JP2000358323A - バックアップ電源不要な感震型電源遮断装置 - Google Patents

バックアップ電源不要な感震型電源遮断装置

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JP2000358323A
JP2000358323A JP11202170A JP20217099A JP2000358323A JP 2000358323 A JP2000358323 A JP 2000358323A JP 11202170 A JP11202170 A JP 11202170A JP 20217099 A JP20217099 A JP 20217099A JP 2000358323 A JP2000358323 A JP 2000358323A
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JP
Japan
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power supply
timer
earthquake
cpu
signal
Prior art date
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JP11202170A
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Toshiyuki Igarashi
俊之 五十嵐
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DEPUKON KK
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DEPUKON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地震発生時における電気に起因する火災の発生
を防止することのできる、バックアップ電源不要な感震
型の電源遮断装置を提供する。 【解決手段】CPU(コンピュータ回路)と、CPUに
接続される感震器と、CPUにより制御されるリレーと
を備えた電源遮断装置において、センサー検知手段と、
タイマーと、制御部と、タイマー作動中の信号を信号記
憶メモリー(EEPROM)へ記憶させる記憶手段と、
タイマー作動後所定時間経過時に無停電の場合、該記憶
信号を消去する消去手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、設定レベル以上
の揺れを検知して作動し、地震発生から所定時間内に停
電したとき、復電時に漏電ブレーカーを遮断すること
で、電気に起因する火災の発生を防止することのでき
る、バックアップ電源不要な感震型の電源遮断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地震を検知して警報音を鳴ら
し、ある一定の時間を経過すると、漏電ブレーカーを遮
断するものや、電池を内蔵し、または無停電電源を利用
して、地震検知後、停電し復電したとき、主幹ブレーカ
ーを遮断するものなどがあるが、本発明にて示すよう
に、電池や無停電電源を使用せずに、地震検知後、所定
時間内に停電が起きたとき、復電時にブレーカーを遮断
することのできるものは見当たらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】規模の大きな地震が発
生した場合には、火災が発生することが多いが、この火
災発生の原因として電気関係を起因とするものがかなり
のウェイトを占めているといわれる。地震による揺れに
よって電気配線が損傷してショートするためである。そ
のため、これらの災害を防ぐために、前項にて記したよ
うな地震検知型の機器が利用されている。しかし、従来
からの機器は電池や無停電電源を必要とするものであ
り、電池劣化が起これば正常な作動は望めない。また充
電電池である無停電電源は、一般家庭で備えているとこ
ろは極少である。そして、電池劣化の影響を防ぐために
は、定期的に電池を交換しなければならないという煩わ
しさを有している。本発明は、以上のような従来からの
地震検知型の電源遮断機器にかかわる課題を解決するた
めに発明されたもので、信号記憶メモリーを使用するこ
とで、電池等を使用せずとも、地震発生後の電源遮断お
よび復電時の電源遮断を可能とする、バックアップ電源
不要な感震型の電源遮断装置を提供することを目的とし
て開発されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て本発明は、感震器からの信号を検知して作動するタイ
マーのタイマー作動中の信号を信号記憶メモリーに記憶
させ、所定時間内の停電のとき、復電時にリレーを作動
させて漏電ブレーカーを遮断して、地震発生時における
電気火災の危険を防止するものとした。すなわち、CP
U(コンピュータ回路)と、CPUに接続される感震器
と、CPUにより制御されるリレーとを備えた電源遮断
装置において、センサー検知手段と、タイマーと、制御
部と、タイマー作動中の信号を信号記憶メモリー(EE
PROM)へ記憶させる記憶手段と、タイマー作動後所
定時間経過時に無停電の場合、該記憶信号を消去する消
去手段とを備える。本発明は、以上の構成よりなるバッ
クアップ電源不要な感震型電源遮断装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を使用するには、まず図1
に示すように、配電線に本装置を結線接続する。AC1
00Vのバイパス結線にてリレーが接続され、リレー作
動のとき、疑似漏電させて漏電ブレーカーが遮断となる
が、このリレーはCPUにより制御される。また、トラ
ンスにて電圧が降下され、直流に変換するための電源回
路が設けられ、この電源回路を介してCPUが接続され
る。CPUには以上のリレーと感震器が接続される。こ
の状態で地震が発生すると、感震器が揺れを感知し、C
PUにて検知と同時にタイマーが作動を開始する。そし
て、タイマー作動中という信号を信号記憶メモリーへ記
憶させる。このタイマー作動から3分以内に停電した場
合、復電時にCPUが立ち上がると、メモリー記憶状態
を検知して、リレーONとなり、ブレーカーは遮断され
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の主要結線を示すものである。図において、
1は漏電ブレーカー、2はCPU(コンピュータ回
路)、3は電源回路、4はリレーである。AC100V
は漏電ブレーカーを介して配線されているが、この配線
より100Vを取り出してトランスにて電圧を下げ、電
源回路にて交流を直流に変換し、CPUに供給する。ま
たバイパス回路を設けてリレーを介在させている。この
リレーはCPUによって制御され、必要時にはCPUか
らの指令によってリレーONとなり、疑似漏電のためブ
レーカーOFFとなる。図2は本発明のCPUと主要機
器との相互関係を示すものである。図において、5は感
震器である。CPUはセンサー検知部、タイマー、制御
部、信号記憶メモリーの各セクションから構成され、感
震器およびリレーが接続される。地震発生時には、まず
感震器が地震の揺れを感知し、感震器からの信号がCP
Uに送られ、センサー検知部にて地震発生を検知する。
ただし、設定レベル以上の揺れに対してのみ地震感知が
行われるので、微少な揺れは検知しない。
【0007】地震を検知すると、タイマーが作動してカ
ウントを開始するが、同時にランプが点灯しブザーが鳴
動する。また、タイマー作動中の信号が信号記憶メモリ
ーへ記憶される。タイマー作動後3分が経過すると、停
電がなければ信号記憶メモリーへ記憶されたタイマー作
動中の信号を消去し、リレーがONとなってブレーカー
OFFとなる。しかるのちに、停電が発生した場合は、
復電時にブレーカーを再投入することで通電状態とな
る。また、タイマー作動後3分以内に停電が発生した場
合は、復電時にブレーカーOFFとなり、安全が保たれ
る。この復電時のブレーカーOFFは以下の作用により
行われる。CPUの制御回路は、地震検知によってタイ
マーが作動し、タイマー作動中という信号を信号記憶メ
モリーへ記憶させる。タイマー作動中に停電が起きたと
きは、上記信号が消去されずに残っている。そして、復
電によりCPUが立ち上がったとき、CPUの制御部は
信号記憶メモリーの内容を見に行き、信号記憶があれ
ば、リレーをONとし、漏電ブレーカーを疑似漏電させ
てブレーカーOFFとなる。通常停電の場合は、信号記
憶メモリーには記憶されないので、復電時のブレーカー
OFFは行われない。
【0008】図3は本発明実施例の各機器の接続状態を
示すものである。図において、6はテストスイッチ、7
はリセットスイッチ、8はランプ、9はブザー、10は
INポート、11はOUTポートである。INポートは
CPUへの情報伝達、OUTポートはCPUからの指令
伝達をあらわしている。この中で、リセットスイッチ
は、人為的に本機能を解除するためのものである。つま
り、図4の一点鎖線枠にて示すように、地震検知による
タイマー作動中に、安全が確認できた場合、このリセッ
トスイッチを押すことで本装置の作動を解除することが
できる。また、テストスイッチは、擬似的に本装置を作
動させて、機能チェックをするためのものである。本装
置の作動ステップは図4にて表現したが、装置作動完了
後に、安全を確認した上でブレーカーを再投入して通電
状態とすることができる。なお、本例では地震検知後3
分経過後にブレーカーを遮断する仕組みとなっている
が、これは揺れの継続時間および避難に要する時間を考
慮して設定したもので、状況に応じてこのブレーカー遮
断までの時間を変更してもよい。以上のごとく、本発明
によって地震発生後の電気に起因する火災の発生を防止
することができる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、CPUによって地震発
生信号を検知し、タイマー作動中の信号を記憶し、これ
によって復電時にリレーをONさせて漏電ブレーカーを
遮断させることができるので、復電により発生する配線
損傷に起因する火災発生を未然に防止することができ
る。また、従来手段のように電池等を使用しないので、
電池劣化および電池交換などを回避することのできる、
有用なる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主要結線図
【図2】本発明のCPUと主要機器の相互関係図
【図3】本発明の各機器接続状態図
【図4】本発明の作動説明図
【符号の説明】
1 漏電ブレーカー 2 CPU 3 電源回路 4 リレー 5 感震器 6 テストスイッチ 7 リセットスイッチ 8 ランプ 9 ブザー 10 INポート 11 OUTポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPU(コンピュータ回路)と、CPUに
    接続される感震器と、CPUにより制御されるリレーと
    を備えた電源遮断装置において、センサー検知手段と、
    タイマーと、制御部と、タイマー作動中の信号を信号記
    憶メモリー(EEPROM)へ記憶させる記憶手段と、
    タイマー作動後所定時間経過時に無停電の場合、該記憶
    信号を消去する消去手段とを備えたことを特徴とするバ
    ックアップ電源不要な感震型電源遮断装置。
JP11202170A 1999-06-11 1999-06-11 バックアップ電源不要な感震型電源遮断装置 Pending JP2000358323A (ja)

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JP11202170A JP2000358323A (ja) 1999-06-11 1999-06-11 バックアップ電源不要な感震型電源遮断装置

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ID=16453134

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011002057A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Mitsubishi Electric Corp 電気機器の安全装置および電源制御方法
JP2016220381A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 河村電器産業株式会社 感震遮断システム

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