、S2202で無
線通信で使用する周波数ホッピングのホッピングパター
ンを決定し、続いてS2203により前記ホッピングパ
ターン(次の単位時間にホッピングする周波数)ならび
に本システムのIDを付加したPCFフレームを無線端
末103宛に送信する。
【0128】この時、PCFフレーム中のID部(図7
(4))にはシステムIDを含み、NFR部(図7
(4))には前記ホッピングパターンで次の単位時間に
ホッピングする周波数の情報を含み、またLCCH部
(図7(6))には、無線端末側で使用可能な空き制御
チャネルの情報を含んでいる。
【0129】次に、主装置1(接続装置2)は、無線端
末103からシステムIDおよび無線端末ID等の位置
登録のための情報を受信(S2204)したならば、S
2205で前記無線端末103のIDを記憶し、該無線
端末103宛の無線通信制御情報を伝送する制御チャネ
ルを決定して、S2206において、これを該無線端末
103宛に通知する(図13のS2103)。
【0130】(2−2)無線端末電源投入時の動作 まず、無線端末103本体の電源スイッチを投入すると
設定モードとなり、無線端末103は、図15のS23
01により本体の初期設定を行う。続いてS2302に
おいて、手入力により無線端末103のIDを入力し、
無線端末103は、このIDを記憶する。
【0131】次に、S2303では、主装置1(接続装
置2)からのPCFフレームを受信するため、任意の周
波数で受信待機状態に移る。そして、S2304で主装
置1(接続装置2)からのPCFフレームを受信できた
ならば、S2305によりPCFフレーム中のID部
(図7(4))からシステムIDを認識・記憶するとと
もに、LCCH部(図7(6))から空きチャネル情報
(無線端末から主装置へPCFフレームを送信する周波
数)を取得する。
【0132】また、PCFフレーム中のNFR部から次
の単位時間にホッピングする周波数を取得し、無線端末
103は受信周波数をその周波数へ移動し、次のPCF
フレームを待つ。無線端末103はこの動作を繰り返
し、周波数のホッピングパターンを認識して、これを記
憶する(S2306)。
【0133】無線端末103は、ホッピングパターンお
よびシステムのIDが判明すると、前記LCCH部によ
って得られた空き制御チャネルにおいて、システムID
ならびに自無線端末103のID情報を付加したフレー
ム(図13の2102)を主装置宛に送信する(S23
07)。
【0134】この後、主装置1(接続装置2)から制御
チャネル周波数指定の情報を受け取ったならば、指定さ
れた制御チャネルにて間欠受信を開始(S2308)
し、設定モードから通常モードへ移行する。 (3)外線からデータ端末へのファクシミリ着信動作 以下、本発明の要部となる外線からファクシミリ着信が
あった場合の動作について詳細に説明する。まず、外線
着信手順から説明を行う。
【0135】図16は、外線からの着信があった場合の
シーケンスを示し、図17は、外線からのファクシミリ
受信の後に、プリンタで印刷を行う場合のシーケンスを
示している。
【0136】まず、公衆回線102より着信があると、
主装置1は接続装置2を介して、データ端末104−A
に外線着信信号2403を送信する。外線着信信号24
03を受信したデータ端末は、ディスプレイに着信があ
った旨を表示する。
【0137】データ端末の使用者が着信を受け付ける処
理を行うと、データ端末は主装置に対して応答信号24
05を送出し、応答信号2404を受信した主装置は、
外線通話用に使用しているホッピングパターンおよび音
声チャネル番号といった情報を載せた外線応答許可信号
2407を送信する。
【0138】外線応答許可信号2407を受信したデー
タ端末は、割り当てられたホッピングパターンの所定の
チャネルを使ってデータの送受信を行えるように、チャ
ネルコーデックを制御する。この後、データ端末は、主
装置に対して接続完了信号2409を送信し、接続完了
信号2408を受信した主装置は、公衆回線からのデー
タをデータ端末に送信し始める。なお、これらの制御信
号は、全てLCCHを用いて主装置との間で通信され
る。
【0139】さて、公衆回線から受信したファクシミリ
データの受信を始めると、ADPCMコーデック、ファ
ックスモデム、画像復号器を用いた動作を開始する。具
体的には、音声帯域(300Hz〜3.4kHz)を使
った信号に変調されているファクシミリ信号は、接続装
置側で32kbpsのADPCM符号化され、先の外線
応答許可信号内のパラメータで割り当てられたPCF内
の所定のスロットを使ってデータ端末に送信される。
【0140】データ端末においては、チャネルコーデッ
ク508により所定のスロットで受信したデータを取り
出し、ADPCMコーデック513によりADPCM復
号化して、音声帯域信号に戻し、これをファックスモデ
ム512に入力する。ファックスモデム512で復調さ
れたデータは、画像復号器511に入力され、ビットマ
ップ形式の画像データを得ることができる。そして、こ
の画像データは、通信インターフェイス部502を介し
てデータ端末本体に送られ、表示部にその画像を表示す
ることとなる。
【0141】主装置とデータ端末との間は、無線で接続
されているため、データ端末がどこにいても、このファ
クシミリ画像を見ることができるのが大きな利点となっ
ている。
【0142】次に、表示されたファクシミリ画像を印刷
する必要がある場合の動作について説明を行う。この場
合は、内線間のバーストデータ伝送機能を効果的に利用
することが可能である。
【0143】ファクシミリ画像が表示された状態で、受
信者が印刷の必要性を感じた場合は、データ端末のアプ
リケーションプログラムにより、「印刷」を実行する。
すると、データ端末にインストールされている無線アダ
プタドライが動作し、通信インターフェイス部506を
介して、無線アダプタ4にデータ送信要求および送信先
番号(プリンタの内線番号)を送る。
【0144】次に、無線アダプタは内線間通話の発信手
順に入る。つまり、論理制御チャネル(LCCHR)に
より、主装置側に内線通信信号2502を送る。ビット
マップ形式の画像データを送信する必要があるため、高
速伝送の可能なバーストデータ用フレーム(BDF)を
使用することが望ましい。そこで、内線通信信号内には
BDFの割り当てを要求する情報が入っている。
【0145】内線通信信号2501を受信した主装置
は、送信先であるプリンタに接続された無線アダプタに
対し、論理制御チャネル(LCCHT)を使って着信通
知2508を行う。主装置は、プリンタ側から応答信号
2510を受信すると、送信側であるコンピュータと着
信側であるプリンタに対して使用するBDFのホッピン
グパターンを割り当てる。コンピュータに対しては応答
通知信号2512により割り当てを行い、プリンタに対
しては内線通信許可信号2516により割り当てを行
う。
【0146】ホッピングパターンを割り当てられた後
は、コンピュータとプリンタは主装置を介さないでデー
タ通信を開始する。
【0147】BDFはバースト伝送を行うためのもので
あるので、片方向のデータ伝送を行うが、データ端末か
ら所定の量のデータを送信した後にプリンタから応答信
号を受信する必要があるため、順次データ伝送方向を切
り替えなければならない。そこで、データ端末とプリン
タは、データを送信することが必要になったときにはキ
ャリアセンスを行い、チャネルが空いている場合には送
信を開始するというCSMAの手順をとるものとしてい
る。なお、このチャネルアクセスにはスロットALOH
Aなどの方法をとっても、同様の動作を行うことが可能
である。
【0148】これらの手順の終了後、無線アダプタはコ
ンピュータから受信した印刷データに誤り訂正処理を施
し、フレームを組み立てた後、プリンタに送信すること
になる。ここでの通信においては、ビットマップ形式の
画像データをそのまま送るので、ファックスモデムやA
DPCMコーデックを介さないで、デジタルデータを直
接チャネルコーデックに入力する。BDFを使用するこ
とにより、450kbps程度の伝送が可能となる。
【0149】以上のような手順により、公衆回線から受
信したファクシミリデータ(圧縮符号化されたデータ)
を、任意の場所にいるデータ端末に低速無線伝送し、フ
ァクシミリ画像を表示したうえで、印刷する必要がある
場合には復号化した画像データをプリンタに高速伝送す
ることを可能とする。
【0150】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0151】上記第1実施例においては、ファクシミリ
受信の場合についてのみ説明を行った。しかし、ファク
シミリ以外(たとえば、パソコン通信)によるデータの
受信があった場合にも同様の動作を行うことができる。
【0152】すなわち、公衆回線からデータの受信があ
った場合には、PCFを用いてデータ端末にデータを送
り、データ端末に表示をさせる。そのデータの印刷が必
要な場合には、BDFを用いてデータをプリンタに高速
で送り印刷を行う。
【0153】なお、この場合のように、キャラクタデー
タを扱う場合には、プリンタに対しての高速伝送の必要
性は小さいため、内線通話用のフレーム(PPF)を用
いることも可能である。これにより、ホッピングパター
ンを有効利用することが可能となる。
【0154】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0155】以上の実施例においては、ファクシミリ画
像を受け取ったデータ端末がプリンタなど、印刷機能を
有する端末にデータを転送する場合についてのみ述べて
いた。しかし、受信して表示されたファクシミリ画像を
その他のデータ端末にも送りたい場合なども、同様の処
理を行うことができる。これにより、端末間は高速の伝
送速度を持つチャネルによりデータ伝送を行うことがで
きれば、ファックスモデムを持たない端末にも、ファク
シミリ画像を表示させることができるようになるという
効果がある。
【0156】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0157】以上の実施例においては、公衆回線からの
着信があった場合には、予め定められた端末にデータの
受信が行われるものであった。しかし、送信側が受信す
る端末を指定することも可能である。
【0158】具体的には、送信者はダイヤルをした後に
呼び出し音を聞くと、受信させたいデータ端末の内線番
号をPB信号で送出する。そして、主装置がPB信号を
受信すると、受信した番号に相当するデータ端末に対し
て着信通知を行い、第1実施例で述べた動作を開始する
ことになる。
【0159】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0160】以上の実施例においては、ファックスモデ
ムはデータ端末(またはデータ端末に接続された無線ア
ダプタ)に内蔵されていることを前提にしていた。しか
し、主装置にファックスモデムを内蔵させることによ
り、ファックスモデムを持たないデータ端末において
も、同様のサービスを行うことが可能となる。
【0161】この場合、主装置でビットマップ形式の画
像データに復号するため、主装置とデータ端末の間の通
信にもBDFを使用することになる。
【0162】また、このような構成を取った場合は、主
装置自体が従来のファクシミリ装置と考えられ、ファク
シミリ装置がデータ端末との間で通信を行うような場合
も含まれることになる。
【0163】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。
【0164】外線からの着信があった場合に、無線専用
電話機で応答し、応答者がファックス着信音やモデム着
信音を聞いたときに、電話機に設けた「データ」キーを
押下することで、データ端末にデータを受信させること
も可能である。
【0165】「データ」キー押下のイベントを受けた主
装置は、無線専用電話機に割り当ててあったPCFのス
ロットをデータ端末に割り当て直すことで、データ端末
がデータの受信を開始可能とする。データ端末がデータ
の受信を開始してからの手順は第1実施例の場合と全く
同様である。
【0166】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。
【0167】以上の実施例においては、低速周波数ホッ
ピングを用いていた。しかしながら、直接拡散方式を用
いた場合は伝送速度をさらに向上させることが可能にな
る。具体的には、リアルタイム系の伝送方式において
は、1フレームに多重化できるチャネル数を増やすこと
ができ、非リアルタイム系の伝送方式においては、バー
ストデータの伝送速度を向上させられる。
【0168】この方式は、図2に示す主装置の構成にお
いて、接続装置2や無線専用電話機3や無線アダプタ4
の無線部に直接拡散方式を用いることにより実現でき
る。無線チャネルには、直接拡散方式を用いたCDM
(Code Division Multiplex )技術を使用することによ
り、10Mbpsの伝送速度を得ることができる。この
10Mbpsの無線チャネルを利用して、リアルタイム
系のデータと非リアルタイム系のデータを伝送するため
のフレームフォーマットの1例を図10に示す。
【0169】同図において、LCCH−T、LCCH−
Rは第1実施例と同様の制御データ用スロットである。
Tn、Rnは、リアルタイム系データを伝送する際に使
用されるスロットであり、それぞれ32kbpsの伝送
速度を有している。DATAは非リアルタイム系データ
を伝送する際に使用されるスロットであり、約8Mbp
sの伝送速度を有している。
【0170】主装置と端末の間の通信(たとえば、公衆
回線から受信したファクシミリデータをデータ端末に送
信するまでの通信)には、各端末に割り当てられたT
n、Rnを使用する。一方、端末間の通信(たとえば、
データ端末からプリンタへの画像データの送信)にはD
ATAを使用する。ここで、DATAスロットで送信す
る場合は各端末はCSMAによる競合制御を行い、順次
チャネルを使用するものとなっている。このような方法
を取ることにより、直接拡散方式を用いて、上記の実施
例と同様の効果を得ることが可能となる。
【0171】次に、本発明の第8実施例について説明す
る。
【0172】以上の実施例においては、無線通信方式と
して周波数ホッピング方式や直接拡散方式などのスペク
トル拡散通信方式を使用していた。しかしながら、本発
明はこれらの方式に限定されるものではない。秘話性な
どの点での違いは生じる可能性があるものの、狭帯域の
変調方式を用いたシステムにおいても、全く同様の効果
を得ることは可能である。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
どこにいてもファクシミリの受信を受けることができ、
画面に表示された受信画像を見たうえで必要と判断した
場合のみ、印刷することが可能となる。
【0174】具体的には、本発明の請求項1により、デ
ータ端末に受信したファクシミリなどのデータをプリン
タなどの端末で印刷することを可能とする。
【0175】また、本発明の請求項2により、第1の端
末から第2の端末へのデータの伝送の際には、主装置を
介する必要がないようにできる。
【0176】また、本発明の請求項3により、内線間で
のデータの送受信を高速に行うことができる。
【0177】また、本発明の請求項4により、第1の無
線通信方法においてはリアルタイム性の必要な情報を伝
送し、第2の無線通信方法においてはリアルタイム性は
要求されないが高速で伝送すべき情報の伝送を行うこと
が可能となる。
【0178】また、本発明の請求項5により、周波数利
用効率を高めることができる。
【0179】また、本発明の請求項6により、受信した
ファクシミリ画像を任意の場所で読み、高速に印刷を行
うことができる。
【0180】また、本発明の請求項7により、主装置か
らデータ端末への送信には低速の無線回線を使用でき
る。
【0181】また、本発明の請求項8により、複数のフ
レームを使用しないでも上記各請求項と同様の効果を得
ることができる。
【0182】また、本発明の請求項9により、複数の端
末で主装置のファックスモデムを共有することが可能と
なる。
【0183】また、本発明の請求項10により、必要な
場合のみ印刷を行うことが可能となる。
【0184】また、本発明の請求項11により、ファク
シミリ受信の場合と同様に、データ受信の場合も、任意
の場所で受信可能とすることができる。
【0185】また、本発明の請求項12により、データ
受信の場合も、必要な場合のみ印刷を行えるようにする
ことができる。
【0186】また、本発明の請求項13により、秘話性
が高く、ノイズに強いシステムを提供することができ
る。
【0187】また、本発明の請求項14により、ハード
ウェアのみでホッピング制御を行えるようにできる。
【0188】また、本発明の請求項15、16において
は、直接拡散方式を使用することにより、伝送速度の向
上を図ることができる。
【0189】また、本発明の請求項17により、着信し
た外線番号に応じて個別の端末を選択できるようにする
ことができる。
【0190】また、本発明の請求項18により、内線電
話機からデータ端末への転送を容易にすることができ
る。
【0191】また、本発明の請求項19により、指定さ
れた端末に対してデータを受信させることを可能とする
ことができる。
【0192】また、本発明の請求項20により、電話応
答者が不在の時、ファックスまたはデータ受信の場合に
は自動的にデータ端末にデータを送り、その他の場合に
はボイスメールにメッセージを残せるようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の主装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】上記実施例の接続装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】上記実施例の無線専用電話機の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】上記実施例の無線アダプタの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】上記実施例の無線部の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】上記実施例で使用するフレームフォーマットを
示す説明図である。
【図8】上記実施例のチャネルコーデックを示すブロッ
ク図である。
【図9】上記実施例で使用する周波数ホッピング方式を
示す説明図である。
【図10】本発明の第6実施例で使用するフレームフォ
ーマットを示す説明図である。
【図11】上記実施例で使用する通常動作時の無線部の
制御方法を示す説明図である。
【図12】上記実施例で使用する間欠受信時の無線部の
制御方法を示す説明図である。
【図13】上記実施例における主装置(接続装置)およ
び無線端末の電源投入時の動作を示すシーケンスチャー
トである。
【図14】上記実施例における主装置(接続装置)の電
源投入時の動作フローチャートである。
【図15】上記実施例における無線端末の電源投入時の
動作を示すフローチャートである。
【図16】上記実施例において、外線からの着信があっ
た場合の動作を示すシーケンスチャートである。
【図17】上記実施例において、外線からのファクシミ
リ受信の後に、プリンタで印刷を行う場合の動作を示す
シーケンスチャートである。
【符号の説明】
1…主装置、 2…接続装置、 3…無線専用電話機、 4…無線アダプタ、 5…データ端末、 7、102…公衆回線、 101…交換機、 103−A、103−B…無線専用電話機、 104−A…コンピュータ、 104−B…プリンタ、 104−C…複写機。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線に接続する手段を有する主装置
    と、該主装置と無線通信する手段を有する無線端末とを
    備えた無線通信システムにおいて、 上記主装置は、上記無線端末と主装置との間では第1の
    無線通信方法で通信を行う手段と、各無線端末の間では
    第2の無線通信方法で通信する手段と、公衆回線から受
    信したデータを上記第1の無線通信方法で第1の無線端
    末に伝送する手段とを有し、上記データを受信した第1
    の無線端末は、この受信したデータを第2の無線通信方
    法で第2の無線端末に伝送する手段を有することを特徴
    とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信システムにお
    いて、 上記第1および第2の無線通信方法においてデータをフ
    レームに組み立てて伝送する手段と、上記第1および第
    2の無線通信方法においてそれぞれ異なる種別のフレー
    ムを用いる手段を有することを特徴とする無線通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の無線通信シス
    テムにおいて、 上記第2の無線通信方法において1台の無線端末が伝送
    できるデータ伝送速度は、上記第1の無線通信方法にお
    いて1台の無線端末が伝送できるデータ伝送速度よりも
    大きいことを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の無線通信システムにお
    いて、 上記第1の無線通信方法において予め端末ごとに専用の
    伝送チャネルを割り当てる手段と、上記第2の無線通信
    方法において共通の伝送チャネルを複数の端末が順次使
    用する手段を有することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の無線通信システムにお
    いて、 上記第1の無線通信方法において複数の専用チャネルを
    時分割多重化したフレームを使用する手段を有すること
    を特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無
    線通信システムにおいて、 公衆回線から受信したファクシミリ画像データを、本シ
    ステムに収容される表示部を有するデータ端末に第1の
    無線通信方法により送信する手段を有し、 上記データ端末は、受信したファクシミリ画像を表示す
    る手段と、この表示した画像を印刷する手段を有する第
    2の端末に、上記第2の無線通信方法により送信する手
    段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の無線通信システムにお
    いて、 上記表示部を有するデータ端末には、符号化された状態
    のファクシミリ画像データを第1の無線通信方法により
    送信する手段と、受信したファクシミリ画像データを復
    号化して画面に表示する手段と、この表示した画像を印
    刷する手段を有する第2の端末に、上記第2の無線通信
    方法により送信する手段とを有することを特徴とする無
    線通信システム。
  8. 【請求項8】 公衆回線に接続する手段を有する主装置
    と、該主装置と無線通信する手段を有する無線端末とを
    備えた無線通信システムにおいて、 公衆回線から受信したファクシミリ画像データを、シス
    テムに収容される表示部を有するデータ端末に送信する
    手段を有し、 上記データ端末は、受信したファクシミリ画像を表示す
    る手段と、この表示した画像を印刷する手段を有する第
    2の端末に主装置経由で送信する手段とを有することを
    特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 公衆回線に接続する手段を有する主装置
    と、該主装置と無線通信する手段を有する無線端末とを
    備えた無線通信システムにおいて、 公衆回線から受信したファクシミリ画像データを主装置
    で復号化する手段と、復号化した画像データをシステム
    に収容される表示部を有するデータ端末に送信する手段
    とを有し、 上記データ端末は、受信したファクシミリ画像を表示す
    る手段と、この表示した画像を印刷する手段を有する第
    2の端末に送信する手段とを有することを特徴とする無
    線通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれか1項に記載の
    無線通信システムにおいて、 画像を表示した上記データ端末は、印刷を行うかどうか
    を選択する手段と、印刷を行うことが選択された場合だ
    け、上記第2の端末にデータを伝送する手段とを有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    無線通信システムにおいて、 公衆回線から受信したモデムで変調されたデータを、シ
    ステムに収容される表示部を有するデータ端末に第1の
    無線通信方法により送信する手段を有し、 上記データ端末は、受信したデータを復調する手段と、
    この復調したデータを表示する手段と、この表示したデ
    ータを印刷する手段を有する第2の端末に、上記第2の
    無線通信方法により送信する手段とを有することを特徴
    とする無線通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の無線通信システム
    において、 データを表示した上記データ端末は、印刷を行うかどう
    かを選択する手段と、印刷を行うことが選択された場合
    だけ、上記第2の端末にデータを伝送する手段とを有す
    ることを特徴とする無線通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおいて、 上記無線通信方法として、一定時間以内に周波数を切り
    替える周波数ホッピング方式を使用することを特徴とす
    る無線通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の無線通信システム
    において、 上記周波数ホッピング方式において、フレームごとに周
    波数を切り替える手段を有することを特徴とする無線通
    信システム。
  15. 【請求項15】 請求項1〜12のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおいて、 上記無線通信方法として、拡散符号により伝送するデー
    タを拡散変調する直接拡散方式を使用することを特徴と
    する無線通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の無線通信システム
    において、 伝送するフレームを、各端末が占有して使用する第1の
    チャネルと、各端末が共通に使用する第2のチャネルと
    を時分割多重化して構成する手段と、上記第1の無線通
    信方法において上記第1のチャネルを使用し、上記第2
    の無線通信方法において上記第2のチャネルを使用する
    手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおいて、 公衆回線からデータを受信した時には、予め公衆回線に
    割り当てられた第1の端末にデータを送信する手段を有
    することを特徴とする無線通信システム。
  18. 【請求項18】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおいて、 公衆回線からデータを受信した時には、内線電話機を鳴
    動する手段と、該内線電話機の応答後に該内線電話機の
    特定のキーの押下を検出する手段と、押下されたキーに
    相当する端末にデータを送信する手段とを有することを
    特徴とする無線通信システム。
  19. 【請求項19】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおいて、 公衆回線からの着信があった時には、PB信号を受信す
    る手段と、公衆回線から受信したデータを、受信したP
    B信号に対応した無線端末に送信する手段とを有するこ
    とを特徴とする無線通信システム。
  20. 【請求項20】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおいて、 データモデム信号および/またはファックスモデム信号
    の検出を行う手段と、公衆回線からデータを受信した時
    に、内線電話機を鳴動する手段と、この鳴動後一定時間
    経過しても応答がない場合に、自動的に応答する手段
    と、応答後にデータモデム信号またはファックスモデム
    信号を検出した場合に、第1の無線端末にデータを送信
    する手段と、データモデム信号またはファックスモデム
    信号を検出しない場合に、音声録音装置にデータを送信
    する手段とを有することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  21. 【請求項21】 請求項6〜12のいずれか1項に記載
    の無線通信システムにおいて、 上記第2の端末は、プリンタまたは複写機であることを
    特徴とする無線通信システム。
JP7167027A 1995-06-08 1995-06-08 無線通信システム Pending JPH08335907A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10256948A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Brother Ind Ltd 通信装置
JP2010278517A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Dx Antenna Co Ltd 衛星航法システム用信号伝送システム

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