JP2010278517A - 衛星航法システム用信号伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 周波数変換したGPS信号とこれを元のGPS信号に変換するために必要な周波数基準信号を混信の影響を受けることなく、確実に伝送する。
【解決手段】 GPS信号を、周波数変換GPS信号に周波数変換して、共同受信システム1にダウンコンバータ18が供給する。共同受信システム1を介して伝送された周波数変換GPS信号をアップコンバータ22が受けて、元のGPS信号に周波数変換する。ダウンコンバータ18は、基準信号に基づく局部発振信号によってGPS信号を周波数変換GPS信号に周波数変換すると共に、周波数基準信号を生成する。周波数変換GPS信号と周波数基準信号とは、複数のテレビジョン放送用チャンネルの空きチャンネル内の異なる周波数にそれぞれ選択されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 GPS信号を、周波数変換GPS信号に周波数変換して、共同受信システム1にダウンコンバータ18が供給する。共同受信システム1を介して伝送された周波数変換GPS信号をアップコンバータ22が受けて、元のGPS信号に周波数変換する。ダウンコンバータ18は、基準信号に基づく局部発振信号によってGPS信号を周波数変換GPS信号に周波数変換すると共に、周波数基準信号を生成する。周波数変換GPS信号と周波数基準信号とは、複数のテレビジョン放送用チャンネルの空きチャンネル内の異なる周波数にそれぞれ選択されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばGPS信号のような衛星航法システム用信号を伝送するシステムに関し、特に共同受信システムを使用して伝送するものに関する。
共同受信システムを使用してGPS信号を伝送するシステムとしては、例えば特許文献1に開示されているものがある。このシステムは、GPSアンテナで受信したGPS信号と、BSアンテナで受信したBS放送信号とを合成して、共同受信システムで伝送し、端末側に設けた分波器によって、伝送されてきたGPS信号とBS衛星放送信号とを分波し、分波されたGPS信号をGPS送信機に供給して、GPS送信機から再送信する。
特許文献1の技術では、GPS信号をそのまま共同受信システムで伝送している。GPS信号は1GHz帯の信号であるので、共同受信システムによっては1GHz帯のGPS信号をそのまま伝送することができないことがある。このような場合、GPS信号を、共同受信システムで伝送可能な周波数の周波数変換GPS信号に周波数変換して、共同受信システムで伝送し、伝送後に周波数変換GPS信号を元のGPS信号に再周波数変換することが考えられる。GPS信号を周波数変換GPS信号に周波数変換するのにも、周波数変換GPS信号を元のGPS信号に周波数変換するのにも、局部発振信号が必要であるが、両周波数変換に使用する局部発振信号の位相が異なっていると、正確に元のGPS信号に周波数変換することができない。そこで、周波数変換GPS信号を得るための局部発振信号の発生に使用した基準信号も、周波数変換GPS信号と共に共同受信システムで伝送し、伝送された基準信号を用いて発生させた局部発振信号で周波数変換GPS信号の周波数変換を行うことが考えられる。しかし、共同受信システムでは、VHF帯やUHF帯のテレビジョン放送信号が伝送されているので、これらと周波数が重複しないように、共同受信システムで伝送可能であるが、VHF帯やUHF帯のテレビジョン放送に割り当てられていない周波数、例えばVHF帯テレビジョン放送の最低周波数よりも低いが近い周波数や、低域VHF帯テレビジョン放送と高域VHF帯テレビジョン放送との間の周波数や、ミッドバンド周波数や、UHF帯テレビジョン放送の最高周波数よりも高いが近い周波数に、基準信号や周波数変換GPS信号の周波数を予め選択することが考えられる。しかし、このように周波数を予め選択しておくと、近傍の信号と混信を起こす可能性があり、その場合、周波数変換GPS信号や周波数基準信号を伝送することができない。
本発明は、周波数変換GPS信号のような周波数変換した衛星航法システム用信号や周波数基準信号を確実に伝送することができる衛星航法システム用信号伝送システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の衛星航法システム用信号伝送システムは、第1の周波数変換手段を有している。第1の周波数変換手段は、衛星航法システム用信号、例えばGPS信号を、共同受信システムで伝送可能な周波数の周波数変換衛星航法システム用信号、例えば周波数変換GPS信号に周波数変換して、前記共同受信システムに供給する。第2の周波数変換手段が、前記共同受信システムを介して伝送された前記周波数変換衛星航法システム用信号を受けて、元の衛星航法システム用信号に再周波数変換する。前記第1の周波数変換手段は、基準信号に基づく局部発振信号によって前記衛星航法システム用信号を前記周波数変換衛星航法システム用信号に周波数変換すると共に、前記基準信号に基づく周波数基準信号を生成する。これら周波数変換衛星航法システム用信号と周波数基準信号とは、前記共同受信システムで伝送可能な複数のテレビジョン放送用チャンネルのうち空きチャンネル内の異なる周波数にそれぞれ選択されている。第2の周波数変換手段は、前記共同受信システムを伝送された前記周波数基準信号に基づいて、前記共同受信システムを伝送された前記周波数変換衛星航法システム用信号を、元の衛星航法システム用信号に周波数変換する。
このように構成された衛星放送システム用信号伝送システムでは、周波数変換衛星航法システム用信号と、周波数基準信号とは、テレビジョン放送用の1つの空きチャンネル、例えば6MHzの周波数帯域内に配置されている。各テレビジョン放送用のチャンネルは、互いに混信することが無いように設定されているので、1つの空きチャンネル内に周波数変換衛星航法システム用信号と周波数基準信号とを配置して伝送することによって、混信の影響を受けることを防止できる。
前記第1の周波数変換手段は、前記基準信号を第1のPLL回路に供給することによって前記局部発振信号を発生し、前記基準信号を第2のPLL回路に供給することによって前記周波数基準信号を発生する。複数台の第1のPLL回路を設けることによって複数の局部発振信号を発生し、これによって、衛星航法システム用信号を複数回にわたって周波数変換することもできる。第2の周波数変換手段は、前記周波数基準信号を検出し、検出された周波数基準信号を第3のPLL回路に供給することによって発生させた局部発振信号を用いて前記周波数変換衛星航法システム用信号を元の衛星航法システム用信号に周波数変換する。第3のPLL回路も複数台設け、周波数変換衛星航法システム用信号を複数回にわたって周波数変換して、衛星航法システム用信号に周波数変換することもできる。
第1及び第2の周波数変換手段は、それぞれPLL回路を用いて周波数変換を行っているので、共同受信システムを伝送された周波数変換衛星航法システム用信号を、位相までもが一致した状態で元の衛星航法システム用信号に周波数変換することができる。
以上のように、本発明によれば、1つのテレビジョン放送の空きチャンネル内に周波数変換衛星航法システム用信号と周波数基準信号とを配置しているので、これらを共同受信システムを利用して伝送しても、混信の影響を受けることなく伝送でき、第2の周波数変換手段において正確に衛星航法システム用信号を復元することができる。
本発明の1実施形態の衛星航法システム用信号の伝送システムは、衛星航法システム用信号、例えばGPS信号を、共同受信システムを使用して、その末端にまで伝送し、末端から再送信するものである。
共同受信システムは、例えば棟内共同受信システム1で、棟内に敷設された伝送ライン、例えば同軸ケーブル2を有している。その中途に介在し、かつ棟内の各部屋にそれぞれ端末手段、例えば分岐器4が配置されている。これら分岐器4の1つの分岐端子に受信手段、例えばテレビジョン受信機6が接続されている。
同軸ケーブル2の先端には、合成器8を介して共同受信信号が供給されている。共同受信信号は、屋外に設置されたVHF用アンテナ10、UHF用アンテナ12、BS/CS用アンテナ14によって受信されたVHF帯テレビジョン放送信号、UHF帯テレビジョン放送信号及びBS/CS中間周波信号(これはBS/CS用アンテナ14で受信したBS/CS放送信号をBS/CS用アンテナ14に付属するコンバータで1GHz帯の中間周波信号に周波数変換したものである。)を、信号処理手段、例えばブースタ16で各信号を増幅したものである。この共同受信信号は、合成器8、同軸ケーブル2を介して端末の各分岐器4に伝送される。
合成器8には、第1の周波数変換手段、例えばダウンコンバータ18の出力信号も供給されている。ダウンコンバータ18には、衛星航法システム用受信機、例えばGPS受信機20からのGPS信号が供給されている。GPS信号は、例えば1.5GHz帯の信号で、そのままの周波数では、棟内共同受信システム1では伝送が不可能であるので、ダウンコンバータ18で、棟内共同受信システム1で伝送可能な周波数の周波数変換GPS信号に周波数変換して、棟内共同受信システム1で伝送される。なお、この周波数変換については、後述する。
棟内共同受信システム1の複数の分岐器4のうち、適切な1台または複数台のものに、第2の周波数変換手段、例えばアップコンバータ22が接続されている。アップコンバータ22は、周波数変換されたGPS信号を、元の周波数のGPS信号に再度周波数変換して、送信アンテナ24から再送信する。アップコンバータ22での周波数変換についても後述する。
図2に示すように、周波数変換GPS信号は、図2に示すように棟内共同受信システム1で伝送可能な周波数帯であって、かつ棟内共同受信システムが伝送するUHF帯またはVHF帯のテレビジョン放送用の複数のチャンネルのうち空きチャンネル内の周波数に周波数変換されている。また、アップコンバータ22で周波数変換GPS信号を元のGPS信号に周波数変換するために使用する周波数基準信号が、ダウンコンバータ18で生成され、棟内共同受信システム1を介してアップコンバータ22に伝送される。この周波数基準信号は、図2に示すように、周波数変換GPS信号が存在する空きチャンネル内の周波数であって、周波数変換GPS信号と異なる周波数に選択されている。
図3に示すように、ダウンコンバータ18では、入力端子30にGPS信号が供給される。このGPS信号は、減衰器32によって所定の減衰が行われた後、バンドパスフィルタ34によって不要な周波数成分が除去され、増幅段36によって増幅される。増幅段36の出力であるGPS信号は、ゲインコントローラ38を介してバンドパスフィルタ40に供給され、ここで不要な周波数成分が除去され、第1のミキサ42に供給される。
第1のミキサ42にPLL発振回路44の電圧制御発振器46からの第1局部発振信号が供給され、第1のミキサ42はGPS信号を中間周波信号に周波数変換する。この中間周波信号は、SAWフィルタ48によって不要な周波数成分が除去され、増幅段50によって増幅され、1分岐器52を介してSAWフィルタ54に供給される。
1分岐器52から分岐された中間周波信号のレベルがレベル検出器56で検出され、この検出レベルが比較器58で基準レベル信号源60からの基準レベル信号と比較される。比較器58での比較結果に基づいてゲインコントローラ38でゲインコントロールが行われ、SAWフィルタ54に供給される中間周波信号のレベルが基準レベル信号にほぼ等しくなる。
SAWフィルタ54に供給された中間周波信号は、さらにバンドパスフィルタ62に供給されて、不要な周波数成分が除去され、第2のミキサ64に供給される。第2のミキサ64には、PLL発振回路66の電圧制御発振器68からの第2局部発振信号が供給されており、第2のミキサ64から周波数変換GPS信号が出力され、合成器70を介してゲインコントローラ72に供給され、ここでゲインコントロールされた後、増幅段74で増幅され、バンドパスフィルタ76で不要な周波数成分が除去された後、出力端子78に出力される。
2つのPLL回路44、66は、共通の基準信号源、例えば基準信号発振回路80を有し、基準信号発振回路80からの基準信号が、PLL発振回路44、66のPLL回路82、84に供給されている。PLL回路82、84は、制御手段、例えばCPU86によって制御され、電圧制御発振器46がGPS信号を基準信号と同一の位相を持つ中間周波信号に周波数変換するために必要な周波数の第1局部発振信号を発生するようにPLL回路82が電圧制御発振器46を制御する。同様に、電圧制御発振器68が中間周波信号を基準信号と同一の位相を持つ周波数変換GPS信号に周波数変換するために必要な周波数の第2局部発振信号を発生するようにPLL回路84が電圧制御発振器68を制御する。
CPU86は、チャンネルステップスイッチ88からの指令に基づいてPLL回路82、84を制御する。ダウンコンバータ18の使用者は、棟内共同受信システム1での空きチャンネルを適当な方法によって検索し、その空きチャンネルをCPU86に指示する。CPU86は、この指示に基づいて、その空きチャンネル内に周波数変換GPS信号が存在するようにPLL回路82、84を制御する。例えば空きチャンネルの中心周波数±2MHz内に周波数変換GPS信号の周波数が存在するようにPLL回路82、84を制御する。なお、基準信号発振回路80にCPU86から発振周波数が指示されているので、CPU86では基準信号の周波数と、チャンネルステップスイッチ88からの空きチャンネルの指示とに基づいて周波数変換GPS信号の周波数を決定することができる。
ダウンコンバータ18には、もう1つPLL発振回路90が設けられている。このPLL発振回路90は、電圧制御発振器92とPLL回路94とを有している。PLL回路94には、基準信号発振回路80から基準信号が供給されており、PLL回路94は、CPU86によって制御され、電圧制御発振器92が基準信号と同じ位相を持つ周波数基準信号を発生するように電圧制御発振器92を制御している。この周波数基準信号の周波数が、上述した空きチャンネル内に存在するように、PLL回路94が電圧制御信号を発生している。この周波数基準信号の周波数が、例えば空きチャンネルの中心周波数の±1MHz内の周波数GPS信号と異なる周波数となるように、CPU86がPLL回路94を制御する。例えば周波数変換GPS信号を中心周波数−2MHzに設定すると、周波数基準信号は中心周波数+1MHzに設定される。電圧制御発振器92からの周波数基準信号は合成器70において周波数変換GPS信号と合成され、ゲインコントローラ72、増幅段74、バンドパスフィルタ76を介して出力端子78に供給される。この出力端子78が、図1に示す合成器8に接続されているので、周波数変換GPS信号と周波数基準信号とは、棟内共同受信システム1を伝送され、アップコンバータ22に供給される。
図4に示すように、アップコンバータ22では、周波数変換GPS信号と周波数基準信号とが入力端子100に供給され、減衰器102、1分岐器104を介してローパスフィルタ106に供給され、ここで周波数GPS信号が抽出され、増幅段108によって増幅された後、ゲインコントローラ110でゲインコントロールされた後、ローパスフィルタ112で不要な周波数成分が除去された後、第3のミキサ114に供給される。
第3のミキサ114には、PLL発振回路116の電圧制御発振器118から第3局部発振信号が供給されており、周波数変換GPS信号を中間周波信号に周波数変換する。この中間周波信号はSAWフィルタ120によって不要な周波数成分が除去された後、増幅段122によって増幅され、1分岐器124を介してSAWフィルタ126に供給されて、不要な周波数成分が除去された後、第4のミキサ128に供給される。
1分岐器124の分岐端子に分岐された中間周波信号は、検波器130によってレベルが検出され、比較器132においてレベル基準信号源134からのレベル基準信号と比較され、その比較結果によってゲインコントローラ110が制御され、第4のミキサ128には一定レベルの中間周波信号が供給される。
第4のミキサ128には、PLL発振回路180の電圧制御発振器182からの第4局部発振信号が供給され、第4のミキサ128において中間周波信号は元のGPS信号に周波数変換される。このGPS信号はバンドパスフィルタ184によって不要な周波数成分が除去され、増幅段136によって増幅され、ゲインコントローラ138でゲインコントロールされた後、バンドパスフィルタ140で不要な周波数成分が除去された後、出力端子142に供給され、これから図1に示す再送信アンテナ24に供給され、再送信される。
PLL発振回路116、180が第3及び第4の局部発振信号を発生するのに周波数基準信号が使用されている。即ち、1分岐器104によって分岐された周波数変換GPS信号と周波数基準信号とは、増幅段144によって増幅された後、第5のミキサ146に供給され、PLL発振回路148の電圧制御発振器150からの第5の局部発振信号によって周波数変換される。これら周波数変換された周波数変換GPS信号と周波数基準信号とのうち、周波数変換された周波数基準信号がバンドパスフィルタ152によって抽出され、増幅段154によって増幅され、第6のミキサ156に供給される。第6のミキサ156には電圧制御発振器150から第5の局部発振信号が供給されて、第6のミキサ156は、周波数変換された周波数基準信号を、元の周波数の周波数基準信号に復元する。このようにして周波数基準信号が検出される。
第6のミキサ156で復元された周波数基準信号は、増幅段158で増幅された後、PLL発振回路160のPLL回路162に供給され、PLL回路162は、この周波数基準信号に基づいて電圧制御発振器164を制御する。この電圧制御発振器164の発振信号は、周波数基準信号と周波数及び位相が一致したものとなるようにPLL回路162が電圧制御発振器164を制御している。この電圧制御発振器164の発振信号が、基準信号発生回路166に供給され、基準信号発生回路166が発生した周波数基準信号と周波数及び位相が一致した基準信号が、PLL発振回路116、180のPLL回路168、170に供給される。また、制御手段、例えばCPU172によってPLL回路168は制御され、基準信号発生回路166からの基準信号に基づいて電圧制御発振器118が周波数変換GPS信号を中間周波信号に周波数変換するための第3の局部発振信号を発生するように電圧制御発振器118を制御し、かつCPU172によってPLL回路170は制御され、基準信号発生回路166からの基準信号に基づいて電圧制御発振器182が中間周波信号をGPS信号に周波数変換するための第4の局部発振信号を発生するように電圧制御発振器182を制御する。なお、CPU172には、チャンネルステップスイッチ174の操作によって、周波数変換GPS信号と周波数基準信号が伝送される空きチャンネルが指定されており、CPU172は、この指定に応じてPLL回路168、170を制御する。なお、PLL発振回路148もPLL回路176と基準信号発生回路178とを有し、PLL回路176は、CPU172によって第5の局部発振信号を電圧制御発振器150が発生するように制御されている。
このように、この実施形態による衛星航法システム用信号の伝送システムによれば、周波数変換GPS信号と周波数基準信号とを、棟内共同受信システム1の空きチャンネルを利用して伝送しているので、混信等の影響を受けることなく、伝送し、再送信することが可能である。しかも、棟内共同受信システム1の空きチャンネルさえ検出できれば、その空きチャンネルを指定するようにダウンコンバータ18及びアップコンバータ22のチャンネルステップスイッチ88、174を操作すれば、後は空きチャンネルで周波数変換GPS信号と周波数基準信号とを伝送するために必要な設定は自動的に行われ、周波数変換GPS信号をGPS信号に周波数変換するために必要な設定も自動的に行われる。
上記の実施形態によれば、衛星航法システム用信号としてGPS信号を使用したが、これに限ったものではなく、欧州連合におけるGalileoやロシア共和国におけるGLONASS等の衛星航法システムで衛星から送信される信号を使用することもできる。
上記の実施形態では、ダウンコンバータ18ではGPS信号を中間周波信号に周波数変換した後、この中間周波信号を周波数変換GPS信号に周波数変換し、アップコンバータ22では、周波数変換GPS信号を中間周波信号に周波数変換し、中間周波信号をGPS信号に周波数変換したが、ダウンコンバータ18ではGPS信号を直ちに周波数変換GPS信号に周波数変換し、アップコンバータ22で周波数変換GPS信号をGPS信号に周波数変換することも可能である。
また、アップコンバータ22では、周波数基準信号を検出するために、周波数基準信号と周波数変換GPS信号とを周波数変換して、周波数変換された周波数基準信号を抽出して、これを再度周波数変換して周波数基準信号を得たが、例えば周波数変換GPS信号と周波数基準信号とをSAWフィルタに供給し、SAWフィルタによって周波数基準信号を抽出することもできる。
1 棟内共同受信システム
18 ダウンコンバータ(第1の周波数変換手段)
22 アップコンバータ(第2の周波数変換手段)
18 ダウンコンバータ(第1の周波数変換手段)
22 アップコンバータ(第2の周波数変換手段)
Claims (2)
- 衛星航法システム用信号を、共同受信システムで伝送可能な周波数の周波数変換衛星航法システム用信号に周波数変換して、前記共同受信システムに供給する第1の周波数変換手段と、
前記共同受信システムを介して伝送された前記周波数変換衛星航法システム用信号を受けて、元の衛星航法システム用信号に再周波数変換する第2の周波数変換手段とを、
具備し、
前記第1の周波数変換手段は、基準信号に基づく局部発振信号によって前記衛星航法システム用信号を前記周波数変換衛星航法システム用信号に周波数変換すると共に、前記基準信号に基づく周波数基準信号を生成し、前記周波数変換衛星航法用システム信号と前記周波数基準信号とは、前記共同受信システムで伝送可能な複数のテレビジョン放送用チャンネルのうち空きチャンネル内の異なる周波数にそれぞれ選択され、
前記第2の周波数変換手段は、前記共同受信システムを伝送された前記周波数基準信号に基づいて、前記共同受信システムを伝送された前記周波数変換衛星航法システム用信号を、元の衛星航法システム用信号に周波数変換する
衛星航法システム用信号伝送システム。 - 請求項1記載の衛星航法システム用信号伝送システムにおいて、前記第1の周波数変換手段は、前記基準信号を第1のPLL回路に供給することによって前記局部発振信号を発生し、前記基準信号を第2のPLL回路に供給することによって前記周波数基準信号を発生し、第2の周波数変換手段は、前記周波数基準信号を検出し、検出された周波数基準信号を第3のPLL回路に供給することによって発生させた局部発振信号を用いて前記周波数変換衛星航法システム用信号を元の衛星航法システム用信号に周波数変換する
衛星航法システム用信号伝送システム。
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