JPH08335830A - 駆動電流調整機能付きバッファ回路 - Google Patents

駆動電流調整機能付きバッファ回路

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JPH08335830A
JPH08335830A JP7141896A JP14189695A JPH08335830A JP H08335830 A JPH08335830 A JP H08335830A JP 7141896 A JP7141896 A JP 7141896A JP 14189695 A JP14189695 A JP 14189695A JP H08335830 A JPH08335830 A JP H08335830A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッファの駆動電流特性を、適用するシステ
ムに応じて最適な値に自動的に設定することができる駆
動電流調整機能付きバッファを提供する。 【構成】 本発明は、制御信号によって制御され負荷に
最適な駆動電流を供給するバッファ回路205と、バッ
ファ回路の入出力信号間の位相差を検出し、その位相差
に相当する電圧を出力する負荷検知回路206と、負荷
検知回路からの出力電圧によって、バッファ回路の駆動
電流を制御するための制御信号を発生する制御信号発生
回路208とから構成され、バッファ回路の遅延時間が
長くなるとバッファ回路の駆動電流が増加するように制
御し、遅延時間が短くなるとバッファ回路の駆動電流が
減少するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路に関す
るものであり、特に半導体集積回路(以下IC)からの
信号の出力特性の改善を図る出力バッファ回路とその周
辺回路の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICの出力部にはIC出力であ
る微弱な信号を、外部の負荷回路を駆動できるレベルに
まで増幅するための出力バッファ回路が設けられてい
る。出力バッファの駆動電流はトランジスタの寸法の大
小により決定される。このために、従来はバッファの設
計を行う際には、そのバッファに接続される外部負荷容
量を予想し、その外部負荷に電流を供給可能なバッファ
容量を得るために、トランジスタのパターンレイアウト
設計時にそのトランジスタの寸法を一意的に決定してい
た。
【0003】最近の電子装置、たとえば、パソコン等の
高速化や大規模化に伴い、かかるICの出力バッファ回
路にも、高速動作や駆動電流の増大が求められている。
更に、電子機器へのICの利用範囲が広がるにつれて、
このバッファ回路はさまざまな負荷容量に対応すること
が要求されている。しかし、従来は、上述のように出力
バッファの駆動電流はパターンレイアウト設計時に決定
されてしまうため、電子装置に後で付加される電子機器
(たとえば、パソコンボード)の負荷に応じて最適に出
力バッファの駆動電流を設定・変更することは困難であ
った。
【0004】近年では、パソコン等の電子機器において
は、図21に示されるようにRAMカードやROMカー
ド等の増設オプション14を後から付加するシステム
や、あるいは交流電源と電池等の直流電源との間で切り
替えが可能な多電源対応型のシステムが多く用いられる
ようになってきた。このような増設オプションシステム
においては、IC11にコネクタ13を用いて増設オプ
ション14を付加する時、増大する負荷容量を十分に駆
動できるバスドライバ12等を選定し、コネクタ13と
IC11との間に設けなければならず、装置の大型化お
よびコスト上昇をもたらしていた。すなわち、このよう
なシステムでは、バッファ設計時に後から追加される付
加容量を想定してバッファ容量が設計されているが、後
から追加される付加容量が設計値よりもオーバすると、
供給電流の遅延時間が大きくなり誤動作が増加し、ま
た、後からの追加がない場合でも交流電源と電池等の直
流電源との間で切り替えを行う場合はシステムの電源電
圧が変化しこの場合もまた誤動作が生じる等の弊害があ
った。
【0005】また、IC11を多電源対応型にするため
に、バッファを高速動作型のシステムに合わせて駆動電
流を予め高めに設定する場合は、低速動作型のシステム
で用いる際には駆動電流が必要以上に高いため、電源変
動が生じて誤動作等の問題を生じていた。逆にバッファ
を低速動作型のシステムに合わせて駆動電流を予め低め
に設定しておく場合、高速動作型のシステムではバッフ
ァの遅延時間が大きくなり、システムが所望の動作速度
で動作しなくなるという問題点があった。このように、
バッファに接続される負荷容量が適切でない場合は、バ
ッファの駆動電流を最適なものに変更する必要がある。
【0006】そのような、課題の解決例として、特開平
6−311016号公報に提案されている方法がある。
この方法は図22に示すように、CPUからの端子15
にパラレルに接続されたバッファ(1)〜(n)のうち
少なくとも一つが導通するようにスイッチング回路18
を制御回路19によって切り替えることによって、端子
16に接続された負荷に適切な負荷電流を供給するもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された出力バッファ回路によれば、バッファの
駆動電流を制御回路からの信号により設定・変更するこ
とはできるが、システムで要求されるICの動作速度を
満たしかつ電源変動で誤動作が生じないように、システ
ムの最大負荷容量と最小負荷容量とを考慮しつつ、スイ
ッチングする出力バッファ回路の数と制御回路の構成と
を設定しなければならない等の複雑な手続が出力バッフ
ァ回路の設計段階で必要となり、ICの設計期間が長期
化するという問題点がある。
【0008】また、一般に半導体基板上に構成されたバ
ッファの遅延時間は、ICへ供給される電源電圧変動や
ICが使用される環境の温度変動によっても変化し、そ
のため、図22に示す従来回路は、環境の温度変動によ
って遅延時間が変動し、従って、次段のICへの信号入
力タイミングにずれが生じ、システムの誤動作が生じる
弊害があった。
【0009】さらに、図22に示すバッファ回路では、
複数の出力バッファ回路をIC上に構成するためにIC
上に大きな面積を必要とするという問題点もある。
【0010】本発明は、かかる出力バッファ回路の問題
点を解決するためになされたもので、設計時点で駆動電
流調整機能付きバッファ回路をIC内に組み込んでお
き、電子機器の使用時にバッファの駆動電流を負荷の特
性に対して適応的にかつ最適にまた自動的に設定するこ
とによって、負荷の容量が変更された場合、ICの電源
が多電源対応型の場合、または電源電圧や温度等が変化
した場合でもそれらの影響を受けにくく、かつIC上に
占める面積の小さい出力バッファ回路を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動電流調整機
能付きバッファ回路は、制御信号によって制御され負荷
に最適な駆動電流を供給するバッファ回路と、前記バッ
ファ回路の入出力信号間の位相差を検出し、その位相差
に相当する電圧を出力する負荷検知回路と、前記負荷検
知回路からの出力電圧によって、前記バッファ回路の駆
動電流を制御するための制御信号を発生し、前記バッフ
ァ回路へ供給する制御信号発生回路とから構成される。
【0012】さらに、本発明の駆動電流調整機能付きバ
ッファ回路は、制御信号によって制御され負荷に最適な
駆動電流を供給するバッファ回路と、前記バッファ回路
の出力信号の立ち上がり波形もしくは立ち下がり波形か
ら得られる複数ビットの論理信号を出力する負荷検知回
路と、前記複数ビットの論理信号によって、前記バッフ
ァ回路の駆動電流を制御するための信号を発生し、前記
バッファ回路へ供給する制御信号発生回路とから構成さ
れる。
【0013】さらに、本発明の駆動電流調整機能付きバ
ッファ回路中の負荷検知回路は、位相差検出部と計数回
路とを含み、その前記位相差検出部は、動作点(閾値)
が異なる2組のインバータと、各インバータの出力が供
給されるXOR論理ゲートを含み、バッファ回路の出力
信号の立ち上がりまたは立ち下がりパルスの傾斜部の2
点間の位相差に相当するパルスを発生し、その計数回路
は位相差検出部で検出されたパルスのパルス数をカウン
タでカウントし、そのカウンタの最上位ビット(MS
B)が「0」→「1」に変化する度に各フリップフロッ
プのn個のいずれかのパラレル出力端子に論理値「1」
が出力するように構成される。
【0014】さらに、本発明の駆動電流調整機能付きバ
ッファ回路は、制御信号によって制御され負荷に最適な
駆動電流を供給するバッファ回路と、前記バッファ回路
の入力信号を一定時間遅延させた信号と前記バッファ回
路の出力信号との位相差によってパルス信号を発生する
負荷検知回路と、前記負荷検知回路の出力パルスによっ
て、前記バッファ回路の駆動電流を制御するための複数
ビットの論理信号をからなる制御信号を出力する制御回
路とから構成される。
【0015】さらに、本発明の駆動電流調整機能付きバ
ッファ回路は、入力信号および出力信号と負荷検知回路
との間に、イネーブル信号によって制御されるイネーブ
ル回路を備え、前記イネーブル回路は、前記イネーブル
信号が一方の論理信号(たとえば、論理値「1」)の場
合は、前記入力信号および出力信号を前記負荷検知回路
に入力させ、前記イネーブル信号が他方の論理信号(た
とえば、論理値「0」)の場合は、前記入力信号および
出力信号が前記負荷検知回路に入力させないように動作
し、それによって前記負荷検知回路から信号が出力され
ず、制御回路の複数ビットの論理信号の値が固定される
ために、バッファ回路の駆動電流が固定するように構成
される。
【0016】さらに、本発明の駆動電流調整機能付きバ
ッファ回路は、制御信号によって制御され負荷に最適な
駆動電流を供給するバッファ回路と、前記バッファ回路
の入力信号を一定の時間遅延させた信号と前記バッファ
回路の出力信号間の位相を検出し、その位相差に相当す
るパルス信号を出力する負荷検知回路と、前記負荷検知
回路のパルス信号を計数し、複数ビットの論理信号を出
力する計数回路と、前記複数ビットの論理信号によっ
て、前記バッファ回路の駆動電流を制御する制御信号を
発生する駆動電流制御信号発生回路とから構成される。
【0017】さらに、本発明の駆動電流調整機能付きバ
ッファ回路中の計数回路は、1つのカウンタと複数のフ
リップフロップとから構成され、バッファ回路の入出力
信号間の位相差をディジタル的に前記カウンタでカウン
トし、そのカウンタの最上位ビット(MSB)が各フリ
ップフロップの入力端子に入力され、前記カウンタのカ
ウント値がそれぞれのフリップフロップに割当てられた
所定の閾値を超える度に各フリップフロップのn個のい
ずれかのパラレル出力端子に論理値「1」が出力される
ように構成される。
【0018】さらに、本発明の駆動電流調整機能付きバ
ッファ回路は、前記負荷検知回路内に設けられた遅延素
子および容量と抵抗から構成されるフィルタ回路を半導
体集積回路の外部に配置するように構成される。
【0019】
【作用】本発明においては、バッファ回路は制御信号に
よって制御され負荷に最適な駆動電流を供給し、負荷検
知回路はバッファ回路の入出力信号間の位相を検出し、
その位相差に相当する電圧を出力し、制御信号発生回路
は負荷検知回路からの出力電圧によって、バッファ回路
の駆動電流を制御するための制御信号を発生して、バッ
ファ回路の遅延時間が長くなると、バッファ回路の駆動
電流を増加させ、遅延時間が短くなると、バッファ回路
の駆動電流を減少させるようにバッファ回路を制御す
る。
【0020】さらに、本発明においては、バッファ回路
は制御信号によって制御され負荷に最適な駆動電流を供
給し、負荷検知回路はバッファ回路の出力信号の立ち上
がり波形もしくは立ち下がり波形から得られる複数ビッ
トの論理信号を出力し、制御信号発生回路は、複数ビッ
トの論理信号によって、バッファ回路の駆動電流を制御
するための信号を発生しバッファ回路の出力信号の立ち
上がり時間もしくは立ち下がり時間が長くなると多くの
論理ビットを発生しバッファ回路の駆動電流を増加さ
せ、立ち上がり時間もしくは立ち下がり時間が短くなる
と少ない論理ビットを発生しバッファ回路の駆動電流を
減少させるようにバッファ回路を制御する。
【0021】さらに、本発明においては、駆動電流調整
機能付きバッファ回路の負荷検知回路中に位相差検出部
と計数回路とを含み、位相差検出部は、動作点(閾値)
が異なる2組のインバータと、各インバータの出力が供
給されるXOR論理ゲートを含み、バッファ回路の出力
信号の立ち上がりまたは立ち下がりパルスの傾斜部の2
点間の位相差に相当するパルスを発生し、計数回路は位
相差検出部で検出されたパルスのパルス幅をディジタル
的にカウンタでカウントし、そのカウンタの最上位ビッ
ト(MSB)が各フリップフロップの入力端子に入力さ
れ、カウンタのカウント値がそれぞれのフリップフロッ
プに割当てられた所定の閾値を超える度に各フリップフ
ロップのn個のいずれかのパラレル出力端子に論理値
「1」が出力する。
【0022】さらに、本発明においては、バッファ回路
は制御信号によって制御され負荷に最適な駆動電流を供
給するように動作し、負荷検知回路はバッファ回路の入
力信号を一定時間遅延させた信号とバッファ回路の出力
信号との位相差に相当するパルス信号を発生し、制御回
路は負荷検知回路の出力パルスによって、複数ビットの
論理信号を出力し、バッファ回路の入力信号を一定時間
遅延させた信号とバッファ回路の出力信号との位相差が
大きくなると多くの論理ビットを発生しバッファ回路の
駆動電流を増加させ、位相差が小さくなると少ない論理
ビットを発生しバッファ回路の駆動電流を減少させるよ
うにバッファ回路を制御する。
【0023】さらに、本発明においては、入力信号およ
び出力信号と負荷検知回路との間にイネーブル信号によ
って制御されるイネーブル回路を備え、そのイネーブル
回路は、イネーブル信号が一方の論理信号(たとえば、
論理値「1」)の場合は、前記入力信号および出力信号
を前記負荷検知回路に入力させ、前記イネーブル信号が
他方の論理信号(たとえば、論理値「0」)の場合は、
前記入力信号および出力信号が前記負荷検知回路に入力
させないように動作する。それによって、イネーブル信
号が他方の論理信号(たとえば、論理値「0」)の場合
は、前記負荷検知回路から信号が出力されず、制御回路
の複数ビットの論理信号の値が固定されるために、バッ
ファ回路の駆動電流が固定される。
【0024】さらに、本発明においては、バッファ回路
は制御信号によって制御され負荷に最適な駆動電流を供
給するように動作し、負荷検知回路はバッファ回路の入
力信号を一定の時間遅延させた信号とバッファ回路の出
力信号間の位相を検出し、その位相差に相当するパルス
信号を出力し、計数回路は負荷検知回路のパルス信号を
計数し、複数ビットの論理信号を出力し、駆動電流制御
信号発生回路は複数ビットの論理信号によって、制御信
号を発生し、バッファ回路の入力信号を一定時間遅延さ
せた信号とバッファ回路の出力信号との位相差が大きく
なると多くの論理ビットを発生しバッファ回路の駆動電
流を増加させ、位相差が小さくなると少ない論理ビット
を発生しバッファ回路の駆動電流を減少させるようにバ
ッファ回路を制御する。
【0025】さらに、本発明においては、1つのカウン
タと複数のフリップフロップとから構成された計数回路
は、バッファ回路の入出力信号間の位相差をディジタル
的にカウンタでカウントし、そのカウンタの最上位ビッ
ト(MSB)が各フリップフロップの入力端子に入力さ
れ、カウンタのカウント値が「0」→「1」に変化する
度に各フリップフロップのn個のいずれかのパラレル出
力端子に論理値「1」を出力する。
【0026】さらに、負荷検知回路内に設けられた遅延
素子および容量と抵抗から構成されるフィルタ回路を半
導体集積回路の外部に配置することによって、温度変化
の影響を小さくすることができる。
【0027】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図1を用
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例による駆動
電流調整機能付きバッファ回路の構成を示す図である。
この回路においては、図示されていない電子機器の内部
回路から送出された信号が入力する入力端子15と外部
回路の負荷に電力を供給する出力端子16との間に、バ
ッファ回路205が接続されている。バッファ回路20
5は、ICの内部に設けられた負荷検知回路206と駆
動電流制御信号発生回路208によって制御される。こ
の負荷検知回路206と駆動電流制御信号発生回路20
8から構成される制御回路は、負荷検知回路206にお
いて、信号201と信号202を入力とし、信号201
と信号202との位相差をアナログ量として電圧に変換
し信号207として出力し、駆動電流制御信号発生回路
208において、信号207を入力とし、その信号に応
じた駆動電流調整信号203と信号204を出力バッフ
ァ205へ伝搬するように構成される。
【0028】以下、詳細に個々の回路の動作について説
明する。図2はバッファ回路205の構成の一例を示
す。バッファ回路205はCMOSインバータであるプ
リドライバ209とPチャネルトランジスタ210、2
11、Nチャネルトランジスタ212、213で構成さ
れる。プリドライバ209は入力信号201の信号を反
転させてPチャネルトランジスタ211およびNチャネ
ルトランジスタ212のゲートへ伝搬させるものであ
る。Pチャネルトランジスタ211とNチャネルトラン
ジスタ212はプリドライバ209からの出力信号20
2を出力するためのものである。Pチャネルトランジス
タ210とNチャネルトランジスタ213はそれぞれP
チャネルトランジスタ211とNチャネルトランジスタ
212から出力される電流を制御するためのトランジス
タである。本回路の構成によれば、Pチャネルトランジ
スタ210及びNチャネルトランジスタ213のソース
・ドレイン間を流れる電流量を信号203及び204の
電圧により制御することができ、信号202が供給され
る負荷への駆動電流を変化させることができる。
【0029】図3は、負荷検知回路206の構成の一例
を示す図である。図3において、負荷検知回路206に
は、信号201と信号202とが入力する。信号201
は遅延素子214によってほぼバッファ回路205の遅
延量に等しい時間遅延され信号254が供給される。位
相比較器215は、信号202と信号254との位相差
に等しい幅のパルスを信号216もしくは信号217と
して出力する。チャージポンプ回路218は、信号21
6もしくは信号217のパルス信号に応じて電圧信号2
07を供給する。容量219と抵抗220からなるフィ
ルタは、信号207を充放電する際の信号波形のリンギ
ングを防ぐ働きをする。
【0030】この第1の実施例の構成によれば、図1の
信号202が印加される負荷によって生じる信号201
から信号202までのバッファ回路205中の信号の遅
延時間が、遅延素子214の遅延時間より長い場合は、
両者の差に等しい幅のパルス信号216が出力される。
これによって、チャージポンプ回路218は、信号25
4から信号202までの遅延時間分に相当して信号20
7を昇圧する。一方、信号201から信号202までの
バッファ回路205中の遅延時間が、遅延素子214の
遅延時間より短い場合は、両者の差に等しい幅のパルス
信号217が出力される。これによって、チャージポン
プ回路218は、信号207の電圧を信号202から信
号254までの遅延時間分に相当する電圧だけ降圧す
る。すなわち、負荷検知回路206は、信号201から
信号202までのバッファ回路205による遅延時間を
電圧に変換し信号207として出力する働きをする。
【0031】次に、負荷検知回路206の回路中の位相
比較器215についてさらに詳細に説明する。図4は位
相比較器215の一例を示す図である。位相比較器21
5においては、信号254と信号202の位相を比較
し、信号202の位相が信号254の位相より遅れてい
る場合、位相差に比例したパルス幅の信号を信号216
として出力する。また、信号202の位相が信号254
の位相より進んでいる場合、その位相差に比例したパル
ス幅の信号を信号217として出力する。
【0032】図5は、図3中のチャージポンプ回路21
8の一例を示す図である。チャージポンプ回路218に
おいては、信号216はドライバ243を介してPチャ
ネルトランジスタ245のゲートに入力される。一方、
信号217はCMOSインバータ244を介してNチャ
ネルトランジスタ246のゲートに入力される。本回路
の構成によれば、パルス信号216が入力する場合、パ
ルス信号の幅に比例する電荷がPチャネルトランジスタ
245により信号207に供給され信号207の電圧を
上昇させる。一方、パルス信号217が入力する場合、
パルス信号207の幅に比例する電荷がNチャネルトラ
ンジスタ246を介して放電され、信号207の電圧を
降下させる。以上のように、チャージポンプ回路218
においては、パルス信号216あるいはパルス信号21
7の幅によって信号207の電圧が決定される。
【0033】図6は、図1中の駆動電流制御信号発生回
路208の一例を示す図である。本回路はPチャネルト
ランジスタ222、225とNチャネルトランジスタ2
23、224、226によってカレントミラー型の回路
を構成している。信号207はNチャネルトランジスタ
223のゲートに印加されており、信号207の電圧が
上がるとNチャネルトランジスタ223のソース・ドレ
イン間を流れる電流が増加し、信号203の電圧が下が
る。さらに、信号203はPチャネルトランジスタ22
5のゲートに印加されているので信号203の電圧が下
がるとPチャネルトランジスタ225のソース・ドレイ
ン間を流れる電流が増加し、信号204の電圧が上が
る。逆に信号207の電圧が下がると逆の動作となり、
信号203の電圧は上がり、信号204の電圧は下が
る。
【0034】以上、図1〜図5を用いて説明したような
回路の構成によって、端子16における負荷量が大き
く、バッファ回路205の遅延時間が遅延素子214の
遅延時間より長い場合、負荷検知回路206により信号
207の電圧が上がり、駆動電流制御信号発生回路20
8によって信号203の電圧は下がり、信号204の電
圧は上がることによって、結果としてバッファ回路20
5の端子16に接続されている負荷へ供給される駆動電
流が増加する。
【0035】また、端子16における負荷量が小さく、
バッファ回路205の遅延時間が遅延素子214の遅延
時間より短い場合、負荷検知回路206により信号20
7の電圧が下がり、駆動電流制御信号発生回路208に
よって信号203の電圧は上がり、信号204の電圧は
下がることによって、結果としてバッファ回路205の
端子16に接続されている負荷に供給される駆動電流を
減少させる。この図1の系は最終的に信号201から信
号202までのバッファ回路205による遅延時間が、
遅延素子214の遅延時間と常に等しくなるようにフィ
ードバックが行われ、バッファ回路の駆動電流が調整さ
れる。
【0036】(実施例2)図7は、本発明の第2の実施
例による駆動電流調整機能付きバッファ回路の構成を示
す図である。この回路は、図示されていない電子機器の
内部回路から送出された信号が入力する入力端子15と
外部回路の負荷に電力を供給する出力端子16との間
に、バッファ回路205が接続されている。この駆動電
流調整機能付きバッファ回路は、信号202を入力と
し、信号202の立ち上がり時間もしくは立ち下がり時
間をnビットのディジタル量に変換し信号229として
出力する負荷検知回路227と、信号229を入力とし
その信号に応じた駆動電流制御信号を信号203と信号
204として出力する駆動電流制御信号発生回路228
をIC内部に備えている。第2の実施例のバッファ回路
205は第1の実施例におけるバッファ回路205と同
一の構成であり、同一の動作を行うものである。従っ
て、詳細な説明は省略する。
【0037】図8は、第2の実施例の負荷検知回路22
7の構成の一例を示す図である。この負荷検知回路22
7においては、信号202は動作点(閾値)の異なる2
種類のCMOSインバータ230とCMOSインバータ
231に入力される。CMOSインバータ230とCM
OSインバータ231はそれぞれの同一の特性のインバ
ータが直列の2段構成になっている。CMOSインバー
タ230及び231の出力信号はXOR論理ゲート23
2に入力される。XOR論理ゲート232の出力は、あ
る一定幅以上のパルスのみ次段に伝達するフィルタ回路
233に入力され、その出力パルス数が計数回路234
によって計数されカウント数によって出力論理を決定し
保持するするように構成される。
【0038】負荷検知回路227における負荷の大きさ
の検出原理は以下の通りである。図9は、図7の負荷検
出回路227における負荷の大小を検出する原理を説明
するタイミングチャートである。図9の(a)は信号2
02の信号波形の立ち上がりもしくは立ち下がりの変化
を示す。この信号202の電圧波形が閾値の高いCMO
Sインバータ230と閾値の低いCMOSインバータ2
31に入力すると、信号202の立ち上がり時には、信
号202の電圧が「L」のレベルに到達すると、まずC
MOSインバータ231が信号202の電圧を検出し、
図9の(b)のような電圧を発生し信号252として出
力する。次に、信号202の電圧がさらに上昇し「H」
のレベルになると、今度はCMOSインバータ230が
信号202の電圧を検出し、図9の(c)のような電圧
を発生し信号253として出力する。この図9の(b)
および(c)の電圧をXOR論理ゲート232に入力す
ると、CMOSインバータ230の出力とCMOSイン
バータ231の出力との位相差に相当する図9の(d)
のようなパルス電圧が信号235として出力される。信
号202の電圧が下降する場合も図9に図示されるが、
動作は同様であるのでその説明を省略する。このパルス
は信号202の電圧が変化する毎に、すなわち、負荷の
電流が変化する毎に発生する。
【0039】図8中のフィルタ233と計数回路234
は、XOR論理ゲート232の出力パルス数を検出する
回路である。図10は、フィルタ回路233の一例を示
す図である。フィルタ回路233においては、信号23
5が一端が接地された容量238と抵抗237との直列
回路に印加され、およびCMOSインバータ239、2
40が直列に2段接続された回路に印加されている。こ
のフィルタ回路233は、CMOSインバータ239の
閾値を調節しておくことによって、信号235に入力さ
れたパルス信号のパルス幅が一定値以上のときのみ信号
235をパルス信号236として伝達し、それ以下のパ
ルス幅の時はパルス信号235を伝達しないように構成
される回路である。
【0040】図11は、図8中の計数回路234の一例
を示す図である。この計数回路234においては、パル
ス信号236がカウンタ250に入力され、そのカウン
タ250の最上位ビット(MSB)出力であるパルスを
クロック入力とするn個のフリップフロップ251によ
って構成される。本構成によってパルス信号236のパ
ルス数に従ってQ1〜Qnにnビットの信号229が出
力される。
【0041】図12は、信号236のパルスをカウント
しQ1〜Qnの信号229を出力する信号の論理関係を
示す図である。図12において、mはパルス信号236
のパルス数を示し、Th(1)はカウンタ250にあら
かじめ定められたカウンタ250の最上位ビット(MS
B)に論理値「1」が現れるまでのパルス数、Th
(2)はフリップフロップ251−1の出力に論理値
「1」が現れるまでのパルス数、同様にTh(n−1)
はフリップフロップ251−nの出力に論理値「1」が
現れるまでのパルス数である。例えば、Th(1)を
4、Th(2)を8、Th(3)を12・・・・とする
と、信号236のパルス数mが4の時にカウンタ250
のMSB端子に論理値「1」が現れ、このためにフリッ
プフロップ251−1のQ1に論理値「1」が現れ、次
に、mが8(Th(2))になると、カウンタ250の
MSB端子にさらに2回目の論理値「1」が現れ、この
ために、フリップフロップ251−2のQ2に論理値
「1」が現れ、さらに、mが12(Th(3))になる
と、カウンタ250のMSB端子にさらに3回目の論理
値「1」が現れ、このために、フリップフロップ251
−3のQ3に論理値「1」が現れる。このようにして、
信号236のパルス数mが増加していくと、フリップフ
ロップ251のQ1〜Qn端子に論理値「1」が次々に
現れるようになる。
【0042】図13は、図7中の駆動電流制御信号発生
回路228の一例を示す図である。駆動電流制御信号発
生回路228においては、負荷検知回路227で発生さ
れたnビットのパラレル信号が入力され、それぞれのn
個のPチャネルトランジスタ239のゲートに入力す
る。このn個のPチャネルトランジスタ239とNチャ
ネルトランジスタ240の回路は、Pチャネルトランジ
スタ241とNチャネルトランジスタ242の回路との
間でカレントミラー回路を構成している。駆動電流制御
信号発生回路228においては、信号229のnビット
に論理値「0」が多い間は、ON状態になるPチャネル
トランジスタ239の個数が多く、Pチャネルトランジ
スタ239のソース・ドレイン間を流れる電流の合計が
増加することによって信号203の電圧が上昇する。さ
らに信号203がPチャネルトランジスタ241のゲー
トに印加されているので、Pチャネルトランジスタ24
1のソース・ドレイン間を流れる電流が減少し信号20
4の電圧が下降する。逆に、信号229のnビットにの
論理値「1」が多くなると逆の動作によって信号203
の電圧は下がり、信号204の電圧は上がる。
【0043】この第2の実施例でも第1の実施例と同様
に負荷検知回路227の出力信号は駆動電流制御信号発
生回路228を介してバッファ回路205にフィードバ
ックされ、駆動電流を自動的に調整する機構になってい
るため、パルス信号236のパルス数が大きくなるとそ
れに従ってバッファ回路205の駆動電流も大きくな
る。駆動電流が大きくなると、遅延が少なくなり、従っ
てパルス幅が狭くなる。そのために、信号235のパル
スを所望の立ち上がり時間もしくは立ち下がり時間に対
応したパルス幅以下の幅のパルス信号が伝達されないよ
うにフィルタ回路233を設けることによって、信号2
02の立ち上がり時間もしくは立ち下がり時間が所定の
値になる時点で信号229の論理値(出力)は一定の値
に固定される。
【0044】以上、図7〜図13を用いて説明した回路
構成によって、出力端子16に接続された負荷が大き
く、バッファ回路205の出力信号の立ち上がり時間も
しくは立ち下がり時間が所望の値よりも長い場合、負荷
検知回路227によりnビットの信号229に論理値
「1」が増加し、駆動電流制御信号発生回路228によ
って信号203の電圧が下がり、信号204の電圧は上
がることによりバッファ回路205の駆動電流が増加す
る。この動作は、バッファ回路205の出力信号の立ち
上がり時間もしくは立ち下がり時間が所望の値になるま
で、つまり信号229の論理が一定の値に固定されるま
で、フィルタ回路233によって、連続的に行われ、バ
ッファ回路205の駆動電流の自動的な調整が行われ
る。
【0045】(実施例3)図14は、本発明の第3の実
施例による駆動電流調整機能付きバッファ回路の構成を
示す図である。この回路は、図示されていない電子機器
の内部回路から送出された信号が入力する入力端子15
と外部回路の負荷に電力を供給する出力端子16との間
に、バッファ回路205が接続されている。さらに、バ
ッファ回路305の出力信号202と入力信号201の
位相差に応じたパルスを信号216および信号217に
出力する負荷検知回路303と、信号216および信号
217によってバッファ回路305の駆動電流を制御す
る信号229を出力する制御回路304とを備えてい
る。バッファ回路305は、駆動電流が同一である常時
アクティブなバッファとトライステートバッファTS1
〜TSnを複数段備えている。
【0046】図15は、図14中の負荷検知回路303
の回路例を示す図である。この負荷検知回路303は、
入力端子15に入力された信号201を一定時間だけ遅
延させる遅延素子214と、遅延素子214を通り遅延
された信号254と出力端子16に出力された信号20
2の位相を比較する位相比較器215から構成される。
この位相比較器215は図3の負荷検知回路中で用いた
位相比較器215と同一の構成であり、同一の動作を行
う。図15の負荷検知回路は、図14中の入力端子15
から入力された信号201を一定時間だけ遅延させた信
号254を基準信号とした場合、信号254より信号2
02の位相が遅れている場合には信号216にパルスを
出力し、信号254より信号202の位相が進んでいる
場合には信号217にパルスを出力する。
【0047】また、図16は負荷検知回路303の他に
実施例を示す図である。図16においては、信号201
は遅延素子214に印加されると同時に、AND回路の
共通入力点にも印加される。一方、遅延素子214の出
力254は第1のAND回路に直接およびインバータを
介して第2のAND回路に入力される。また、信号20
2は、第2のAND回路に直接およびインバータを介し
て第1のAND回路に入力される。その動作は図16に
示したのと同様に、信号254より信号202の位相が
遅れている場合には信号216にパルスを出力し、信号
254より信号202の位相が進んでいる場合には信号
217にパルスを出力する。
【0048】図17は、図14の制御回路304の回路
例を示す図である。制御回路304は、負荷検知回路3
03から与えられる信号216のパルスでシフトアップ
し、信号217のパルスでシフトダウンするnビットの
シフトレジスタであり、レジスタの内容は信号229よ
り出力される。制御回路304より出力されるnビット
の信号229の状態に応じて、各トライステートバッフ
ァTS1〜TSnをアクティブまたはディスエーブル状
態に切り替える。アクティブにされるトライステートバ
ッファの数を増やすことによって負荷へ供給される電流
が増加する。
【0049】このような構成によって、この第3の実施
例は次のように動作する。出力端子16に接続される負
荷309の負荷量が大きく、そのためバッファ回路30
5の出力信号202の遅延時間が遅延素子214からの
信号の遅延時間より大きい場合、負荷検知回路303に
より信号216にパルスが出力され、制御回路304に
よってnビットの信号229の論理値「1」が1つ増加
して、バッファ回路305中のトライステートバッファ
TS1〜TSnの中でアクティブ状態の素子が1素子増
加することにより駆動電流を増加させる。
【0050】また、出力端子16に接続される負荷30
9の負荷量が小さく、バッファ回路305の出力信号2
02の遅延時間が遅延素子214から出力される遅延時
間より短い場合、負荷検知回路303により信号217
にパルスが出力され、制御回路304によってnビット
の信号229の論理値「0」が1つ増加して、バッファ
回路305の有するトライステートバッファTS1〜T
Snの中でアクティブ状態の素子が1素子減少すること
により駆動電流を減少させる。そして、最終的に信号2
01から信号202までのバッファ回路305による信
号の遅延時間が、遅延素子214の遅延時間と常に等し
くなるようにバッファ回路305の駆動電流が調整され
る。
【0051】(実施例4)図18は、本発明の第4の実
施例による駆動電流調整機能付きバッファ回路の構成例
を示す図である。第3の実施例と異なる点は、信号20
1および信号202と負荷検知回路303との間にイネ
ーブル回路352を備えている点である。第3の実施例
においては、バッファ回路305の駆動電流は、設計時
に設定された最小の駆動電流から最大の駆動電流まで、
トライステートバッファ1個を単位として変化する。こ
のため遅延素子214の遅延時間が、バッファ回路30
5の有するトライステートバッファがs個のアクティブ
(sは0以上n未満)の場合のバッファ回路305の遅
延時間とs+1個アクティブの場合のバッファ回路30
5の遅延時間との間に位置する場合、バッファ回路30
5は、動作中に駆動電流の増減が繰り返され、安定した
駆動電流が得られない。また、バッファ回路305の遅
延時間が遅延素子214の遅延時間と等しくなり駆動電
流が安定している場合においても、信号202にノイズ
によるパルスが重畳した場合、このパルスにより負荷検
知回路303が誤動作し駆動電流が一時的に変わること
があり、安定した駆動電流の出力を得られない。このよ
うな問題を解決するため、この実施例においては、イネ
ーブル端子354に入力されたイネーブル信号353の
論理により信号201および信号202が負荷検知回路
303に送出しないように制御できるイネーブル回路3
52を設けた。
【0052】このイネーブル回路352は、イネーブル
信号353が論理値「1」のときは信号201と信号2
02をそのままの状態で負荷検知回路303に与え、イ
ネーブル信号353が論理値「0」のときは負荷検知回
路303の入力に常時「0」を与える回路である。この
ような構成としたことによって、イネーブル信号353
が論理値「1」のときは、この第4の実施例は第3の実
施例と同一の動作をする。これに対し、イネーブル信号
353が論理値「0」のときは負荷検知回路303に入
力される信号は常時0となり、負荷検知回路303から
信号216と信号217にパルス信号が出力されない。
制御回路304は信号216および信号217よりパル
ス信号が入力されないので、出力信号229の論理値は
一定の値に固定され、バッファ回路305の駆動電流は
一定値に固定される。このことにより、イネーブル信号
353を論理値「1」から「0」に変化させバッファ回
路の駆動電流を固定し、ノイズに強く安定した駆動電流
の出力を得ることができる。
【0053】(実施例5)図19は、本発明の第5の実
施例による駆動電流調整機能付きバッファ回路の構成を
示す図である。図7に示される第2の実施例と異なる点
は、第2の実施例では負荷検知回路227は出力信号2
02の立ち上がり時間もしく立ち下がり時間をnビット
のディジタル量に変換し信号229に出力していたのに
対し、この第5の実施例では負荷検知回路227を負荷
検知回路303と計数回路234で構成し、入力信号2
01と出力信号202の位相差をnビットのディジタル
量に変換し信号229を出力するようにした点である。
ここで、この実施例の負荷検知回路303は第3の実施
例の負荷検知回路303と、計数回路234は図8の計
数回路234と同一の構成であり、同一の動作を行う。
【0054】このような回路構成としたことで、第5の
実施例は次のように動作する。出力端子16に接続され
る負荷309の負荷量が大きく、バッファ回路305の
出力信号202の遅延時間が遅延素子214の遅延時間
より長い場合、負荷検知回路303により信号216に
パルスが出力され、制御回路304によってnビットの
信号229に論理値「1」が増加し、駆動電流制御信号
発生回路228によって信号203の電圧が下がり、信
号204の電圧が上がることによりバッファ回路205
の駆動電流が増加する。この動作は、バッファ回路30
5の出力信号202の遅延時間が遅延素子214の遅延
時間より短くなり、最終的に信号229の論理出力が一
定値に固定されるまで連続して行われ、バッファ回路2
05の駆動電流の自動的な調整が行われる。
【0055】(実施例6)図20は本発明の第6の実施
例による駆動電流調整機能付きバッファ回路の構成例を
示す図である。第1〜第5の実施例においては、出力バ
ッファ回路の遅延時間や立ち上がり立ち下がり時間の基
準となっているフィルタ回路および遅延素子はIC内部
に構成されていた。このため、ICの温度や電源電圧が
変動すると基準となるべき遅延素子の遅延時間もしくは
フィルタに用いられるコンデンサの容量および抵抗の抵
抗値も変動してしまう。この問題を解決するため、第6
の実施例においては、フィルタ回路を温度変化の影響を
受けないようにICの外部に配置する。これによって、
温度変化に対して安定な出力バッファ特性を得ることが
できる。
【0056】上述した実施例はいずれも一例であり、本
発明を限定するものではない。例えば、実施例では出力
バッファについてその特性を調整しているが、双方向に
信号を入出力するバッファに対しても本発明を適用する
ことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の駆動電流
調整機能付きバッファ回路によれば種々の方法によって
負荷量を検知し、負荷の情報を出力バッファ回路にフィ
ードバックすることによって、適用するシステムに応じ
て最適な出力特性を得ることが可能であり、電子機器に
対して増設オプション等の付加を行っても、自動的に負
荷容量の変更に対して最適のバッファ駆動電流を適応的
に得ることができる。
【0058】本発明においては、バッファ回路の入出力
信号間の位相を検出することによって、バッファ回路の
遅延時間が長くなると、バッファ回路の駆動電流を増加
させ、遅延時間が短くなると、バッファ回路の駆動電流
を減少させるようにバッファ回路を制御することによっ
て、負荷容量の変更に適応的に最適のバッファ駆動電流
を得ることができる。
【0059】さらに、本発明においては、バッファ回路
の出力信号の立ち上がり波形もしくは立ち下がり波形か
ら得られる複数ビットの論理信号を出力し、バッファ回
路の出力信号の立ち上がり時間もしくは立ち下がり時間
が長くなるとバッファ回路の駆動電流を増加させ、立ち
上がり時間もしくは立ち下がり時間が短くなるとバッフ
ァ回路の駆動電流を減少させるようにバッファ回路を制
御することによって、負荷容量の変更に対して適応的に
最適のバッファ駆動電流が得られる。
【0060】さらに、本発明においては、動作点(閾
値)が異なる2種類のそれぞれ直列に接続されたインバ
ータと、その2つのインバータの出力が入力されるXO
R論理ゲートを用いて、バッファ回路の出力信号の立ち
上がりまたは立ち下がりパルスの傾斜部の2点間の位相
差をディジタル的に検出することによって、正確な位相
検出が可能となる。
【0061】さらに、本発明においては、バッファ回路
の入力信号を一定時間遅延させた信号とバッファ回路の
出力信号との位相差によってパルス信号を発生し、この
パルス信号によって、複数ビットの論理信号を出力する
ことによって、正確な位相検出が可能となる。
【0062】さらに、本発明においては、イネーブル信
号によって制御されるイネーブル回路を用いることによ
って、入力信号および出力信号を負荷検知回路に導きま
たは阻止することによってバッファ回路の駆動電流を固
定することも可能となる。
【0063】さらに、本発明においては、バッファ回路
の入力信号を一定の時間遅延させた信号とバッファ回路
の出力信号間の位相を検出し、その位相差に相当するパ
ルス信号を出力し、そのパルス信号を計数し複数ビット
の論理信号を出力することによって、正確な位相検出が
可能となる。
【0064】さらに、本発明においては、バッファ回路
の入出力信号間の位相差をディジタル的にカウンタでカ
ウントし、そのカウンタの最上位ビット(MSB)が各
フリップフロップの入力端子に印加され、カウンタのカ
ウント値がそれぞれのフリップフロップに割当てられた
所定の閾値を超える毎に各フリップフロップのn個のい
ずれかのパラレル出力端子に論理値「1」を出力するこ
とによって正確な位相検出が可能となる。
【0065】さらに、負荷検知回路内に設けられた遅延
素子および容量と抵抗から構成されるフィルタ回路を半
導体集積回路の外部に配置することによって、温度の変
化の影響を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による駆動電流調整機
能付きバッファ回路の構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1実施例のバッファ回路の構成例
を示す図である。
【図3】 本発明の第1実施例の負荷検知回路の構成例
を示す図である。
【図4】 本発明の第1実施例の位相比較器の構成例を
示す図である。
【図5】 本発明の第1実施例のチャージポンプ回路の
構成例を示す図である。
【図6】 本発明の第1実施例の駆動電流制御信号発生
回路の構成例を示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施例による駆動電流調整機
能付きバッファ回路の構成を示す図である。
【図8】 本発明の第2実施例の負荷検知回路の構成例
を示す図である。
【図9】 本発明の第2実施例の負荷検知回路における
負荷検出の原理を示す図である。
【図10】 本発明の第2実施例のフィルタ回路の構成
例を示す図である。
【図11】 本発明の第2実施例の計数回路の構成例を
示す図である。
【図12】 図12中の計数回路の入力パルス数と出力
ビット論理値「1」との関係を示す図である。
【図13】 本発明の第2実施例の駆動電流制御信号発
生回路の構成例を示す図である。
【図14】 本発明の第3実施例の駆動電流調整機能付
きバッファ回路の構成を示す図である。
【図15】 本発明の第3の実施例による負荷検知回路
の構成を示す図である。
【図16】 本発明の第3実施例の負荷検知回路の第2
回路例を示す図である。
【図17】 本発明の第3実施例の制御回路の回路例を
示す図である。
【図18】 本発明の第4の実施例による駆動電流調整
機能付きバッファ回路の構成を示す図である。
【図19】 本発明の第5の実施例による駆動電流調整
機能付きバッファ回路の構成を示す図である。
【図20】 本発明の第6の実施例による駆動電流調整
機能付きバッファ回路の構成を示す図である。
【図21】 従来のバッファ駆動電流切替回路を用いた
集積回路装置に複数の増設オプションを付加するする時
の接続関係を示す図である。
【図22】 従来のバッファ駆動電流切替回路を示す図
である。
【符号の説明】
15 入力端子 16 出力端子 205、305 バッファ回路 304 制御回路 201〜204、207、216、217、221 信
号 229、235、236、249、252、253、2
54 信号 353 イネーブル信号 206、227、303 負荷検知回路 208、228 駆動電流制御信号発生回路 209 プリドライバ 210、211、222、225 Pチャネルトランジ
スタ 239、241、245 Pチャネルトランジスタ 212、213、223、224、226 Nチャネル
トランジスタ 240、242、246 Nチャネルトランジスタ 214 遅延素子 215 位相比較器 218 チャージポンプ回路 219、237 抵抗 220、238 容量 230、231、239、240、243 CMOSイ
ンバータ 232 XOR論理セル 233 フィルタ回路 234 計数回路 244 ドライバ 247 半導体集積回路(IC) 248 外部に接続されるフィルタ回路もしくは遅延素
子 250 カウンタ 251 Dフリップフロップ 309 負荷回路 352 イネーブル回路 353 イネーブル端子 TS1,TS2,・・・,TSn トライステートバッ
ファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富岡 一郎 相模原市宮下一丁目1番57号 三菱電機株 式会社相模事業所内 (72)発明者 村上 英二 伊丹市中央3丁目1番17号 三菱電機セミ コンダクタソフトウェア株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号によって制御され負荷に最適な
    駆動電流を供給するバッファ回路と、 前記バッファ回路の入出力信号間の位相を検出し、その
    位相差に相当する電圧を出力する負荷検知回路と、 前記負荷検知回路からの出力電圧によって、前記バッフ
    ァ回路の駆動電流を制御するための制御信号を発生し、
    前記バッファ回路へ供給する制御信号発生回路とを備
    え、 前記制御信号発生回路は、前記バッファ回路の入出力間
    の遅延時間が長くなると、前記バッファ回路の駆動電流
    が増加するように制御し、入出力間の遅延時間が短くな
    ると、前記バッファ回路の駆動電流が減少するように前
    記バッファ回路を制御することを特徴とする駆動電流調
    整機能付きバッファ回路。
  2. 【請求項2】 制御信号によって制御され負荷に最適な
    駆動電流を供給するバッファ回路と、 前記バッファ回路の出力信号の立ち上がり波形もしくは
    立ち下がり波形から得られる複数ビットの論理信号を出
    力する負荷検知回路と、 前記複数ビットの論理信号によって、前記バッファ回路
    の駆動電流を制御するための信号を発生し、前記バッフ
    ァ回路へ供給する制御信号発生回路とを備え、 前記制御信号発生回路は、前記バッファ回路の出力信号
    の立ち上がり時間もしくは立ち下がり時間が長くなると
    多くの論理ビットを発生し前記バッファ回路の駆動電流
    が増加するように制御し、立ち上がり時間もしくは立ち
    下がり時間が短くなると少ない論理ビットを発生し前記
    バッファ回路の駆動電流が減少するようにバッファ回路
    を制御することを特徴とする駆動電流調整機能付きバッ
    ファ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の駆動電流調整機能付きバ
    ッファ回路において:前記負荷検知回路は、位相差検出
    部と計数回路とを含み、 その前記位相差検出部は、動作点(閾値)が異なる2組
    のインバータと、各インバータの出力が供給されるXO
    R論理ゲートを含み、バッファ回路の出力信号の立ち上
    がりまたは立ち下がりパルスの傾斜部の2点間の位相差
    に相当するパルスを発生し、 その前記計数回路は前記位相差検出部で検出されたパル
    スのパルス数をカウンタでカウントし、そのカウンタの
    最上位ビット(MSB)が各フリップフロップの入力端
    子に入力され、前記カウンタのカウント値がMSBを
    「0」→「1」に変化させる度に各フリップフロップの
    n個のいずれかのパラレル出力端子に論理値「1」が出
    力されることを特徴とする駆動電流調整機能付きバッフ
    ァ回路。
  4. 【請求項4】 制御信号によって制御され負荷に最適な
    駆動電流を供給するバッファ回路と、 前記バッファ回路の入力信号を一定時間遅延させた信号
    と前記バッファ回路の出力信号との位相差によってパル
    ス信号を発生する負荷検知回路と、 前記負荷検知回路の出力パルスによって、複数ビットの
    論理信号を出力する制御回路とを備え、 前記制御回路は、前記バッファ回路の入力信号を一定時
    間遅延させた信号と前記バッファ回路の出力信号との位
    相差が大きくなると多くの論理ビットを発生し前記バッ
    ファ回路の駆動電流が増加するように制御し、位相差が
    小さくなると少ない論理ビットを発生し前記バッファ回
    路の駆動電流が減少するようにバッファ回路を制御する
    ことを特徴とする駆動電流調整機能付きバッファ回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の駆動電流調整機能付きバ
    ッファ回路において:入力信号および出力信号と負荷検
    知回路との間に、イネーブル信号によって制御されるイ
    ネーブル回路を備え、 前記イネーブル回路は、 前記イネーブル信号が一方の論理信号(たとえば、論理
    値「1」)の場合は、前記入力信号および出力信号を前
    記負荷検知回路に入力させ、前記イネーブル信号が他方
    の論理信号(たとえば、論理値「0」)の場合は、前記
    入力信号および出力信号が前記負荷検知回路に入力させ
    ないように動作し、それによって前記負荷検知回路から
    信号が出力されず、制御回路の複数ビットの論理信号の
    値が固定されるために、バッファ回路の駆動電流が固定
    されることを特徴とする駆動電流調整機能付きバッファ
    回路。
  6. 【請求項6】 制御信号によって制御され負荷に最適な
    駆動電流を供給するバッファ回路と、 前記バッファ回路の入力信号を一定の時間遅延させた信
    号と前記バッファ回路の出力信号間の位相を検出し、そ
    の位相差に相当するパルス信号を出力する負荷検知回路
    と、 前記負荷検知回路のパルス信号を計数し、複数ビットの
    論理信号を出力する計数回路と、 前記複数ビットの論理信号によって、前記バッファ回路
    の駆動電流を制御する制御信号を発生する駆動電流制御
    信号発生回路とを備え、 前記駆動電流制御信号発生回路は、前記バッファ回路の
    入力信号を一定時間遅延させた信号と前記バッファ回路
    の出力信号との位相差が大きくなると多くの論理ビット
    を発生し前記バッファ回路の駆動電流が増加するように
    制御し、位相差が小さくなると少ない論理ビットを発生
    し前記バッファ回路の駆動電流が減少するようにバッフ
    ァ回路を制御することを特徴とする駆動電流調整機能付
    きバッファ回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の駆動電流調整機能付きバ
    ッファ回路において:前記計数回路は1つのカウンタと
    複数のフリップフロップとから構成され、バッファ回路
    の入出力信号間の位相差をディジタル的に前記カウンタ
    でカウントし、そのカウンタの最上位ビット(MSB)
    が各フリップフロップの入力端子に入力され、前記カウ
    ンタのカウント値がそれぞれのフリップフロップに割当
    てられた所定の閾値を超える度に各フリップフロップの
    n個のいずれかのパラレル出力端子に論理値「1」が出
    力されることを特徴とする駆動電流調整機能付きバッフ
    ァ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の出力
    特性調整機能付きバッファ回路において:前記負荷検知
    回路内に設けられた遅延素子および容量と抵抗から構成
    されるフィルタ回路を半導体集積回路の外部に配置した
    ことを特徴とする駆動電流調整機能付きバッファ回路。
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