JPH08335617A - 光励起を用いた半導体材料の応答分析の方法及び装置 - Google Patents

光励起を用いた半導体材料の応答分析の方法及び装置

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JPH08335617A
JPH08335617A JP8077237A JP7723796A JPH08335617A JP H08335617 A JPH08335617 A JP H08335617A JP 8077237 A JP8077237 A JP 8077237A JP 7723796 A JP7723796 A JP 7723796A JP H08335617 A JPH08335617 A JP H08335617A
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laser
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い励起出力及び短い電荷担体寿命を備えた電
荷担体波を十分に高い精度で検出することを可能にする
光励起を用いた半導体材料の応答分析の方法及び装置を
提供することと、半導体の光励起を利用して電荷担体再
結合の放射チャネル及び非放射チャネルを検出し、かつ
同チャネルの個々の評価を可能にすること。 【解決手段】励起用レーザ・ビームを2つの不連続な変
調周波数(Ω1,Ω2)で強度を変調し、対象物(4)か
ら出射するルミネセント光線を差周波数(Ω1−Ω2)に
ついて測定し、ルミネセント光線を変調周波数(Ω1
Ω2)の算術平均(Ω)の関数として分析する。本発明
は半導体材料の異なる電気パラメータを決定するために
半導体産業で用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光励起を用いた半導
体材料の応答分析の方法及び装置に関し、電子エネルギ
ーの蓄積はレーザ・ビームによって対象物内で実行さ
れ、同電子エネルギーの緩和は対象物から出射する光ル
ミネセント放射の形態で測定される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】測定技
術に関する課題、即ち、高い局部分解能(hoher Ortsau
floesung)をともなう固体、主に半導体内の再結合チャ
ネルの分析は接触法及び非接触法を用いて試みられてい
る。
【0003】ロックイン検出(周波数定義域の場合)ま
たはボックスカー積分(Boxcar-Integration)(時間定
義域の場合)を用いた簡単な変調を利用する電気的方法
または光電子的方法の基本的な問題点としては、接触の
必要性が挙げられる。非接触法では、光ルミネセンスの
測定は放射再結合の特徴づけを行う最も古い方法のうち
の1つである(例:1978年に発行された応用物理学
通信(Appl. Phys. Lett.)第33巻992頁に記載さ
れているダブリュ.ディ.ジョンストンの記述を参
照)。1986年に発行された応用物理学通信第49巻
1732頁に記載されているジェイ.マレックの記述が
開示するように、変調された励起(modulierte Anregun
g)は要求された測定感度を保証し、変調周波数の選択
は高い局部分解能を可能にする。局部分解された光ルミ
ネセンス(ortsaufgeloeste Photolumineszenz)は変調
されたレーザ放射により、電荷担体波の低い励起密度を
ともなって一般的に形成される。この場合、強度評価に
は実質的な誤差が生ずる。このため、分光学的分析のみ
が行われる。更に、直接光の成分の単純な分離に起因し
て、変調は低い周波数に限定される。
【0004】更に、非接触法として高い励起エネルギー
をともなう光熱分光学の各種プロセスが周知であり、こ
の代表例としては米国特許第4,579,463号、ド
イツ特許第4035266号及びドイツ特許第4223
337号が挙げられる。これらのプロセスにおける問題
点としては温度波の優勢が挙げられる。このため、材料
の熱特性の影響は測定パラメータを支配し、1μs未満
の電荷担体寿命を備えた電荷担体波の影響がゼロに近づ
く。これは電気的特性を決定する能力を大きく低減させ
る。
【0005】従って、本発明の目的は高い励起出力及び
短い電荷担体寿命を備えた電荷担体波を十分に高い精度
で検出することを可能にする光励起を用いた半導体材料
の応答分析の方法及び装置を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は半導体の光励起を利用
して電荷担体再結合の放射チャネル及び非放射チャネル
(strahlende und strahlungslose Kanaele)を検出す
るとともに、同チャネルの個々の評価を可能にすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】電子エネルギーの蓄積が
レーザ・ビームによって対象物内で実行され、同電子エ
ネルギーの緩和が対象物から出射するルミネセント放射
の形態で測定される半導体材料の光励起を用いた応答分
析を行う方法において、本発明の目的は励起用レーザ・
ビームの強度を変調し、その際、周波数スペクトルが2
つの不連続な変調周波数を有し、対象物から出射するル
ミネセント光線を変調周波数の混合周波数、即ち、和周
波数または差周波数について測定し、ルミネセント光線
を変調周波数の算術平均の関数として分析する方法によ
って達成される。
【0008】変調周波数のうちのいづれか一方でそれぞ
れ強度が変調された2つの部分ビームから励起用レーザ
・ビームを形成することにより、2つの変調周波数が励
起用レーザ・ビーム内に効果的に形成される。
【0009】モデルをベースとした計算を用いて半導体
の電気的パラメータを直接決定し得る測定値の簡単なル
ミネセンス・マッピング(局部的に分解されたルミネセ
ンス測定)から卒業するために、励起用レーザ・ビーム
の複数の変調周波数を広範囲内において変化(周波数掃
引)させることが望ましい。この際、複数の変調周波数
の差は一定に維持される。
【0010】2つの部分ビームは互いに直交する方向へ
それぞれ偏光される。更に、電荷担体の寿命を測定する
ために、2つの部分ビームは空間的に互いに分離し、か
つ互いに隣接する対象物上の複数の入射点へフォーカス
することが好ましい。これを実現すべく、2つの部分ビ
ームは対象物上へそれぞれフォーカスされ、同対象物上
における両部分ビームの間隔は励起された複数の電荷担
体の予測拡散距離の最大で2倍をなす。
【0011】励起用レーザ・ビーム内に2つの不連続な
変調周波数を形成する別の効果的な方法としては、レー
ザ・ビームを搬送周波数f1=(Ω1+Ω2)/2及び基
本クロック周波数f2=Ω1−Ω2で変調し、搬送周波数
及び側帯波(f1±f2)から得られた混合周波数と同位
相をなす基本クロック周波数の成分を同成分を妨害量
(Stoergroesse)として変調プロセスへフィードバック
することによって検出し、かつ排除することが挙げられ
る。励起用レーザ・ビームの二重変調の例において、2
つの変調周波数は対象物の電気的パラメータの決定を可
能にすべく、相互の差を一定に保ちながら広範囲内で変
化(周波数掃引)させることが好ましい。
【0012】一般的に、ルミネセンス放射を検出する3
つの効果的な例が存在する(励起の種類に左右されな
い)。一般的に効果的な例、特に厚い半導体対象物に対
する例は、同対象物の励起面上でルミネセンスを検出す
ることを含む。励起用レーザ・ビームが対象物によって
自動的かつ効果的に遮断されるため、ルミネセンスは対
象物の励起面の反対側、即ち裏面で励起について記録さ
れることが望ましい。光ルミネセンスは対象物の励起面
に対する任意の側面、例えば半導体ウェハの外周面上で
測定される。
【0013】前記の問題を解決すべく、ルミネセント光
線を測定する以外に、光熱応答(photothermischen Res
ponse)を対象物と相互作用した後のレーザ・ビームか
ら記録するとともに、その分析及び相関関係の算定が行
われる。この結果、対象物の非放射応答を光熱応答及び
ルミネセンス応答(Lumineszenzresponse)から分離し
得る。光熱応答はドイツ特許第4035266号及び第
4223337号に開示されている方法に代表される従
来の方法に基づいて検出される。
【0014】光ルミネセンス応答及び光熱応答の組み合
わされた同時検出において、2つの測定値を対象物の異
なる面で測定することにより測定信号を空間的に分離し
て効果的に記録できる。多くの場合、対象物はレーザを
あまり透過しないため、光熱応答を励起面上で測定し、
ルミネセンスを対象物の他の面(例:裏面または側面)
で記録することが望ましい。
【0015】電子エネルギーを対象物内に蓄積すべく同
対象物上にレーザ・ビームをフォーカスし、さらには同
対象物から出射するルミネセント放射を測定すべくルミ
ネセンス検出器を有する半導体材料の光励起を用いた応
答分析のための装置において、本発明の目的はレーザ・
ビームの強度を変調し、同レーザ・ビームが2つの不連
続な変調周波数を自身の変調スペクトル内に有し、ルミ
ネセンス検出器が周波数選択装置に対して接続され、対
象物内において生じる周波数変調から得られたルミネセ
ント放射の成分のみが変調周波数の混合周波数、和周波
数及び差周波数のうちのいづれか1つについて検出可能
であり、周波数選択可能な方法で変調周波数の算術平均
の関数として検出された検出器信号を分析する信号処理
装置がルミネセンス検出器の下流側に配置されている装
置によって達成される。
【0016】レーザ光源は二重変調されたレーザ・ビー
ムを形成すべく効果的に使用され、モジュレータ構成グ
ループ、即ちサブアセンブリはレーザ光源を2つの変調
周波数で変調すべく提供されている。二重変調されたレ
ーザ・ビームを形成する別の例において、レーザ・ビー
ムは2つの部分ビームから形成され、各部分ビームは変
調周波数のうちのいづれか一方で変調され、同変調はモ
ジュレータ・サブアセンブリによって制御される。
【0017】その一方、2つの部分ビームは光分割器
と、変調周波数のうちのいづれか1つで変調すべく各部
分ビーム内に配置された光モジュレータと、複数の部分
ビームを統合するためにモジュレータの下流側に配置さ
れた光学手段とによってレーザ光源から効果的に形成さ
れる。部分ビームが互いに直交する方向へそれぞれ偏光
されるように偏光手段を部分ビーム内へ配置することが
望ましい。
【0018】また、部分ビームは2つの独立したレーザ
光源を提供することによって効果的に形成でき、各レー
ザ光源は変調周波数のうちのいづれか一方で駆動され
る。この場合、自身が放射する偏光が互いに直交する方
向へそれぞれ偏光された部分ビームを形成する2つのレ
ーザ・ダイオードを使用することは効果的である。最も
単純なケースでは、これによって形成された複数の部分
ビームを互いに平行に案内し、かつ対象物表面上の対応
する各点へフォーカスすべく同部分ビームは共通の光学
システム内へ案内される。複数の部分ビームを同時に案
内することが望ましい。
【0019】特別な構成において、2つの部分ビームは
非平行状態にて共通の光学システム内へ案内され、これ
により同部分ビームの互いに隣接し、かつ空間的に分離
した複数の励起中心が対象物上に形成される。これによ
り、励起された電荷担体の拡散距離及び移動度を確定し
得る。2重変調されたレーザ・ビームの準備において、
複数の変調周波数を広範囲内で変更(周波数掃引)する
駆動装置がモジュレータ・サブアセンブリに付随する場
合、電気材料パラメータ(elektrischen Materialparam
eter)の計算に有利である。この変調周波数の変更で
は、同変調周波数の算術差は常に一定に維持される。半
導体内の放射緩和プロセスの特性はルミネセンス強度測
定値の周波数依存から決定し得る。
【0020】本発明に基づく別の装置はルミネセンス検
出器の他に、対象物と相互作用した後のレーザ・ビーム
を検出すべくレーザ検出器を有する。ドイツ特許第40
35266号及び第4223337号に開示されている
温度波応答(Thermowellenresponse)の原理を応用した
本発明の装置は励起された電荷担体のルミネセント信号
成分が信号全体(レーザ検出器から出力された信号)か
ら分離することを可能にする。この分離は光熱応答及び
ルミネセント応答の測定に基づいて行われる。そして、
同光熱応答及びルミネセント応答は対象物の光励起の変
調周波数の広範囲にわたって互いに関連している。測定
結果は半導体の放射チャネル及び非放射チャネルの割合
に関する情報を提供する。
【0021】励起用レーザ放射がルミネセンス検出器内
においてルミネセンス信号に悪影響を及ぼすことを防止
すべく、反射されたルミネセンス及び伝搬されたルミネ
センスの測定に特に適する2つの工程を含み得る。即
ち、レーザ光線は一方においてダイクロイック・ミラー
によって分離され、他方では吸収フィルタによって分離
される。これらの2つの分離工程を組み合わせて使用し
得る。しかし、対象物がレーザ放射を適切に遮断し得る
場合は、同2つの工程の削除が可能である。
【0022】本発明の基本概念は半導体内における電荷
担体の放射緩和メカニズムとしてのルミネセンスに関す
る知識に基づく。この知識は材料内において生じる他の
全ての緩和プロセスにも同様に適用される。
【0023】ルミネセンスの測定では、周期的及び非周
期的にそれぞれ変調された光による材料励起の各種方法
が周知である。この例としては、欧州特許第05455
23号に開示された方法が挙げられる。その一方におい
て、複数の周波数による励起は測定技術に関する利点を
提供する。複数の周波数で励起を行う最も簡単なケース
では、2つの周波数Ω1,Ω2が励起に使用される。励起
プロセス及び緩和プロセスの本質的に非直線状をなす特
性を利用することにより、励起周波数範囲から好ましい
測定周波数への周波数変換を実現する効果が得られる。
励起強度に対するルミネセンス強度の二次の依存関係
(quadratischen Abhaengigkeit)が存在する最も基本
的なケースでは、測定対象物から出射するルミネセント
放射は励起のオリジナル周波数Ω1,Ω2の他に和周波数
Ω1+Ω2及び差周波数Ω1−Ω2を有する。従って、一定
の差周波数Ω1−Ω2において成分を検出することによ
り、緩和の分析を励起の広い周波数範囲内で簡単に実施
できる。この結果、従来の方法ではアクセスが困難であ
り、かつ測定精度の低下を招来した高周波及びデシメー
トル波でも分析が可能である。放射緩和プロセスの特
性、即ち時間に対するその特性は測定されたルミネセン
ト光線の強度の周波数依存から決定し得る。
【0024】本発明における基本概念の第1の拡張例で
は、対象物内における励起された電荷担体の拡散距離及
び移動度に関する情報の入手が可能である。2つの部分
ビームの組み合わせが励起に使用される。各部分ビーム
は2つの周波数Ω1,Ω2のうちのいづれか一方で強度が
変調される。更に、各部分ビームは空間的に互いに分離
した対象物上の複数の点へそれぞれ入射するように光学
手段によって案内される。励起中心において形成された
電荷担体の濃度(Ladungstraegerkonzentration)は衝
突する部分ビームに基づいて周波数Ω1,Ω2のうちのい
づれか一方で変調される。この場合、差周波数Ω1−Ω2
で変調されたルミネセント光線は周波数Ω1,Ω2のうち
のいづれか一方で変調された電荷担体の濃度を重ね合わ
せる領域内においてのみ生じる。十分な重ね合わせは励
起位置間の相対距離が、最大で励起された電荷担体の2
つの拡散距離に等しい際に生じる。励起用レーザ・ビー
ムの2つの入射点間の距離の変化は、部分ビーム間の距
離に対する差周波数Ω1−Ω2におけるルミネセント光線
の強度の依存関係と、その平均変調周波数(Ω1+Ω2
/2との分析によって空間領域の大きさを簡単に測定す
ることを可能にする。
【0025】本発明の概念の第2の拡張例において、放
射緩和(光ルミネセンス)の分析は光熱応答信号の分析
と組み合わされる。励起された電荷担体が対象物の応答
全体にかなり貢献することは光熱測定、特に半導体の光
熱測定における一般的な問題として知られている。電荷
担体の再結合によって形成された放射を独立して測定す
ることにより、励起された電荷担体の放射緩和によって
得られた信号成分を信号全体から分離し得る。この分離
は光励起の広い変調周波数範囲にわたる対象物の互いに
関連する光熱応答及びルミネセンス信号の測定に基づい
て行われる。この測定プロセスにおいて、光熱応答分析
は1991年に発行された測定科学技術(Meas. Sci. T
echnol.)第2巻の1088〜1093頁に開示されて
いる周波数変換(光熱ヘテロダイン)に基づいて同様に
実施される。
【0026】対象物から出射した励起用ビームの一部は
周波数変換された成分であり、同成分は非放射緩和プロ
セス及び放射緩和プロセスの相互作用によってマークさ
れている。対象物のルミネセント光線内における周波数
変換は放射プロセスから開始される。従って、互いに関
連する両方の応答を測定することにより、放射プロセス
の応答成分を分離し、非放射成分に関する情報を入手す
ることが可能である。
【0027】本発明の方法を使用することにより、信号
対雑音比に関する空間的に高い分解能を備えたルミネセ
ンス測定は高周波励起及び短い電荷担体寿命(1μs未
満)をともなう放射緩和プロセスによって生じる周波帯
推移(Band-Band-Uebergangs)の範囲から簡単に得られ
る。これらの測定は測定対象物(例:半導体基板)が高
い温度を有する場合にも確実に実施し得る。本発明の方
法及び同方法を実施するための装置は、半導体内におけ
るルミネセント・チャネル及び非放射チャネルに関する
情報、並びに各種の電気材料パラメータに関する情報を
得るために、電荷担体波の周波数分析を実施すること
と、励起された電荷担体の拡散距離及び移動度に関する
情報を得ることと、対象物の放射応答及び非放射応答の
信号成分を分離することを可能にする。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の方法の基本的な例は、2
つの変調周波数Ω1,Ω2で強度が変調されたレーザ放射
によって対象物内へエネルギーを加えることと、和周波
数(Ω1+Ω2)または差周波数(Ω1−Ω2)において対
象物から出射したルミネセント光線を検出することと、
検出されたルミネセント光線を変調周波数の算術平均の
関数として分析することを含む。この方法は図1に示す
装置によって実現される。
【0029】レーザ・ビームはレーザ光源1によって形
成され、同レーザ光源1はモジュレータ・サブアセンブ
リ2によって2つの変調周波数Ω1,Ω2で強度が変調さ
れる。変調周波数Ω1,Ω2は任意にて100kHz〜2
MHzの周波数範囲内において効果的に供給可能であ
り、さらには互いに接近した数値となるように選択され
る(例:(Ω1−Ω2)≒10kHz)。これについては
モジュレータ・サブアセンブリ2においてΩ1及びΩ2
ともに入力矢印によって示す。レーザ・ビームは光学シ
ステム3によって対象物4上へフォーカスされる。対象
物4の裏面から出射するルミネセント光線はルミネセン
ス検出器5によって検出される。ルミネセント光線は平
行に出射しないため、検出器5は信号損失を最小限に抑
制すべく最大限の空間角度を検出する必要がある。この
ため、検出器5は対象物4の裏面に可能な限り隣接して
配置される。測定信号はルミネセンス検出器5からロッ
クイン増幅器6へ入力される。ロックイン増幅器6は差
周波数(Ω1−Ω2)へ同調される。そして、ロックイン
増幅器6の基準信号はモジュレータ・サブアセンブリ2
から受信される。その後の信号処理は信号プロセッサ7
によって実行され、同信号プロセッサ7はロックイン増
幅器6の出力信号を検出し、同信号をΩ1及びΩ2の関数
として記録及び評価する。
【0030】図2に示す装置において、レーザ・ビーム
はレーザ・ダイオード1によって形成される。レーザ・
ダイオード1はモジュレータ・サブアセンブリ2によっ
て2つの変調周波数Ω1,Ω2で強度が変調される。レー
ザ・ビームはダイクロイック・ミラー8及び光学システ
ム3によって対象物4上へ案内される。ダイクロイック
・ミラー8はレーザ光線の波長を透過する一方で、ルミ
ネセント光線に対する比較的高い反射率を有する。対象
物4の正面から出射したルミネセント光線は光学システ
ム3によって平行化され、ダイクロイック・ミラー8に
おいて反射され、さらにはレンズ部分10によってルミ
ネセンス検出器5上へ案内される。ダイクロイック・ミ
ラー8がレーザ光線を分割する十分な能力を有さない場
合、吸収フィルタ9が光路上へ配置される。測定信号は
ルミネセンス検出器5からロックイン増幅器6へ入力さ
れる。その後の信号処理は図1に関する前記の記述に基
づいて行われる。
【0031】本発明に基づく方法は周波数掃引によって
更に拡大され、同周波数掃引は検出における変更をとも
なうことなく容易に実現し得る。変調周波数Ω1,Ω2
広い周波数範囲にわたって変更される。変調周波数
Ω1,Ω2を変更する際、周波数差(Ω1−Ω2)を一定に
維持する必要がある。この結果、測定値の評価の可能性
は以下に詳述する理論的考察に基づいて大きく拡大され
る。
【0032】本発明の別の構成は、対象物4との相互作
用後におけるレーザ・ビームからの光熱応答の記録をル
ミネセント光線の検出と組み合わせることを含む。両方
の応答プロセスは同時に記録される。この結果、これら
の応答は対象物4上の同一位置に関する。評価モードに
ついて以下に詳述する。
【0033】本発明に基づく差周波数または基本クロッ
ク周波数でのルミネセンス応答の検出は許容し得る最大
限のインターバル内において励起周波数を変更すること
により、電荷担体波の周波数分析を可能にする。但し、
全てのケースにおいて、同最大限のインターバルは電荷
担体寿命τの逆数をカバーする。次いで、入力されたル
ミネセント光線出力を示す信号Sは検出器が検出した全
てのルミネセンス成分の空間積分(Aufintegration)に
よって得られる(放射は半空間HS内で検出されること
が理想的である)。
【0034】
【数1】 電子波n(ベクトルr;tに応じて変化)または孔波p
(ベクトルr;tに応じて変化)は、振幅nまたはp
(周波数帯内の余剰な電荷担体の濃度)と、位相Ψ n
たはΨpとに関して位置ベクトルrに依存する。信号出
力は数1に基づいて、ルミネセント光線減衰率Lと、ル
ミネセント光線の平均エネルギーEgと、ルミネセンス
・チャネル内の再結合割合β=σLvとによって得られ
る。後者は放射再結合に対する捕獲断面積σLと、周波
数帯内の電荷担体の熱運動速度vとによって得られ、
[m3-1]の単位を有する。
【0035】数1の三角関数を僅かに変換することによ
って、差周波数Ω12=Ω1−Ω2によってのみ決定可能な
信号成分Sは以下の数2で表し得る。
【0036】
【数2】 電荷担体波(n,p)及び位相(Ψn,Ψp)の量は複素
変数cハットによって置換されており、同複素変数cハ
ットはceの(iψ)乗に等しい。(複素共役は*によ
って示す)。
【0037】応答波に関する位相情報は分割不能であ
り、さらには余剰な電荷担体(Ψn≒Ψp)について完全
に消失することが予測される。しかし、電気材料パラメ
ータ、両極性拡散率D、表面再結合速度s及び余剰な電
荷担体の寿命τはnハット及びpハットの積から得るこ
とができる。電荷担体波(球面波)の理想的なケースで
は、積分を簡単に計算できる。レーザ・スポット半径w
に基づいて決定される吸収領域内に蓄積された変調レー
ザ出力Pが与えられた場合、信号は以下の数3に基づい
て決定される。
【0038】
【数3】 これは絶対測定のための長さの測定値であるレーザ・ス
ポット半径wに基づいて変化する。数3において定義さ
れた変数pは一般的に電荷担体波の複合波数を示す。従
って、pを余剰な孔の濃度p(ベクトルr,tに応じて
変化)と混同してはならない。[W-1-1]の単位をと
もなう以下の変数は差周波数におけるルミネセンス出力
の変換効率KLとして使用される。
【0039】
【数4】 無次元ルミネセンス形状関数FcL(Ω)は周波数掃引を
介して平均変調周波数Ω=(Ω1+Ω2)/2によって決
定される。余剰な電荷担体の寿命τは以下の数5に基づ
いてルミネセント(τL)チャネル及び非放射(τs)チ
ャネルから形成される。
【0040】
【数5】 形状関数を異なる従属について図10及び図11に示
す。図10は平均変調周波数Ω及び余剰な電荷担体の平
均寿命τの積に対するルミネセンス形態関数FcLを示
す。曲線パラメータは表面再結合速度s=0においてレ
ーザ・スポット半径wに対して正規化された電荷担体拡
散距離lc=√(2Dτ)である。
【0041】図11は平均変調周波数Ω及び余剰な電荷
担体の平均寿命τの積に対するルミネセンス形状関数F
cLを示す。曲線パラメータはレーザ・スポット半径w
と、固定拡散距離lcにおける拡散率Dとに対して正規
化された表面再結合速度sである。
【0042】ルミネセンス応答及び光熱応答の組み合わ
された評価に使用する各種の装置の例が存在する。図3
に示す装置において、励起用レーザ・ビームは2つの部
分ビームから形成されており、同部分ビームは互いに直
交する方向へそれぞれ偏光されている。そして、同部分
ビームはレーザ・ダイオード21,22によってそれぞ
れ形成される。レーザ・ダイオード21,22はモジュ
レータ・サブアセンブリ2によって周波数Ω1,Ω2で強
度がそれぞれ変調されている。2つの部分ビームは偏光
スイッチ19を介して統合される。そして、同部分ビー
ムは分割板12を通過し、さらには光学システム3によ
って対象物4上へフォーカスされる。対象物4から出射
するルミネセント光線以外に、レーザ・ビームが対象物
4との相互作用後に装置内で検出される。対象物4から
出射するレーザ光線は光学システム3によって平行化さ
れ、分割板12上での反射後にレーザ検出器13へ入射
する。偏光フィルタ26はレーザ検出器13の上流側に
配置されており、さらには対象物4から伝搬された2つ
の励起用部分ビームのうちの一方のみをレーザ検出器1
3において検出すべく配向されている。偏光フィルタを
通過するレーザ光線の成分は周波数変換による光熱応答
に関する全ての情報を含む。異なる偏光フィルタ26
(例:偏光スイッチ)を使用する場合、この事実はレー
ザ検出器13へ入力される応答信号の悪化をともなうこ
となく他の目的(例:基準検出器、自動焦点検出器等)
のために第2のレーザ光線成分を使用する可能性を提供
する。
【0043】空間の欠乏により対象物表面上へルミネセ
ンス検出器5を直接配置できない場合、対象物4の裏面
から出射するルミネセント光線は光ガイド11内へ入射
し、かつルミネセンス検出器5上へ伝搬される。本実施
の形態において、ルミネセンス検出器5(その形状とは
無関係に)を常に対象物4の裏面に十分に隣接して配置
することは不可能なため、光ガイド11が1つの例とし
て使用されている。例えば、全ての側面が研磨されたガ
ラス棒(Allseits polierter Glasstab)、または十分
な入射横断面積を備えたガラス・ファイバ束(Glasfase
rbuendel)を光ガイド11として使用し得る。鋭く発散
するルミネセント光線を検出すべく十分な大きさの入射
開口を有し、かつ光線を平行にする光学システムを光ガ
イド11に代えて使用し得る。対象物4が励起用レーザ
・ビームの周波数を高い透過度にて透過し、同周波数が
ルミネセンス光線の測定精度に悪影響を及ぼす場合、ル
ミネセント光線を透過する一方で、レーザ放射を吸収す
る吸収フィルタ9を光路内に配置し得る。測定信号はル
ミネセンス検出器5及びレーザ検出器13からロックイ
ン増幅器6及びロックイン増幅器14へそれぞれ入力さ
れる。ロックイン増幅器14はレーザ検出器13から出
力された信号の振幅及び位相を分析する。2つのロック
イン増幅器6,14は差周波数(Ω1−Ω2)に対して同
調しており、さらには自身の基準信号をモジュレータ・
サブアセンブリ2から受信する。ロックイン増幅器6,
14からの出力信号は信号プロセッサ7へ入力される。
信号プロセッサ7は前記のように励振周波数を用いて測
定信号の記録及び評価を行うことにより、ロックイン増
幅器6,14から入力された測定信号の相関関係を確定
する。プロセッサは前記の適切な理論モデルのアルゴリ
ズムを用いることにより、対象物内の放射緩和メカニズ
ム及び非放射緩和メカニズムに関する別の情報を提供す
る。例えば、マイクロコンピュータ・システムはこの種
の広範な信号分析のための信号プロセッサとして使用で
きる。
【0044】図4に示す装置において、レーザ・ビーム
はモジュレータ・サブアセンブリ2により2つの変調周
波数Ω12で強度が変調されたレーザ・ダイオード1
によって形成される。レーザ・ビームは分割板12及び
ダイクロイック・ミラー8を通過し、さらには光学シス
テム3によって対象物4上へ案内される。対象物4から
出射したレーザ光線は光学システム3によって検出さ
れ、かつ平行化される。そして、同レーザ光線はダイク
ロイック・ミラー8を通過し、次いで分割板12におい
て反射され、その後レーザ検出器13へ入射する。対象
物4の正面側から出射したルミネセント光線は光学シス
テム3によって平行化され、次いでダイクロイック・ミ
ラー8において反射され、さらにはレンズ部分10によ
ってルミネセンス検出器5上へ案内される。ダイクロイ
ック・ミラー8がレーザ光線を分離する十分な能力を備
えていない場合、吸収フィルタ9がビーム光路上へ配置
される。測定信号はルミネセンス検出器5及びレーザ検
出器13からロックイン増幅器6及びロックイン増幅器
14へそれぞれ入力される。その後の信号処理は図3に
関連して詳述した信号処理に基づいて行われる。
【0045】図5に示す装置において、励起用レーザ・
ビームはレーザ・ダイオード1によって形成され、同レ
ーザ・ダイオード1はモジュレータ・サブアセンブリ1
5によって強度が変調されている。図6は時間に対する
レーザ・ビーム強度の変化を示すグラフであり、同レー
ザ・ビームはモジュレータ・サブアセンブリ15によっ
て形成されたビームである。成分はビーム・スプリッタ
16を介してレーザ・ビームから分離され、さらには光
学基準検出器17上へ案内される。基準検出器17はロ
ックイン増幅器18及びモジュレータ・サブアセンブリ
15とともに制御ループを形成する。制御ループは基準
検出器17によって励起用レーザ・ビーム内に検出され
た成分を周波数f2においてゼロにする。この種の変調
はドイツ特許第4223337号に開示されている。励
起用レーザ・ビームは偏光スイッチ19及びλ/4−プ
レート20を通過した後、光学システム3によって対象
物4上へ案内される。対象物4から出射したレーザ・ビ
ームの一部は光学システム3によって検出され、λ/4
−プレート20を通過し、さらには偏光スイッチ19に
おいてレーザ検出器13へ向けて分離される。ルミネセ
ント光線は光ガイド11により対象物4の裏面から集め
られ、さらにはルミネセンス検出器5上へ案内される。
対象物4によって伝搬された励起用レーザ光線の妨害成
分を分離すべく吸収フィルタ9をビーム光路内へ配置し
得る。信号はルミネセンス検出器5及びレーザ検出器1
3からロックイン増幅器6及びロックイン増幅器14へ
それぞれ入力される。ロックイン増幅器6,14は基本
クロック周波数f2に対して同調され、さらには自身の
基準信号をモジュレータ・サブアセンブリ15から受信
する。その後の信号処理は図3に関連して詳述した信号
処理に基づいて信号プロセッサ7によって行われる。
【0046】前記の全ての例において、ルミネセント光
線及びレーザ・ビームは請求項1に示す差周波数(Ω1
−Ω2)における対象物4との相互作用後に分析され
る。分析は2つの変調周波数Ω1,Ω2を一定に維持され
た周波数分離において同一方向へ同調させることによっ
て広範な周波数範囲にわたって簡単に行い得る。このた
め、この実施の形態は特に効果的である。しかし、同実
施の形態は応答の位相情報を検出されたルミネセント光
線から得られないという問題点を有し得る。位相情報を
得るために、和周波数(Ω1+Ω2)において分析するこ
とが望ましい。この種のオペレーションは図7及び図8
に示す装置において特に効果を示す。しかし、本発明は
これら特定の装置によって限定されない。
【0047】図7に示す装置では、2つのレーザ・ビー
ムは2つのレーザ・ダイオード21,22によってそれ
ぞれ形成される。同レーザ・ダイオード21,22の強
度はモジュレータ・サブアセンブリ2によって変調周波
数Ω1,Ω2のうちのいづれか一方でそれぞれ変調され
る。両レーザ・ビームは光学システム3へ入射し、さら
には空間的に分離された励起用部分ビームとして対象物
4上へそれぞれフォーカスされる。入射点間の距離は2
つのスライディング・レンズ23,24を用いて部分ビ
ームの入射角度を変化させることによって変更し得る。
対象物4の裏面から出射するルミネセント光線はルミネ
センス検出器5によって検出される。測定信号はルミネ
センス検出器5からロックイン増幅器6へ入力される。
ロックイン増幅器6は差周波数(Ω1−Ω2)へ同調さ
れ、さらには自身の基準信号をモジュレータ・サブアセ
ンブリ2から受信する。その後の信号処理は信号プロセ
ッサ7によって行われる。信号プロセッサ7はロックイ
ン増幅器6の出力信号を検出し、同信号を部分ビームの
入射点間の距離に基づいて変調周波数Ω1,Ω2の関数と
して記録及び評価する。
【0048】本発明に基づく変調周波数Ω1,Ω2の和周
波数Ω1+Ω2における測定値の周波数選択記録(freque
nzselektiven Messwertaufnahme)を本装置の別例(以
下に詳述する図8に基づく装置を含め)において効果的
に実施し得る。同周波数選択記録では、ルミネセント光
線は固定された変調周波数Ω1,Ω2において励起用部分
ビームの入射点間の相対距離の関数として分析される。
【0049】図8に示す装置では、2つのレーザ・ビー
ムは2つのレーザ・ダイオード21,22によってそれ
ぞれ形成される。レーザ・ダイオード21,22の強度
はそれぞれ前記の周波数(Ω1及びΩ2)のうちのいづれ
か一方で変調される。強度を変調するための信号はモジ
ュレータ・サブアセンブリ2によって形成される。両レ
ーザ・ビームは偏光スイッチ19及びλ/4−プレート
20を通過し、光学システム3へ入射し、さらには空間
的に分離された励起用部分ビームとして対象物4上にフ
ォーカスされる。入射点間の距離は2つのスライディン
グ・レンズ23,24を用いて部分ビームの入射角度を
変化させることによって変更し得る。対象物4から出射
した励起用ビームは光学システム3によって検出され、
そしてλ/4−プレート20を通過し、偏光スイッチ1
9において分離され、さらにはレンズ25によってレー
ザ検出器13上へ案内される。対象物4の裏面から出射
したルミネセント光線は光ガイド11によって検出さ
れ、さらにはルミネセンス検出器5上へ案内される。励
起用レーザ光線のうち測定を妨害する成分が対象物4内
を通過して伝搬される場合、吸収フィルタ9を光路内へ
配置し得る。測定信号はルミネセンス検出器5からロッ
クイン増幅器6へ入力される。ロックイン増幅器6は差
周波数(Ω1−Ω2)へ同調され、さらには自身の基準信
号をモジュレータ・サブアセンブリ2から受信する。そ
の後の信号処理は信号プロセッサ7によって行われる。
信号プロセッサ7はロックイン増幅器6の出力信号を検
出し、さらには同出力信号を部分ビームの入射点間の距
離に基づいてΩ1及びΩ2の関数として記録及び評価す
る。次いで、図3に示す実施の形態に基づいて検出器
5,13から出力された信号の相関関係の分析が行われ
る。
【0050】図9は図1に示す装置の変更例を示す。こ
の装置は対象物の分析に使用し得る。この場合、ルミネ
セント光線のうちの比較的大きな割合が対象物4の側方
から出射し、さらにはルミネセンス検出器5により同位
置で容易に検出される。これは例えば研磨された半導体
ウェハの分析に使用される。この際、ルミネセント光線
の比較的大きな割合が光伝導により材料内を伝搬され得
る。図9に示す装置において、レーザ・ビームはレーザ
・ダイオード1によって形成される。レーザ・ダイオー
ド1はモジュレータ・サブアセンブリ2により、2つの
周波数Ω1,Ω2で強度が変調される。レーザ・ビームは
光学システム3によって対象物4上へフォーカスされ
る。対象物4から側方へ出射したルミネセント光線はレ
ンズ10によって集められ、さらにはルミネセンス検出
器5へ入射する。測定信号はルミネセンス検出器5から
ロックイン増幅器6へ入力される。ロックイン増幅器6
は差周波数(Ω1−Ω2)へ同調されるとともに、自身の
基準信号をモジュレータ・サブアセンブリ2から受信す
る。その後の信号処理は信号プロセッサ7によって行わ
れる。信号プロセッサ7はロックイン増幅器6の出力信
号を検出し、さらには同出力信号をΩ1及びΩ2の関数と
して記録及び評価する。
【0051】勿論、図9に示す対象物4から側方へ出射
するルミネセント光線の検出は、図2〜図8に関連して
詳述した本発明に基づく装置にも適用できる。以上詳述
したように、本発明によれば一定の差周波数Ω1−Ω2
おいて成分を検出することにより、緩和の分析を励起の
広い周波数範囲内で簡単に実施できる。この結果、従来
の方法ではアクセスが困難であり、かつ測定精度の低下
を招来した高周波及びデシメートル波でも分析が可能で
ある。また、本発明の方法を使用することにより、信号
対雑音比に関する空間的に高い分解能を備えたルミネセ
ンス測定は高周波励起及び短い電荷担体寿命(1μs未
満)をともなう放射緩和プロセスによって生じる周波帯
推移の範囲から簡単に得られる。これらの測定は測定対
象物(例:半導体基板)が高い温度を有する場合にも確
実に実施し得る。本発明の方法及び同方法を実施するた
めの装置は、半導体内におけるルミネセント・チャネル
及び非放射チャネルに関する情報、並びに各種の電気材
料パラメータに関する情報を得るために、電荷担体波の
周波数分析を実施することと、励起された電荷担体の拡
散距離及び移動度に関する情報を得ることと、対象物の
放射応答及び非放射応答の信号成分を分離することを可
能にする。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、高い励起出力及び短い
電荷担体寿命を備えた電荷担体波を十分に高い精度で検
出することが可能になるうえ、半導体の光励起を利用し
て電荷担体再結合の放射チャネル及び非放射チャネルを
検出し、かつ同チャネルの個々の評価を行い得るという
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】励起位置から離間した対象物の裏面上でルミネ
セント光線を検出する本発明に基づく装置を示す図。
【図2】対象物の励起面上でルミネセント光線を検出す
る本発明に基づく装置を示す図。
【図3】周波数変換をともなう組み合わされたルミネセ
ンス及び光熱分光学のための装置を示す図であり、励起
用レーザ・ビームは互いに直交する方向へそれぞれ偏光
された2つの部分ビームからなる。
【図4】周波数変換をともなう組み合わされたルミネセ
ンス及び光熱分光学のための別の装置を示す図であり、
ルミネセント光線は対象物の励起側で検出される。
【図5】組み合わされたルミネセンス及び光熱分光学の
ための装置を示す図であり、励起はクロックド変調(ge
takteter Modulation)をともなうレーザ・ビームによ
って実行される。
【図6】図5に示す装置における時間に対する強度の変
調(Intensitaetsmodulation)を示す線図。
【図7】空間的に互いに分離した励起中心において対象
物をそれぞれ励起する2つの部分ビームとともに本発明
に基づく装置を示す図。
【図8】2つの空間的に互いに分離した部分ビームとと
もに本発明に基づく別の装置を示す図。
【図9】ルミネセント光線の側方検出をともなう本発明
に基づく装置を示す図。
【図10】余剰な電荷担体の平均変調周波数Ω及び平均
寿命τの積に依存するルミネセンス形状関数FcLを示す
線図。
【図11】変更され、かつ正規化されたパラメータとと
もに図10のルミネセント形状関数を示す線図。
【符号の説明】
1,21,22…レーザ光源、2…モジュレータ・サブ
アセンブリ、4…対象物、5…ルミネセンス検出器、
6,14…周波数選択装置としてのロックイン増幅器、
7…信号プロセッサ、8…ダイクロイック・ミラー、1
3…レーザ検出器、f1…搬送周波数、f2…基本クロッ
ク周波数、Ω1,Ω2…変調周波数。

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光励起を用いた半導体材料の応答分析の
    方法であって、電子エネルギーの蓄積はレーザ・ビーム
    によって対象物内で実行され、同電子エネルギーの緩和
    は対象物から出射するルミネセント放射の形態で測定さ
    れる方法において、 前記励起用レーザ・ビームの強度を変調する工程と、そ
    の際、周波数スペクトルが2つの不連続な変調周波数
    (Ω1,Ω2)を有することと、 前記対象物(4)から出射するルミネセント光線を変調
    周波数(Ω1,Ω2)の差周波数(Ω1−Ω2)について測
    定する工程と、 前記ルミネセント光線を変調周波数(Ω1,Ω2)の算術
    平均の関数として分析する工程とを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記入射レーザ・ビーム内の2つの変調
    周波数(Ω1,Ω2)は2つの部分ビームからレーザ・ビ
    ームを形成することによって生成され、前記部分ビーム
    はそれぞれ1つの変調周波数(Ω1,Ω2)で強度が変調
    されている請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記励起用レーザ・ビームの変調周波数
    (Ω1,Ω2)は広範囲内で変更され、その際、2つの変
    調周波数(Ω1,Ω2)の差は一定に維持される請求項2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記2つの部分ビームは互いに直交する
    方向へそれぞれ偏光されている請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記2つの部分ビームは空間的に互いに
    分離し、かつ互いに隣接する対象物(4)上の複数の入
    射点へそれぞれフォーカスされる請求項2に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記2つの部分ビームは対象物(4)上
    へそれぞれフォーカスされ、同対象物(4)上における
    両部分ビームの間隔は励起された複数の電荷担体の予測
    拡散距離の最大で2倍をなす請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記入射レーザ・ビーム内の2つの変調
    周波数(Ω1,Ω2)は、レーザ・ビームを搬送周波数
    (f1)及び基本クロック周波数(f2)でそれぞれ振幅
    変調することによって形成され、前記搬送周波数
    (f1)及び基本クロック周波数(f2)は以下の規則 f1=(Ω1+Ω2 )/2 f2=Ω1−Ω2 に基づいてそれぞれ調整され、搬送周波数(f1)及び
    側帯波(f1±f2)から得られた混合周波数と同位相を
    なす基本クロック周波数(f2)の成分は同成分を妨害
    量として変調プロセスへフィードバックすることによっ
    て検出され、かつ排除される請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の変調周波数(Ω1,Ω2)は相
    互の差を一定に保ちながら広範囲内で変化する請求項7
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 光励起を用いた半導体材料の応答分析の
    方法であって、電子エネルギーの蓄積はレーザ・ビーム
    によって対象物内で実行され、同電子エネルギーの緩和
    は対象物から出射するルミネセント放射の形態で測定さ
    れる方法において、 励起用レーザ・ビームの強度を変調する工程と、その
    際、周波数スペクトルが2つの不連続な変調周波数(Ω
    1,Ω2)を有することと、 対象物(4)から出射するルミネセント光線を変調周波
    数(Ω1,Ω2)の和周波数(Ω1+Ω2)を用いて測定す
    る工程と、 ルミネセント光線を変調周波数(Ω1,Ω2)の算術平均
    の関数として分析する工程とを含む方法。
  10. 【請求項10】 前記ルミネセント光線は空間的に互い
    に分離し、かつ互いに隣接する対象物(4)上の複数の
    入射点へそれぞれフォーカスされた2つの部分ビームを
    使用することにより、固定された変調周波数(Ω1
    Ω2)を備えた励起用レーザ・ビームの入射点間の相対
    距離の関数として分析される請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ルミネセンス応答はレーザ・ビー
    ムによって励起された対象物(4)の外面上で測定され
    る請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ルミネセンス応答は対象物(4)
    の裏面で励起について測定される請求項1に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 前記ルミネセンス応答は対象物(4)
    の励起面に関して任意の側面上で測定される請求項1に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 ルミネセント光線の測定に加えて、光
    熱応答を対象物(4)と相互作用した後のレーザ・ビー
    ムから記録し、前記2つの応答プロセスの分析及び相関
    関係の算定を行い、その結果として対象物(4)の非放
    射応答の分離が可能な請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記2つの測定プロセスは対象物
    (4)の複数の異なる外面上で実施される請求項14に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 半導体材料を光励起を用いて応答分析
    する装置であって、 電子エネルギーを蓄積すべくレーザ・ビームが対象物上
    にフォーカスされ、対象物から出射するルミネセント放
    射を測定すべくルミネセンス検出器を有する装置におい
    て、 前記レーザ・ビームの強度が変調され、そして2つの不
    連続な変調周波数(Ω 1,Ω2)を自身の変調スペクトル
    内に有することと、 前記ルミネセンス検出器(5)は周波数選択装置(6)
    に対して接続されており、対象物内において生じる周波
    数変調から得られたルミネセント放射の成分のみを変調
    周波数(Ω1,Ω2)の差周波数(Ω1−Ω2)について検
    出し得ることと、 周波数選択可能な方法で変調周波数(Ω1,Ω2)の算術
    平均の関数として検出された前記検出器信号を分析する
    信号処理装置がルミネセンス検出器(5)の下流側に配
    置されていることを含む装置。
  17. 【請求項17】 二重変調されたレーザ・ビームを形成
    するレーザ光源(1)と、前記レーザ光源(1)を2つ
    の変調周波数(Ω1,Ω2)で変調するためのモジュレー
    タ・サブアセンブリ(2)とを有する請求項16に記載
    の装置。
  18. 【請求項18】 前記レーザ・ビームは2つの部分ビー
    ムからなり、各部分ビームは前記変調周波数(Ω1
    Ω2)のうちのいづれか一方で変調され、同変調はモジ
    ュレータ・サブアセンブリ(2)によって制御される請
    求項16に記載の装置。
  19. 【請求項19】 2つの部分ビームを形成するためにレ
    ーザ光源(1)は光分割器の次に配置され、光モジュレ
    ータは前記2つの変調周波数(Ω1,Ω2)のうちのいづ
    れか一方で変調を行うために各部分ビーム内にそれぞれ
    配置され、さらに前記複数の部分ビームを統合するため
    の光学手段がモジュレータの下流側に配置されている請
    求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記複数の部分ビーム内に偏光手段を
    配置し、これにより同部分ビームが互いに直交する方向
    へそれぞれ偏光される請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 モジュレータ・サブアセンブリ(2)
    に接続された2つの独立したレーザ光源(21,22)
    を有し、これらレーザ光源(21,22)はそれぞれ前
    記変調周波数(Ω1,Ω2)のうちのいづれか一方で駆動
    される請求項18に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記レーザ光源(21,22)として
    2つのレーザ・ダイオードを使用し、各レーザ・ダイオ
    ードは自身が放射する偏光が互いに直交する方向へ偏光
    された部分ビームを形成するように調整されている請求
    項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記2つの部分ビームは互いに平行に
    なるように共通の光学システム内へ案内され、さらには
    対象物表面の点にフォーカスされる請求項22に記載の
    装置。
  24. 【請求項24】 前記2つの部分ビームは互いに符合す
    るように統合される請求項22に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記2つの部分ビームは非平行状態に
    て共通の光学システム内へ案内されることにより、これ
    ら部分ビームの互いに隣接し、かつ空間的に分離した複
    数の入射点が対象物(4)上に形成される請求項22に
    記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記複数の入射点の間隔は励起された
    複数の電荷担体の予測拡散距離の最大で2倍をなす請求
    項25に記載の装置。
  27. 【請求項27】 差周波数(Ω1−Ω2)を検出するため
    に、前記周波数選択装置(6)は対象物(4)内におい
    て生じた周波数変調から得られたルミネセント放射の成
    分のみを変調周波数(Ω1,Ω2)の和周波数(Ω1
    Ω2)を用いて検出できるように任意で調整し得る請求
    項25に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記2つの変調周波数(Ω1,Ω2)を
    広範囲内で変更するための駆動装置を有し、同駆動装置
    はモジュレータ・サブアセンブリ(2)に対して接続さ
    れ、前記2つの変調周波数(Ω1,Ω2)の算術差が常に
    一定に維持されている請求項16に記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記対象物(4)と相互作用した後の
    レーザ・ビームを検出すべく、ルミネセンス検出器
    (5)以外にレーザ検出器(13)を有する請求項16
    に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記ルミネセンス検出器(5)及びレ
    ーザ検出器(13)の出力はそれぞれロックイン増幅器
    (6,14)へ入力され、周波数選択装置としての2つ
    のロックイン増幅器(6,14)は変調周波数(Ω1
    Ω2)の差周波数(Ω1−Ω2)へ同調され、さらには基
    準信号の供給のためにモジュレータ・サブアセンブリ
    (2)に対して接続され、前記信号処理装置は2つのロ
    ックイン増幅器(6,14)の出力信号の記録、評価及
    び相関関係の算定を行うための信号プロセッサ(7)で
    あり、さらには対象物(4)内の放射緩和プロセス及び
    非放射緩和プロセスに関する独立した情報を提供する請
    求項29に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記レーザ光線をルミネセント放射か
    ら分離すべくダイクロイック・ミラー(8)を有する請
    求項16に記載の装置。
  32. 【請求項32】 妨げとなるレーザ光線をルミネセント
    放射から分離すべくルミネセンス検出器(5)の上流側
    に吸収フィルタ(9)を有する請求項16に記載の装
    置。
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