JPH08335434A - 自動復帰機能を備えた遮断装置 - Google Patents
自動復帰機能を備えた遮断装置Info
- Publication number
- JPH08335434A JPH08335434A JP7142071A JP14207195A JPH08335434A JP H08335434 A JPH08335434 A JP H08335434A JP 7142071 A JP7142071 A JP 7142071A JP 14207195 A JP14207195 A JP 14207195A JP H08335434 A JPH08335434 A JP H08335434A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷遮断部の動作が雷サージ等による誤動作
であるのか否かを的確に判断し、誤動作の場合には再投
入を行わせる自動復帰機能を備えた遮断装置を提供す
る。 【構成】 漏電警報部２と、負荷遮断部１と、自動投入
部３と、制御部４とからなる。負荷遮断部１の動作後に
設定時間ｔ1 を経過したとき自動投入部３を動作させて
再投入を行なわせるが、再投入後、設定時間ｔ2 以内に
再度漏電警報が出力されて負荷遮断部１が動作した場合
には再投入を停止する機能を制御部４に持たる。
であるのか否かを的確に判断し、誤動作の場合には再投
入を行わせる自動復帰機能を備えた遮断装置を提供す
る。 【構成】 漏電警報部２と、負荷遮断部１と、自動投入
部３と、制御部４とからなる。負荷遮断部１の動作後に
設定時間ｔ1 を経過したとき自動投入部３を動作させて
再投入を行なわせるが、再投入後、設定時間ｔ2 以内に
再度漏電警報が出力されて負荷遮断部１が動作した場合
には再投入を停止する機能を制御部４に持たる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、無人基地の各種計器用
電源などに接続して用いられる自動復帰機能を備えた遮
断装置に関するものである。
電源などに接続して用いられる自動復帰機能を備えた遮
断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】無人基地の各種計器用電源などには、従
来から自動復帰機能を備えた遮断装置が用いられてい
る。これは漏電警報部と、負荷遮断部と、自動投入部
と、制御部とからなるものであって、漏電が検出された
ときには負荷遮断部を動作させて負荷を遮断するが、設
定時間を経過すると自動投入部が負荷遮断部を再投入
し、自動復帰させるようになっている。
来から自動復帰機能を備えた遮断装置が用いられてい
る。これは漏電警報部と、負荷遮断部と、自動投入部
と、制御部とからなるものであって、漏電が検出された
ときには負荷遮断部を動作させて負荷を遮断するが、設
定時間を経過すると自動投入部が負荷遮断部を再投入
し、自動復帰させるようになっている。
【０００３】このような従来の自動復帰機能を備えた遮
断装置においては、雷サージによる誤動作の場合問題は
ないが、漏電による正常の動作であると、再投入後にす
ぐに再度遮断され、また再投入という動作を繰り返し行
う。このため、遮断装置の投入の動作電源をコンデンサ
の充電電流で行い、再投入後コンデンサが再投入に必要
なだけ充電される前に遮断されたときには再投入不能に
したものがあるが、このようなものでは、制御部の回路
構成が複雑で製作コストが高くなるうえ、再投入不能に
なる再投入後の遮断時間までの時間にバラツキを生じ、
正確に雷サージによる誤動作であるのか、漏電による正
常な動作であるのかを判断させることができないという
問題があった。
断装置においては、雷サージによる誤動作の場合問題は
ないが、漏電による正常の動作であると、再投入後にす
ぐに再度遮断され、また再投入という動作を繰り返し行
う。このため、遮断装置の投入の動作電源をコンデンサ
の充電電流で行い、再投入後コンデンサが再投入に必要
なだけ充電される前に遮断されたときには再投入不能に
したものがあるが、このようなものでは、制御部の回路
構成が複雑で製作コストが高くなるうえ、再投入不能に
なる再投入後の遮断時間までの時間にバラツキを生じ、
正確に雷サージによる誤動作であるのか、漏電による正
常な動作であるのかを判断させることができないという
問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、負荷遮断部の動作が雷サージ等によ
る誤動作であるのか否かを的確に判断することができ、
しかも低コストで製造することができる自動復帰機能を
備えた遮断装置を提供するためになされたものである。
の問題点を解決し、負荷遮断部の動作が雷サージ等によ
る誤動作であるのか否かを的確に判断することができ、
しかも低コストで製造することができる自動復帰機能を
備えた遮断装置を提供するためになされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、漏電警報部と、負荷遮断部と、
自動投入部と、制御部とからなる自動復帰機能を備えた
遮断装置であって、前記制御部に、負荷遮断部の動作後
に設定時間ｔ1 を経過したとき自動投入部を動作させて
再投入を行なわせるが、再投入後、設定時間ｔ2 以内に
再度漏電警報が出力され負荷遮断部が動作した場合には
再投入を停止する機能を持たせたことを特徴とするもの
である。
めになされた本発明は、漏電警報部と、負荷遮断部と、
自動投入部と、制御部とからなる自動復帰機能を備えた
遮断装置であって、前記制御部に、負荷遮断部の動作後
に設定時間ｔ1 を経過したとき自動投入部を動作させて
再投入を行なわせるが、再投入後、設定時間ｔ2 以内に
再度漏電警報が出力され負荷遮断部が動作した場合には
再投入を停止する機能を持たせたことを特徴とするもの
である。
【０００６】
【作用】本発明の自動復帰機能を備えた遮断装置におい
ては、負荷遮断部の動作後に設定時間ｔ1 を経過したと
きに自動投入部を動作させ、負荷遮断部の再投入を行な
わせる。このために雷サージのような一過性の原因によ
り負荷遮断部が動作したときには、設定時間ｔ1 を経過
後にはその原因が除かれているため、支障なく自動復帰
させることができる。しかし負荷遮断部の動作の原因が
漏電によるものである場合には、この設定時間ｔ1 を経
過後にもその原因は除かれていないこととなる。このた
め、再投入すると直ちに漏電警報部が動作し、設定時間
ｔ2 以内に再度漏電警報が出力されて負荷遮断部が動作
することとなる。そこでこのような場合には再投入を停
止し、以降は漏電状態が修復されない限り再投入の動作
が行なわれないようにする。
ては、負荷遮断部の動作後に設定時間ｔ1 を経過したと
きに自動投入部を動作させ、負荷遮断部の再投入を行な
わせる。このために雷サージのような一過性の原因によ
り負荷遮断部が動作したときには、設定時間ｔ1 を経過
後にはその原因が除かれているため、支障なく自動復帰
させることができる。しかし負荷遮断部の動作の原因が
漏電によるものである場合には、この設定時間ｔ1 を経
過後にもその原因は除かれていないこととなる。このた
め、再投入すると直ちに漏電警報部が動作し、設定時間
ｔ2 以内に再度漏電警報が出力されて負荷遮断部が動作
することとなる。そこでこのような場合には再投入を停
止し、以降は漏電状態が修復されない限り再投入の動作
が行なわれないようにする。
【０００７】上記のように本発明によれば、雷サージ等
による誤動作を漏電による正常な動作と明確に識別し、
誤動作の場合には自動的な再投入を可能とし、漏電によ
る場合には再投入が行なわれないようにすることができ
る。しかもこのような設定時間ｔ1 、ｔ2 による誤動作
の判別はマイコンを用いたタイマーにより安価に行なわ
せることができ、製作コストを安価とすることができ
る。
による誤動作を漏電による正常な動作と明確に識別し、
誤動作の場合には自動的な再投入を可能とし、漏電によ
る場合には再投入が行なわれないようにすることができ
る。しかもこのような設定時間ｔ1 、ｔ2 による誤動作
の判別はマイコンを用いたタイマーにより安価に行なわ
せることができ、製作コストを安価とすることができ
る。
【０００８】
【実施例】以下に本発明を図面を参照しつつ更に詳細に
説明する。図１は本発明の実施例を示すブロック図であ
り、１は負荷遮断部、２は漏電警報部、３は自動投入
部、４は制御部である。この遮断装置は漏電警報部２が
漏洩電流を検出すると漏電警報を発し、負荷遮断部１が
回路を遮断する漏電遮断装置であり、必要に応じて過電
流により遮断する機能を持たせてもよい。
説明する。図１は本発明の実施例を示すブロック図であ
り、１は負荷遮断部、２は漏電警報部、３は自動投入
部、４は制御部である。この遮断装置は漏電警報部２が
漏洩電流を検出すると漏電警報を発し、負荷遮断部１が
回路を遮断する漏電遮断装置であり、必要に応じて過電
流により遮断する機能を持たせてもよい。
【０００９】この遮断装置の制御部４はマイコンを用い
たタイマーを内蔵しており、上記のように負荷遮断部１
が動作した後、設定時間ｔ1 （例えば５秒）を経過した
ときに自動投入部３を動作させ、負荷遮断部１の再投入
を行なわせる。この状態は図２に示した通りであり、雷
サージ等の一過性の原因により漏電警報部２が誤動作し
て負荷遮断部１が動作したときには、設定時間ｔ1 を経
過後にはその原因が除かれているため、自動復帰させる
ことができる。
たタイマーを内蔵しており、上記のように負荷遮断部１
が動作した後、設定時間ｔ1 （例えば５秒）を経過した
ときに自動投入部３を動作させ、負荷遮断部１の再投入
を行なわせる。この状態は図２に示した通りであり、雷
サージ等の一過性の原因により漏電警報部２が誤動作し
て負荷遮断部１が動作したときには、設定時間ｔ1 を経
過後にはその原因が除かれているため、自動復帰させる
ことができる。
【００１０】しかし漏電警報部２が漏洩電流を検出して
正常に動作した場合には、設定時間ｔ1 を経過後に負荷
遮断部１の再投入を行なうと、漏電状態は継続したまま
であるから再び漏電警報部２が漏電警報を発し、負荷遮
断部１を動作させる。そこで図３に示すように、本発明
では再投入後、設定時間ｔ2 （例えば２秒）以内に再度
漏電警報が出力されて負荷遮断部１が動作した場合に
は、制御部４がそれ以降の再投入を停止する。従って、
漏電状態が継続することがない。
正常に動作した場合には、設定時間ｔ1 を経過後に負荷
遮断部１の再投入を行なうと、漏電状態は継続したまま
であるから再び漏電警報部２が漏電警報を発し、負荷遮
断部１を動作させる。そこで図３に示すように、本発明
では再投入後、設定時間ｔ2 （例えば２秒）以内に再度
漏電警報が出力されて負荷遮断部１が動作した場合に
は、制御部４がそれ以降の再投入を停止する。従って、
漏電状態が継続することがない。
【００１１】なお、再投入後に設定時間ｔ2 を経過して
から再び漏電警報部２が漏電警報を発して負荷遮断部１
が動作した場合には、制御部４は前記したと同様に負荷
遮断部１が動作した後、設定時間ｔ1 を経過したときに
自動投入部３に信号を送り、負荷遮断部１の再投入を行
なわせる。このように再投入後の漏電警報が出力され負
荷遮断部１が動作するまでの時間が設定時間ｔ2 よりも
長い場合には、負荷遮断部１の遮断と再投入とが繰り返
されるが、例えば30分間に５回以上漏電警報が生じて負
荷遮断部１が動作した場合には何らかの回路不良の可能
性があるため、制御部４が漏電警報をカウントし、以降
の再投入を停止するようにしておくことが好ましい。
から再び漏電警報部２が漏電警報を発して負荷遮断部１
が動作した場合には、制御部４は前記したと同様に負荷
遮断部１が動作した後、設定時間ｔ1 を経過したときに
自動投入部３に信号を送り、負荷遮断部１の再投入を行
なわせる。このように再投入後の漏電警報が出力され負
荷遮断部１が動作するまでの時間が設定時間ｔ2 よりも
長い場合には、負荷遮断部１の遮断と再投入とが繰り返
されるが、例えば30分間に５回以上漏電警報が生じて負
荷遮断部１が動作した場合には何らかの回路不良の可能
性があるため、制御部４が漏電警報をカウントし、以降
の再投入を停止するようにしておくことが好ましい。
【００１２】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自動復
帰機能を備えた遮断装置は、負荷遮断部の動作後に設定
時間ｔ1 を経過したとき自動投入部を動作させて再投入
を行なわせるが、再投入後、設定時間ｔ2 以内に再度漏
電警報が出力され負荷遮断部が動作した場合には再投入
を停止する機能を制御部に持たせたので、負荷遮断部の
動作が雷サージ等による誤動作であるのか否かを的確に
判断することができる。またこのような制御部はマイコ
ンを用いたタイマーを利用して低コストで製造すること
ができるから、従来品よりも製造コストを引き下げるこ
とができる利点もある。
帰機能を備えた遮断装置は、負荷遮断部の動作後に設定
時間ｔ1 を経過したとき自動投入部を動作させて再投入
を行なわせるが、再投入後、設定時間ｔ2 以内に再度漏
電警報が出力され負荷遮断部が動作した場合には再投入
を停止する機能を制御部に持たせたので、負荷遮断部の
動作が雷サージ等による誤動作であるのか否かを的確に
判断することができる。またこのような制御部はマイコ
ンを用いたタイマーを利用して低コストで製造すること
ができるから、従来品よりも製造コストを引き下げるこ
とができる利点もある。
【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】制御部の機能を説明するタイムチャートであ
る。
る。
【図３】制御部の機能を説明するタイムチャートであ
る。
る。
１ 負荷遮断部 ２ 漏電警報部 ３ 自動投入部 ４ 制御部
Claims (1)
- 【請求項１】 漏電警報部と、負荷遮断部と、自動投入
部と、制御部とからなる自動復帰機能を備えた遮断装置
であって、前記制御部に、負荷遮断部の動作後に設定時
間ｔ1 を経過したとき自動投入部を動作させて再投入を
行なわせるが、再投入後、設定時間ｔ2 以内に再度漏電
警報が出力され負荷遮断部が動作した場合には再投入を
停止する機能を持たせたことを特徴とする自動復帰機能
を備えた遮断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142071A JPH08335434A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 自動復帰機能を備えた遮断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142071A JPH08335434A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 自動復帰機能を備えた遮断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08335434A true JPH08335434A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15306761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7142071A Pending JPH08335434A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 自動復帰機能を備えた遮断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08335434A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0945950A2 (de) * | 1998-03-25 | 1999-09-29 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Ansteuerung eines Verbrauchers |
| JP2007116879A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Nitto Electric Works Ltd | 自動投入機構を備えたサージ保護装置 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP7142071A patent/JPH08335434A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0945950A2 (de) * | 1998-03-25 | 1999-09-29 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Ansteuerung eines Verbrauchers |
| EP0945950A3 (de) * | 1998-03-25 | 2000-10-11 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Ansteuerung eines Verbrauchers |
| JP2007116879A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Nitto Electric Works Ltd | 自動投入機構を備えたサージ保護装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000303 |