JPH06103970B2 - 自動復帰形過負荷保護継電器 - Google Patents

自動復帰形過負荷保護継電器

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JPH06103970B2
JPH06103970B2 JP63099485A JP9948588A JPH06103970B2 JP H06103970 B2 JPH06103970 B2 JP H06103970B2 JP 63099485 A JP63099485 A JP 63099485A JP 9948588 A JP9948588 A JP 9948588A JP H06103970 B2 JPH06103970 B2 JP H06103970B2
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JP
Japan
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time
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signal
recovery
overload
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保一 林
靖夫 高崎
一彦 黒田
慶之輔 新井
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Fuji Electric Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Fuji Electric Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモータのような負荷の過負荷状態を検出し、こ
の過負荷状態が所定時間以上継続したとき遮断部を遮断
し、所定の復帰時間経過後遮断部を再投入する自動復帰
形過負荷保護継電器に関する。
〔従来の技術〕
自動復帰形過負荷保護継電器として従来第3図に示すも
のが知られている。第3図において、モータ1は変流器
2、遮断部3を介して電源に接続されている。自動復帰
形過負荷保護継電器は、信号発生回路4,動作時間設定回
路5,遮断回路6,復帰回路7,復帰時間設定回路8を備えて
いる。変流器2の出力端が信号発生回路4に接続され、
変流器2の出力が過負荷状態を示すと、信号発生回路4
は動作時間設定回路5で設定された所定の反限時特性で
過負荷信号を発する。信号発生回路4は2つの出力端を
有し、一方の出力端は遮断回路6に接続されている。こ
の遮断回路6は過負荷信号を受けるとその内部に設けら
れた出力記憶回路6aをセットするとともに遮断部3を遮
断する。また信号発生回路4の他方の出力端は復帰回路
7を介して遮断回路6に接続されている。復帰回路7は
過負荷信号を受けてから復帰時間設定回路8で設定され
た所定の復帰時間経過後復帰信号を発して出力記憶回路
6aをリセットし、遮断回路6を復帰させる。遮断回路6
が復帰すると遮断部3が投入される。すなわち、この継
電器においてはモータなどの負荷が過負荷になって過熱
すると一旦負荷への電源を遮断するからこの間に過負荷
が取り除かれ冷却されるので再び始動するとができ、負
荷は自動的に電源に接続されて運転を継続して行なうこ
とができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
この継電器は過負荷状態が起こったときこの過負荷状態
が短時間のうちに取除かれるいわゆる一過性の過負荷で
も一旦遮断部を遮断してしまうと、設定された比較的長
い復帰時間経過後でないと再び遮断部を投入し、負荷を
再始動することができないという問題があった。また電
源から混入するノイズやサージによってこの継電器が誤
動作して遮断部を遮断したような場合にも遮断部を再投
入するまで設定した比較的長い復帰時間を要し、負荷稼
動率が低下してしまうという問題があった。
本発明の目的は、遮断部が一過性の過負荷や誤動作で遮
断した場合は早く再投入し、確実に過負荷が起こったと
判断されたときのみ負荷の冷却時間を置いて再投入で
き、負荷稼動率の低下を抑制した自動復帰形過負荷保護
継電器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述の課題を解決するため、過負荷電流に対し
て信号発生回路から発する過負荷信号により遮断部を遮
断する遮断回路と、前記過負荷信号が入力してから復帰
時間設定回路で設定された所定時間経過後復帰信号を発
して前記遮断回路を復帰させ前記遮断部を再投入する復
帰回路とを備えた自動復帰形過負荷保護継電器におい
て、前記復帰時間設定回路が固定時間と可変時間の2段
階に設定されるとともに、前記復帰信号が初回の信号か
2回目以降の信号かを記憶し前記復帰回路に前記復帰時
間設定回路に設定された2段階の設定時間を選択する信
号を供給する復帰回数記憶回路と、前記遮断部の投入継
続時間を計時する計時回路とを設け、前記復帰回数記憶
回路は負荷の投入時および前記計時回路の計時した投入
継続時間が所定時間を超えたとき記憶内容が初回の信号
の記憶状態に設定されるようにしたものである。
〔作用〕
この継電器は遮断部を遮断したとき、これを再投入する
時間を復帰回路の復帰信号発生回数により決定すること
により、普通2回連続することのない一過性の過負荷に
相当する1回目は固定された所定時間で速やかに再投入
し、2回目以降はその負荷の性質によって変更し得る比
較的長い時間後再投入するため復帰回数記憶回路の記憶
内容を、負荷の最初の投入時および遮断部の投入継続時
間を計時する計時回路による投入継続時間が所定時間を
超えると遮断部が初めて投入されたときと同じ取扱いと
するように復帰回数記憶回路をリセットすることによっ
て一過性の過負荷時には速やかに再投入して負荷稼動率
を向上する。
〔実施例〕
第1図は本発明による自動復帰形過負荷保護継電器の一
実施例を示す。ここで第3図と同一のものには第3図と
同一の符号を付している。第1図において、モータ1は
変流器2,遮断部3を介して電源に接続されている。自動
復帰形過負荷保護継電器は従来のものと同様に信号発生
回路4,動作時間設定回路5,出力記憶回路6aを有する遮断
回路6,復帰回路7,復帰時間設定回路8を備え、従来のも
のと同様に接続されているが、このほかに復帰回数記憶
回路9と計時回路10とが設けられている点が従来のもの
と異なる。そして復帰時間設定回路8は固定された比較
的短い時間と可変の比較的長い時間との2段階の復帰時
間を設定することができるものである。復帰回数記憶回
路9は計時回路10の最初の起動時と計時回路10の計時時
間Taが所定時間Toよりも長くなったときに計時回路10か
ら出力されるリセット信号によりリセットされる。この
復帰回数記憶回路9はリセット状態のときL(ローレベ
ル)、セット状態のときH(ハイレベル)の出力信号S6
を復帰回路7に出力する。そして復帰回数記憶回路9は
出力信号がLの状態で信号発生回路4から発せられた過
負荷信号S2で遮断部3が遮断された後復帰回路7から復
帰信号S4が出力されたとき復帰回路7から出力されるセ
ット信号S7によりセットされる。復帰回路7は復帰回数
記憶回路9からの出力信号S6がLのときは固定された比
較的短い時間Tr1で、復帰回数記憶回路9からの出力信
号がHのときは可変の比較的長い時間Tr2で復帰信号S4
を発する。計時回路10は遮断部3の投入継続時間を計時
するもので、モータ1の最初の投入時と復帰回路7が復
帰信号S4を発すると計時を始め、遮断回路6が遮断部3
を遮断すると出力される停止信号S5により計時を停止
し、この時間すなわち遮断部3の投入継続時間が所定時
間を超えるとリセット信号S3を発する。なお復帰時間設
定回路8の可変設定時間は過負荷で過熱した負荷の冷却
時間に合わせ負荷毎に設定される。
この継電器の動作を第2図に示すタイムチャートを参照
しながら説明する。第2図において、IMはモータ電流で
モータ1の各始動時には定格電流IPを超える始動電流が
流れ、通常では次第に定格電流IP以下に落ち着くが、こ
こでは動作説明の都合上モータ1が過負荷状態で一過性
負荷電流I1が生じた場合から示している。
予め動作時間設定回路5と復帰時間設定回路8の各時間
を設定した後、モータ1の投入信号が遮断回路6の出力
記憶回路6aに加えられると遮断回路6が投入動作をして
遮断部3を投入するから電流IMが流れモータ1は始動す
る。このとき復帰回路7はモータの投入信号が加えられ
て計時回路10に起動信号S1を出力する。ここで計時回路
10は起動信号S1により初めて起動される際にリセット信
号S3を発して復帰回数記憶回路9にリセットさせ、計時
回路10は計時を開始する。ここでモータ1に過負荷また
は一過性の過負荷電流I1が流れているので信号発生回路
4は動作時間設定回路5で設定された設定時間経過後の
時刻t2に過負荷信号S2を発し、これにより遮断回路6が
遮断動作を行い遮断部3を遮断する。このとき遮断回路
6から停止信号S5が計時回路10に出力され、この停止信
号S5により計時回路10は計時を停止する。このとき遮断
部3の投入時間に相当する計時回路10の計時時間Taは所
定時間Toよりも短いからリセット信号S3は発せられな
い。しかし復帰回数記憶回路9は前述したようにリセッ
ト状態であるから復帰回数記憶回路9から復帰回路7に
出力される出力信号S6はLである。従って復帰回路7は
信号発生回路4からの過負荷信号S2により起動され復帰
時間設定回路8で設定された比較的短い復帰時間Tr1
経た時刻t3に復帰信号S4を発し、出力記憶回路6aを介し
て遮断回路6を復帰させ遮断部3を再投入するのでモー
タ1が再始動する。このとき復帰回路7は復帰回数記憶
回路9の出力信号S6がLであるのでセット信号S7を発し
て復帰回数記憶回路9をセットする。計時回路10は復帰
回路7からの復帰信号S4と同一の起動信号S1で計時を再
び開始する。ここでモータ1が過負荷になり、信号発生
回路4が過負荷信号S2を発すると、遮断回路6は時刻t4
に遮断部3を遮断する。勿論計時回路10は計時を停止す
る。しかし今回は復帰回数記憶回路9がセットされた状
態にあるから復帰回路7は復帰時間設定回路8で設定さ
れた比較的長い復帰時間Tr2を経過してモータ1が十分
冷却された時刻t5に復帰信号S4を発して遮断部3を再投
入し、計時回路10を始動する。このようにして計時回路
10の計時時間Taが所定時間Toを超えない間は復帰回数記
憶回路9がリセットされないから遮断部3が遮断されて
もこの遮断部3が比較的長い復帰時間Tr2で再投入され
る。次に時刻t6において復帰信号S4により遮断部3が投
入され、計時回路10が計時を開始してからモータ1が定
格電流IP以下で運転されると遮断部3の投入時間すなわ
ち計時回路10の計時時間Taは長く続き、所定時間Toを超
える。計時時間Taが所定時間Toに達すると計時回路10は
時刻t7にリセット信号S3を発し、復帰回数記憶回路9を
リセットする。すなわち遮断部3の投入継続時間(Ta)
が所定時間Toを超えると、この継電器は遮断部3が初め
て投入されたときと同じ動作をし、以下負荷によって上
述の動作を繰返す。このようにして遮断部3が初めて投
入されたか、長い投入継続時間後遮断された場合の再投
入か、2回目以後の再投入か区別してその再投入時間を
選択することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、遮断部を最初投入してから復帰回路が
復帰動作をしたか否かを記憶するとともに遮断部の投入
継続時間が所定時間を超えるとリセットされる復帰回数
記憶回路を設けたので、復帰回路が復帰信号を発すると
きこの信号が1回目であるか2回目以降であるかを判別
して復帰時間を選択でき、例えば2回以上連続して発生
することの少ない一過性の過負荷や誤動作により遮断部
が遮断された場合には速やかに復帰させて再運転を行う
ことにより負荷稼動率を向上させる効果がある。もし真
の過負荷である場合は遮断部が再遮断され、今後は比較
的長い復帰時間により負荷が十分冷却して運転が継続さ
れる。なお遮断部を再投入する時間は可変とされている
から負荷の熱時定数に合わせることができ再投入時間が
早過ぎたり、遅過ぎて無駄な時間を消費することがなく
効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明による自動復帰形過負荷保
護継電器の一実施例を示し、第1図はブロック図、第2
図は第1図の動作を示す波形図、第3図は従来の自動復
帰形過負荷保護継電器の一例を示すブロック図である。 3:遮断部、4:信号発生回路、6:遮断回路、7:復帰回路、
8:復帰時間設定回路、9:復帰回数記憶回路、10:計時回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 一彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 新井 慶之輔 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過負荷電流に対応して信号発生回路から発
    する過負荷信号により遮断部を遮断する遮断回路と、前
    記過負荷信号が入力してから復帰時間設定回路で設定さ
    れた所定時間経過後復帰信号を発して前記遮断回路を復
    帰させ前記遮断部を再投入する復帰回路とを備えた自動
    復帰形過負荷保護継電器において、前記復帰時間設定回
    路が固定時間と可変時間の2段階に設定されるととも
    に、前記復帰信号が初回の信号か2回目以降の信号かを
    記憶し前記復帰回路に前記復帰時間設定回路に設定され
    た2段階の設定時間を選択する信号を供給する復帰回数
    記憶回路と、前記遮断部の投入継続時間を計時する計時
    回路とを設け、前記復帰回数記憶回路は負荷の最初の投
    入時および前記計時回路の計時時間が所定時間を超えた
    とき記憶内容が初回の信号の記憶状態に設定されるよう
    にしたことを特徴とする自動復帰形過負荷保護継電器。
JP63099485A 1988-04-22 1988-04-22 自動復帰形過負荷保護継電器 Expired - Lifetime JPH06103970B2 (ja)

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